説明

ネットワークシステム、コンテンツ再生方法、およびコンテンツ再生プログラム

【課題】ホームネットワークにおいて、当該ホームネットワーク外に存在する利用可能なリソースをより拡大する。
【解決手段】最適情報表示制御サーバ1は、複数のホームネットワーク8の各々が備える保存装置33に記憶されたコンテンツのメタデータを記憶するメタデータ記憶手段16と、メタデータ記憶手段16に記憶されたメタデータを用いて複数のホームネットワーク8の保存装置33に記憶されたコンテンツのコンテンツ情報リストを生成し、ホームネットワーク8に送信するリスト生成手段12と、コンテンツ情報リストの中から選択されたコンテンツの格納場所をメタデータ記憶手段16から取得して、ホームゲートウェイ2に送信する制御手段13と、を有し、ホームゲートウェイ2は、最適情報表示制御サーバ1から受信したコンテンツの格納場所を出力装置32に通知し、コンテンツを再生させる再生制御手段22を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホームネットワークにおいて、当該ホームネットワーク外に存在するリソースを利用する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
ホームネットワークにおいて、ユーザが任意に選択したコンテンツを、任意に選択した出力装置で利用することができる「DLNA(Digital Living Network Alliance)における3BOXモデル」が提唱されている。すなわち、「DLNAにおける3BOXモデル」では、ユーザが同一のホームネットワーク内に属するPC(Personal Computer)等の「操作装置(DMC)」を用いて、HDR(Hard Disk Recorder)やPC等の「保存装置(DMS)」に保存された映像等のコンテンツを、PCモニタやテレビ等の「出力装置(DMR)」上で利用するための規格である。「DLNAにおける3BOXモデル」については、例えば非特許文献1に記載されている。
【0003】
また、非特許文献2には、ホームネットワーク間をVPNで接続し、擬似的にホームネットワークを拡張する方法が記載されている。
【非特許文献1】“プリンターや高機能リモコンも実現可能、7種類といっそう多様になる接続形態”、[online]、[平成20年9月16日検索]、インターネット<URL: http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20070612/274538/?ST=print_leaf&P=1>
【非特許文献2】水野 伸太郎 他4名、 “IP電話ユーザ向けオンデマンドLAN間接続方式”、NTT技術ジャーナル、2007年12月
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
さて、近年において、映像等のコンテンツを作成し、保存可能な民生機器が普及している。また、作成・保存されたコンテンツをアップロードして世界に情報を容易に発信することが可能なWebサイトや、無償でコンテンツの利用が可能なWebサイトなどが、一般化している。これに伴い、ホームネットワークにおいても、当該ホームネットワーク外(他のホームネットワーク、Webサイト等)で提供されるコンテンツを利用するニーズが高まってきている。
【0005】
しかしながら、非特許文献1のDLNA規格では、他のホームネットワークに存在するコンテンツを利用することは困難である。また、非特許文献2では、電話機を用いたダイアルアップ型VPN接続であるため、Webサイト上で提供されるコンテンツの利用が困難である。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ホームネットワークにおいて、当該ホームネットワーク外に存在する利用可能なリソースをより拡大することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は、複数のホームネットワークにそれぞれ配置されたホームゲートウェイと、最適情報表示制御サーバとを有するネットワークシステムであって、前記最適情報表示制御サーバは、前記複数のホームネットワークの各々が備える保存装置に記憶されたコンテンツのメタデータを記憶するメタデータ記憶手段と、ホームネットワークからコンテンツの再生要求を受け付けると、前記メタデータ記憶手段に記憶されたメタデータを用いて、前記複数のホームネットワークの保存装置に記憶されたコンテンツのコンテンツ情報リストを生成し、前記要求元のホームネットワークに送信するリスト生成手段と、前記コンテンツ情報リストの中から選択されたコンテンツの格納場所を前記メタデータ記憶手段から取得して、前記要求元のホームネットワークのホームゲートウェイに送信する制御手段と、を有し、前記ホームゲートウェイは、前記最適情報表示制御サーバから受信したコンテンツの格納場所を出力装置に通知し、当該出力装置に前記選択されたコンテンツを再生させる再生制御手段を有する。
