説明

データ処理装置およびシステム、ユーザ携帯端末、販売処理端末、コンピュータプログラム、データ処理方法

【課題】エンドユーザが購入した販売商品のデータキャリアからサービスIDデータが悪意の第三者にスキミングされてサービス処理が不正に用されることを防止できるデータ処理装置を提供する。
【解決手段】エンドユーザに携帯されるユーザ携帯端末300に登録されている端末IDデータTIDと、販売商品SPに付与されているデータキャリア200のサービスIDデータSIDとともに、サービス停止要求SSRを受信するとサービス処理を禁止する。このような状態でユーザ携帯端末300からサービスIDデータSIDと端末IDデータTIDとともにサービス再開要求SRRを受信した場合、その端末IDデータTIDおよびサービスIDデータSIDが、サービス停止要求SSRとともに受信された端末IDデータTIDおよびサービスIDデータSIDと一致するとサービス処理の禁止を解除する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データキャリアが付与されている販売商品を購入したエンドユーザに所定のサービス処理を提供するためのデータ処理装置およびデータ処理システム、このデータ処理システムのユーザ携帯端末および販売処理端末、データ処理装置のコンピュータプログラムおよびデータ処理方法、に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、商品販売を促進するために各種のサービス処理が実施されている。このようなサービス処理として、例えば、販売商品にRFIDチップなどのデータキャリアを付与しておくことが想定されている。
【0003】
この場合、販売商品を購入したエンドユーザが携帯電話端末などのユーザ携帯端末でサービスIDデータを取得して所定のウェブサイトなどに送信すると、そのサービスIDデータに対応したサービス処理が提供される。
【0004】
現在、上述のような技術として各種の提案がある(例えば、特許文献1〜3参照)。
【特許文献1】特開2003−157476号公報
【特許文献2】特開2005−242538号公報
【特許文献3】特開2004−135058号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、エンドユーザが購入した販売商品を持ち歩いているときに、その販売商品のデータキャリアからサービスIDデータがスキミングされると、サービス処理が不正に利用されることになる。
【0006】
特に、データキャリアがRFIDチップの場合、販売商品がバックや衣服の内部などに収容されていても、そのサービスIDデータが電磁的に外部からスキミングされる可能性がある。
【0007】
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、販売商品のデータキャリアからサービスIDデータが悪意の第三者にスキミングされてサービス処理が不正に利用されることを防止できるデータ処理装置およびデータ処理システム、このデータ処理システムのユーザ携帯端末および販売処理端末、データ処理装置のコンピュータプログラムおよびデータ処理方法、を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のデータ処理装置は、データキャリアが付与されている販売商品を購入したエンドユーザに所定のサービス処理を提供するためのデータ処理装置であって、データキャリアに販売商品の個体ごとに登録されているサービスIDデータを受信するデータ受信手段と、サービスIDデータの受信に対応して所定のサービス処理を実行するサービス実行手段と、エンドユーザに携帯されるユーザ携帯端末に登録されている端末IDデータとサービスIDデータとを所定のサービス停止要求とともに受信する停止受信手段と、サービス停止要求と端末IDデータとサービスIDデータとの受信に対応してサービス処理を禁止するサービス禁止手段と、サービス処理が禁止されている状態でデータキャリアからユーザ携帯端末で取得されたサービスIDデータを端末IDデータおよび所定のサービス再開要求とともに受信する再開受信手段と、サービス再開要求とともに受信された端末IDデータおよびサービスIDデータがサービス停止要求とともに受信された端末IDデータおよびサービスIDデータと一致するとサービス処理の禁止を解除する禁止解除手段と、を有する。
【0009】
本発明の第一のデータ処理システムは、データキャリアが付与されている販売商品を購入したエンドユーザに所定のサービス処理を提供するためのデータ処理システムであって、本発明のデータ処理装置と、付与されている販売商品の個体ごとにサービスIDデータが記録されているデータキャリアと、データキャリアから取得するサービスIDデータと登録されている端末IDデータとサービス再開要求とをデータ処理装置に送信するユーザ携帯端末と、を有する。
【0010】
本発明の第二のデータ処理システムは、データキャリアが付与されている販売商品を購入したエンドユーザに所定のサービス処理を提供するためのデータ処理システムであって、本発明のデータ処理装置と、付与されている販売商品の個体ごとにサービスIDデータが記録されているデータキャリアと、データキャリアから取得するサービスIDデータと登録されている端末IDデータとサービス停止要求とをデータ処理装置に送信するとともに、データキャリアから取得するサービスIDデータと登録されている端末IDデータとサービス再開要求とをデータ処理装置に送信する、ユーザ携帯端末と、を有する。
