説明

データフィードからキーワードを検出するための装置および方法

【課題】
コードレス電話機ハンドセットのような装置(30)において、受信されたデータフィード内のキーワードを検出することを可能とする。
【解決手段】
例示的実施形態によれば、当該装置(30)は、データフィードを受信するための入力(42)、および受信されたデータフィードのコンテンツがキーワードを含むかどうかを判定するコントローラ(44)を有する。コンテンツがキーワードを含むことをコントローラ(44)が判定した場合、ユーザに通知するために信号が生成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、データフィードを受信することが可能な装置に関する。さらに詳細には、本発明は、受信されたデータフィードの中のキーワードを検出するための装置および方法に関する。この種のキーワードは、例えば、緊急内容情報、ソフトウェア・アップグレード情報および/または他の関係情報に関連してもよい。
【背景技術】
【0002】
[関連出願の説明]
本出願は、2007年1月5日に米国特許商標庁に提出した仮出願(出願番号60/878,720)の優先権を主張するとともに、この出願から生じる全ての利益を得るものとする。
【0003】
インターネットのようなネットワークにアクセスする特定のデバイス、および、装置は、データフィードを受信することが可能である。一つのデータフィードとして、RSS(Real Simple Syndication)データフィードが知られている。一般に、RSSは、例えば、ニュースヘッドライン、ポッドキャスト(podcasts)、およびブログエントリなど、しばしば更新されるコンテンツに使われるウエブフィードフォーマットの一種である。RSSデータフィード(別名RSS文書)は、関連づけられたウェブ・サイトまたはコンテンツのフルテキストのバージョンのコンテンツの概要を含むことができる。このようなデータフィードは、インターネットに接続されるデバイスにおいて、ますます普及するようになった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在、特定のRSSフィードは、特定の情報(例えば緊急内容情報)をユーザに対し警報を発するために利用される方法/プロパティを提供していない。本願明細書に記載された本発明は、とりわけ、上記の点を指摘し、および/または他の課題に対処し、受信されたデータフィードのキーワードを検出することが可能な装置および方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の態様に従って、装置が開示される。例示的実施形態によれば、この装置は、データフィードを受信するための入力手段、および前記受信されたデータフィードのコンテンツがキーワードを含むかどうかを判断するコントローラ手段を有する。このコントローラは、コンテンツにキーワードが含まれると判断した場合、コントローラはユーザに通知するための信号を生成する。
【0006】
本発明の他の態様によって、方法が開示される。例示的実施形態によれば、この方法は、データフィードを受信するステップ、受信されたデータフィードのコンテンツが、キーワードを含むかどうかを判断するステップ、およびコンテンツがキーワードを含む場合、ユーザに通知するために信号を生成するステップを有する。
【0007】
本発明の実施例に関する以下の説明と添付の図面によって、本発明の上述した特徴および効果、およびその他の特徴および効果、およびそれらを達成する方式がより明確になるとともに、本発明が良く理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明のインプリメントに適したシステムのブロック図である。
【図2】本発明の例示的実施形態に関する図1に示される1つの電話機ハンドセットの関連部分のブロック図である。
【図3】本発明の例示的実施形態のステップを示したフローチャートを示す図である。
【図4】本発明の例示的実施形態において警告出力を示すスクリーン表示を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本願明細書において提示される実例は本発明の好ましい実施例を例示する。なお、この種の実例は、いかなる観点からも、本発明の範囲を制限するように解釈されてはならない。
【0010】
