説明

ディスク再生装置及びその駆動方法

【課題】本発明は、一つの検知センサを用いてトレイにディスクがローディングされているか否かと、ローディングされたディスクのサイズ及びトレイのオープン及びクローズ動作を検知することができるディスク再生装置を提供する。
【解決手段】本発明によるディスク再生装置は、ディスク再生装置ボディと、第1及び第2サイズのディスクがローディングされる第1及び第2装着溝を有し、前記ボディに設けられた再生部に対してスライディング動作で出入するトレイと、前記ボディに設けられ、前記トレイにディスクがローディングされたか否かと、ローディングされたディスクのサイズ及びトレイの出入を検知する一つの検知センサと、前記トレイの出入動作時、前記検知センサと対応するように前記トレイに互いに異なる長さで貫通形成された複数個のスリットと、を含むことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
一般に、ディスク再生装置は、ディスクを挿入する方法によってトレイ方式とスリット方式とに区分することができる。
【背景技術】
【0002】
トレイ方式のディスク再生装置は、ディスクが装着されるトレイを用いてディスクを再生装置の再生部側に挿入する。ディスクが装着される装着溝は規格で定められているが、前記装着溝は、シングルCDのような小容量保存媒体は80mm、CD、DVD、ブルーレイの場合は120mmディスクをそれぞれ装着することができる。
【0003】
トレイ方式のディスク再生装置には、トレイのオープン及びクローズ状態を検知するためのセンサと、トレイの上にディスクが装着されているか否かを検知するセンサとが別途設けられるが、ディスク検知センサの場合、光センサを使用し、トレイのオープン及びクローズ状態の検知センサの場合、2接点スイッチを使用する。
【0004】
このような構成を有するトレイ方式のディスク再生装置は、トレイの出入を高速で設定する場合、2接点スイッチが誤作動して正しくディスクのオープン及びクローズ動作を検知することができないことがある。
【0005】
また、トレイ上にディスクがローディングされているか否かを検知することはできるが、ローディングされているディスクのサイズが120mmであるか、80mmであるかを確認することができない。
【0006】
また、トレイのオープン及びクローズ状態を検知するためのセンサと、ディスクがローディングされているか否かを検知するセンサを個別に設置しなければならないので、材料費及び作業工数が増加するという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】韓国特許出願公開第2004−0057616号公報
【特許文献2】特開2001−052407号公報
【特許文献3】特開平6−309766号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、一つの検知センサを用いてトレイにディスクがローディングされているか否かと、ローディングされたディスクのサイズ及びトレイのオープン及びクローズ動作を検知することができるディスク再生装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記のような目的を達成するための本発明によるディスク再生装置は、ディスク再生装置ボディと、第1及び第2サイズのディスクがローディングされる第1及び第2装着溝を有し、前記ボディに設けられた再生部に対してスライディング動作で出入するトレイと、前記ボディに設けられ、前記トレイにディスクがローディングされたか否かと、ローディングされたディスクのサイズ及びトレイの出入を検知する一つの検知センサと、前記トレイの出入動作時、前記検知センサと対応するように前記トレイに互いに異なる長さで貫通形成された複数個のスリットと、を含むことを特徴とする。
【0010】
本発明の好ましい実施形態によると、前記複数個のスリットは、トレイのオープン方向の先端に互いに隣接して形成された第1及び第2スリットと、第1装着溝に形成された第3スリットと、第2装着溝に形成された第4スリットと、トレイのクローズ方向の先端に互いに隣接して形成された第5及び第6スリットと、を含む。
【0011】
前記第1スリットと第6スリット、前記第2スリットと第5スリットは、同一の長さで形成される。
【0012】
前記第1及び第6スリットの長さが最も短く、前記第3スリットの長さが最も長く形成されることがよく、好ましくは、前記第1乃至第6スリットの長さは次の不等式を満たす。
【0013】
第1スリット=第6スリット<第2スリット=第5スリット<第4スリット≦第3スリット、
【0014】
または、第1スリット=第6スリット<第2スリット=第5スリット、第4スリット≦第3スリット。
【0015】
また、前記検知センサが前記第2及び第5スリットを検知する場合、前記トレイの移動速度を減速するPWM制御信号を出力することが好ましい。
【0016】
発明の他の実施形態によると、複数枚のディスクがスタッキングされるディスク保存部を更に含むことができる。
【0017】
