説明

ハンドヘルド型電動操作帯鋸を支持するためのスタンド

携帯型帯鋸を直立し固定されたテーブル帯鋸に転用するための方法および装置は、ベースと、少なくとも1つの側壁に垂直方向に延びる側壁と、頂部とを有するスタンドを備える。工作物支持面が、携帯型帯鋸がスタンドに対して支持関係で取り付けられるとき、1回の連続運転での閉ループの携帯型帯鋸の鋸刃が通過することができる開口部を有することができる。スタンドに取り付けられたスイッチが、ハンドルのフィンガトリガに関係なく携帯型帯鋸を操作する。オン/オフスイッチは、携帯型帯鋸がスタンドに取り付けられるとき、携帯型帯鋸に係合されたプラグに接続される。プラグは帯鋸のソケットに係合可能であり、携帯型帯鋸のフィンガトリガを迂回し、オン/オフスイッチを通って回路を作り出すために接続される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的には、携帯ハンドヘルド型電動操作帯鋸に関し、より具体的には、スタンドの中で携帯ハンドヘルド型電動操作帯鋸を支持するための装置および方法に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯型帯鋸のための様々な転用キットおよびスタンドが知られており、例えば特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4及び特許文献5を参照されたい。
【特許文献1】米国特許第5251525号明細書
【特許文献2】米国特許第4823666号明細書
【特許文献3】米国特許第4677887号明細書
【特許文献4】米国意匠第522828号公報
【特許文献5】米国特許出願公開第2002/0040530号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これらの装置は、これらの意図された目的のために適しているように見えるが、製造が難しく高価であり、一方、建設工事環境でのセットアップおよび操作が不便である。したがって、製造するのが容易である携帯型帯鋸スタンドまたは転用キットを提供することが望ましい。製造する費用効果がある携帯型帯鋸スタンドまたは転用キットを提供することが望ましい。建設工事環境でセットアップが容易である携帯型帯鋸スタンドまたは転用キットを提供することが望ましい。建設工事環境で操作が容易である携帯型帯鋸スタンドまたは転用キットを提供することが望ましい。建設工事環境でのより高い柔軟性のために別々にまたはともに組み立てて用いることができる携帯型帯鋸およびスタンドキットの組合せを提供することが望ましい。カーペルトンネル症候群などの障害に関連した繰返しの多い運動を減少させるために建設環境での使用に適した装置および方法を提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、携帯型帯鋸を直立し固定されたテーブル帯鋸に転用するための装置であって、ベース、ベースに連結にされた少なくとも1つの垂直方向に延びる側壁、側壁によって支持された頂部、および頂部に連結された工作物支持面を有するスタンドを備える装置に関する。この工作物支持面は、携帯型帯鋸がスタンドに対して支持関係で取り付けられるとき、1回の連続運転での携帯型帯鋸の閉ループ鋸刃が通過することができる開口部をその中に有する。解放可能なクランプがスタンドに対して適所に帯鋸を保持することができる。
【0005】
本発明の一実施形態による携帯型帯鋸スタンドは、重力に抗して携帯型帯鋸を保持するためのスタンドを備えることができる。このスタンドは、比較的平らな工作物係合面を有し、鋸刃が工作物係合面の平面を通って突出することができる。この工作物係合面は、工作物と接触し、工作物が鋸刃を通って給送される間に工作物係合面を横切って移動されるための支持を与えることができる。
【0006】
本発明の一実施形態による鋸およびスタンドの組立体は、鋸刃の少なくとも1個の縁部で実質的に連続的な切刃を有する閉ループ鋸刃を備えた、工作物での切断作業を実行するために工作物に対して可動であるように手動で操作可能な携帯ハンドヘルド型電動操作帯鋸を備える。この鋸刃は、切断作業の間、閉ループによって画成された経路で可動である。スタンドが、重力に抗して携帯型帯鋸を保持するために備えられる。このスタンドは比較的平らな工作物係合面を有することができ、鋸刃は、工作物係合面の平面を通って突出することができる。この工作物係合面は、工作物と接触し、工作物が鋸刃を通って給送される間に工作物係合面を横切って可動であるための支持を与えることができる。
【0007】
スタンドの中に携帯型帯鋸を取り付けるための本発明の一実施形態による方法は、工作物に対して可動なように手動によって操作可能な携帯ハンドヘルド型電動操作帯鋸を準備する工程を含む。この帯鋸は、鋸刃の少なくとも1つの縁部で実質的に連続的な切刃を有することができる。この鋸刃は、切断作業の間、閉ループによって画成された経路の中で可動である。この方法はまた、比較的平らな工作物係合面を有するスタンドを準備する工程を含むことができ、鋸刃は工作物係合面の平面を通って突出する。この工作物係合面は、工作物と接触し、工作物が鋸刃を通って給送される間に工作物係合面を横切って可動であるための支持を与えることができる。この方法はまた、携帯型帯鋸をスタンドに対して支持関係になるように挿入し、スタンドに形成された相補的な形状の凹部内に携帯型帯鋸を位置させる工程を含むことができる。
