説明

トレーニング装置、プログラム、及びトレーニングシステム

【課題】模擬的な業務によるトレーニングを静粛に行うことを可能とする。
【解決手段】入力装置における操作をユーザにトレーニングさせるトレーニング装置であって、音声出力の有無にかかるモードを設定するモード設定手段と、音声出力無しのモードが設定された場合に、操作の契機となる契機事象を示す文字表示を含む動画像、又は複数の静止画像を連続再生させ、音声再生を停止させる制御手段とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、トレーニング装置、プログラム、及びトレーニングシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えばファミリーレストランや居酒屋等の多くの飲食店では、メニュー品目の注文の受付業務や会計業務などの種々の業務に関する処理を実行する処理装置が利用されている。そしてこのような処理装置では、店員等のユーザの操作を入力装置で入力し、その入力された操作に応じた処理を実行する。
【0003】
具体的には、飲食店で使用されるシステムの場合、上記の入力装置および処理装置はそれぞれ、例えばオーダー端末およびステーション(サーバ)である。そしてこの場合にオーダー端末では、顧客により注文されたメニュー品目を指定する操作を入力する。オーダー端末は、入力した操作に基づいて注文されたメニュー品目のリストを含んだ受注情報を生成し、それをステーションに送信する。ステーションは、受注情報に基づいて、調理指示伝票の作成や売上管理処理などを行う。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ユーザの入力装置での操作に関する習熟は、実際の業務の中で図られるか、あるいは別の店員が顧客を演ずるなどして形成された模擬的な業務の中で図られていた。
このような事情から、入力装置における操作の習熟を簡易に図ることを可能とすることが望まれていた。特に、顧客の近くで模擬的な業務によるトレーニングを行う場合は、静粛性が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、実施形態のトレーニング装置は、入力装置における操作をユーザにトレーニングさせるトレーニング装置であって、前記入力装置において前記操作を入力するためのユーザインタフェースの外観を摸した入力インタフェース画像を表示するインタフェース表示手段と、表示された前記入力インタフェース画像上での前記ユーザの操作を入力する入力手段と、前記操作の契機となる契機事象を少なくとも1つ表した動画像を再生するか、又は前記契機事象に関するものを少なくとも1つ含む複数の静止画像を連続表示する契機事象表示手段と、前記動画像の再生、又は前記複数の静止画像の連続表示に同期して、前記動画像または前記複数の静止画像に関連した音声を再生する音声再生手段と、音声出力の有無にかかるモードを設定するモード設定手段と、音声出力無しのモードが設定された場合に、前記契機事象を示す文字表示を含む前記動画像、又は前記複数の静止画像を前記契機事象表示手段に連続再生させ、前記音声再生手段の音声再生を停止させる制御手段と、を備える。
【0006】
また、実施形態のプログラムは、入力装置における操作をユーザにトレーニングさせるトレーニング装置のコンピュータを、前記入力装置において前記操作を入力するためのユーザインタフェースの外観を摸した入力インタフェース画像を表示するインタフェース表示手段と、表示された前記入力インタフェース画像上での前記ユーザの操作を入力する入力手段と、前記操作の契機となる契機事象を少なくとも1つ表した動画像を再生するか、又は前記契機事象に関するものを少なくとも1つ含む複数の静止画像を連続表示する契機事象表示手段と、前記動画像の再生、又は前記複数の静止画像の連続表示に同期して、前記動画像または前記複数の静止画像に関連した音声を再生する音声再生手段と、音声出力の有無にかかるモードを設定するモード設定手段と、音声出力無しのモードが設定された場合に、前記契機事象を示す文字表示を含む前記動画像、又は前記複数の静止画像を前記契機事象表示手段に連続再生させ、前記音声再生手段の音声再生を停止させる制御手段と、して機能させる。
【0007】
また、実施形態のトレーニングシステムは、少なくとも1つのサーバ装置と、端末装置とを含み、入力装置における操作をユーザにトレーニングさせるトレーニングシステムであって、前記入力装置において前記操作を入力するためのユーザインタフェースの外観を摸した入力インタフェース画像を表示するインタフェース表示手段と、表示された前記入力インタフェース画像上での前記ユーザの操作を入力する入力手段と、前記操作の契機となる契機事象を少なくとも1つ表した動画像を再生するか、又は前記契機事象に関するものを少なくとも1つ含む複数の静止画像を連続表示する契機事象表示手段と、前記動画像の再生、又は前記複数の静止画像の連続表示に同期して、前記動画像または前記複数の静止画像に関連した音声を再生する音声再生手段と、音声出力の有無にかかるモードを設定するモード設定手段と、音声出力無しのモードが設定された場合に、前記契機事象を示す文字表示を含む前記動画像、又は前記複数の静止画像を前記契機事象表示手段に連続再生させ、前記音声再生手段の音声再生を停止させる制御手段とを具備し、前記サーバ装置は、前記モード設定手段、又は前記制御手段の少なくとも一方を備え、前記端末装置は、前記モード設定手段、又は前記制御手段のうちの前記サーバ装置が備えないものと、前記インタフェース表示手段、前記入力手段、前記契機事象表示手段、及び音声再生手段を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図1は、一実施形態にかかる注文処理システムの構成を示す図である。
