ハロゲンヒーター
【課題】本発明は、ハロゲンヒーターに関する改良発明である。
【解決手段】本発明は、ハロゲン部と、前記ハロゲン部の背面に取り付けられるモーターカバーと前記モーターカバーを上部に設置する支柱と支柱の下に取り付けられた土台からなる基台部と、ハロゲン部の前面に取り付けられるガードカバーと、前記ハロゲン部の内部に設置される熱源を備えた熱源支持板と、電気系統伝達部を介して熱源支持板と接続されているモーターとからなることを特徴とするハロゲンヒーターの構成とした。
【解決手段】本発明は、ハロゲン部と、前記ハロゲン部の背面に取り付けられるモーターカバーと前記モーターカバーを上部に設置する支柱と支柱の下に取り付けられた土台からなる基台部と、ハロゲン部の前面に取り付けられるガードカバーと、前記ハロゲン部の内部に設置される熱源を備えた熱源支持板と、電気系統伝達部を介して熱源支持板と接続されているモーターとからなることを特徴とするハロゲンヒーターの構成とした。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハロゲンヒーターに関する改良発明である。
【背景技術】
【0002】
従来のハロゲンヒーターの形状は大きく分けると円形タイプのものと四角タイプのものとがある。特に、主流なのが円形タイプであり、これは従来の扇風機に似た形状のものである。
【0003】
この円形タイプのハロゲンヒーターは、凹面鏡のような球面の反射板の中央の凹み部分に熱源を配置し、そこから放射された熱を反射板に反射させることで周囲を暖めるものであった。
【0004】
しかしながら、従来のハロゲンヒーターはガードカバーは付いているものの、熱源が剥きだしであったため近づくとかなり熱く、火傷などの危険を伴う事も多かった。
【0005】
本来、ハロゲンヒーターは部屋全体を暖めるというよりはハロゲンヒーター本体からごく近い周囲をすばやく暖めるというような速効性と狭範囲性を特徴とする。つまり、寒い時に着替え等をする時やすぐに暖をとりたい時などに効力を発揮する暖房機器である。逆を言えば、部屋全体を暖めるような広範囲の暖房には適していない。
【0006】
その性質上、使用する者は、ハロゲンヒーターの近くにいる事が多い。近接位置にいなければあまり効力を得られないというのが理由であるが、近づき過ぎると高温のため熱さを感じたり時には火傷を負ってしまうこともある。
【0007】
また、従来のハロゲンヒーターは、多少の違いはあれどデザインが画一的でお洒落なものや遊び心のあるものは少なく、インテリア性は低かった。その結果、購入者はどのハロゲンヒーターを選んでもデザイン的にはあまり変わり映えすることがなかった。
【特許文献1】特開2002−317946号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで、本発明は、近づいても熱くなりすぎないよう安全性を高め、更にデザイン的にもインテリア性を高めたハロゲンヒーターを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上記の課題を解決するために、ハロゲン部2と、前記ハロゲン部2の背面に取り付けられるモーターカバー3cと前記モーターカバー3cを上部に設置する支柱3aと支柱3aの下に取り付けられた土台3bからなる基台部3と、ハロゲン部2の前面に取り付けられるガードカバー4と、前記ハロゲン部2の内部に設置される熱源6を備えた熱源支持板5と、電気系統伝達部7を介して熱源支持板5と接続されているモーター8とからなることを特徴とするハロゲンヒーターと、お椀型の本体2fと略お椀型で中央部が緩やかに起伏し無数の孔2cが穿設された凸部2bとなっている反射板2aと前記本体2f及び反射板2aを熱源格納部2gを設けて連結する仕切2dからなるハロゲン部2とからなることを特徴とするハロゲンヒーターと、お椀型の本体2fと略お椀型で中央部が緩やかに起伏した凸部9bとなった全面に無数の孔9cが穿設された反射板9aからなるハロゲン部9とからなることを特徴とするハロゲンヒーターの構成とした。
【発明の効果】
【0010】
本発明のハロゲンヒーターは、近づいても熱くなりすぎず高い安全性を得られる。
【0011】
また、様々なデザインを取り入れることでインテリア性が高められ、購買客にアピールすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
