説明

デジタル放送再送信設備

【課題】月ぎめ契約によるデジタル放送再送信設備において、送り信号に影響を与えることなく、日単位の契約情報と番組情報を送出する仕組みを簡単に実現する手段を提供すること。
【解決手段】月ぎめ視聴契約情報データに加え、日単位視聴契約情報としてPPD番組タイプを月ぎめ視聴契約データに追加し、視聴制御装置9に送信する。視聴契約入力識別部14で、月ぎめ契約と日単位契約を識別し、日単位契約の場合は日単位契約情報として、EMM生成装置10に送信する。次に、日単位の番組情報設定については、設定端末12でサービス単位に設定し、日ごとに変わる情報については、日単位番組管理部18で日単位に自動発生し、ECM元情報としてECM生成装置11に送信する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、限定受信を行うデジタル放送の再送信設備において、月ぎめ契約に加え、日単位の番組購入視聴を行う再送信設備に関するものである。特に放送の再送信を行うデジタルケーブルテレビ放送局システムに適用できる。
【背景技術】
【0002】
多チャンネルのCSデジタル衛星放送の一般化に伴い、月ぎめ視聴契約と番組単位購入であるPPV(PAY PER VIEW)による視聴も普及している。
【0003】
一方、デジタルケーブルテレビにおいては、CS放送の再多重による再送信に加え、ケーブル局側の設備負担が少なくて済む、HITS(HEAD END IN THE SKY)方式のデジタルケーブルテレビ放送方式が注目されている。HITS方式では、ケーブル局側で、限定受信情報の付け替えを行う。その運用仕様は日本ケーブルラボ仕様JCL SPEC−004に規定されている。ここで規定されているのは、月ぎめ契約形態のみである。
【0004】
一方、CS再多重放送(リマックス)システムにおいて、番組をPPVで購入する仕組みはJCL SPEC−009に規定されており、市場導入が始まっている。
【0005】
また、PPD番組の限定受信用鍵情報の取扱についての一例が、特開2003−169308号公報に記載されている。
【特許文献1】特開2003−169308号公報
【非特許文献1】日本ケーブルラボ仕様JCL SPEC−004
【非特許文献2】日本ケーブルラボ仕様JCL SPEC−009
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
HITS方式のような月ぎめ契約による視聴契約形態のシステムにおいても、月ぎめ契約だけでなく、番組単位の購入形態が安価に提供できれば、ケーブル局側にとっては収入が増加するだけでなく、視聴者にとっても、番組単位に購入が可能となり、気軽に放送を楽しむことができる。
【0007】
しかし、JCL SPEC−009に規定されているPPVのような番組単位の購入を実現するには、個々の番組の購入に際し、番組を識別可能な識別情報を視聴端末に送信する仕組みが必要であり、ケーブル局側の設備が大掛かりになり、運用コストが大幅に増大する。
【0008】
一方、1日単位に特定のサービスチャネルの視聴を購入できるPPD(PAY PER DAY)の仕組みがHITSの送り信号に影響を与えることなく、簡易に実現できれば、ケーブル局側と視聴者側の要望に十分応えることができる。
【0009】
HITS方式のような月ぎめ契約による視聴契約形態のシステムにおいてPPDの仕組みを安価に実現するためには、日単位の契約情報と番組情報を新たに送出する仕組みを簡単に実現する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
月ぎめサービスを行うデジタル再送信設備において、日単位の契約情報の送出を少ない変更で実現するという課題に対し、番組の日単位の視聴契約情報を月ぎめ視聴契約情報に追加するとともに、前記視聴制御装置に月ぎめ視聴契約情報と日単位視聴契約情報を区別する識別部を設けた。
【0011】
また、月ぎめサービスを行うデジタル再送信設備において、日単位の番組情報の送出を、放送衛星からの送り信号に影響を与えることなく、少ない変更で容易に実現するという課題に対し、日単位で変わる情報については、日単位で自動発生する番組管理部を設けた。
【発明の効果】
【0012】
本発明により、月ぎめサービスを行うデジタル再送信設備において、日単位の契約情報の送出を少ない変更で実現することができる。
【0013】