【図2】図2は、情報端末の構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、トレーニングコースデータベースの一例を模式的に示す図である。
【図4】図4は、トレーニング状況データベースの一例を模式的に示す図である。
【図5】図5は、トレーニング処理の一例を示すフローチャートである。
【図6】図6は、コース選択画像を含んだ表示画面の一例を示す図である。
【図7】図7は、動画像を含んだ表示画面の一例を示す図である。
【図8】図8は、動画像を含んだ表示画面の一例を示す図である。
【図9】図9は、動画像を含んだ表示画面の一例を示す図である。
【図10】図10は、コース選択画像を含んだ表示画面の一例を示す図である。
【図11】図11は、クラウドシステムを利用するトレーニングシステムの構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して一実施形態について説明する。図1は一実施形態にかかる注文処理システム100の構成を示す図である。
【0010】
この注文処理システム100は、飲食店や販売店などのような顧客の注文に応じて飲食サービスや商品販売サービスを提供する様々な施設で利用可能である。ただし以下においては、飲食店での利用に適応するものとして構成された注文処理システム100について説明することとする。
【0011】
注文処理システム100は、複数の情報端末1、複数のハンディ端末2、複数の伝票プリンタ3およびステーション4をLAN(local area network)5にそれぞれ接続して構成される。ただし、ハンディ端末2は、無線アクセスポイント6を介してLAN5に接続される。情報端末1、ハンディ端末2および伝票プリンタ3は、図1では2つずつを図示しているが、その数はそれぞれに任意である。情報端末1、ハンディ端末2および伝票プリンタ3は、1つのみが設けられても良い。
【0012】
情報端末1は、例えば接客フロアやチェックアウトカウンタに設置される。顧客に対する案内業務、受注業務、給仕(配膳)業務、あるいは会計業務など各種の業務に関する処理を行う。そして、接客フロアに設置された情報端末1においては、案内業務、受注業務および給仕(配膳)業務に関する処理が主として利用される。またチェックアウトカウンタに設置された情報端末1においては、さらに会計業務に関する処理が利用される。なお、情報端末1は、上記の業務の一部のみに関する処理を行うことにより、特定の用途に特化したものとしても良い。情報端末1のうちの少なくとも1つは、後述するトレーニング処理を実行する機能を備え、トレーニング装置として機能する。
【0013】
ハンディ端末2は、ソフトキーやハードキーなどの操作キーが複数配列されたユーザインタフェースを備え、このユーザインタフェースによりオーダー入力のためのユーザの操作を入力する入力装置として機能する。ハンディ端末2は、入力した操作に従ってオーダー情報を生成し、このオーダー情報を無線送信する。ハンディ端末2から無線送信されたオーダー情報は、無線アクセスポイント6およびLAN5を介してステーション4に伝送される。
【0014】
伝票プリンタ3は、例えば接客フロアやキッチンに設置される。接客フロアに設置された伝票プリンタ3は、受注情報に基づく注文伝票を顧客のために印刷する。すなわち、接客フロアに設置された伝票プリンタ3は、いわゆるカスタマープリンタとして利用される。またキッチンに設置された伝票プリンタ3は、受注情報に基づく調理指示伝票を調理人のために印刷する。すなわち、キッチンに設置された伝票プリンタ3は、いわゆるキッチンプリンタとして利用される。
【0015】
ステーション4は、例えばバックヤードに設置され、情報端末1から送信された各種の情報を集計処理し、飲食店の営業に拘わる管理業務に関する処理を行う。またステーション4は、複数の情報端末1で共通に利用される情報の管理処理を行うこともある。
【0016】
図2は情報端末1の構成を示すブロック図である。図2に示すように、情報端末1は、液晶ディスプレイ(LCD)1a、表示コントローラ1b、スピーカ1c、サウンドコントローラ1d、タッチセンサ1e、タッチセンサコントローラ1f、周辺機器インタフェース(周辺機器I/F)1g、通信インタフェース(通信I/F)1h、ROM(read-only memory)1i、RAM(random-access memory)1j、HDD(hard disk drive)1kおよびCPU(central processing unit)1mを含む。このうち、表示コントローラ1b、サウンドコントローラ1d、タッチセンサコントローラ1f、周辺機器インタフェース1g、通信インタフェース1h、ROM1i、RAM1j、HDD1kおよびCPU1mは、バスラインにそれぞれ接続されている。LCD1a、スピーカ1cおよびタッチセンサ1eは、表示コントローラ1b、サウンドコントローラ1dおよびタッチセンサコントローラ1fにそれぞれ接続されている。