近づいても熱くなりすぎず安全性の高いハロゲンヒーターという目的を熱源を反射板の内部におさめることで実現した。
【0013】
またデザイン性、インテリア性を高めるという目的を反射板や熱を伝える孔などの形状を変えることで実現した。
【実施例1】
【0014】
以下に添附図面に基づき、本発明であるハロゲンヒーター1について詳細に説明する。図1は、本発明であるハロゲンヒーターの正面図、図2はハロゲンヒーターの断面図である。
【0015】
図1から図3に示すように、ハロゲンヒーター1はハロゲン部2と基台部3とガードカバー4とからなる。ハロゲン部2はお椀型の本体2fと略お椀型で中央部が緩やかに起伏した凸部2bとなっている反射板2aからなり、本体2fと反射板2aは仕切2dを介して熱源格納部2gを設けて連結されている。また、凸部2bには、無数の孔2cが穿設されている。
【0016】
基台部3は、土台3bと土台3bに起立して取り付けられた支柱3aからなり、また支柱3aの上端にはモーターカバー3cが設置されている。モーターカバー3cの正面側はハロゲン部2の本体2fの中央背面に接続されている。
【0017】
図2に示すように、モーターカバー3cはモーター8を内包しており、モーター8には熱源6を備えた熱源支持板5が電気系統伝達部7を介して取り付けられている。尚、熱源支持板5はモーターカバー3cに内包されておらず、熱源格納部2g内にある。
【0018】
ハロゲン部2の正面側を覆うガードカバー4は、中央円4cから外枠4aに向かって複数本の骨4bが放射線状に伸びており、正面より見ると円形をし、A−A線の断面より見ると底の浅い略お椀型をしている。外枠4aの径は反射板2aの径よりも若干大きいため反射板2aに被せて取り付けることができる。
【0019】
反射板2aの背面、即ち熱源格納部2g内に格納されている熱源支持板5は、表面に複数本の熱源6、6・・を備えており、熱源6から発せられる熱は緩やかに起伏した凸部2bに穿設された無数の孔2c、2c、2c・・・を通り周囲を温めるが、熱はこの無数の孔2c、2c、2c・・・を通る際に放射状に広がるように方向を変えるため、広範囲を温めることができる。
【0020】
図2及び図3に示すように、反射板2aは略お椀型をしているが、中心に向かって緩やかな起伏を伴って凸部2bが設けられているため、断面より見ると略W字型に湾曲している。また、熱源6が反射板2aの背面に隠れているため、熱源6からの集中した熱が直接人体に当たることがないため、火傷の心配はない。
【実施例2】
【0021】
図4は本発明であるハロゲンヒーターの第2実施例のハロゲン部の正面図、図5はハロゲンヒーターの第2実施例のハロゲン部の断面図である。図4及び図5で示すように、ハロゲンヒーター1aのハロゲン部9は、お椀型の本体2fと略お椀型で中央部が緩やかに起伏した凸部9bとなった反射板9aとからなり、反射板9aの全面に無数の孔9c、9c、9c・・・が穿設されている。
【0022】
本体2fと反射板9aの間は熱源格納部2gとなっており、前述のハロゲン部2のようにモーター8から電気系統伝達部7を介して接続されている熱源支持板5が内包されている。勿論、熱源支持板5の表面には複数の熱源6が取り付けられている。
【0023】
熱源6から発せられた熱は熱源格納部2gより反射板2a全面に穿設された様々な方向を向いた孔9c、9c、9c・・・を通ってハロゲン部9正面の広範囲を温めることができる。
【実施例3】
【0024】
図6は本発明であるハロゲンヒーターの第3実施例の正面図、図7はハロゲンヒーターの第3実施例の断面図である。図6及び図7で示すように、ハロゲンヒーター1bはハロゲンヒーター1、1aとほぼ同じ構造をしている。即ち、ハロゲンヒーター1、1aとの違う所はハロゲン部の構造である。
【0025】
ハロゲン部10は、お椀型の本体10cと、外周面が花びら状に形成された略お椀型の反射板10aとからなり、反射板10aの中央から支え棒11aを介して飾り11が突出して設けられており、また、反射板10aの花びら状に形成された外周面付近には無数の孔10b、10b、10b・・・が穿設されている。
【0026】
図7に示すように、本体10cと反射板10aの間には熱源格納部10dが設けられており、その空間に熱源支持板12が納められている。熱源支持板12の表面には複数の熱源13が取り付けられており熱を放出する。
