説明

ハッチパターンを有する色付きコンタクトレンズ

【課題】本発明は、ハッチマークを有する色付きコンタクトレンズであって、レンズ装着者の虹彩の外観を強化するか、または変化させることに役立つレンズを提供する。
【解決手段】このレンズは、レンズ装着者の虹彩または角膜縁の一部分の上に重なる追加的な要素をさらに組み入れることができる。このコンタクトレンズは、複数のハッチマークを含む。虹彩を強化する方法は、輪部リングおよび複数のハッチマークを含むコンタクトレンズを提供する段階を含む。虹彩を強化する方法は、複数のハッチマークを含むコンタクトレンズを提供する段階を含む。

【発明の詳細な説明】
【開示の内容】
【0001】
〔発明の分野〕
本発明は、色付きコンタクトレンズ(tinted contact lenses)に関する。本発明はとりわけ、レンズ装着者の虹彩(iris)の色を強化(enhance)するか、または変化させるコンタクトレンズを提供する。
【0002】
〔発明の背景〕
色付きのコンタクトレンズ、すなわちカラーコンタクトレンズ(tinted, or colored, contact lenses)を使用して、虹彩の生来の色を変えること、および/または、眼の異常をマスキングすることは、周知である。これらのレンズは典型的には、不透明色および/または半透明色を使用して、虹彩の色を、例えば、茶色(brown)から青色(blue)に、変える。さらに、暗色の眼の人の色を、虹彩の色を変えることなく、強化することを試みる色付きレンズが製造されてきた。これらのレンズは、不都合である。なぜなら、それらのレンズが眼に装着されている時、色の強化があまりにも微妙であるので気づくことができないか、または、色の強化がレンズ装着者の虹彩に不自然な外観を与えるためである。
【0003】
〔発明の詳細な記述および好ましい実施例〕
本発明は、色付きコンタクトレンズ装着者の虹彩を強化するレンズ、および、それらのレンズを製造する方法を提供する。本発明のレンズは、装着者の虹彩の明瞭度(definition)を強化することに役立つ、複数のハッチマーク(hatch marks)で形成されたパターンであって、結果的に、レンズ装着者を見る人に、虹彩をより大きく見せるこのパターンを有する。加えて、本発明のレンズは、完全に、または、好ましくは部分的に装着者の虹彩の上に重なる、追加のパターン要素を有する。本発明のレンズは、暗色の眼の個々の虹彩を強化するための美容用レンズとして最大の有用性を見出だすことができるだけでなく、淡い色の眼の(light-eyed)レンズ装着者の虹彩を強化するために使用することもできる。
【0004】
本発明は、1つの実施例において、複数のハッチマーク(hatch marks)を含むコンタクトレンズ、複数のハッチマークから本質的になるコンタクトレンズ、および、複数のハッチマークからなるコンタクトレンズを提供する。
【0005】
図1に、ハッチマークのパターン10の1つの実施例を示す。この実施例において、第1の領域12および第2の領域13に、無作為に配列された複数のハッチマークが示されている。組み合わされた領域(12および13)は、コンタクトレンズの虹彩部分(iris portion)を実質的に構成している。このパターンの最内縁(innermost border)14は、レンズの幾何学的中心から直径約7mmの位置にある。
【0006】
「虹彩部分(iris portion)」は、レンズが眼に装着されて、中央にある場合に、虹彩の上に重なる部分を意味する。「ハッチマーク(hatch mark)」は、2本以上の平行線の集合(grouping)を意味する。ハッチマーク内部の各線は、実質的に直線であることが好ましいが、直線でない場合もある。ハッチマークは、レンズの虹彩部分全体を覆っている場合もあるが、覆っていないことが好ましい。ハッチマークの最内縁が、レンズの幾何学的中心から約6.5mm以上の位置、好ましくは約7mm以上の位置に配置されるように、このハッチマークは、パターンの最内部分の周辺から内側に向かって延びていることが好ましい。ハッチマークを構成する個々の線は、このハッチマーク内において、または、パターンを構成する他の1つ以上のハッチマークと比べて、幅、長さ、および間隔が均一である場合、あるいは、変化する場合もある。ハッチマーク内における個々の線は、長さが約0.2mm〜約1.5mmであることが好ましい。
【0007】