【0017】
LCD1aは、表示コントローラ1bにより駆動されて画像を表示する。表示コントローラ1bは、CPU1mの制御の下に転送されてくる画像データに応じた画像が表示されるようにLCD1aを駆動する。
【0018】
スピーカ1cは、サウンドコントローラ1dにより駆動された音声を再生する。サウンドコントローラ1dは、CPU1mの制御の下に転送されてくる音声データに応じた音声が再生されるようにスピーカ1cを駆動する。
【0019】
タッチセンサ1eは、LCD1aの表示面に積層配置されている。タッチセンサ1eは、LCD1aの表示画面へのユーザによるタッチがなされた際に、そのタッチ位置に応じた検出信号を出力する。タッチセンサコントローラ1fは、タッチセンサ1eから出力された検出信号に基づいて上記のタッチ位置を表す座標情報を求め、この座標情報をCPU1mへ送る。タッチセンサ1eは、トレーニングの実行時には、トレーニングのためのユーザの操作を入力する入力デバイスの1つとして利用される。
【0020】
周辺機器インタフェース1gには、プリンタ7や客面表示装置8などの周辺機器が必要に応じて接続される。周辺機器インタフェース1gは、接続されている周辺機器と通信する。周辺機器インタフェース1gとしては、USB(universal serial bus)の汎用規格に準拠したインタフェース回路などを利用できる。なお、プリンタ7は、受注伝票、領収伝票あるいは各種のジャーナルなどを印刷するために利用される。客面表示装置8は、会計結果や広告情報などを顧客に提示するための画像を表示するために利用される。プリンタ7および客面表示装置8の少なくとも一方は、情報端末1に内蔵されていても良い。
【0021】
通信インタフェース1hは、伝票プリンタ3およびステーション4とLAN5を介して通信する。通信インタフェース1hとしては、イーサネット(登録商標)などの汎用規格に準拠したインタフェース回路などを利用できる。
【0022】
ROM1iは、CPU1mの処理手順を記述したプログラムや、CPU1mが各種の処理を実行する上で必要なデータなどを記憶している。
【0023】
RAM1jは、CPU1mが各種の処理を実行する上で必要なデータを必要に応じて記憶する。例えばRAM1jには、LCD1aで表示する画像を表す画像情報を記憶する。またRAM1jは、CPU1mが各種の処理を行う際のワークエリアとしても利用される。
【0024】
HDD1kは、CPU1mの処理手順を記述したプログラムや、CPU1mが各種の処理を実行する上で必要なデータなどを記憶する。HDD1kは、注文処理システム100が設置されている飲食店で提供されるメニュー品目に関するデータベースを記憶する。HDD1kは、ハンディ端末2におけるユーザインタフェースを摸した入力インタフェース画像のデータを記憶する。HDD1kは、複数のトレーニングコースのそれぞれの内容を記述したトレーニングコースデータベースを記憶する。HDD1kは、複数の店員のそれぞれについてのトレーニング状況を記述したトレーニング状況データベースを記憶する。HDD1kは、トレーニング処理に際して再生する複数の動画ファイルを記憶する。なお、HDD1kが記憶する動画ファイルには、同一のトレーニング処理において、字幕を表示しない場合に再生する動画ファイル、及び字幕を表示する場合に再生する動画ファイルの2種類の動画ファイルがある。HDD1kは、複数のトレーニングコースのそれぞれに対応し、各コースにおけるユーザ操作の採点のための情報を記述した採点設定ファイルを記憶する。
【0025】
CPU1mは、ROM1iやHDD1kに記憶されたプログラムに従って、前述した各種の業務に関する各種の処理やトレーニング処理を実行する。また、CPU1mは、RTC(Real Time Clock)による計時機能を有している。
【0026】
なお、情報端末1は、ROM1iやHDD1kにプログラムが記憶された状態にて販売や譲渡がなされても良いし、記憶媒体に記憶された状態や通信回線を介した通信により販売または譲渡されたプログラムが任意に情報端末1にインストールされても良い。なお、上記の記憶媒体としては、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、あるいは半導体メモリなどのあらゆる種類のものを利用できる。
【0027】
