説明

テレビジョン装置

【課題】光ディスクユニットが使用されていない間の待機電力を削減できるテレビジョン装置を提供する。
【解決手段】テレビジョン装置1において、待機電力の供給の停止指示を受け付ける映像表示部3fと、光ディスクユニット2へ電力を供給する光ディスクユニット用電源部2aと、映像表示部3fが受け付けた停止指示に対応する制御信号を光ディスクユニット用電源部2aに与えるテレビユニット制御部3bとを備える。光ディスクユニット用電源部2aは、制御信号に従って光ディスクユニット2への待機電力の供給を停止するように制御される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光ディスク装置を内蔵したテレビジョン装置に関する。
【背景技術】
【0002】
光ディスク装置は、電源投入することにより起動されるが、起動が開始してから再生又は録画が可能な状態になるまでに長い時間が掛かる。これは、光ディスク装置では、起動処理が開始してから再生又は録画が可能な状態になるまでの間に、光ディスクの最内周にあるリードイン領域に記録されているブックタイプ(「メディアID」ともいう。)情報を読み取る処理、当該情報を参照して光ディスクのメディアタイプを判別する処理及び判別結果に応じて光ディスクからインデックス情報を読み取る処理を実行する必要があるからである。ここでインデックス情報とは、光ディスクに記録されている映画、テレビ番組等のコンテンツデータの開始位置、時間等を示す情報であり、録画又は再生を行うための情報である。
【0003】
ユーザは、光ディスク装置に付属されたリモートコントローラ(以下、「リモコン」という)又は光ディスク装置の操作パネル上に設置された電源ボタンをオンにして光ディスク装置の起動処理を開始させる。ユーザは、通常、光ディスク装置の電源を投入後に速やかに光ディスクの再生又は録画が可能な状態になることを望むため、電源を投入してから再生又録画が可能な状態になるまでの時間が長いと大きなストレスを感じる。そこで、光ディスク装置では、パーソナルコンピュータと同様にスタンバイモードの機能を設けることにより起動時間の短縮化を図っている(例えば、特許文献1参照)。スタンバイモードにしておくと、光ディスク装置の電源ボタンをオフにしても、光ディスク装置内の一部に電力が供給され続けるため電源ボタンがオフになる前の設定が維持され、そのため次に電源ボタンをオンにした場合、その設定に基づいて再生又は録画を速やかに行える。つまり、スタンバイモードにおいて電源ボタンをオフにすると、その次に電源ボタンをオンにした後の起動時間は短縮される。
【0004】
一方、テレビジョン及び光ディスク装置が一体化された光ディスクユニット内蔵型テレビジョン装置(以下、「テレビジョン装置」という。)が知られている。テレビジョン装置は、テレビジョンの筐体内に光ディスク装置を配置することにより、テレビジョンの機能及び再生、録画、予約再生、予約録画等の光ディスク装置の機能を併せ持つAV(Audio Visual)機器である。
【0005】
テレビジョン装置は、光ディスク装置と同様にスタンバイモードの機能を有するため、光ディスクユニットの一部又は全部に対して、常時、電力供給がされている。したがって、例えば、テレビ放送を視聴中のユーザがリモコンに設けられた再生ボタンを押下すると、光ディスクユニットは光ディスクの再生を速やかに開始し、テレビジョン装置に再生映像を表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2007−280512号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
テレビジョン装置においては、内蔵する光ディスクユニットが使用されていない間も光ディスクユニットの一部又は全部に常時、一定の電力が供給され、待機電力として消費されている。待機電力は、電気機器をスタンバイ状態にしておくために必要な電力である。しかし、待機電力による電気代は安くないため、待機電力を削減することで電気代を節約できる。例えばテレビジョン装置を所有しているが光ディスクの視聴頻度が低く又は視聴時間が短いユーザの場合、光ディスクユニットを使用していない時間はテレビを視聴している時間よりも長いと考えられる。したがって、光ディスクを使用していない間は光ディスクユニットへの電力供給を停止することで電気代を節約できる。
【0008】
一方、エコロジーの観点、すなわち地球環境への配慮という観点から電気機器の節電が課題になっており、電気機器本体が動作していない間でも消費されている待機電力を削減する取り組みも本格化している。
