説明

ハンドル付きカートン

パッケージは複数の物品を保持するためのものである。パッケージは、少なくとも部分的にパッケージの内側の周りに延在するパネルを有する。パネルは、トップパネルと、トップパネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも1つのサイドパネルとを備える。少なくとも1つの開口部は、物品の1つの少なくとも一部を少なくとも部分的に受け入れるようにトップパネルにある。ハンドル開口部はトップパネルにある。ハンドルは、第1のハンドル部分及び第2のハンドル部分を備える。少なくとも第1のハンドル部分は、パッケージを把持して運搬するのに用いられるようにハンドル開口部に対して位置決めされ、少なくとも第2のハンドル部分は、トップパネルの内側表面と少なくとも部分的に接触する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示内容は、包括的には、容器を保持して運搬するためのパッケージ又はカートンに関する。
【背景技術】
【0002】
本願は、2008年4月8日付けで出願された米国仮特許出願第61/043,241号の優先権を主張する。上記に述べた仮特許出願の全ての内容は、全ての目的でここに参照されることで援用される。
【発明の概要】
【0003】
通常、本開示内容の一つの態様は、概して、複数の物品を保持するパッケージに関する。パッケージは、少なくとも部分的にパッケージの内側の周りに延在するパネルを有する。パネルは、トップパネル、及び該トップパネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも1つのサイドパネルを備える。少なくとも1つの開口部は、物品の1つの少なくとも一部を少なくとも部分的に受け入れるようにトップパネルにある。ハンドル開口部は、トップパネルにある。ハンドルは、第1のハンドル部分及び第2のハンドル部分を備える。少なくとも第1のハンドル部分は、パッケージを把持して運搬するのに用いられるようにハンドル開口部に対して位置決めされ、少なくとも第2のハンドル部分は、トップパネルの内側表面と少なくとも部分的に接触する。
【0004】
別の態様では、本開示内容は、概して、複数の物品を保持するパッケージを形成するためのブランクに関する。ブランクは、第1のブランク及び第2のブランクを備える。第1のブランクは、パッケージを形成するためのものであり、トップパネル、及び該トップパネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも1つのサイドパネル、物品の1つの少なくとも一部を少なくとも部分的に受け入れるトップパネルの少なくとも1つの開口部、並びに該トップパネルのハンドル開口部を備える。第2のブランクは、ハンドルを形成するためのものであり、パッケージを把持して運搬するのに用いられるようにハンドル開口部に対して位置決めされるようになっている第1のハンドル部分、及びトップパネルの内側表面と少なくとも部分的に接触するようになっている第2のハンドル部分を備える。第1のハンドル部分は、ハンドル孔部を有する少なくとも1つのハンドルパネルを含み、第2のハンドル部分は、少なくとも1つのハンドルパネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも1つの下側ハンドルパネルを含む。
【0005】
別の態様では、本開示内容は、概して、複数の物品を収容するパッケージを形成するパッケージブランクに関する。パッケージブランクは、トップパネルと、該トップパネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも1つのサイドパネルと、物品の1つの少なくとも一部を少なくとも部分的に受け入れるトップパネルの少なくとも1つの開口部とを備える。パッケージブランクは、ハンドルと協働する細長いハンドル開口部をさらに備え、ハンドルは、該ブランクから形成されるパッケージを把持して運搬するのに用いられるようにハンドル開口部に対して位置決めされる。ハンドルは、ハンドル開口部を通ってトップパネルから上方に延在する。
【0006】
別の態様では、本開示内容は、概して、複数の物品を保持するパッケージのトップパネルのハンドル開口部に対して位置決めされるハンドルを形成するためのハンドルブランクに関する。ハンドルブランクは、第1のハンドル部分及び第2のハンドル部分を含む。第1のハンドル部分は、ハンドル孔部を有する少なくとも1つのハンドルパネルを含む。少なくとも1つのハンドルパネルは、パッケージを把持して運搬するのに用いられる該ハンドル開口部に対して位置決めされるようになっている。第2のハンドル部分は、トップパネルの内側表面と少なくとも部分的に接触するようになっている。第2のハンドルパネルは、少なくとも1つのハンドルパネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも1つの下側ハンドルパネルを備える。
【0007】
別の態様では、本開示内容は、概して、複数の物品を保持するパッケージを形成する方法に関する。本方法は、パッケージブランクを得ることを含む。パッケージブランクは、トップパネル、該トップパネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも1つのサイドパネル、物品の1つの少なくとも一部を少なくとも部分的に受け入れるトップパネルの少なくとも1つの開口部、及びトップパネルの細長いハンドル開口部を備える。本方法は、該ブランクに対して複数の物品を位置決めすること、及び該ブランクに対してハンドルを位置決めすることをさらに含み、ハンドルは第1のハンドル部分及び第2のハンドル部分を備える。ハンドルを位置決めすることは、パッケージを把持して運搬するのに用いられるようにハンドル開口部に対して第1のハンドル部分の位置決めをすること、及びトップパネルの内側表面と少なくとも部分的に接触するように第2のハンドル部分の位置決めをすることをも含む。
【0008】
当業者は、添付図面を参照して実施形態の以下の詳細な説明を読むことによって、上記の利点並びに他の利点、及び多様な追加の実施形態の利点を理解するであろう。
【0009】