【0011】
本発明の第三のデータ処理システムは、データキャリアが付与されている販売商品を購入したエンドユーザに所定のサービス処理を提供するためのデータ処理システムであって、本発明のデータ処理装置と、付与されている販売商品の個体ごとにサービスIDデータが記録されているデータキャリアと、販売処理を実行してデータキャリアから取得するサービスIDデータとユーザ携帯端末から取得する端末IDデータとサービス停止要求とをデータ処理装置に送信する販売処理端末と、データキャリアから取得するサービスIDデータと登録されている端末IDデータとサービス再開要求とをデータ処理装置に送信するユーザ携帯端末と、を有する。
【0012】
本発明の第一のユーザ携帯端末は、本発明のデータ処理システムのユーザ携帯端末であって、データキャリアから取得するサービスIDデータと登録されている端末IDデータとサービス再開要求とをデータ処理装置に送信する。
【0013】
本発明の第二のユーザ携帯端末は、本発明のデータ処理システムのユーザ携帯端末であって、データキャリアから取得するサービスIDデータと登録されている端末IDデータとサービス停止要求とをデータ処理装置に送信するとともに、データキャリアから取得するサービスIDデータと登録されている端末IDデータとサービス再開要求とをデータ処理装置に送信する。
【0014】
本発明の販売処理端末は、本発明のデータ処理システムの販売処理端末であって、販売処理を実行してデータキャリアから取得するサービスIDデータとユーザ携帯端末から取得する端末IDデータとサービス停止要求とをデータ処理装置に送信する。
【0015】
本発明のコンピュータプログラムは、データキャリアが付与されている販売商品を購入したエンドユーザに所定のサービス処理を提供するためのデータ処理装置のコンピュータプログラムであって、データキャリアに販売商品の個体ごとに登録されているサービスIDデータを受信するデータ受信処理と、サービスIDデータの受信に対応して所定のサービス処理を実行するサービス実行処理と、エンドユーザに携帯されるユーザ携帯端末に登録されている端末IDデータとサービスIDデータとを所定のサービス停止要求とともに受信する停止受信処理と、サービス停止要求と端末IDデータとサービスIDデータとの受信に対応してサービス処理を禁止するサービス禁止処理と、サービス処理が禁止されている状態でデータキャリアからユーザ携帯端末で取得されたサービスIDデータを端末IDデータおよび所定のサービス再開要求とともに受信する再開受信処理と、サービス再開要求とともに受信された端末IDデータおよびサービスIDデータがサービス停止要求とともに受信された端末IDデータおよびサービスIDデータと一致するとサービス処理の禁止を解除する禁止解除処理と、をデータ処理装置に実行させる。
【0016】
本発明のデータ処理方法は、データキャリアが付与されている販売商品を購入したエンドユーザに所定のサービス処理を提供するためのデータ処理装置のデータ処理方法であって、データキャリアに販売商品の個体ごとに登録されているサービスIDデータを受信するデータ受信工程と、サービスIDデータの受信に対応して所定のサービス処理を実行するサービス実行工程と、エンドユーザに携帯されるユーザ携帯端末に登録されている端末IDデータとサービスIDデータとを所定のサービス停止要求とともに受信する停止受信工程と、サービス停止要求と端末IDデータとサービスIDデータとの受信に対応してサービス処理を禁止するサービス禁止工程と、サービス処理が禁止されている状態でデータキャリアからユーザ携帯端末で取得されたサービスIDデータを端末IDデータおよび所定のサービス再開要求とともに受信する再開受信工程と、サービス再開要求とともに受信された端末IDデータおよびサービスIDデータがサービス停止要求とともに受信された端末IDデータおよびサービスIDデータと一致するとサービス処理の禁止を解除する禁止解除工程と、を有する。
【0017】
なお、本発明の各種の構成要素は、その機能を実現するように形成されていればよく、例えば、所定の機能を発揮する専用のハードウェア、所定の機能がコンピュータプログラムにより付与されたデータ処理装置、コンピュータプログラムによりデータ処理装置に実現された所定の機能、これらの任意の組み合わせ、等として実現することができる。
【0018】
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
【0019】
また、本発明のデータ処理方法には複数の工程を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の工程を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明のデータ処理方法を実施するときには、その複数の工程の順番は内容的に支障しない範囲で変更することができる。
【0020】
さらに、本発明のデータ処理方法の複数の工程は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある工程の実行中に他の工程が発生すること、ある工程の実行タイミングと他の工程の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