【0009】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、テレビジョン装置において、光ディスクユニットが使用されていない間の待機電力を削減できるテレビジョン装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のテレビジョン装置は、光ディスクドライブを有する光ディスクユニット及びテレビジョンが同一の筐体内に配置されたテレビジョン装置において、使用に備えて待機している間に消費される待機電力を供給する電力供給手段と、該待機電力の供給の停止指示を受け付ける受け付け手段と、該受け付け手段が受け付けた停止指示に対応する制御信号を与える制御手段とを備え、前記電力供給手段は、前記制御手段から前記制御信号が与えられた場合、前記光ディスクユニットへの待機電力の供給を停止することを特徴とする。
【0011】
本発明にあっては、待機電力の供給の停止指示を受け付け、受け付けた停止指示に従って光ディスクユニットへの待機電力の供給を停止するようにしてあるため、ユーザは、光ディスクを使用していない間は光ディスクユニットへの電力供給を完全に停止することができ、それによって、テレビジョン装置の待機電力を削減できる。
【0012】
本発明のテレビジョン装置において、前記受け付け手段は、前記テレビジョンが表示する電源管理に係わる設定画面を用いて前記停止指示を受け付けるようにしてあることを特徴とする。
【0013】
本発明にあっては、受け付け手段が、テレビジョンが表示する設定画面を用いて停止指示を受け付けるようにしてあるため、ユーザは、簡易に、光ディスクユニットへの電力供給を完全に停止することができ、その結果、テレビジョン装置の待機電力を削減できる。
【0014】
本発明のテレビジョン装置において、前記制御手段は、前記受け付け手段が待機電力の供給の停止指示を受け付けた場合、前記光ディスクドライブに光ディスクが装填されているか否かを判定し、前記光ディスクドライブに光ディスクが装填されていると判定した場合、前記光ディスクドライブから該光ディスクを排出させるようにしてあることを特徴とする。
【0015】
本発明にあっては、受け付け手段が待機電力の供給の停止指示を受け付けた際に光ディスクドライブに光ディスクが装填されている場合、光ディスクを光ディスクドライブから排出させるようにしてあるため、テレビジョン装置の待機電力を削減できると共に、待機電力の供給停止に起因する光ディスクへの影響を軽減し、さらに、使用していない光ディスクの取り外し忘れを防止できる。
【0016】
本発明のテレビジョン装置において、前記制御手段は、前記受け付け手段が待機電力の供給の停止指示を受け付けた場合、前記光ディスクドライブに光ディスクが装填されているか否かを判定し、前記光ディスクドライブに光ディスクが装填されていると判定した場合、特定の出力を出すようにしてあることを特徴とする。
【0017】
本発明にあっては、受け付け手段が待機電力の供給の停止指示を受け付けた際に光ディスクドライブに光ディスクが装填されている場合、特定の出力(例えば、警告)を出力するようにしてあるため、テレビジョン装置の待機電力を削減できると共に、特定の出力を受けたユーザは光ディスクが装填されたままであることに気づくことにより、使用していない光ディスクの取り外し忘れを防止できる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、テレビジョン装置において光ディスクが使用されていない間は光ディスクユニットへの電力供給を完全に停止するため、テレビジョン装置の待機電力を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】テレビジョン装置の概略構成例を示すブロック図である。
【図2】リモコンに設置された操作キーを示す説明図である。
【図3】光ディスクユニットへの電力供給を完全停止するか否かを選択させるシステム設定画面の一例を示す説明図である。
【図4】システム設定画面を介して設定された内容にしたがって光ディスクユニットへの電力供給を制御する処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】システム設定画面を介して設定された内容にしたがって光ディスクユニットへの電力供給を制御する処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】変形例1における処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】変形例2における処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】変形例3における処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】変形例4における処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】変形例5における処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0020】
実施の形態1
以下、図面を参照して実施の形態1を具体的に説明する。
図1は、テレビジョン装置の概略構成例を示すブロック図である。
大別すると、テレビジョン装置1は、光ディスク2dに対する記録又は再生を行う光ディスクユニット2及びアンテナ3mが受信したテレビ放送信号を再生するテレビジョンユニット3を備える。
