説明

デュアルテレビジョンチューナ

【課題】テレビジョンの再生を可能にする携帯機器において、テレビジョン信号が弱い領域で動作可能に接続されるデュアルテレビジョンチューナを提供する。
【解決手段】共にアンテナに動作可能に接続され、アンテナからテレビジョン信号を受信し、デュアルテレビジョンチューナが動作可能に接続され得るホスト上で再生するテレビジョン信号を送出するテレビジョンチューナモジュール及びワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールを有する。両方のうちの何れがより良好なテレビジョン信号を有するかを判定し、判定に続いて、ワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールとテレビジョンチューナモジュールのうちでより良好なテレビジョン信号を有する方を作動状態に保ち、もう一方を停止させる。

【発明の詳細な説明】
【関連出願の参照】
【0001】
「PORTABLE APPARATUS FOR ENABLING REPRODUCTION OF TELEVISION」という発明に関して2004年9月17日に出願された先願の米国特許出願第10/508,646号及び「PORTABLE APPARATUS FOR ENABLING REPRODUCTION OF TELEVISION」という発明に関して2004年9月1日に出願された国際出願第PCT/SG2004/000276号(複数の先願)が参照され、複数の先願の内容は参照により本明細書に組み込まれている。
【発明の分野】
【0002】
本発明は、デュアルテレビジョンチューナに関わり、特に、排他的というわけではないが、少なくとも2台の別個のテレビジョンチューナを有する、テレビジョンの再生を可能にする携帯機器に関する。
【発明の背景】
【0003】
複数の先願には、テレビジョンの再生を可能にする携帯機器が開示されている。しかし、テレビジョン信号が弱いある領域では、受信が許容可能な規格を満たさないことがわかっている。
【0004】
さらに、複数の先願の動作特性の一部は1つ以上の機能を実行するのに適していることがわかっている。
【発明の概要】
【0005】
第1の好ましい態様によれば、テレビジョンチューナモジュール及びワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールを備えるデュアルテレビジョンチューナであって、テレビジョンチューナモジュール及びワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールが共に、アンテナからテレビジョン信号を受信するために、かつ、デュアルテレビジョンチューナが動作可能に接続され得るホスト上で再生するテレビジョン信号を送出するために、アンテナに動作可能に接続されている、デュアルテレビジョンチューナが提供される。
【0006】
いかなる時点でも、テレビジョンチューナモジュールとワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールのうちの一方だけがホスト上で再生するテレビジョン信号を送出することができる。
【0007】
デュアルテレビジョンチューナは、アンテナから受信されたテレビジョン信号を復号化するデコーダをさらに備えてもよい。
【0008】
好ましくは、ワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールは、テレビジョンチューナモジュールから受信されるテレビジョン信号がない場合、又は、テレビジョンチューナモジュールから受信されたテレビジョン信号が許容可能な品質より劣る場合に限り作動させられる。
【0009】
代替的に又は追加的に、ワイヤレスローカルエリアネットワークモジュール及びテレビジョンチューナモジュールの両方は同時に作動させることが可能であり、両方のうちの何れがより良好なテレビジョン信号を有するかを判定し、判定に続いて、ワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールとテレビジョンチューナモジュールのうちでより良好なテレビジョン信号を有する方を作動状態に保ち、もう一方を停止させるマイクロコントローラが設けられている。
【0010】
デュアルテレビジョンチューナは、メモリモジュール及びマイクロコントローラをさらに備えることができる。デュアルテレビジョンチューナは携帯可能であり、様々なホストと共に使用することが可能であってもよい。
【0011】
第2の態様によれば、アンテナから受信されたテレビジョン信号を選局し、ホスト上で再生する方法が提供される。この方法は、ホストモジュールに動作可能に接続されている携帯機器のテレビジョンチューナを作動させるステップと、テレビジョンチューナモジュールからの信号を走査するステップと、信号がテレビジョンチューナモジュールから入手可能であるかどうかを判定するステップとを備える。テレビジョンチューナモジュールからの信号が存在しないならば、テレビジョンチューナモジュールは停止させられ、携帯機器のワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールが作動させられる。ワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールからの信号の走査がその後に行われる。
【0012】