【0021】
また、本発明で云うデータ処理装置は、コンピュータプログラムを読み取って対応するデータ処理を実行できるように、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、I/F(Interface)ユニット、等の汎用デバイスで構築されたハードウェア、所定のデータ処理を実行するように構築された専用の論理回路、これらの組み合わせ、等として実施することができる。
【0022】
なお、本発明でコンピュータプログラムに対応した各種動作をデータ処理装置に実行させることは、各種デバイスをデータ処理装置に動作制御させることなども意味している。
【0023】
例えば、データ処理装置に各種データを記憶させることは、データ処理装置に固定されているHDD(Hard Disc Drive)等の情報記憶媒体にCPUが各種データを格納すること、データ処理装置に交換自在に装填されているCD−R(Compact Disc-Recordable)等の情報記憶媒体にCPUがCDドライブで各種データを格納すること、等でよい。
【発明の効果】
【0024】
本発明のデータ処理装置では、データキャリアに販売商品の個体ごとに登録されているサービスIDデータを受信すると、そのサービスIDデータの受信に対応して所定のサービス処理を実行する。ただし、エンドユーザに携帯されるユーザ携帯端末に登録されている端末IDデータとサービスIDデータとを所定のサービス停止要求とともに受信すると、そのサービス停止要求と端末IDデータとサービスIDデータとの受信に対応してサービス処理を禁止する。そして、このようにサービス処理が禁止されている状態でデータキャリアからユーザ携帯端末で取得されたサービスIDデータを端末IDデータおよび所定のサービス再開要求とともに受信する。このとき、そのサービス再開要求とともに受信された端末IDデータおよびサービスIDデータがサービス停止要求とともに受信された端末IDデータおよびサービスIDデータと一致するとサービス処理の禁止を解除する。このため、データキャリアが付与されている販売商品を購入したエンドユーザは所望によりユーザ携帯端末でサービス処理を停止することができるとともに、その停止したサービス処理を所望によりユーザ携帯端末で再開させることができる。従って、エンドユーザが販売商品を持ち歩いているときに、そのサービスIDデータが悪意の第三者にスキミングされてサービス処理が不正に利用されることを防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
本発明の実施の一形態を図面を参照して以下に説明する。本実施の形態のデータ処理システム1000およびデータ処理装置100は、データキャリア200が付与されている販売商品SPを購入したエンドユーザに所定のサービス処理を提供するために利用される。
【0026】
このため、本実施の形態のデータ処理装置100は、図1に示すように、データキャリア200から販売商品SPの個体ごとに登録されているサービスIDデータSIDを受信するデータ受信部110と、サービスIDデータSIDの受信に対応して所定のサービス処理を実行するサービス実行部120と、エンドユーザに携帯されるユーザ携帯端末300に登録されている端末IDデータTIDとサービスIDデータSIDとを所定のサービス停止要求SSRとともに受信する停止受信部130と、サービス停止要求SSRと端末IDデータTIDとサービスIDデータSIDとの受信に対応してサービス処理を禁止するサービス禁止部140と、サービス処理が禁止されている状態でデータキャリア200からユーザ携帯端末300で取得されたサービスIDデータSIDを端末IDデータTIDおよび所定のサービス再開要求SRRとともに受信する再開受信部150と、サービス再開要求SRRとともに受信された端末IDデータTIDおよびサービスIDデータSIDがサービス停止要求SSRとともに受信された端末IDデータTIDおよびサービスIDデータSIDと一致するとサービス処理の禁止を解除する禁止解除部160と、を有する。
【0027】
そして、本実施の形態のデータ処理システム1000は、図1および図2に示すように、データ処理装置100と、サービスIDデータSIDが登録されていて販売商品SPに付与されているデータキャリア200と、データキャリア200から取得するサービスIDデータSIDと登録されている端末IDデータTIDとサービス停止要求SSRとをデータ処理装置100に送信するとともに、データキャリア200から取得するサービスIDデータSIDと登録されている端末IDデータTIDとサービス再開要求SRRとをデータ処理装置100に送信する、ユーザ携帯端末300と、を有する。
【0028】
このため、本実施の形態のデータ処理装置100の停止受信部130は、ユーザ携帯端末300からサービス停止要求SSRと端末IDデータTIDとサービスIDデータSIDとを受信する。
【0029】
また、詳細には後述するが、本実施の形態のデータ処理装置100のサービス実行部120は、サービス再開要求SRRを送信したユーザ携帯端末300にサービス処理を実行する。
【0030】