【0008】
本発明の他の用途は、添付図面を参照して本発明を実施するために熟考された最良の態様の以下の説明を読むとき、当業者には明らかとなろう。
本明細書の説明は、同じ参照符号がいくつかの図に全体にわたって同じ部品を参照する添付図面を参照する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
ここで図1乃至図3を参照すると、携帯型帯鋸を直立し固定されたテーブル帯鋸に転用するための装置210が、ベース214と、ベース214と連結し少なくとも1つの垂直方向に延びる側壁216と、側壁216によって支持された頂部218とを有するスタンド212を備えることができる。工作物支持面220は頂部218と連結されることができる。工作物支持面220はその中に形成された開口部または凹部222を有することができる。携帯型帯鋸がスタンド212に対して支持関係で取り付けられるとき、1回の連続運転での携帯型帯鋸50の閉ループ鋸刃が開口部または凹部222を通って通過することができる。解放可能なクランプ224が、スタンド212に対して携帯型帯鋸の挿入および取外しを可能にする解放位置とスタンド212に対して適所で携帯型帯鋸を保持する締付け位置との間で可動である。解放可能なクランプ224は、枢動運動のために適したブラケット226および枢動軸ピン228によってスタンド212に接続されることができる。解放可能なクランプ224は、スタンド212に対して締付け位置でクランプ224を解放可能に保持するための蝶ねじまたは任意の他の適した構造などファスナ230を有することができる。ねじ付き開口232がスタンド212と連結して設けられることができる。所望ならば、圧縮可能パッド236がクランプ224の内面に設けられることができ、これによりクランプ224を有する携帯型帯鋸の表面を損傷させることなくスタンドに対して適所に堅固に携帯型帯鋸を保持する。
【0010】
スタンド212は、スタンド212に対して支持関係で取り付けられるときに帯鋸を操作するためのオン/オフスイッチ238を有する。オン/オフスイッチ238は、配線カバー242によって取り囲まれた適した配線によってプラグ240に接続される。プラグ240は、携帯型帯鋸がスタンド212に対して支持関係で取り付けられるとき、携帯型帯鋸50のソケット254(図10参照)に係合可能である。プラグ240は、電気的に接続されると、携帯型帯鋸50のフィンガトリガ96(図7及び図8参照)を迂回し、スタンド212に取り付けられたオン/オフスイッチ238を通って回路を作り出す。代替としては、帯鋸は、鋸を電気コンセントに電気的に接続するためのコードおよびプラグを用いることができる。
【0011】
スタンド212は、スタンド212に支持関係で取り付けられる携帯型帯鋸で工作物での切断作業を実行する間、固定位置にスタンド212を保持するための足用凹部244を有することができる。スタンド212はまた、スタンド212と支持関係で取り付けられるように携帯型帯鋸の下部を実質的に取り囲むために上面または頂部218に成形凹部246を有することができる。成形凹部246は、携帯型帯鋸がスタンド212と支持関係で取り付けられるとき、その下端部の少なくとも一部に沿って携帯型帯鋸の外側周辺表面と堅固に係合するために、成形凹部246内に携帯型帯鋸が係合されるように携帯型帯鋸の下部に対して相補的な形状を有する。適したねじ付きでないクランプが適所で鋸を固定するための用いられることができる。
【0012】
支持表面220の中の開口部222が、ハンドル92ののど部および平面(図7参照)を横断する帯鋸の断面の方位に実質的に平行に延びるフェンス162(図7乃至図10参照)にサイズおよび形状が相補的であることが好ましい。携帯型帯鋸がスタンド212の頂部218に形成され相補的な形状に形成された成形凹部246の内に完全に挿入され、取り付けられるとき、フェンス162が、工作物支持面220と概ね平面な方位を実現することが好ましい。この方位では、クランプ224が解放位置から締付け位置に枢動されることができ、ファスナ230が、スタンド212に対して適所に携帯型帯鋸を固定的に保持するために、スタンド212のねじ付き開口232にねじ付け可能に係合される。プラグ240は、携帯型帯鋸がスタンド212に対して支持関係で取り付けられるとき、携帯型帯鋸50のソケット254に形成された相補的な形状の凹部256(図10参照)のに係合可能な複数のプロングまたは突起248を有することができる。
【0013】
携帯型帯鋸スタンド212は、携帯型帯鋸50に取り付けられた少なくとも1個のプーリの上に装着するように形成されたハウジングカバー250を備えることができる。これにより、帯鋸の利用者を保護することができる。ハウジングカバーは、携帯型帯鋸の一端上を摺動可能に係合すような形で形成可能であり、連続ループ帯鋸刃の対応位置に沿って携帯型帯鋸に取り付けられた少なくとも1個のプーリを取り囲む。ハウジングカバー250は、ハウジングカバー250と携帯型帯鋸との間の追加ファスナまたは取付け具を必要とすることなく携帯型帯鋸の端部の上にぴったりと装着するために十分に閉じた相補的な輪郭または形状からなることができる。ハウジングカバー250がスタンド212に対して支持関係で取り付けられる携帯型帯鋸の外側端部に組み立てられるとき、露出した帯鋸刃の連続ループのただ唯一の部分が、フェンス162および工作物支持面220に概ね直角に延びる携帯型帯鋸ののど部区域の中にある。
【0014】