図1に示す領域11は、パターン要素が全く存在しない部分である。ハッチマークの最内縁14の位置によるが、領域11は、虹彩部分だけでなく、瞳孔部分全体、すなわち、レンズが眼に装着されて中央にある間、装着者の瞳孔の上に重なる、このレンズの部分も部分的に含む場合がある。図示される領域11は透明であるが、領域11は、半透明または不透明に着色されている場合もある。図示される最内縁(innermost border)14は、均一で一定の形状であるが、不均一で不定形の縁である場合もある。
【0008】
領域12のハッチマークを領域13のハッチマークと比較することによって、それらの領域内における個々の線の長さと間隔とが相違していることを観察することができる。例えば、領域12におけるハッチマークの線は、領域13におけるハッチマークに比べて長い。
【0009】
本発明のパターンのハッチマークは、任意の種類の追加的要素と組み合わせることができる。このような要素は、輪部リング(limbal rings)、幾何学的構成(geometric structures)(例えば、ドット(dots)および線)、または、意匠の奇抜な構成(fanciful structures)(線条(striae)または羽毛様の構成を包含するが、それらに限定されない)を包含することができるが、それらに限定されない。1つの好ましい実施例において、ハッチマークは輪部リングと組み合わされており、本発明は、輪部リングおよび複数のハッチマークを含むコンタクトレンズ、輪部リングおよび複数のハッチマークから本質的になるコンタクトレンズ、ならびに、輪部リングおよび複数のハッチマークからなるコンタクトレンズを提供する。
【0010】
「輪部リング(limbal ring)」は、レンズが眼に装着されて、中央にある場合に、レンズ装着者の輪部(角膜縁)領域(limbal region)の上、または、強膜と角膜との接合部の上に部分的にまたは実質的に完全に重なる、環状の色素帯(annular band of color)を意味する。輪部リングは、実質的に完全に輪部の上に重なることが好ましい。輪部リングの最内縁(innermost border)、すなわち、レンズの幾何学的中心に最も近い、輪部リングの縁(edge)は、レンズの幾何学的中心から、直径約8mm〜約12mm、好ましくは、直径約9mm〜約11mmの位置にある場合がある。輪部リングは、任意の適切な幅であってよく、好ましくは、幅が約0.5mm〜約2.5mm、より好ましくは、幅が約0.75mm〜約1.25mmである。
【0011】
図2に示されるように、複数のハッチマークは、輪部リング21の最内縁から始まり、レンズの幾何学的中心に向かって内側に延びていることが好ましい。輪部リング21は、幅が約1mmの黒色不透明の帯状部分である。無作為に配列された複数のハッチマークは、レンズの虹彩部分を実質的に構成し、輪部リング21の最内縁24から始まる。領域25は、パターン要素が全く存在しない部分であり、その領域は、虹彩部分だけでなく瞳孔部分も部分的に構成する。
【0012】
図2Aに示されるように、複数のハッチマークを形成する線22には、幅が同一であるものがある。しかし、複数のハッチマークを形成する線(26および27)には、幅が相違するものもある。より密に離間された線、および、異なる太さの線のいずれかを使用すること、または、それらの線状物の両方を使用することの効果は、このハッチマークによって形成されたパターンのその領域を暗くすることである。この効果は、図2に例示される。図2において、線(26および27)で構成されるハッチマークによって覆われた領域28は、領域29より暗く見える。
【0013】
複数のハッチマークは、これらのハッチマークの方向が変化するように、無作為に配置されることが好ましい。しかし、複数のハッチマークは、それらが実質的に同一の方向で存在するように、配置することができる。そのことによって、パターンに繊維状テクスチャ(fibrous texture)が提供される。
【0014】
代替の実施例において、図3に示される複数のハッチマーク33および輪部リング31は、ハッチマーク33の上に重なる複数のランダムなドット(random dots)32と共に提供される。図示されるように、ランダムなドット32は、ハッチマークがレンズの中心の方に向かって内側に延びる距離よりさらに内側まで延びている。しかし、ランダムなドットは、ハッチマークの上のみに重ねることができる。さらにもう1つの代替例として、ランダムなドットは、ハッチマークの一部分のみに重なることができ、例えば、ハッチマークの最内部分のみ、または、輪部リング31に最も近い部分のみ、または、その領域の約1%〜約90%のみに重なることができる。さらにもう1つの代替例として、ランダムなドットのパターンは、レンズの幾何学的中心に向かって内側に進むにつれて、このランダムなドットの数がより少なくなり、ドットの密度勾配(dot density gradient)が形成されるようなものである場合がある。複数のランダムなドットは、任意の寸法であってよく、好ましくは直径が約0.060mm〜約0.180mm、より好ましくは直径が約0.0075mm〜約0.0125mmである。