ここで図面を参照する。特に図1には、本発明をインプリメントするのに適したシステム100のブロック図が示されている。図1に示すように、システム100は、インターネット・プロトコル(IP)ネットワーク10、ベースモジュール20、および一つ以上の電話機ハンドセット30(HS1−HSnとして示され、「n」は、いかなる整数でもよい)を有する。実例として説明するために、システム100はコードレス電話方式がインターネットに接続されるように示されている。なお、本発明の原理は、同様に、他の方式のシステムに適用されてもよいことは当業者に理解できるであろう。そして、例えばRSSデータフィードを含むデータフィードを受信することが可能ないかなるシステムも含まれる。したがって、図1のシステム100は、例示的で、かついかなる観点からも本発明を制限することを目的とするものではない。
【実施例】
【0011】
図1に例示のシステム100において、ベースモジュール20は、IPネットワーク10に有効に接続されている。ベースモジュール20は、一つ以上の関連づけられた送受話器30と無線通信が可能なコードレス電話システムの基地局である。例示的実施形態において、ベースモジュール20および/または電話機ハンドセット30は、RSSデータフィードのような受信されたデータフィードからキーワードを検出することが可能である。この種のキーワードは、例えば、緊急内容情報、ソフトウェア・アップグレード情報および/または他の関係情報に関してもよい。一つ以上のキーワードの検出に応じて、電話機ハンドセット30の一つ以上を介して提供される出力を介して、ユーザに通知される。
【0012】
図2をここで参照する。本発明の例示的実施形態に従って図1に示される電話機ハンドセット30のうちの1つの関連部分のブロック図が示されている。図2に示すように、電話機ハンドセット30は、ユーザ入力手段としてユーザ入力ターミナル40、入出力(I/O)手段としてI/Oブロック42、制御手段として例えばコントローラ44、データ記憶手段として例えばメモリ46、視覚のI/O手段として表示装置48、および聴覚I/O手段として例えばトランシーバ40を有する。前述の電話機ハンドセット30のいくつかの要素は、一つ以上の集積回路(IC)を使用してインプリメントされてもよい。さらに、図2において電話機ハンドセット30として示したように、例えばコントローラ44、および、メモリ46のような前述の電話機ハンドセット30のいくつかの要素は、ベースモジュール20に含まれてもよい。なお、説明を明瞭にするために、特定の制御信号、電力信号、聴覚出力手段(例えば、呼出し音、聴覚警告出力等を提供するための出力手段)および/または他の要素のような電話機ハンドセット30に関連づけられる特定の従来の要素は、図2には示されていない。例示的実施形態においては、電話機ハンドセット30は、ウェブ・ブラウザを含んでいなくてもよい。
【0013】
ユーザ入力ターミナル40は、ユーザから入力を受け付ける。そして、コントローラ44に対するユーザ入力に対応する信号を出力する。例示的実施形態によれば、ユーザ入力ターミナル40は、数字およびアルファベットの入力を可能にする複数のキーを有するキーパッドとしてインプリメントされてもよい。ユーザ入力ターミナル40は、また、音声入力能力を含んでもよい。ユーザ入力ターミナル40は、例えば使用中に(例えば、発光ダイオード(LED)および/または他の発光手段によって)光を発してもよい。
【0014】
I/Oブロック42は、電話機ハンドセット30のI/O機能を実行するために機能する。例示的実施形態において、I/Oブロック42は、他のデバイス、システムおよび/またはベースモジュール20を含む装置との間で信号を送受信する。I/Oブロック42は、一つ以上のアンテナ素子、プラグ、および/またはI/Oエレメントを含んでもよい。
【0015】
コントローラ44は、電話機ハンドセット30のさまざまな信号処理、および、制御機能を実行するために作動する。例示的実施形態によれば、コントローラ44は、受信されたデータフィードの中のキーワードの検出を可能にするソフトウェアコードを実行するために作動する。この例示的実施形態において、コントローラ44は、受信されたデータフィードのコンテンツを調べ、受信されたデータフィードにキーワードが検出された場合、一つ以上の警告を出力する。本発明の前述の特徴に関する更なる詳細は、本願明細書において後述する。
【0016】