金属製プレート252は、比較的平らな工作物係合面220を画成するためにスタンド212の頂部218に接続されることができる。金属製プレート252は、建設環境での厳しい使用条件に優れた耐性をもたらすことができる。金属製プレート252はまた、重荷重の下で優れた安定性、すり傷および表面損傷に対する耐性、ならびに作業環境での熱的変動による寸法的変化に対する優れた耐性をもたらす。
【0015】
次に図4乃至図6を参照すると、携帯型帯鋸受け台210が、重力に抗して携帯型帯鋸50を保持するためのスタンド212を備えることができる。スタンド212は比較的平らな工作物係合面220を有することができ、鋸刃150は工作物係合面220の平面を通って突出する。工作物係合面220は、工作物と接触し、工作物が帯鋸刃150を通って給送される間に工作物係合面220を横切って可動であるための支持を与える。
【0016】
オン/オフスイッチ238が、携帯型帯鋸50を操作するためにスタンド212に取り付けられる。オン/オフスイッチ238は、携帯型帯鋸がスタンド212に支持関係で取り付けられるとき、携帯型帯鋸に係合されるためにプラグ240に接続される。プラグ240は携帯型帯鋸50のソケット254に係合可能である。電気的に接続されると、プラグ240は、携帯型帯鋸50のハンドル92のフィンガトリガ96を迂回し、スタンド212に取り付けられたオン/オフスイッチ238を通って回路を作り出す。
【0017】
スタンド212は、携帯型帯鋸がスタンド212に支持関係で取り付けられた状態で工作物での切断作業を実行する間、固定位置にスタンド212を保持するための足用凹部244を有することができる。スタンド212は、携帯型帯鋸がスタンド212と支持関係で取り付けられるように携帯型帯鋸50の下部を実質的に取り囲むために上面または頂部218に成形凹部246を有する。成形凹部246は、携帯型帯鋸が成形凹部の中で係合されるように、携帯型帯鋸50の下部に対して相補的な形状または輪郭を有する。凹部246の相補的な形状または輪郭は、携帯型帯鋸50とスタンド212との間の堅固で解放可能なしまりばめを可能にする。携帯型帯鋸50がスタンド212の頂部218における成形凹部246に完全に着座された状態で、スタンド212に取り付けられた解放可能なクランプ224は解放位置から締付け位置に移動されることができ、これによりスタンド212に対して固定位置に携帯型帯鋸50を保持する。金属製プレート252が、比較的平らな工作物係合面220を画成するために、所望ならば、スタンド212の頂部218に接続されて設けられることができる。ハウジングカバー250が、所望ならば、携帯型帯鋸50に取り付けられた少なくとも1個のプーリの上で装着されるために設けられ、これにより、帯鋸の利用者に対して保護をもたらす。ハウジングカバー250は、携帯型帯鋸がスタンド212と支持関係で取り付けられるとき、帯鋸50の外端部の上に装着するために相補的な輪郭で成形されることができる。ハウジングカバー250は、帯鋸刃150の露出していない部分に沿って延びることができ、これにより、帯鋸の駆動プーリおよび被動プーリに取り付けられた連続ループ経路から帯鋸刃150の暴走を防止する。
【0018】
スタンド212および携帯ハンドヘルド型電動操作帯鋸は、別々に売られてよく、または互いに組み合わせて使用するためにキットとして共に売られてよいことが認識されよう。キットとして売られ、すなわち互いに組み合わせて用いられるとき、携帯型帯鋸50は、図4乃至図6に示すように、スタンド212の成形凹部246の中に組み立てまたは取り付けられることができる。スタンド212とは別に用いられるときの携帯型帯鋸50の運転のよりよい理解のために、携帯型帯鋸50を以下に図7乃至図10を参照して説明する。
【0019】
運転中、本発明の一実施形態によるスタンド212に携帯型帯鋸50を取り付けるための方法は、工作物に対して可動であるために手動で操作可能な携帯ハンドヘルド型電動操作帯鋸50を準備する工程を含む。帯鋸50は、鋸刃150の少なくとも1つの縁部で実質的に連続的な切刃を有することができる。鋸刃150は、切断作業の間、閉ループによって画成される経路の中で可動であることができる。この方法はまた、比較的平らな工作物係合面220を有するスタンド212を準備する工程を含む。鋸刃150は工作物係合面220の平面を通って突出する。工作物係合面220は、工作物と接触し、工作物が鋸刃150を通って給送される間に工作物係合面220を横切って可動であるための支持を与える。この方法はまた、携帯型帯鋸50がスタンド212に形成された相補的な形状の凹部246の内側に配置された状態でスタンド212に対して支持関係の中に携帯型帯鋸50を挿入する工程を含む。
【0020】
この取付けのための方法はまた、携帯型帯鋸50を、相補的に形成された凹部246の内側へ挿入した後、スタンド212に対して固定位置に締め付ける工程を含む。この帯鋸は、スタンド212に支持関係で取り付けられるとき、帯鋸50に係合したプラグ240に接続されたオン/オフスイッチ238により操作可能である。プラグ240は、携帯型帯鋸50のソケット254に係合されることができ、スタンド212に取り付けられたオン/オフスイッチ238を通って回路を作り出す間、携帯型帯鋸50のフィンガトリガ96を無力にするために電気的に接続されることができる。この方法は、閉ループ鋸刃150で工作物での切断作業を実行する工程を含むことができる。このスタンドは、工作物での切断作業を実行する間、スタンド212に形成された足用凹部244の内側に利用者の足が配置された状態で固定位置に保持されることができる。所望ならば、この方法は、スタンド212の上方を延びる閉ループ鋸刃150の一部分を、帯鋸50に取り付けられた少なくとも1個のプーリの上に装着するために形成されたガードで取り囲み、これにより、帯鋸50の利用者に対して保護をもたらす工程を含むことができる。
