説明

ドア枠構造

【課題】
ドア枠の意匠性・施工性を向上させる。
【解決手段】
ドア枠の左右の縦枠4、5の室外側部位を、室外側に向かって見込方向に突出する突片44、54と、突片44、54の基端側から見付方向に延びる第1見付部43、53と、突片44、54の基端側から第1見付部43、53と反対側に見付方向に延びる底片45、55と、から形成し、突片44、54の先端縁は室外側壁体の見付面Wと略一致しており、当該先端縁が高さ方向に延びる第2見付部440、540となり、突片44、54と前記室外側壁体の端面730とは離間しており、突片44、54、当該室外側壁体の端面730、底片45、55で形成された溝部にシール材Sを充填してなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドア枠構造に係り、詳しくは、室外側部位の構成に特徴を備えたドア枠構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、玄関ドア枠は適当な見付幅を有しており(図7(A)、図8(A)参照)、玄関ドアを室外側から見た時に、ドア枠と外壁との間の境目が目立ってしまうことから意匠上の統一性が図れないという課題があった。
【0003】
これに対して、特許文献1では、見付幅を細くすることでドア枠の意匠性を向上させている。
【0004】
ここで、見付幅を細くするドア枠においても、いっそうの意匠性の向上や施工性の向上が要望される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実用新案登録第3144289号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記要望に応えることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明が採用した技術手段は、ドア枠の左右の縦枠の室外側部位を、室外側に向かって見込方向に突出する突片と、当該突片の基端側から見付方向に延びる第1見付部と、当該突片の基端側から第1見付部と反対側に見付方向に延びる底片と、から形成し、
平面視において、前記突片の先端縁は室外側壁体の見付面と略一致しており、当該先端縁が高さ方向に延びる第2見付部となり、
前記突片と前記室外側壁体の端面とは開口幅方向に離間しており、当該突片、当該室外側壁体の端面、前記底片で形成された溝部にシール材を充填してなるドア枠構造、である。
【0008】
1つの態様では、ドア枠の戸尻側部位にはドアの戸尻側部位がヒンジを介して取り付けられており、平面視において、ヒンジの軸部を戸尻側縦枠の前記第2見付部と略同じ位置あるいは当該位置より戸尻側縦枠の前記第1見付部側に位置させてなる。
【0009】
1つの態様では、戸尻側縦枠は、前記第1見付部から室内側へ延びる見込面を備えており、当該見込面にヒンジの板状部が固定され、前記突片によって前記第1見付部の室外側に形成された空間にヒンジの軸部を位置させてなる。
【発明の効果】
【0010】
本発明では、従来のドア枠の見付面に相当する部位を、高さ方向に延びる突片の先端縁から形成することで、見付部の幅を最小限にすることができ、外壁に扉が直接取り付けられているような印象を与え、ドア枠による外壁への影響を最小限に抑えて、デザインの統一性を図ることができる。
ドアの室外側見付面を外壁に対して室内側に引っ込める納まりとなり、ドアの室外側の意匠性をスッキリとさせることができる。
当該突片、当該室外側壁体の端面、前記底片で形成された溝部にシール材を充填することで、シール材が不必要に隙間に入り込むようなことがなく、シール材を充填する際の施工性を向上させることができる。
【0011】
平面視において、ヒンジの軸部を戸尻側縦枠の前記第2見付部と略同じ位置あるいは当該位置より戸尻側縦枠の前記第1見付部側に位置させることで、ヒンジの軸部が外壁から大きく突出して目立つようなことがなく、意匠性を向上させる。
戸尻側縦枠は、前記第2見付部から室内側へ延びる見込面を備えており、当該見込面にヒンジの板状部が固定され、前記突片によって前記第1見付部の室外側に形成された空間にヒンジの軸部を位置させることで、戸尻側縦枠へのヒンジの取り付けの施工性が良好であると共に、ヒンジの軸部が外壁から大きく突出して目立つようなことがなく、意匠性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】建物開口部を閉鎖した状態の玄関ドアを室外側から見た正面図である。
【図2】図1において躯体の壁を取り除いてドア枠全体を表した図である。
【図3】図2を室内側から見た図である。
【図4】図1の横断面図である。
【図5】図4の横断面図の戸尻側の部分拡大図である。
