説明

ネットワーク管理装置

【課題】ネットワーク上の機器を自動検出し、自動検出した機器の中から管理対象とする機器をユーザが選択できると共に不正な機器の接続の防止が可能なネットワーク管理装置を実現する。
【解決手段】ネットワークに接続される機器を自動的に検出する機能を有するネットワーク管理装置において、ネットワークに接続する通信部と、ネットワーク構成図が格納された記憶部と、表示部と、入力部と、自動検出機能により検出された機器のネットワーク構成図への登録若しくは不登録の旨を表示部に表示して確認すると共に入力部から入力された指示に基づいて機器をネットワーク構成図に登録する演算制御部とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワーク管理装置に関し、特にネットワーク上の機器を自動検出し、自動検出した機器の中から管理対象とする機器をユーザが選択できると共に不正な機器の接続の防止が可能なネットワーク管理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のネットワーク管理装置に関連する先行技術文献としては次のようなものがある。
【0003】
【特許文献1】特開平11−316724号公報
【特許文献2】特開2002−101125号公報
【特許文献3】特開2002−366454号公報
【特許文献4】特開2003−008575号公報
【0004】
図7はこのような従来のネットワーク管理装置の一例を示す構成ブロック図である。図7において1はネットワークを管理するネットワーク管理装置、2はインターネット等のネットワーク、3及び4は管理対象である機器である。ネットワーク管理装置1、機器3及び機器4はネットワーク2にそれぞれ相互に接続される。
【0005】
ここで、図7に示す従来例の動作を図8及び図9を用いて説明する。図8はネットワーク管理装置1の構成ブロック図、図9はネットワーク管理装置1の動作を示すフロー図である。
【0006】
図8において5はCPU(Central Processing Unit)等の演算制御部、6は機器3及び機器4とネットワーク2に接続し、データの送受信を行う通信部、7はROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(電気的に書き換え可能なROM)、若しくは、ハードディスク等の記憶部、8はCRT(Cathode Ray Tube)等の表示部、9はキーボード等の入力部である。
【0007】
演算制御部5、通信部6、記憶部7、表示部8及び入力部9はネットワーク管理装置1を構成している。演算制御部5は通信部6、記憶部7、表示部8及び入力部9にそれぞれ接続される。
【0008】
ネットワーク管理装置1はネットワーク2に接続される機器を自動的に検出する機能(以下、自動検出機能と呼ぶ。)を有しており、この自動検出機能のアプリケーションソフトは記憶部7に予めインストールされている。
【0009】
ネットワーク管理装置1はネットワーク2に接続される機器を管理するため、予め記憶部7にネットワーク構成図のデータが格納されている。ネットワーク構成図はネットワークに接続される機器の名前(ホスト名)、IP(Internet Protocol)アドレス、機器の重要度等を示した図である。
【0010】
図9中”S001”においてネットワーク管理装置1の演算制御部5は、自動検出機能のアプリケーションソフトを記憶部7より読み出して実行することにより、通信部2を制御してネットワーク2上で機器を検出したか否かを判断し、もし、機器を検出した場合には、図9中”S002”においてネットワーク管理装置1の演算制御部5は、ネットワーク構成図に検出した機器を登録する。
【0011】
具体的には、図7に示すようにネットワーク2上に機器3及び機器4が接続された場合にはネットワーク管理装置1は自動検出機能により機器3及び機器4を検出し、ネットワーク構成図に機器3及び機器4を登録する。そして、ネットワーク管理装置1は登録が完了した機器3及び機器4の状態監視を開始する。
【0012】
この結果、ネットワーク管理装置1が自動検出機能によりネットワーク2上で機器を検出した場合に、ネットワーク構成図に検出した機器を登録することにより、ネットワーク構成図への登録が自動的に行われるので、ネットワーク2に接続された機器を漏れなく状態監視することが可能になる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