【0021】
図7乃至図10を参照すると、携帯ハンドヘルド型電動操作帯鋸22が示されている。1個のこの帯鋸の実施例が、2004年2月11日に出願した、名称「携帯型帯鋸」、米国特許出願第10/776838号で開示されている。この米国特許出願第10/776838号は、その全体を参照により本明細書に組み込まれている。
以下の説明の目的のために、用語「上部」、「下部」、「左」、「後部」、「前部」、「垂直」、「水平」、およびこれらの用語の派生語または形式素は、めいめいの図面の図のそれぞれで方位として本発明に関するものである。本発明は、反対に特に明記された場合を除いて様々な代替の方位および実施形態を仮定することができる。さらに、添付図面に示し、以下で説明する特定の装置およびプロセスは、この概念の単に一実施形態である。本発明の特定の寸法および他の物理的特性は、重要であるものとして別段特に記載されなければ限定的でないものと考えられる。用語「ホイール」、「プーリ」、「ローラ」、または「回転アクチュエータ」が、回転運動を連結または接続された構成部品の直線運動に変換するために所定の軸の周りで完全または部分的に回転、枢動または旋回できる構成要素を参照するために互換可能に用いられることができることがまた、本発明者の意図するものである。
【0022】
図7乃至図10は、任意の知られる機械加工または成形技術を用いて製造された携帯型帯鋸の実施形態を示す。携帯型帯鋸50は、鋸デッキ54によって画成されたシャシ52を有し、ハンドルアッセンブリ56の半体が単一の一体化ユニットとして形成される。一実施形態では、シャシ52はアルミニウムのビレットから機械加工されることができる。鋸デッキ54およびハンドルアッセンブリ56の一部がプラスチック射出成形のプロセスにより形成されることが好ましい。
【0023】
この実施形態では、鋸デッキ54は、平面図で第1の端部58および反対側の第2の端部60を画成する実質的に楕円形の形状を有する。デッキアッセンブリ54は概ねC型形状を有するデッキ62を有し、楕円形のデッキ62の1つのへりまたは縁部に沿うギャップ64は、工作物を受け入れるためののど部64を形成する。デッキ62は、補強され、デッキ62の下側からのど部64の周りにぶらさがるデッキ62およびリブ、バルクヘッドまたはフランジ68の周辺にぶらさがる一体に下方にぶらさがるスカート66によって実質的に剛体で作製されることができる。
【0024】
一実施形態では、デッキ62および支持構造物は、プラスチック射出成形技術を用いて高分子材料から作製されることができる。この場合、リブおよびバルクヘッドは、剛体の構造物を実現するためにデッキ62の一体部として形成されることができる。上述のように別の実施形態では、デッキ62はまた、アルミニウムまたは他の金属から機械加工されることができる。
【0025】
一実施形態では、ハンドルアッセンブリ92の半体90または他の部分は、シャシ52またはデッキ62とともに一体に形成されることができる。ハンドルアッセンブリ92は、ハンドル部90と嵌合するようになされた嵌合ハンドルシェル94を有する。好ましい方法で意図された同一の射出成形方法を用いて、適切な取付け表面および構造物が、安全スイッチおよび可変速度トリガ96を受け入れるためにハンドルアッセンブリ92に形成されることができる。好ましい実施形態では、ハンドルアッセンブリ92はデッキ92に対して角度が付けられる。最も好ましくは、デッキ62に垂直または直角な平面がハンドルアッセンブリ92に実質的に平行な平面に鋭角に配置される。ハンドルがこの方位での状態で、鋸の重心は、ハンドルの下に位置し、ハンドルに平行な鋸刃を適切に配置する。この方法では、利用者の手の自然な方位が切断のよりより制御をもたらす大幅な手助けをする。
【0026】
ハンドルアッセンブリ92はまた、バッテリ99をそ受容するためのスライド受容部98を有する(図7参照)。好ましい実施形態では、バッテリ受容部98は、可能な限り重量分布を釣り合わすために以下で説明する電動機アッセンブリ76の反対側のハンドルアッセンブリ92の端部に配置される。これは、ハンドルアッセンブリ92に対するバッテリ受容部98のモーメントすなわち長さを変更することによって達成されることができる。相異なった任意のロック機構が、受容部にバッテリ99を保持するために用いられることができる。
【0027】
シャシ52のデッキ62には、上述の電動機アッセンブリ76が取り付けられる。電動機アッセンブリ76は、デッキ62の下に配置された駆動ホイールアッセンブリ100を駆動するものである。電動機アッセンブリ76は、デッキ62の下側に取り付けられるブラケットを有し、シャシ52に電動機アッセンブリ76を固定するための取付けベースをもたらす。電動機アッセンブリ76がブラケットに固定されると、電動機アッセンブリカバー112は、電動機および変速機の上を滑らされ、デッキ62の上面に連結される。
【0028】
簡潔に上述した駆動ホイールアッセンブリ100は、ホイールハブの内側の周りに形成され、出力軸に固定された歯車に係合するようになされた内歯車を有する駆動ホイール114を有する。
