説明

バイパスを有する二次ループ冷却システムおよびこのシステム中のリザーバの迂回方法

エアコンまたは冷却システムは、二次ループシステム中のリザーバを迂回させるためにバイパスラインを有する蒸気圧縮システムでの使用のための二次ループ冷却システムを含む。このバイパスは、エアコンまたは冷却システムがより迅速に冷えるのを可能にする。二次ループ冷却システムは、蒸気圧縮システムに使用される冷媒が可燃性であるときに特に有用である、不燃性の冷却液を使用する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、蒸気圧縮エアコンシステムでの使用のための二次ループ冷却システム、およびかかるシステム中のリザーバの迂回方法に関する。特に、この冷却システムは、蒸気圧縮システムに使用される冷媒が可燃性であるときに特に有用である、不燃性の冷却液を使用する。
【背景技術】
【0002】
作動流体に対する新たな環境規制により、冷凍およびエアコン業界は低い地球温暖化係数(GWP)の新規作動流体を探し求めてきた。低いGWPを有し、毒性がなく、不燃性であり、適度のコストおよび優れた性能を有する代替作動流体が探し求められている。
【0003】
HFC−152a(1−1)ジフルオロエタンは、可燃性冷媒であり、それが客室中へ漏洩するのを防ぐための移動式エアコンシステムにおける二次ループシステム向けに検討中されている。かかる二次ループシステムは公知である。典型的な公知の移動式エアコンシステムは図1に示される。10で概して示されるこのシステムは、図1において20で概して示される移動式エアコンシステムとして使用されてもよい、一次蒸気圧縮システムと、図1において30で概して示される二次ループ冷却システムとを含む。図1に関連して、蒸気圧縮システムは、入口12および出口13を有する圧縮機11と、入口15および出口16を有する任意のアキュムレーター14とを含む。連結ライン17はアキュムレーターと圧縮機とを連結する。アキュムレーターが使用される場合、それは、熱交換器で蒸発しないいかなる液体も分離し、液体が圧縮機に入るのを防ぐ。ガス状冷媒は、アキュムレーター14の出口16から、連結ライン17を通って圧縮機11の入口12に流れ、そこでガス状冷媒はより高い圧力に圧縮される。圧縮機の出口13は、連結ライン18によって、入口21および出口22を有する凝縮器19に連結される。圧縮されたガス状冷媒は、ライン18から入口21へ、そして凝縮器を通して循環され、こうして放熱し、凝縮器中で液体に変換される。液体冷媒は、凝縮器の出口22に、そして冷却システム30の一部であるチラー、すなわち熱交換器25に凝縮器を連結する連結ライン24中の膨張デバイスを通して循環される。熱交換器25は、入口27および出口28を有する第1の膨張コイルまたはチューブ26を含む。冷媒は、入口27から膨張コイルを通って出口28に循環する。液体冷媒は、熱交換器の第1の膨張コイルを通って流れ、膨張する。熱交換器25はまた、それを通して冷却溶液を循環させるための入口31および出口32を有する第2の膨張コイルまたはチューブ29を含む。液体冷媒は低温での熱交換器中で蒸発して低圧ガスを形成し、こうして冷却溶液の冷却を行う。熱交換器の第1の膨張コイルの出口28は、連結ライン34によってアキュムレーターの入口15に連結される。熱交換器からの低圧冷媒ガスは圧縮機に入り、そこでガスは圧縮されてその圧力および温度を上げ、このサイクルがそれから繰り返す。
【0004】
熱交換器の第2の膨張コイル29中の冷却溶液は、第2の膨張コイルの出口32から連結ライン35を通して、入口36および出口37を有する冷却ユニット33に循環される。冷却溶液は、冷却ユニットの入口36に、冷却ユニットを通して、そしてそれの出口37に循環される。冷却ユニットは客室中に置かれる。示されていないファンが冷却ユニットの外側に配置され、冷却ユニットを通過したファンからの空気が客室に冷却を提供する。冷却溶液は次に、連結ライン39を介してリザーバ38に循環される。リザーバは入口40および出口41を有する。冷却溶液は入口40からリザーバを通り、そして出口41に、そしてリザーバとポンプとを連結する連結ライン42を通してリザーバからポンプ43に、ポンピングされる。ポンプは入口44および出口45を有し、冷却液は入口44からポンプを通って出口45に流れ、連結ライン46を介して元の熱交換器の第2の膨張コイルの入口31にポンピングで戻される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