前記ディスク保存部は、前記再生部の前方に形成されてもよく、前記再生部の後方に形成されてもよい。
【0018】
前記ディスク保存部が前記再生部の前方に形成されると、前記検知センサは、トレイの下側に設けられた発光部と、前記トレイの上側に設けられた受光部を含み、その反対の構成も可能である。前記発光部と受光部はスタッキングされたディスクと干渉しないように配置される。
【0019】
前記ディスク保存部が前記再生部の後方に形成されると、前記検知センサは、前記トレイの下側に発光部と受光部が共に設置される。
【0020】
また、前記検知センサは、ディスク再生装置の前面部と隣接した位置に設置され、前記トレイのクルーズ位置において前記第1スリットと対向し、前記トレイのオープン位置において前記第6スリットと対向する位置に設置されることが好ましい。
【0021】
本発明によるディスク再生装置のトレイ検知方法は、上記のように構成されたディスク再生装置においてトレイをイジェクトするステップと、ディスクを前記トレイの第1及び第2装着溝のうち対応するサイズの装着溝に装着するステップと、ディスクの装着された前記トレイを前記再生部にローディングするステップと、前記一つの検知センサが前記トレイの挿入動作に応じて、トレイに形成された互いに異なる長さのスリットを順次的に検知して、ディスクの有無、ディスクのサイズ及びトレイの位置を把握するステップと、ローディングされたディスクを再生するステップと、を含むことを特徴とする。
【0022】
このとき、前記検知センサが前記第2及び第5スリットを検知する場合、前記トレイの移動速度を減速するPWM制御信号を出力するステップを更に含むことが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の一実施形態にかかるディスク再生装置を示す平面図である。
【図2】ノーディスク(no disk)の際におけるそれぞれのトレイの出入段階での検知センサの出力値を示す図である。
【図3】120mmのディスクがローディングされた際におけるそれぞれのトレイの出入段階での検知センサの出力値を示す図である。
【図4】80mmのディスクがローディングされた際におけるそれぞれのトレイの出入段階での検知センサの出力値を示す図である。
【図5】ノーディスク、80mmディスク、120mmディスクがローディングされた際におけるそれぞれのトレイの出入段階での検知センサの出力値を示す図である。
【図6】本発明の他の実施形態にかかるディスク再生部の後方にディスク保存部を有するディスク再生装置を示す図である。
【図7】本発明の他の実施形態にかかるディスク再生部の後方にディスク保存部を有するディスク再生装置を示す図である。
【図8】本発明の他の実施形態にかかるディスク再生部の前方にディスク保存部を有するディスク再生装置を示す図である。
【図9】本発明の他の実施形態にかかるディスク再生部の前方にディスク保存部を有するディスク再生装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0025】
図1は、本発明にかかるディスク再生装置を示す図である。
【0026】
同図に示すように、本発明にかかるディスク再生装置は、ディスク再生装置ボディ10、トレイ100、検知センサ200及び複数個のスリット300を含む。
【0027】
ディスク再生装置ボディ10には、CD、DVDのようなディスク媒体を再生することができる再生部11が設けられる。
【0028】
トレイ100は、前記ボディ10の再生部11とボディの外部との間をスライディング往復可能なように設けられ、第1及び第2サイズのディスクがローディングされる第1及び第2装着溝101、102を有する。CD、DVD及びブルーレイディスクのサイズは規格で定められ、前記第1サイズは80mm、第2サイズは120mmの直径を有するように形成される。
【0029】
検知センサ200は、前記ボディ10に設けられ、前記トレイ100の出入動作と、前記第1及び第2装着溝101、102にディスクがローディングされているか否か、及びローディングされたディスクのサイズを検知する。前記検知センサ200は、発光部と受光部を有する光センサで設けることが好ましく、前記発光部と受光部の配置は、再生装置の種類に応じて異なるように設けられる。その構成については後で詳細に説明する。
【0030】
スリット300は、前記トレイ100に互いに異なる長さを有するように貫通形成され、前記トレイ100の出入動作時、前記検知センサ200と対向する位置に配置される。スリット300は、図1に示すように、第1乃至第6スリット310、320、330、340、350、360を含む。
【0031】
第1及び第2スリット310、320と第5及び第6スリット350、360は、トレイ100の中心を基準に互いに対称となるように配置される。また、第1及び第6スリット310、360の長さと、第2及び第5スリット320、350の長さは同一に形成される。
【0032】
第1スリット310は、トレイ100のクローズ検知をするためのものであり、トレイ100が完全にクローズされる位置において、前記検知センサ200と対向するように配置される。好ましくは、図示のように、トレイ100が外部に突出する方向の先端と近接した位置に配置されることがよい。