シャシ52の反対側端部に向かって取り付けられた被動ホイールアッセンブリ124は、支柱128にジャーナル軸受されるプーリまたはホイール126を有する。支柱128は、概ね長方形の凹部内に摺動位置に配置された引張りアッセンブリ84の往復台から延びている。ファスナ132およびスペーサ/座金134は、引張りアッセンブリ84に自由回転係合して被動ホイール126を保持するために用いられる。
【0029】
被動ホイール126は、回転されることができ、そうでない場合、鋸の一端に配置された引張りアッセンブリ84を介して駆動ホイール114に対して第1および第2の位置の間を直進することができる。この往復台は、一端に、圧縮ばねまたは他の付勢機構138の一端の相対的位置を安定させるように意図された構造物を有する。カムシャフト、往復台および付勢部材138は、デッキ62に固定されたカバープレート146によって凹部内に保持され、カムシャフトの上端部がカムハンドル148に取り付けられるために通って延びるポートを有する。カムハンドル148が回転すると、カムシャフトを回転させ、往復台132にカムピンを係合または係合解除し、往復台132を付勢部材138に向かうかまたは付勢部材138から離れて直進させる。
【0030】
上述したように、本発明の鋸は携帯型帯鋸である。好ましい実施形態では、連続ループ刃150は、鋼または鉄、プラスチックあるいは木材に及ぶ実質的にどのような材料にも適応させるように変更されることができる。駆動ホイールと被動ホイールの間の距離は、付勢部材138を調整することによって減少される。好ましい刃は、駆動ホイールおよび被動ホイールの周りに少なくとも部分的に配置され、付勢部材138は、刃を引張り状態に配置するために解放される。それがのど部64を横断するときに連続ループ刃150の断面を適切な角度で適切に方向付けるためには、ベアリング152、154は、刃150の側面に係合するためにブラケット156の遠位端に取り付けられる。図示しないが、スペーサがベアリング152、154の位置を調整するために用いられることができる。好ましくは、ブラケット156は、ベアリング152、154がその端部で連続ループ刃の反対側側面に係合し、のど部を横断する刃150の断面を偏向させることが、ハンドルアッセンブリ92の平面に実質的に平行であることができる所定の角度で「くの字に曲がっている」。
【0031】
本発明の一実施形態では、弱くなった刃により利用者が傷つく危険を減らすために使い古されたまたは不具合のある刃を壊す準備が行われる。これは駆動ホイール114のアップテイク部のすぐ先のデッキ62の下側に取り付けられる刃破断アッセンブリを用いて実現される。使い古されるか傷ついた刃が本発明で運転される場合には、刃は、刃の長さで軽微な変化のために主に駆動ホイールおよび被動ホイールの表面上で横道にそれる傾向がある。刃は、移動するにつれて、刃の鋸歯状の実質的な部分がスカート66の高さを超える前に刃破断アッセンブリに最終的に係合する。刃が刃破断アッセンブリに係合すると、使い古された部分は、任意のその他の断面より強く刃破断アッセンブリによって圧力が加えられ、意図的な破断をもたらす。この刃破断アッセンブリは相異なった構造を仮定できることが想定されよう。一実施形態では、刃破断アッセンブリは、ホイールから移動するとき、刃の切刃に係合するように配置された支柱の上に取り付けられたベアリングの形を取る。他の構造物もまた、刃に意図的に圧力を加えるために用いられ、これがどのような負傷または損害をも防止するように解放されることができる。
【0032】
本発明の別の態様は、鋸を安定させ、より正確な切断を行う際に使用者の助けとなるためにのど部64の1つの側面から延びるフェンス162を備える。本発明の好ましい実施形態では、フェンスがデッキ52から下方に延びる角度は、のど部を横断する刃の断面の方位およびハンドルの平面に実質的に平行である。
この説明で前に示唆したように、本発明の重要な目的は、利用者の1本の手でまさに帯鋸の切断力の機能を提供することである。本発明では、利用者は、特定のタイプのストックを長さに切断するために本質的に任意の位置に鋸を容易に運ぶことができる。本発明は、当初金属製導管を切断するために意図されたが、他の材料を切断することが容易になされることができる。所望のように機能するための唯一の制限は、ストックがのど部区域の内側に装着するべきであることである。ほとんどの場合では、利用者が、一方の手で鋸を把持し、他方の手でストックを配置し、または安定させることが想定されよう。利用者は、安全スイッチを押し下げ、次いで、鋸を作動させるためにトリガを押し下げる。利用者は、切断を開始する前に刃を予め整列させるか、または切断を開始するために刃の回転を開始した後で刃を整列させることができる。ストックまたは工作物を安定させるためには、利用者は、刃がストックを切断する間、フェンスにストックを立て掛けることができる。
【0033】
運転中、本発明は従来の帯鋸より人間工学的により自然な方法で用いられる。まず、オペレータは、ハンドルが鋸本体の極端部に配置される従来の帯鋸よりむしろ1本の手を用いて容易に鋸を保持することができる。この1本の手での作業は、単に規模のせいではなく、利用者の身体から離れて支持する必要がある以前の装置に比べて利用者が利用者の身体の近くに鋸を維持できるように鋸の上端部に沿ってハンドルアッセンブリの位置および方位に帰する。さらに、必然的には、バッテリパックの質量による電動機アッセンブリの質量のオフセットが、適切に人間工学的に快適な位置に鋸を方向付け、釣り合わせる。必然的には、この態様はまた、工作物に係合するために鋸ののど部区域64を方向付ける。