【0027】
基台部3は土台3bと土台3bに起立して取り付けられた支柱3aと支柱3aの上端に接続されたモーターカバー3cとからなる。モーターカバー3cにはモーター8が内包されており、モーター8より電気系統伝達部7を介して熱源支持板12が接続されている。
【実施例4】
【0028】
図8は本発明であるハロゲンヒーターの第4実施例の正面図、図9はハロゲンヒーターの第4実施例の断面図である。図8及び図9で示すように、ハロゲンヒーター1cはハロゲン部14と基台部3とからなる。基台部3は、ハロゲンヒーター1bの基台部3と同じである。
【0029】
即ち、基台部3は、土台3bと土台3bに起立して取り付けられた支柱3aと支柱3aの上端に接続されたモーターカバー3cとからなる。モーターカバー3cにはモーター8が内包されており、モーター8より電気系統伝達部7を介して熱源支持板16が接続されている。熱源支持板16の表面には複数の熱源17が取り付けられており、熱を発することができる。
【0030】
ハロゲン部14は、お椀型の本体14cと同じくお椀型で複数の孔14b、14b、14b・・・が穿設された反射板14aとからなり、本体14cと反射板14aの間には熱源格納部14dが設けられている。孔14bは蝶の形をした孔である。
【0031】
また、反射板14aの表面から正面方向に向けて複数の支え棒15aが突出して取り付けられており、支え棒15aの先端には蝶を模した飾り15が取り付けられているため、図8のように正面から見た場合、たくさんの蝶が飛んでいるように見えて、デザイン性が高い。
【0032】
勿論、反射板14aに穿設される孔14bや取り付けられている飾り15の形は蝶でなくてもよい。また孔14bと飾り15の形が同一でなくとも構わない。このように孔14bや飾り15に特定の形状を取り入れることでデザイン性、インテリア性をより高めることができる。
【0033】
図9に示すように、ハロゲン部14は反射板14aと本体14cを重ねた構造をしており、断面より見ると略三日月形をしている。
【実施例5】
【0034】
図10は本発明であるハロゲンヒーターの第5実施例の正面図、図11はハロゲンヒーターの第5実施例の断面図、図12はハロゲンヒーターの第5実施例の斜視図である。
【0035】
図10、図11、図12で示すように、ハロゲンヒーター1dはハロゲン部18と基台部3とからなる。基台部3は、ハロゲンヒーター1cの基台部3と同じである。即ち、基台部3は、土台3bと土台3bに起立して取り付けられた支柱3aと支柱3aの上端に接続されたモーターカバー3cとからなる。
【0036】
モーターカバー3cにはモーター8が内包されており、モーター8より電気系統伝達部7を介して熱源支持板22が接続されている。熱源支持板22の表面には複数の熱源23が取り付けられており、熱を発することができる。
【0037】
図10から図12に示すように、ハロゲン部18は、上部と下部に2箇所ずつ差込孔18bを穿設した外枠18aを備えた受け蜂型の本体18cと、2本の縦軸と複数本の横軸からなる格子状で縦軸の上下の先端を外枠18aの差込孔18bに差し込んで取り付けるガードカバー21と、本体18c内に設置される前後反射板19、20からなる。
【0038】
前反射板19は円形の板で下部がギザギザに切り取られた形状をしており、鳥や雲や花などの形をした孔19aが複数穿設されている。一方後反射板20も円形の板の上部がギザギザに切り取られた形状をしており、魚の形をした孔20aが複数穿設されている。この孔19a、20aの形状は特に限定したものではなく、別の形、例えば動物、植物、花等の形の孔としてもよい。
【0039】
図11に示すように、前後反射板19、20は、本体18c内に設置されており、前反射板19はギザギザの面を下にして本体18c内の前方部に上から取り付けられている。また、後反射板20はギザギザ面を上にして本体18c内の前反射板19の後ろに隙間18dを設けて取り付けられている。尚、このとき、前反射板の下端と後反射板の上端は正面よりみると重なっている。
【0040】
反射板を手前と奥にずらして設置することにより、奥行きや立体感が生まれデザインの幅を広げることができる。また前反射板19の下端19bは本図面では波形だが反射板に穿設される孔のモチーフにより直線等にしてもよい。
