説明

ハーネスプロテクタ構造

【課題】ハーネスを安定的に支持でき、省スペースでハーネス保護性能を高めたハーネスプロテクタ構造を提供する。
【解決手段】底壁部18と側壁部19,20で構成されたプロテクタ本体17にハーネスを収容する内部通路16を備え、内部通路に沿う開口部を部分的に閉塞する蓋部材23を備えるハーネスプロテクタ構造において、内部通路に収容したハーネスを、その高さを低く偏平にするよう基準となるプロテクタ底壁部に沿って配設し、ハーネスの偏平にした部位を蓋部材によって被覆し、ハーネスの高さの遷移する範囲に対応する底壁部に基準となるプロテクタ底面より膨出する膨出部30を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明はハーネスプロテクタ構造に係り、特に、内燃機関を搭載する車両に配索するハーネスの配索技術であって、内燃機関の周囲に配索するハーネスのハーネスプロテクタ構造に関する。
【背景技術】
【0002】
内燃機関を搭載した車両の各種の電装品の配線に用いられるハーネスを束ねるテープ巻きは、遊びがあると解けてしまう恐れがあるため、変形できないように最小表面積となる正円形の断面形状としている。
一方、ハーネスをテープ巻きによって束ねて断面正円形とするような十分な高さのある配索空間を確保できない場合、高さ空間を抑えるハーネスプロテクタを設け、テープ巻きをやめて、ばらした個々のハーネスをハーネスプロテクタに収容し、配索することがある。
【0003】
従来のハーネスプロテクタ構造には、樋形状のプロテクタ本体の側壁に分岐ハーネスを引き出す切欠きを形成し、この切欠きと対向するプロテクタ本体の底壁に棒状治具を立て、棒状治具に分岐ハーネスを巻き付けて折曲げ、切欠きから外部に引き出すことで、分岐ハーネスの引き出し寸法のばらつきを減少するものがある。(特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開1997−117032号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、ハーネスプロテクタはレイアウトが難しく、寸法管理が難しい。また、分岐部が近くにある場合は下巻きテープで束ねる処理が必要であるため、分岐部近くのハーネスを断面円形から直ぐに薄く扁平な形状にすることはできない。特にハーネスの分岐部付近に他部品があり、ハーネスプロテクタを設置するには十分なスペースがない場合、分岐部付近を他部品と干渉しないようにプロテクタを設置するには大きなスペースが必要となってくる。
堅固に束ねられた正円形断面のハーネスの断面形状を、正円形から幅広偏平形状に変更するには、束ねられた個々のハーネスの断面は変えずにそれらの配索方向を少しずつ変えるため、ある程度の長さが必要になる。また、ハーネスを幅広偏平形状に変更する場合に、幅広く外に広がるハーネスと中心付近のハーネスとでは必要な最短の長さが異なるため、余り長さによって生じた遊びを吸収するために、ハーネスが自ずと蛇行を生じることがあり、やはりある程度のスペースが必要となる。
ところで、車両とこれに搭載する内燃機関とにハーネスを配索する場合、内燃機関は浮動支持されているので、それらの間では振動等を吸収する必要が生じ、相対的な移動が少ない内燃機関を支持するエンジンマウント付近にハーネスを配索することがある。この場合、内燃機関をその全高を低く抑えるために極めて大きく傾斜させて搭載していると、内燃機関を支持するマウントブラケットと、内燃機関のシリンダ部に沿って水平に延びる吸気管とが、互いに近接し、そこにハーネスを配索することになる。結果、マウントブラケットにハーネスプロテクタを取り付けて、ハーネスを薄く偏平にして配索する必要が生じる。また、振動などに耐える必要もある。
【0006】