【0021】
光ディスクユニット2は、光ディスクユニット制御部2b、光ディスクユニット用電源部2a及び光ディスクドライブ2cを備える。
光ディスクユニット制御部2bは、光ディスク2dに対する記録又は再生はもとより光ディスクユニット2の全体動作を制御する役割を有する。
【0022】
光ディスクドライブ2cは、光ディスク2dにレーザ光を照射することにより映像信号及び音声信号(以下、これらを併せて「映像信号」と略記する)の記録又は再生を行う。また、光ディスクドライブ2cの装填は、例えば、スロットローディング方式で行われる。スロットローディング方式とは、光ディスクドライブに直接ディスクを挿入する方式である。この方式では、光ディスク2dをそのまま光ディスクドライブ2cの挿入口に差し込むと、光ディスク2dが自動的に光ディスクドライブの中に引き込まれ待機状態になる。また、この方式では、光ディスクドライブ2cは、ディスク排出コマンドを光ディスクユニット制御部2bから受け取ると、装填している光ディスク2dを強制的に外部に排出する。
【0023】
光ディスクユニット用電源部2aは、光ディスクユニット2内の各機能部に電力を供給する。また、光ディスクユニット用電源部2aは、後述するテレビユニット制御部3bによって制御される。具体的には、光ディスクユニット用電源部2aは、テレビユニット制御部3bからの制御信号を入力し、当該制御信号にしたがって、光ディスクユニット2内の各機能部への電力の供給を完全停止又は開始する。この電力供給の制御の詳細については後述する。図1において、光ディスクユニット用電源部2aのブロックから引き出されている太線の矢印は、光ディスクユニット2から各機能部への電力供給ラインを示す。
尚、図には示さないが、光ディスクユニット制御部2bは、CPU(Central Processing Unit)、揮発性メモリ(例えば、RAM(Random Access Memory))、不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリ、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory))等を備える。
【0024】
テレビジョンユニット3は、テレビユニット制御部3b、テレビユニット用電源部3a、チューナ3c、映像入力部3d、映像出力部3e、映像表示部3f、リモコン3g、リモコン受信部3hを備える。
【0025】
図示しないが、テレビユニット制御部3bは、CPU、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等を備える。テレビユニット制御部3bは、テレビジョンユニット3の制御を行うだけではなく、テレビジョン装置1の全体動作を制御する役割を有する。例えば電源制御に関しては、テレビユニット制御部3bは、テレビユニット用電源部3a及び光ディスクユニット用電源部2aの両方を制御する。
【0026】
テレビユニット用電源部3aは、テレビジョンユニット3内の各機能部へ電力を供給する。テレビユニット用電源部3aのブロックから引き出されている太線の矢印は、テレビユニット用電源部3aから各機能部への電力供給ラインを示す。
【0027】
映像表示部3fは、例えば液晶ディスプレイ、ブラウン管等であって、光ディスクドライブ2cが光ディスク2dから読み取った映像信号又はアンテナ3mが受信した放送波から得られた映像信号を映像出力部3eから受け取り、当該映像信号に対応する映像を表示する。
アンテナ3mは、放送波を受信し、アンテナ端子3nを介してチューナ3cに出力する。
チューナ3cは、アンテナ3mが受信した放送波から映像信号を生成し、映像入力部3dへ出力する。放送としては、例えば、地上アナログ放送、地上デジタル放送、BS放送、CS放送等がある。
【0028】
テレビユニット制御部3bは、光ディスクユニット制御部2bを介して光ディスクドライブ2cから得られた映像信号又は映像入力部3dから得られた映像信号を映像出力部3eへ送る。
テレビユニット制御部3bは、光ディスク2dに映像信号を記録するときは、映像入力部3dから得られた映像信号を、光ディスクユニット制御部2bを介して光ディスクドライブ2cへ送る。そして光ディスクドライブ2cは、受け取った映像信号を光ディスク2dに記録する。
【0029】
テレビユニット制御部3bは、映像表示部3fに映像を表示しつつ映像信号を光ディスク2dに記録する場合、映像入力部3dから得られた映像信号を映像出力部3eへ送ると共に光ディスクユニット制御部2bを介して光ディスクドライブ2cへ送る。ここで、テレビユニット制御部3bは、リモコン3gから送信された各種操作信号を、リモコン受信部3hを介して受け取り、受け取った操作信号に応じた処理を実行する。
【0030】
映像入力部3dは、チューナ3cから得られた映像信号を処理してテレビユニット制御部3bへ送る。
映像出力部3eは、テレビユニット制御部3bから得られた映像信号を処理して、映像表示部3fに送る。
【0031】
図2は、リモコンに設置された操作キーを示す説明図である。