図3はトレーニングコースデータベースの一例を模式的に示す図である。図3に示すように、トレーニングコースデータベースは、複数のトレーニングコースのそれぞれに対応するデータレコードを含む。各データレコードには、タイトル、所要時間、クラス、動画ファイル名(字幕なし)、動画ファイル名(字幕あり)、規定注文品目および採点設定ファイル名に関する情報フィールドが含まれる。タイトルに関する情報フィールドに記述される情報は、トレーニングコースを識別するためのタイトルを表す。所要時間に関する情報フィールドに記述される情報は、各トレーニングの所要時間を表す。クラスに関する情報フィールドに記述される情報は、難易度などを表す情報を表す。動画ファイル名(字幕なし)に関する情報フィールドに記述される情報は、字幕を表示しない際に使用するべき動画ファイルの識別名を表す。動画ファイル名(字幕あり)に関する情報フィールドに記述される情報は、字幕を表示する際に使用するべき動画ファイルの識別名を表す。規定注文品目に関する情報フィールドに記述される情報は、注文品目として入力されるべき品目を表す。採点設定ファイル名に関する情報フィールドに記述される情報は、各トレーニングコースに応じた採点のための設定について記述された採点設定ファイルの識別名を表す。
【0028】
図4は、トレーニング状況データベースの一例を模式的に示す図である。図4に示すように、トレーニング状況データベースは、複数のユーザ(ここでは店員)のそれぞれに対応するデータレコードを含む。各データレコードは、ユーザ名、トレーニングコース毎の済みフラグおよび習熟レベルに関する情報フィールドを含む。ユーザ名に関する情報フィールドに記述される情報は、ユーザを識別するための名称を表す。済みフラグは、トレーニングコース毎のトレーニングの終了状況を0(未終了)および1(終了)のいずれかで表す。習熟レベルに関する情報フィールドに記述される情報は、ハンディ端末2の操作についての習熟度合いを表す習熟レベルを表す。
【0029】
次に注文処理システム100の動作について説明する。情報端末1やハンディ端末2でオーダー入力のための操作をユーザが行うと、その操作に応じて情報端末1やハンディ端末2で生成されたオーダー情報がLAN5を介してステーション4に伝送される。ステーション4は、到来したオーダー情報を、会計処理や集計処理などのために管理する。またステーション4は、オーダー情報をLAN5を介して伝票プリンタ3へと送信する。伝票プリンタ3は、到来したオーダー情報に応じた内容の調理指示伝票や注文伝票を印刷する。
【0030】
さて、ハンディ端末2での操作をトレーニングしたい場合にユーザは、情報端末1が備えるトレーニング機能を利用できる。このトレーニング機能の起動がユーザにより要求された情報端末1では、CPU1mがトレーニング処理を実行する。
【0031】
図5は、トレーニング処理の一例を示すフローチャートである。図5に示すように、S1においてCPU1mは、ユーザを認証する。
【0032】
S2においてCPU1mは、音声出力を行わない動作モードであるサイレントモードが選択されているか否かを判定する。このサイレントモードの選択は、LCD1aの操作画面上におけるタッチセンサ1eの選択操作などで予め行われる。また、サイレントモードの選択内容は、情報端末1の設置場所に応じて予めHDD1kの設定情報などに記述されてもよい。例えば、情報端末1が顧客の近くにあるレジ台などに設置されている場合には、予めサイレントモードを設定する。また、情報端末1が顧客から遠いバックヤードなどに設置されている場合には、サイレントモードを設定しないようにしてよい。
【0033】
サイレントモードが選択されていない場合(S2:NO)には、CPU1mはS2からS4へ進む。また、サイレントモードが選択されている場合(S2:YES)は、CPU1mはS2からS3へ進む。S3において、モード設定手段としてのCPU1mは、サイレントモードを設定してS4へ進む。
【0034】
S4において、入力インタフェース表示手段としてのCPU1mは、ハンディ端末2において操作を入力するためのユーザインタフェースの外観を模した入力インタフェース画像を含む、コース選択画像を生成し、このコース選択画像を表示するように表示コントローラ1bに対して指示する。この指示に応じて表示コントローラ1bは、該当するコース選択画像を表示するようにLCD1aを駆動し、コース選択画像が表示される(S4)。
【0035】
図6は、コース選択画像20を含んだ表示画面の一例を示す図である。図6に示すように、コース選択画像20は、コース一覧画像21、入力インタフェース画像22および案内画像23を含む。
【0036】
コース一覧画像21は、トレーニングコースデータベースに登録されているトレーニングコースの一覧を示す。図6の例においてコース一覧画像21は、各トレーニングコースの動画サムネイル21a、21b、21c、21d、21e、21f、21g、21h、21iを含む。コース一覧画像21は、動画サムネイル21a〜21iのそれぞれの下方に、各トレーニングコースのタイトルおよび所要時間を表すテキストを含む。そしてコース一覧画像21は、各動画サムネイル21a〜21iを、各トレーニングコースのクラス毎に区分けして示す。
【0037】
さらにコース一覧画像21には、S1で認証したユーザに関してトレーニング状況データベースに記述された済みフラグが「1」となっているトレーニングコースの動画サムネイルに重ねた状態で、トレーニングが終了していることを表す済みマーク21jを含む。図4に示すトレーニング状況データベースでは、「店員A」なるユーザに関して済みフラグが「1」となっているのが「1人客」「テイクアウト」「ファミリー」および「身だしなみ」の各トレーニングコースである。図6においてはこれに従って、「1人客」「テイクアウト」「ファミリー」および「身だしなみ」の各トレーニングコースに関する動画サムネイル21a、21b、21c、21hにそれぞれ重ねた状態の済みマーク21jを含む。