かかる二次ループシステムでの欠点の1つは、図1において20で示されるものなどの、一次蒸気圧縮システムのみの使用と比べて、暑い日に特に、自動車の客室の冷却が比較的遅いことである。それ故、二次ループ冷却システムでの自動車の客室の冷却を促進することが必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
先行技術の二次ループ冷却システムの欠点を克服するために、二次冷却システムにおけるリザーバを迂回させることによって、自動車の客室がかかる迂回なしよりも迅速に冷却され得ることが見いだされた。二次ループシステムにおけるリザーバは、客室が冷却されるまで迂回させることができ、次にリザーバの内容物をその後冷却することができる。
【0007】
かかるバイパスシステムは、移動式だけでなく、二次ループが用いられる固定式エアコンまたは冷却システムにも適用できる。
【0008】
それ故、本発明に従って、それを通して冷媒を循環させるための第1の膨張コイルと、それを通して冷却溶液を循環させるための第2の膨張コイルとを有する熱交換器と;入口および出口を有する、それを通って溶液が循環するときに溶液を冷却するための冷却ユニットであって、入口が熱交換器の第2の膨張コイルと流体連通しており、さらに冷却されるべきエリアに配置されるのに適している冷却ユニットと;入口および出口を有する、溶液を貯蔵するためのリザーバであって、入口が冷却ユニットの出口と流体連通して配置されるリザーバと;リザーバから元の熱交換器に貯蔵溶液を循環させるためのリターンラインと;リザーバを迂回させ、冷却ユニットの出口から熱交換器の第2のチューブの入口に直接溶液を配送するための冷却ユニットの出口と熱交換器の入口との間に配置されたバイパスラインと;冷却ユニットの出口と熱交換器の入口との間のバイパスラインに配置された第1のバルブであって、開いて冷却ユニットの出口から熱交換器の入口に直接溶液を配送し、それによってリザーバを迂回させる第1のバルブとを含む、二次冷却ループシステムを含むエアコンまたは冷却システムが提供される。
【0009】
さらに本発明に従って、熱交換器の第1の膨張コイルを通して冷媒を循環させる工程と;熱交換器の第2の膨張コイルを通して冷却溶液を循環させる工程と;冷却溶液が冷却ユニットを通って循環するときに溶液を冷却する工程であって、冷却ユニットが熱交換器の第2の膨張コイルと流体連通して配置され、そしてさらに冷却ユニットが冷却されるべきエリアに配置されるのに適している工程と;冷却ユニットの出口と熱交換器の第2の膨張コイルの入口との間に配置されたバイパスラインに配置された第1のバルブを開けて冷却ユニットの出口から熱交換器の第2の膨張コイルの入口に直接溶液を配送し、それによってリザーバを迂回させる工程と;バイパスラインから元の熱交換器の第2の膨張コイルの入口に溶液を循環させる工程とを含む、二次冷却ループシステムにおけるリザーバの迂回方法が提供される。
【0010】
本発明は、以下の図に関連してより良く理解され得る。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】先行技術に従った自動車におけるエアコンシステムでの使用のための公知の二次ループシステムの略図である。
【図2】シングルエバポレーターを使用する、本発明に従った自動車におけるエアコンシステムでの使用のための二次ループシステムの略図である。
【図3】デュアルエバポレーターを使用する、本発明に従った自動車におけるエアコンシステムでの使用のための二次ループシステムの略図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明は、自動車のエアコンシステムに一緒に使用することができる、蒸気圧縮システムでの使用のための二次ループ冷却システムを含むエアコンまたは冷却システムを提供する。かかるエアコンまたは冷却システムは、図2において110で概して示され、図2において120で概して示される蒸気圧縮システムと、図2において130で概して示される二次ループ冷却システムとを含む。かかるシステムは、図2において、かかる同様の要素が100番台の参照番号で示されることを除いては、同様の要素が類似の参照番号で示される状態で、図1に示されるものに似ている。