【0034】
工作物を受け入れるための1つの縁部に沿って、連続ループ刃によって横断されるのど部を有する本発明の鋸を用いる方法は、のど部区域の反対側の鋸の上縁部から延びるハンドルを一方の手で把持する工程を含む。次いで、利用者は、他方の手で自由に工作物を方向付けまたは安定させることができる。利用者はまた、後で空いている方の手で安定させる必要なく予めクランプなどで工作物を固定することができる。利用者は、ハンドルアッセンブリの中に配置された安全スイッチをまず押し下げ、次いで、ハンドルアッセンブリにやはり配置されたトリガを押し下げることによって鋸を作動させるかまたは鋸に電圧を加える。これにより、電動機に電力を与え、のど部区域を通過するために連続ループ刃の回転をもたらす。次いで、利用者は、切断を行うために刃によって工作物を係合させることができる。切断作業を助けるためには、利用者は、よりよい切断を行うために工作物がフェンスによって拘束されることを可能にすることができる。概して、重心位置が利用者の手および前腕を通過する線と整列しているので、利用者は、垂直なまたは頭上の位置で切断を行うために鋸を容易に方向付けることができる。この重心の整列は、利用者の前腕および手の軸により近く、制御をより人間工学的にする。これによりまた、円滑で効率的な方法で切断を完了するために工作物の位置を方向付け、調整し、または安定させるように利用者の別の方の手が自由になる。
【0035】
本発明を用いる方法はまた、連続ループ刃を駆動するための方法を含む。上述の電動機アッセンブリ76は、電動機の一端に取り付けられる減速歯車を有する。そのコンパレント名が示唆するように、減速歯車または変速機は、電動機によって生成される毎分回転数を出力軸の毎分回転数に変える。変速機の端部に取り付けられた歯車は、駆動ホイール114の内部の内歯車に係合する。歯数比は、所望の刃速度が実現されるようにとなる。所望ならば、様々な歯車の組合せが相異なった減速組合せを用いて実現されることができる。代替的に、および本発明の一形態で予測されるように、切断刃の速度は、他の工具で用いられるように可変速度トリガアッセンブリを用いて様々であることができる。
【0036】
上述した変形形態に加えてさらに変更形態が、当業者または本発明を作製または使用する人々には思い当たるであろう。これら変更形態は、AC電源に接続するための電力コードを有するバッテリの代用品を含むことができる。電源の変更は、やはり互換性があるように電気部品の変更を必要とする。他の変更形態では、必然的に緩んだ位置から必然的に延びた位置に刃引張り機構を変更することができる。本発明への追加の変更形態はまた、連続ループ刃の偏向角度をすばやく調整する機能を含む。調整の範囲は小さな調整からより大きな規模の変更まで様々であってよい。それを行うための一実施例は、ベアリングの角度が調整されることができるように案内アッセンブリまたはブラケット156の上に枢動アームを用意することによってであってよい。これは、重心が相異なった質量の電池を用いることによって変更されるのであるならば、または利用者が鋸の自然な切断角度を変更することによってのど部区域の深さを増加させたいと願うのであるならば有利である。したがって、上述の実施形態は単に説明的なものである。
【0037】
本発明を最も実際的で好ましい実施形態と現在考えられることに関連させて説明したが、本発明が、開示された実施形態に限定されるものではなく、それどころか、添付の特許請求の範囲の精神および範囲の中に含まれる様々な変更形態および均等な配置を含有するよう意図されることが理解されよう。この範囲は、法の下に許されるすべてのこれら変形形態および均等な構造物を含有するように最も広い解釈で許容されるべきものである。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の一実施形態による携帯ハンドヘルド型帯鋸スタンドの分解斜視図である。
【図2】図1に示す携帯ハンドヘルド型帯鋸スタンドの斜視図である。
【図3】図1に示す携帯ハンドヘルド型帯鋸スタンドの平面図である。
【図4】本発明の一実施形態によるその中に取り付けられた携帯型帯鋸と組み合わせて図1に示す携帯型帯鋸スタンドの斜視図である。
【図5】図4に示す携帯型帯鋸スタンドおよび携帯型帯鋸の組立体またはキットの側面図である。
【図6】図4に示す携帯型帯鋸スタンドおよび携帯型帯鋸の組立体またはキットの平面図である。
【図7】本発明の一実施形態による図4に示す携帯型帯鋸の側面図である。
【図8】本発明の一実施形態による図4に示す携帯型帯鋸の反対側の側面図である。
【図9】本発明の一実施形態による図4に示す携帯型帯鋸の端面図である。
【図10】本発明の一実施形態による図4に示す携帯型帯鋸の反対側の端面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯型帯鋸を直立し固定されたテーブル帯鋸に転用するための装置であって、
ベース、該ベースに連結にされた少なくとも1つの垂直方向に延びる側壁、該側壁によって支持された頂部、及び前記頂部に連結された工作物支持面を有するスタンドであって、前記工作物支持面が、前記携帯型帯鋸が前記スタンドに対して支持関係で取り付けられるとき、1回の連続運転での前記携帯型帯鋸の閉ループ鋸刃が通過することができる開口部をその中に有するスタンドと、