また、本発明により、月ぎめサービスを行うデジタル再送信設備において、日単位の番組情報の送出を、放送衛星からの送り信号に影響を与えることなく、少ない変更で容易に実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
図3は従来のデジタル放送再送信設備を示す図である。
【0015】
本図を用いて従来の月ぎめサービスを実現するデジタル放送再送信設備101および加入者端末6の動作を説明する。
【0016】
HITS方式のデジタルケーブル局では、衛星から送信されるケーブル局向けの放送電波をアンテナ2で受信し、各ケーブル局でのPSI(PROGRAM SPECIFICATION INFORMATION)の付け替えをPSI変換装置3で行う。一方、加入者の登録や視聴契約に関する管理は加入者管理装置8で行い、契約内容に従った視聴契約条件が視聴制御装置109に送られる。ここで送られる視聴契約条件は各加入者が契約した月ぎめの契約情報であり、契約タイプにより、ベーシック月ぎめ契約、プレミヤ月ぎめ契約等がある。視聴制御装置109は、前記加入者管理装置8から送られた加入者の月ぎめの視聴契約情報に基づき、EMM(ENTITLEMENT MANAGEMENT MESSAGE)生成装置10に、EMM元情報を送出する。EMM信号はスクランブラ−4でスクランブルされた後、64QAM変換機5で、ケーブル伝送用に変換され、加入者端末6に送信される。EMMによる視聴契約情報の送信は、加入者による番組視聴に先立って行なわれる。
【0017】
加入者宅では、加入者端末6に装着されたケーブル用CAS(CONDITIONAL ACCESS SUBSYSTEM)カード(図示せず)に送信され、保存される。
【0018】
また、設定端末12では、月ぎめサービスに関する番組情報の設定が行なわれる。ここで設定されるベーシック月ぎめチャネル、プレミヤ月ぎめチャネル等の番組情報は、ECM(ENTITLEMENT CONTROL MESSAGE)生成装置11への元情報として、視聴制御装置109から送出される。
【0019】
PSI変換装置3から出力される映像信号に、ECM生成装置11からのECM信号が挿入され、スクランブラ−4で映像信号がスクランブルされる。スクランブルされた映像信号は64QAM変換機5で、ケーブル伝送用に変換され、加入者端末6に送信される。
【0020】
加入者端末6への入力信号はデスクランブルされ、ECM信号は加入者端末6に装着されたケーブル用CAS(CONDITIONAL ACCESS SUBSYSTEM)カード(図示せず)に送信される。CASカードでは、前記ECM情報からの番組情報と、前記EMM情報からの契約情報から、両情報の一致した番組について加入者端末6に視聴許可を与え、加入者端末6は映像信号をデコードし、加入者はTV7で契約した月ぎめ番組を視聴できる。
【0021】
図4は、前記視聴制御装置109の、より詳細な構成例である。加入者管理装置8からの月ぎめ視聴契約情報は、加入時または契約内容変更時に、登録コマンドとデータで視聴制御装置109に通知される。登録コマンドとデータは、視聴契約入力部14でコマンド解析され、月ぎめ契約管理部15に通知される。月ぎめ契約管理部15では、契約内容を視聴制御装置109内のハードディスク(図示せず)に記録し、EMM生成装置10に送信する。
【0022】
一方、月ぎめ番組情報は設定端末12でサービス単位に設定される。ECM元情報となる事業者名、チャネル名称等の他、前記月ぎめチャネル情報は月ぎめ番組管理部16により管理され、ECM生成装置11に送信される。
【0023】
次に、図1を用いて、本発明の実施の形態による、日単位での番組視聴を可能にするデジタル放送再送信設備1について、図3に説明した既存の月ぎめ視聴によるデジタル放送再送信設備101との違いを主に説明する。
【0024】
図1には日本ケーブルラボ仕様JCL SPEC−009に記載されている視聴履歴データを収集するVLS(VIEW LOG SERVER)13を設けている。視聴加入者管理装置8から月ぎめ視聴契約データが視聴制御装置9に送られるのは、図3と同様である。本実施の形態では、さらに、月ぎめ視聴契約情報に加え、PPD番組の視聴用にPPD番組タイプを日単位視聴契約情報として、月ぎめ視聴契約情報に追加し、視聴制御装置9に送信する。
【0025】