コントローラ44は、電話機ハンドセット30の機能を実行し、および/または可能にするために作動する。具体的には、ユーザ入力ターミナル40を介してなされるユーザ入力を検出および処理し、入出力端末装置42を介したデータの入出力を可能にし、メモリ46から、およびメモリ46にデータの読込みおよび書込みを行い、表示装置48を介してユーザインタフェース/メニューの表示を行い、および/または他の機能を実行する。図2は、電話機ハンドセット30の一部としてコントローラ44を示しているが、これは、ベースモジュール20に設置されてもよく、および/または、一部のその機能がベースモジュール20に含まれるコントローラ/プロセッサ(図示せず)を介して使用されてもよい。
【0017】
メモリ46は、電話機ハンドセット30のデータ記憶機能を実行するために作動する。例示的実施形態によれば、メモリ46は、実行可能ソフトウェアコード、スクリーン上の表示データ、ユーザセットアップデータ、電話番号および/または他のデータを含むデータを保存する。図2では、電話機ハンドセット30の一部であるとしてメモリ46を示しているが、これは、ベースモジュール20に設置されてもよく、または、その一部分がベースモジュール20の中に含まれてもよい。
【0018】
表示装置48は、コントローラ44のコントロール下で表示を行うために作動する。例示的実施形態によれば、表示装置48は電話機ハンドセット30のセットアップを容易にするためのスクリーンのメニューの表示を提供する。なお、これについては本願明細書において後述する。表示装置48は、また、緊急内容情報、ソフトウェア・アップグレード情報および/または他の関係情報に関してユーザに通知する警告出力の表示を提供するために作動する。表示装置48は、また、タッチスクリーンによってインプリメントされてもよい。この場合、表示装置48は、ユーザ入力ターミナル40の一つ以上のキーに対応するタッチ・アイコンを含んでもよい。音声トランシーバ50は、電話の間、コントローラ44と音声データを送受信するために作動する。
【0019】
図3をここで参照する。本発明の例示的実施形態に従ったステップを例示するフローチャート300が示されている。実施例を説明するために、図1に示される例示システム100の要素を、図3のステップを参照しながら後述する。図3のステップは、例示的であり、かついかなる観点からも本発明を制限することを目的とするものではない。
【0020】
ステップ310で、セットアッププロセスが実行される。例示的実施形態によれば、ユーザが、一つの電話機ハンドセット30を使用してステップ310のセットアッププロセスを作動させる。具体的には、コントローラ44のコントロール下で表示装置48を介して提供されるスクリーンの一つ以上のメニューに応答するユーザ入力ターミナル40を介して、ユーザが入力を行うことによって、ステップ310のセットアップを作動させてもよい。この例示的実施形態によれば、ステップ310のセットアッププロセスは、3種類の選択を含んでもよい。すなわち、(i)一つ以上の関心のある地理的領域、(ii)一つ以上のキーワード、および(iii)一つ以上のキーワードが包含されるか否かを調べるために受信する一つ以上のデータフィード、である。
【0021】
選択(i)に関して、ユーザは、適用可能な報道価値があるイベント(例えば天気警告、テロ警戒、その他)が発生した場合に、ユーザに対して通知してほしい関心のある一つ以上の地理的領域を選んでもよい。選択された地理的領域は、都市、町、州および/または他のいかなる種類の定義可能な地理的領域によって表されてもよい。選択された地理的領域は、受信されたデータフィードから検索されるキーワードとなる。例えば、ユーザが「カーメル」および「インディアナ」の都市を選んだ場合、「カーメル」、および、「インディアナ」が、受信されたデータフィードから検索されるキーワードとなる。同様に、ユーザは、選択(i)でブール演算子ORを使用して、「カーメル」または「インディアナ」のいずれかを受信されたデータフィードから検索するようにしてもよい。
【0022】
選択(ii)に関して、ユーザは、受信されたデータフィードの内でユーザが検索したい一つ以上のキーワードを選んでもよい。これらの語は、選択された地理的領域に加えて検索されてもよく、または別個に検索されてもよい。このようにして、ユーザは、例えば、ブール演算子を使用して指定された検索基準のセットを定めてもよい。例えば、ユーザが選択(i)において「カーメル、インディアナ」の都市を関心地理的領域として選んで、(ii)においてキーワード「警告」を加え、かつ、ブール演算子ANDを使用した場合、「カーメル」、「インディアナ」、および、「警告」の語が含まれるデータフィードが受信されると、ユーザに通知される。この実施例は、カーメル、インディアナに適用される天気および/またはその他の種類の警告に関し、ユーザに通知することに役立てることができる。