一般的慣行に従い、以下で説明する図面の多様な機能は、必ずしも一定の縮尺比で描かれているとは限らない。図面における多様な機能及び要素の寸法は、本開示内容の実施形態をより明確に示すために拡大又は縮小されている場合がある。対応する部分は、図面を通して対応する参照符号によって示されている。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本開示内容の第1の実施形態によるパッケージの形成に用いられるパッケージブランクの平面図である。
【図2】第1の実施形態のパッケージの形成に用いられるハンドルブランクの平面図である。
【図3】部分的に組み立てられている第1の実施形態のパッケージの端面斜視図である。
【図4】部分的に組み立てられている第1の実施形態のパッケージの側面斜視図である。
【図5】第1の実施形態の組み立て済みのパッケージの端面斜視図である。
【図6】本開示内容の第2の実施形態によるパッケージの形成に用いられるパッケージブランクの外側表面の平面図である。
【図7】第2の実施形態のパッケージの形成に用いられるハンドルの上面図である。
【図8】第2の実施形態のパッケージになるように部分的に組み立てられた図6のパッケージブランク及び図7のハンドルの内側表面の平面図である。
【図9】部分的に組み立てられた第2の実施形態のパッケージの上面図である。
【図10】第2の実施形態のパッケージの側面斜視図である。
【図11】第3の実施形態のパッケージの形成に用いられるパッケージブランクの外側表面の平面図である。
【図12】第3の実施形態のパッケージになるように部分的に組み立てられた図11のパッケージブランク及びハンドルの内側表面の平面図である。
【図13】第3の実施形態のパッケージの側面斜視図である。
【図14】ハンドルがパッケージの運搬に向けて位置決めされている第3の実施形態のパッケージの側面斜視図である。
【図15】第4の実施形態によるパッケージの形成に用いられるパッケージブランクの外側表面の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本開示内容は、包括的に、ジャー、ボトル、缶等のような容器を保持して陳列するための構造物、スリーブ、カートン等、又はパッケージに関する。当該容器は、例えば、食品及び飲料製品を包装するために用いられ得る。容器は、特定の食料品又は飲料品を包装するのに適した組成の材料から作ることが可能であり、当該材料には、PET、LDPE、LLDPE、HDPE、PP、PS、PVC、EVOH、及びナイロン等のプラスチック等、アルミニウム及び/又は他の金属、ガラス、又はそれらの任意の組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0012】
本発明によるパッケージは、多数の異なる形状の容器の包装を可能にしている。本開示内容の範囲を限定することを目的とせず、説明することを目的として、以下の詳細な説明では、パッケージの実施形態の中に少なくとも部分的に配置される飲料容器(例えば、プラスチック容器)について説明する。本明細書において、「下側」、「ボトム」、「上側」、及び「トップ」という用語は、完全に組み立てられたパッケージに関して決定される向きを示す。
【0013】
本実施形態は、容器に取り付け、容器を収容するためのカートン又はパッケージに係る。第1の実施形態のパッケージ又はキャリア150が、図5に組み立てられた状態で示されており、図中では3本の容器を2列の状態に配置された容器Cに取り付けられている。図示された実施形態では、容器Cは、フランジ部F、上側頸部N、及びキャップCPを概して備えるトップ部Tを有する飲料容器として図示されているが、本開示内容から逸脱することなく、他の寸法、形状、及び構成の容器がパッケージ150に保持されてもよい。容器Cの上側頸部Nは、パッケージ150の各開口部65に受け入れられ、そしてここでさらに説明される保持機能部によってパッケージ内で保持される。容器Cは、本開示内容から逸脱することなく、2×3以外の配置(例えば、2×4、1×3、1×4等)で配置されてもよい。他の容器タイプ、寸法、及び/又は形状、並びに他の物品を、本開示内容に従って構成されるカートンに収容することもできる。
【0014】
一つの実施形態では、パッケージ150は、パッケージを把持して運搬するためのハンドル7(図5)を含む。ハンドル7は、ここでさらに説明するような強化機能部を含む多様な機能部を含む。
【0015】
図1は、本開示内容の第1の実施形態によるパッケージ150(図5に示す)の形成に用いられるパッケージブランク5の外側表面3の平面図である。パッケージブランクは、長手方向軸線L1及び横方向軸線L2を有する。パッケージブランク5がハンドルブランク105(図2に示す)と組み合わせられて、パッケージ又はキャリア150が形成される。パッケージ150は、容器Cへの取り付け用の保持機能部を有する。図1に示すように、パッケージブランク5は、長手方向中心線C及び横断方向中心線Cに関して少なくとも部分的に対称であり得る。したがって、ブランク5の全体的及び/又は部分的な長手方向対称性及び横断方向対称性を反映するために、図中の特定の要素は同様又は同一の参照符号を有する。
【0016】
図1を参照すると、パッケージブランク5は、長手方向折り線14で上側サイドパネル12に各側部が折り曲げ可能に接続された、概して、矩形のトップパネル10と、長手方向折り線24で各上側サイドパネル12に接続された下側サイドパネル20とを備える。上側端部パネル32が、横断方向折り線31でトップパネル10の各端部に折り曲げ可能に接続され、中間端部パネル36が、横断方向折り線34で各上側端部パネル32に折り曲げ可能に接続される。
【0017】
端部ウェブ40が、パッケージブランク5の各端部に位置付けられる。各端部ウェブ40は、斜めの切れ目42によって隣接する下側サイドパネル20から分離され且つ斜めの折り線44で隣接する上側サイドパネル12に折り曲げ可能に接続されたコネクタパネル41を含む。各端部ウェブ40は、横方向折り線52でコネクタパネル41の1つに端部のそれぞれが折り曲げ可能に接続されたラップアラウンド下側パネル50をさらに含む。一対の孔部56が、ブランク5の各端部から切り取られ、端部パネル32、36の各側部に1つずつ配置される。各端部ウェブ40は、横方向折り線54で隣接する中間端部パネル36にも接続される。複数の長手方向スコア58が、各ラップアラウンド下側パネル50に延在し得る。
【0018】