【0013】
本発明の二次ループ冷却システムは、それを通して冷媒を循環させるための第1の膨張コイルと、それを通して冷却溶液を循環させるための第2の膨張コイルとを有する熱交換器手段を含む。熱交換器手段は、チラーと言われてもよい熱交換器、または2つの流体間で熱を交換するための任意の手段を含む。熱交換器125は図2に示され、入口127および出口128を有する第1の膨張コイルまたはチューブ126を含む。冷媒は、下に記載される蒸気圧縮システムの一部としての第1の膨張コイルを通って循環する。熱交換器125はまた、客室において、それを通して冷却溶液を冷却コイルまたは装置に循環させるための、入口131および出口132を有する第2の膨張コイル129を含む。一実施形態では、熱交換器は向流熱交換器であってもよい。かかる熱交換器において、冷媒は一方向に第1の膨張コイル中で循環され、冷却溶液は反対方向に第2の膨張コイルを通して循環される。
【0014】
本発明の二次ループ冷却システムはまた、溶液が熱交換器手段を出た後に溶液を冷却するための冷却ユニット手段を含む。冷却手段は、図2に示される冷却ユニット133などのような冷却ユニットを含んでもよい。冷却ユニットは入口136および出口137を有する。入口136は、冷却液が熱交換器から冷却ユニットに流れるように熱交換器の第2の膨張コイルと、具体的には第2の膨張コイルの出口137と、流体連通されている。冷却ユニットは、移動式エアコン用途で自動車の客室などの冷却されるべき本体、または固定式エアコンもしくは冷却用途で冷却される本体の近くに配置されるのに適している。
【0015】
本発明の二次ループ冷却システムはまた、冷却溶液を貯蔵するためのリザーバ手段を含む。リザーバ手段は、図2に示されるリザーバ138などのようなリザーバ、すなわちタンクを含んでもよい。リザーバ138は入口140および出口141を有する。連結ライン139が、冷却ユニットの出口とリザーバの入口との間に配置される。リザーバの入口は、冷却液が冷却ユニットからリザーバに流れるように、連結ライン139を介して冷却ユニットの出口137と流体連通して配置される。
【0016】
本発明の二次ループ冷却システムはまた、リザーバから元の熱交換器手段に貯蔵溶液を循環させるための手段を含む。図2の実施形態では、循環手段は、ポンプ143などのポンプと、連結ライン142および連結ライン146とを含んでもよい。ポンプ143は、リザーバの出口141と流体連通して配置された入口144および熱交換器と流体連通して配置された出口145を有する。連結ライン142はリザーバとポンプとを連結する。ポンプ143の出口145は、連結ライン146を介して熱交換器の第2の膨張コイルの入口131と流体連通している。
【0017】
本発明の二次ループ冷却システムはまた、リザーバを迂回させ、冷却ユニットの出口から熱交換器手段の第2の膨張コイルの入口に直接冷却溶液を配送するためのバイパス手段を含む。バイパス手段は、冷却溶液を搬送することができるラインまたはホースを含んでもよい。バイパスラインは、冷却ユニットの出口と熱交換器の入口との間に配置される。バイパスラインは、図2において148で示され、冷却ユニットの出口137と熱交換器の入口131との間に配置され、ポンプの入口144の直前で連結ライン142と一緒になる。
【0018】
本発明の二次ループ冷却システムはまた、冷却ユニット手段の出口と熱交換器手段の入口との間のバイパスラインに配置された第1のバルブ手段を含む。第1のバルブ手段は、下で説明されるように、温度の変化によって作動する任意のタイプのバルブを含んでもよい。第1のバルブ149は図2に示され、バイパスライン148がポンプの入口144と一緒になる前に、冷却ユニットの出口137と熱交換器の入口131との間のバイパスラインに配置される。第1のバルブは開いて冷却溶液が冷却ユニットの出口から熱交換器の入口に直接流れるのを可能にし、それによってリザーバを迂回させる。
【0019】
本発明の二次ループ冷却システムは、冷却ユニット手段の出口とリザーバ手段の入口との間に配置された第2のバルブ手段をさらに含む。第2のバルブ手段は、下で説明されるように、温度の変化によって作動する任意のタイプのバルブを含んでもよい。第2のバルブ150は図2に示され、冷却ユニットの出口137とリザーバの入口140との間の連結ライン139に配置される。第2のバルブは、第1のバルブが閉じて冷却溶液がリザーバの入口に流れ込むことを可能にするときに開く。
