説明

トンネル用内装材の設置構造

【課題】従来必要とされていた下地材やアングル材等を不要として、トンネル内壁面に対し内装材を簡単且つ確実に設置することができ、内装材をできる限りトンネル内壁面に近づけて設置することができる新規な設置構造を提供する。
【解決手段】トンネル高さ方向,長さ方向に隣り合う内装板間の隙間に位置するよう、螺軸1を適宜複数箇所に埋設し、各螺軸1に裏側押え板2を螺合させ、トンネル内壁面5との間に狭小間隙11を残して固定する。各螺軸1で区画される夫々の内装板設置スペースに内装板6を位置させた後、各螺軸1に表側押え板3を装着して押えナット4で固定すれば、表裏の押え板2,3で、内装板6の左右縁6a,上下縁6b,隅角部6cを挟持して、各内装板6を、トンネル内壁面との間に狭小間隙11を確保した状態で設置することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トンネル、例えば道路用のトンネルの内壁面に設置される内装材の設置構造に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、道路用トンネルの内壁には、コンクリート壁面や配線,配管等の露出の防止や、トンネル内空間の美観を向上させ自動車運転者に安心感を与える等を目的として、トンネル長手方向及び高さ方向に沿って複数枚の内装板が設置される。
また、この種内装板は、トンネル内壁面の長手方向、高さ方向に沿って等間隔毎に複数固設された縦横の下地材(アングル材)に対し、直接ボルト止めしたり、上下の係止用アングル間に係止するなどして、トンネル内壁面との間に間隙を残して固定されるようになっている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】実開平7−4598号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の設置構造によれば、トンネル内壁面にアングル材をボルト止めし、さらにこのアングル材に内装板を固定するので、設置工事が大掛かりになって費用が嵩むなどの問題があった。
また、トンネル内壁面と内装板の間には、雨水,地下水などの流下や配線,配管用の空間を確保する必要であるが、従来の設置構造ではアングル材の設置代が大きいため、トンネル内壁面と内装板との間の間隙が大きくなる。よって、既設のトンネル内に内装板を設置する場合、法律等で定められたトンネル内有効スペースが減少してしまうので、トンネル内径を広げるための工事が必要になってしまう。
【0005】
本発明はこのような従来事情に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、従来の設置構造における下地材やアングル材等を不要として、トンネル内壁面に対し内装材を簡単且つ確実に設置することができると共に、内装材をできる限りトンネル内壁面に近づけて設置することができる、新規な設置構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の目的を達成するために本発明は、トンネル内壁面に、トンネル長手方向及び高さ方向に沿って複数枚の内装板を取り付けるトンネル用内装板の設置構造であって、
トンネル内壁面から突出する螺軸と、該螺軸基端側に螺合しトンネル内壁面との間に狭小間隙を残して固定される裏側押え板と、前記螺軸先端側に装着される表側押え板と、前記螺軸先端に螺合して前記表側押え板を、前記裏側押え板とで内装板を挟持可能な位置に固定する押えナットを備え、前記表裏の押え板で前記内装板の左右縁又は上下縁又は隅角部を挟持することを特徴とする。
【0007】