この発明は、ハーネスを安定的に支持できる固定構造を提供すること、省スペースでハーネス保護性能を高めたハーネスプロテクタ構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、断面円形に束ねるテープ巻きを要所に施したハーネスを収容する内部通路を備えるとともに、その内部通路に沿う開口部を部分的に閉塞する蓋部材を備えるハーネスプロテクタ構造において、前記内部通路に収容した前記ハーネスを、その高さを低く偏平にするよう基準となるプロテクタ底面に沿って遷移させ、前記ハーネスの偏平にした部位を前記蓋部材によって被覆し、前記ハーネスの高さの遷移する範囲に対応する底壁部に前記基準となるプロテクタ底面より膨出する膨出部を設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
この発明のハーネスプロテクタ構造は、ハーネスの高さの遷移する範囲に対応する底壁部に膨出部を形成することにより、膨出部によって高さのある配索空間を確保することができ、ハーネスの断面形状をスムーズに円形から偏平に遷移させることができ、蓋部材によって被覆する範囲をテープ巻きの終端に近づけるように広げることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1はハーネスプロテクタの断面図である。(実施例)
【図2】図2は短辺部分に収容したハーネスの断面図である。(実施例)
【図3】図3は長辺部分に収容したハーネスの断面図である。(実施例)
【図4】図4はエンジンマウントに支持したハーネスプロテクタの斜視図である。(実施例)
【図5】図5はエンジンマウントに支持したハーネスプロテクタの蓋部材を外した状態の斜視図である。(実施例)
【図6】図6はエンジンマウントに支持したハーネスプロテクタの断面図である。(実施例)
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
【実施例】
【0011】
図1〜図6は、この発明の実施例を示すものである。図4において、1は内燃機関、2はシリンダブロック、3はスロットルボディ、4はマウントブラケットである。内燃機関1の周囲に配索するハーネス5(図2・図3参照)は、その先端が分岐して内燃機関1の各部および艤装部品に繋がり、基端側は車両の車体に配索され支持される。内燃機関1の艤装部品は、内燃機関1を車両に縦置かつ傾斜搭載するための前記マウントブラケット4である。このマウントブラケット4は、内燃機関1のシリングブロック2の壁面に取り付けられる。一方、このマウントブラケット4の上方の少し離れた位置には、内燃機関1のスロットルボディ3が配置されている。
このマウントブラケット4は、図5・図6に示すように、厚い板金を用いた板金ブラケットであり、曲げ加工によってコ字状の断面形状としたブラケット本体6を設け、ブラケット本体6の開放部分に溶接を施して板金のカバー体7を足すことによって、概して、ロ字状の閉断面の構造を有する形状を呈する。マウントブラケット4の上面は、上面を形成する板金のカバー体7が、ブラケット本体6の底壁から立ち上がる二つの厚い板金による側壁8・9の上端の突出部10・11より少し一段低く下がった下がり部12となっている。マウントブラケット4は、突出した両端の突出部10・11と下がり部12との高低差によって、下がり部12上の側壁8・9間に極めて薄く偏平な空間S1を形成している。
【0012】
前記マウントブラケット4には、上面を幅方向に横断するようにハーネスプロテクタ13を配置している。このハーネスプロテクタ13の部分を通るハーネス5は、内燃機関1のクランク軸方向に沿って配索することになる。ハーネス5は、ハーネスプロテクタ13によって保護されていない範囲は、基本的に、断面円形であり、保護チューブによって被覆されている。また、分岐あるいは集合する部分周辺のハーネス5は、図2に示すように、テープ14によるテープ巻きが施されており、ハーネス5の束毎に断面円形となっている。そして、ハーネスプロテクタ13の後述する蓋部材23・24に保護される部分のハーネス5は、個々のハーネス5がばらけた状態となっている。