トップパネル10のハンドル受入機能部80が、細長いハンドル開口部88の両側に、長手方向折り線84でトップパネル10の中央部分に折り曲げ可能に接続された対向するトップフラップ82を備える。J型の切れ目92が、各トップフラップ82の各端部でトップパネル10に形成されて、折り線84に関するフラップの屈曲又は枢動を可能にし得る。複数の物品受入開口部65が、トップパネル10に形成されて、ハンドル受入機能部80の周りに分配される。一つの実施形態では、トップパネル10は、各ハンドル受入開口部65においてトップパネルに折り曲げ可能に接続された4つの保持フラップを含む。物品受入開口部65は、保持フラップ67が折り上げられて各物品受入開口部に挿入されたそれぞれの容器Cの頸部Nに係合すると形成される。一つの実施形態では、保持フラップ67は、2008年11月14日付けで出願されて共に譲渡された米国特許出願第12/271,253号に示されるレセプタクル12を形成する保持フラップ22、24と概して同様のものとすることができ、該出願は、全ての内容が全ての目的でここに参照されることで援用される。保持フラップ67は、本開示内容の範囲から逸脱することなく、他の形状、配置、構成であってもよく、かつ/又は省かれてもよい。
【0019】
図示された実施形態では、折り線44は例えばクリース線、折り線14、24、31、34、52、84は例えば切れ目入りクリース(cut-crease)線であり得る。破断線58は、切れ目入り離間線(cut-space lines)又は一連の離間したスコア線であり得る。切れ目42は、例えば、一続きの100%切れ目、刻み目によって中断される切れ目、又は裂け目可能なスコア線を備える、破断する裂け目可能線であり得る。
【0020】
図2は、パッケージブランク5と共に用いられてパッケージ150(図5及び図6)を形成するハンドルブランク105を示している。ハンドルブランク105は、パッケージ150のハンドル7になるように形成される。ハンドルブランク105は、横断方向折り線112で互いに折り曲げ可能に接続された一対のハンドルパネル110、横断方向折り線122で各ハンドルパネル110に折り曲げ可能に接続された下側ハンドルパネル120、及び断続的な横断方向折り線128で各下側ハンドルパネル120に折り曲げ可能に接続された端部フラップ126を含む。タックインパネル130が、斜めの折り線132で各ハンドルパネル110の各端部に接続され得る。ハンドルブランク105の各端部のタックインパネル130は、折り線112で互いに折り曲げ可能に接続され得る。ハンドル孔部140が、各上側ハンドルパネル110に形成される。物品受入孔部145が、各下側ハンドルパネル120に形成される。図示された実施形態では、折り線112、122、128、132は、例えば切れ目入りクリース線であり得る。
【0021】
図1〜図5を参照して、ブランク5及び105からパッケージ150を組み立ててパッケージを容器に取り付ける例示的な方法を後述する。
【0022】
図1〜図3を参照すると、ハンドルブランク105のタックインパネル130が、それぞれのハンドルパネル110と向かい合わせに接触するように斜め折り線132で内方に折り込まれる。ハンドルブランク105は、対向するハンドルパネル110の内側が互いに隣接して向かい合わせになるように横断方向折り線112に関して折り曲げられる。ハンドルパネル110は、互いに離間していてもよく、又は互いに向かい合わせに接触させられてもよい。
【0023】
図3及び図4を参照すると、2×3配置の容器Cが提供されている。続いて、折り曲げられたハンドルブランク105が、図3にC1及びC3として示されている2つの中央容器のトップ部Tの上に押し下げられることにより、中央容器のトップ部Tが、ハンドルブランク105の下側ハンドルパネル120の物品受入孔部145に押し通される。パッケージブランク5は、容器Cの配置及びハンドルブランク105の上に押し下げられる。ハンドルブランク105の対向するハンドルパネル110は、パッケージブランク5のハンドル開口部88に押し通される。同時に、容器Cのトップ部Tが、パッケージブランク5の物品受入孔部65に押し通される。一つの実施形態では、下側ハンドルパネル120は、パッケージブランクのトップパネル10の内側表面と向かい合わせに接触する。ハンドルパネル110は、ハンドル開口部88に挿入されると互いに向かい合わせに接触するようになり得る。ハンドルパネル110は、互いに接着されてもよく、又は接着剤無しのままであってもよい。また、下側ハンドルパネル120は、トップパネル10に接着されてもよく、又は接着剤無しのままであってもよい。
【0024】
第1の実施形態では、ハンドル7は、第1のハンドル部分(例えば、ハンドルパネル110の少なくとも一方)及び第2のハンドル部分(例えば、下側ハンドルパネル120の少なくとも一方)を備え、第1のハンドル部分は、トップパネル10のハンドル開口部88に挿入され、第2のハンドル部分は、トップパネルの内側表面と少なくとも部分的に接触する。
【0025】
図3〜図5を参照すると、端部ウェブ40は、2×3配置の端部にある容器Cの側部に当接して巻き付くように折り下げられる。ラップアラウンド下側パネル50は、端部容器Cの側部の周りに押し付けられ、すなわち巻き付けられ、スコア58がこの巻き付けを行いやすくする。パッケージブランク5の各端部の下側サイドパネル20が続いて折り下げられて、ラップアラウンド下側パネル50に接着される。一つの実施形態では、ラップアラウンドパネル50は、パッケージ150の各コーナで容器Cの形状に対応するように曲げられる。
【0026】
図5は、容器Cに固定されたパッケージブランク5及びハンドルブランク105から形成されたパッケージ150を示している。図5に示すように、パッケージ150は、トップパネル10から上方に延在するハンドル7を把持して運搬することができる。
【0027】
図6は、本開示内容の第2の実施形態によるパッケージ350(図10に示す)の形成に用いられるパッケージブランク205の外側表面203の平面図である。パッケージブランク205がハンドル305(図7)と組み合わせられて、パッケージ350が形成される。パッケージ350及び取り付けられた容器Cは、図10に示されている。図6に示すように、パッケージブランク205は、長手方向中心線C及び横断中心線Cに関して少なくとも部分的に対称であり得る。したがって、ブランク205の全体的及び/又は部分的な長手方向対称性及び横断方向対称性を反映するために、図中の特定の要素は同様又は同一の参照符号を有する。さらに、第2の実施形態のパッケージブランク205は、第1の実施形態のパッケージブランク5と、概して、同様であり、同じか又は同様の機能には同じか又は同様の参照符号が付けられている。