【0041】
後反射板20の更に後ろ側、即ち本体18cの内部にはモーター8より電気系統伝達部7を介して接続された熱源支持板22が設置されており、熱源23より熱を発している。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明であるハロゲンヒーターの正面図である。
【図2】本発明であるハロゲンヒーターの断面図である。
【図3】本発明であるハロゲンヒーターのハロゲン部の正面図である。
【図4】本発明であるハロゲンヒーターの第2実施例のハロゲン部の正面図である。
【図5】本発明であるハロゲンヒーターの第2実施例のハロゲン部の断面図である。
【図6】本発明であるハロゲンヒーターの第3実施例の正面図である。
【図7】本発明であるハロゲンヒーターの第3実施例の断面図である。
【図8】本発明であるハロゲンヒーターの第4実施例の正面図である。
【図9】本発明であるハロゲンヒーターの第4実施例の断面図である。
【図10】本発明であるハロゲンヒーターの第5実施例の正面図である。
【図11】本発明であるハロゲンヒーターの第5実施例の断面図である。
【図12】本発明であるハロゲンヒーターの第5実施例の斜視図である。
【符号の説明】
【0043】
1 ハロゲンヒーター
1a ハロゲンヒーター
1b ハロゲンヒーター
1c ハロゲンヒーター
1d ハロゲンヒーター
2 ハロゲン部
2a 反射板
2b 凸部
2c 孔
2d 仕切
2e ハロゲン部
2f 本体
2g 熱源格納部
3 基台部
3a 支柱
3b 土台
3c モーターカバー
4 ガードカバー
4a 外枠
4b 骨
4c 中央円
5 熱源支持板
6 熱源
7 電気系統伝達部
8 モーター
9 ハロゲン部
9a 反射板
9b 凸部
9c 孔
10 ハロゲン部
10a 反射板
10b 孔
10c 本体
10d 熱源格納部
11 飾り
11a 支え棒
12 熱源支持板
13 熱源
14 ハロゲン部
14a 反射板
14b 孔
14c 本体
14d 熱源格納部
15 飾り
15a 支え棒
16 熱源支持板
17 熱源
18 ハロゲン部
18a 外枠
18b 差込孔
18c 本体
18d 隙間
19 前反射板
19a 孔
19b 下端
20 後反射板
20a 孔
20b 上端
21 ガードカバー
21a 先端
22 熱源支持板
23 熱源
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハロゲンヒーターに関する改良発明である。
【背景技術】
【0002】
従来のハロゲンヒーターの形状は大きく分けると円形タイプのものと四角タイプのものとがある。特に、主流なのが円形タイプであり、これは従来の扇風機に似た形状のものである。
【0003】
この円形タイプのハロゲンヒーターは、凹面鏡のような球面の反射板の中央の凹み部分に熱源を配置し、そこから放射された熱を反射板に反射させることで周囲を暖めるものであった。
【0004】
しかしながら、従来のハロゲンヒーターはガードカバーは付いているものの、熱源が剥きだしであったため近づくとかなり熱く、火傷などの危険を伴う事も多かった。
【0005】
本来、ハロゲンヒーターは部屋全体を暖めるというよりはハロゲンヒーター本体からごく近い周囲をすばやく暖めるというような速効性と狭範囲性を特徴とする。つまり、寒い時に着替え等をする時やすぐに暖をとりたい時などに効力を発揮する暖房機器である。逆を言えば、部屋全体を暖めるような広範囲の暖房には適していない。
【0006】
その性質上、使用する者は、ハロゲンヒーターの近くにいる事が多い。近接位置にいなければあまり効力を得られないというのが理由であるが、近づき過ぎると高温のため熱さを感じたり時には火傷を負ってしまうこともある。
【0007】
また、従来のハロゲンヒーターは、多少の違いはあれどデザインが画一的でお洒落なものや遊び心のあるものは少なく、インテリア性は低かった。その結果、購入者はどのハロゲンヒーターを選んでもデザイン的にはあまり変わり映えすることがなかった。