【0008】
また、本発明は、複数のホームネットワークにそれぞれ配置されたホームゲートウェイと、最適情報表示制御サーバとを有するネットワークシステムが行う、コンテンツ再生方法であって、前記最適情報表示制御サーバは、前記複数のホームネットワークの各々が備える保存装置に記憶されたコンテンツのメタデータを記憶するメタデータ記憶部を有し、ホームネットワークからコンテンツの再生要求を受け付けると、前記メタデータ記憶部に記憶されたメタデータを用いて、前記複数のホームネットワークの保存装置に記憶されたコンテンツのコンテンツ情報リストを生成し、前記要求元のホームネットワークに送信するリスト生成ステップと、前記コンテンツ情報リストの中から選択されたコンテンツの格納場所を前記メタデータ記憶部から取得して、前記要求元のホームネットワークのホームゲートウェイに送信する制御ステップと、を行い、前記ホームゲートウェイは、前記最適情報表示制御サーバから受信したコンテンツの格納場所を出力装置に通知して、当該出力装置に前記選択されたコンテンツを再生させる再生制御ステップとを行う。
【0009】
また、本発明は、複数のホームネットワークにそれぞれ配置されたホームゲートウェイと、最適情報表示制御サーバとを有するネットワークシステムにおける、前記最適情報表示制御サーバが実行するコンテンツ再生プログラムであって、前記最適情報表示制御サーバは、前記複数のホームネットワークの各々が備える保存装置に記憶されたコンテンツのメタデータを記憶するメタデータ記憶部を有し、前記最適情報表示制御サーバに、ホームネットワークからコンテンツの再生要求を受け付けると、前記メタデータ記憶部に記憶されたメタデータを用いて、前記複数のホームネットワークの保存装置に記憶されたコンテンツのコンテンツ情報リストを生成し、前記要求元のホームネットワークに送信するリスト生成ステップと、前記コンテンツ情報リストの中から選択されたコンテンツの格納場所を前記メタデータ記憶部から取得して、前記要求元のホームネットワークのホームゲートウェイに送信し、前記選択されたコンテンツを所定の出力装置で再生させる制御ステップと、を実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明により、ホームネットワークにおいて、当該ホームネットワーク外に存在する利用可能なリソースをより拡大することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0012】
図1は、本発明の一実施形態が適用されたネットワークシステムの全体構成図である。本実施形態のネットワークシステムは、DLNA規格を拡張したネットワークシステムである。DLNA規格は、ホームネットワーク内で、PC、AV機器、情報家電などを相互に接続し、連携して利用するための規格である。
【0013】
図示するネットワークシステムは、最適情報表示制御サーバ1と、複数のホームネットワーク8、携帯端末4と、Webサーバ5とを有し、これらの各装置がインターネットなどのネットワーク9に接続されている。
【0014】
各ホームネットワーク8は、ルータ34と、ホームゲートウェイ2と、操作装置(DMC)31と、出力装置(DMR)32と、保存装置(DMC)33とを有する。
【0015】
操作装置31は、例えばPC、PDA(Personal Digital Assistants:携帯情報端末)などであって、ユーザの指示を受け付けて、ホームゲートウェイ2および最適情報表示制御サーバ1を介して出力装置32および保存装置33を操作する。出力装置32は、PCモニタやテレビ等であって、操作装置31に入力された操作指示にもとづいて、所定のコンテンツを出力・再生する。保存装置33は、テレビなどに接続されたHDR、PCのメモリやHD(Hard Disk)等の記憶装置であって、映像等の様々なコンテンツが記憶されている。
【0016】
図1では、操作装置31、出力装置32および保存装置33は、それぞれ個別に記載されているが、実際の機器(例えばPC)では、操作装置31、出力装置32および保存装置33の全てを1つの機器が備える場合がある。したがって、各装置31、32、33は、ルータ34を介して接続される場合だけでなく、各装置が直接接続される場合もある。
【0017】
なお、操作装置31、出力装置32および保存装置33は、それぞれ1台であっても複数台であってもよい。また、出力装置32および保存装置33は、DLNA規格に対応した装置である。操作装置31は、最適情報表示制御サーバ1とともにユーザに対して、DLNA規格の操作装置に相当する動作を行う。
【0018】
ルータ34は、ホームネットワーク8とネットワーク9との間でデータを中継し、また、ポートマッピング設定が可能であるものとする。
【0019】