【図6】図1の縦断面図である。
【図7】(A)は従来のドア枠の横断面図、(B)は本発明に係るドア枠の横断面図である。
【図8】(A)は従来のドア枠の縦断面図、(B)は本発明に係るドア枠の縦断面図である。
【図9】図7(B)と類似の図であり、他の実施形態に係るドア枠を示す。
【図10】図8(B)と類似の図であり、他の実施形態に係るドア枠を示す。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1は、建物開口部を閉鎖した状態の玄関ドアを室外側から見た正面図であり、ドア1は、建物開口部に取り付けられたドア枠に対して回動可能に取り付けられている。図2は、図1において躯体の壁を取り除いてドア枠全体を表した図であり、図3は、図2を室内側から見た図である。本明細書において、「室外側」、「室内側」という表現は、実際の室外側、室内側を意味することに加えて、構成要素の相対的な位置を特定する場合にも用いられることに留意されたい。
【0014】
ドア1は、正面視縦長方形状であり、室外側見付面10、室内側見付面11、上面12、下面13、左右の端面すなわち戸先側端面14、戸尻側端面15、を備えている。ドア枠は、上枠2、下枠3、左右の縦枠4、5すなわち戸先側縦枠4、戸尻側縦枠5、から四周状に形成されている。ドア1の戸尻側端面15は、ヒンジ6を介してドア枠の戸尻側縦枠5に回動可能に取り付けられている。ヒンジ6は、ドア1の戸尻側端面15に固定されたドア側板部60と、戸尻側縦枠に固定された枠側板部61と、ドア側板部60と枠側板部61を回動自在に連結する軸部62と、からなる(図5参照)。ヒンジの種類は限定されず、例えば、ピボットヒンジであってもよい。
【0015】
上枠2は、建物開口部の幅方向に延びる部材であり、図6に示すように、室外側に面する見付面20と、見付面20の下端から室内側に向かって水平状に延びる第1下面21と、第1下面21の室内側部位に形成された戸当たり部22と、戸当たり部22からさらに室内側へ水平状に延びる第2下面23と、を備える。戸当たり部22は、第1下面21の室内側部位と、これに下方から対向する第2下面23の室外側部位と、の間に形成された凹部であり、戸当たり部22には開口部閉鎖時にドア1が当接する戸当たり部材220が嵌入されている。
【0016】
上枠2の第2下面23の開口幅方向の両側には、躯体への取り付け部材が設けてあり、四周状に組み立てられたドア枠の上枠2は、取り付け部材を介して躯体に固定される。図示の態様では、取り付け部材は、第2下面23から垂直状に立ち上がる垂直部24(前後上下の寸法が調整できるように長孔を備えた2部材240、241から形成されている)と、垂直部24の上端から水平状に延びる水平部25(部材241と一体形成されている)と、から正面視L形状に形成されており(図2、図3参照)、水平部25が躯体71に設けたアンカーボルト70に固定される。
【0017】
上枠2は、さらに、見付面20の上端から室内側に向かって水平状に延びる第1上面26と、第1上面26の室内側端部から垂直状に延びる垂直面27と、垂直面27の上端から室内側に向かって水平状に延びる第2上面28と、を備えている。第2上面28は、躯体71の下面710に当接しており、第1上面26、垂直面27、下面710の室外側部位とで形成される溝部にシール材Sが充填される。一つの態様では、溝部の底にいわゆるバックアップ材Bを充填すると共に、シール材Sを充填している。
【0018】
下枠(沓摺)3は、建物開口部の幅方向に延びる部材であり、上側に室外側に面してシール材S嵌入用の溝部を備えた見付面30と、見付面30の上端(溝部)から水平状に延びる第1上面31と、第1上面31の室内側部位に形成された戸当たり部32と、戸当たり部32からさらに室内側へ水平状に延びる第2上面33と、を備える。戸当たり部32は、第1上面31の室内側部位と、これに上方から対向する第2上面33の室外側部位と、の間に形成された凹部であり、戸当たり部32には開口部閉鎖時にドア1が当接する戸当たり部材320が嵌入されている。
【0019】
下枠3の第2上面33の下方には、下向きに開口する係止溝部34が(例えば、開口幅方向に亘って)形成されており、四周状に組み立てられたドア枠の下枠3は、係止溝部34を介して躯体に固定される。より具体的には、躯体の土台には(例えば、開口幅方向に亘って)立ち上がり状の被係止部72が設けてあり、被係止部72に上から係止溝部34を係止させることで下枠3を躯体に固定する。このように、実施形態のドア枠は、上枠2、下枠3のみを介して躯体に固定されており、左右の縦枠4、5は取り付け部材のようなものを用いて躯体に固定されてはいない。尚、左右の縦枠4、5を通常の縦枠のように、躯体に設けた鉄筋やアンカーボルトに対して溶接して固定してもよい。