しかし、図7に示す従来例では、ネットワーク管理装置1がネットワーク2上で機器を検出した場合に、自動的にネットワーク構成図に登録するため、ユーザが認識しない間に機器が登録されてしまうので、管理しているネットワークの構成をユーザ自身が把握することが困難になるという問題点があった。
【0014】
また、ネットワーク管理装置1がネットワーク2上で検出した機器が管理する必要の無い機器の場合でも、自動的にネットワーク構成図に登録されてしまうため、不必要な状態監視が行われるという問題点があった。
【0015】
また、ネットワーク管理装置1がネットワーク2上で検出した機器がネットワーク2への接続が許可されていない機器の場合でも、自動的にネットワーク構成図に登録されてしまうため、不正な機器が接続されてもユーザが認識できないという問題点があった。
【0016】
従って本発明が解決しようとする課題は、ネットワーク上の機器を自動検出し、自動検出した機器の中から管理対象とする機器をユーザが選択できると共に不正な機器の接続の防止が可能なネットワーク管理装置を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0017】
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
ネットワークに接続される機器を自動的に検出する機能を有するネットワーク管理装置において、
前記ネットワークに接続する通信部と、ネットワーク構成図が格納された記憶部と、表示部と、入力部と、前記自動検出機能により検出された機器の前記ネットワーク構成図への登録若しくは不登録の旨を前記表示部に表示して確認すると共に前記入力部から入力された指示に基づいて前記機器を前記ネットワーク構成図に登録する演算制御部とを備えたことにより、ユーザが登録の可否を判断できるので、自動検出した機器の中から管理対象とする機器をユーザが選択できると共に不正な機器の接続の防止が可能になる。
【0018】
請求項2記載の発明は、
ネットワークに接続される機器を自動的に検出する機能を有するネットワーク管理装置において、
前記ネットワークに接続する通信部と、ネットワーク構成図が格納された記憶部と、表示部と、入力部と、前記ネットワーク構成図に登録されている機器と前記自動検出機能により検出された機器との差分及びこの差分表示された機器の前記ネットワーク構成図への登録若しくは不登録の旨を前記表示部に表示して確認すると共に前記入力部から入力された指示に基づいて前記差分表示された機器を前記ネットワーク構成図に登録する演算制御部とを備えたことにより、ユーザが登録の可否を判断できるので、自動検出した機器の中から管理対象とする機器をユーザが選択できると共に不正な機器の接続の防止が可能になる。
【0019】
請求項3記載の発明は、
ネットワークに接続される機器を自動的に検出する機能を有するネットワーク管理装置において、
前記ネットワークに接続する通信部と、ネットワーク構成図が格納された記憶部と、前記ネットワーク構成図に登録されている機器と前記自動検出機能により検出された機器を比較すると共に差分がある場合にその旨を通知する演算制御部とを備えたことにより、ユーザがネットワークに接続される機器を把握できるので、不正な機器の接続の防止が可能になる。
【0020】
請求項4記載の発明は、
請求項3記載のネットワーク管理装置において、
前記演算制御部が、
前記通知を電子メールで送信することにより行うことにより、ユーザがネットワークに接続される機器を把握できるので、不正な機器の接続の防止が可能になる。
【0021】
請求項5記載の発明は、
ネットワークに接続される機器を自動的に検出する機能を有するネットワーク管理装置において、
前記ネットワークに接続する通信部と、ネットワーク構成図が格納された記憶部と、警報器と、前記ネットワーク構成図に登録されている機器と前記自動検出機能により検出された機器を比較すると共に差分がある場合に前記警報器を鳴らして通知する演算制御部とを備えたことにより、ユーザがネットワークに接続される機器を把握できるので、不正な機器の接続の防止が可能になる。
【0022】
請求項6記載の発明は、
ネットワークに接続される機器を自動的に検出する機能を有するネットワーク管理装置において、