ホームゲートウェイ(HGW)2は、ホームネットワーク8内の保存装置33に記憶・保存されたコンテンツのメタデータ、およびホームネットワーク8内の利用可能な出力装置32のメタデータを収集し、これらのメタデータをネットワーク9を介して最適情報表示制御サーバ1に送信する。
【0020】
図2は、本実施形態のホームゲートウェイ2の構成を示すブロック図である。図示するホームゲートウェイ2は、メタデータ送信部21と、再生制御部22と、DLNAプロキシ部23と、メタデータ記憶部26とを有する。
【0021】
メタデータ送信部21は、保存装置33に記憶されたコンテンツのメタデータおよび出力装置32のメタデータを取得してメタデータ記憶部26に記憶するとともに、取得したメタデータを最適情報表示制御サーバ1に送信する。コンテンツのメタデータには、コンテンツの格納場所(URL、URIなど)、コンテンツID、タイトル、データ形式などコンテンツに関する情報が含まれている。出力装置32のメタデータには、識別情報(アドレス、出力装置ID)、装置名称、再生能力など出力装置に関する情報が含まれる。
【0022】
再生制御部22は、最適情報表示制御サーバ1の指示に基づいて、所定のコンテンツを所定の出力装置32に再生させる。
【0023】
DLNAプロキシ部23は、最適情報表示制御サーバ1から見た場合、宅内DLNA対応機器の外部用プロキシとして動作する。具体的には、最適情報表示制御サーバ1から見て、ホームゲートウェイ2が出力装置32および保存装置33として動作する際のIPアドレスおよびポート番号などを通知する。メタデータ記憶部26には、ホームネットワーク8内に存在するコンテンツおよび出力装置32に関する情報が記憶される。
【0024】
携帯端末4は、携帯用PC、携帯電話などであって、上記説明した操作装置31および出力装置32と同様の機能を有する。
【0025】
Webサーバ5は、コンテンツ提供者(サービスプロバイダ、コンテンツホルダなど)が管理するサーバであって、様々なコンテンツを格納するコンテンツ記憶部(不図示)を有し、コンテンツ記憶部に記憶されたコンテンツのメタデータを最適情報表示制御サーバ1に送信し、要求に応じてコンテンツを提供および配信する。なお、Webサーバ5は、上記説明した保存装置33およびホームゲートウェイ2の機能を有する。なお、Webサーバ5は、例えばAPI等を介して最適情報表示制御サーバ1と接続することができるものとする。
【0026】
最適情報表示制御サーバ1は、複数のホームネットワーク(ホームゲートウェイ2)およびWebサーバ5から取得したメタデータを一元管理する。
【0027】
図3は、本実施形態の最適情報表示制御サーバ1の構成を示すブロック図である。図示する最適情報表示制御サーバ1は、メタデータ管理部11と、リスト生成部12と、制御部13と、DLNAプロキシ部14と、メタデータ記憶部16と、再生履歴テーブル17と、判断ルールテーブル18とを有する。
【0028】
メタデータ管理部11は、各ホームネットワーク8のホームゲートウェイ2、携帯端末4およびWebサーバ5から、コンテンツや出力装置のメタデータを取得し、メタデータ記憶部16に記憶する。
【0029】
リスト生成部12は、ホームネットワーク8からコンテンツの再生指示を受け付けると、メタデータ記憶部16に記憶されたメタデータを用いて、コンテンツ情報リストおよび出力装置リストを生成し、当該ホームネットワーク8に送信する。
【0030】
制御部13は、コンテンツ情報リストの中から選択されたコンテンツの格納場所をメタデータ記憶部16から取得して、選択された出力装置32に再生させる制御指示を、当該ホームネットワーク8のホームゲートウェイ2に送信する。また、制御部13は、リソースの競合が発生した場合(選択された出力装置32が再生中の場合など)、判断ルールテーブル18にしたがって、再生制御指示を変換して、ホームゲートウェイ2に送信する。
【0031】
DLNAプロキシ部14は、ホームゲートウェイ2に対する操作装置プロキシとして動作する。
【0032】
メタデータ記憶部16には、複数のホームネットワーク8の保存装置33にそれぞれ格納されたコンテンツおよびWebサーバ5に格納されたコンテンツのメタデータが記憶される。また、メタデータ記憶部16には、複数のホームネットワーク8に配置された出力装置32および携帯端末4の出力装置のメタデータが記憶される。
【0033】
再生履歴テーブル17には、コンテンツの再生履歴情報(レコード)が記憶される。図4は再生履歴テーブル17の一例を示す図である。図示する再生履歴テーブル17は、履歴IDと、ユーザIDと、再生日時と、再生した出力装置の出力装置IDと、再生したコンテンツのコンテンツIDと、出力装置の状態(停止、再生中)とを有する。出力装置の状態については、随時、更新されるものとする。
【0034】
判断ルールテーブル18は、再生要求時の動作ルールを定めたテーブルである。図5は判断ルールテーブル18の一例を示すものである。判断ルールテーブル18については、後述する。
【0035】