前記ハーネスプロテクタ13は、図4〜図6に示すように、全体形状として平面視でL字状を呈し、ハーネス5を通すL字状の内部通路15・16を有する樋形状のプロテクタ本体17を備える。樋形状のプロテクタ本体17は、底壁部18と底壁部18の両側から立ち上がる二つの側壁部19・20とを有し、上方に開放している。プロテクタ本体17は、L字状の短辺部分21と長辺部分22とのそれぞれに、内部通路15・16に沿う開口部を部分的に閉塞する開閉可能な蓋部材23・24を一体的に備える。L字状の短辺部分21と長辺部分22とが接合する部分は、蓋部材23・24によって閉塞されない上方が開放された開放部分25となっている。ハーネスプロテクタ13は、プロテクタ本体17のL字状の長辺部分22を利用して、マウントブラケット4の上部に取り付け支持する。
【0013】
前記ハーネスプロテクタ13は、図1に示すように、ハーネス5が断面円形となるようにテープ巻きされて収納される短辺部分21(とくに長辺部分22に対向するその終端位置の部分)のプロテクタ底面26を、便宜上、第一の基準面P1とする。ハーネスプロテクタ13は、短辺部分21のプロテクタ底面26の第一の基準面P1に対して、短辺部分21と長辺部分22のそれぞれに設けた蓋部材23・24の高さ位置が異なる。
より詳細には、蓋部材23・24によって構成されるプロテクタ上面27・28の高さが異なり、短辺部分21側のプロテクタ上面27の方よりも長辺部分22側のプロテクタ上面28の方が低くなっている。すなわち、内部通路15・16を有する樋形状の短辺部分21と長辺部分22の高さが異なり、概して、短辺部分21よりも長辺部分22の方が高さが低い偏平な断面となっている。
ハーネスプロテクタ13は、短辺部分21と長辺部分22にそれぞれ前記内部通路15と内部通路16を、第一の基準面P1に対して上面高さ位置を異ならせて形成している。ハーネスプロテクタ13は、少なくとも上面高さの高い短辺部分21の位置と上面高さの低い長辺部分22の位置との間に、蓋部材23・24がなく開放された前記開放部分25を設けている。
なお、長辺部分22の蓋部材24の具体的な細部形状は、図4に示すように、短辺部分21のテープ巻き終端に近い側の高さを一段少し高くする形状、又は、テープ巻き終端に向かって高さを徐々に増大させる形状としている。
【0014】
前記ハーネスプロテクタ13は、長辺部分22のプロテクタ底面29に、その蓋部材24がなく開放された開放部分25の範囲に跨り、前記第一の基準面P1と比べて相対的に低い面となる(樋形状の深さが深くなる)第二の基準面P2を形成するように、長辺部分22の底壁部18に、側面視で逆台形状に下方に膨出させて膨出部30を設けている。この第二の基準面P2を形成する膨出部30は、前述したマウントブラケット4の下がり部12上の極めて薄い偏平な空間S1を利用して設けている。
このように、ハーネスプロテクタ13は、内部通路15・16に収容したハーネス5を、その高さを低く偏平にするよう基準となる短辺部分22のプロテクタ底面26から基準となる長辺部分22のプロテクタ底面29に沿って遷移させ、ハーネス5の偏平にした部位を蓋部材23・24によって被覆し、ハーネス5の高さの遷移する範囲に対応する長辺部分22の底壁部18に基準となるプロテクタ底面29より膨出する膨出部30を設けている。
ハーネスプロテクタ13の第二の基準面P2に対応する樋形状の長辺部分22は、上方に蓋部材24がなく開放された範囲(開放部分25の一部)と、上方を蓋部材24によって閉塞される範囲とが設けられる。ハーネスプロテクタ13は、第二の基準面P2が第一の基準面P1より低くなることで、長辺部分22の内部通路16の高さが確保されることにより、テープ巻きのないばらけたハーネス5の配索に自由度を与えることができ、スムーズに偏平断面(図3参照)にすることができる。
その結果、ハーネスプロテクタ13は、上方に蓋部材24がなく開放された範囲(開放部分25)を狭め、上方を蓋部材24によって閉塞される範囲を広げることができる。蓋部材24によってハーネス5の保護される範囲が広がるので、ハーネス5の保護性能を高めることができる。
