ハーモニカ練習具

【課題】ハーモニカの舌を動かす練習具
【解決方法】透明板にハーモニカの吹き吸い穴の２倍のピッチの等間隔に通気穴を４個設けて、穴の通気を舌で制御する。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】

【技術分野】
【０００１】
本発明は、ハーモニカ練習に於ける上達補助具に関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、ハーモニカの奏法を覚えるのに、吹き吸いした音だけを頼りに口の開け具合、舌の当て方を耳で聴いて勘で覚えるしかなく習得するのに時間がかかり難しいものであった。
又、以下に述べる本発明に類する他の発明は、先願調査結果見当たらない。
【発明が解決しようとする課題】
【０００３】
ハーモニカ奏法で最も重要なのは舌の動かし方である。音を出す前に舌の動かし方を練習者自身の視覚で確認しながら習熟できる練習補助具の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００４】
一般的な複音ハーモニカは、吹いた時に和音が出せるようにドミソの音階が１穴飛びに左端から右端まで交互に配列されている。
【図２】
このため吹き口を３ツくわえて吹けばドとミ、又はミとソの和音が、５ツくわえて吹けばド、ミ、ソの和音が出る。このハーモニカの構造を利用した。
【０００５】
ハーモニカのマウスピースに見立てた所定通気穴を設けた透明な板を用意して、練習奏法に合う舌の動かし方で穴の通気を制御して練習するのであるが、板が透明故に舌の動きを鏡で自己確認又は、指導者に見せることができる補助具を手段とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００６】
以下、本発明の実施の形態を図示例に基づいて説明する。
【０００７】
実施例を
【図１】
に示すが、使用中の曲りを防ぐなど強度のため、材質の肉厚が３ｍｍの透明アクリル板（１）の中心から横方向にハーモニカの吹き吸い穴ピッチ１穴飛びに４個の穴（２）を設けた練習具。
【０００８】
この練習具をハーモニカに見立てて唇（４）に当てて、例えばタング・ブロック奏法であれば

【特許請求の範囲】
【請求項１】
透明な板にハーモニカの吹き吸い穴ピッチの２倍のピッチで通気穴４個を設けて成るハーモニカ練習具
【請求項２】
練習具の幅をハーモニカのマウスピースと同一として、ハーモニカに見立てた練習に違和感の少ない形状に構成したハーモニカ練習具。
【請求項３】
透明な材質にして、練習中の舌の動きが鏡で自己確認できるように構成したハーモニカ練習具。
【請求項４】
（請求項１）の通気穴４個はそれぞれ縦に２個配列して、計８個から成るハーモニカ練習具。
【請求項５】
（請求項１）から（請求項４）を満たした練習具にハーモニカのマウスピースと同様の升目を印刷して成るハーモニカ練習具。

【図２】
の黒塗り部分の穴の通気を押さえる舌（５）の動きを練習するのである。
【０００９】
【図２】
に
【図１】
又は
【図３】
を重ねるとドの音階を残して左側のシとソを塞ぐタングブロック奏法の練習状態が分かる。
【０００１０】
実施例
【図１】
の寸法について縦幅はハーモニカのマウスピースと同寸とするも、長手方向は両手で持ちやすい寸法とした。
【０００１１】
本実施例では製作しやすい丸穴としたが、穴の形状にとらはれるものではない。
【０００１２】
実施例
【図３】
に於いてはハーモニカのマウスピース（３）の仕切と同様に６．３ｍｍピッチで９個の升目（６）を、縦方向には４ｍｍピッチで２列の升目を印刷して、ハーモニカを連想し易くしたものである。
【０００１３】
【０００７】
に述べた４ツの穴（２）それぞれは
【図４】
に示すように縦方向に２ツの穴で計８個としても、同じことである。
【発明の効果】
【０００１３】
かかる発明で、無音の状態で舌の動きを習熟してから、実際のハーモニカ練習をすると、きわめて上達が早い効果を確認した。
【図面の簡単な説明】
【図１】升目なし実施例外観図
【図２】タングブロック奏法の場合の使用例
【図３】升目付き実施例正面図
【図４】縦２穴の例
【符号の説明】
１，透明材質
２，通気穴
３，ハーモニカのマウスピース
４，唇
５，舌
６，升目
【図１】