このような構成によれば、トンネル高さ方向,長さ方向において、上下,左右に隣り合う内装板の間や、上下左右四枚の内装板の各隅角部の間に位置するよう、螺軸を適宜複数箇所に埋設し、各螺軸に裏側押え板を螺合させトンネル内壁面との間に狭小間隙を残して固定した後、各螺軸で区画される夫々の内装板設置スペースに内装板を位置させ、しかる後、各螺軸に表側押え板を装着して押えナットで固定することで、各螺軸の表裏の押え板で、内装板の上下縁,左右縁,隅角部を挟持して、各内装板を、トンネル内壁面との間に狭小間隙を確保した状態で設置することができる。
よって、下地材やアングル材等を用いることなく、できる限りトンネル内壁面に近づけた状態で、内装材を簡単且つ確実に設置することができる。
【0008】
前記表側押え板が、前記螺軸の遊挿孔を備えた中央面部と、該中央面部の左右縁に連設され前記内装板の左右縁又は上下縁に当接する一対の起立片と、各起立片の前縁に連設され前記内装板の表面に当接する一対の表側片を備え、且つ前記一対の起立片間の寸法を、左右又は上下に隣り合う内装板同士間の隙間に遊嵌可能な寸法とすることが好ましい。
この場合、上下,左右に隣り合う内装板の間や、上下左右四枚の内装板の各隅角部の間の隙間に、表側押え板の中央面部とその両側の起立片が遊嵌状に収まり、一対の起立片が隣り合う内装板の相対向する上下縁又は左右縁に確実に当接して、前述した内装板の挟持をより確実なものとし、より信頼性の高い設置構造とすることができる。
【0009】
トンネル長手方向に沿って左右に隣り合う二枚の内装板においては、これら内装板同士間の隙間に配設した螺軸に、前記表側押え板を縦向きに装着して、前記一対の起立片を前記内装板の相対向する左右縁に、前記一対の表側片を各内装板の表面に夫々当接させ、該表側押え板と、前記螺軸に装着した裏側押え板とで前記左右内装板の左右縁を挟持することができる。
【0010】
トンネル高さ方向に沿って上下に隣り合う二枚の内装板においては、これら内装板同士間の隙間に配設した螺軸に、前記表側押え板を横向きに装着して、前記一対の起立片を前記内装板の相対向する上下縁に、前記一対の表側片を各内装板の表面に夫々当接させ、該表側押え板と、前記螺軸に装着した裏側押え板とで前記上下内装板の上下縁を挟持すると共に、上側の内装板の荷重を前記表側押え板で受けることができる。
【0011】
トンネル高さ方向及び長手方向に対し上下左右に隣り合う四枚の内装板においては、これら内装板同士の隅角部間の隙間に配設した螺軸に、前記表側押え板を横向きに装着して、前記一対の起立片を各内装板の相対向する上下縁に、前記一対の表側片を各内装板の表面に夫々当接させ、該表側押え板と、前記螺軸に装着した裏側押え板とで前記四枚の内装板の隅角部を挟持すると共に、上側の左右内装板の荷重を表側押え板で受けることができる。
【0012】
前記表側押え板に係止部を設けると共に、前記裏側押え板に前記係止部が係合する被係止部を設け、それら係止部と被係止部の係合により前記裏側押え板の緩みを防止することが好ましい。
この場合、別途緩み止めナット等を用いることなく、表側押え板の係止部と、裏側押え板の被係止部とで裏側押え板の緩みを防止し得るので、部品点数を少なくしながら信頼性の高い構造として、設置作業の迅速化、低コスト化を図ることができる。
【0013】
前記裏側押え板が円形板でその外周に等間隔毎に設けた係止凹部を前記被係止部とし、前記表側押え板の中央面部の上下端の対称位置に設けた一対の係止爪を前記係止部とすることが好ましい。
この場合、裏側押え板の外周に沿って等間隔毎に被係止部が存在するので、表側押え板を縦向きに装着する場合、横向きに装着する場合の何れにおいても、係止部と被係止部の係合による裏側押え板の緩み防止効果を得ることができる。
【0014】
前記裏側押え板に、前記内装板を前記表側押え板方向へ付勢する弾性を付与させることが好ましい。