テレビジョンチューナモジュールの走査後に、さらなる走査を所定の回数に亘って実施することができる。ワイヤレスローカルエリアネットワークからの信号が存在しないならば、再走査が所定の回数に亘って実施される。所定の回数に亘る再走査の後にワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールからの信号が存在しないならば、ワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールは停止させられ、受信信号無しメッセージがホストに送信される。何れの場合でも信号が存在するならば、チャネルが選択され、ホスト上で再生される。必要に応じて、信号はホスト上で再生される前に復号化される。
【0013】
第3の態様によれば、アンテナから受信されたテレビジョン信号を選局し、ホスト上で再生する方法が提供される。この方法は、共に携帯機器であり、かつ、共にアンテナへ動作可能に接続されているテレビジョンチューナモジュール及びワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールを作動させるステップを備える。テレビジョンチューナモジュール及びワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールの両方からの信号の走査が行われ、テレビジョンチューナモジュール及びワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールの両方が信号を供給するならば、テレビジョンチューナモジュールとワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールのうちのどちらがより良好な信号を供給するかが判定される。テレビジョンチューナモジュールとワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールのうちのより良好な信号を供給する方が作動状態に保たれる。テレビジョンチューナモジュールとワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールのうちのより良好な信号を供給しない方は停止させられる。
【0014】
テレビジョンチューナモジュール及びローカルエリアネットワークモジュールの両方からの信号が存在しないならば、再走査を所定の回数に亘って行うことができる。所定の回数に亘って再走査が行われた後に、テレビジョンチューナモジュール及びローカルエリアネットワークモジュールの両方からの信号が依然として存在しないならば、テレビジョンチューナモジュール及びローカルエリアネットワークモジュールの両方が停止させられ、受信信号無しメッセージがホストへ送信さることがある。
【0015】
チャネルは選択され、作動状態に保たれている方によってホスト上で再生されてもよい。
【0016】
必要に応じて、より良好な信号はホスト上で再生される前に復号化されてもよい。
【0017】
信号がテレビジョンチューナモジュールとワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールのうちの一方だけから供給されるならば、信号を供給しない方は停止させられ、信号を供給する方は作動状態に保たれる。
【0018】
より良好な信号が許容可能な品質より劣るならば、この方法が繰り返される。好ましくは、作動されている方は、繰り返された方法が完了するまで作動状態に保たれる。
【0019】
本発明が完全に理解され容易に実施されるように、非限定的な単なる一例として、次に本発明の好ましい実施形態が、説明のための添付図面を参照して、記載される。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】好ましい実施形態のブロック図である。
【図2】第1の実施形態の第1のフローチャートである。
【図3】第2の実施形態の第2のフローチャートである。
【好ましい実施形態の詳細な説明】
【0021】
最初に図1を参照すると、以下の基本コンポーネント、すなわち、a)USBコネクタ10と、b)USBコントローラ12と、c)マイクロコントローラ14と、d)ワイヤレスLANモジュール16と、e)任意的なMPEGデコーダ18と、f)TVチューナモジュール20と、g)メモリモジュール22と、h)アンテナ24とにより構成されている携帯装置1が示されている。
【0022】
装置1は、USB大容量記憶装置、TV信号受信機、及び、チューナとして機能することが可能であり、ワイヤレスLANが使用可能である。メモリモジュール22は、a)NAND型フラッシュメモリと、b)AG−AND型フラッシュメモリと、c)ディスクドライブ、好ましくは、ハードディスクドライブとのうちの1つ以上でもよい。
【0023】
TVチューナモジュール20は、複数の先願に記載されているようなものであり、少なくとも1個の標準的なデジタルテレビジョン信号を受信することが可能である。デジタルテレビジョン信号は、a)DVB−tと、b)ATSCと、c)ISDB−Tと、d)DMBとのうちの1つ以上でもよい。
【0024】
必要又は要求に応じて、MPEGデコーダ18、又は、その他の形式のデコーダが設けられる。受信信号がMPEGフォーマット又はその他の標準的なフォーマットをしているならば、受信信号は復号化され、TV番組がホスト上で視聴できるようにするためホストへ送信される。
【0025】
ワイヤレスローカルエリアネットワーク(“WLAN”)モジュール16は、以下のワイヤレスプロトコル、すなわち、a)IEEE802.11と、b)ブルートゥースと、c)IrDAと、d)WiMAXと、e)WUSBとのうちの少なくとも1つを有する。
【0026】
WLANモジュール20は、アクセスポイントへ接続し、ワイヤレス機能を用いてホスト上でテレビジョン番組の視聴を可能にさせるために、その他の装置と通信するように構成可能であり、TV信号を受信可能である。
【0027】