【0033】
第2スリット320は、前記第1スリット310と隣接した位置に形成される。前記第2スリット320は、前記検知センサ200が前記第1スリット310を検知する前に、所定の制御部が制御準備をできるタイミングを提供し、トレイ100の出入動作の信頼性を向上させる。前記第2スリット320を検知センサ200が検知すると、制御部は駆動モータにPWM制御信号を出力して減速するようにする。その動作については後で詳細に説明する。
【0034】
第3スリット330は、第1サイズ(80mm)のディスクが装着される第1装着溝101に貫通形成され、第1及び第2スリット310、320、第4乃至第6スリット340〜360に比べて長い長さを有することが好ましい。
【0035】
第4スリット340は、第2サイズ(120mm)のディスクが装着される第2装着溝102に、前記第3スリット330より短い長さを有するように貫通形成される。
【0036】
第5スリット350は、前記第2スリット320とトレイ100の中央を中心に対称となる位置に形成され、第2スリット320と同一の長さで貫通形成される。
【0037】
第6スリット360は、前記第1スリット310とトレイ100の中央を中心に対称となる位置に形成され、第1スリット310と同一の長さで貫通形成される。
【0038】
第5及び第6スリット350、360は、第1及び第2スリット310、320のように、互いに隣接した位置に配置される。
【0039】
本発明の好ましい実施形態によると、前記第1乃至第6スリット310〜360の長さは、次のような不等式を満たすように構成することができる。
第1スリット=第6スリット<第2スリット=第5スリット<第4スリット≦第3スリット
【0040】
上記した不等式の以外にも様々な組合せが可能であるが、第1及び第6スリット310、360の長さと第2及び第5スリット320、350の長さが互いに同一に形成されることが好ましく、第1乃至第4スリット310〜340の長さは互いに異なる長さを有するように形成して各スリットを区分する必要がある。しかし、トレイ100のサイズは、限定されており、それぞれのスリットの設置位置を考慮すると、上記不等式の条件を満たすことが最も好ましい。すなわち、第3スリット330は、第4スリット340より長く、若しくは同じく形成されるが、第4スリット340は、120mmサイズのディスクを認識するための補助スリットであるので、ディスクの有無検知の主な役割をする第3スリット330の認識率を高めるためには、前記第3スリット330が、第4スリット340より大きく形成されることが好ましい。
【0041】
以下、本発明の好ましい実施形態にかかるディスク再生装置の動作を図2乃至図5を参照して説明する。
【0042】
図2は、ノーディスク(no disk)状態においてトレイを出入させた場合に検知センサ200で出力されるシグナルを示す図である。
【0043】
同図に示すように、第1乃至第6スリット310〜360は、トレイの出入動作時、検知センサ200と対向する位置に形成されるため、トレイ100の位置に応じて検知センサ200において前記第1乃至第6スリット310〜360を検知して、センサ測定値が出力される。
【0044】
すなわち、トレイ100が完全にクローズされている状態において、検知センサ200は第1スリット310と対向してT1のセンサ測定値を出力する。そして、トレイ100が移動を始めると、検知センサ200は前記トレイ100の第2スリット320と対向してT2のセンサ測定値を出力する。その後、トレイ100の移動に従って第3乃至第6スリット330〜360毎に互いに異なるセンサ測定値が出力されるが、第1スリット310と第6スリット360、そして第2スリット320と第5スリット350は互いに対称となるように配置されるため、互いに同一のセンサ測定値を有する。
【0045】
このとき、センサ測定値の出力時間は各スリットの長さによって決定されるので、前記センサ測定値の出力時間と各スリット間の距離などを用いてトレイ100の移動距離及び位置を把握することができる。
【0046】
たとえば、図2に示すように、トレイ100の開放動作が始まると、制御部は、前記検知センサ200が第1乃至第4スリット310〜340を検知する場合には、前記トレイ100が開放動作中であると認識する。その後、前記検知センサ200が第5スリット350を検知すると、前記トレイ100に動力を伝達する駆動モータの減速を開始し、前記検知センサ200が第6スリット360を検知すると前記駆動モータを停止する。すると、トレイ100はボディ10の外部で完全にオープンされた状態で止まるようになる。
【0047】
逆に、トレイ100の挿入動作が進行されると、前記順序の逆順で前記検知センサ200はスリットを検知するセンサ測定値を出力するが、このとき、制御部は、検知センサ200が前記第6乃至第3センサ360〜330を検知する場合には、前記トレイ100が閉鎖動作中であると認識する。その後、前記検知センサ200が前記第2スリット320を検知すると、前記駆動モータの減速を開始し、第1スリット310を検知すると前記駆動モータを停止する。すると、トレイ100はボディ10の内部に設けられた装着位置で止まるようになる。