また、データキャリア200は、例えば、販売商品SPの個体ごとにサービスIDデータSIDが登録されているRFIDチップからなる。このため、ユーザ携帯端末300は、例えば、RFIDリーダが搭載されている携帯電話端末からなる。
【0031】
さらに、ユーザ携帯端末300は、データキャリア200から取得するサービスIDデータSIDと登録されている端末IDデータTIDとをデータ処理装置100にサービス停止要求SSRとともに送信するかサービス再開要求SRRとともに送信するかを入力操作に対応して実行する。
【0032】
本実施の形態のデータ処理装置100は、例えば、販売商品SPを製造販売する製造メーカのデータベースサーバからなる。このデータ処理装置100は、実装されているコンピュータプログラムに対応して各種動作を実行することにより、前述のような各部110〜が各種機能として論理的に実現されている。
【0033】
このようなコンピュータプログラムは、例えば、データキャリア200から販売商品SPの個体ごとに登録されているサービスIDデータSIDを受信するデータ受信処理と、サービスIDデータSIDの受信に対応して所定のサービス処理を実行するサービス実行処理と、エンドユーザに携帯されるユーザ携帯端末300に登録されている端末IDデータTIDとサービスIDデータSIDとを所定のサービス停止要求SSRとともに受信する停止受信処理と、サービス停止要求SSRと端末IDデータTIDとサービスIDデータSIDとの受信に対応してサービス処理を禁止するサービス禁止処理と、サービス処理が禁止されている状態でデータキャリア200からユーザ携帯端末300で取得されたサービスIDデータSIDを端末IDデータTIDおよび所定のサービス再開要求SRRとともに受信する再開受信処理と、サービス再開要求SRRとともに受信された端末IDデータTIDおよびサービスIDデータSIDがサービス停止要求SSRとともに受信された端末IDデータTIDおよびサービスIDデータSIDと一致するとサービス処理の禁止を解除する禁止解除処理と、をデータ処理装置100に実行させるように記述されている。
【0034】
上述のような構成において、本実施の形態のデータ処理システム1000およびデータ処理装置100によるデータ処理方法を以下に説明する。まず、販売商品SPを製造販売する製造メーカは、例えば、データ処理装置100でサービス処理のウェブサイトを開設する。
【0035】
そして、販売商品SPを購入してデータキャリア200からサービスIDデータを取得すると、上述のウェブサイトで所定のサービス処理が提供されることを宣伝する。このサービス処理は、例えば、携帯電話端末からなるユーザ携帯端末300で利用できるデジタルコンテンツの提供などとして実行される。
【0036】
そこで、販売商品SPを購入してサービス処理を要望するエンドユーザは、ユーザ携帯端末300のRFIDリーダでRFIDチップからなるデータキャリア200からサービスIDデータSIDを取得する。
【0037】
このとき、例えば、このサービスIDデータSIDとともにウェブアドレスも取得される。すると、このユーザ携帯端末300は、取得したウェブアドレスにより、前述のサービス処理のウェブサイトにアクセスする。
【0038】
すると、図3に示すように、このアクセスを検知したデータ処理装置100は(ステップS1−Y)、ウェブサイトのホームページをユーザ携帯端末300に提示する(ステップS2)。
【0039】
これでユーザ携帯端末300で閲覧されるホームページには、例えば、「今すぐサービスを利用する」「サービスを一時停止する」「停止を解除してサービスを利用する」なる三つの操作アイコンが表示出力される(図示せず)。
【0040】
そこで、エンドユーザが所望によりユーザ携帯端末300で「今すぐサービスを利用する」を選択操作すると、これを検知したデータ処理装置100は(ステップS3−Y)、ユーザ携帯端末300で保持されているサービスIDデータSIDを取得する(ステップS12)。
【0041】
そして、このデータ処理装置100は、そのサービスIDデータSIDによるサービス処理が停止されていないことと(ステップS13−N)、完了していないこととを確認すると(ステップS8−N)、サービスIDデータSIDに対応したサービス処理をユーザ携帯端末300に提供する(ステップS9)。
【0042】
このデータ処理装置100は、上述のようにサービス処理が完了すると(ステップS10−Y)、このサービス処理の完了をサービスIDデータSIDとともに保存する(ステップS11)。
【0043】
このようにサービス完了が保存されたサービスIDデータSIDが再度送信されても(ステップS8−Y)、データ処理装置100は、「本サービスは利用済です」などのエラーガイダンスを返信し、サービス処理を再度実行することはない(ステップS17)。
【0044】
このため、例えば、販売商品SPを購入して直後にサービス処理を利用したエンドユーザが、その販売商品SPを持ち歩いているときに、そのサービスIDデータSIDが悪意の第三者にスキミングされてデータ処理装置100に送信されても、サービス処理が不正に利用されることはない。
【0045】
しかし、サービス処理を利用していないエンドユーザが販売商品SPを持ち歩いているときに、そのサービスIDデータSIDが悪意の第三者にスキミングされてデータ処理装置100に送信されると、サービス処理が不正に利用されることになる。
【0046】