日単位視聴契約情報の追加は、月ぎめ視聴契約情報のデータビットの一部を使用しても良いし、月ぎめ視聴契約データビットを拡張し、拡張部分に日単位視聴契約情報を挿入してもよい。また、月ぎめ視聴契約データを送信するコマンドに、日単位視聴契約情報を別フィールドとして追加してもよい。また、月ぎめ視聴契約データを送信するコマンドとは別に、日単位視聴契約情報を送信するコマンドを別途設けて送っても良い。
【0026】
実施の詳細を図5と図6を用いて説明する。図5(a)は加入者管理装置8から、視聴制御装置109に送られる加入者の登録、変更を行うコマンドの従来例である。コマンドID51(001)は加入者の登録、変更を行うコマンドである。コマンドID以降の各フィールドで、設定する内容が記述される。CAモジュールID52、オペレータコード53、登録日54、運用状態55、月ぎめ契約コード56等を設定する。CAモジュールID52はCASカードIDである。オペレータコード53は局情報を示すIDである。登録日54は登録する年月日である。運用状態55は運用状態か、休止中か等の状態を設定する。月ぎめ契約コード56によって月ぎめ契約タイプを設定する。
【0027】
図6(a)は前記月ぎめ契約コード56をビット形式で表したものである。
【0028】
図5(b)、(c)は本発明による加入者管理装置8から、視聴制御装置9に送られる加入者の登録、変更を行うコマンドの例である。図6(b)、(c)は本発明による前記月ぎめ契約コード56のデータビットに日単位視聴契約情報を付加した実施例である。
【0029】
図6(b)は日単位視聴契約情報であるPPD契約タイプ63を、前記月ぎめ契約コード56の一部を使用して、PPD契約タイプ63と月ぎめ契約コード62に分割し、付加したものである。
【0030】
図6(c)は日単位視聴契約情報であるPPD契約タイプ65を、前記月ぎめ契約コード56のビット数を拡張して、付加したものである。
【0031】
また、図5(b)は日単位視聴契約情報であるPPD契約タイプ57を、フィールドを追加して、付加したものである。
【0032】
また、図5(c)は日単位視聴契約情報であるPPD契約タイプ57を、別コマンドとして、コマンドID58(002)に追加して、付加したものである。
【0033】
図1の視聴制御装置9では、前記受信した日単位視聴契約情報を、前記月ぎめ視聴契約情報と同様に、EMM生成装置10からスクランブラ−4経由、加入者端末6に送信する。また、視聴制御装置9は前記受信した日単位視聴契約情報をVLS13と加入者管理装置8に送付する。
【0034】
加入者が加入者端末6で日単位番組の視聴操作を行うと、加入者端末6が日単位視聴番組情報をCASカード(図示せず)に送り、CASカードが記憶する日単位の視聴契約情報との比較が行なわれる。
【0035】
CASカードに記憶されている日単位の視聴契約情報に該当した場合、すなわち、日単位視聴番組情報に対する日単位視聴契約の確認を行い、番組情報の番組属性と日単位視聴契約内容が一致していれば、CASカードは視聴許可を与え、加入者端末6で日単位視聴番組の視聴が可能となる。
【0036】
加入者端末6の視聴履歴データはCASカードに記憶され、CASカードから、加入者端末6経由で、VLS13に送信される。VLS13は、視聴履歴データを収集するとともに、視聴制御装置9からの日単位視聴契約情報と日単位視聴番組情報を確認し、確認後、視聴履歴データとして、加入者管理装置8に通知する。加入者管理装置8では、VLS13から送付された視聴履歴データについて、視聴制御装置9からの日単位番組情報と、自装置で保有する日単位契約情報を元に確認し、加入者に課金通知を行う。
【0037】
次に、図2を用いて、視聴制御装置9の動作をより詳細に説明する。加入者管理装置8から視聴契約情報が視聴制御装置9に送られると、視聴契約入力識別部14で、月ぎめ契約と日単位契約を識別し、月ぎめ契約の場合は月ぎめ契約管理部15に通知し、日単位契約の場合は日単位契約管理部17に通知する。
【0038】
月ぎめ契約の視聴契約情報のデータビットを拡張し、日単位契約情報としてPPD番組タイプを挿入した場合、視聴契約入力識別部14に対する加入者登録コマンド送信時または契約内容変更コマンド送信時に、視聴契約情報内の、日単位契約情報を確認し、月ぎめ契約部分のデータについては、月ぎめ契約管理部15に通知し、拡張された日単位契約に関するPPD番組タイプの情報については、日単位契約管理部17に通知する。
【0039】
月ぎめ契約データと同様に、日単位視聴契約データを、視聴制御装置9内のハードディスク(図示せず)に記録し、EMM生成装置10に送信すると共に、VLS13に必要な情報のみ通知する。