【0038】
入力インタフェース画像22は、ハンディ端末2におけるユーザインタフェースの外観を摸した画像である。案内画像23は、ユーザの習熟レベルを表す文字列23aおよびマーク23bを含む。
【0039】
図5に戻り、S5においてCPU1mは、ユーザ操作に応じてトレーニングコースの1つを選択する。具体的には、コース一覧画像21に含まれた動画サムネイルのうちの1つをタッチする操作をユーザが行ったことに応じて、CPU1mはそのタッチされた動画サムネイルに関するトレーニングコースを選択する。例えば図6中の動画サムネイル21dの表示領域をタッチする操作がユーザにより行われたならば、CPU1mはタイトルが「2人客」であるトレーニングコースを選択する。
【0040】
S6においてCPU1mは、サイレントモードに設定されているか否かを判定する。サイレントモードが設定されていない場合(S6:NO)、契機事象表示手段としてのCPU1mは、選択したトレーニングコースに対応する動画像(字幕なし)の表示を開始する(S7)。例えばタイトルが「2人客」であるトレーニングコースを選択しているならば、CPU1mはトレーニングコースデータベースに従って動画ファイル名(字幕なし)として「Futari.mpg」を取得し、このファイル名でHDD1kに記憶されている動画ファイルに基づく動画像を含んだトレーニング画像を生成し、このトレーニング画像を表示するように表示コントローラ1bに対して指示する。この指示に応じて表示コントローラ1bは、該当するトレーニング画像を表示するようにLCD1aを駆動する。なおCPU1mは、動画像ファイルに含まれた音声データに応じた音声を再生するようにサウンドコントローラ1dに対して指示する。この指示に応じてサウンドコントローラ1dは、該当する音声を再生するようにスピーカ1cを駆動する。なお、動画像の再生および音声の再生は例えば、周知のプレーヤアプリケーションソフトウェアに基づいた別タスクの処理をCPU1mが実行することにより実施する。
【0041】
図7は、動画像31aを含んだ表示画面の一例を示す図である。図7に示すように、トレーニング画像30は、コース選択画像20に、コース一覧画像21に重なる状態でプレーヤ画像31を含む。プレーヤ画像31は、動画像31aを含む。なお、CPU1mは、動画像ファイルが表す多数の画像フレームを一定の時間間隔で1つずつ順次に表示対象として選択し、動画像31aをその表示対象とした画像フレームに自動的に変更して行く。動画像ファイルが表す動画像および音声は、ハンディ端末2においてメニュー品目の入力のための操作をユーザが行うべき契機となる経時的な複数の事象を表したものである。当該動画像および音声は具体的には、顧客が注文する様子を撮影したものや、同様な様子を表したアニメーションなどである。
【0042】
ユーザは、LCD1aで表示される動画像およびスピーカ1cで再生される音声に応じて、入力インタフェース画像22上に配置されたメニュー品目のボタンをタッチすることによって注文されたメニュー品目を入力するための品目入力操作を行う。このタッチ操作は、入力手段としてのタッチセンサ1eより受け付けられる。そしてユーザは、注文されたメニュー品目の全ての入力を完了したと考えるときに、入力インタフェース画像22中に配置された送信ボタン22aをタッチするなどの終了操作を行う。
【0043】
サイレントモードが設定されている場合(S6:YES)、制御手段としてのCPU1mは、選択したトレーニングコースに対応する動画像(字幕あり)の表示を開始する(S8)。例えばタイトルが「2人客」であるトレーニングコースを選択しているならば、CPU1mはトレーニングコースデータベースに従って動画ファイル名(字幕あり)として「Futari_str.mpg」を取得し、このファイル名でHDD1kに記憶されている動画ファイルに基づく動画像を含んだトレーニング画像を生成し、このトレーニング画像を表示するように表示コントローラ1bに対して指示する。この指示に応じて表示コントローラ1bは、該当するトレーニング画像を表示するようにLCD1aを駆動する。なおCPU1mは、サウンドコントローラ1dに対しては音声再生を停止するように指示する。この指示に応じてサウンドコントローラ1dは、スピーカ1cの駆動を停止する。したがって、動画像の表示が行われている際には、音声再生が停止され、静粛性が保たれることとなる。
【0044】
図8、9は、動画像31aを含んだ表示画面の一例を示す図である。図8、9に示すように、字幕ありの動画像31aでは、ハンディ端末2においてメニュー品目の入力のための操作をユーザが行うべき契機となる経時的な複数の事象の各々で、その事象を示す文字表示がポップアップ画像32a、32bに表示される。具体的には、動画像を再生している際に、メニュー品目の入力のための操作をユーザが行うべき事象が生じるタイミングに合わせて、その事象を示す文字表示が行われる。