前記ネットワークに接続する通信部と、ネットワーク構成図が格納された記憶部と、警報器と、前記ネットワーク構成図に登録されている機器と前記自動検出機能により検出された機器を比較すると共に差分がある場合に前記警報器を点灯若しくは点滅して通知する演算制御部とを備えたことにより、ユーザがネットワークに接続される機器を把握できるので、不正な機器の接続の防止が可能になる。
【0023】
請求項7記載の発明は、
ネットワークに接続される機器を自動的に検出する機能を有するネットワーク管理装置において、
前記ネットワークに接続する通信部と、ネットワーク構成図が格納された記憶部と、表示部と、前記ネットワーク構成図に登録されている機器と前記自動検出機能により検出された機器を比較すると共に差分がある場合に前記表示部にメッセージを表示して通知する演算制御部とを備えたことにより、ユーザがネットワークに接続される機器を把握できるので、不正な機器の接続の防止が可能になる。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば次のような効果がある。
請求項1の発明によれば、ネットワーク管理装置の演算制御部がネットワーク上で機器を検出し、ユーザにこの機器をネットワーク構成図に登録するかの確認をし、ユーザからの登録の指示に基づいてこの機器をネットワーク構成図に登録することにより、ユーザが登録の可否を判断できるので、自動検出した機器の中から管理対象とする機器をユーザが選択できると共に不正な機器の接続の防止が可能になる。
【0025】
請求項2の発明によれば、ネットワーク管理装置の演算制御部がネットワーク上で機器を検出し、ネットワーク構成図に登録されている機器とネットワークに接続されている機器との差分を表示し、ユーザに差分表示した機器をネットワーク構成図に登録するかの確認をし、ユーザからの登録の指示に基づいてこの機器をネットワーク構成図に登録することにより、ユーザが登録の可否を判断できるので、自動検出した機器の中から管理対象とする機器をユーザが選択できると共に不正な機器の接続の防止が可能になる。
【0026】
請求項3,4,5,6及び請求項7の発明によれば、ネットワーク管理装置の演算制御部がネットワーク上で機器を検出し、ネットワーク構成図に登録されている機器とネットワークに接続されている機器を比較し、差分がある場合にユーザに知らせることにより、ユーザがネットワークに接続される機器を把握できるので、不正な機器の接続の防止が可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係るネットワーク管理装置の一実施例を示す構成ブロック図である。
【0028】
図1において2,3及び4は図7と同一符号を付してあり、10はネットワークを管理するネットワーク管理装置である。ネットワーク管理装置10、機器3及び機器4はネットワーク2にそれぞれ相互に接続される。
【0029】
ここで、図1に示す実施例の動作を図2及び図3を用いて説明する。図2はネットワーク管理装置10の構成ブロック図、図3はネットワーク管理装置10の動作を示すフロー図である。図3に示す実施例の動作は図7の従来例とほぼ同一であり、異なる点は検出した機器をネットワーク構成図に登録する時にユーザに登録の確認をすることである。
【0030】
図2において11はCPU等の演算制御部、12は機器3及び機器4とネットワーク2を経由してデータの送受信を行う通信部、13はROM、RAM、フラッシュメモリ、若しくは、ハードディスク等の記憶部、14はCRT等の表示部、15はキーボード等の入力部である。
【0031】
演算制御部11、通信部12、記憶部13、表示部14及び入力部15はネットワーク管理装置10を構成している。演算制御部11は通信部12、記憶部13、表示部14及び入力部15にそれぞれ接続される。
【0032】
ネットワーク管理装置10は自動検出機能を有しており、この自動検出機能のアプリケーションソフトは記憶部13に予めインストールされている。ネットワーク管理装置10はネットワーク2に接続される機器を管理するため、予め記憶部13にネットワーク構成図のデータが格納されている。
【0033】
図3中”S101”においてネットワーク管理装置10の演算制御部11は、自動検出機能のアプリケーションソフトを記憶部13より読み出して実行することにより、通信部12を制御してネットワーク2上で機器を検出したか否かを判断し、もし、機器を検出した場合には、図3中”S102”に進む。