上記説明した、最適情報表示制御サーバ1およびホームゲートウェイ2は、CPUと、メモリと、外部記憶装置と、入力装置と、出力装置と、ネットワークと接続するための通信制御装置とを備えた汎用的なコンピュータシステムを用いることができる。このコンピュータシステムにおいて、CPUがメモリ上にロードされた所定のプログラムを実行することにより、各装置の各機能が実現される。
【0036】
例えば、最適情報表示制御サーバ1およびホームゲートウェイ2の各機能は、最適情報表示制御サーバ1用のプログラムの場合は最適情報表示制御サーバ1のCPUが、そして、ホームゲートウェイ2用のプログラムの場合はホームゲートウェイ2のCPUがそれぞれ実行することにより実現される。
【0037】
次に、本実施形態の処理について説明する。
【0038】
図6は、ホームゲートウェイ2の起動時の処理を示すシーケンス図である。
【0039】
まず、各ホームネットワーク8のユーザは、ホームゲートウェイ2の電源をONにする(S11)。これにより、ホームゲートウェイ2のDLNAプロキシ部23は、当該ホームゲートウェイ2自身のIPアドレスと、ポート番号とを、ネットワーク9を介して最適情報表示制御サーバ1に通知(送信)する(S12)。
【0040】
そして、最適情報表示制御サーバ1のDLNAプロキシ部14は、通知されたIPアドレスおよびポート番号を宛先としてホームゲートウェイ2にアクセスし、当該ホームゲートウェイ2が出力装置32として動作する場合のIPアドレスおよびポート番号と、当該ホームゲートウェイ2が保存装置33として動作する場合のIPアドレスおよびポート番号とを取得する(S13)。
【0041】
そして、ホームゲートウェイ2のメタデータ送信部21は、自ホームネットワーク内に配置された保存装置33を検索するための機器検索メッセージを送信し(S14)、当該メッセージを受信した保存装置33はホームゲートウェイ2に応答する(S15)。そして、メタデータ送信部21は、応答があった保存装置33に対して、当該保存装置33に格納されている各コンテンツのメタデータを要求し(S16)、保存装置33からメタデータを取得し(S17)、取得したコンテンツのメタデータをメタデータ記憶部26に記憶する(S18)。なお、複数の保存装置33から応答があった場合は、保存装置33毎に、S16からS18の処理を行う。
【0042】
また、ホームゲートウェイ2のメタデータ送信部21は、自ホームネットワーク内に配置された出力装置32を検索するための機器検索メッセージを送信し(S19)、当該メッセージを受信した出力装置32はホームゲートウェイ2に応答する(S20)。そして、メタデータ送信部21は、応答があった出力装置32に対して、当該出力装置32のメタデータ(再生能力等)を要求し(S21)、出力装置32からメタデータを取得し(S22)、取得したメタデータをメタデータ記憶部26に記憶する(S23)。なお、複数の出力装置32から応答があった場合は、出力装置32毎に、S21からS23の処理を行う。
【0043】
そして、メタデータ送信部21は、メタデータ記憶部26に記憶されたコンテンツのメタデータと、出力装置32のメタデータとを、最適情報表示制御サーバ1に送信する(S24)。
【0044】
最適情報表示制御サーバ1のメタデータ管理部11は、各ホームネットワーク8のホームゲートウェイ2からコンテンツのメタデータおよび出力装置32のメタデータを受信し、メタデータ記憶部16に記憶する(S25)。また、メタデータ管理部11は、Webサーバ5からも同様にコンテンツのメタデータを受信し、メタデータ記憶部16に記憶する。また、メタデータ管理部11は、携帯端末4からも同様に、当該携帯端末4の出力装置のメタデータを受信し、メタデータ記憶部16に記憶する。
【0045】
以上により、最適情報表示制御サーバ1のメタデータ記憶部16には、複数のホームネットワーク8およびWebサーバ5に格納されたコンテンツのメタデータが記憶され、また複数のホームネットワーク8および携帯端末4の出力装置32のメタデータが記憶される。
【0046】
図7は、コンテンツのメタデータの同期処理を示すシーケンス図である。
【0047】
ユーザは、自ホームネットワーク8の保存装置33の電源をONにし(S31)、例えばテレビの番組をHDRに録画する、または録画したコンテンツを削除する等、所定の方法で保存装置33のコンテンツを更新(登録、削除など)する(S32)。保存装置33は、コンテンツが更新されたことをホームゲートウェイ2に通知する(S33)。ホームゲートウェイ2のメタデータ送信部21は、S33の通知を受信すると、更新されたコンテンツのメタデータ(差分情報)を保存装置33から取得し、メタデータ記憶部26を更新するとともに、取得したメタデータの差分情報をメモリ等に記憶する(S34)。
【0048】