【0020】
本発明の二次ループ冷却システムは、本体中の温度を感知し、本体中の温度を既定の温度と比較するための、冷却されるべき本体に配置されるように構成された温度センサー手段をさらに含む。温度センサー手段は、自動車の客室中になど、冷却されるべき本体の近くにまたは本体に配置される、図2に示される温度センサー152などのような温度センサーを含んでもよい。温度センサーは、自動車の客室などの、冷却されるべき本体中の温度を感知し、客室中の温度を設定点、または既定の温度と比較する。この設定点温度は、冷却されるべき本体中での所望の温度にいかに速く達することができるかを踏まえて決定される。
【0021】
本発明の二次ループ冷却システムは、客室中の温度を第1のバルブに伝えるための、および客室中の温度が既定の温度より高いときに第1のバルブを開くための手段をさらに含む。乗車室中の温度を第1のバルブに伝えるための手段は、図2に示されるライン153などのようなラインである。このラインは、電気信号を第1のバルブに送る導電性ワイヤであることができる。
【0022】
本発明の二次ループ冷却システムは、第2のバルブ手段に客室中の温度を伝えるための手段、および客室中の温度が既定の温度より高いときに第2のバルブを閉じるための手段をさらに含む。客室中の温度を第2のバルブ手段に伝えるための手段は、図2に示されるライン154などのようなラインである。また、ライン154は、電気信号を第2のバルブに送る導電性ワイヤであってもよい。第1のおよび第2のバルブのそれぞれは独立して、それらの開閉を制御する温度センサーに通じている。
【0023】
本発明の第1のおよび第2のバルブは、電子ソレノイドバルブであってもよく、センサー152は、バルブのそれぞれに制御信号を提供する温度自動調節器であってもよい。ソレノイドバルブはまた、リザーバ138へかライン148を通ってかのどちらかの流れ込みを可能にする単一の双方向ソレノイドバルブに組み合わせることができる。制御システムの当業者は、ライン139とライン148のどちらを通って流れるかの比例制御が、時間の百分率に作動周期を適用することによって行い得ることを認めるであろう。
【0024】
図2のシステムにおいて、ポンプ143は、可能性のあるポイント141とポイント149のうちどちらかの、最高圧力フィードを提供するポイントから流体を抜き出す。バルブ150が閉められ、149が開いている場合、流れは、その圧力が149の圧力に等しくなるまで依然として141から続くであろう。149でのシステム中の圧力が141でのシステム中の圧力より高い場合、リザーバ138中へ逆流するであろう。これを防ぐために、バルブ150と同時に作動するチェック−バルブ147が連結ライン142中に提供される。
【0025】
上記のような二次冷却ループは、図2において120に概して示される標準蒸気圧縮システムと接続して使用されてもよい。かかる蒸気圧縮システムは、入口112および出口113を有する圧縮機111と、入口115および出口116を有するアキュムレーター114とを含む。図2に示されるように、連結ライン117がアキュムレーターと圧縮機とを連結する。ガス状冷媒は、任意のアキュムレーター112の出口116から、連結ライン117を通って圧縮機111の入口112に流れ、そこでガス状冷媒はより高い圧力に圧縮される。圧縮機の出口113は、連結ライン118によって、入口120および出口121を有する、凝縮器119に連結される。圧縮されたガス状冷媒は、ライン118から入口120に、そして凝縮器を通って循環され、こうして放熱し、液体に変換される。液体冷媒は、凝縮器の出口121に、そして冷却システム120の一部であるチラー、すなわち熱交換器125に凝縮器を連結する連結ライン123中のバルブ122を通して循環される。熱交換器125は、上記のように、入口127および出口128を有する第1の膨張コイル126を含む。冷媒は、入口127から膨張コイル126を通しておよび出口128を通して循環される。熱交換器125はまた、上記のように、客室などの、冷却されるべき本体中の冷却コイルにそれを通して冷却溶液を循環させるための、入口131および出口132を有する第2の膨張コイル129を含む。液体冷媒は低温での熱交換器中で蒸発して低圧ガスを形成し、こうして冷却溶液の冷却を行う。熱交換器の第1の膨張コイルの出口128は、連結ライン134によってアキュムレーターの入口115に連結される。熱交換器からの低圧冷媒ガスは圧縮機に入り、そこでガスは圧縮されてその圧力および温度を上げ、このサイクルがそれから繰り返す。