そこで、これを防止するためには、エンドユーザは所望によりユーザ携帯端末300で「サービスを一時停止する」を選択操作する。すると、これをサービス停止要求SSRとして検知したデータ処理装置100は(ステップS4)、ユーザ携帯端末300からサービスIDデータSIDとともに端末IDデータTIDを取得する(ステップS14)。
【0047】
すると、このデータ処理装置100は、サービス停止要求SSRとともにサービスIDデータSIDと端末IDデータTIDとを保存し(ステップS15)、そのサービスIDデータSIDによるサービス処理を一時停止する(ステップS16)。
【0048】
このような状態でエンドユーザが販売商品SPを持ち歩いているときに、そのサービスIDデータSIDが悪意の第三者にスキミングされてデータ処理装置100に送信することはできる。
【0049】
より具体的には、正当なエンドユーザの販売商品SPのサービスIDデータSIDをスキミングした悪意の第三者が、自身のユーザ携帯端末(図示せず)でホームページの「今すぐサービスを利用する」を選択操作しても、そのサービスIDデータSIDのサービス処理は停止されていて利用できない(ステップS13)。
【0050】
この場合、「本サービスは一時停止されています。「停止を解除してサービスを利用する」を選択してサービスを再開してください」などのエラーガイダンスが返信される(ステップS17)。
【0051】
そこで、悪意の第三者が、自身のユーザ携帯端末でホームページの「停止を解除してサービスを利用する」を選択操作してサービスIDデータSIDと端末IDデータTIDとをデータ処理装置100に取得させても(ステップS6)、その不当な端末IDデータTIDは、そのサービスIDデータSIDとともに保存されている正当な端末IDデータTIDと整合しない(ステップS7)。
【0052】
この場合、「端末IDデータが一致しません。本サービスを停止した端末装置で再度アクセスしてください」などのエラーガイダンスが返信される(ステップS17)。つまり、正当なエンドユーザが自身のユーザ携帯端末300で販売商品SPのサービス処理を停止すれば、その販売商品SPのサービスIDデータSIDが悪意の第三者にスキミングされてもサービス処理が不正に利用されることはない。
【0053】
そして、上述のようにサービス処理を停止したエンドユーザが、サービス処理を利用したいときには、そのユーザ携帯端末300でデータキャリア200からウェブアドレスとサービスIDデータSIDとを再度取得する。
【0054】
つぎに、エンドユーザはユーザ携帯端末300により、上述のウェブアドレスにより閲覧されるホームページの「停止を解除してサービスを利用する」なる操作アイコンを選択操作する。
【0055】
すると、これをサービス再開要求SRRとして検知したデータ処理装置100は(ステップS5)、ユーザ携帯端末300からサービスIDデータSIDと端末IDデータTIDとを取得する(ステップS6)。
【0056】
そして、このサービス再開要求SRRとともに取得したサービスIDデータSIDと端末IDデータTIDとが、サービス停止要求SSRとともに保存されているかを確認する。
【0057】
この保存が確認されると(ステップS7−Y)、そのサービスIDデータSIDによるサービス処理が完了していないことも確認してから(ステップS8−N)、サービスIDデータSIDに対応したサービス処理をユーザ携帯端末300に提供する(ステップS9)。
【0058】
以下は前述と同様に、データ処理装置100は、サービス処理の完了をサービスIDデータSIDとともに保存する(ステップS10,S11)。このため、サービス完了が保存されたサービスIDデータSIDが再度送信されても(ステップS8−Y)、サービス処理を再度実行することはない(ステップS17)。
【0059】
本実施の形態のデータ処理装置100は、上述のようにデータキャリア200から販売商品SPの個体ごとに登録されているサービスIDデータSIDを受信すると、そのサービスIDデータSIDの受信に対応して所定のサービス処理を実行する。
【0060】
ただし、エンドユーザに携帯されるユーザ携帯端末300に登録されている端末IDデータTIDとサービスIDデータSIDとを所定のサービス停止要求SSRとともに受信すると、そのサービス停止要求SSRと端末IDデータTIDとサービスIDデータSIDとの受信に対応してサービス処理を禁止する。
【0061】
そして、このようにサービス処理が禁止されている状態でデータキャリア200からユーザ携帯端末300で取得されたサービスIDデータSIDを端末IDデータTIDおよび所定のサービス再開要求SRRとともに受信する。
【0062】
このとき、そのサービス再開要求SRRとともに受信された端末IDデータTIDおよびサービスIDデータSIDがサービス停止要求SSRとともに受信された端末IDデータTIDおよびサービスIDデータSIDと一致するとサービス処理の禁止を解除する。
【0063】
このため、販売商品SPを購入したエンドユーザは所望によりユーザ携帯端末300でサービス処理を停止することができるとともに、その停止させたサービス処理を所望によりユーザ携帯端末300で再開させることができる。
【0064】
従って、エンドユーザが販売商品SPを持ち歩いているときに、そのサービスIDデータSIDが悪意の第三者にスキミングされてサービス処理が不正に利用されることを防止できる。