最適情報表示制御サーバ1のメタデータ管理部11は、所定のタイミング(所定の時間間隔、随時等)でメタデータが更新されたか否かを各ホームゲートウェイ2に問い合わせる(S35)。ホームゲートウェイ2のメタデータ送信部21は、メタデータの差分情報がある場合は、メタデータが更新された旨を最適情報表示制御サーバ1に通知し、メタデータの差分情報がない場合はメタデータが更新されていない旨を最適情報表示制御サーバ1に通知する(S36)。
【0049】
メタデータが更新された旨の通知を受信した場合、最適情報表示制御サーバ1は、ホームゲートウェイ2にメタデータの差分情報を要求し(S37)、ホームゲートウェイ2からメモリ等に記憶されたメタデータの差分情報を取得する(S38)。ホームゲートウェイ2のメタデータ送信部21は、差分情報を送信後、当該差分情報を削除または送信済みの状態とする。
【0050】
最適情報表示制御サーバ1のメタデータ管理部11は、メタデータの差分情報を用いて、メタデータ記憶部16に記憶されたメタデータを更新する(S39)。これにより、最適情報表示制御サーバ1のメタデータ記憶部16と、コンテンツが更新されたホームネットワーク8のホームゲートウェイ2のメタデータ記憶部26および保存装置33とが、同期のとれた状態となる。
【0051】
なお、図7では、最適情報表示制御サーバ1と、1つのホームネットワーク8との間のメタデータ同期処理を説明したが、他のホームネットワーク、Webサーバ5との間でも、同様のメタデータ同期処理が並行して(または逐次)行われる。これにより、最適情報表示制御サーバ1のメタデータ記憶部16には、各ホームネットワーク等の保存装置33が備えるコンテンツと同期がとれた最新のメタデータが記憶される。
【0052】
図8は、ユーザが所望のコンテンツを所望の出力装置32で再生(視聴)する場合のシーケンス図である。
【0053】
ユーザは、操作装置31の電源をONにするなどして、コンテンツの再生指示を操作装置31に入力する(S41)。操作装置31は、再生指示を受け付けると、最適情報表示制御サーバ1にログインし、コンテンツ情報リストおよび出力装置リストの表示要求を、最適情報表示制御サーバ1に送信する(S42)。なお、ユーザは、再生指示を入力する際にユーザIDも入力し、操作装置31は、ユーザIDを含む表示要求を最適情報表示制御サーバ1に送信する。
【0054】
最適情報表示制御サーバ1のリスト生成部12は、メタデータ記憶部16に記憶されたコンテンツのメタデータを用いて、コンテンツ情報リストを生成する。コンテンツ情報リストは、各コンテンツのコンテンツに関する情報(コンテンツのタイトル、コンテンツ長など)の一覧である。また、リスト生成部12は、メタデータ記憶部16に記憶された出力装置のメタデータを用いて出力装置リストを生成する。出力装置リストは、各出力装置の出力装置に関する情報(装置名称、再生能力等)の一覧である。
【0055】
本実施形態のリスト生成部12は、ログイン時に入力されたユーザIDに対応する自ホームネットワーク8の出力装置32のメタデータを抽出し、抽出した出力装置32のみの出力装置リストを生成するものとする。しかしながら、リスト生成部12は、自ホームネットワークの出力装置32だけでなく、メタデータ記憶部16に記憶された全ての出力装置32(他ホームネットワークの出力装置を含む)の出力装置リストを生成することとしてもよい。なお、どのユーザIDがどのホームネットワーク8に属するかの対応付けについては、ユーザIDとホームネットワークとの対応テーブルが、図示しないメモリ等にあらかじめ記憶されているものとする。
【0056】
そして、リスト生成部12は、コンテンツ情報リストおよび出力装置リストを要求元の操作装置31に送信する(S43)。
【0057】
操作装置31は、当該操作装置が備える出力装置に、コンテンツ情報リストおよび出力装置リストを表示する(S44)。ユーザは、表示されたコンテンツ情報リストの中から所望のコンテンツを選択するとともに、表示された出力装置リストの中から所望の出力装置を選択する。操作装置31は、ユーザの選択指示を受け付け(S45)、選択されたコンテンツおよび出力装置のID(識別情報)を含む再生要求を最適情報表示制御サーバ1に送信する(S46)。
【0058】
最適情報表示制御サーバ1の制御部13は、再生要求に含まれるコンテンツIDおよび出力装置IDと、S42で送信されたユーザIDとに基づいてコンテンツ再生動作を決定し(S47)、当該コンテンツ再生動作の再生制御指示をホームゲートウェイ2に送信する(S48)。
【0059】
具体的には、制御部13は、再生履歴テーブル17に、S46で送信された再生要求のレコードを追加する。そして、制御部13は、再生履歴テーブル17から状態が「再生中」のレコードを抽出し、抽出したレコードと追加した新たな再生要求のレコードとを、「ユーザID」、「出力装置ID」および「コンテンツID」のそれぞれについて比較(同一、または別(異なる)を判別)し、判断ルールテーブル18を参照して比較結果に対応する動作を決定する。
【0060】
図5に示す判断ルールテーブル18に場合、例えば、再生中のレコードと新たな再生要求のレコードの「ユーザID」、「出力装置ID」および「コンテンツID」が全て同一の場合(NO.1)、コンテンツ再生動作は「後勝ち再生」となる。