【特許文献1】特開2002−317946号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで、本発明は、近づいても熱くなりすぎないよう安全性を高め、更にデザイン的にもインテリア性を高めたハロゲンヒーターを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上記の課題を解決するために、ハロゲン部2と、前記ハロゲン部2の背面に取り付けられるモーターカバー3cと前記モーターカバー3cを上部に設置する支柱3aと支柱3aの下に取り付けられた土台3bからなる基台部3と、ハロゲン部2の前面に取り付けられるガードカバー4と、前記ハロゲン部2の内部に設置される熱源6を備えた熱源支持板5と、電気系統伝達部7を介して熱源支持板5と接続されているモーター8とからなることを特徴とするハロゲンヒーターと、お椀型の本体2fと略お椀型で中央部が緩やかに起伏し無数の孔2cが穿設された凸部2bとなっている反射板2aと前記本体2f及び反射板2aを熱源格納部2gを設けて連結する仕切2dからなるハロゲン部2とからなることを特徴とするハロゲンヒーターと、お椀型の本体2fと略お椀型で中央部が緩やかに起伏した凸部9bとなった全面に無数の孔9cが穿設された反射板9aからなるハロゲン部9とからなることを特徴とするハロゲンヒーターの構成とした。
【発明の効果】
【0010】
本発明のハロゲンヒーターは、近づいても熱くなりすぎず高い安全性を得られる。
【0011】
また、様々なデザインを取り入れることでインテリア性が高められ、購買客にアピールすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
近づいても熱くなりすぎず安全性の高いハロゲンヒーターという目的を熱源を反射板の内部におさめることで実現した。
【0013】
またデザイン性、インテリア性を高めるという目的を反射板や熱を伝える孔などの形状を変えることで実現した。
【実施例1】
【0014】
以下に添附図面に基づき、本発明であるハロゲンヒーター1について詳細に説明する。図1は、本発明であるハロゲンヒーターの正面図、図2はハロゲンヒーターの断面図である。
【0015】
図1から図3に示すように、ハロゲンヒーター1はハロゲン部2と基台部3とガードカバー4とからなる。ハロゲン部2はお椀型の本体2fと略お椀型で中央部が緩やかに起伏した凸部2bとなっている反射板2aからなり、本体2fと反射板2aは仕切2dを介して熱源格納部2gを設けて連結されている。また、凸部2bには、無数の孔2cが穿設されている。
【0016】
基台部3は、土台3bと土台3bに起立して取り付けられた支柱3aからなり、また支柱3aの上端にはモーターカバー3cが設置されている。モーターカバー3cの正面側はハロゲン部2の本体2fの中央背面に接続されている。
【0017】
図2に示すように、モーターカバー3cはモーター8を内包しており、モーター8には熱源6を備えた熱源支持板5が電気系統伝達部7を介して取り付けられている。尚、熱源支持板5はモーターカバー3cに内包されておらず、熱源格納部2g内にある。
【0018】
ハロゲン部2の正面側を覆うガードカバー4は、中央円4cから外枠4aに向かって複数本の骨4bが放射線状に伸びており、正面より見ると円形をし、A−A線の断面より見ると底の浅い略お椀型をしている。外枠4aの径は反射板2aの径よりも若干大きいため反射板2aに被せて取り付けることができる。
【0019】
反射板2aの背面、即ち熱源格納部2g内に格納されている熱源支持板5は、表面に複数本の熱源6、6・・を備えており、熱源6から発せられる熱は緩やかに起伏した凸部2bに穿設された無数の孔2c、2c、2c・・・を通り周囲を温めるが、熱はこの無数の孔2c、2c、2c・・・を通る際に放射状に広がるように方向を変えるため、広範囲を温めることができる。
【0020】
図2及び図3に示すように、反射板2aは略お椀型をしているが、中心に向かって緩やかな起伏を伴って凸部2bが設けられているため、断面より見ると略W字型に湾曲している。また、熱源6が反射板2aの背面に隠れているため、熱源6からの集中した熱が直接人体に当たることがないため、火傷の心配はない。
【実施例2】
【0021】
図4は本発明であるハロゲンヒーターの第2実施例のハロゲン部の正面図、図5はハロゲンヒーターの第2実施例のハロゲン部の断面図である。図4及び図5で示すように、ハロゲンヒーター1aのハロゲン部9は、お椀型の本体2fと略お椀型で中央部が緩やかに起伏した凸部9bとなった反射板9aとからなり、反射板9aの全面に無数の孔9c、9c、9c・・・が穿設されている。