【0028】
図6を参照すると、パッケージブランク205は、横方向折り線214で上側端部パネル212に各端部が折り曲げ可能に接続されたトップパネル210と、横方向折り線224で各上側端部パネル212に接続された下側端部パネル220とを備える。上側サイドパネル232が、長手方向折り線231でトップパネル210の各側部に折り曲げ可能に接続され、中間サイドパネル236が、長手方向折り線234で各上側サイドパネル232に折り曲げ可能に接続される。
【0029】
サイドウェブ240が、パッケージブランク205の各側部に位置付けられる。各サイドウェブ240は、斜めの切れ目242によって隣接する下側端部パネル220から分離されかつ斜めの折り線244で隣接する上側サイドパネル212に折り曲げ可能に接続されたコネクタパネル241を含む。各サイドウェブ240は、長手方向折り線252でコネクタパネル241の1つに端部のそれぞれが折り曲げ可能に接続されたラップアラウンド下側パネル250をさらに含む。一対の孔部256が、サイドパネル232、236の各端部に1つずつ、ブランク205の各側から切り取られる。各サイドウェブ240は、長手方向折り線254で隣接する中間サイドパネル236にも接続される。複数の横方向スコア258が、各サイドウェブ240に延在し得る。
【0030】
トップパネル210のハンドル受入機能部280が、トップパネル210の中央から切り取られた細長いハンドル開口部288を備える。複数の物品受入孔部265が、トップパネル210に形成されてハンドル受入機能部280の周りに分配されている。トップパネル210は、トップパネルに折り曲げ可能に接続されて開口部265に隣接する物品保持フラップ267を含む。フラップ267は、先の実施形態のフラップ67と同様であり、容器Cを同様の方法で保持する。ハンドル開口部288の周りには、周囲部292が画成されており、例えば折り線又はクリース等の連続的又は実質的に連続的な破断線を含み得る。ハンドル受入機能部280の周囲部292は、ハンドル305がハンドル開口部に挿入される時にハンドル開口部288に隣接するトップパネルの部分が上方に曲がることを可能にする。
【0031】
図7は、パッケージブランク205と共に用いられてカートン350を形成するハンドル305を示している。一つの実施形態では、ハンドル305は、「ウィルトンハンドル(Wilton Handle)」として一般に知られている構成を有する予め組み立てられたハンドルであり得る。ハンドル305は、ベース320及びベースに取り付けられるハンドルストラップ330を含む。例示的な実施形態では、ベース320は、長さ

インチであり、厚紙又は他の適当な材料でできている。一実施形態では、ハンドルストラップ330は、幅

インチであり、各端部がベース320に取り付けられる。ハンドルストラップ330は、ブランク205のハンドル開口部288を通るようなサイズであり得る。ベース320は、ハンドル受入孔部288よりも大きな平面積を有し得る。
【0032】
第2の実施形態のパッケージ350では、ハンドル305は、第1のハンドル部分(例えば、ハンドルストラップ320)及び第2のハンドル部分(例えば、ベース320)を備え、第1のハンドル部分は、トップパネル210のハンドル開口部288に挿入され、第2のハンドル部分は、トップパネルの内側表面と少なくとも部分的に接触する。
【0033】
図6〜図10を参照して、ブランク205及びハンドル305からパッケージ350を組み立てて容器Cをパッケージ350に取り付ける例示的な方法を後述する。
【0034】
図8を参照すると、ハンドル305が、パッケージブランク205の内側表面の上に置かれ、ハンドルストラップ330がハンドル開口部288で位置を占めるようにトップパネル210の内側表面に位置決めされる。ハンドル305のベース320は、トップパネル210の内側表面の一部と対面接触し、トップパネルに接着され得る。図9は、ハンドルストラップ330がハンドル開口部288を貫通しているブランク205の外側表面203の上面図である。図10は、先の実施形態のパッケージ150と同様の方法でさらに形成された第2の実施形態のパッケージ350を示している。また、容器Cは、先の実施形態と同様の方法でトップパネル210の容器受入開口部265に受け入れられてパッケージ350内に保持される。
【0035】
図10を参照すると、2×3配置の容器Cが提供されている。パッケージブランク205は、容器Cの配置の上に押し下げられる。容器Cのトップ部Tは、パッケージブランク205の対応する物品受入孔部265に押し通される。サイドウェブ240は、容器Cの側部の周りに当接して巻き付くように折り下げられる。特に、ラップアラウンド下側パネル250は、容器Cの側部の周りに押し付けられ、スコア258がこの巻き付けを行いやすくする。下側端部パネル220が、続いて折り下げられてラップアラウンド下側パネル250に接着される。ブランク205及びハンドル305から形成されたパッケージ350は、こうして容器Cに固定される。
【0036】
ハンドル片302のベース320は十分に大きくされ得ることで、パッケージブランク205のトップパネル210に糊付けされる必要がない。例えば、一つの実施形態では、ベース320は、パッケージブランク205のトップパネル210と実質的に同じ大きさで、容器のトップ部Tを受け入れるためにベース320に孔部を備え得る。パッケージを組み立てるためには、容器Cのトップ部Tがハンドルのベースの孔部を貫通するように、ハンドルをトップ部に押し当てる。上述のように、パッケージブランク205を容器のトップ部Tの上に押し付けることで、パッケージブランク205が容器Cの配置の上のハンドル片に重なる。続いて、パッケージブランク205のサイドウェブ240及びパネル250、220を、図10に示す構成を得るように折り曲げて糊付けすることができる。
【0037】
図11は、本開示内容の第3の実施形態によるパッケージ550(図13)の形成に用いられるパッケージブランク405の外側表面403の平面図である。パッケージブランク550は、容器Cが取り付けられたパッケージ550を形成するようにハンドル505と協働する。図11に示すように、ブランク405は、長手方向中心線C及び横断方向中心線Cに関して少なくとも部分的に対称であり得る。したがって、ブランク405の全体的及び/又は部分的な長手方向対称性及び横断方向対称性を反映するために、図中の特定の要素は同様又は同一の参照符号を有する。さらに、第3の実施形態のパッケージブランク405は、第1の実施形態のパッケージブランク5及び第2の実施形態のパッケージブランク205と、概して、同様であり、同じか又は同様の機能には同じか又は同様の参照符号が付けられている。