【0048】
一方、第3及び第4スリット330、340は、それぞれ第1サイズ(80mm)の第1装着溝101及び第2サイズ120mmの第2装着溝102にそれぞれ形成され、トレイ100にローディングされたディスクのサイズを前記検知センサ200が検知できるようにする。
【0049】
すなわち、120mmの第2サイズのディスクがローディングされると、図3に示すように、第3スリット330と第4スリット340の両方においても前記検知センサ200のセンサ測定値が出力されない。また、80mmの第1サイズのディスクがローディングされると、図4に示すように、第3スリット330のみディスクによって塞がるため、前記検知センサ200のセンサ出力値が出力されず、第4スリット340では前記検知センサ200のセンサ測定値が出力される。
【0050】
図5は、前記したディスクサイズ別の検知センサ200の信号出力を比較するための前記検知センサ200のセンサ測定値を示す図である。
【0051】
図示のように、ディスクがローディングされなかった場合には、第1乃至第6スリット310〜360のすべてにおいて検知センサ200がセンサ出力値を出力するが、第1サイズ(80mm)のディスクがローディングされると、第3スリット330でのセンサ出力値が出力されず、第2サイズ(120mm)の場合には、第3及び第4スリット330、340でのセンサ出力値が出力されない。
【0052】
従って、制御部は、第3及び第4スリット330、340での検知センサのセンサ出力値を介して、トレイ100にローディングされたディスクが、80mmであるか120mmであるかを検知することが可能である。
【0053】
一方、前記した構成を有するディスク再生装置は、多数枚のディスクをスタッキングしたマルチディスク再生装置にも適用することができる。
【0054】
図6及び図7は、その一例として、ディスク再生部11の後方にディスク保存部13が設けられていることを示す図である。
【0055】
この場合、前述した構成と動作の差はなく、搭載されたディスクをディスク保存部13にスタッキングする場合、クロージングモードにおいて検知センサ200が第1スリット310を検知したとき、ディスクがある場合には再生部にトレイを停止させて挿入したディスクを再生し、ディスクがない場合には駆動モータを停止せず、ディスク保存部13に到着するまで継続して進行させるという点で差があるだけである。
【0056】
一方、他の実施形態として図8及び図9に示すように、ディスク再生部11の前面にディスク保存部13が設けられてもよい。
【0057】
この場合には、多数枚のディスクが再生装置の前面側に常にスタッキングされるため、検知センサ200とスタッキングされたディスクとの干渉を避けるために、図8に示すように、スタッキングされたディスクと干渉しない位置として、トレイ100の下側に発光部210を設置し、トレイ100の上側に受光部220を設けることがよい。発光部210と受光部220の配置は上下の位置を変えて配置することも可能である。それ以外の動作は前述したものと同一であるので、重複説明は省略する。
【0058】
以上のような本発明によると、一つの検知センサ200を用いて、トレイ100の出入動作と、位置、ローディングされたディスクのサイズまで検知することができるので、部品数を削減することができ、信頼性の高いトレイ動作を制御することが可能である。
【0059】
特に、オープン動作とクロージング動作時、第2及び第5スリット320、350で駆動モータの減速のための検知信号を出力し、この信号を検知した後に第1及び第6スリット310、360で駆動モータ停止命令を行うため、トレイ100を高速で出入させる場合であっても正確にトレイ100の出入動作を制御することが可能である。
【0060】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0061】
10 ディスク再生装置ボディ
100 トレイ
101 第1装着溝
102 第2装着溝
200 検知センサ
210 発光部
220 受光部
310〜360 第1乃至第6スリット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスク再生装置ボディと、
第1及び第2サイズのディスクがローディングされる第1及び第2装着溝を有し、前記ボディに設けられた再生部に対してスライディング動作で出入するトレイと、
前記ボディに設けられ、前記トレイにディスクがローディングされたか否かと、ローディングされたディスクのサイズ及びトレイの出入を検知する一つの検知センサと、
前記トレイの出入動作時、前記検知センサと対応するように前記トレイに互いに異なる長さで貫通形成された複数個のスリットと、
を含むことを特徴とするディスク再生装置。
【請求項2】
前記複数個のスリットは、トレイのオープン方向の先端に互いに隣接して形成された第1及び第2スリットと、
前記第1装着溝に形成された第3スリットと、
前記第2装着溝に形成された第4スリットと、