【0022】
本体2fと反射板9aの間は熱源格納部2gとなっており、前述のハロゲン部2のようにモーター8から電気系統伝達部7を介して接続されている熱源支持板5が内包されている。勿論、熱源支持板5の表面には複数の熱源6が取り付けられている。
【0023】
熱源6から発せられた熱は熱源格納部2gより反射板2a全面に穿設された様々な方向を向いた孔9c、9c、9c・・・を通ってハロゲン部9正面の広範囲を温めることができる。
【実施例3】
【0024】
図6は本発明であるハロゲンヒーターの第3実施例の正面図、図7はハロゲンヒーターの第3実施例の断面図である。図6及び図7で示すように、ハロゲンヒーター1bはハロゲンヒーター1、1aとほぼ同じ構造をしている。即ち、ハロゲンヒーター1、1aとの違う所はハロゲン部の構造である。
【0025】
ハロゲン部10は、お椀型の本体10cと、外周面が花びら状に形成された略お椀型の反射板10aとからなり、反射板10aの中央から支え棒11aを介して飾り11が突出して設けられており、また、反射板10aの花びら状に形成された外周面付近には無数の孔10b、10b、10b・・・が穿設されている。
【0026】
図7に示すように、本体10cと反射板10aの間には熱源格納部10dが設けられており、その空間に熱源支持板12が納められている。熱源支持板12の表面には複数の熱源13が取り付けられており熱を放出する。
【0027】
基台部3は土台3bと土台3bに起立して取り付けられた支柱3aと支柱3aの上端に接続されたモーターカバー3cとからなる。モーターカバー3cにはモーター8が内包されており、モーター8より電気系統伝達部7を介して熱源支持板12が接続されている。
【実施例4】
【0028】
図8は本発明であるハロゲンヒーターの第4実施例の正面図、図9はハロゲンヒーターの第4実施例の断面図である。図8及び図9で示すように、ハロゲンヒーター1cはハロゲン部14と基台部3とからなる。基台部3は、ハロゲンヒーター1bの基台部3と同じである。
【0029】
即ち、基台部3は、土台3bと土台3bに起立して取り付けられた支柱3aと支柱3aの上端に接続されたモーターカバー3cとからなる。モーターカバー3cにはモーター8が内包されており、モーター8より電気系統伝達部7を介して熱源支持板16が接続されている。熱源支持板16の表面には複数の熱源17が取り付けられており、熱を発することができる。
【0030】
ハロゲン部14は、お椀型の本体14cと同じくお椀型で複数の孔14b、14b、14b・・・が穿設された反射板14aとからなり、本体14cと反射板14aの間には熱源格納部14dが設けられている。孔14bは蝶の形をした孔である。
【0031】
また、反射板14aの表面から正面方向に向けて複数の支え棒15aが突出して取り付けられており、支え棒15aの先端には蝶を模した飾り15が取り付けられているため、図8のように正面から見た場合、たくさんの蝶が飛んでいるように見えて、デザイン性が高い。
【0032】
勿論、反射板14aに穿設される孔14bや取り付けられている飾り15の形は蝶でなくてもよい。また孔14bと飾り15の形が同一でなくとも構わない。このように孔14bや飾り15に特定の形状を取り入れることでデザイン性、インテリア性をより高めることができる。
【0033】
図9に示すように、ハロゲン部14は反射板14aと本体14cを重ねた構造をしており、断面より見ると略三日月形をしている。
【実施例5】
【0034】
図10は本発明であるハロゲンヒーターの第5実施例の正面図、図11はハロゲンヒーターの第5実施例の断面図、図12はハロゲンヒーターの第5実施例の斜視図である。
【0035】
図10、図11、図12で示すように、ハロゲンヒーター1dはハロゲン部18と基台部3とからなる。基台部3は、ハロゲンヒーター1cの基台部3と同じである。即ち、基台部3は、土台3bと土台3bに起立して取り付けられた支柱3aと支柱3aの上端に接続されたモーターカバー3cとからなる。
【0036】
モーターカバー3cにはモーター8が内包されており、モーター8より電気系統伝達部7を介して熱源支持板22が接続されている。熱源支持板22の表面には複数の熱源23が取り付けられており、熱を発することができる。
【0037】