【0034】
一方、図3中”S101”においてネットワーク管理装置10の演算制御部11は、自動検出機能のアプリケーションソフトを記憶部13より読み出して実行することにより、通信部12を制御してネットワーク2上で機器を検出したか否かを判断し、もし、機器を検出しない場合には、図3中”S101”で待機する。
【0035】
図3中”S102”においてネットワーク管理装置10の演算制御部11は、検出した機器の登録、若しくは、不登録を選択する旨を表示部14に表示してユーザに確認する。ユーザは入力部15から登録、若しくは、不登録の指示を入力する。
【0036】
図3中”S103”においてネットワーク管理装置10の演算制御部11は、ユーザから登録の指示があったか否かを判断し、もし、登録の指示があった場合には、図3中”S104”に進む。
【0037】
一方、図3中”S103”においてネットワーク管理装置10の演算制御部11は、ユーザから登録の指示があったか否かを判断し、もし、登録の指示がなかった場合には、ネットワーク構成図に検出した機器を登録しない。
【0038】
最後に、図3中”S104”においてネットワーク管理装置10の演算制御部11は、ネットワーク構成図に検出した機器を登録する。その後、登録した機器に対する状態監視が開始される。
【0039】
この結果、ネットワーク管理装置10の演算制御部11がネットワーク2上で機器を検出し、ユーザにこの機器をネットワーク構成図に登録するか否かの確認をし、ユーザからの登録の指示に基づいてこの機器をネットワーク構成図に登録することにより、ユーザが登録の可否を判断できるので、自動検出した機器の中から管理対象とする機器をユーザが選択できると共に不正な機器の接続の防止が可能になる。
【0040】
図4はネットワーク管理装置10の他の動作を示すフロー図である。図4に示す実施例の動作は図3の実施例とほぼ同一であり、異なる点はユーザにネットワーク構成図への登録確認をする前にネットワーク構成図に登録されている機器とネットワーク2に接続されている機器との差分を表示することである。
【0041】
図4中”S201”においてネットワーク管理装置10の演算制御部11は、自動検出機能のアプリケーションソフトを記憶部13より読み出して実行することにより、通信部12を制御してネットワーク2上で機器を検出したか否かを判断し、もし、機器を検出した場合には、図4中”S202”に進む。
【0042】
一方、図4中”S201”においてネットワーク管理装置10の演算制御部11は、自動検出機能のアプリケーションソフトを記憶部13より読み出して実行することにより、通信部12を制御してネットワーク2上で機器を検出したか否かを判断し、もし、機器を検出しない場合には、図4中”S201”で待機する。
【0043】
図4中”S202”においてネットワーク管理装置10の演算制御部11は、ネットワーク構成図に登録されている機器とネットワーク2に接続されている機器との差分を表示部14に表示する。
【0044】
そして、図4中”S203”においてネットワーク管理装置10の演算制御部11は、差分表示した機器の登録、若しくは、不登録を選択する旨を表示部14に表示してユーザに確認する。ユーザは入力部15から登録、若しくは、不登録の指示を入力する。
【0045】
図4中”S204”においてネットワーク管理装置10の演算制御部11は、ユーザから登録の指示があったか否かを判断し、もし、登録の指示があった場合には、図4中”S205”においてネットワーク管理装置10の演算制御部11は、ネットワーク構成図に差分表示した機器を登録する。その後、登録した機器に対する状態監視が開始される。
【0046】
一方、図4中”S204”においてネットワーク管理装置10の演算制御部11は、ユーザから登録の指示があったか否かを判断し、もし、登録の指示がなかった場合には、ネットワーク構成図に差分表示した機器を登録しない。
【0047】
この結果、ネットワーク管理装置10の演算制御部11がネットワーク2上で機器を検出し、ネットワーク構成図に登録されている機器とネットワーク2に接続されている機器との差分を表示し、ユーザに差分表示した機器をネットワーク構成図に登録するか否かの確認をし、ユーザからの登録の指示に基づいてこの機器をネットワーク構成図に登録することにより、ユーザが登録の可否を判断できるので、自動検出した機器の中から管理対象とする機器をユーザが選択できると共に不正な機器の接続の防止が可能になる。