これにより、ハーネスプロテクタ13は、長辺部分22のプロテクタ底面29が相対的に低くなることで、ハーネス5を収容する内部通路16である樋形状の深さが深くなり、収容されるハーネス5の束の断面形状が変化していても遊びを吸収し、その収まりを向上することができる。この時、側方断面視で、ハーネス5の仮想中心線Cは、短辺部分21のテープ巻き状態での中心位置から長辺部分22の偏平空間の高さの中心位置へとオーバーシュートするようにして収めることになる。
【0015】
また、前記ハーネスプロテクタ13は、図4〜図6に示すように、内燃機関1の艤装部品となる板金ブラケットからなるマウントブラケット4に両端の突出部10・11と中央の下がり部12とを設け、膨出部30を下がり部12に対応させるとともに両端の突出部10・11に基準となるプロテクタ底面29の底面部18を対応して支持している。
これにより、このハーネスプロテクタ13は、マウントブラケット4の外形形状の凹凸である下がり部12とプロテクタ底面29の凹凸である膨出部30を対応させることで、安定して支持することができる。
【0016】
さらに、前記ハーネスプロテクタ13は、図1に示すように、長辺部分22に設けた膨出部30の第二の基準面P2となる下端面(樋形状の底面)に、マウントブラケット4のカバー体7に開けた係合孔31に嵌るクランプ部32を突出するように設けている。クランプ部32は、膨出部30から延びて係合孔31に挿通する軸部33と、係合孔31を挿通して広がりカバー体7の下面に係止する係止部34とを備えている。ハーネスプロテクタ13は、クランプ部32のみがマウントブラケット4の係合孔31に嵌り込み、ハーネスプロテクタ13の第二の基準面P2となる膨出部30の下端底は直接マウントブラケット4のカバー部7に接触していない。
このように、ハーネスプロテクタ13は、膨出部30の下端面にクランプ部32を設け、マウントブラケット4の下がり部12にクランプ部32を嵌める係合孔31を設けて支持している。これにより、ハーネスプロテクタ13は、膨出部30が逆台形状に膨出する形状を利用してクランプ部32を設けているので、マウントブラケット4への支持剛性が高く、また、クランプ部32を大きく形成する必要がない。
このハーネスプロテクタ13は、L字状の短辺部分21側の第一の基準面P1に対して、クランプ部29を設けた膨出部30を挟んで開放部分25と反対側も、長辺部分22のプロテクタ底面29が第二の基準面P2より突き上げられる形状として、第一の基準面P1と同等高さ位置としている。
クランプ部32は、プロテクタ底面29のうち、突き上げられた第一の基準面P1と同等高さのプロテクタ底面29と比べても、相対的に低い方となる第二の基準面P2から突出することにより、マウントブラケット4の上面に生じた凹み空間S1を利用して、設けている。ハーネスプロテクタ13は、逆台形状に膨出する膨出部30の下端面にクランプ部32を設けているので、マウントブラケット4に十分安定した固定が可能となる。
【0017】
このハーネスプロテクタ13は、マウントブラケット4の閉断面を構成する4面(ブラケット本体6の底壁、側壁8・9、カバー体7)のうち一つの角を挟む2面(一方の側壁9、カバー体7)に臨むようにして、配置して設けている。ハーネスプロテクタ13の長辺部分22の端側には、図5・図6に示すように、プロテクタ底面29(樋形状の底面)に、回り止めとして機能する当接部35を設けている。この当接部35は、所定の高さがあり、直立面を有する段部として形成すれば良い。
この実施形態での当接部35は、ハーネスプロテクタ13の長辺部分22の内部通路16が浅くなるようにプロテクタ底面29を第二の基準面P2から第一の基準面P1まで突き上げるとともに、この突き上げに伴ってプロテクタ底面29に形成される段部の縦壁面部36から下方に延出する縦壁37を設けている。この縦壁37は、プロテクタ底面29のうち相対的に低い方となる第二の基準面P2から突出することにより、マウントブラケット4の側壁9に対向し当接する面積を広く確保している。ハーネスプロテクタ13は、この当接により、クランプ部32だけではマウントブラケット4の側壁9に沿って回転する方向の自由度が残るのを位置決めし、安定的に固定することができる。
