ハウス組立用シート二重張り中空ユニット
【課題】保温性に優れるだけでなく、現場での組立て作業が容易、設置場所を選ばない、ハウスの堅牢性に優れる、シートが破損した場合その部分のユニットの交換だけで良いハウス、及びそのハウスの組立用ユニットを提供する。
【解決手段】目的のユニットの形状に合った扁平な袋状のシート２と、その内部に挿入した目的のユニットの形状に合った枠からなる、中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットを構成する。
【解決手段】目的のユニットの形状に合った扁平な袋状のシート２と、その内部に挿入した目的のユニットの形状に合った枠からなる、中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットを構成する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
この発明は、農業や園芸用の温室及び／または日除け及び／または暑さ対策及び／またはレジャーや緊急避難や店舗や生活用のテント及び／または簡易住宅等の用途があり、保温性に優れるだけでなく、現場での組立て作業が容易、設置場所を選ばない、ハウスの堅牢性に優れる、シートが破損した場合その部分のユニットの交換だけで良いハウス、及びそのハウスの組立用シート二重張り中空ユニットに関する。
【背景技術】
【０００２】
ハウスの断熱性の向上法として、二枚重ねた各種樹脂フィルムの中間に空気を送り込み、空気層を設ける二重フィルム技法が開発されており、透光性空気膜フィルムの場合、一枚被覆フィルムの場合の室温よりも高く、過冷却の影響を受け難く、結露が少なく太陽光線の透過低下がなくなる。また、二重フィルムにすることにより耐風性が増し、耐降雪性にも優れている。
【０００３】
しかしながら、このようなハウス被覆用空気膜形成フィルム（特開２００４−１４１０１７）は従来からのパイプハウスの被覆に用いることを基本としており、被覆作業に時間を要し、風の影響が大である等の現場での作業性に問題があり、空気送り込み用のブロアの常設が必須である問題もある。またパイプハウスである限り、フィルム巻上げによる換気効率にも限界がある。
【０００４】
【特許文献１】特開２００４−１４１０１７
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明の課題は、現場でのハウスの組立・設置が容易で、強風等の影響の少ない堅牢な、また空気層を形成するためのブロアの常設が必要でないハウスを提供することである。つまり、保温性に優れるだけでなく、現場での組立て作業が容易、設置場所を選ばない、ハウスの堅牢性に優れる、シートが破損した場合その部分のユニットの交換だけで良いハウス、そのハウスの組立用シート二重張り中空ユニットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
前記の課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成されている。
【０００７】
請求項１に記載される発明は、目的のユニットの形状に合った扁平な袋状のシートと、その内部に挿入した目的のユニットの形状に合った枠からなる、中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットであることを特徴とする。
【０００８】
請求項２に記載の発明は、扁平な袋状のシートが、樹脂シート及び／または布類シート及び／または網類及び／または寒冷紗の少なくとも１種の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットであることを特徴とする。
【０００９】
請求項３に記載の発明は、扁平な袋状のシートの樹脂シートが、ポリオレフィン系樹脂及び／またはナイロン系樹脂及び／またはポリエステル系樹脂及び／またはフッ素系樹脂の少なくとも１種の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットであることを特徴とする。
【００１０】
請求項４に記載の発明は、枠の形状が、図１に示した枠の形状のいずれかで図２に示した枠材の断面のいずれかの中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットであることを特徴とする。
【００１１】
請求項５に記載の発明は、枠の材質が、金属及び／または各種樹脂及び／または木材及び／または竹の少なくとも１種の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットであることを特徴とする。
【００１２】
請求項６に記載の発明は、目的のユニット形状に合った扁平な袋状のシートの内部に、目的ユニットの形状に合った枠を挿入後、本袋状シートを本枠に固定して作製する、中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットの作製方法であることを特徴とする。
【００１３】
請求項７に記載の発明は、扁平な袋状のシートの内部に枠を固定する方法が、接着剤及び／または熱熔着及び／または圧着及び／または縫付けの少なくとも１種の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットの作製方法であることを特徴とする。
【００１４】
請求項８に記載の発明は、中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットを用いて組立てたハウスであることを特徴とする。
【００１５】
請求項９に記載の発明は、ハウス組立用ユニットのユニット間の結合法が、ネジ止め及び／または接着及び／またははめ込み金具及び／または結束の少なくとも１種の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットを用いて組立てたハウスの組立方法であることを特徴とする。
【００１６】