【0048】
図5はネットワーク管理装置10の他の動作を示すフロー図である。図5中”S301”においてネットワーク管理装置10の演算制御部11は、自動検出機能のアプリケーションソフトを記憶部13より読み出して実行することにより、通信部12を制御してネットワーク2上で機器を検出したか否かを判断し、もし、機器を検出した場合には、図5中”S302”に進む。
【0049】
一方、図5中”S301”においてネットワーク管理装置10の演算制御部11は、自動検出機能のアプリケーションソフトを記憶部13より読み出して実行することにより、通信部12を制御してネットワーク2上で機器を検出したか否かを判断し、もし、機器を検出しない場合には、図5中”S301”で待機する。
【0050】
図5中”S302”においてネットワーク管理装置10の演算制御部11は、ネットワーク構成図に登録されている機器とネットワーク2に接続されている機器を比較し、差分があるか否かを判断し、もし、差分がある場合には、図5中”S303”においてネットワーク管理装置10の演算制御部11は、ユーザに差分があることを知らせる。
【0051】
ネットワーク管理装置10がユーザに通知する手段としては電子メール及び警報装置等がある。具体的には、差分がある場合にネットワーク管理装置10がその旨を電子メールで送信する、警報装置を鳴らす、警報装置を点灯、若しくは、点滅させる、又は、表示部14にメッセージを表示することにより、ユーザに知らせる。
【0052】
この結果、ネットワーク管理装置10の演算制御部11がネットワーク2上で機器を検出し、ネットワーク構成図に登録されている機器とネットワーク2に接続されている機器を比較し、差分がある場合にユーザに知らせることにより、ユーザがネットワーク2に接続される機器を把握できるので、不正な機器の接続の防止が可能になる。
【0053】
図6は本発明に係るネットワーク管理装置の他の実施例を示す構成ブロック図である。図6において2は図7と同一符号を付してあり、16はネットワークを管理するネットワーク管理装置、17及び18はネットワーク管理装置16へアクセスする時に用いる端末である。
【0054】
ネットワーク2、ネットワーク管理装置16、端末17及び端末18は電子会議システム100を構成している。ネットワーク管理装置16、端末17及び端末18はネットワーク2にそれぞれ相互に接続される。
【0055】
また、ネットワーク管理装置16は図2と同様に演算制御部11、通信部12、記憶部13、表示部14及び入力部15から構成されている。ネットワーク管理装置16は会議に出席する出席者を管理するため、予め記憶部13に出席者リストのデータが格納されている。
【0056】
ここで、図6に示す実施例の動作を説明する。ネットワーク管理装置16の演算制御部11は端末17、若しくは、端末18からの会議出席希望の要求を受け付け、出席希望者のデータを表示部14に表示する。
【0057】
会議の座長であるユーザは表示されたデータを基に会議への出席者を選択し、選択した出席者を出席者リストに登録するようにネットワーク管理装置16へ指示を出す。
【0058】
この結果、ネットワーク管理装置16の演算制御部11がネットワーク2を介して会議出席者からの出席希望要求を受け付け、会議の座長であるユーザに出席者リストに登録するかの確認をし、ユーザからの登録の指示に基づいて出席者を出席者リストに登録することにより、ユーザが出席希望者の状況に合わせて出席可否の判断ができるので、出席希望者の中から重要な人を優先的に出席させることが可能になる。
【0059】
なお、図1に示す実施例においてネットワーク2に接続される機器が機器3及び機器4の2台となっているが、必ずしも2台である必要は無く、1台以上あればよい。
【0060】
同様に、図6に示す実施例においてネットワーク2に接続される端末が端末17及び端末18の2台となっているが、必ずしも2台である必要は無く、1台以上あればよい。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】本発明に係るネットワーク管理装置の一実施例を示す構成ブロック図である。