前記ハンドルのフィンガトリガと関係なく前記携帯型帯鋸を操作するために前記スタンドに取り付けられたスイッチと
を備えることを特徴とする装置。
【請求項2】
前記スイッチが、前記携帯型帯鋸を操作するためのオン/オフスイッチを備え、該オン/オフスイッチが、前記携帯型帯鋸が前記スタンドと支持関係で取り付けられるとき前記携帯型帯鋸に係合されるためにプラグに接続され、該プラグが、前記携帯型帯鋸のトリガを無力にし、前記スタンドに取り付けられた前記オン/オフスイッチを通って回路を作り出すために電気的に接続された前記携帯型帯鋸のソケットに係合可能であることを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項3】
前記携帯型帯鋸が前記スタンドと支持関係で取り付けられた状態で工作物での切断作業を実行する間、固定位置に前記スタンドを保持するための足用凹部を有する前記スタンドをさらに備えることを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項4】
前記携帯型帯鋸の下部を実質的に取り囲むために上面に成形凹部を有し、前記携帯型帯鋸を前記スタンドと支持関係に取り付ける前記スタンドであって、前記成形凹部が前記携帯型帯鋸の前記下部に対して相補的な形状を有し、その中に前記携帯型帯鋸の前記下部を係合する前記スタンドをさらに備えることを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項5】
前記スタンドに取り付けられると共に、前記携帯型帯鋸を前記スタンドに対して支持関係に取り付けるために前記携帯型帯鋸に係合可能である解放可能なクランプであって、前記携帯型帯鋸を前記スタンドに対して固定位置保持するクランプをさらに備えることを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項6】
前記帯鋸の利用者に対して保護をもたらすために前記携帯型帯鋸に取り付けられた少なくとも1個のプーリに装着するために形成されたハウジングカバーをさらに備えることを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項7】
前記比較的に平らな工作物係合面を画成するために前記スタンドの頂部に接続されたプレートをさらに備えることを特徴とする請求項1記載の装置。
【請求項8】
重力に抗して前記携帯型帯鋸を保持するためのスタンドであって、該スタンドが比較的に平らな工作物係合面を有し、前記鋸刃が前記工作物係合面の平面を通って突出し、該工作物係合面は、前記工作物と接触すると共に、前記工作物が前記鋸刃を通って給送される間に前記工作物係合面を横切って可動であるための支持を与える、スタンドを備えることを特徴とする携帯型帯鋸支持体。
【請求項9】
前記携帯型帯鋸を操作するために前記スタンドに取り付けられたオン/オフスイッチであって、該オン/オフスイッチは、前記携帯型帯鋸が前記スタンドに支持関係で取り付けられるとき、前記携帯型帯鋸に係合されるためにプラグに接続され、該プラグは前記携帯型帯鋸のソケットに係合可能であり、該ソケットは、前記携帯型帯鋸のトリガを迂回してかつ前記スタンドに取り付けられた前記オン/オフスイッチを通って回路を作り出すために電気的に接続されている、オン/オフスイッチをさらに備えることを特徴とする請求項8記載の携帯型帯鋸支持体。
【請求項10】
前記携帯型帯鋸が前記スタンドと支持関係で取り付けられた状態で工作物での切断作業を実行する間、固定位置に前記スタンドを保持するための足用凹部を有する前記スタンドをさらに備えることを特徴とする請求項8記載の携帯型帯鋸支持体。
【請求項11】
前記携帯型帯鋸の下部を実質的に取り囲むために上面に成形凹部を有し、前記携帯型帯鋸を前記スタンドと支持関係に取り付ける前記スタンドであって、前記成形凹部が前記携帯型帯鋸の前記下部に対して相補的な形状を有し、その中に前記携帯型帯鋸の前記下部を係合する前記スタンドをさらに備えることを特徴とする請求項8記載の携帯型帯鋸支持体。
【請求項12】
前記スタンドに取り付けられると共に、前記携帯型帯鋸を前記スタンドに対して支持関係に取り付けるために前記携帯型帯鋸に係合可能である解放可能なクランプであって、前記携帯型帯鋸を前記スタンドに対して固定位置に保持するクランプをさらに備えることを特徴とする請求項8記載の携帯型帯鋸支持体。
【請求項13】
前記携帯型帯鋸に対して係合可能なガードであって、前記工作物に対して切断作業を実行するためののど部区域の外側に前記スタンドに対して露出した前記閉ループ鋸刃の一部を取り囲むガードをさらに備えることを特徴とする請求項8記載の携帯型帯鋸支持体。
【請求項14】
前記相対的に平らな工作物係合面を画成するために前記スタンドの頂部に接続された金属製プレートをさらに備えることを特徴とする請求項8記載の携帯型帯鋸支持体。
【請求項15】
鋸刃の少なくとも1個の縁部で実質的に連続的な切刃を有する閉ループ鋸刃を備え、工作物での切断作業を実行するために前記工作物に対して可動であるように手動で操作可能な携帯ハンドヘルド型電動操作帯鋸であって、前記鋸刃が、前記切断作業の間、前記閉ループによって画成された経路で可動である、携帯ハンドヘルド型電動操作帯鋸と、