【0023】
別の例として、ユーザが選択(i)において「ボストン」の都市を関心地理的領域として選び、かつ、ブール演算子ANDを使用して、選択(ii)においてキーワード「野球」を選択した場合、語「ボストン」および「野球」を含むデータフィードが受信されると、ユーザに通知される。この実施例は、ボストン・レッド・ソックスに関連したニュースに関してユーザに通知することに役立つであろう。もちろん、本発明の原理に従って例えば、いかなるブール演算子(例えばAND、OR、NOT、その他)を使用した検索の基準による他の方式が作成されてもよい。さらに、ユーザは、(i)または(ii)のいずれかで、選択しないことを決めてもよい。例えば、ユーザは、選択(i)において関心地理的領域だけを選び、選択(ii)において他のキーワードを選ばなくてもよい。逆にいえば、ユーザは、選択(ii)において一つ以上のキーワードだけを選んで、選択(i)において関心地理的領域を選ばなくてもよい。
【0024】
選択(iii)に関して、またユーザは、ユーザが受信を望み、選択(i)および(ii)において特定される一つ以上のキーワードの包含がないか調べることを望むデータフィードを一つ以上選んでもよい。例えば、ユーザは、一つ以上の関心のあるRSSデータフィードを選んでもよい。例示的実施形態によって、選択(iii)においてユーザが、選択(i)および(ii)において特定される特定のキーワードを指定し、指定されたデータフィードに対してだけ検索されるようにしてもよい。例えば、ユーザが、選択(i)において「カーメル、インディアナ」の都市を選び、かつ、ブール演算子ANDを使用して、選択(ii)においてキーワード「警告」を選択した上述の実施例において、ユーザは、選択(iii)において、「カーメル」、「インディアナ」、および、「警告」の語が特定のデータフィードだけに対して検索されるよう、更に指定してもよい。例えば、天気に関するフィード、インディアナ州に関するフィード、その他を更に示していてもよい。選択(iii)において特定のデータフィードだけが検索されることを指定できることは、特定のキーワードによって検索されるデータフィードを減少させ、処理パワーを節約することができる。上述したステップ310のセットアッププロセスの他のバリエーションが、同様に本発明の原理に従ってインプリメントされてもよい。
【0025】
ステップ310のセットアッププロセスの間、作られるユーザ選択に対応するデータは、コントローラ44のコントロールの下でメモリ46に保存される。本願明細書において既に示したように、メモリ46はベースモジュール20および/または電話機ハンドセット30に設置されてもよい。上述したユーザ選択のいずれかに対応するデータは、また、製造時にメモリ46に前もってプログラムされていてもよく、および/または、その後いつでもリモートサーバ(図示せず)からメモリにダウンロードされてもよい。このように、上述したステップ310のプロセスの全部または一部は、ユーザによって実行されなくてもよく、および/または、メモリ46に保存されるセットアップデータは、第三者(例えばサービスプロバイダ)によって定期的に更新されてもよい。ステップ310のセットアッププロセスは、個々の電話機ハンドセット30のために別個に実行されてもよい。このように、個々の電話機ハンドセット30は、別の形式でプログラムされてもよい。
【0026】
ステップ320においては、ステップ310でユーザによって選択された(すなわち選択(iii))データフィード、またはメモリ46にプログラムされた(例えば、ダウンロードアップデートを介して)データフィードが受け取られる。例示的実施形態によれば、一つ以上のデータフィードが、まずIPネットワーク10からベースモジュール20に受け取られ、一つ以上の電話機ハンドセット30に転送される。一つ以上の送受話器30によってデータフィードが受信されると、表示装置48を介して可視指示がユーザに提供され、ユーザに対して受信されたデータフィードにアクセスすることができることを知らせる。例示的実施形態によれば、ステップ320で受け取られた少なくとも一つの一つ以上のデータフィードは、テキストだけを含む。
【0027】
