トランスサイレチン(TTR)を阻害する脂質製剤化組成物及び方法
本発明は、トランスサイレチン(TTR)遺伝子を標的とする脂質製剤二本鎖リボ核酸(dsRNA)、及びTTRの発現を阻害するdsRNAを使用する方法に関する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
組成物の有効量を投与することを含む、対象におけるTTRアミロイド沈着を減少させる方法であって、前記組成物が前記対象におけるTTRの発現を阻害するTTR dsRNAを含み、前記TTR dsRNAがセンス鎖及びアンチセンス鎖及び長さ15〜30の塩基対の二本鎖構造を含み、前記アンチセンス鎖が配列番号170の15個以上の連続するヌクレオチドを含む方法。
【請求項2】
アンチセンス鎖が配列番号170を含み、センス鎖が配列番号169を含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
アンチセンス鎖が配列番号730からなり、センス鎖が配列番号729からなる請求項1に記載の方法。
【請求項4】
siRNAが、2’‐O‐メチル修飾ヌクレオチド、5’‐ホスホロチオエート基を含むヌクレオチド、コレステリル誘導体又はドデカン酸ビスデシルアミド基に連結した末端ヌクレオチド、2’‐デオキシ‐2’‐フルオロ修飾ヌクレオチド、2’‐デオキシ‐修飾ヌクレオチド、ロックトヌクレオチド、脱塩基ヌクレオチド、2’‐アミノ修飾ヌクレオチド、2’‐アルキル修飾ヌクレオチド、モルホリノヌクレオチド、ホスホロアミデート、及びヌクレオチドを含む非天然塩基からなる群から選択される少なくとも1つの修飾ヌクレオチドを含む、請求項1又は2又は3に記載の方法。
【請求項5】
アンチセンス鎖が配列番号1010からなり、センス鎖が配列番号1009からなる請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記組成物が陽イオン性脂質を含む核酸脂質製剤を含む請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記陽イオン脂質がDLinDMA、MC3、又はTechG1(C12‐200)を含む請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記TTRアミロイド沈着がV30M変異TTRを含む請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記対象がヒト対象である請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記有効量が0.01〜30.0mg/kgの投与量である請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
対象におけるTTR沈着を測定することを更に含む請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
6.8〜7.8の範囲のpH、250〜350mOsm/kgの範囲のオスモル濃度、5.6〜8.4mg/mgの範囲の脂質:siRNA比、及び60〜120nm≦0.15の範囲の粒径を含む、表17の製剤ALN‐TTR01からなる組成物。
【請求項13】
対象におけるTTRアミロイド沈着を減少させる方法であって、請求項12の組成物の有効量を前記対象に投与すること及び前記対象におけるTTR沈着を測定することを含む方法。
【請求項14】
少なくとも3日間、霊長類におけるTTRのmRNA発現を減少させる方法であって、AD‐18328からなるTTR dsRNAの0.01〜30.0mg/kgの単回用量を前記霊長類に投与することを含む方法。
【請求項15】
TTRのmRNA発現が30日間減少する請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記霊長類がヒトである請求項14又は15に記載の方法。
【請求項17】
単回用量が1.0又は3.0又は10.0mg/kgである請求項14〜16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記TTR dsRNAがSNALP(ALN‐TTR01)製剤化される請求項14〜17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
対象におけるTTRのmRNA発現を測定することを更に含む請求項14〜18のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
組成物を0.03mg/kgの投与量にて対象に投与することを含む、対象におけるTTRのmRNA発現を減少させる方法であって、前記組成物がTTR dsRNA AD‐18328及び脂質製剤を含む方法。
【請求項21】
前記対象がヒトである請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記脂質製剤が陽イオン性脂質であるMC3又はTech G1(C12‐200)を含む請求項20又は21に記載の方法。
【請求項23】
前記脂質製剤がLNP‐12(50/10/38.5/1.5のモル比のTech G1/DSPC/コレステロール/PEG200‐DMG)を含む請求項20又は21に記載の方法。
【請求項24】
対象におけるTTRのmRNA発現を測定することを更に含む請求項20〜23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項1】
組成物の有効量を投与することを含む、対象におけるTTRアミロイド沈着を減少させる方法であって、前記組成物が前記対象におけるTTRの発現を阻害するTTR dsRNAを含み、前記TTR dsRNAがセンス鎖及びアンチセンス鎖及び長さ15〜30の塩基対の二本鎖構造を含み、前記アンチセンス鎖が配列番号170の15個以上の連続するヌクレオチドを含む方法。
【請求項2】
アンチセンス鎖が配列番号170を含み、センス鎖が配列番号169を含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
アンチセンス鎖が配列番号730からなり、センス鎖が配列番号729からなる請求項1に記載の方法。
【請求項4】