【0015】
さらにもう1つの代替例として、図4に、輪部リング、および繊維状のドットのパターンに形成されたドットの両方、とに組み合わされた複数のハッチマークを示す。「繊維状のドットのパターン(fibrous dot pattern)」は、複数の繊維状の構成であって、それらの中の個々の繊維状の構成のそれぞれが、この繊維状の構成の他のものと絡み合っている場合もあり、または絡み合っていない場合もある、前記の複数の繊維状の構成を形成しているように、ドットが見えるように配列されているこのドットのパターンを意味する。図4では、実質的に絡み合わされた複数の繊維状の構成を有する繊維状のドットのパターン42が、輪部リング41の最内縁44から、レンズの幾何学的中心に向かって内側に伸びている。繊維状のドットのパターン42の最内縁46は、レンズの幾何学的中心から直径約7mmに位置する。最内縁46は、均一な、一定の境界として示されており、また、最内縁44は、不均一で不定形の形状をしたものとして図示されているが、いずれの境界も形状は均一であってもよく、または、不均一であってもよい。複数のハッチマーク43は、繊維状のドットのパターン42の一部に重なっており、輪部リング41と繊維状のドットのパターン42との間の境界を調和させている。これらのハッチマークは、繊維状のドットのパターンの約1%〜約90%、好ましくは約25%〜約75%に渡って延びるか、または、約1%〜約90%、好ましくは約25%〜約75%の上に重なることが好ましい。
【0016】
本発明の諸パターンのいずれにおいても、瞳孔部分は透明である。しかし、瞳孔部分は、半透明色または不透明色の領域、あるいは、半透明色と不透明色との任意の組み合わせの領域である場合がある。
【0017】
装着者の眼の色を強化するか、または変えるためのレンズに使用される輪部リング要素は、レンズ装着者の輪部領域の色をマスキングする(masks)、中実の色素帯(solid band of color)であることが好ましく、マスキング色は不透明色であることがより好ましい。残りの構成要素、複数のハッチマーク、ドット、および他のパターン要素は、所望の眼装着の結果に応じて、半透明または不透明であることができる。本発明の目的上、「半透明の(translucent)」は、380nm〜780nmの範囲で約60%T〜約99%T、好ましくは約65%T〜約85%Tの平均光透過率(%T)を可能にする色を意味する。「不透明の(opaque)」は、380nm〜780nmの範囲で0%T〜約55%T、好ましくは7%T〜約50%Tの平均光透過率(%T)を可能にする色を意味する。
【0018】
複数のハッチマークと輪部リングと残りのパターン要素との各々のために選択された色は、レンズ装着者の虹彩の生来の色、および、望まれる強化度(enhancement)または色の変化によって決定される。複数のハッチマーク、輪部リング、および付加的な要素のそれぞれは、同一であってもよく、または、補色(complementary colors)であってもよい。このように、諸要素は、青色(blue)、緑色(green)、灰色、茶色、黒色、黄色(black yellow)、赤色(red)、または、それらの組み合わせの、様々な色相(hues)および彩度(chromas)の任意のものを包含する任意の色であってよいが、それらの色に限定されない。輪部リングのための好ましい色は、黒色、茶色および灰色の、様々な色相および彩度の任意のものを包含するが、それらに限定されない。
【0019】