【0040】
次に、日単位の番組情報設定については、月ぎめ番組情報と同様に設定端末12で設定する。設定はサービス単位(チャンネル単位)で行い、サービスIDや、放送開始時間、放送終了時間、番組タイプ等を設定する。このうち、放送開始日やイベントID、PPV(PAY PER VIEW)番組番号は日単位に変わる情報であるため、日単位番組管理部18で日単位に自動発生する。ただし、イベントIDは、放送時間内はユニークであるように発番される。また、PPV番組番号も視聴履歴データをVLSで保持する期間はユニークであるように発番される。
【0041】
日ごとに自動発生するには、日次で起動あるいは処理を実行する処理プロセスを設け、日付情報を用いたり、1月1日からの日数を日単位にカウンターを動作させることにより行う。
【0042】
例えば、図7(a)に示すように、イベントIDを発生させるには、放送開始日とサービスIDを組み合わせてコード化する。1月1日のサービスID=001のイベントIDは0010101、1月2日のサービスID=001のイベントIDは0010102、1月3日のサービスID=001のイベントIDは0010103のように付与できる。
【0043】
また、図7(b)に示すように、イベントIDを放送開始日と連番の組み合わせてコード化してもよい。例えば、1月1日のPPD番組を順に001から番号付けし、0101001、0101002、0101003等とする。同様に1月2日のPPD番組を順に001から番号付けし、0102001、0102002、0102003等とする。
【0044】
PPV番組番号についても同様である。例えば、図7(a)と同様に、放送開始日とサービスIDを組み合わせてコード化する。1月1日のサービスID=001のイベントIDは0010101、1月2日のサービスID=001のイベントIDは0010102、1月3日のサービスID=001のイベントIDは0010103のように付与できる。
【0045】
また、図7(b)と同様に、放送開始日と連番の組み合わせてコード化してもよい。例えば、1月1日のPPD番組を順に001から番号付けし、0101001、0101002、0101003等とする。同様に1月2日のPPD番組を順に001から番号付けし、0102001、0102002、0102003等とする。
【0046】
上記、イベントID、PPV番組番号の発番の例では、日付をもちたが、特定の日、例えば1月1日からの日数を用いてもよい。
【0047】
日単位で同一のPPV番組番号を付与することにより、1日単位の課金視聴が可能になる。設定および自動発生した日単位番組についてのECM元情報をECM生成装置11に送信する。また、日単位番組情報の必要な部分をVLS13と加入者管理装置8に通知する。
【0048】
なお、本実施の形態では、PPD番組の視聴用にPPD番組タイプを日単位視聴契約情報として、月ぎめ視聴契約データビットを拡張した場合について説明したが、月ぎめ視聴契約データビットの一部を使用した場合や、フィールドを追加して付加した場合および月ぎめ視聴契約データを送信するコマンドとは別に、日単位視聴契約データを送信するコマンドを別途設けた場合でも同様である。
【0049】
また、本実施の形態では、HITS方式を例に説明したが、HITS方式に限定するものではなく、月ぎめのリマックス放送の再送信設備においても同様である。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明の日単位視聴情報を送出するデジタル放送再送信設備は、月ぎめサービスを行うデジタル再送信設備において、日単位の契約情報を少ない変更で、実現することができ、HITS方式等のケーブルテレビの再送信設備として有用である。
【0051】
また、本発明の日単位視聴情報を送出するデジタル放送再送信設備は、月ぎめサービスを行うデジタル再送信設備において、送り信号に影響を与えることなく、日単位の番組情報を少ない変更で、容易に実現することができ、HITS方式等のケーブルテレビの再送信設備として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明を使用したデジタル放送再送信設備を示した説明図
【図2】図1の視聴制御装置を詳細に示した説明図
【図3】本発明を使用しない従来の月ぎめサービスを提供するデジタル放送再送信設備を示した説明図
【図4】図3の視聴制御装置を詳細に示した説明図
【図5】日単位視聴契約情報の追加を詳細に示した説明図