【0045】
ユーザは、LCD1aで表示される動画像と、その動画像での文字表示に応じて、入力インタフェース画像22上に配置されたメニュー品目のボタンをタッチすることによって注文されたメニュー品目を入力するための品目入力操作を行う。そしてユーザは、注文されたメニュー品目の全ての入力を完了したと考えるときに、入力インタフェース画像22中に配置された送信ボタン22aをタッチするなどの終了操作を行う。したがって、ユーザは、サイレントモードを設定して音声再生が停止されている場合であっても、動画像31aを見ながらトレーニングを継続することができる。
【0046】
図8の例では、向かって左の人物が紅茶の注文を行うタイミングで、その注文内容を示す「紅茶を下さい」という文字表示がポップアップ画像32aに表示されている。また、図9の例では、向かって右の人物がアイスコーヒーの注文を行うタイミングで、その注文内容を示す「アイスコーヒー下さい」という文字表示がポップアップ画像32bに表示されている。このように、文字表示をポップアップで行うことで、音声再生が停止されている場合であっても、ユーザは、臨場感のあるトレーニングを体感できる。
【0047】
このポップアップ画像32a、32bにおける文字表示は、動画像31aの動画像ファイルのフレームに描かれたものであってもよいし、動画像ファイルに対応したSRTなどの字幕ファイルに記述された表示タイミング、表示位置、表示テキストとをもとに、動画像に重畳して表示してもよい。また、文字表示はポップアップ画像で行われる必要はなく、例えばプレーンテキストで表示されてもよい。
【0048】
S9およびS10においてCPU1mは、品目入力操作または終了操作がなされるのを待ち受ける。そして品目入力操作が行われたならば(S9:YES)、CPU1mはS9からS11へ進む。なお、動画像の再生が終了した時点またはそれから一定時間が経過した時点として予め定めた終了タイミングまでに終了操作がなされなかった場合にも、CPU1mはS9からS11へ進むようにしても良い。
【0049】
S11においてCPU1mは、品目入力操作により入力されたメニュー品目を注文品目リストに追加する。そして、この後にCPU1mは、S9およびS10の待ち受け状態に戻る。
【0050】
S9およびS10の待ち受け状態にあるときに終了操作がなされたならば(S10:YES)、CPU1mは、S10からS12へ進む。
【0051】
S12においてCPU1mは、注文品目リストに含まれているメニュー品目の全てが、現在選択しているトレーニングコースに関してトレーニングコースデータベースに記述された規定注文品目に含まれているメニュー品目と一致するか否かを確認する。そして全てのメニュー品目が一致したならば(S12:YES)、CPU1mはS12からS13へ進む。
【0052】
S13においてCPU1mは、現在選択しているトレーニングコースおよびS1で認証したユーザに関してトレーニング状況データベースに含まれた済みフラグを「1」にする。
【0053】
S14においてCPU1mは、S1で認証したユーザに関するトレーニングの進捗度を算出する。進捗度は、予め定められた任意のルールに基づいて算出されれば良い。例えば、進捗度は、済みフラグが「1」となっているトレーニングコースの数として求めることができる。この場合、トレーニング状況データベースが図4に示す状態であるならば、ユーザ「店員A」についての進捗度は「4」となる。あるいは、トレーニングコースの難易度に応じた係数を済みフラグに乗じて求まる値の総和として進捗度を求めることができる。すなわち、例えば各トレーニングコースのクラスに応じて、「初級」「中級」「上級」「マナー」に関する係数をそれぞれ「1」「2」「3」「1」とするならば、トレーニング状況データベースが図4に示す状態であるならば、「店員A」なるユーザについての進捗度は「5」となる。
【0054】
S15においてCPU1mは、進捗度に応じて習熟レベルを判定し、それをトレーニング状況データベースに反映する。具体的には、進捗度と習熟レベルとの対応関係を予め定めておく。なお習熟レベルとは、「アルバイト初級」や「アルバイト中級」などのように習熟の度合いをユーザが認識できるような指標である。そしてCPU1mは例えば、進捗度が上昇しても習熟レベルが変化しないならば、トレーニング状況データベースには何ら変更を加えない。しなしながらCPU1mは例えば、進捗度が上昇したことによって新たな習熟レベルに到達したならば、トレーニング状況データベースの習熟レベルに関する情報フィールドの記述を変更する。より具体的には、ユーザ「店員A」がトレーニングコース「2人客」を正しく完了したことによって当該ユーザの習熟レベルが「アルバイト中級」であるとCPU1mが判定したとする。この場合にCPU1mは、ユーザ名の情報フィールドに「店員A」と記述されたデータレコードにおける習熟レベルに関する情報フィールドの記述を、例えば図4に示す「アルバイト初級」から「アルバイト中級」に変更するようにトレーニング状況データベースを更新する。
【0055】