【0020】
図4に示すように、戸先側縦枠4の側部は、開口部閉鎖時にドア1の戸先側端面14と接近対向する第1見込面40と、第1見込面40の室内側端部に形成された戸当たり部41と、戸当たり部41からさらに室内側に延びる第2見込面42と、を備えている。戸当たり部41は、第1見込面40の室内側部位と、これに開口部側から対向する第2見込面42の室外側部位と、の間に形成された凹部であり、戸当たり部41には開口部閉鎖時にドア1が当接する戸当たり部材410が嵌入されている。
【0021】
戸先側縦枠4の室外側部位は、第1見込面40の室外側端部から見付方向に延びる第1見付部43と、第1見付部43から室外側に向かって見込方向に突出する垂直状の突片44と、突片44の先端縁からなる細幅の第2見付部440と、突片44の基端側において第1見付部43とは反対側に見付方向に延びる底片45と、を備えている。図1に示すように、第2見付部440は高さ方向に垂直に延びている。
【0022】
底片45の先端から室内側に向かって延びる第3見込面46が設けてあり、第3見込面には、壁材73の端面730が接近対向している。平面視において、突片44の先端の第2見付部440と壁体の室外側見付面Wは略一致している。より具体的には、室外側見付面Wを通って開口部側に延長させた仮想面W´(図5参照)と突片44の先端とが略一致している。突片44と、底片45と、壁材の端面730の室外側部位(傾斜面となっている)とで囲まれる溝部にシール材Sが充填される。一つの態様では、溝部の底にいわゆるバックアップ材Bを充填すると共に、シール材Sを充填している。第1見付部43は、突片44の突出(見込)寸法分だけ壁体の室外側見付面Wから室内側へ引っ込んだ面となっており、開口部閉鎖時には、ドア1の戸先側端面14から延出する突縁140と接近対向するようになっている。
【0023】
図4、図5に示すように、戸尻側縦枠5の側部は、開口部閉鎖時にドア1の戸尻側端面15と接近対向する第1見込面50と、第1見込面50の室内側端部に形成された戸当たり部51と、戸当たり部51からさらに室内側に延びる第2見込面52と、を備えている。戸当たり部51は、第1見込面50の室内側部位と、これに開口部側から対向する第2見込面52の室外側部位と、の間に形成された凹部であり、戸当たり部51には開口部閉鎖時にドア1が当接する戸当たり部材510が嵌入されている。
【0024】
戸尻側縦枠5の室外側部位は、第1見込面50の室外側端部から見付方向に延びる第1見付部53と、第1見付部53から室外側に向かって見込方向に突出する垂直状の突片54と、突片54の先端縁からなる細幅の第2見付部540と、突片54の基端側において第1見付部53とは反対側に見付方向に延びる底片55と、を備えている。図1に示すように、第2見付部540は高さ方向に垂直に延びている。
【0025】
底片55の先端から室内側に向かって延びる第3見込面56が設けてあり、第3見込面56には、壁材73の端面730が接近対向している。平面視において、突片54の先端の第2見付部540と壁体の室外側見付面Wは略一致している。より具体的には、室外側見付面Wを通って開口部側に延長させた仮想面W´(図5参照)と突片54の先端とが略一致している。突片54と、底片55と、壁材の端面730の室外側部位(傾斜面となっている)とで囲まれる溝部にシール材Sが充填される。一つの態様では、溝部の底にいわゆるバックアップ材Bを充填すると共に、シール材Sを充填している。第1見付部53は、突片54の突出(見込)寸法分だけ壁体の室外側見付面Wから室内側へ引っ込んだ面となっている。
【0026】
第1見込面50の内側には補強用の裏板63が設けてあり、ヒンジ6の枠側板部61は、第1見込面50及び裏板63を貫設する螺子(図示せず)によって戸尻側縦枠5に固定されている。第1見付部53によって裏板63を設ける空間が形成される。第1見付部53によって突片54の開口部側に空間が形成され、ヒンジ6の軸部62を突片54と干渉することなく室内側へ寄せることができる。平面視において、ヒンジ6の軸部62の回転中心は突片54の先端の第2見込部540と略同じ位置か、あるいは、第2見込部540よりも室内側(第1見込部53側)に位置している。より具体的には、ヒンジ6の軸部62の少なくとも一部が、室外側見付面Wを通って開口部側に延長させた仮想面W´(図5参照)よりも室内側に寄っている。
【0027】
図7は、従来のドア枠と本発明に係るドア枠を比較して示す図であり、(A)は従来のドア枠の横断面図、(B)は本発明に係るドア枠の横断面図である。従来のドア枠の縦枠の室外側見付面Fが幅広であるのに対して、本発明のドア枠の縦枠4、5の室外側見付部(すなわち、突片44、54の先端縁により形成される第2見付部440、540)が細幅であることがわかる。縦枠4、5の室外側見付部の幅を狭くすることで、従来のドア枠に比べて、有効開口幅を大きくすることができる。