この場合、裏側押え板の弾性付勢力により、表裏の押え板による内装板の挟持がより確実になると共に、表裏の押え板と押えナットの緩み止めが図れるため、極めて信頼性の高い設置構造とすることができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明に係るトンネル用内装板の設置構造によれば、下地材やアングル材等を用いることなく、螺軸、表裏の押え板、押えナットからなる簡素な構成により内装板をトンネル内壁面に設置することができる。また、螺軸に対する裏側押え板の螺合位置(固定位置)を任意に調整して、トンネル内壁面と内装板の間を狭小間隙とすることができるので、既設のトンネルに対しても、トンネル内有効空間が低減することなく内装板を設置することができる。
また、表側押え板の縦向き配置により左右に隣り合う内装板を挟持することができ、横向き配置により上下に隣り合う内装板を挟持することができ、且つ、上下に隣り合う内装板を挟持する場合、表側押え板の起立面で上側内装板の荷重を受けることができるので、少ない部品点数で確実に内装板を保持して、低コストで、作業性も良く、信頼性の高い設置構造として提供し得る等、多くの効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明に係る内装板設置構造の実施形態の一例を、図1〜図7を参照しながら説明する。
図1は、本例の設置構造Aを構成する螺軸1、裏側押え板2、表側押え板3、押えナット4により、トンネル内壁面5に、トンネル長手方向X及び高さ方向Yに沿って複数枚の内装板6を設置した状態の正面図で、トンネル長手方向Xに対し左右に隣り合う二枚の内装板6,6における相対向する左右縁6a,6a間には隙間8が保持され、トンネル高さ方向Yに対し上下に隣り合う二枚の内装板6,6における相対向する上下縁6b,6bの間には隙間9が保持され、最下段の内装板6の下縁6bと道路面7との間には隙間10が保持されている。
【0017】
左右に隣り合う内装板6,6は、相対向する左右縁6a,6aを、図1中のa部(図2,図5に拡大して示す)において、表裏の押え板2,3で挟持されている。上下左右に隣り合う四枚の内装板6,6,6,6は、各隅角部6cを、図1中のb部(図3に拡大して示す)において、表裏の押え板2,3で挟持されている。最下段の内装板6は、下縁6b側の隅角部6cを、図1中のc部(図4に拡大して示す)において、表裏の押え板2,3で挟持されている。各内装板6とトンネル内壁面5の間には、3〜10cm程度の狭小間隙11が保持されている。
【0018】
螺軸1は、その一端側が、前記狭小間隙11と内装板6の厚み及び押えナット4の装着代分を確保可能な長さをもってトンネル内に突出するよう、他端側をトンネル内壁面5に埋設したもので、前記a部においては隙間8に配設され、b部においては隙間8と隙間9の合流部分に配設され、c部においては隙間10に配設されている。
【0019】
裏側押え板2は、所望の金属等で成形された円形板で、その中心部分に設けた螺子孔2aにより螺軸1に螺合して、トンネル内壁面5との間に狭小間隙11を残す状態で固定され、内装板6の裏面に当接している。裏側押え板2の外周には、後述する係止爪3eが係合する被係止部としての係止凹部2bが、等間隔毎に複数形成されている。
【0020】
裏側押え板2が、内装板2を表側押え板3に向けて付勢する弾性を発揮するよう板バネ状に形成されている場合、その弾性付勢力により、表裏の押え板2,3による内装板6の挟持がより確実になると共に、表裏の押え板2,3と押えナット4の緩み止めが図れるため好ましい。
【0021】
表側押え板3は、螺軸1の遊挿孔3aを備えた矩形状の中央面部3bと、該中央面部3bの左右縁に連設され内装板の左右縁6a又は上下縁6bに当接する一対の起立片3c,3cと、各起立片3cの前縁に連設され内装板6の表面に当接する一対の表側片3d,3dを備え、且つ一対の起立片3c,3c間の寸法を、前述の隙間8,9,10に挿入可能な寸法とし、前記遊挿孔3aにより螺軸1に装着されて、内装板6を挟んで裏側押え板2と対峙している。中央面部3bの上下端の対称位置には、前記係止凹部2bに係脱自在に係合する係止部としての一対の係止爪3e,3eが、裏側押え板2に向けて切り起し状に形成されており、これら係止爪3e,3eが、裏側押え板2の外周において対称に位置する一対の係止凹部2b,2bに係合することで、裏側押え板2の緩み止めを行うようになっている。