前記の諸要素は、コンタクトレンズ用に適した任意の有機顔料または無機顔料、あるいは、そのような顔料の組み合わせから製造することができる。不透明度は、使用される顔料と二酸化チタンとの濃度を変化させることによって調整することができ、量が多くなれば多くなるほど、不透明度は大きくなる。具体的な有機顔料は、フタロシアニンブルー(pthalocyanine blue)、フタロシアニングリーン(pthalocyanine green)、カルバゾールバイオレット(carbazole violet)、バットオレンジ#1(vat orange #1)、等、および、それらの組み合わせを包含するが、それらに限定されない。有用な無機顔料の例は、酸化鉄ブラック、酸化鉄ブラウン、酸化鉄イエロー、酸化鉄レッド、二酸化チタン、等、および、それらの組み合わせを包含するが、それらに限定されない。これらの顔料に加えて、可溶性染料および不溶性染料を使用することができる。それらの染料は、ジクロロトリアジン(dichlorotriazine)系染料およびビニルスルホン(vinyl sulfone)系染料を包含するが、それらに限定されない。有用な染料および顔料は市販されている。
【0020】
選択された染料または顔料は、プレポリマー(pre-polymer)または結合性ポリマー(binding polymer)の1種類以上、および、溶媒と組み合わせて、本発明のレンズに使用される半透明層および不透明層を生成するために用いられる着色剤を形成することができる。コンタクトレンズの着色剤として有用な他の添加剤もまた用いることができる。本発明の色層として有用な結合性ポリマー、溶媒および他の添加剤は、公知であり、また、市販されているか、または、それらの製法が公知であるかのいずれかである。
【0021】
前記の諸要素は、レンズの1つ以上の表面に施用するか、またはプリントすることができ、あるいは、レンズ形成材料が堆積されて硬化される金型の1つ以上の表面の上にプリントすることができる。本発明の設計を組み込んだレンズを形成する好ましい方法では、任意の適切な材料で作られた熱可塑性光学金型(thermoplastic optical mold)が使用される。その適切な材料は、環状ポリオレフィンおよびポリオレフィン(例えば、ポリプロピレン樹脂またはポリスチレン樹脂)を包含するが、それらに限定されない。それらの要素は、金型の成形面の所望の部分の上に堆積させられる。「成形面(molding surface)」は、レンズの表面を形成するために使用される金型または金型部分(mold half)の表面を意味する。堆積工程は、次のように、パッド印刷(pad printing)によって実施することが好ましい。
【0022】
好ましくは鋼材(steel)で作られた金属板、より好ましくはステンレス鋼で作られた金属板を、一度硬化すると水不溶性になることのできるフォトレジスト材料で被覆する。前記の諸要素は、選択されるか、または設計され、次いで、写真技術等の多くの技術の任意の技術を用いて所望の大きさに縮小され、金属板の上に配置され、そして、フォトレジスト材料は硬化される。
【0023】
金属板は、その後、水溶液で洗浄され、結果として得られた画像は、この金属板の中に、適切な深さ(例えば、約20μm)までエッチングされる。結合性ポリマー、溶媒、および、顔料または染料を含有する着色剤を、前記の諸要素の上に堆積させて、凹部を着色剤で充填する。その表面上にプリントして、硬度(通常、約1〜約10)を変化させるために用いることに適した形状(geometry)のシリコンパッドを、この金属板上のこの画像に押し付けて、着色剤を除去する。この着色剤は、次いで、この溶媒を蒸発させることによって、僅かに乾燥される。このシリコンパッドは、次いで、光学金型の成形面に押し付けられる。この光学金型を12時間までの間、脱気して、過剰の溶媒および酸素を除去し、その後、この光学金型にレンズ材料を充填する。次いで、相補的な金型部分を使用して、金型組み立て体(mold assembly)を完成させ、次いで、この金型組み立て体を、使用したレンズ材料を硬化させることに適した条件に曝露する。このような条件は、当分野では周知であり、選択されたレンズ材料に依存する。硬化が完了し、レンズがこの金型から取り外されると、このレンズは、緩衝生理食塩溶液中で平衡状態に保たれる。
【0024】
好ましい実施例では、透明なプレポリマー層を使用する。このプレポリマー層は、少なくとも輪部リングおよびドットのパターンの上に重なり、レンズの最外表面の全体を形成することが好ましい。プレポリマーは、使用される顔料および任意の不透明化剤(opacifying agent)を分散させることのできる、任意のポリマーであってよい。
【0025】