【0061】
「後勝ち再生」は、出力装置IDが同一の場合(リソースが競合した場合)の動作であって、現在再生中のコンテンツを停止して、新たな再生要求のコンテンツを再生させる。「切替再生」は、「ユーザID」および「コンテンツID」が同一で、「出力装置ID」が別の場合の動作であって、現在再生中の出力装置を停止して、新たな再生要求の出力装置でコンテンツを再生する。「同時再生」は、リソースの競合が発生しない場合であって、現在再生中の出力装置およびコンテンツを停止することなく、新たな再生要求の出力装置でコンテンツを再生する。
【0062】
なお、図5に示す判断ルールテーブル18は一例であって、図示する動作の他に「ロック(NGとみなし、何も動作を行わない)」、「キュー再生(現在再生中のコンテンツが終了後、新たな再生要求のコンテンツを再生する)」などの動作を行うこととしてもよい。
【0063】
図8では、S47で「同時再生」の動作が決定された場合を示し、制御部13は、新たな再生要求の選択された出力装置に対して選択されたコンテンツの格納場所を通知する再生制御命令を、ホームゲートウェイ2に送信する(S48)。ホームゲートウェイ2の再生制御部22は、受信した再生制御命令にしたがって、選択されたコンテンツの格納場所を選択された出力装置32に通知する(S49)。
【0064】
操作装置31は、ユーザからの再生開始指示を受け付けると(S50)、再生開始要求を最適情報表示制御サーバ1に送信する(S51)。これにより、最適情報表示制御サーバ1の制御部13は、再生命令をホームゲートウェイ2に送信し(S52)、ホームゲートウェイ2は、選択された出力装置32に再生命令を送信する(S53)。
【0065】
再生命令を受信した出力装置32は、S49で通知された格納場所の保存装置33に対して、当該格納場所に格納されたコンテンツの取得要求を送信し(S54)、保存装置33は、要求されたコンテンツを出力装置32に送信する(S55)。そして、出力装置32は、取得したコンテンツを再生する(S56)。
【0066】
なお、S44でユーザに提示されるコンテンツ情報リストには、自ホームネットワーク以外の保存装置に格納されたコンテンツも含まれるため、ユーザは自ホームネットワーク以外のコンテンツを所望の出力装置32で利用することができる。
【0067】
一方、S47で「切替再生」の動作が決定される場合の処理について説明する。
【0068】
具体的には最適情報表示制御サーバ1の制御部13は、図4に示す再生履歴テーブル17において、履歴ID「5」のレコードを新たな再生要求として追加するものとする。そして、制御部13は、再生履歴テーブル17から状態が「再生中」のレコード(履歴ID「2」)を抽出する。そして、抽出したレコード(履歴ID「2」)と、新たな再生要求のレコード(履歴ID「5」)とを、「ユーザID」、「出力装置ID」および「コンテンツID」のそれぞれについて比較し、判断ルールテーブル18を参照して比較結果に対応する動作を決定する。この場合、「ユーザID」と「コンテンツID」が同一で、「出力装置ID」が別の比較結果となり、図5に示す判断ルールテーブル18では、「切替再生」の動作が決定される。
【0069】
再生中のレコードが複数抽出された場合は、抽出した各レコード毎に、新たな再生要求のレコードと上記比較を行い、判断ルールテーブル18を参照して比較結果に対応する動作を決定する処理を繰り返す。
【0070】
図9は、S47で「切替再生」の動作が決定された場合のシーケンス図である。「切替再生」の場合(S47)、最適情報表示制御サーバ1の制御部13は、再生中の出力装置に対する再生停止命令をホームゲートウェイ2に送信する(S61)。ホームゲートウェイ2の再生制御部22は、再生中の出力装置に再生停止要求を送信する(S62)。出力装置は、再生を停止し、再生停止通知をホームゲートウェイ2に送信し(S63)、再生制御部22は、再生停止通知を最適情報表示制御サーバ1に送信する(S64)。
【0071】
これにより、最適情報表示制御サーバ1の制御部13は、再生履歴テーブル17の抽出したレコードの状態を「停止」に更新し、新たな再生要求のレコードの状態を「再生中」に更新する。
【0072】
そして、制御部13は、新たな再生要求の選択された出力装置に対して選択されたコンテンツの格納場所を通知する再生制御命令を、ホームゲートウェイ2に送信する(S65)。ホームゲートウェイ2の再生制御部22は、受信した再生制御命令にしたがって、選択されたコンテンツの格納場所を選択された出力装置32に通知する(S66)。
【0073】
操作装置31は、ユーザからの再生開始指示を受け付けると(S67)、再生開始要求を最適情報表示制御サーバ1に送信する(S68)。これにより、最適情報表示制御サーバ1の制御部13は、再生命令をホームゲートウェイ2に送信し(S69)、ホームゲートウェイ2は、選択された出力装置32に再生命令を送信する(S70)。