【0022】
押えナット4は螺軸1の先端に螺合するナット部材で、前記表側押え板3を、裏側押え板2とで内装板6を挟持可能な位置に固定している。
【0023】
内装板6は、板厚5〜10mm程度、高さ寸法800〜1200mm程度、幅寸法600〜1000mm程度、重量25kg以下程度の所謂軽量GRC内装板である。
【0024】
以上の構成になる本例の設置構造によれば、裏側押え板2が装着された隙間8内の螺軸1に、表側押え板3を縦向きに装着し、さらに押えナット4を装着すれば、表側押え板3の一対の起立片3c,3cが、左右の内装板6,6の相対向する左右縁6a,6aに当接し、一対の表側片3d,3dが同内装板6,6表面に当接し、裏側押え板2が同内装板6,6裏面に当接するので、同内装板6,6の左右縁6a,6aを挟持することができる。また、表側押え板3の一対の係止爪3e,3eが、裏側押え板2における対応する係止凹部2b,2bに係合することで、裏側押え板2の緩みを防止することができる(図2参照)。
【0025】
同様に、隙間8,9の合流部分の螺軸1に、表側押え板3を横向きに装着し、さらに押えナット4を装着すれば、表側押え板3の一対の起立片3c,3cが、上下左右の内装板6の上下縁6bに当接し、一対の表側片3d,3dが同内装板6,6の隅角部6c表面に当接し、裏側押え板2が各内装板6裏面に当接するので、各内装板6の隅角部6cを挟持することができる。また、前記と同様にして、裏側押え板2の緩みを防止することができる。さらに、上側に位置する左右内装板6の荷重を、表側内装板3で受けることができる(図3参照)。
【0026】
同様に、隙間8と隙間10の合流部分の螺軸1に、表側押え板3を横向きに装着し、さらに押えナット4を装着すれば、表側押え板3の上側の起立片3cが、最下段の左右の内装板6の下縁6bに当接し、上側の表側片3dが各内装板6の隅角部6c表面に当接し、裏側押え板2が各内装板6裏面に当接するので、各内装板6の隅角部6cを挟持することができる。また、前記と同様にして、裏側押え板2の緩みを防止することができる。さらに、左右の内装板6の荷重を、表側内装板3で受けることができる(図4参照)。
【0027】
よって、下地材やアングル材を用いなくとも、多数枚の内装板6を、トンネル長手方向X及び高さ方向Yに沿って、トンネル内有効スペースを低減することなく、設置することができる。また、表側押え板3の装着方向を縦横何れかに適宜選択することで、左右の内装板、上下の内装板、上下左右の内装板、最下段の内装板への対応が可能になる。また、緩み止めナットを別途用いる必要がない分、施工作業を簡素化して作業性を向上させることができる。内装板6を取り外す場合は、押えナット4を緩めるだけの簡単な作業で済むので、内装板6の交換なども極めて簡単に行うことができる等、多くの効果を奏する。
【0028】
以上、本発明の実施形態の一例を図面を参照して説明したが、本発明に係るトンネル用内装板の設置構造は図示例に限定されるものではなく、各請求項記載の技術的思想の範疇において、種々の変更が可能であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明に係る内装板設置構造の実施形態の一例を示す正面図。
【図2】(イ)は図1のa部拡大図、(ロ)は(イ)の横断面図を示す。
【図3】(イ)は図1のb部拡大図、(ロ)は(イ)の縦断面図を示す。
【図4】(イ)は図1のc部拡大図、(ロ)は(イ)の縦断面図を示す。
【図5】図2に係る挟持箇所の分解斜視図。
【図6】表側押え板の拡大斜視図で(イ)は表面側を、(ロ)は裏面側を夫々示す。
【図7】裏側押え板の拡大斜視図で(イ)は表面側を、(ロ)は裏面側を夫々示す。
【符号の説明】
【0030】
1:螺軸
2:裏側押え板
2b:係止凹部(被係止部)
3:表側押え板
3b:中央面部
3c:起立面