【0038】
図11を参照すると、ブランク405は、横方向折り線414で各端部に2つずつある4つの上側端部パネル412に折り曲げ可能に接続されたトップパネル410と、横方向折り線424でブランクの各端部にある上側端部パネル412の対に接続された下側端部パネル420とを備える。上側サイドパネル432が、長手方向折り線431でトップパネル410の各側部に折り曲げ可能に接続され、中間サイドパネル436が、長手方向折り線434で各上側サイドパネル432に折り曲げ可能に接続される。ブランク405は、上側端部パネル412間に開口部435を含む。上側端部パネル412及び下側端部パネル420のそれぞれが、開口部435から下側端部パネル420まで延在するそれぞれのJ型の切れ目439によって画成される端部ハンドルフラップ437を有する。
【0039】
サイドウェブ440が、ブランク405の各側部に位置付けられる。各サイドウェブ440は、斜めの切れ目442によって隣接する下側端部パネル420から分離され、且つ斜めの折り線444で隣接する上側端部パネル412に折り曲げ可能に接続されたコネクタパネル441を備える。各サイドウェブ440は、長手方向折り線452でコネクタパネル441の1つに端部のそれぞれが折り曲げ可能に接続されたラップアラウンド下側パネル450をさらに備える。一対の孔部456が、サイドパネル432、436の各端部に1つずつ、ブランク405の各側から切り取られる。各サイドウェブ440は、長手方向折り線454で隣接する中間サイドパネル436にも接続される。複数の横スコア458が、各サイドウェブ440に延在し得る。
【0040】
トップパネル410のハンドル機能部480が、トップパネル410から切り取られて裂け目可能な周囲部又は引き裂き線488によって画成される細長いハンドルパネル484を備える。ハンドルパネル484がトップパネル410から分離又は取り除かれると、トップパネルにハンドル開口部489(図14)ができる。複数の物品受入孔部465が、トップパネル410に形成されてハンドル受入機能部480の周りに分配している。トップパネル410は、トップパネルに折り曲げ可能に接続されて、開口部465に隣接する物品保持フラップ467を含む。フラップ467は、先の実施形態のフラップ67、267と同様であり、容器Cを同様の方法で保持する。細長いハンドル強化層505(図12に示す)が、ブランク405の裏側に接着される。
【0041】
図12は、ブランク405の内側表面404及びハンドル強化層505を示している。ハンドル強化層505は、例えば、ブランク405の裏側に接着される細長い材料ストリップであり得る。強化層505は、トップパネル410の場所510を除き、強化層505の実質的に全域に沿ってブランク405の裏側に接着され得る。図示された実施形態では、場所510は、ハンドルパネル484の端部、及びトップパネル410と端部ハンドルフラップ437との間の開口部435に、概して、隣接する。一つの実施形態では、ハンドル強化層505は、ハンドルパネル484と向かい合わせに接触する中央部分509を有する。中央部分509は、ハンドルパネル484に接着されても接着されなくてもよい。ハンドル強化層505は、中央部分509に隣接し、且つトップパネル410の場所510と向かい合わせに接触する非接着部分511を含む。ハンドル強化層504は、強化層のそれぞれの端部に非接着部分511に隣接して端部分513を有する。強化層505の非接着部分511は、パッケージ550の持ち上げ時にカートン550のハンドルが延びることを可能にする。図示された実施形態では、端部分513は、ブランク405の端部パネル420、412の端部ハンドルフラップ437に向かい合わせに接触して接着される。代替的に、端部分513は、端部ハンドルフラップ437に接着されなくてもよい。ハンドル強化層505は、例えば、プラスチック若しくは複合フィラメントテープ、又はフィラメント強化材を含む紙テープであり得る。
【0042】
カートン550は、図6〜図10に関して上述したカートン350又は図1〜図5に関して上述したようなカートン150を組み立てる方法と同様の方法でブランク405から組み立てされ得る。
【0043】
第3の実施形態のパッケージ450では、ハンドル405は、第1のハンドル部分(例えば、ハンドル強化層505の中央部分509)及び第2のハンドル部分(例えば、非接着部分511)を備え、第1のハンドル部分は、トップパネル410のハンドル開口部489に挿入され、第2のハンドル部分は、トップパネルの内側表面と少なくとも部分的に接触する。
【0044】
図15は、本開示内容の第4の実施形態によるパッケージ(図示せず)の形成に用いられるブランク605の外側表面603を示している。ブランク650は、トップパネル410のフラップ467が異なるサイズであることを除き、先の実施形態のブランク405と同一である。第4の実施形態では、フラップ467は、容器Cの挿入及びトップパネルに対するフラップの折り上げの前にフラップ間により大きな開口部469を提供するようなサイズである。したがって、先の実施形態と同じか又は同様の機能には、ブランクの第4の実施形態において同じか又は同様の参照符号が設けられている。
【0045】
図14は、試験装置Lによるハンドル407の動作を示している。試験装置Lは、ハンドル強化層505及びハンドルパネル484を裏側から持ち上げる。最初に持ち上げると、トップパネル410の引き裂き線488が破断して、ハンドルパネル484がトップパネル410及びトップパネルの開口部489から分離部される。ハンドル強化層505の中央部分509は、ハンドルパネル484の裏側に接着することができ、ハンドル強化層505の端部分513は、ハンドル端部フラップ437に接着することができる。これにより、パッケージ550の持ち上げ負荷をハンドル強化層505が受けて、ハンドル端部フラップ437を介して下側端部パネル420に伝える。ハンドル強化層505に力が加わると、ハンドルパネル484はトップパネル410から分離され、ハンドル強化層505は開口部489を通って上方に延在することができるようになる。