このようにして、アンテナ24によって受信されたテレビジョン信号は、TVチューナモジュール20だけでなくWLANモジュール16へ渡される。テレビジョン信号は、その後に、モジュール16、24の一方又は両方によって処理され、ホスト(図示せず)上でテレビジョン番組の視聴を可能にさせるために、コントローラ14、12及びコネクタ10の中を通される。
【0028】
装置は同様に無線信号のためにも使用される。
【0029】
さらに、装置は、WLANモジュール16、MPEGデコーダ18、TVチューナモジュール20及びアンテナ24が停止させられるならば、通常の方法でメモリモジュールとして使用される。
【0030】
今度は図2を参照すると、コネクタ10が、たとえば、PC又はPDAのようなホストに接続されているとき(201)、コネクタはホストからのコマンドを待ち続ける(202)。コマンドが受信されたならば、TVチューナ20は作動させられる(203)。TV信号利用可能性を判定するためにチェックが行われる。もし、肯定であるならば(205)、チャネルが選択される(206)。もし、否定であるならば(207)、後述されているプロセスが後に続けられる。(206)から、コントローラ14は、その後に、復号化が必要とされているかどうかをチェックする(208)。もし、肯定であるならば、(209)コントローラは、TV信号を復号化のためのMPEGデコーダ18へ渡す(210)。復号化された信号/符号化された信号は、その後に、マイクロコントローラ14へ渡され(211)、復号化された信号/符号化された信号はホスト上でTV番組を再生するため(213)、ホストへ渡される(212)。(208)で復号化(214)が必要とされていないならば、プロセスはステップ(208)からそのままステップ(211)へ進む。
【0031】
(204)において否定であるならば(207)、TVチューナモジュール20は、所定の回数に亘ってTV信号を再走査する(214)。所定の回数は、2〜10の範囲に入り、好ましくは、5回である。サイクルはステップ(215)、(216)及び(217)を通して継続する。信号が利用可能(218)であるならば直ちに、プロセスは(206)へ戻る。所定の回数に到達したときに(219)、利用可能な信号が存在しないならば、WLANモジュール16が作動させられ、好ましくは、TVチューナモジュール20は停止させられる(220)。
【0032】
WLANモジュール20は、その後に、信号を走査する(221)。信号が利用可能であるならば(222)、チャネル選択へ進む(206)。利用可能な信号が存在しないならば(223)、同じ所定の回数に亘る再走査が行われる(224)〜(227)。所定の回数の走査後に信号が存在しないならば、「検出信号無し」メッセージが生成され、マイクロコントローラ14(230)、USBコントローラ12へ送信され、その後に、表示(232)のためホストへ送信される(231)。WLANモジュール20はその後に停止させられる。(233)で肯定であるならば、(225)で、プロセスは(234)から(241)まで進む。このプロセスは上述された(206)〜(213)と同一である。
【0033】
(208)及び(235)における復号化は、ハードウェアでも、ソフトウェアでも、ファームウェアでもよい。
【0034】
さらに、常に、(204)におけるTVチューナモジュール20からの信号が許容可能な品質ではないならば、プロセスは(207)へ戻ることができる。好ましくは、TVチューナモジュール20からの信号は、代替信号が処理されるまで維持されている。
【0035】
今度は図3を参照すると、(301)において、コネクタ10はホスト(図示せず)に動作可能に接続され、ホストからコマンドを受信する(302)。TVチューナモジュール20及びWLANモジュール16は両方共に実質的に同じ時点で作動させられる(303)。TVチューナモジュールとWLANモジュールの一方又は両方からの信号が利用可能であるかどうかを判定するためにチェックが行われる(304)。否定であるならば(305)、図2の実施形態の場合と同様に再走査が行われる(306)〜(311)。所定の回数の試行後に、信号が存在しないならば(312)、(313)〜(315)の「検出信号無し」プロセスが図2の実施形態の場合と同様に行われる。
【0036】
(307)又は(304)において肯定であるならば(316)、TV信号がTVチューナモジュール20とWLANモジュール16の両方から供給されるかどうかを判定するためにチェックが行われる(317)。両方から供給されないならば(318)、信号がTVチューナ20から提供されるか、又は、WLANから提供されるかを判定するために(321)、チェックが行われる(319)。信号がTVチューナモジュール20から供給されるならば、WLAN16は停止させられ(322)、プロセスはチャネル選択へ進む(323)。WLANモジュール16から供給されるならば、TVチューナ20は停止させられ(324)、プロセスはチャネル選択へ進む(323)。
【0037】
チャネルが(323)で選択された後、復号化が必要であるかどうかを判定するためにチェックが行われる(325)。もし、肯定であるならば(326)、TV信号は復号化のためにMPEGデコーダ18へ渡され、復号化された信号/符号化された信号がマイクロコントローラ14へ渡され(328)、次に、TV番組を再生するために(330)、ホストへ渡される(329)。(325)において復号化が必要でないならば(331)、プロセスは(325)から(328)までそのまま通過する。
【0038】