3d:表側面
3e:係止爪(係止部)
4:押えナット
5:トンネル内壁面
6:内装板
6a:左右縁
6b:上下縁
6c:隅角部
7:道路面
8,9,10:隙間
11:狭小間隙

【特許請求の範囲】
【請求項1】
トンネル内壁面に、トンネル長手方向及び高さ方向に沿って複数枚の内装板を取り付けるトンネル用内装板の設置構造であって、
トンネル内壁面から突出する螺軸と、該螺軸基端側に螺合しトンネル内壁面との間に狭小間隙を残して固定される裏側押え板と、前記螺軸先端側に装着される表側押え板と、前記螺軸先端に螺合して前記表側押え板を、前記裏側押え板とで内装板を挟持可能な位置に固定する押えナットを備え、前記表裏の押え板で前記内装板の左右縁又は上下縁又は隅角部を挟持することを特徴とするトンネル用内装板の設置構造。
【請求項2】
前記表側押え板が、前記螺軸の遊挿孔を備えた中央面部と、該中央面部の左右縁に連設され前記内装板の左右縁又は上下縁に当接する一対の起立片と、各起立片の前縁に連設され前記内装板の表面に当接する一対の表側片を備え、且つ前記一対の起立片間の寸法を、左右又は上下に隣り合う内装板同士間の隙間に挿入可能な寸法としたことを特徴とする請求項1記載のトンネル用内装板の設置構造。
【請求項3】
トンネル長手方向に沿って左右に隣り合う二枚の内装板同士間の隙間に配設した螺軸に、前記表側押え板を縦向きに装着して、前記一対の起立片を前記内装板の相対向する左右縁に、前記一対の表側片を各内装板の表面に夫々当接させ、該表側押え板と、前記螺軸に装着した裏側押え板とで前記左右内装板の左右縁を挟持することを特徴とする請求項2記載のトンネル用内装板の設置構造。
【請求項4】
トンネル高さ方向に沿って上下に隣り合う二枚の内装板同士間の隙間に配設した螺軸に、前記表側押え板を横向きに装着して、前記一対の起立片を前記内装板の相対向する上下縁に、前記一対の表側片を各内装板の表面に夫々当接させ、該表側押え板と、前記螺軸に装着した裏側押え板とで前記上下内装板の上下縁を挟持すると共に、上側の内装板の荷重を前記表側押え板で受けることを特徴とする請求項2記載のトンネル用内装板の設置構造。
【請求項5】
トンネル高さ方向及び長手方向に対し上下左右に隣り合う四枚の内装板同士の隅角部間の隙間に配設した螺軸に、前記表側押え板を横向きに装着して、前記一対の起立片を各内装板の相対向する上下縁に、前記一対の表側片を各内装板の表面に夫々当接させ、該表側押え板と、前記螺軸に装着した裏側押え板とで前記四枚の内装板の隅角部を挟持すると共に、上側の左右内装板の荷重を表側押え板で受けることを特徴とする請求項2記載のトンネル用内装板の設置構造。
【請求項6】
前記表側押え板に係止部を設けると共に、前記裏側押え板に前記係止部が係合する被係止部を設け、それら係止部と被係止部の係合により前記裏側押え板の緩みを防止することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項記載のトンネル用内装板の設置構造。
【請求項7】
前記裏側押え板が円形板でその外周に等間隔毎に設けた係止凹部を前記被係止部とし、前記表側押え板の中央面部の上下端の対称位置に設けた一対の係止爪を前記係止部としたことを特徴とする請求項6記載のトンネル用内装板の設置構造。
【請求項8】
前記裏側押え板に、前記内装板を前記表側押え板方向へ付勢する弾性を付与させたことを特徴とする請求項1〜7の何れか1項記載のトンネル用内装板の設置構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−177045(P2006−177045A)
【公開日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−371289(P2004−371289)
【出願日】平成16年12月22日(2004.12.22)
【出願人】(597068179)株式会社シクソン (3)
【Fターム(参考)】