【0065】
しかも、データ処理装置100は、サービス処理が完了したサービスIDデータSIDも保存する。このため、同一のサービスIDデータSIDでサービス処理が何度も利用されることも防止できる。
【0066】
さらに、正当なエンドユーザが販売商品SPを購入した直後にサービス処理を利用すれば、その販売商品SPを持ち歩いているときにサービスIDデータSIDが悪意の第三者にスキミングされても、サービス処理が不正に利用されることがない。
【0067】
さらに、データキャリア200は、販売商品SPの個体ごとにサービスIDデータSIDが登録されているRFIDチップからなり、ユーザ携帯端末300がRFIDリーダでサービスIDデータSIDを取得する。このため、ユーザ携帯端末300が簡単にサービスIDデータSIDを取得することができる。
【0068】
なお、RFIDチップは電磁的に非接触にデータ通信するのでスキミングされる可能性が高い。しかし、本実施の形態のデータ処理システム1000では、上述のようにデータキャリア200がRFIDチップからなっても、そのスキミングによるサービス処理の不正利用を簡単に防止することができる。
【0069】
また、データ処理装置100は、ユーザ携帯端末300で閲覧されるウェブサイトにより、サービス処理の禁止や解除を実行する。このため、サービス処理の禁止や解除を実行するために、ユーザ携帯端末300に特別な機能が必要ない。
【0070】
なお、本発明は本実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許容する。例えば、上記形態ではエンドユーザが所持している携帯電話端末などのユーザ携帯端末300が、データキャリア200から取得するサービスIDデータSIDと登録されている端末IDデータTIDとサービス停止要求SSRとをデータ処理装置100に送信するとともに、データキャリア200から取得するサービスIDデータSIDと登録されている端末IDデータTIDとサービス再開要求SRRとをデータ処理装置100に送信することを例示した。
【0071】
しかし、販売商品SPを販売処理するPOS端末などの販売処理端末(図示せず)が、サービス停止要求SSRと端末IDデータTIDとサービスIDデータSIDとをデータ処理装置100に送信してもよい。
【0072】
この場合、例えば、データキャリア200には、販売処理に必要な商品データも登録されている。そして、販売処理端末は、販売商品SPの販売処理のためにデータキャリア200から商品データを取得するとともにサービスIDデータSIDを取得し、このサービスIDデータSIDをサービス停止要求SSRとともにデータ処理装置100に送信すればよい。
【0073】
同様に、上述のような販売処理端末は、例えば、販売商品SPの販売処理のためにユーザ携帯端末300から取得された端末IDデータTIDを取得することもできる。そこで、このように取得した端末IDデータTIDをサービス停止要求SSRとともにデータ処理装置100に送信してもよい。
【0074】
さらに、本実施の形態ではデータ処理装置100の各部がコンピュータプログラムにより各種機能として論理的に実現されることを例示した。しかし、このような各部の各々を固有のハードウェアとして形成することもでき、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせとして実現することもできる。
【0075】
なお、当然ながら、上述した実施の形態および複数の変形例は、その内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。例えば、ユーザ端末装置300がデータ処理装置100にアクセスすると、最初にデータ処理装置100がウェブサイトのホームページをユーザ端末装置300に提示することを例示した。
【0076】
しかし、ユーザ端末装置300がデータ処理装置100にアクセスすると、データ処理装置100が最初にユーザ端末装置300からサービス再開要求やサービスIDデータSID等を取得し、データ整合を確認してからホームページを提示してもよい。
【0077】
この場合、もしもサービスIDデータSIDが第三者にスキミングされても、その第三者がホームページにアクセスすることができない。このため、どのような販売商品SPをエンドユーザEYが購入したかのプライバシも保護することができる。
【0078】
また、上記形態では説明を簡単とするため、データ処理装置100が一個のハードウェアからなることを例示した。しかし、このデータ処理装置100が通信ネットワークで接続されている複数のハードウェアからなってもよい(図示せず)。
【0079】
例えば、販売処理端末300を所有する複数の販売店舗企業の店舗サーバ、販売商品を販売している複数の商品製造メーカのメーカサーバ、各種のウェブサイトを運営するプロバイダサーバ、上述のようなサービス処理を提供するサービス企業のサービスサーバ、等でデータ処理装置100が形成されていてもよい(図示せず)。
【0080】
さらに、上記形態ではユーザ端末装置300がデータキャリア200からサービスIDデータSIDとともにウェブアドレスも取得し、そのウェブアドレスでウェブサイトにアクセスすることを例示した。
【0081】