【図6】日単位視聴契約情報の追加を詳細に示した説明図
【図7】日単位番組情報の一部を詳細に示した説明図
【符号の説明】
【0053】
1 デジタル放送再送信設備
2 アンテナ
3 PSI変換装置
4 スクランブラ−
5 64QAM変換機
6 加入者端末
7 TV
8 加入者管理装置
9 視聴制御装置
10 EMM生成装置
11 ECM生成装置
12 設定端末
13 VLS
14 視聴契約入力識別部
15 月ぎめ契約管理部
16 月ぎめ番組管理部
17 日単位契約管理部
18 日単位番組管理部
101 デジタル放送再送信設備
109 視聴制御装置
114 視聴契約入力部
51 コマンドID
52 CAモジュールID
53 オペレータコード
54 登録日
55 運用状態
56 月ぎめ契約コード
57 PPD契約タイプ
58 コマンドID

【特許請求の範囲】
【請求項1】
加入者管理装置から月ぎめ視聴契約情報をデジタル放送再送信設備の視聴制御装置に送り、前記視聴制御装置は、前記月ぎめ視聴契約情報に基づき、視聴契約情報を送出するデジタル放送再送信設備において、
日単位視聴契約情報を前記月ぎめ視聴契約情報に付加し、前記視聴制御装置に月ぎめ視聴契約情報と日単位視聴契約情報を区別する識別部を設け、前記識別後の日単位視聴契約情報を日単位視聴番組の視聴契約情報として、送出することを特徴とするデジタル放送再送信設備。
【請求項2】
月ぎめ番組についての番組属性情報をあらかじめ設定し、前記設定した情報に基づき、月ぎめ番組情報を送出するデジタル放送再送信設備において、
日単位視聴番組についての番組属性情報をサービス単位に別途設定し、日単位で変わる情報については、日単位で自動発生する番組管理部を設け、前記設定した内容と自動発生した内容を合わせて、日単位視聴用番組情報として送出することを特徴とするデジタル放送再送信設備。
【請求項3】
前記日単位視聴契約情報の前記月ぎめ視聴契約情報への付加は、月ぎめ視聴契約情報のデータビットの一部に日単位の視聴契約情報を挿入することで行なう請求項1に記載のデジタル放送再送信設備。
【請求項4】
前記日単位視聴契約情報の前記月ぎめ視聴契約情報への付加は、月ぎめ視聴契約情報のデータビットを拡張し、この拡張部分に日単位の視聴契約情報を挿入することで行なう請求項1に記載のデジタル放送再送信設備。
【請求項5】
加入者管理装置から月ぎめ視聴契約情報をデジタル放送再送信設備の視聴制御装置に送り、前記視聴制御装置は、前記月ぎめ視聴契約情報に基づき、視聴契約情報を送出するデジタル放送再送信設備において、
日単位視聴契約情報を前記月ぎめ視聴契約情報とは別に追加したフィールドに挿入し、前記視聴制御装置に月ぎめ視聴契約情報と日単位視聴契約情報を区別する識別部を設け、前記識別後の日単位視聴契約情報を日単位視聴番組の視聴契約情報として、送出することを特徴とするデジタル放送再送信設備。
【請求項6】
加入者管理装置から月ぎめ視聴契約情報をデジタル放送再送信設備の視聴制御装置に送り、前記視聴制御装置は、前記月ぎめ視聴契約情報に基づき、視聴契約情報を送出するデジタル放送再送信設備において、
日単位視聴契約情報を前記月ぎめ視聴契約情報の送信とは別のコマンドを利用して前記視聴制御装置に送信し、前記視聴制御装置に月ぎめ視聴契約情報と日単位視聴契約情報を区別する識別部を設け、前記識別後の日単位視聴契約情報を日単位視聴番組の視聴契約情報として、送出することを特徴とするデジタル放送再送信設備。
【請求項7】
前記番組管理部における日単位番組情報の自動発生は、放送開始日あるいは基準日からの日数とサービスごとに付与されるサービスIDを組み合わせることで行なうことを特徴とする請求項2に記載のデジタル放送再送信設備。
【請求項8】
前記番組管理部における日単位番組情報の自動発生は、放送開始日あるいは基準日からの日数と番組ごとの連番を組み合わせることで行なうことを特徴とする請求項2に記載のデジタル放送再送信設備。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−5859(P2006−5859A)
【公開日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−182638(P2004−182638)
【出願日】平成16年6月21日(2004.6.21)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】