長辺部分22でのプロテクタ底面29を第二の基準面P2から第一の基準面P1まで突き上げた部分の当接部35は、樋形状の幅方向にそって全幅にわたって一様に形成される。これにより生じた底壁部18下方の空間S2は、マウントブラケット4の一方の側壁9の延出方向に沿って延出したその端面の突出部11を収容する。ハーネスプロテクタ13は、空間S2への突出部11の収容によって、コンパクトに収めるのと同時に、当接部35によって当接する面積を拡大できる。
ハーネスプロテクタ13は、プロテクタ底面29に設けた回り止めとして機能する当接部35と、ずれ止めとして機能するクランプ部32とが協働して、マウントブラケット4の角を挟む2面(側壁9、カバー体7)に跨るように保持して、安定して支持することができる。プロテクタ底面29の構造だけなので、省スペースである。マウントブラケット4の上面に設置するようにクランプ部32をマウントブラケット4の係合孔31に嵌めるだけなので、組み付け作業が簡単である。
ハーネスプロテクタ13は、クランプ部32をカバー体7に開けた係合孔31に嵌め込むことにより、当接部35だけではマウントブラケット4のカバー体7の延出方向にスライド移動してしまう自由度が残るのを位置決めして、安定的に固定することができる。
【産業上の利用可能性】
【0018】
この発明は、省スペースでハーネス保護性能を高めたハーネスプロテクタ構造を提供するものであり、ハーネスプロテクタを内燃機関の艤装部品として板金ブラケットからなるマウントブラケットに支持しているが、他のブラケットでも良い。ハーネスブラケット構造は、単純なコ字状の断面形状を呈するものや、中空管の外形を変え一部を凹ませるように形状を整えたものなどでも良い。
【符号の説明】
【0019】
1 内燃機関
4 マウントブラケット
5 ハーネス
10 突出部
11 突出部
12 下がり部
13 ハーネスプロテクタ
14 テープ
15 内部通路
16 内部通路
18 底壁部
21 短辺部分
22 長辺部分
23 蓋部材
24 蓋部材
26 プロテクタ底面
29 プロテクタ底面
30 膨出部
31 係合孔
32 クランプ部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
断面円形に束ねるテープ巻きを要所に施したハーネスを収容する内部通路を備えるとともに、その内部通路に沿う開口部を部分的に閉塞する蓋部材を備えるハーネスプロテクタ構造において、前記内部通路に収容した前記ハーネスを、その高さを低く偏平にするよう基準となるプロテクタ底面に沿って遷移させ、前記ハーネスの偏平にした部位を前記蓋部材によって被覆し、前記ハーネスの高さの遷移する範囲に対応する底壁部に前記基準となるプロテクタ底面より膨出する膨出部を設けたことを特徴とするハーネスプロテクタ構造。
【請求項2】
内燃機関の艤装部品となる板金ブラケットに両端の突出部と中央の下がり部とを設け、前記膨出部を前記下がり部に対応させるとともに両端の突出部に基準となるプロテクタ底面の底面部を対応して支持することを特徴とする請求項1に記載のハーネスプロテクタ構造。
【請求項3】
前記膨出部の下端面にクランプ部を設け、前記下がり部に前記クランプ部を嵌める係合孔を設けて支持することを特徴とする請求項2に記載のハーネスプロテクタ構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−191693(P2012−191693A)
【公開日】平成24年10月4日(2012.10.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−51128(P2011−51128)
【出願日】平成23年3月9日(2011.3.9)
【出願人】(000002082)スズキ株式会社 (3,196)
【Fターム(参考)】