請求項１０に記載の発明は、温室及び／または日除け及び／または暑さ対策及び／またはテント及び／または簡易住宅が中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットを用いて組立てたハウスの用途であることを特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１７】
以下、この発明の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明するが、この発明の実施の形態は、発明の一例を示すものであり、これに限定されるものではない。
【００１８】
図１はハウス組立用シート二重張り中空ユニットの枠の形状図であり、図２はその枠材の断面図であり、図３はハウス組立用シート二重張り中空ユニットの図であり、図４は中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットを用いて組立てたハウスの図である。
【００１９】
本発明における目的の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットの扁平な袋状のシートについて、樹脂シートとしてはポリオレフィン系樹脂（ビニル及び／またはポリプロピレン等）及び／またはナイロン系樹脂及び／またはポリエステル系樹脂及び／またはフッ素系樹脂等、布類シートとしては綿糸製及び／または麻糸製及び／または絹糸製及び／またはジュート製及び／または網類等及び／またはこれらの積層シート、防曇剤等の各種添加剤（材）の練り込み・塗布等、特に限定するものではない。遮光性についても０％〜１００％、材料としては各種の遮光シート及び／または寒冷紗等、特に限定するものではない。
【００２０】
本発明における目的の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットの枠について、図１に示した枠の形状の例等、図２に示した枠材の断面の例等、特に限定するものではない。材質も金属（亜鉛メッキ鉄及び／またはステンレス及び／またはアルミ等）及び／または各種樹脂及び／または木材及び／または竹等、特に限定するものではない。
【００２１】
本枠への扁平な袋状のシートの固定法について、接着剤及び／または熱熔着及び／または圧着及び／または縫付け等、特に限定するものではない。
【００２２】
中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットのユニット間の結合・ハウス組立について、ネジ止め及び／または接着及び／またははめ込み金具及び／または結束等、特に限定するものではない。
【００２３】
中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットを用いて組立てたハウスは、保温性に優れるだけでなく、現場での組立て作業が容易、設置場所を選ばない、ハウスの堅牢性に優れる、シートが破損した場合その部分のユニットの交換だけで良い。
【００２４】
中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットを用いて組立てたハウスの用途として、農業や園芸用の温室及び／または日除け及び／または暑さ対策及び／またはレジャーや緊急避難や店舗や生活用のテント及び／または簡易住宅等、特に限定するものではない。
【００２５】
以下、本発明を、実施例により、さらに詳しく説明する。
【実施例】
【００２６】
ハウス組立用シート二重張り中空ユニットは、目的のユニット形状に合ったビニル製の扁平な袋状のシートの内部に、目的ユニットの形状に合った枠を挿入後、本袋状シートを本枠に熱熔融により固定して、図１に示したＡ型枠を使用した中空ユニット（縦２０００ｍｍ×横１５００ｍｍ）８枚と図１に示したＢ型枠を使用した中空ユニット（縦７５０ｍｍ×横３０００ｍｍ）２枚と図１に示したＣ型枠を使用した中空ユニット（高さ７５０ｍｍ×わたり３０００ｍｍ×幅１５００ｍｍ）２枚を作製した。枠材は、図２に示した断面Ｆ型（縦１００ｍｍ×横５０ｍｍ）で厚さ２ｍｍの亜鉛メッキ鉄の角パイプを使用した。Ａ型枠を使用したハウス組立用シート二重張り中空ユニットを図３に示した。
【００２７】
図４に示す中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットを用いて組立てたハウス（縦３０００ｍｍ×横３０００ｍｍ×高さ２７５０ｍｍ）は、図１に示したＡ型枠を使用した中空ユニット（縦２０００ｍｍ×横１５００ｍｍ）８枚と図１に示したＢ型枠を使用した中空ユニット（縦７５０ｍｍ×横３０００ｍｍ）２枚と図１に示したＣ型枠を使用した中空ユニット（高さ７５０ｍｍ×わたり３０００ｍｍ×幅１５００ｍｍ）２枚を、ネジ止めにより結合・組立を行って作製した。ただしドア部は、ネジ止めではなく縦の一辺のみ蝶番を取り付けた。
【産業上の利用可能性】
【００２８】
この発明の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットを用いて組立てたハウスは保温性に優れるだけでなく、現場での組立て作業が容易、設置場所を選ばない、ハウスの堅牢性に優れる、シートが破損した場合にその部分のユニットの交換だけで良い。中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットを用いて組立てたハウスの用途は、農業や園芸用の温室及び／または日除け及び／または暑さ対策及び／またはレジャーや緊急避難や店舗や生活用のテント及び／または簡易住宅等であり、これらに関連する産業の活性化に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【００２９】
【図１】ハウス組立用シート二重張り中空ユニットの枠の形状図である。
【図２】ハウス組立用シート二重張り中空ユニット枠の枠材の断面図である。
【図３】ハウス組立用シート二重張り中空ユニットの図である。
【図４】中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットを用いて組立てたハウスの図である。
【符号の説明】
１ 補強
２ ビニルシート
３ ドア
４ 蝶番
【技術分野】
【０００１】