ステップ330で、一つ以上のキーワードが受信されたデータフィードで検出されるかどうかが判定される。例示的実施形態によれば、コントローラ44は、各々の受信されたデータフィードのコンテンツをメモリ46に保存された一つ以上のキーワードと比較するようにプログラムされる。これによって、受信されたデータフィード内で一つ以上のキーワードが検出されるかどうか判定する。上述したように、ユーザは、ステップ310の選択(iii)において、選択(i)および(ii)で特定した特定のキーワードが、指定されたデータフィード内でのみで検索されるよう特定してもよく、これによって、ステップ330における処理パワーを節約することができる。
【0028】
ステップ330の判定が、否定的な場合、プロセスフローはステップ320にループバックする。そして、上述した手順で、ベースモジュール20、および一つ以上の電話機ハンドセット30がデータフィードの受信を継続する。あるいは、ステップ330の判定が肯定的である場合、プロセスフローはステップ340へ進む。このステップで、電話機ハンドセット30がユーザに通知するために一つ以上の警告出力を発生する。例示的実施形態によれば、コントローラ44はステップ340で警告出力を可能にするために一つ以上の制御信号を出力する。そして、これは通常、聴覚的および/または視覚的であってもよい。
【0029】
図4は、天気の警告に関してユーザに通知するために、ステップ340において表示装置48を介して提供された警告の出力を示した例示的なスクリーンの表示である。図4で示したように、ユーザの注意を引きつけるために、視覚インジケータ52が、表示装置48を介して提供されてもよい。視覚インジケータ52は、例えば光ってもよく、および/またはユーザの注意を引きつけるために、予め定められた方式の任意の形式で表示されてもよい。ユーザの観点からすると、ステップ320〜340は、ほとんど同時に実行されるように見えてもよい点に注意すべきである。
【0030】
ステップ340から、プロセスフローはステップ350に移行する。ここで、キーワードを含む受信されたデータフィードがユーザによってアクセスされたかどうかが、コントローラ44によって判定される。例示的実施形態によれば、コントローラ44によって感知されるユーザ入力ターミナル40を介して、ユーザが、電話機ハンドセット30への一つ以上の入力を提供することによって、受信されたデータフィードにアクセスしてもよい。特定されたキーワードを含んでいるデータフィードにアクセスすることによって、アクセスされたデータフィードのコンテンツが、コントローラ44のコントロールの下で表示装置48を介して利用できるようになる。そして、このことによりユーザは、問題の状況/イベント/ストーリーに関する詳細な情報を得ることができる。図3に示されるプロセスフローに関わりなく、ステップ330〜350が実行されていても、ステップ320での一つ以上のデータフィードを受信するステップが実行され続けてもよい点に注意されたい。
【0031】
ステップ350の判定が否定的である場合、プロセスフローは、電話機ハンドセット30が上述した形式の一つ以上の警告出力を提供し続けるステップ340へループバックする。あるいは、ステップ350の判定は肯定的である場合、プロセスフローは電話機ハンドセット30が一つ以上の警告出力を使用不能にするステップ360へ進む。例示的実施形態によれば、コントローラ44は、ステップ360で一つ以上の警告出力を使用不能にする一つ以上の制御信号を出力する。もちろん、ステップ330で1つ以上のデータフィードがキーワードを含むと判定された場合、ユーザが問題の各々の特定のデータフィードにアクセスするまで、ステップ340で一つ以上の警告出力が継続されてもよい。他の例示的実施形態によれば、前に検出されたキーワードが、受信された最新版のデータフィードの中にもはや検出されない場合、警告出力はステップ360で不能(disable)とされてもよい。例えば、キーワード「警告」が受信された天気関連のデータフィードの最新版の中で、もはや検出されない場合、「警告」の状態は、もはや適用できないため、このデータフィードに関する警告出力は不能とされてもよい。
【0032】
本願明細書において記載したように、本発明は、受信されたデータフィードの中でキーワードを検出するための装置および方法を提供する。好適な設計を有する本発明を記載したが、本発明はこの開示の範囲および精神の中で更に修正されてもよい。本出願は、したがって、本発明の一般的な法則を用いた、バリエーション、使用または改造のいかなるものもカバーすることを目的とする。更に、本願明細書は、当該技術において知られており、また、慣習的に実施されている事項に伴う変更であって添付の請求項の範囲に入るものをカバーすることを目的としている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