重力に抗して前記携帯型帯鋸を保持するためのスタンドであって、該スタンドが比較的平らな工作物係合面を有し、前記鋸刃が前記工作物係合面の平面を通って突出し、該工作物係合面は、前記工作物と接触すると共に、前記工作物が前記鋸刃を通って給送される間に前記工作物係合面を横切って可動であるための支持を与える、スタンドと
を備えることを特徴とする鋸およびスタンドの組立体。
【請求項16】
前記携帯型帯鋸を操作するために前記スタンドに取り付けられたオン/オフスイッチであって、該オン/オフスイッチは、前記携帯型帯鋸が前記スタンドに支持関係で取り付けられるとき、前記携帯型帯鋸に係合されるためにプラグに接続され、該プラグは前記携帯型帯鋸のソケットに係合可能であり、該ソケットは、前記携帯型帯鋸のトリガを迂回してかつ前記スタンドに取り付けられた前記オン/オフスイッチを通って回路を作り出すために電気的に接続されている、オン/オフスイッチをさらに備えることを特徴とする請求項15記載の組立体。
【請求項17】
前記携帯型帯鋸が前記スタンドに支持関係で取り付けられる状態で工作物での切断作業を実行する間、固定位置に前記スタンドを保持するための足用凹部を有する前記スタンドをさらに備えることを特徴とする請求項15記載の組立体。
【請求項18】
前記携帯型帯鋸の下部を実質的に取り囲むために上面に成形凹部を有し、前記携帯型帯鋸を前記スタンドと支持関係に取り付ける前記スタンドであって、前記成形凹部が前記携帯型帯鋸の前記下部に対して相補的な形状を有し、その中に前記携帯型帯鋸の前記下部を係合する前記スタンドをさらに備えることを特徴とする請求項15記載の組立体。
【請求項19】
前記スタンドに取り付けられると共に、前記携帯型帯鋸を前記スタンドに対して支持関係に取り付けるために前記携帯型帯鋸に係合可能である解放可能なクランプであって、前記携帯型帯鋸を前記スタンドに対して固定位置に保持するクランプをさらに備えることを特徴とする請求項15記載の組立体。
【請求項20】
前記携帯型帯鋸の上部に対して係合可能であり、前記スタンド上に延びる前記閉ループ鋸刃の一部を取り囲むガードをさらに備えることを特徴とする請求項15記載の組立体。
【請求項21】
前記比較的平らな工作物係合面を画成するために前記スタンドの頂部に接続される金属製プレートをさらに備えることを特徴とする請求項15記載の組立体。
【請求項22】
スタンドの中に携帯型帯鋸を取り付けるための方法であって、
工作物に対して可動であるように手動によって操作可能な携帯ハンドヘルド型電動操作帯鋸を準備する工程であって、前記帯鋸が前記鋸刃の少なくとも1つの縁部で実質的に連続的な切刃を有し、前記鋸刃が、前記切断作業の間、前記閉ループによって画成された経路の中で可動である工程と、
比較的平らな工作物係合面を有するスタンドを準備する工程であって、前記鋸刃が前記工作物係合面の平面を通って突出し、該工作物係合面は、前記工作物と接触すると共に、前記工作物が前記鋸刃を通って給送される間に前記工作物係合面を横切って可動であるための支持を与える工程と、
前記携帯型帯鋸が、前記スタンドの中に形成され相補的に成形された凹部の内側に配置された状態で前記スタンドに対して支持関係の中に前記携帯型帯鋸を挿入する工程と
を含むことを特徴とする方法。
【請求項23】
前記携帯型鋸を前記相補的に形成された凹部に挿入した後、前記スタンドに対して固定位置に前記携帯型帯鋸をクランプする工程をさらに含むことを特徴とする請求項22記載の方法。
【請求項24】
前記スタンド上を延びる前記閉ループ鋸刃の一部をガードで取り囲む工程であって、前記ガードが前記帯鋸の利用者に対して保護をもたらすために前記携帯型帯鋸に取り付けられた少なくとも1個のプーリに装着するために形成されている、工程をさらに含むことを特徴とする請求項22記載の方法。
【請求項25】
前記携帯型帯鋸が前記スタンドと支持関係で取り付けられるとき、前記携帯型帯鋸に係合されたプラグに接続されたオン/オフスイッチで前記帯鋸を操作する工程であって、前記プラグが、前記携帯型帯鋸のソケットに係合され、前記スタンドに取り付けられた前記オン/オフスイッチを通って回路を作り出す間、前記携帯型帯鋸のトリガを無力にするために電気的に接続される、工程をさらに含むことを特徴とする請求項22記載の方法。
【請求項26】
閉ループ鋸刃で前記工作物での切断作業を実行する工程をさらに含むことを特徴とする請求項22記載の方法。
【請求項27】
工作物での前記切断作業を実行する間、前記利用者の足が前記スタンドの中で形成された足用凹部の内側に配置された状態で固定位置に前記スタンドを保持する工程をさらに含むことを特徴とする請求項22記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2009−515712(P2009−515712A)
【公表日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−540185(P2008−540185)
【出願日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際出願番号】PCT/US2006/043616
【国際公開番号】WO2007/120200
【国際公開日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【出願人】(308042506)スタウト ツール コーポレーション (1)
【氏名又は名称原語表記】STOUT TOOL CORP
【Fターム(参考)】