この発明は、農業や園芸用の温室及び／または日除け及び／または暑さ対策及び／またはレジャーや緊急避難や店舗や生活用のテント及び／または簡易住宅等の用途があり、保温性に優れるだけでなく、現場での組立て作業が容易、設置場所を選ばない、ハウスの堅牢性に優れる、シートが破損した場合その部分のユニットの交換だけで良いハウス、及びそのハウスの組立用シート二重張り中空ユニットに関する。
【背景技術】
【０００２】
ハウスの断熱性の向上法として、二枚重ねた各種樹脂フィルムの中間に空気を送り込み、空気層を設ける二重フィルム技法が開発されており、透光性空気膜フィルムの場合、一枚被覆フィルムの場合の室温よりも高く、過冷却の影響を受け難く、結露が少なく太陽光線の透過低下がなくなる。また、二重フィルムにすることにより耐風性が増し、耐降雪性にも優れている。
【０００３】
しかしながら、このようなハウス被覆用空気膜形成フィルム（特開２００４−１４１０１７）は従来からのパイプハウスの被覆に用いることを基本としており、被覆作業に時間を要し、風の影響が大である等の現場での作業性に問題があり、空気送り込み用のブロアの常設が必須である問題もある。またパイプハウスである限り、フィルム巻上げによる換気効率にも限界がある。
【０００４】
【特許文献１】特開２００４−１４１０１７
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
本発明の課題は、現場でのハウスの組立・設置が容易で、強風等の影響の少ない堅牢な、また空気層を形成するためのブロアの常設が必要でないハウスを提供することである。つまり、保温性に優れるだけでなく、現場での組立て作業が容易、設置場所を選ばない、ハウスの堅牢性に優れる、シートが破損した場合その部分のユニットの交換だけで良いハウス、そのハウスの組立用シート二重張り中空ユニットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
前記の課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成されている。
【０００７】
請求項１に記載される発明は、目的のユニットの形状に合った扁平な袋状のシートと、その内部に挿入した目的のユニットの形状に合った枠からなる、中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットであることを特徴とする。
【０００８】
請求項２に記載の発明は、扁平な袋状のシートが、樹脂シート及び／または布類シート及び／または網類及び／または寒冷紗の少なくとも１種の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットであることを特徴とする。
【０００９】
請求項３に記載の発明は、扁平な袋状のシートの樹脂シートが、ポリオレフィン系樹脂及び／またはナイロン系樹脂及び／またはポリエステル系樹脂及び／またはフッ素系樹脂の少なくとも１種の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットであることを特徴とする。
【００１０】
請求項４に記載の発明は、枠の形状が、図１に示した枠の形状のいずれかで図２に示した枠材の断面のいずれかの中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットであることを特徴とする。
【００１１】
請求項５に記載の発明は、枠の材質が、金属及び／または各種樹脂及び／または木材及び／または竹の少なくとも１種の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットであることを特徴とする。
【００１２】
請求項６に記載の発明は、目的のユニット形状に合った扁平な袋状のシートの内部に、目的ユニットの形状に合った枠を挿入後、本袋状シートを本枠に固定して作製する、中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットの作製方法であることを特徴とする。
【００１３】
請求項７に記載の発明は、扁平な袋状のシートの内部に枠を固定する方法が、接着剤及び／または熱熔着及び／または圧着及び／または縫付けの少なくとも１種の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットの作製方法であることを特徴とする。
【００１４】
請求項８に記載の発明は、中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットを用いて組立てたハウスであることを特徴とする。
【００１５】
請求項９に記載の発明は、ハウス組立用ユニットのユニット間の結合法が、ネジ止め及び／または接着及び／またははめ込み金具及び／または結束の少なくとも１種の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットを用いて組立てたハウスの組立方法であることを特徴とする。
【００１６】
請求項１０に記載の発明は、温室及び／または日除け及び／または暑さ対策及び／またはテント及び／または簡易住宅が中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットを用いて組立てたハウスの用途であることを特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１７】
以下、この発明の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明するが、この発明の実施の形態は、発明の一例を示すものであり、これに限定されるものではない。
【００１８】
図１はハウス組立用シート二重張り中空ユニットの枠の形状図であり、図２はその枠材の断面図であり、図３はハウス組立用シート二重張り中空ユニットの図であり、図４は中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットを用いて組立てたハウスの図である。
【００１９】