トレイのクローズ方向の先端に互いに隣接して形成された第5及び第6スリットと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載のディスク再生装置。
【請求項3】
前記第1スリットと第6スリット、前記第2スリットと第5スリットは、同一の長さで形成されることを特徴とする請求項2に記載のディスク再生装置。
【請求項4】
前記第1及び第6スリットの長さが最も短く、前記第3スリットの長さが相対的に長く形成されることを特徴とする請求項3に記載のディスク再生装置。
【請求項5】
前記第1乃至第6スリットの長さは、次の不等式を満たすことを特徴とする請求項4に記載のディスク再生装置。
第1スリット=第6スリット<第2スリット=第5スリット<第4スリット≦第3スリット
【請求項6】
前記第1乃至第6スリットの長さは、次の不等式を満たすことを特徴とする請求項4に記載のディスク再生装置。
第1スリット=第6スリット<第2スリット=第5スリット、
第4スリット≦第3スリット
【請求項7】
前記検知センサが前記第2及び第5スリットを検知する場合、前記トレイの移動速度を減速するPWM制御信号を出力することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のディスク再生装置。
【請求項8】
複数枚のディスクがスタッキングされるディスク保存部を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のディスク再生装置。
【請求項9】
前記ディスク保存部は、前記再生部の前方に形成されることを特徴とする請求項8に記載のディスク再生装置。
【請求項10】
前記検知センサは、前記トレイの下側に設けられた発光部と、前記トレイの上側に設けられた受光部を含み、前記発光部と受光部はスタッキングされたディスクと干渉しないように配置されることを特徴とする請求項9に記載のディスク再生装置。
【請求項11】
前記検知センサは、前記トレイの上側に設けられた発光部と、前記トレイの下側に設けられた受光部を含み、前記発光部と受光部はスタッキングされたディスクと干渉しないように配置されることを特徴とする請求項9に記載のディスク再生装置。
【請求項12】
前記ディスク保存部は、前記再生部の後方に形成されることを特徴とする請求項8に記載のディスク再生装置。
【請求項13】
前記検知センサは、前記トレイの下側に発光部と受光部が共に設置されることを特徴とする請求項12に記載のディスク再生装置。
【請求項14】
前記検知センサは、前記トレイの上側に設けられた発光部と、前記トレイの下側に設けられた受光部を含み、前記発光部と受光部はスタッキングされたディスクと干渉しないように配置されることを特徴とする請求項12に記載のディスク再生装置。
【請求項15】
前記検知センサは、前記トレイの下側に設けられた発光部と、前記トレイの上側に設けられた受光部を含み、前記発光部と受光部はスタッキングされたディスクと干渉しないように配置されることを特徴とする請求項12に記載のディスク再生装置。
【請求項16】
前記検知センサは、ディスク再生装置の前面部と隣接した位置に設置され、前記トレイのクルーズ位置において前記第1スリットと対向し、前記トレイのオープン位置において前記第6スリットと対向する位置に設置されることを特徴とする請求項14または請求項15に記載のディスク再生装置。
【請求項17】
請求項1乃至請求項16のうち何れか一項に記載されたディスク再生装置においてトレイをイジェクトするステップと、
ディスクを前記トレイの第1及び第2装着溝のうち対応するサイズの装着溝に装着するステップと、
ディスクの装着された前記トレイを前記再生部にローディングするステップと、
前記一つの検知センサが前記トレイの挿入動作に応じて、トレイに形成された互いに異なる長さのスリットを順次的に検知して、ディスクの有無、ディスクのサイズ及びトレイの位置を把握するステップと、
ローディングされたディスクを再生するステップと、
前記検知センサが前記第2及び第5スリットを検知する場合、前記トレイの移動速度を減速するPWM制御信号を出力するステップと、
を含むことを特徴とするディスク再生装置の駆動方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−146694(P2010−146694A)
【公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−285710(P2009−285710)
【出願日】平成21年12月16日(2009.12.16)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】SAMSUNG ELECTRONICS CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】416,Maetan−dong,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do 442−742(KR)
【Fターム(参考)】