本発明は、任意の既知のレンズ形成材料、または、色付きのハードコンタクトレンズまたはソフトコンタクトレンズを製造することに適した材料で作られた、色付きのハードコンタクトレンズまたはソフトコンタクトレンズを提供するために使用することができる。本発明のレンズは、ソフトコンタクトレンズであることが好ましく、本発明のレンズを形成するために選択されるレンズ材料は、ソフトコンタクトレンズを製造するのに適した任意の材料であってよい。本発明の方法を使用してソフトコンタクトレンズを形成することに適した好ましい材料は、シリコーンエラストマー、シリコーン含有マクロマー(silicone containing macromer)(参照されることによって全体が本明細書に組み入れられる、米国特許第5,371,147号、同第5,314,960号および同第5,057,578号明細書に開示されているものを包含するが、それらに限定されない)、ヒドロゲル、シリコーン含有ヒドロゲル等、ならびに、それらの組み合わせを包含するが、それらに限定されない。このレンズ材料は、ポリジメチルシロキサンマクロマー(polydimethyl siloxane macromers)、メタクリルオキシプロピルポリアルキルシロキサン(methacryloxypropyl polyalkyl siloxanes)、およびそれらの混合物を含むが、それらに限定されない、シロキサン官能基;シリコーンヒドロゲル、あるいは、ヒドロキシ基、カルボキシル基またはそれらの両方を含有するモノマーで作られたヒドロゲル、ならびに/または、それらの組み合わせ、を包含することがより好ましい。ソフトコンタクトレンズを作製するための材料は、周知であり、市販されている。この材料は、アクアフィルコン(acquafilcon)、エタフィルコン(etafilcon)、ジェンフィルコン(genfilcon)、レネフィルコン(lenefilcon)、バラフィルコン(balafilcon)、ロトラフィルコン(lotrafilcon)、またはガリフィルコン(galyfilcon)であることが好ましい。
【0026】
〔実施の態様〕
(1)コンタクトレンズにおいて、
複数のハッチマークを含む、レンズ。
(2)実施態様1に記載のレンズにおいて、
輪部リング、をさらに含む、レンズ。
(3)実施態様1に記載のレンズにおいて、
前記複数のハッチマークの1つ以上は、前記複数のハッチマークの他のものの少なくとも1つと相違する長さを有する個々の線を含む、レンズ。
(4)実施態様2に記載のレンズにおいて、
前記複数のハッチマークの1つ以上は、前記複数のハッチマークの他のものの少なくとも1つと相違する長さを有する個々の線を含む、レンズ。
(5)実施態様1に記載のレンズにおいて、
前記の複数のハッチマークの1つ以上は、前記複数のハッチマークの他のものの少なくとも1つと相違する幅を有する個々の線を含む、レンズ。
(6)実施態様2に記載のレンズにおいて、
前記複数のハッチマークの1つ以上は、前記複数のハッチマークの他のものの少なくとも1つと相違する幅を有する個々の線を含む、レンズ。
(7)実施態様1に記載のレンズにおいて、
前記複数のハッチマークの1つ以上は、前記の複数のハッチマークの他のものの少なくとも1つと相違する間隔を有する個々の線を含む、レンズ。
(8)実施態様1に記載のレンズにおいて、
前記複数のハッチマークは、第1の領域、および第2の領域を含み、
前記第1の領域の前記ハッチマークの前記個々の線は、前記第2の領域の前記ハッチマークの前記個々の線と相違する幅、相違する長さ、および、相違する間隔を有する、
レンズ。
(9)実施態様2に記載のレンズにおいて、
前記複数のハッチマークは、第1の領域、および第2の領域を含み、
前記第1の領域の前記ハッチマークの前記個々の線は、前記第2の領域の前記ハッチマークの前記個々の線と相違する幅、相違する長さ、および、相違する間隔を有する、
レンズ。
(10)実施態様1に記載のレンズにおいて、
1つ以上の、ドット、線、または、意匠の奇抜な構成、
をさらに含む、レンズ。
(11)実施態様2に記載のレンズにおいて、
1つ以上の、ドット、線、または、意匠の奇抜な構成、
をさらに含む、レンズ。
(12)実施態様1に記載のレンズにおいて、
繊維状のドットのパターン、
をさらに含む、レンズ。
(13)実施態様2に記載のレンズにおいて、
繊維状のドットのパターン、
をさらに含む、レンズ。
(14)虹彩を強化する方法において、
輪部リング、および複数のハッチマークを含む、コンタクトレンズを提供する段階、
を含む、方法。
(15)虹彩を強化する方法において、
複数のハッチマークを含むコンタクトレンズを提供する段階、
を含む、方法。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明の1つの実施例である。