【0046】
図示された実施形態のパッケージ150、350、550は、他の機構によって持ち上げられ把持されるように他の配置及び位置決めであってもよい。さらに、パッケージ150、350、550は、本開示内容から逸脱することなく、他の機能部(例えば、ディスペンサ機能部、強化機能部等)を有していてもよい。
【0047】
本開示内容によるブランクは、例えば、コート紙の厚紙及び同様の材料から形成することができる。例えば、ブランクの内側表面及び/又は外側表面をクレーコートでコーティングすることができる。続いて、クレーコート上に製品、広告、価格コード、及び他の情報又は画像を印刷してもよい。続いて、ブランクに印刷されている情報を保護するために、ブランクをワニスでコーティングすることもできる。ブランクの片面又は両面を、例えば防湿層でコーティングしてもよい。上述の実施形態に応じて、ブランクは、通常の紙よりも重く硬質であるような厚さの厚紙で作成してもよい。ブランクは、ボール紙、硬化紙等の他の材料、又はカートンが少なくとも、概して、ここで記載された機能ができるようにするのに適した特徴を有する任意の他の材料で作成することもできる。ブランクは、選択されたパネル又はパネルセクションに1つ又は複数のシート状材料を積層又はコーティングすることもできる。
【0048】
本開示内容の上述の実施形態によれば、折り線は、それに沿った折り曲げを容易にする、必ずしも直線状ではないが実質的に線状の任意の弱化形態であり得る。本開示内容の範囲を狭めるためではないが、より具体的には、折り線は、所望の弱化形態線に沿って材料に圧潰部分を作る鈍いスコアリングナイフ等で形成される線等のスコア線、所望の弱化形態線に沿って材料に部分的に入れ込んだ切れ目、及び/又は所望の弱化形態線に沿って材料に部分的に及び/又は完全に貫通する一連の切れ目、並びにこれらの機能の多様な組み合わせを含む。
【0049】
一例として、引き裂き線は、所望の弱化形態線に沿って材料に部分的に入れ込んだスリット、及び/又は所望の弱化形態線に沿って材料に部分的に及び/又は完全に貫通する一連の離間したスリット、又はこれらの機能の多様な組み合わせを含み得る。より具体的な例としては、1つのタイプの引き裂き線は、引き裂き線を挟んで材料を通常は一時的に接続するためにニック(例えば、材料の小さないくらか橋で結んでいるような部分)が間に画成されるように隣接するスリットをわずかに離間させた、材料を貫通する一連の離間したスリットの形態である。ニックは、引き裂き時に引き裂き線に沿って破壊される。ニックは典型的に、引き裂き線において比較的わずかな割合を占めるものであり、代替的に、引き裂き線が連続した切れ目線であるように、ニックが引き裂き線から省かれたり、又は引き裂き線上で引き裂かれたりしてもよい。すなわち、引き裂き線のそれぞれを連続したスリット等で置き換えることは、本開示内容の範囲内にある。例えば、本開示内容から逸脱することなく、切れ目は、連続したスリットであってもよく、又はスリットよりも幅広であってもよい。
【0050】
上記実施形態は、カートンの実施形態を組み立てる間に糊によって互いに接着される1つ又は複数のパネルを有するものとして説明されてもよい。「糊」という用語は、カートンパネルを所定位置に固定するのに一般的に用いられる全ての態様の接着剤を包含することが意図される。
【0051】
本開示内容の上記説明は、多様な例示的な実施形態を例示し、及び説明するものである。特許請求の範囲の精神及び範囲から逸脱することなく、多様な追加、変更、変形、その他が当該例示的な実施形態に対しなされることができる。上記説明に含まれるか又は添付図面に示されているすべての事項は、例示目的であって、限定的な意味ではないと解釈されることが意図される。さらに、本開示内容は、本開示内容の選択された実施形態のみを例示し、説明しているが、本開示内容は、その他の多様な組み合わせ、変更、及び状況で用いることができ、本明細書で述べられているような発明精神の範囲内で変形又は変更を行うことができ、上記教示に相応し、及び/又は関連技術分野の技術若しくは知識内にある。さらに、各実施形態の特定の機能及び特徴を、選択的に置き換えて、本開示内容の他の説明された実施形態又は説明されていない実施形態に適用することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の物品を保持するパッケージであって、該パッケージは、
少なくとも部分的に該パッケージの内側の周りに延在するパネルであって、該パネルは、トップパネルと、該トップパネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも1つのサイドパネルとを含む、パネルと、
該物品の1つの少なくとも一部を少なくとも部分的に受け入れる該トップパネルの少なくとも1つの開口部と、
該トップパネルのハンドル開口部と、
第1のハンドル部分及び第2のハンドル部分を備えるハンドルであって、少なくとも該第1のハンドル部分は、該パッケージを把持して運搬するのに用いられるように該ハンドル開口部に対して位置決めされ、少なくとも該第2のハンドル部分は、該トップパネルの内側表面と少なくとも部分的に接触する、ハンドルと、
を備える、複数の物品を保持するパッケージ。
【請求項2】
該第1のハンドル部分は、該ハンドル開口部に挿入されて該トップパネルから上方に延在する、請求項1に記載のパッケージ。
【請求項3】
該トップパネルは、該ハンドル開口部に隣接するフラップを備える、請求項1に記載のパッケージ。
【請求項4】
該第1のハンドル部分は、ハンドル孔部を有する少なくとも1つのハンドルパネルを備える、請求項1に記載のパッケージ。
【請求項5】
該第2のハンドル部分は、該少なくとも1つのハンドルパネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも1つの下側ハンドルパネルを備え、該少なくとも1つの下側ハンドルパネルは、物品を少なくとも部分的に受け入れる孔部を備える、請求項4に記載のパッケージ。
【請求項6】
該少なくとも1つのハンドルパネルは、互いに折り曲げ可能に接続され、ほぼ向かい合わせに接触する2つのハンドルパネルを備え、該少なくとも1つの下側ハンドルパネルは、該2つのハンドルパネルの一方にそれぞれ折り曲げ可能に接続された2つの下側ハンドルパネルを備える、請求項5に記載のパッケージ。
【請求項7】