図10から図12に示すように、ハロゲン部18は、上部と下部に2箇所ずつ差込孔18bを穿設した外枠18aを備えた受け蜂型の本体18cと、2本の縦軸と複数本の横軸からなる格子状で縦軸の上下の先端を外枠18aの差込孔18bに差し込んで取り付けるガードカバー21と、本体18c内に設置される前後反射板19、20からなる。
【0038】
前反射板19は円形の板で下部がギザギザに切り取られた形状をしており、鳥や雲や花などの形をした孔19aが複数穿設されている。一方後反射板20も円形の板の上部がギザギザに切り取られた形状をしており、魚の形をした孔20aが複数穿設されている。この孔19a、20aの形状は特に限定したものではなく、別の形、例えば動物、植物、花等の形の孔としてもよい。
【0039】
図11に示すように、前後反射板19、20は、本体18c内に設置されており、前反射板19はギザギザの面を下にして本体18c内の前方部に上から取り付けられている。また、後反射板20はギザギザ面を上にして本体18c内の前反射板19の後ろに隙間18dを設けて取り付けられている。尚、このとき、前反射板の下端と後反射板の上端は正面よりみると重なっている。
【0040】
反射板を手前と奥にずらして設置することにより、奥行きや立体感が生まれデザインの幅を広げることができる。また前反射板19の下端19bは本図面では波形だが反射板に穿設される孔のモチーフにより直線等にしてもよい。
【0041】
後反射板20の更に後ろ側、即ち本体18cの内部にはモーター8より電気系統伝達部7を介して接続された熱源支持板22が設置されており、熱源23より熱を発している。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明であるハロゲンヒーターの正面図である。
【図2】本発明であるハロゲンヒーターの断面図である。
【図3】本発明であるハロゲンヒーターのハロゲン部の正面図である。
【図4】本発明であるハロゲンヒーターの第2実施例のハロゲン部の正面図である。
【図5】本発明であるハロゲンヒーターの第2実施例のハロゲン部の断面図である。
【図6】本発明であるハロゲンヒーターの第3実施例の正面図である。
【図7】本発明であるハロゲンヒーターの第3実施例の断面図である。
【図8】本発明であるハロゲンヒーターの第4実施例の正面図である。
【図9】本発明であるハロゲンヒーターの第4実施例の断面図である。
【図10】本発明であるハロゲンヒーターの第5実施例の正面図である。
【図11】本発明であるハロゲンヒーターの第5実施例の断面図である。
【図12】本発明であるハロゲンヒーターの第5実施例の斜視図である。
【符号の説明】
【0043】
1 ハロゲンヒーター
1a ハロゲンヒーター
1b ハロゲンヒーター
1c ハロゲンヒーター
1d ハロゲンヒーター
2 ハロゲン部
2a 反射板
2b 凸部
2c 孔
2d 仕切
2e ハロゲン部
2f 本体
2g 熱源格納部
3 基台部
3a 支柱
3b 土台
3c モーターカバー
4 ガードカバー
4a 外枠
4b 骨
4c 中央円
5 熱源支持板
6 熱源
7 電気系統伝達部
8 モーター
9 ハロゲン部
9a 反射板
9b 凸部
9c 孔
10 ハロゲン部
10a 反射板
10b 孔
10c 本体
10d 熱源格納部
11 飾り
11a 支え棒
12 熱源支持板
13 熱源
14 ハロゲン部
14a 反射板
14b 孔
14c 本体
14d 熱源格納部
15 飾り
15a 支え棒
16 熱源支持板
17 熱源
18 ハロゲン部
18a 外枠
18b 差込孔
18c 本体
18d 隙間
19 前反射板
19a 孔
19b 下端
20 後反射板
20a 孔
20b 上端
21 ガードカバー
21a 先端
22 熱源支持板
23 熱源
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハロゲン部と、前記ハロゲン部の背面に取り付けられるモーターカバーと前記モーターカバーを上部に設置する支柱と支柱の下に取り付けられた土台からなる基台部と、ハロゲン部の前面に取り付けられるガードカバーと、前記ハロゲン部の内部に設置される熱源を備えた熱源支持板と、電気系統伝達部を介して熱源支持板と接続されているモーターとからなることを特徴とするハロゲンヒーター。
【請求項2】