この後に、CPU1mは、S2に戻り、コース選択画像を再表示する。このときにCPU1mは、最新のトレーニング状況データベースに記述された情報に基づいてコース選択画像を生成する。このため、例えば上記具体例のようにトレーニング状況データベースが更新されているならば、再表示されるコース選択画像は図10に示すような画像である。図10に示すコース選択画像40は、コース一覧画像41が、動画サムネイル21dに重ねた状態の済みマーク21jを含む点でコース一覧画像21とは異なる。またコース選択画像40は、案内画像42が、変化後の習熟レベルを表す文字列42aおよびマーク42bを含む点で案内画像23と異なる。
【0056】
ところで、S12においてメニュー品目の不一致が見つかったならば、CPU1mはS12からS2へ戻る。この場合には、トレーニング状況データベースが更新されないため、例えば図6に示すコース選択画像20が再表示される。
【0057】
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
例えば、動画像に代えて、複数の静止画像をスライドショー形式で表示しても良い。すなわち、複数の静止画像を順次に、かつ一定の時間間隔で自動的に表示対象として選択し、その表示対象とされた静止画像をLCD1aに表示させても良い。
【0058】
トレーニング結果は、入力された操作と規定操作とが完全一致したか否かにより判定するものには限らない。例えば、入力操作と規定操作とが一致する割合としてトレーニング結果を判定することができる。また例えば、入力操作が行われる順番やタイミングなどのような別の情報も加味してトレーニング結果を判定しても良い。
【0059】
端末装置とサーバ装置とを含んだトレーニングシステムにより上記のような動作を実現することもできる。この場合、1つのサーバ装置が1つまたは複数の端末装置におけるユーザのトレーニングを実現するための処理を行っても良いし、複数のサーバ装置が1つまたは複数の端末装置におけるユーザのトレーニングを実現するための処理を分担して行っても良い。
【0060】
このようなトレーニングシステムの実現には、クラウドコンピューティングを利用できる。より具体的には、software as a service(SaaS)と称されるソフトウェア提供形態が適する。
【0061】
図11はクラウドシステムを利用するトレーニングシステム200の構成を示す図である。図11に示すように、トレーニングシステム200は、クラウド21、店舗R1の注文処理システム100、店舗R2の注文処理システム100などをクラウド21へ接続する複数の通信ネットワーク23を含む。なお、注文処理システム100および通信ネットワーク23は、それぞれ1つのみでも良い。
【0062】
クラウド21はさらに、複数のサーバ装置21aを含む。これら複数のサーバ装置21aは互いに通信可能に構成される。ただしサーバ装置21aは、1つのみであっても良い。
【0063】
注文処理システム100の情報端末1は、通信ネットワーク23を介してクラウド21と通信可能である。情報端末1としては、デスクトップタイプやノートブックタイプなどの種々のコンピュータ、携帯電話装置、携帯情報端末(PDA)、あるいはスマートフォンなどを適宜に利用できる。
【0064】
通信ネットワーク23としては、インターネット、プライベートネットワーク、次世代ネットワーク(NGN)、あるいはモバイルネットワークなどを適宜に利用できる。
【0065】
トレーニングシステム200は、図5に示す各処理のうちのS1〜S3、S6、S9〜S15についてはクラウド21および情報端末1のいずれにおいて実行しても良い。S1〜S3、S6、S9〜S15のうちの複数の処理をクラウド21にて実行する場合、それらの処理を単一のサーバ装置21aにおいて実行しても良いし、複数のサーバ装置21aにおいて分散処理しても良い。
【0066】
S1〜S3、S6、S9〜S15のうちのうちの少なくとも1つの処理を情報端末1にて実行する場合、その処理を情報端末1が有するコンピュータに実行させるためのプログラムを予め情報端末1が有する記憶ユニットに記憶させておいても良いし、上記のプログラムをクラウド21が有する記憶ユニットに記憶しておき、必要に応じてクラウド21から情報端末1へと与えるようにしても良い。上記のプログラムをクラウド21から情報端末1へと与える場合には、サーバ装置21aのうちの少なくとも1つに、上記のプログラムを情報端末1へと送信する機能を備える。
【0067】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0068】
100…注文処理システム、1…情報端末、2…ハンディ端末、3…伝票プリンタ、4…ステーション、5…LAN、6…無線アクセスポイント、7…プリンタ、8…客面表示装置、20…コース選択画像、21a〜21i…動画サムネイル、22…入力インタフェース画像、30…トレーニング画像、31…プレーヤ画像、31a…動画像、32a、32b…ポップアップ画像、40…コース選択画像、1a…LCD、1b…表示コントローラ、1c…スピーカ、1d…サウンドコントローラ、1e…タッチセンサ、1f…タッチセンサコントローラ、1g…周辺機器インタフェース、1h…通信インタフェース、1i…ROM、1j…RAM、1k…HDD、1m…CPU、200…トレーニングシステム、R1、R2…店舗