該第1のハンドル部分は、2つのタックインパネルを備え、該タックインパネルはそれぞれ、該2つのハンドルパネルの一方にそれぞれ折り曲げ可能に接続される、請求項5に記載のパッケージ。
【請求項8】
該第1のハンドル部分はハンドルストラップを備え、該第2のハンドル部分はベースを備え、該ハンドルストラップは該ベースに取り付けられる、請求項1に記載のパッケージ。
【請求項9】
該ベースは、該トップパネルに接着固定される、請求項8に記載のパッケージ。
【請求項10】
該ハンドルはハンドル強化層を含み、該ハンドルの該第1の部分は該ハンドル強化層の中央部分を備え、該ハンドルの該第2の部分は該ハンドル強化層の少なくとも1つの端部分を含む、請求項1に記載のパッケージ。
【請求項11】
該ハンドルは、該ハンドル開口部に隣接して該トップパネルに除去可能に取り付けられたハンドルパネルを備える、請求項10に記載のパッケージ。
【請求項12】
該ハンドルパネルは、引き裂き線で該トップパネルに除去可能に取り付けられ、該引き裂き線は該ハンドル開口部を画成する、請求項11に記載のパッケージ。
【請求項13】
該パッケージは、該トップパネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも1つの端部パネルを備え、該ハンドル強化層は、該トップパネルと、該少なくとも1つの端部パネル及び該少なくとも1つのサイドパネルの少なくとも一方とに取り付けられる、請求項12に記載のパッケージ。
【請求項14】
該中央部分は該ハンドルパネルに取り付けられ、該少なくとも1つの端部分は該少なくとも1つの端部パネルに取り付けられる、請求項13に記載のパッケージ。
【請求項15】
該少なくとも1つの端部パネルは2つの端部パネルを備え、該少なくとも1つの端部分は2つの端部分を備え、該2つの端部分はそれぞれ、該2つの端部パネルの一方にそれぞれ取り付けられる、請求項14に記載のパッケージ。
【請求項16】
該2つの端部パネルはそれぞれ、それぞれの端部ハンドルフラップを備え、該端部ハンドルフラップはそれぞれ、該ハンドル強化層のそれぞれの端部分に取り付けられる、請求項15に記載のパッケージ。
【請求項17】
該端部ハンドルフラップはそれぞれ、それぞれの端部パネルのそれぞれの切れ目によって少なくとも部分的に画成され、孔部によって該トップパネルから分離される、請求項16に記載のパッケージ。
【請求項18】
複数の物品を保持して、ハンドルを備えるパッケージを形成するブランクであって、該ブランクは、
該パッケージを形成する第1のブランクであって、該第1のブランクは、トップパネルと、該トップパネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも1つのサイドパネルと、該物品の1つの少なくとも一部を少なくとも部分的に受け入れる該トップパネルの少なくとも1つの開口部と、該トップパネルのハンドル開口部とを備える、第1のブランクと、
該ハンドルを形成する第2のブランクであって、該第2のブランクは、該パッケージを把持して運搬するのに用いられるように該ハンドル開口部に対して位置決めされるようになっている第1のハンドル部分と、該トップパネルの内側表面と少なくとも部分的に接触するようになっている第2のハンドル部分とを備え、該第1のハンドル部分は、ハンドル孔部を有する少なくとも1つのハンドルパネルを備え、該第2のハンドル部分は、該少なくとも1つのハンドルパネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも1つの下側ハンドルパネルを備える、第2のブランクと、
を備える、複数の物品を保持して、ハンドルを備えるパッケージを形成するブランク。
【請求項19】
該第1のブランクは、該ハンドル開口部に隣接するフラップを備える、請求項18に記載のブランク。
【請求項20】
該少なくとも1つの下側ハンドルパネルは、物品を少なくとも部分的に受け入れる孔部を備える、請求項18にブランク。
【請求項21】
該少なくとも1つのハンドルパネルは、互いに折り曲げ可能に接続された2つのハンドルパネルを備え、該少なくとも1つの下側ハンドルパネルは、該ハンドルパネルの一方にそれぞれ折り曲げ可能に接続された2つの下側ハンドルパネルを含む、請求項20に記載のブランク。
【請求項22】
該第1のハンドル部分は、2つのタックインパネルを含み、該タックインパネルはそれぞれ、該2つのハンドルパネルの一方にそれぞれ折り曲げ可能に接続される、請求項21に記載のブランク。
【請求項23】
該第1のブランクは、該トップパネルと該サイドパネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも1つの端部パネルを備える、請求項18に記載のブランク。
【請求項24】
該端部パネルと該サイドパネルは、端部ウェブで折り曲げ可能に接続され、該端部ウェブは、該サイドパネルに折り曲げ可能に接続されたコーナパネルを備える、請求項23に記載のブランク。
【請求項25】
複数の物品を収容するパッケージを形成するパッケージブランクであって、該ブランクは、
トップパネルと、
該トップパネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも1つのサイドパネルと、
該物品の1つの少なくとも一部を少なくとも部分的に受け入れる該トップパネルの少なくとも1つの開口部と、
ハンドルと協働する細長いハンドル開口部であって、該ハンドルは、該ブランクから形成される該パッケージを把持して運搬するのに用いられるように該ハンドル開口部に対して位置決めされ、該ハンドル開口部を通って該トップパネルから上方に延在する、ハンドル開口部と、
を備える、複数の物品を収容するパッケージを形成するパッケージブランク。
【請求項26】
該トップパネルは、該ハンドル開口部に隣接するフラップを備える、請求項25に記載のパッケージブランク。
【請求項27】
該トップパネルは、引き裂き線で該トップパネルに除去可能に取り付けられるハンドルパネルを備え、該引き裂き線は、該パッケージブランクが該パッケージに形成される時に該ハンドル開口部を画成するようになっている、請求項25に記載のパッケージブランク。
【請求項28】
少なくとも1つの端部パネルと、該端部パネルと該サイドパネルに折り曲げ可能に接続された端部ウェブとを更に備え、該端部ウェブは、該サイドパネルに折り曲げ可能に接続されたコーナパネルを備える、請求項25に記載のパッケージブランク。
【請求項29】