【図2】ネットワーク管理装置の構成ブロック図である。
【図3】ネットワーク管理装置の動作を示すフロー図である。
【図4】ネットワーク管理装置の他の動作を示すフロー図である。
【図5】ネットワーク管理装置の他の動作を示すフロー図である。
【図6】本発明に係るネットワーク管理装置の他の実施例を示す構成ブロック図である。
【図7】従来のネットワーク管理装置の一例を示す構成ブロック図である。
【図8】ネットワーク管理装置の構成ブロック図である。
【図9】ネットワーク管理装置の動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
【0062】
1,10,16 ネットワーク管理装置
2 ネットワーク
3,4 機器
5,11 演算制御部
6,12 通信部
7,13 記憶部
8,14 表示部
9,15 入力部
17,18 端末
100 電子会議システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークに接続される機器を自動的に検出する機能を有するネットワーク管理装置において、
前記ネットワークに接続する通信部と、
ネットワーク構成図が格納された記憶部と、
表示部と、
入力部と、
前記自動検出機能により検出された機器の前記ネットワーク構成図への登録若しくは不登録の旨を前記表示部に表示して確認すると共に前記入力部から入力された指示に基づいて前記機器を前記ネットワーク構成図に登録する演算制御部と
を備えたことを特徴とするネットワーク管理装置。
【請求項2】
ネットワークに接続される機器を自動的に検出する機能を有するネットワーク管理装置において、
前記ネットワークに接続する通信部と、
ネットワーク構成図が格納された記憶部と、
表示部と、
入力部と、
前記ネットワーク構成図に登録されている機器と前記自動検出機能により検出された機器との差分及びこの差分表示された機器の前記ネットワーク構成図への登録若しくは不登録の旨を前記表示部に表示して確認すると共に前記入力部から入力された指示に基づいて前記差分表示された機器を前記ネットワーク構成図に登録する演算制御部と
を備えたことを特徴とするネットワーク管理装置。
【請求項3】
ネットワークに接続される機器を自動的に検出する機能を有するネットワーク管理装置において、
前記ネットワークに接続する通信部と、
ネットワーク構成図が格納された記憶部と、
前記ネットワーク構成図に登録されている機器と前記自動検出機能により検出された機器を比較すると共に差分がある場合にその旨を通知する演算制御部と
を備えたことを特徴とするネットワーク管理装置。
【請求項4】
前記演算制御部が、
前記通知を電子メールで送信することにより行うことを特徴とする
請求項3記載のネットワーク管理装置。
【請求項5】
ネットワークに接続される機器を自動的に検出する機能を有するネットワーク管理装置において、
前記ネットワークに接続する通信部と、
ネットワーク構成図が格納された記憶部と、
警報器と、
前記ネットワーク構成図に登録されている機器と前記自動検出機能により検出された機器を比較すると共に差分がある場合に前記警報器を鳴らして通知する演算制御部と
を備えたことを特徴とするネットワーク管理装置。
【請求項6】
ネットワークに接続される機器を自動的に検出する機能を有するネットワーク管理装置において、
前記ネットワークに接続する通信部と、
ネットワーク構成図が格納された記憶部と、
警報器と、
前記ネットワーク構成図に登録されている機器と前記自動検出機能により検出された機器を比較すると共に差分がある場合に前記警報器を点灯若しくは点滅して通知する演算制御部と
を備えたことを特徴とするネットワーク管理装置。
【請求項7】
ネットワークに接続される機器を自動的に検出する機能を有するネットワーク管理装置において、
前記ネットワークに接続する通信部と、
ネットワーク構成図が格納された記憶部と、
表示部と、
前記ネットワーク構成図に登録されている機器と前記自動検出機能により検出された機器を比較すると共に差分がある場合に前記表示部にメッセージを表示して通知する演算制御部と
を備えたことを特徴とするネットワーク管理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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