【先行技術文献】
【特許文献】
【0069】
【特許文献1】特開2009−199188公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力装置における操作をユーザにトレーニングさせるトレーニング装置であって、
前記入力装置において前記操作を入力するためのユーザインタフェースの外観を摸した入力インタフェース画像を表示するインタフェース表示手段と、
表示された前記入力インタフェース画像上での前記ユーザの操作を入力する入力手段と、
前記操作の契機となる契機事象を少なくとも1つ表した動画像を再生するか、又は前記契機事象に関するものを少なくとも1つ含む複数の静止画像を連続表示する契機事象表示手段と、
前記動画像の再生、又は前記複数の静止画像の連続表示に同期して、前記動画像または前記複数の静止画像に関連した音声を再生する音声再生手段と、
音声出力の有無にかかるモードを設定するモード設定手段と、
音声出力無しのモードが設定された場合に、前記契機事象を示す文字表示を含む前記動画像、又は前記複数の静止画像を前記契機事象表示手段に連続再生させ、前記音声再生手段の音声再生を停止させる制御手段と、
を備えるトレーニング装置。
【請求項2】
前記契機事象を示す文字表示を含む前記動画像、又は前記複数の静止画像は、前記契機事象が生じるタイミングに合わせて当該契機事象を示す文字表示がポップアップで表示される請求項1に記載のトレーニング装置。
【請求項3】
前記契機事象を示す文字表示を含む前記動画像、又は前記複数の静止画像と、前記文字表示を含まない前記動画像、又は前記複数の静止画像とを記憶する記憶手段を更に備え、
前記制御手段は、音声出力無しのモードが設定された場合に、前記記憶手段に記憶された、前記契機事象を示す文字表示を含む前記動画像、又は前記複数の静止画像を読み出して前記契機事象表示手段に連続再生させる請求項1又は2に記載のトレーニング装置。
【請求項4】
入力装置における操作をユーザにトレーニングさせるトレーニング装置のコンピュータを、
前記入力装置において前記操作を入力するためのユーザインタフェースの外観を摸した入力インタフェース画像を表示するインタフェース表示手段と、
表示された前記入力インタフェース画像上での前記ユーザの操作を入力する入力手段と、
前記操作の契機となる契機事象を少なくとも1つ表した動画像を再生するか、又は前記契機事象に関するものを少なくとも1つ含む複数の静止画像を連続表示する契機事象表示手段と、
前記動画像の再生、又は前記複数の静止画像の連続表示に同期して、前記動画像または前記複数の静止画像に関連した音声を再生する音声再生手段と、
音声出力の有無にかかるモードを設定するモード設定手段と、
音声出力無しのモードが設定された場合に、前記契機事象を示す文字表示を含む前記動画像、又は前記複数の静止画像を前記契機事象表示手段に連続再生させ、前記音声再生手段の音声再生を停止させる制御手段と、
して機能させるためのプログラム。
【請求項5】
前記契機事象を示す文字表示を含む前記動画像、又は前記複数の静止画像は、前記契機事象が生じるタイミングに合わせて当該契機事象を示す文字表示がポップアップで表示される請求項4に記載のプログラム。
【請求項6】
少なくとも1つのサーバ装置と、端末装置とを含み、入力装置における操作をユーザにトレーニングさせるトレーニングシステムであって、
前記入力装置において前記操作を入力するためのユーザインタフェースの外観を摸した入力インタフェース画像を表示するインタフェース表示手段と、
表示された前記入力インタフェース画像上での前記ユーザの操作を入力する入力手段と、
前記操作の契機となる契機事象を少なくとも1つ表した動画像を再生するか、又は前記契機事象に関するものを少なくとも1つ含む複数の静止画像を連続表示する契機事象表示手段と、
前記動画像の再生、又は前記複数の静止画像の連続表示に同期して、前記動画像または前記複数の静止画像に関連した音声を再生する音声再生手段と、
音声出力の有無にかかるモードを設定するモード設定手段と、
音声出力無しのモードが設定された場合に、前記契機事象を示す文字表示を含む前記動画像、又は前記複数の静止画像を前記契機事象表示手段に連続再生させ、前記音声再生手段の音声再生を停止させる制御手段とを具備し、
前記サーバ装置は、前記モード設定手段、又は前記制御手段の少なくとも一方を備え、
前記端末装置は、前記モード設定手段、又は前記制御手段のうちの前記サーバ装置が備えないものと、前記インタフェース表示手段、前記入力手段、前記契機事象表示手段、及び音声再生手段を備えるトレーニングシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−173961(P2012−173961A)
【公開日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−34920(P2011−34920)
【出願日】平成23年2月21日(2011.2.21)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】