該少なくとも1つの端部パネルは、該端部パネルの切れ目によって少なくとも部分的に画成され、孔部によって該トップパネルから分離される端部ハンドルフラップを備える、請求項28に記載のパッケージブランク。
【請求項30】
複数の物品を保持するパッケージのトップパネルのハンドル開口部に対してハンドル位置を形成するハンドルブランクであって、該ハンドルブランクは、
ハンドル孔部を有する少なくとも1つのハンドルパネルを備える第1のハンドル部分であって、該少なくとも1つのハンドルパネルは、該パッケージを把持して運搬するのに用いられる該ハンドル開口部に対して位置決めされるようになっている、第1のハンドル部分と、
該トップパネルの内側表面と少なくとも部分的に接触するようになっている第2のハンドル部分であって、該第2のハンドルパネルは、該少なくとも1つのハンドルパネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも1つの下側ハンドルパネルを備える、第2のハンドル部分と、
を備える、複数の物品を保持するパッケージのトップパネルの開口部に対してハンドル位置を形成するハンドルブランク。
【請求項31】
該少なくとも1つの下側ハンドルパネルは、物品を少なくとも部分的に受け入れる孔部を備える、請求項30に記載のハンドルブランク。
【請求項32】
該少なくとも1つのハンドルパネルは、互いに折り曲げ可能に接続された2つのハンドルパネルを備え、該少なくとも1つの下側ハンドルパネルは、該ハンドルパネルの一方にそれぞれ折り曲げ可能に接続された2つの下側ハンドルパネルを備える、請求項31に記載のハンドルブランク。
【請求項33】
該第1のハンドル部分は、2つのタックインパネルを備え、該タックインパネルはそれぞれ、該2つのハンドルパネルの一方にそれぞれ折り曲げ可能に接続される、請求項32に記載のハンドルブランク。
【請求項34】
複数の物品を保持するパッケージを形成する方法であって、該方法は、
パッケージブランクを得ることであって、該パッケージブランクは、トップパネルと、該トップパネルに折り曲げ可能に接続された少なくとも1つのサイドパネルと、該物品の1つの少なくとも一部を少なくとも部分的に受け入れる該トップパネルの少なくとも1つの開口部と、該トップパネルの細長いハンドル開口部とを備える、パッケージブランクを得ること、
該ブランクに対して複数の物品を位置決めすること、
該ブランクに対してハンドルを位置決めすることであって、該ハンドルは第1のハンドル部分と第2のハンドル部分を含む、ハンドルを位置決めすること、
を含み、該ハンドルを位置決めすることは、該パッケージを把持して運搬するのに用いられるように該ハンドル開口部に対して該第1のハンドル部分を位置決めすることと、該トップパネルの内側表面と少なくとも部分的に接触するように該第2のハンドル部分を位置決めすることを含む、複数の物品を保持するパッケージを形成する方法。
【請求項35】
該ハンドルを位置決めすることは、該第1のハンドル部分が該トップパネルから上方に延在するように該ハンドル開口部に該第1のハンドル部分を挿入することを含む、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
該第1のハンドル部分は、少なくとも1つのハンドルパネルを備え、該第2のハンドル部分は、該少なくとも1つのハンドルパネルに折り曲げ可能に接続されて、物品を少なくとも部分的に受け入れる孔部を備える少なくとも1つの下側ハンドルパネルを備え、該ハンドルを位置決めすることは、該物品の少なくとも1つが該孔部に受け入れられるように該下側ハンドルパネルを位置決めすることを含む、請求項34に記載の方法。
【請求項37】
該少なくとも1つのハンドルパネルは、互いに折り曲げ可能に接続された2つのハンドルパネルを備え、該ハンドルを位置決めすることは、該2つのハンドルパネルを互いにほぼ向かい合わせに接触させることを含む、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
該第1のハンドル部分は、該2つのハンドルパネルの一方にそれぞれ折り曲げ可能に接続された2つのタックインパネルを備え、該ハンドルを位置決めすることは、該タックインパネルのそれぞれを該2つのハンドルパネルのそれぞれ1つと向かい合わせに接触させることを含む、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
該第1のハンドル部分はハンドルストラップを備え、該第2のハンドル部分はベースを備え、該ハンドルストラップは該ベースに取り付けられ、該ハンドルを位置決めすることは、該ベースを該トップパネルに接着固定することと、該ハンドル開口部に該ハンドルストラップを挿入することを含む、請求項34に記載の方法。
【請求項40】
該ハンドルはハンドル強化層を備え、該ハンドルの該第1の部分は該ハンドル強化層の中央部分を備え、該ハンドルの該第2の部分は該ハンドル強化層の少なくとも1つの端部分を備える、請求項34に記載の方法。
【請求項41】
該ハンドルは、該ハンドル開口部に隣接して該トップパネルに除去可能に取り付けられるハンドルパネルを備える、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
該ハンドルを位置決めすることは、該強化層の該中央部分を該ハンドルパネルに取り付けることを含み、該方法は、該ハンドルパネルを該トップパネルから分離することによって該ハンドルを使用可能にすることと、該強化層が該ハンドル開口部に少なくとも部分的に受け入れられるように該ハンドルパネルと該取り付けられた中央部分を上昇させることを含む、請求項41に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公表番号】特表2011−516357(P2011−516357A)
【公表日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−504088(P2011−504088)
【出願日】平成21年4月3日(2009.4.3)
【国際出願番号】PCT/US2009/039395
【国際公開番号】WO2009/126518
【国際公開日】平成21年10月15日(2009.10.15)
【出願人】(504075588)グラフィック パッケージング インターナショナル インコーポレイテッド (137)
【Fターム(参考)】