リモコン3gには、例えば、電源キー4a、数字キー群4b、メニューキー4c、光ディスクの操作に関する操作キー群4d等が設けられている。
電源キー4aは、テレビジョン装置1の電源をオン状態からオフ状態に又はオフ状態からオン状態に切り替えるための操作キーである。視聴者は電源キー4aを押下することによりテレビジョン装置1の電源をオン状態及びオフ状態にすることができる。
【0032】
数字キー群4bは、「0」から「12」までの数字入力用キーであって、主に放送波のチャンネルを選択するために用いられる操作キーである。
メニューキー4cは、テレビジョン装置1に対して各種の設定をメニュー形式で入力させるシステム設定画面を映像表示部3fに表示させるための操作キーである。メニューキー4cがユーザにより押下されると、映像表示部3fにシステム設定画面が表示される。システム設定画面は、通常、階層構造になっているため、ユーザは、リモコン3gを操作してシステム設定画面を次々と切り替えながら、ハードウェア、ネットワーク、操作方法、画面の表示方式、音声の出力方式等に関して所望のシステム設定を行うことができる。
操作キー群4dは、光ディスクユニット2の動作(再生、停止、録画等)の選択を受け付ける操作キーである。
【0033】
例えば上記のキーのいずれかがユーザによって押下されると、リモコン3gは、押下されたキーに対応する操作信号をリモコン受信部3hに送信する。リモコン受信部3hは、検出した操作信号をテレビユニット制御部3bに送る。テレビユニット制御部3bは、受け取った操作信号に応じてテレビジョンユニット3内の各機能部を制御し、又は受け取った操作信号に対応する操作コマンドを光ディスクユニット制御部2bに送る。光ディスクユニット制御部2bは、受け取った操作コマンドに基づいて光ディスクユニット2内の各機能部を制御する。
【0034】
数字キー群4bがチャネル指定等を含むテレビ放送視聴操作を受け付けた場合、テレビジョンユニット3は、その操作にしたがって、指定されたチャンネルの番組の映像信号を再生して映像表示部3fに送り、映像表示部3fはその番組を表示する。
【0035】
光ディスクドライブ2cに光ディスク2dが装填された後に、リモコン3gの再生キーが押下されると、リモコン3gから再生指示信号がリモコン受信部3hに送信される。再生指示信号を検出したリモコン受信部3hは、テレビユニット制御部3bに再生指示信号を送る。再生指示信号を受け取ったテレビユニット制御部3bは、光ディスクユニット制御部2bに再生指示信号に対応する再生指示コマンドを送る。再生指示コマンドを受け取った光ディスクユニット制御部2bは、光ディスクドライブ2cを制御して、光ディスク2dに記録されている情報を読み取る。光ディスクユニット制御部2bは、光ディスクドライブ2cが読み取った映像信号を、テレビユニット制御部3b及び映像出力部3eを介して映像表示部3fに送り、映像表示部3fは、受け取った映像信号に対応する映像を表示する。
【0036】
光ディスクドライブ2cに光ディスク2dが装填された後に、リモコン3gの記録キーが押下されると、リモコン3gから記録指示信号がリモコン受信部3hに送信される。記録指示信号を検出したリモコン受信部3hは、テレビユニット制御部3bに記録指示信号を送る。記録指示信号を受け取ったテレビユニット制御部3bは、光ディスクユニット制御部2bに記録指示信号に対応する記録指示コマンドを送る。記録指示コマンドを受け取った光ディスクユニット制御部2bは、光ディスクドライブ2cを制御して、光ディスク2dに対して記録処理を行う。テレビ放送信号の映像および音声を記録する場合、光ディスクユニット制御部2bは、光ディスクドライブ2cを制御して、テレビユニット制御部3bから受け取った映像信号を光ディスク2dに記録する。
【0037】
ユーザがテレビジョン装置1の電源を投入するためにリモコン3gの電源キー4aを押下すると、リモコン3gからテレビ起動信号がリモコン受信部3hに送信される。テレビ起動信号を検出したリモコン受信部3hは、テレビユニット制御部3bにテレビ起動信号を送る。テレビ起動信号を受け取ったテレビユニット制御部3bは、内蔵する不揮発性メモリに記憶されているプログラムにしたがってテレビ起動処理を実行する一方、光ディスクユニット制御部2bにテレビ起動信号を送る。
【0038】
本実施の形態では、テレビ起動信号を受け取った光ディスクユニット制御部2bは、以下に述べるように、ユーザがシステム設定画面を介して予め設定した電源管理に係わる設定内容に基づいて光ディスクユニット用電源部2aを制御し、光ディスクユニット2への電力供給を行うか否かを決定する。
【0039】
図3は、光ディスクユニットへの電力供給を完全停止するか否かを選択させるシステム設定画面の一例を示す説明図である。
本システム設定画面は、図2に示すリモコン3gに設けられたメニューキー4cを押下することによって映像表示部3fに表示される。