データフィードを受信するための入力;および
前記受信されたデータフィードのコンテンツがキーワードを含むか否かを判定するためのコントローラ、を有する装置であって、
前記コンテンツが前記キーワードを含むと、前記コントローラが判定した場合、前記コントローラはユーザに通知するための信号を生成する装置。
【請求項2】
前記信号は、インジケータを機能させる、請求項1記載の装置。
【請求項3】
前記コントローラは、前記受信されたデータフィードにアクセスするための前記ユーザからの入力に応答して、前記インジケータを機能させなくする請求項2記載の装置。
【請求項4】
前記受信されたデータフィードは、テキストだけを含む、請求項1記載の装置。
【請求項5】
前記受信されたデータフィードは、RSS(Real Simple Syndication)データフィードである、請求項1記載の装置。
【請求項6】
当該装置は、ウェブ・ブラウザを含まない請求項1記載の装置。
【請求項7】
ベースモジュール、および電話機ハンドセットのうちの少なくとも1つを含む、請求項6記載の装置。
【請求項8】
データフィードを受信するステップ;
前記受信されたデータフィードのコンテンツがキーワードを含むか否かを判定するステップ;および
前記コンテンツが前記キーワードを含む場合、ユーザに通知するための信号を生成するステップ;
を有する方法。
【請求項9】
前記信号は、インジケータを機能させる、請求項8記載の方法。
【請求項10】
前記受信されたデータフィードにアクセスするための前記ユーザからの入力に応答して、前記インジケータを機能させなくするステップ、をさらに有する請求項9記載の方法。
【請求項11】
前記受信されたデータフィードは、テキストだけを含む、請求項8記載の方法。
【請求項12】
前記受信されたデータフィードは、RSS(Real Simple Syndication)データフィードである、請求項1記載の方法。
【請求項13】
当該方法は、ウェブ・ブラウザを含まない装置を使用してインプリメントされる、請求項8記載の方法。
【請求項14】
前記装置は、ベースモジュール、および電話機ハンドセットのうちの少なくとも一つを含む、請求項13記載の方法。
【請求項15】
データフィードを受信するための手段;および
前記受信されたデータフィードのコンテンツがキーワードを含むか否かを判定するための手段;を有する装置であって、
前記コンテンツが前記キーワードを含むと、前記判定するための手段が判定する場合、前記判定するための手段は、ユーザに通知するための信号を生成する装置。
【請求項16】
前記信号は、インジケータを機能させる、請求項15記載の装置。
【請求項17】
前記判定するための手段は、前記受信されたデータフィードにアクセスするための前記ユーザからの入力に応答して、前記インジケータを機能させなくする、請求項16記載の装置。
【請求項18】
前記受信されたデータフィードは、テキストだけを含む、請求項15記載の装置。
【請求項19】
前記受信されたデータフィードは、RSS(Real Simple Syndication)データフィードである、請求項15記載の装置。
【請求項20】
当該装置は、ウェブ・ブラウザを含まない、請求項15記載の装置。
【請求項21】
ベースモジュール、および電話機ハンドセットのうちの少なくとも1つを含む、請求項20記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2010−515964(P2010−515964A)
【公表日】平成22年5月13日(2010.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−544832(P2009−544832)
【出願日】平成19年11月28日(2007.11.28)
【国際出願番号】PCT/US2007/024475
【国際公開番号】WO2008/111963
【国際公開日】平成20年9月18日(2008.9.18)
【出願人】(501263810)トムソン ライセンシング (2,848)
【氏名又は名称原語表記】Thomson Licensing 
【住所又は居所原語表記】1−5, rue Jeanne d’Arc, 92130 ISSY LES MOULINEAUX, France
【Fターム(参考)】