しかし、ユーザ端末装置300が専用のアプリケーションによりサービスIDデータSIDでゲートウェイサーバにアクセスし、このゲートウェイサーバがサービスIDデータSIDをウェブアドレスに変換してウェブサーバにアクセスしてもよい(図示せず)。
【0082】
また、上述した実施の形態および変形例では、各部の構造などを具体的に説明したが、その構造などは本願発明を満足する範囲で各種に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【0083】
【図1】本発明の実施の形態のデータ処理システムの論理構造を示す模式的なブロック図である。
【図2】データ処理システムの物理構造を示す模式的なブロック図である。
【図3】データ処理装置によるデータ処理方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0084】
100 データ処理装置
110 データ受信部
120 サービス実行部
130 停止受信部
140 サービス禁止部
150 再開受信部
160 禁止解除部
200 データキャリア
300 ユーザ携帯端末
1000 データ処理システム
SID サービスIDデータ
SP 販売商品
SRR サービス再開要求
SSR サービス停止要求
TID 端末IDデータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
データキャリアが付与されている販売商品を購入したエンドユーザに所定のサービス処理を提供するためのデータ処理装置であって、
前記データキャリアに前記販売商品の個体ごとに登録されているサービスID(Identity)データを受信するデータ受信手段と、
前記サービスIDデータの受信に対応して所定のサービス処理を実行するサービス実行手段と、
前記エンドユーザに携帯される前記ユーザ携帯端末に登録されている端末IDデータと前記サービスIDデータとを所定のサービス停止要求とともに受信する停止受信手段と、
前記サービス停止要求と前記端末IDデータと前記サービスIDデータとの受信に対応して前記サービス処理を禁止するサービス禁止手段と、
前記サービス処理が禁止されている状態で前記データキャリアから前記ユーザ携帯端末で取得された前記サービスIDデータを前記端末IDデータおよび所定のサービス再開要求とともに受信する再開受信手段と、
前記サービス再開要求とともに受信された前記端末IDデータおよび前記サービスIDデータが前記サービス停止要求とともに受信された前記端末IDデータおよび前記サービスIDデータと一致すると前記サービス処理の禁止を解除する禁止解除手段と、
を有するデータ処理装置。
【請求項2】
前記サービス実行手段は、前記サービス再開要求を送信した前記ユーザ携帯端末に前記サービス処理を実行する請求項1に記載のデータ処理装置。
【請求項3】
前記停止受信手段は、前記ユーザ携帯端末から前記サービス停止要求と前記端末IDデータと前記サービスIDデータとを受信する請求項1または2に記載のデータ処理装置。
【請求項4】
前記停止受信手段は、前記販売商品を販売処理する販売処理端末から前記サービス停止要求と前記端末IDデータと前記サービスIDデータとを受信する請求項1に記載のデータ処理装置。
【請求項5】
前記販売商品の販売処理のために前記販売処理端末で前記データキャリアから取得された前記サービスIDデータを前記サービス停止要求とともに受信する請求項4に記載のデータ処理装置。
【請求項6】
前記販売商品の販売処理のために前記販売処理端末で前記ユーザ携帯端末から取得された前記端末IDデータを前記サービス停止要求とともに受信する請求項4または5に記載のデータ処理装置。
【請求項7】
データキャリアが付与されている販売商品を購入したエンドユーザに所定のサービス処理を提供するためのデータ処理システムであって、
請求項1ないし6の何れか一項に記載のデータ処理装置と、
付与されている前記販売商品の個体ごとに前記サービスIDデータが記録されている前記データキャリアと、
前記データキャリアから取得する前記サービスIDデータと登録されている前記端末IDデータと前記サービス再開要求とを前記データ処理装置に送信する前記ユーザ携帯端末と、
を有するデータ処理システム。
【請求項8】
データキャリアが付与されている販売商品を購入したエンドユーザに所定のサービス処理を提供するためのデータ処理システムであって、
請求項3に記載のデータ処理装置と、
付与されている前記販売商品の個体ごとに前記サービスIDデータが記録されている前記データキャリアと、
前記データキャリアから取得する前記サービスIDデータと登録されている前記端末IDデータと前記サービス停止要求とを前記データ処理装置に送信するとともに、前記データキャリアから取得する前記サービスIDデータと登録されている前記端末IDデータと前記サービス再開要求とを前記データ処理装置に送信する、前記ユーザ携帯端末と、
を有するデータ処理システム。
【請求項9】
データキャリアが付与されている販売商品を購入したエンドユーザに所定のサービス処理を提供するためのデータ処理システムであって、
請求項6に記載のデータ処理装置と、
付与されている前記販売商品の個体ごとに前記サービスIDデータが記録されている前記データキャリアと、
前記販売処理を実行して前記データキャリアから取得する前記サービスIDデータと前記ユーザ携帯端末から取得する前記端末IDデータと前記サービス停止要求とを前記データ処理装置に送信する前記販売処理端末と、