【0074】
再生命令を受信した出力装置32は、S66で通知された格納場所の保存装置に対して、当該格納場所に格納されたコンテンツの取得要求を送信し(S71)、保存装置は、要求されたコンテンツを出力装置に送信する(S72)。そして、出力装置は、取得したコンテンツを再生する(S73)。
【0075】
以上説明した本実施形態では、最適情報表示制御サーバ1が、複数のホームネットワーク内およびWebサーバ5に格納されたコンテンツのメタデータを一元的に管理する。これにより、DLNA空間の拡張が実現され、ホームネットワークにおいて、自ホームネットワーク外に存在する利用可能なリソースをより拡大することにある。すなわち、自ホームネットワーク以外の他ホームネットワークのコンテンツ、およびWebサーバ5のコンテンツを容易に利用することができる。また、自ホームネットワーク以外の出力装置を含めた出力装置リストを生成した場合(図8:S44)、自ホームネットワーク以外の出力装置も利用することができる。
【0076】
また、本実施形態では、ホームゲートウェイが自ホームネットワーク内での更新されたコンテンツのメタデータを収集し、最適情報表示制御サーバ1に送信する。これにより、最適情報表示制御サーバ1のメタデータ記憶部16と、コンテンツが更新されたホームネットワーク8のホームゲートウェイ2のメタデータ記憶部26および保存装置33とを、同期のとれた状態にすることができる。
【0077】
また、本実施形態の最適情報表示制御サーバ1は、再生履歴テーブル17と判別ルールテーブル18を用いて、リソースの競合が発生した場合に所定のルールにしたがってコンテンツの再生を制御する。これにより、本実施形態では、複数のユーザが同じ出力装置に対してコンテンツの再生指示を行った場合に、従来のDLNA規格では出力装置が利用中か否かにかかわらず再生が実行されてしまうことによる弊害を回避し、ルールに従った適切な制御を行うことができる。
【0078】
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0079】
【図1】本発明の一実施形態が適用されたネットワークシステムの全体構成図である
【図2】最適情報表示制御サーバの構成を示すブロック図である。
【図3】ホームゲートウェイの構成を示すブロック図である。
【図4】再生履歴テーブルの一例を示す図である。
【図5】判断ルールテーブルの一例を示す図である。
【図6】ホームゲートウェイの起動時の処理のシーケンス図である。
【図7】コンテンツのメタデータの同期処理を示すシーケンス図である。
【図8】所定のコンテンツを所定の出力装置で再生する場合のシーケンス図である。
【図9】リソース競合が発生した場合のコンテンツの再生処理のシーケンス図である。
【符号の説明】
【0080】
1 :最適情報表示制御サーバ
11:メタデータ管理部
12:リスト生成部
13:制御部
14:DLNAプロキシ部
16:メタデータ記憶部
17:再生履歴テーブル
18:判断ルールテーブル
2 :ホームゲートウェイ
21:メタデータ送信部
22:再生制御部
23:DLNAプロキシ部
26:メタデータ記憶部
31:操作装置(DMC)
32:出力装置(DMR)
33:保存装置(DMS)
4 :携帯端末
5 :Webサーバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のホームネットワークにそれぞれ配置されたホームゲートウェイと、最適情報表示制御サーバとを有するネットワークシステムであって、
前記最適情報表示制御サーバは、
前記複数のホームネットワークの各々が備える保存装置に記憶されたコンテンツのメタデータを記憶するメタデータ記憶手段と、
ホームネットワークからコンテンツの再生要求を受け付けると、前記メタデータ記憶手段に記憶されたメタデータを用いて、前記複数のホームネットワークの保存装置に記憶されたコンテンツのコンテンツ情報リストを生成し、前記要求元のホームネットワークに送信するリスト生成手段と、
前記コンテンツ情報リストの中から選択されたコンテンツの格納場所を前記メタデータ記憶手段から取得して、前記要求元のホームネットワークのホームゲートウェイに送信する制御手段と、を有し、
前記ホームゲートウェイは、
前記最適情報表示制御サーバから受信したコンテンツの格納場所を出力装置に通知し、当該出力装置に前記選択されたコンテンツを再生させる再生制御手段を有すること
を特徴とするネットワークシステム。
【請求項2】
請求項1記載のネットワークシステムであって、
前記ホームゲートウェイは、
自ホームネットワーク内の保存装置から、更新されたコンテンツのメタデータを取得して、前記最適情報表示制御サーバに送信するメタデータ送信手段を、さらに有し、
前記最適情報表示制御サーバは、
前記ホームゲートウェイから更新されたコンテンツのメタデータを取得し、前記メタデータ記憶手段を更新するメタデータ管理手段を、さらに有すること