siRNAが、2’‐O‐メチル修飾ヌクレオチド、5’‐ホスホロチオエート基を含むヌクレオチド、コレステリル誘導体又はドデカン酸ビスデシルアミド基に連結した末端ヌクレオチド、2’‐デオキシ‐2’‐フルオロ修飾ヌクレオチド、2’‐デオキシ‐修飾ヌクレオチド、ロックトヌクレオチド、脱塩基ヌクレオチド、2’‐アミノ修飾ヌクレオチド、2’‐アルキル修飾ヌクレオチド、モルホリノヌクレオチド、ホスホロアミデート、及びヌクレオチドを含む非天然塩基からなる群から選択される少なくとも1つの修飾ヌクレオチドを含む、請求項1又は2又は3に記載の方法。
【請求項5】
アンチセンス鎖が配列番号1010からなり、センス鎖が配列番号1009からなる請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記組成物が陽イオン性脂質を含む核酸脂質製剤を含む請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記陽イオン脂質がDLinDMA、MC3、又はTechG1(C12‐200)を含む請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記TTRアミロイド沈着がV30M変異TTRを含む請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記対象がヒト対象である請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記有効量が0.01〜30.0mg/kgの投与量である請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
対象におけるTTR沈着を測定することを更に含む請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
6.8〜7.8の範囲のpH、250〜350mOsm/kgの範囲のオスモル濃度、5.6〜8.4mg/mgの範囲の脂質:siRNA比、及び60〜120nm≦0.15の範囲の粒径を含む、表17の製剤ALN‐TTR01からなる組成物。
【請求項13】
対象におけるTTRアミロイド沈着を減少させる方法であって、請求項12の組成物の有効量を前記対象に投与すること及び前記対象におけるTTR沈着を測定することを含む方法。
【請求項14】
少なくとも3日間、霊長類におけるTTRのmRNA発現を減少させる方法であって、AD‐18328からなるTTR dsRNAの0.01〜30.0mg/kgの単回用量を前記霊長類に投与することを含む方法。
【請求項15】
TTRのmRNA発現が30日間減少する請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記霊長類がヒトである請求項14又は15に記載の方法。
【請求項17】
単回用量が1.0又は3.0又は10.0mg/kgである請求項14〜16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記TTR dsRNAがSNALP(ALN‐TTR01)製剤化される請求項14〜17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
対象におけるTTRのmRNA発現を測定することを更に含む請求項14〜18のいずれか一項に記載の方法。
【請求項20】
組成物を0.03mg/kgの投与量にて対象に投与することを含む、対象におけるTTRのmRNA発現を減少させる方法であって、前記組成物がTTR dsRNA AD‐18328及び脂質製剤を含む方法。
【請求項21】
前記対象がヒトである請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記脂質製剤が陽イオン性脂質であるMC3又はTech G1(C12‐200)を含む請求項20又は21に記載の方法。
【請求項23】
前記脂質製剤がLNP‐12(50/10/38.5/1.5のモル比のTech G1/DSPC/コレステロール/PEG200‐DMG)を含む請求項20又は21に記載の方法。
【請求項24】
対象におけるTTRのmRNA発現を測定することを更に含む請求項20〜23のいずれか一項に記載の方法。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11A】
【図11B】
【図11C】
【図12】
【図13A】
【図13B】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11A】
【図11B】
【図11C】
【図12】
【図13A】
【図13B】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【公表番号】特表2013−510161(P2013−510161A)
【公表日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−537971(P2012−537971)
【出願日】平成22年11月3日(2010.11.3)
【国際出願番号】PCT/US2010/055311
【国際公開番号】WO2011/056883
【国際公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【出願人】(505369158)アルナイラム ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (51)
【氏名又は名称原語表記】ALNYLAM PHARMACEUTICALS, INC.
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年11月3日(2010.11.3)
【国際出願番号】PCT/US2010/055311
【国際公開番号】WO2011/056883
【国際公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【出願人】(505369158)アルナイラム ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド (51)
【氏名又は名称原語表記】ALNYLAM PHARMACEUTICALS, INC.
【Fターム(参考)】
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