図3において、ユーザがリモコン3gを操作してシステム設定画面中の「はい」を選択すると、テレビユニット制御部3bには、光ディスクユニット2への電力供給を完全停止する設定がなされる。その場合、テレビユニット制御部3bは、光ディスクユニット制御部2bに対して、光ディスクユニット2への電力供給を完全停止させる電力供給完全停止コマンドを送る。電力供給完全停止コマンドを受け取った光ディスクユニット制御部2bは、光ディスクユニット用電源部2aを制御して、光ディスクユニット2への電力供給を完全停止させる。
【0040】
図4は、システム設定画面を介して設定された内容にしたがって光ディスクユニットへの電力供給を制御する処理の流れを示すフローチャートである。
具体的には、本フローチャートは、ユーザがリモコン3gの電源キー4aを押下してテレビジョン装置1の電源を投入した後、すなわち電源をオフ状態からオン状態にした後にシステム設定画面を介して光ディスクユニット2への電力供給を制御する処理の流れを示す。
【0041】
ユーザがテレビジョン装置1の電源を投入するためにリモコン3gの電源キー4aを押下すると、リモコン3gからテレビ起動信号がリモコン受信部3hに送信される。テレビ起動信号を検出したリモコン受信部3hは、テレビユニット制御部3bにテレビ起動信号を送る。
テレビ起動信号を受け取ったテレビユニット制御部3bは、内蔵する不揮発性メモリに記憶されているプログラムにしたがってテレビジョン装置1を電源オン状態にする(S10)。
【0042】
次いで、ユーザがリモコン3gのメニューキー4cを押下すると、リモコン3gからシステム設定画面表示信号がリモコン受信部3hに送信される。システム設定画面表示信号を検出したリモコン受信部3hは、テレビユニット制御部3bにシステム設定画面表示信号を送る。
システム設定画面表示信号を受け取ったテレビユニット制御部3bは、内蔵する不揮発性メモリに記憶されているプログラムにしたがって映像表示部3fにシステム設定画面を表示させる(S11)。
【0043】
次いで、ユーザは、リモコン3gを操作してシステム設定画面を必要に応じて切り替えて、図3に示したシステム設定画面を映像表示部3fに表示させ、光ディスクユニット2への電力供給を行うか否かを選択する。ユーザによる選択を受けて、テレビユニット制御部3bは、光ディスクユニット2への電力供給を行うか否かを設定する(S12)。具体的には、テレビユニット制御部3bは、内蔵する不揮発性メモリにユーザが選択した内容を記憶させる。
【0044】
テレビユニット制御部3bは、上記設定に基づいて、光ディスクユニット2への電力供給を行うか否かの判定を行う(S13)。光ディスクユニット2への電力供給を行うと判定した場合(S13:YES)、テレビユニット制御部3bは、光ディスクユニット制御部2bに電力供給開始信号を送ることによって、光ディスクユニット用電源部2aに光ディスクユニット2への電力供給を開始させる(S14)。これに対して、光ディスクユニット2への電力供給を行わないと判定した場合(S13:NO)、テレビユニット制御部3bは、光ディスクユニット用電源部2aに電力供給開始信号を送らない。そのため、光ディスクユニット用電源部2aは、光ディスクユニット2への電力供給を行わない(S15)。
ステップS14にて光ディスクユニット2への電力供給が開始された後に、ユーザがリモコン3gの電源キー4aを再び押下して電源オフにした場合、テレビユニット制御部3bが光ディスクユニット用電源部2aを制御して光ディスクユニット2への電力供給を完全停止させ、更に、次に電源オンにしたときに光ディスクユニット2への電力供給が完全停止されたままの状態にしてもよい。
【0045】
実施の形態2
実施の形態2では、光ディスクユニット2へ電力供給がされている状態において、システム設定画面での設定に応じて光ディスクユニット2への電力供給を制御する。実施の形態2において、テレビジョン装置1は、ユーザが光ディスク2dを使用して再生、記録等を行った後の状態であって光ディスクユニット2への電力供給がされている状態である点で実施の形態1とは異なる。
テレビジョン装置1の構成(図1参照)、リモコン3gの構成(図2参照)、システム設定画面(図3参照)については、実施の形態1で説明した内容と略同一であるためその説明は省略する。
【0046】
図5は、システム設定画面を介して設定された内容にしたがって光ディスクユニットへの電力供給を制御する処理の流れを示すフローチャートである。
ユーザがリモコン3gのメニューキー4cを押下すると、リモコン3gからシステム設定画面表示信号がリモコン受信部3hに送信される。システム設定画面表示信号を検出したリモコン受信部3hは、テレビユニット制御部3bにシステム設定画面表示信号を送る。
システム設定画面表示信号を受け取ったテレビユニット制御部3bは、内蔵する不揮発性メモリに記憶されているプログラムにしたがって映像表示部3fにシステム設定画面を表示させる(S21)。
【0047】
次いで、ユーザは、リモコン3gを操作してシステム設定画面を必要に応じて切り替えて、図3に示したシステム設定画面を映像表示部3fに表示させ、光ディスクユニット2への電力供給を行うか否かを選択する。ユーザによる選択を受けて、テレビユニット制御部3bは、光ディスクユニット2への電力供給を行うか否かを設定する(S22)。具体的には、テレビユニット制御部3bは、内蔵する不揮発性メモリにユーザが選択した内容を記憶させる。