(317)において、信号がTVチューナ20とWLAN16の両方から供給されるならば(332)、信号は、TVチューナ20又はWLAN16のどちらの信号がより良好であるかを判定するために比較される(333,334)。もし、信号がTVチューナ20の信号であるならば(335)、プロセスは(322)へ進み、WLAN16が停止させられ、しかし、もし、信号がWLAN16の信号であるならば(336)、プロセスは(324)へ進み、TVチューナ20が停止させられる。停止させられていない方は作動状態に保たれる。
【0039】
プロセスは、その後、上述されているように、ステップ(323)からステップ(330)まで進む。
【0040】
受信TV信号品質は定期的に監視され、(317)から(330)までのプロセスが続けられる。監視はTV信号の定期的なサンプリングによってもよく、TV信号がプリセットされた、又は、許容可能な品質レベルを下回るならば、(317)からのプロセスが続けられる。このようにして、TVチューナ20とWLANモジュール16の両方は、実質的な期間に亘って共に作動状態であることがないので、消費電力を削減する。TVチューナとWLANモジュールは、再生時間ではなく、選局プロセスの間に限り共にオンであり、信号がプリセットされた、又は、許容可能な品質レベルを下回らないならば、信号は、プロセス(333,334)が完了するまで維持される。
【0041】
以上の説明では、本発明の好ましい実施形態が記載されているが、設計若しくは構成の細部における多数の変化又は変更が本発明を逸脱することなくなされることは当業者によって理解されるであろう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
テレビジョンチューナモジュールと、ワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールとを備えるデュアルテレビジョンチューナであって、
前記テレビジョンチューナモジュールと前記ワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールとが共に、アンテナからテレビジョン信号を受信するために、かつ、デュアルテレビジョンチューナが動作可能に接続され得るホスト上で再生する前記テレビジョン信号を送出するために、前記アンテナに動作可能に接続される、デュアルテレビジョンチューナ。
【請求項2】
いかなる時点でも前記テレビジョンチューナモジュールと前記ワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールのうちの一方だけが前記ホスト上で再生する前記テレビジョン信号を送出し得る、請求項1に記載のデュアルテレビジョンチューナ。
【請求項3】
前記アンテナから受信された前記テレビジョン信号を復号化するデコーダをさらに備える、請求項1又は2に記載のデュアルテレビジョンチューナ。
【請求項4】
前記テレビジョンチューナモジュールによって受信されるテレビジョン信号がない場合、又は、前記テレビジョンチューナモジュールによって受信された前記テレビジョン信号が許容可能な品質より劣る場合に限り、前記ワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールが作動させられる、請求項1〜3のいずれか一項に記載のデュアルテレビジョンチューナ。
【請求項5】
前記ワイヤレスローカルエリアネットワークモジュール及び前記テレビジョンチューナモジュールの両方が同時に作動可能であり、前記ワイヤレスローカルエリアネットワークモジュール及び前記テレビジョンチューナモジュールのうちの何れがより良好なテレビジョン信号を有するかを判定し、判定に続いて、前記ワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールと前記テレビジョンチューナモジュールのうちで前記より良好なテレビジョン信号を有する方を作動状態に保ち、もう一方を停止させるマイクロコントローラが設けられている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のデュアルテレビジョンチューナ。
【請求項6】
メモリモジュール及びマイクロコントローラをさらに備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載のデュアルテレビジョンチューナ。
【請求項7】
携帯可能であり、様々なホストと共に使用され得る、請求項1〜6のいずれか一項に記載のデュアルテレビジョンチューナ。
【請求項8】
アンテナから受信されたテレビジョン信号を選局し、ホスト上で再生する方法であって、
(a)前記ホストモジュールに動作可能に接続されている携帯機器のテレビジョンチューナを作動させるステップと、
(b)前記テレビジョンチューナモジュールからの信号を走査するステップと、
(c)前記信号が前記テレビジョンチューナモジュールから入手可能であるかどうかを判定するステップと、
(d)前記テレビジョンチューナモジュールからの信号が存在しない場合、前記テレビジョンチューナモジュールを停止させ、前記携帯機器のワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールを作動させるステップと、
(e)前記ワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールからの前記信号を走査するステップと、を備える方法。
【請求項9】