前記データキャリアから取得する前記サービスIDデータと登録されている前記端末IDデータと前記サービス再開要求とを前記データ処理装置に送信する前記ユーザ携帯端末と、
を有するデータ処理システム。
【請求項10】
前記データキャリアは、前記販売商品ごとに販売処理に必要な商品データも登録されており、
前記販売処理端末は、前記データキャリアから前記商品データを取得するとともに前記サービスIDデータも取得する請求項9に記載のデータ処理システム。
【請求項11】
前記データキャリアは、前記販売商品の個体ごとに前記サービスIDデータが登録されているRFID(Radio Frequency Identification)チップからなる請求項7ないし10の何れか一項に記載のデータ処理システム。
【請求項12】
請求項7に記載のデータ処理システムのユーザ携帯端末であって、
前記データキャリアから取得する前記サービスIDデータと登録されている前記端末IDデータと前記サービス再開要求とを前記データ処理装置に送信するユーザ携帯端末。
【請求項13】
請求項8に記載のデータ処理システムのユーザ携帯端末であって、
前記データキャリアから取得する前記サービスIDデータと登録されている前記端末IDデータと前記サービス停止要求とを前記データ処理装置に送信するとともに、前記データキャリアから取得する前記サービスIDデータと登録されている前記端末IDデータと前記サービス再開要求とを前記データ処理装置に送信する、ユーザ携帯端末。
【請求項14】
前記データキャリアから取得する前記サービスIDデータと登録されている前記端末IDデータとを前記データ処理装置に前記サービス停止要求とともに送信するか前記サービス再開要求とともに送信するかを入力操作に対応して実行する請求項13に記載のユーザ携帯端末。
【請求項15】
請求項9に記載のデータ処理システムの販売処理端末であって、
前記販売処理を実行して前記データキャリアから取得する前記サービスIDデータと前記ユーザ携帯端末から取得する前記端末IDデータと前記サービス停止要求とを前記データ処理装置に送信する販売処理端末。
【請求項16】
データキャリアが付与されている販売商品を購入したエンドユーザに所定のサービス処理を提供するためのデータ処理装置のコンピュータプログラムであって、
前記データキャリアに前記販売商品の個体ごとに登録されているサービスIDデータを受信するデータ受信処理と、
前記サービスIDデータの受信に対応して所定のサービス処理を実行するサービス実行処理と、
前記エンドユーザに携帯される前記ユーザ携帯端末に登録されている端末IDデータと前記サービスIDデータとを所定のサービス停止要求とともに受信する停止受信処理と、
前記サービス停止要求と前記端末IDデータと前記サービスIDデータとの受信に対応して前記サービス処理を禁止するサービス禁止処理と、
前記サービス処理が禁止されている状態で前記データキャリアから前記ユーザ携帯端末で取得された前記サービスIDデータを前記端末IDデータおよび所定のサービス再開要求とともに受信する再開受信処理と、
前記サービス再開要求とともに受信された前記端末IDデータおよび前記サービスIDデータが前記サービス停止要求とともに受信された前記端末IDデータおよび前記サービスIDデータと一致すると前記サービス処理の禁止を解除する禁止解除処理と、
を前記データ処理装置に実行させるコンピュータプログラム。
【請求項17】
データキャリアが付与されている販売商品を購入したエンドユーザに所定のサービス処理を提供するためのデータ処理装置のデータ処理方法であって、
前記データキャリアに前記販売商品の個体ごとに登録されているサービスIDデータを受信するデータ受信工程と、
前記サービスIDデータの受信に対応して所定のサービス処理を実行するサービス実行工程と、
前記エンドユーザに携帯される前記ユーザ携帯端末に登録されている端末IDデータと前記サービスIDデータとを所定のサービス停止要求とともに受信する停止受信工程と、
前記サービス停止要求と前記端末IDデータと前記サービスIDデータとの受信に対応して前記サービス処理を禁止するサービス禁止工程と、
前記サービス処理が禁止されている状態で前記データキャリアから前記ユーザ携帯端末で取得された前記サービスIDデータを前記端末IDデータおよび所定のサービス再開要求とともに受信する再開受信工程と、
前記サービス再開要求とともに受信された前記端末IDデータおよび前記サービスIDデータが前記サービス停止要求とともに受信された前記端末IDデータおよび前記サービスIDデータと一致すると前記サービス処理の禁止を解除する禁止解除工程と、
を有するデータ処理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−86906(P2009−86906A)
【公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−254377(P2007−254377)
【出願日】平成19年9月28日(2007.9.28)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【出願人】(000164449)九州日本電気ソフトウェア株式会社 (67)
【Fターム(参考)】