【0048】
テレビユニット制御部3bは、上記設定に基づいて、光ディスクユニット2への電力供給を行うか否かの判定を行う(S23)。光ディスクユニット2への電力供給を行うと判定した場合(S23:YES)、テレビユニット制御部3bは、光ディスクユニット用電源部2aに光ディスクユニット2への電力供給を継続して行わせる。これに対して、光ディスクユニット2への電力供給を行わないと判定した場合(S23:NO)、テレビユニット制御部3bは、光ディスクドライブ2cに光ディスク2dが装填されているか否かを判定する(S24)。光ディスク2dが装填されていると判定された場合(S24:YES)、テレビユニット制御部3bは、光ディスクユニット制御部2bに対して、光ディスク2dを光ディスクドライブ2cから強制排出させるためのディスク排出コマンドを送り、光ディスク2dが装填されていないと判定された場合(S24:NO)、処理を終了する。
【0049】
ディスク排出コマンドを受け取った光ディスクユニット制御部2bは、光ディスクドライブ2cを制御して、光ディスク2dを光ディスクドライブ2cから強制的に排出させる(S25)。ここで、光ディスクユニット制御部2bは、光ディスク2dを光ディスクドライブ2cから排出させる代わりに、テレビジョン装置1本体の前面に設けられているインジケータを点灯させ又は音を発することにより、ユーザに対して光ディスクドライブ2cに光ディスク2dが装填されていることを警告してもよい。また、警告の方法としては、例えば「光ディスクが入っていますが光ディスクユニットの電源を完全に切ってもよいですか?」の確認メッセージをシステム設定画面に表示させる方法であってもよい。
【0050】
次いでテレビユニット制御部3bは、光ディスクユニット用電源部2aに電力供給完全停止信号を送り、光ディスクユニット用電源部2aに光ディスクユニットへの電力供給を完全停止させる(S26)。さらにテレビユニット制御部3bは、システム設定画面において光ディスクユニット関連の設定を非アクティブにする(S27)。
実施の形態2では、光ディスクユニット2への電力供給の完全停止指示を受け付けた際に光ディスクドライブ2cに光ディスク2dが装填されている場合、光ディスク2dを光ディスクドライブ2cから強制排出させる処理又はユーザに警告を発する処理を行う。したがって、実施の形態2によれば、電力供給の完全停止に起因する光ディスク2dへの影響を軽減し、さらに、使用していない光ディスク2dの取り外し忘れを防止できる。
【0051】
尚、実施の形態1及び2では、光ディスクユニット2に電力を供給する光ディスクユニット用電源部2aと、テレビジョンユニット3に電力を供給するテレビユニット用電源部3aとを設けたが、1個の電源部がテレビジョン装置1に電力を供給する形態であってもよい。その場合、当該電源部は、光ディスクユニット2に電力を供給する部分と、テレビジョンユニット3に電力を供給する部分とに分かれており、各機能部分は独立して電力を供給する形態となる。また、実施の形態1及び2では、光ディスクユニット制御部2bと、テレビユニット制御部3bとを設けたが、1個の制御部がテレビジョン装置1の全体を制御する形態であってもよい。
【0052】
変形例1
変形例1では、光ディスクユニット2へ電力供給がされていない状態において、システム設定画面での設定に応じて光ディスクユニット2への電力供給を制御する。変形例1において、テレビジョン装置1は、ユーザが光ディスク2dを使用して再生、記録等を行った後の状態であって光ディスクユニット2への電力供給がされていない状態である点で実施の形態1及び実施の形態2とは異なる。
テレビジョン装置1の構成(図1参照)、リモコン3gの構成(図2参照)、システム設定画面(図3参照)については、実施の形態1で説明した内容と略同一であるためその説明は省略する。
【0053】
図6は、変形例1における処理の流れを示すフローチャートである。
ユーザがリモコン3gのメニューキー4cを押下すると、リモコン3gからシステム設定画面表示信号がリモコン受信部3hに送信される。システム設定画面表示信号を検出したリモコン受信部3hは、テレビユニット制御部3bにシステム設定画面表示信号を送る。
システム設定画面表示信号を受け取ったテレビユニット制御部3bは、内蔵する不揮発性メモリに記憶されているプログラムにしたがって映像表示部3fにシステム設定画面を表示させる(S31)。
【0054】
次いで、ユーザは、リモコン3gを操作してシステム設定画面を必要に応じて切り替えて、図3に示したシステム設定画面を映像表示部3fに表示させ、光ディスクユニット2への電力供給を行うか否かを選択する。ユーザによる選択を受けて、テレビユニット制御部3bは、光ディスクユニット2への電力供給を行うか否かを設定する(S32)。具体的には、テレビユニット制御部3bは、内蔵する不揮発性メモリにユーザが選択した内容を記憶させる。
【0055】