本発明における目的の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットの扁平な袋状のシートについて、樹脂シートとしてはポリオレフィン系樹脂（ビニル及び／またはポリプロピレン等）及び／またはナイロン系樹脂及び／またはポリエステル系樹脂及び／またはフッ素系樹脂等、布類シートとしては綿糸製及び／または麻糸製及び／または絹糸製及び／またはジュート製及び／または網類等及び／またはこれらの積層シート、防曇剤等の各種添加剤（材）の練り込み・塗布等、特に限定するものではない。遮光性についても０％〜１００％、材料としては各種の遮光シート及び／または寒冷紗等、特に限定するものではない。
【００２０】
本発明における目的の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットの枠について、図１に示した枠の形状の例等、図２に示した枠材の断面の例等、特に限定するものではない。材質も金属（亜鉛メッキ鉄及び／またはステンレス及び／またはアルミ等）及び／または各種樹脂及び／または木材及び／または竹等、特に限定するものではない。
【００２１】
本枠への扁平な袋状のシートの固定法について、接着剤及び／または熱熔着及び／または圧着及び／または縫付け等、特に限定するものではない。
【００２２】
中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットのユニット間の結合・ハウス組立について、ネジ止め及び／または接着及び／またははめ込み金具及び／または結束等、特に限定するものではない。
【００２３】
中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットを用いて組立てたハウスは、保温性に優れるだけでなく、現場での組立て作業が容易、設置場所を選ばない、ハウスの堅牢性に優れる、シートが破損した場合その部分のユニットの交換だけで良い。
【００２４】
中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットを用いて組立てたハウスの用途として、農業や園芸用の温室及び／または日除け及び／または暑さ対策及び／またはレジャーや緊急避難や店舗や生活用のテント及び／または簡易住宅等、特に限定するものではない。
【００２５】
以下、本発明を、実施例により、さらに詳しく説明する。
【実施例】
【００２６】
ハウス組立用シート二重張り中空ユニットは、目的のユニット形状に合ったビニル製の扁平な袋状のシートの内部に、目的ユニットの形状に合った枠を挿入後、本袋状シートを本枠に熱熔融により固定して、図１に示したＡ型枠を使用した中空ユニット（縦２０００ｍｍ×横１５００ｍｍ）８枚と図１に示したＢ型枠を使用した中空ユニット（縦７５０ｍｍ×横３０００ｍｍ）２枚と図１に示したＣ型枠を使用した中空ユニット（高さ７５０ｍｍ×わたり３０００ｍｍ×幅１５００ｍｍ）２枚を作製した。枠材は、図２に示した断面Ｆ型（縦１００ｍｍ×横５０ｍｍ）で厚さ２ｍｍの亜鉛メッキ鉄の角パイプを使用した。Ａ型枠を使用したハウス組立用シート二重張り中空ユニットを図３に示した。
【００２７】
図４に示す中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットを用いて組立てたハウス（縦３０００ｍｍ×横３０００ｍｍ×高さ２７５０ｍｍ）は、図１に示したＡ型枠を使用した中空ユニット（縦２０００ｍｍ×横１５００ｍｍ）８枚と図１に示したＢ型枠を使用した中空ユニット（縦７５０ｍｍ×横３０００ｍｍ）２枚と図１に示したＣ型枠を使用した中空ユニット（高さ７５０ｍｍ×わたり３０００ｍｍ×幅１５００ｍｍ）２枚を、ネジ止めにより結合・組立を行って作製した。ただしドア部は、ネジ止めではなく縦の一辺のみ蝶番を取り付けた。
【産業上の利用可能性】
【００２８】
この発明の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットを用いて組立てたハウスは保温性に優れるだけでなく、現場での組立て作業が容易、設置場所を選ばない、ハウスの堅牢性に優れる、シートが破損した場合にその部分のユニットの交換だけで良い。中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットを用いて組立てたハウスの用途は、農業や園芸用の温室及び／または日除け及び／または暑さ対策及び／またはレジャーや緊急避難や店舗や生活用のテント及び／または簡易住宅等であり、これらに関連する産業の活性化に貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
【００２９】
【図１】ハウス組立用シート二重張り中空ユニットの枠の形状図である。
【図２】ハウス組立用シート二重張り中空ユニット枠の枠材の断面図である。
【図３】ハウス組立用シート二重張り中空ユニットの図である。
【図４】中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットを用いて組立てたハウスの図である。
【符号の説明】
１ 補強
２ ビニルシート
３ ドア
４ 蝶番
【特許請求の範囲】
【請求項１】
目的のユニットの形状に合った扁平な袋状のシートと、その内部に挿入した目的のユニットの形状に合った枠からなる、中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニット。
【請求項２】
扁平な袋状のシートが、樹脂シート及び／または布類シート及び／または網類及び／または寒冷紗の少なくとも１種である、請求項１記載の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニット。
【請求項３】
扁平な袋状のシートの樹脂シートが、ポリオレフィン系樹脂及び／またはナイロン系樹脂及び／またはポリエステル系樹脂及び／またはフッ素系樹脂の少なくとも１種である、請求項１または２記載の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニット。
【請求項４】