【0028】
また、従来のドア枠において、ドア1の室外側見付面10が、壁体の室外側見付面W、ドア枠の室外側見付面Fと略同じ面であるのに対して、本発明のドア枠では、ドア1の室外側見付面10が、壁体の室外側見付面W、ドア枠の室外側見付部(第2見付部440、540)、に対して室内側に引っ込んでいる。
【0029】
また、従来のドア枠において、ヒンジ6の軸部62が、壁体の室外側見付面W、ドア枠の室外側見付面Fに対して室外側に突出しているのに対して、本発明のドア枠では、突片44、54によって形成された空間を利用して、ヒンジ6の軸部62を、室外側壁面W、ドア枠の室外側見付部(第2見付部440、540)に対して室内側に変位させることができる。
【0030】
図1乃至図6に示す例では、左右の縦枠4、5のみに細幅の室外側見付部を形成したが、上枠2にも細幅の室外側見付部を形成してもよい。図8は、従来のドア枠と本発明に係るドア枠を比較して示す図であり、(A)は従来のドア枠の縦断面図、(B)は本発明に係るドア枠の縦断面図である。従来のドア枠の上枠の室外側見付面Fが幅広であるのに対して、本発明のドア枠の上枠の室外側見付部(突片29の先端縁により形成される見付部290)が細幅であることがわかる。上枠2の室外側見付部の幅を狭くすることで、従来のドア枠に比べて、有効開口高を大きくすることができる。また、突片29の基端側には立ち上がり状の底片291が形成されており、突片29と、底片291と、躯体側の枠部材の下面710の室外側部位(傾斜面となっている)とで囲まれる溝部にシール材Sが充填される。
【0031】
また、従来のドア枠において、ドア1の室外側見付面10が、壁体の室外側見付面W、ドア枠の室外側見付面Fと略同じ面であるのに対して、本発明のドア枠では、ドア1の室外側見付面10が、壁体の室外側見付面W、ドア枠の室外側見付部290に対して室内側に引っ込んでいる。
【0032】
図1乃至図8に示す態様では、ドア枠は、スチール製の板材を折曲形成することで得られる。
具体的には、室外側部位について言うと、板材を山折り状に折り曲げて密着させることで突片44、54を形成し、先端の折り曲げ部が第2見付部440、540となる。突片44、54の基端側において、密着された板材の一方を突片44、54に対して直角状に折り曲げて第1見付部43、53が形成され、密着された板材の他方を突片44、54に対して第1見付部43、53と反対側に直角状に折り曲げて底片45、55が形成される。
【0033】
本発明において、ドア枠は板材を折曲形成して得られるものに限定されず、図9、図10に示すように、アルミ型材からドア枠を形成してもよい。図9、図10において、図1乃至図8に示す実施形態と同様の要素については、同じ番号に「´」を付けてあり、これらの要素の説明には、図1乃至8に関連する記載を援用することができる。
【符号の説明】
【0034】
1 ドア
10 室外側見付面
4 戸先側縦枠
40 第1見込面
43 第1見付部
44 突片
440 第2見付部
45 底片
5 戸尻側縦枠
50 第1見込面
53 第1見付部
54 突片
540 第2見付部
55 底片
6 ヒンジ
62 軸部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドア枠の左右の縦枠の室外側部位を、室外側に向かって見込方向に突出する突片と、当該突片の基端側から見付方向に延びる第1見付部と、当該突片の基端側から第1見付部と反対側に見付方向に延びる底片と、から形成し、
平面視において、前記突片の先端縁は室外側壁体の見付面と略一致しており、当該先端縁が高さ方向に延びる第2見付部となり、
前記突片と前記室外側壁体の端面とは開口幅方向に離間しており、当該突片、当該室外側壁体の端面、前記底片で形成された溝部にシール材を充填してなるドア枠構造。
【請求項2】
ドア枠の戸尻側部位にはドアの戸尻側部位がヒンジを介して取り付けられており、平面視において、ヒンジの軸部を戸尻側縦枠の前記第2見付部と略同じ位置あるいは当該位置より戸尻側縦枠の前記第1見付部側に位置させてなる請求項1に記載のドア枠構造。
【請求項3】
戸尻側縦枠は、前記第1見付部から室内側へ延びる見込面を備えており、当該見込面にヒンジの板状部が固定され、前記突片によって前記第1見付部の室外側に形成された空間にヒンジの軸部を位置させてなる請求項1、2いずれかに記載のドア枠構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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