テレビユニット制御部3bは、上記設定に基づいて、光ディスクユニット2への電力供給を行うか否かの判定を行う(S33)。光ディスクユニット2への電力供給を行うと判定した場合(S33:YES)、テレビユニット制御部3bは、光ディスクユニット用電源部2aに電力供給開始信号を送ることによって、光ディスクユニット用電源部2aに光ディスクユニット2への電力供給を開始させる(S34)。これに対して、光ディスクユニット2への電力供給を行わないと判定した場合(S33:NO)、テレビユニット制御部3bは、光ディスクユニット用電源部2aに電力供給開始信号を送らない。そのため、光ディスクユニット用電源部2aは、光ディスクユニット2への電力供給を行わない。
次いで、テレビユニット制御部3bは、システム設定画面において光ディスクユニット2関連の設定をアクティブにする(S35)。その結果、ユーザは、システム設定画面において光ディスクユニット2関連の設定を行うことができるようになる。
【0056】
変形例2
実施の形態1及び2並びに変形例1は、図3に示すシステム設定画面を介しての光ディスクユニット2への電力供給の制御に係る形態である。この形態に限らず、リモコン3gの電源キー4aを長押しすること、すなわち、基準時間以上押し続けることによって、光ディスクユニット2への電力供給を完全停止させる形態であってもよい。ここで、テレビジョン装置1は、最初は電源オン状態であるとする。
【0057】
図7は、変形例2における処理の流れを示すフローチャートである。
テレビユニット制御部3bは、リモコン3gからテレビ起動信号を送信されたか否かを判定し(S41)、送信されていない場合には(S41:NO)、送信されるまで待機する。これに対して、テレビ起動信号が送信された場合には(S41:YES)、テレビユニット制御部3bは、電源キー4aが押された時間を計測し(S42)、その計測時間が基準時間(例えば1秒)よりも長いか否かを判定する(S43)。電源キー4aが押された時間が基準時間よりも長い場合(S43:YES)、テレビユニット制御部3bは、光ディスクユニット用電源部2aを制御して、光ディスクユニット2への電力供給を完全停止させる(S44)。これに対して、計測時間が基準時間よりも短い場合には(S43:NO)、テレビユニット制御部3bは、テレビジョン装置1の電源をオフ状態にする(S45)。
変形例2によれば、電源キー4aの押し方を変えるという単純な行為で光ディスクユニット2への電力供給を完全停止できるため、テレビジョン装置1の待機電力を簡単に削減できる。
【0058】
変形例3
変形例3では、光ディスクドライブ2cに光ディスク2dが装填されていない間は、光ディスクユニット2への電力供給を一律に完全停止する処理を行う。ここで、テレビジョン装置1は、最初は電源がオン状態であるとする。
【0059】
図8は、変形例3における処理の流れを示すフローチャートである。
テレビユニット制御部3bは、光ディスクドライブ2cに光ディスク2dが装填されているか否かを光ディスクユニット制御部2bからの情報に基づき判定する(S51)。光ディスクドライブ2cに光ディスク2dが装填されていないと判定した場合には(S51:NO)、テレビユニット制御部3bは、光ディスクユニット用電源部2aを制御して、光ディスクユニット2への電力供給を完全停止させる(S52)。これに対して、光ディスク2dが装填されていると判定した場合には(S51:YES)、テレビユニット制御部3bは、光ディスクユニット2への電力供給を継続する。
変形例3によれば、光ディスク2dが装填されていない場合には光ディスクユニット2への電力供給を完全停止するため、テレビジョン装置1の待機電力を削減できる。
【0060】
変形例4
変形例4では、テレビ放送の視聴時間を計測し、計測時間が所定時間よりも長い場合には光ディスクユニット2への電力供給を完全停止する処理を行う。
【0061】
図9は、変形例4における処理の流れを示すフローチャートである。
テレビユニット制御部3bは、テレビ放送の視聴が開始されてからの視聴時間を計測し(S61)、その計測時間が所定時間(例えば3時間)よりも長いか否かを判定する(S62)。計測時間が所定時間よりも長い場合には(S62:YES)、テレビユニット制御部3bは、光ディスクユニット用電源部2aを制御して、光ディスクユニット2への電力供給を完全停止させる(S63)。これに対して、計測時間が所定時間よりも長くない場合には(S62:NO)、所定時間が経過するまで待機する。
変形例4によれば、テレビ放送の視聴時間が所定時間よりも長い場合、光ディスクユニット2への電力供給を完全停止するため、光ディスク2dの利用時間が短い状況においてテレビジョン装置1の待機電力を削減できる。
【0062】
変形例5
変形例5では、光ディスクドライブ2cに光ディスク2dが装填されているか否かに応じて光ディスクユニット2への電力供給を完全停止するタイミングを異ならせる処理を行う。ここで、最初、光ディスク2dは使用されていないものとする。
【0063】
図10は、変形例5における処理の流れを示すフローチャートである。