【図2】本発明の第2の実施例である。
【図2A】図2の実施例の部分の拡大図である。
【図3】本発明の第3の実施例である。
【図4】本発明の第4の実施例である。
【符号の説明】
【0028】
10 ハッチマークのパターン
11 領域
12 第1の領域
13 第2の領域
14 パターンの最内端
21 輪部リング
22 線状物
24 輪部リング21の最内端
25 領域
26 線状物
27 線状物
28 領域
29 領域
31 輪部リング
32 ランダムなドット
33 ハッチマーク
41 輪部リング
42 繊維状のドットのパターン
43 ハッチマーク
44 最内端
46 繊維状のドットのパターン42の最内端

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンタクトレンズにおいて、
複数のハッチマークを含む、レンズ。
【請求項2】
請求項1に記載のレンズにおいて、
輪部リング、をさらに含む、レンズ。
【請求項3】
請求項1に記載のレンズにおいて、
前記複数のハッチマークの1つ以上は、前記複数のハッチマークの他のものの少なくとも1つと相違する長さを有する個々の線を含む、レンズ。
【請求項4】
請求項2に記載のレンズにおいて、
前記複数のハッチマークの1つ以上は、前記複数のハッチマークの他のものの少なくとも1つと相違する長さを有する個々の線を含む、レンズ。
【請求項5】
請求項1に記載のレンズにおいて、
前記の複数のハッチマークの1つ以上は、前記複数のハッチマークの他のものの少なくとも1つと相違する幅を有する個々の線を含む、レンズ。
【請求項6】
請求項2に記載のレンズにおいて、
前記複数のハッチマークの1つ以上は、前記複数のハッチマークの他のものの少なくとも1つと相違する幅を有する個々の線を含む、レンズ。
【請求項7】
請求項1に記載のレンズにおいて、
前記複数のハッチマークの1つ以上は、前記の複数のハッチマークの他のものの少なくとも1つと相違する間隔を有する個々の線を含む、レンズ。
【請求項8】
請求項1に記載のレンズにおいて、
前記複数のハッチマークは、第1の領域、および第2の領域を含み、
前記第1の領域の前記ハッチマークの前記個々の線は、前記第2の領域の前記ハッチマークの前記個々の線と相違する幅、相違する長さ、および、相違する間隔を有する、
レンズ。
【請求項9】
請求項2に記載のレンズにおいて、
前記複数のハッチマークは、第1の領域、および第2の領域を含み、
前記第1の領域の前記ハッチマークの前記個々の線は、前記第2の領域の前記ハッチマークの前記個々の線と相違する幅、相違する長さ、および、相違する間隔を有する、
レンズ。
【請求項10】
請求項1に記載のレンズにおいて、
1つ以上の、ドット、線、または、意匠の奇抜な構成、
をさらに含む、レンズ。
【請求項11】
請求項2に記載のレンズにおいて、
1つ以上の、ドット、線、または、意匠の奇抜な構成、
をさらに含む、レンズ。
【請求項12】
請求項1に記載のレンズにおいて、
繊維状のドットのパターン、
をさらに含む、レンズ。
【請求項13】
請求項2に記載のレンズにおいて、
繊維状のドットのパターン、
をさらに含む、レンズ。
【請求項14】
虹彩を強化する方法において、
輪部リング、および複数のハッチマークを含む、コンタクトレンズを提供する段階、
を含む、方法。
【請求項15】
虹彩を強化する方法において、
複数のハッチマークを含むコンタクトレンズを提供する段階、
を含む、方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2008−510204(P2008−510204A)
【公表日】平成20年4月3日(2008.4.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−527955(P2007−527955)
【出願日】平成17年8月16日(2005.8.16)
【国際出願番号】PCT/US2005/029159
【国際公開番号】WO2006/023507
【国際公開日】平成18年3月2日(2006.3.2)
【出願人】(500092561)ジョンソン・アンド・ジョンソン・ビジョン・ケア・インコーポレイテッド (153)
【氏名又は名称原語表記】Johnson & Johnson Vision Care, Inc.
【住所又は居所原語表記】7500 Centurion Parkway−Suite 100, Jacksonville, Florida 32256, U.S.A.
【Fターム(参考)】