を特徴とするネットワークシステム。
【請求項3】
請求項1または請求項2記載のネットワークシステムであって、
前記最適情報表示制御サーバは、
前記複数のホームネットワークの各々が備える出力装置の利用状況を記憶する再生履歴記憶手段を、さらに有し、
前記制御手段は、前記再生履歴記憶手段を参照し、指定された出力装置が利用中の場合、所定のルールにしたがってコンテンツの再生を制御すること
を特徴とするネットワークシステム。
【請求項4】
複数のホームネットワークにそれぞれ配置されたホームゲートウェイと、最適情報表示制御サーバとを有するネットワークシステムが行う、コンテンツ再生方法であって、
前記最適情報表示制御サーバは、
前記複数のホームネットワークの各々が備える保存装置に記憶されたコンテンツのメタデータを記憶するメタデータ記憶部を有し、
ホームネットワークからコンテンツの再生要求を受け付けると、前記メタデータ記憶部に記憶されたメタデータを用いて、前記複数のホームネットワークの保存装置に記憶されたコンテンツのコンテンツ情報リストを生成し、前記要求元のホームネットワークに送信するリスト生成ステップと、
前記コンテンツ情報リストの中から選択されたコンテンツの格納場所を前記メタデータ記憶部から取得して、前記要求元のホームネットワークのホームゲートウェイに送信する制御ステップと、を行い、
前記ホームゲートウェイは、
前記最適情報表示制御サーバから受信したコンテンツの格納場所を出力装置に通知して、当該出力装置に前記選択されたコンテンツを再生させる再生制御ステップとを行うこと
を特徴とするコンテンツ再生方法。
【請求項5】
請求項4記載のコンテンツ再生方法であって、
前記ホームゲートウェイは、
自ホームネットワーク内の保存装置から、更新されたコンテンツのメタデータを取得して、前記最適情報表示制御サーバに送信するメタデータ送信ステップを行い、
前記最適情報表示制御サーバは、
前記ホームゲートウェイから更新されたコンテンツのメタデータを取得し、前記メタデータ記憶部を更新する更新ステップを行うこと
を特徴とするコンテンツ再生方法。
【請求項6】
請求項4または請求項5記載のコンテンツ再生方法であって、
前記最適情報表示制御サーバは、
前記複数のホームネットワークの各々が備える出力装置の利用状況を記憶する再生履歴記憶部を有し、
前記制御ステップは、前記再生履歴記憶部を参照し、指定された出力装置が利用中の場合、所定のルールにしたがってコンテンツの再生を制御すること
を特徴とするコンテンツ再生方法。
【請求項7】
複数のホームネットワークにそれぞれ配置されたホームゲートウェイと、最適情報表示制御サーバとを有するネットワークシステムにおける、前記最適情報表示制御サーバが実行するコンテンツ再生プログラムであって、
前記最適情報表示制御サーバは、前記複数のホームネットワークの各々が備える保存装置に記憶されたコンテンツのメタデータを記憶するメタデータ記憶部を有し、
前記最適情報表示制御サーバに、
ホームネットワークからコンテンツの再生要求を受け付けると、前記メタデータ記憶部に記憶されたメタデータを用いて、前記複数のホームネットワークの保存装置に記憶されたコンテンツのコンテンツ情報リストを生成し、前記要求元のホームネットワークに送信するリスト生成ステップと、
前記コンテンツ情報リストの中から選択されたコンテンツの格納場所を前記メタデータ記憶部から取得して、前記要求元のホームネットワークのホームゲートウェイに送信し、前記選択されたコンテンツを所定の出力装置で再生させる制御ステップと、を実行させること
を特徴とするコンテンツ再生プログラム。
【請求項8】
請求項7記載のコンテンツ再生プログラムであって、
前記最適情報表示制御サーバは、
前記ホームゲートウェイから更新されたコンテンツのメタデータを取得し、前記メタデータ記憶部を更新する更新ステップを実行すること
を特徴とするコンテンツ再生プログラム。
【請求項9】
請求項7または請求項8記載のコンテンツ再生プログラムであって、
前記最適情報表示制御サーバは、
前記複数のホームネットワークの各々が備える出力装置の利用状況を記憶する再生履歴記憶部を有し、
前記制御ステップは、前記再生履歴記憶部を参照し、指定された出力装置が利用中の場合、所定のルールにしたがってコンテンツの再生を制御すること
を特徴とするコンテンツ再生プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−103622(P2010−103622A)
【公開日】平成22年5月6日(2010.5.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−270979(P2008−270979)
【出願日】平成20年10月21日(2008.10.21)
【出願人】(399035766)エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 (321)
【Fターム(参考)】