前記ステップ(a)の後、前記ステップ(d)へ続く前に、前記ステップ(b)の走査が所定の回数に亘って実施される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ステップ(e)において前記ワイヤレスローカルエリアネットワークからの信号が存在しない場合、再走査が前記所定の回数に亘って実施される、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記所定の回数に亘る再走査の後に前記ワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールからの信号が存在しない場合、前記ワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールが停止させられ、受信信号無しメッセージが前記ホストに送信される、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記ステップ(c)において前記信号が存在する場合、チャネルが選択され、前記ホスト上で再生される、請求項8〜11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記ワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールからの前記信号が存在する場合、チャネルが選択され、前記ホスト上で再生される、請求項8〜11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
前記ホスト上で再生される前に前記信号を復号化するステップをさらに備える、請求項12及び請求項13に記載の方法。
【請求項15】
アンテナから受信されたテレビジョン信号を選局し、ホスト上で再生する方法であって、
(a)共に前記ホストに動作可能に接続されている携帯機器であるテレビジョンチューナモジュール及びワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールを作動させるステップと、
(b)前記テレビジョンチューナモジュール及び前記ワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールの両方からの信号の走査するステップと、
(c)前記テレビジョンチューナモジュール及び前記ワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールの両方が前記信号を供給する場合、前記テレビジョンチューナモジュールと前記ワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールのうちのどちらがより良好な信号を供給するかを判定するステップと、
(d)前記テレビジョンチューナモジュールと前記ワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールのうちの前記より良好な信号を供給する方を作動状態に保ち、前記ホスト上で再生するための前記より良好な信号を送信するステップと、
(e)前記テレビジョンチューナモジュールと前記ワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールのうちの前記より良好な信号を供給しない方を停止させるステップと、を備える方法。
【請求項16】
前記ステップ(b)において前記テレビジョンチューナモジュール及び前記ローカルエリアネットワークモジュールの両方からの信号が存在しない場合、再走査が所定の回数に亘って行われる、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
再走査が前記所定の回数に亘って行われた後に、前記テレビジョンチューナモジュール及び前記ローカルエリアネットワークモジュールのどちらからの信号も依然として存在しない場合、前記テレビジョンチューナモジュール及び前記ローカルエリアネットワークモジュールの両方が停止させられ、受信信号無しメッセージがホストへ送信される、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記ステップ(d)において、チャネルが選択され、前記ホスト上で再生される、請求項15〜17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
前記ホスト上で再生される前に前記より良好な信号を復号化するステップをさらに備える、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記ステップ(b)において前記信号が前記テレビジョンチューナモジュールと前記ワイヤレスローカルエリアネットワークモジュールのうちの一方だけから供給されるならば、前記信号を供給しない方は停止させられ、前記信号を供給する方は作動状態に保たれる、請求項15〜18のいずれか一項に記載の方法。
【請求項21】
前記より良好な信号が許容可能な品質より劣る場合、前記ステップ(a)〜(e)が繰り返される、請求項15〜19のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
前記ステップ(a)〜(e)の繰り返し中に、繰り返しが前記ステップ(c)の終了に達するまで前記ステップ(d)のプロセスが維持される、請求項21に記載の方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2012−165418(P2012−165418A)
【公開日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−72228(P2012−72228)
【出願日】平成24年3月27日(2012.3.27)
【分割の表示】特願2008−514603(P2008−514603)の分割
【原出願日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【出願人】(502158287)トレック・2000・インターナショナル・リミテッド (21)
【Fターム(参考)】