テレビユニット制御部3bは、光ディスクドライブ2cに光ディスク2dが装填されたか否かを判定し(S71)、装填された場合には(S71:YES)、ステップS72の処理に進み、装填されてからの時間を計測し(S72)、ステップS73の処理に進む。一方、装填されていない場合には(S71:NO)、光ディスク2dが光ディスクドライブ2cから取り出されてからの時間を計測し(S74)、ステップS75の処理に進む。
テレビユニット制御部3bは、ステップS72で計測した時間が第1の所定時間よりも長いか否かを判定し(S73)、第1の所定時間よりも長い場合には(S73:YES)、光ディスクユニット用電源部2aを制御して、光ディスクユニット2への電力供給を完全停止させ(S76)、第1の所定時間よりも短い場合には(S73:NO)、第1の所定時間が経過するまで待機する。一方、テレビユニット制御部3bは、ステップS74で計測した時間が第2の所定時間よりも長いか否かを判定し(S75)、第2の所定時間よりも長い場合には(S75:YES)、光ディスクユニット用電源部2aを制御して、光ディスクユニット2への電力供給を完全停止させ(S76)、第2の所定時間よりも短い場合には(S75:NO)、第2の所定時間が経過するまで待機する。
【0064】
ここで、第1の所定時間は第2の所定時間よりも長く設定する。つまり、光ディスクドライブ2cに光ディスク2dが装填されている場合には、近いうちに光ディスク2dが使用される可能性が高いと推測できるため、電力供給を完全停止するのを遅らせる。これに対して、光ディスクドライブ2cに光ディスク2dが装填されていない場合には、早めに電力供給を完全停止する。これは、しばらくは光ディスク2dが使用される可能性が低いと推測できるため、早めに電力供給を完全停止した方が待機電力を削減する目的に適うからである。そこで、例えば、光ディスクドライブ2cに光ディスク2dが装填されている場合には2時間後に電力供給を完全停止させ、光ディスク2dが装填されていない場合には10分後に電力供給を完全停止する制御を行うことにしてもよい。
変形例5によれば、光ディスク2dの有無及び装填時間に応じてテレビジョン装置1の待機電力を削減できる。
【0065】
尚、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0066】
1 テレビジョン装置
2 光ディスクユニット
2a 光ディスクユニット用電源部
2b 光ディスクユニット制御部
2c 光ディスクドライブ
2d 光ディスク
3 テレビジョンユニット
3a テレビユニット用電源部
3b テレビユニット制御部
3c チューナ
3d 映像入力部
3e 映像出力部
3f 映像表示部
3g リモコン
3h リモコン受信部
3m アンテナ
3n アンテナ端子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光ディスクドライブを有する光ディスクユニット及びテレビジョンが同一の筐体内に配置されたテレビジョン装置において、
使用に備えて待機している間に消費される待機電力を供給する電力供給手段と、
該待機電力の供給の停止指示を受け付ける受け付け手段と、
該受け付け手段が受け付けた停止指示に対応する制御信号を与える制御手段と
を備え、
前記電力供給手段は、前記制御手段から前記制御信号が与えられた場合、前記光ディスクユニットへの待機電力の供給を停止することを特徴とするテレビジョン装置。
【請求項2】
前記受け付け手段は、前記テレビジョンが表示する電源管理に係わる設定画面を用いて前記停止指示を受け付けるようにしてあることを特徴とする請求項1記載のテレビジョン装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記受け付け手段が待機電力の供給の停止指示を受け付けた場合、前記光ディスクドライブに光ディスクが装填されているか否かを判定し、前記光ディスクドライブに光ディスクが装填されていると判定した場合、前記光ディスクドライブから該光ディスクを排出させるようにしてあることを特徴とする請求項1又は2記載のテレビジョン装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記受け付け手段が待機電力の供給の停止指示を受け付けた場合、前記光ディスクドライブに光ディスクが装填されているか否かを判定し、前記光ディスクドライブに光ディスクが装填されていると判定した場合、特定の出力を出すようにしてあることを特徴とする請求項1又は2記載のテレビジョン装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−239238(P2011−239238A)
【公開日】平成23年11月24日(2011.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−109618(P2010−109618)
【出願日】平成22年5月11日(2010.5.11)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】