枠の形状が、図１に示した枠の形状のいずれかで図２に示した枠材の断面のいずれかである請求項１記載の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニット。
【請求項５】
枠の材質が、金属及び／または各種樹脂及び／または木材及び／または竹の少なくとも１種である、請求項１または４記載の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニット。
【請求項６】
請求項１〜３記載の目的のユニット形状に合った扁平な袋状のシートの内部に、請求項１または４または５記載の目的ユニットの形状に合った枠を挿入後、本袋状シートを本枠に固定して作製する、請求項１〜５記載の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットの作製方法。
【請求項７】
扁平な袋状のシートの内部に枠を固定する方法が、接着剤及び／または熱熔着及び／または圧着及び／または縫付けの少なくとも１種である請求項６記載の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットの作製方法。
【請求項８】
請求項１〜７記載の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットを用いて組立てたハウス。
【請求項９】
ハウス組立用ユニットのユニット間の結合法が、ネジ止め及び／または接着及び／またははめ込み金具及び／または結束の少なくとも１種である請求項８記載の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットを用いて組立てたハウスの組立方法。
【請求項１０】
温室及び／または日除け及び／または暑さ対策及び／またはテント及び／または簡易住宅の少なくとも１種である、請求項９または１０記載の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットを用いて組立てたハウスの用途。
【請求項１】
目的のユニットの形状に合った扁平な袋状のシートと、その内部に挿入した目的のユニットの形状に合った枠からなる、中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニット。
【請求項２】
扁平な袋状のシートが、樹脂シート及び／または布類シート及び／または網類及び／または寒冷紗の少なくとも１種である、請求項１記載の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニット。
【請求項３】
扁平な袋状のシートの樹脂シートが、ポリオレフィン系樹脂及び／またはナイロン系樹脂及び／またはポリエステル系樹脂及び／またはフッ素系樹脂の少なくとも１種である、請求項１または２記載の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニット。
【請求項４】
枠の形状が、図１に示した枠の形状のいずれかで図２に示した枠材の断面のいずれかである請求項１記載の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニット。
【請求項５】
枠の材質が、金属及び／または各種樹脂及び／または木材及び／または竹の少なくとも１種である、請求項１または４記載の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニット。
【請求項６】
請求項１〜３記載の目的のユニット形状に合った扁平な袋状のシートの内部に、請求項１または４または５記載の目的ユニットの形状に合った枠を挿入後、本袋状シートを本枠に固定して作製する、請求項１〜５記載の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットの作製方法。
【請求項７】
扁平な袋状のシートの内部に枠を固定する方法が、接着剤及び／または熱熔着及び／または圧着及び／または縫付けの少なくとも１種である請求項６記載の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットの作製方法。
【請求項８】
請求項１〜７記載の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットを用いて組立てたハウス。
【請求項９】
ハウス組立用ユニットのユニット間の結合法が、ネジ止め及び／または接着及び／またははめ込み金具及び／または結束の少なくとも１種である請求項８記載の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットを用いて組立てたハウスの組立方法。
【請求項１０】
温室及び／または日除け及び／または暑さ対策及び／またはテント及び／または簡易住宅の少なくとも１種である、請求項９または１０記載の中空のシート二重張り構造のハウス組立用ユニットを用いて組立てたハウスの用途。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図２】
【図３】
【図４】
【公開番号】特開２００７−１９０００５（Ｐ２００７−１９０００５Ａ）
【公開日】平成１９年８月２日（２００７．８．２）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００６−３７１８８（Ｐ２００６−３７１８８）
【出願日】平成１８年１月１８日（２００６．１．１８）
【出願人】（５０６０５２０６８）株式会社アナテック (4)
【出願人】（３０３０１２６２９）株式会社ジオミック (1)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１９年８月２日（２００７．８．２）
【国際特許分類】
【出願日】平成１８年１月１８日（２００６．１．１８）
【出願人】（５０６０５２０６８）株式会社アナテック (4)
【出願人】（３０３０１２６２９）株式会社ジオミック (1)
【Ｆターム（参考）】
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