お椀型の本体と略お椀型で中央部が緩やかに起伏し無数の孔が穿設された凸部となっている反射板と前記本体及び反射板を熱源格納部を設けて連結する仕切からなるハロゲン部とからなることを特徴とする請求項1に記載のハロゲンヒーター。
【請求項3】
お椀型の本体と略お椀型で中央部が緩やかに起伏した凸部となった全面に無数の孔が穿設された反射板からなるハロゲン部とからなることを特徴とする請求項1乃至請求項2に記載のハロゲンヒーター。
【請求項4】
お椀型の本体と外周面が花びら状に形成され花びら部分全面に無数の孔が穿設された略お椀型の反射板と前記反射板の中央表面に支え棒を介して取り付けられる飾りからなるハロゲン部とからなることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載のハロゲンヒーター。
【請求項5】
お椀型の本体とお椀型で複数の孔が穿設された反射板と反射板表面に取り付けられた支え棒と前記支え棒の先端に取り付けられた飾りからなるハロゲン部とからなることを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載のハロゲンヒーター。
【請求項6】
上部と下部に2箇所ずつ差込孔を穿設した外枠を備えた受け蜂型の本体と2本の縦軸と複数本の横軸からなる格子状で縦軸の上下の先端を前記外枠の差込孔に差し込んで取り付けるガードカバーと前記本体内に設置される略円形の前反射板及び後反射板からなるハロゲン部とからなること特徴とする請求項1乃至請求項5に記載のハロゲンヒーター。
【請求項1】
ハロゲン部と、前記ハロゲン部の背面に取り付けられるモーターカバーと前記モーターカバーを上部に設置する支柱と支柱の下に取り付けられた土台からなる基台部と、ハロゲン部の前面に取り付けられるガードカバーと、前記ハロゲン部の内部に設置される熱源を備えた熱源支持板と、電気系統伝達部を介して熱源支持板と接続されているモーターとからなることを特徴とするハロゲンヒーター。
【請求項2】
お椀型の本体と略お椀型で中央部が緩やかに起伏し無数の孔が穿設された凸部となっている反射板と前記本体及び反射板を熱源格納部を設けて連結する仕切からなるハロゲン部とからなることを特徴とする請求項1に記載のハロゲンヒーター。
【請求項3】
お椀型の本体と略お椀型で中央部が緩やかに起伏した凸部となった全面に無数の孔が穿設された反射板からなるハロゲン部とからなることを特徴とする請求項1乃至請求項2に記載のハロゲンヒーター。
【請求項4】
お椀型の本体と外周面が花びら状に形成され花びら部分全面に無数の孔が穿設された略お椀型の反射板と前記反射板の中央表面に支え棒を介して取り付けられる飾りからなるハロゲン部とからなることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載のハロゲンヒーター。
【請求項5】
お椀型の本体とお椀型で複数の孔が穿設された反射板と反射板表面に取り付けられた支え棒と前記支え棒の先端に取り付けられた飾りからなるハロゲン部とからなることを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載のハロゲンヒーター。
【請求項6】
上部と下部に2箇所ずつ差込孔を穿設した外枠を備えた受け蜂型の本体と2本の縦軸と複数本の横軸からなる格子状で縦軸の上下の先端を前記外枠の差込孔に差し込んで取り付けるガードカバーと前記本体内に設置される略円形の前反射板及び後反射板からなるハロゲン部とからなること特徴とする請求項1乃至請求項5に記載のハロゲンヒーター。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2006−308235(P2006−308235A)
【公開日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−132729(P2005−132729)
【出願日】平成17年4月28日(2005.4.28)
【出願人】(305018960)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年4月28日(2005.4.28)
【出願人】(305018960)
【Fターム(参考)】
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