【0026】
一実施形態では、冷却ユニット手段は、図2に示されるように、シングルエバポレーターを含んでもよい。しかしながら、大きい車両を冷却するときなど、デュアルエバポレーターが好ましい場合があるかもしれない。かかるデュアルエバポレーターシステムは、図3において、かかる同様の要素が200番台の参照番号で示されることを除いては、同様の要素が類似の参照番号で示される状態で、図2に示されるものに似ている。
【0027】
図3のデュアルエバポレーターシステムは、2つの冷却ユニット、具体的には、図3において255で示される前方冷却ユニットと、図3において257で示される後方冷却ユニットとを含む。前方冷却ユニットは入口258および出口259を有する。前方冷却ユニットの出口は前方ポンプ260と流体連通して配置される。具体的には、前方ポンプは入口261および出口262を有し、前方冷却ユニットは連結ライン263を介して前方ポンプの出口と流体連通して配置される。前方ポンプの出口はまた、連結ライン264を介して後方冷却ユニットと流体連通して配置される。具体的には、後方冷却ユニットは入口265および出口266を有し、前方ポンプの出口262は、後方冷却ユニットの入口265と流体連通して配置される。全ループ流れは、前方ポンプ260のポンピング速度によって制御される。前方冷却ユニット255および後方冷却ユニット257を通る流れの比は、後方ポンプ267によって制御される。代わりのデザインは、各装置に行く流体の全流れの割合を制御するために比例制御ソレノイドバルブをライン263および264に置くであろう。後方冷却ユニットの出口は、連結ライン268を介して後方ポンプ267と流体連通して配置される。後方ポンプは入口269および出口270を有する。後方ポンプの出口270は、連結ライン239を介してバイパスライン248に流体連通して配置される。前方冷却ユニットの出口はまた、連結ライン272および連結ライン239を介してバイパスライン248と流体連通して配置される。
【0028】
図3に例示されるような本発明のデュアルエバポレーター実施形態の二次ループ冷却システムはまた、冷却溶液を貯蔵するためのリザーバ手段を含む。リザーバ手段は、図3に示されるリザーバ238などのようなリザーバ、すなわちタンクを含んでもよい。リザーバ238は入口240および出口241を有する。連結ライン239が、冷却ユニットの出口とリザーバの入口との間に配置される。リザーバの入口は、冷却液が冷却ユニットからリザーバに流れるように、連結ライン239を介して冷却ユニットの出口237と流体連通して配置される。
【0029】
図3に例示されるような本発明のデュアルエバポレーター実施形態の二次ループ冷却システムはまた、リザーバから元の熱交換器に貯蔵溶液を循環させるためのリターンラインを含む。図2の実施形態では、このリターンラインは連結ライン146である。リザーバの出口241は、連結ライン146を介して熱交換器の第2の膨張コイルの入口131と流体連通している。
【0030】
図3に例示されるような本発明のデュアルエバポレーター実施形態の二次ループ冷却システムはまた、リザーバを迂回させ、冷却ユニット手段の出口から熱交換器の第2のチューブの入口に直接冷却溶液を配送するためのバイパス手段を含む。バイパス手段は、冷却溶液を搬送することができるラインまたはホースを含んでもよい。バイパスラインは、図3において248で示され、冷却ユニットの出口237と熱交換器の第2の膨張コイルの入口231との間に配置される。
【0031】
図3に例示されるような実施形態で本発明の二次ループ冷却システムはまた、冷却ユニット手段の出口と熱交換器手段の第2の膨張コイルの入口との間のバイパスラインに配置された第1のバルブ手段を含む。第1のバルブ手段は、下で説明されるように、温度の変化によって作動する任意のタイプのバルブを含んでもよい。第1のバルブ249は図3に示され、冷却ユニットの出口237と熱交換器の第2の膨張コイルの出口231との間のバイパスラインに配置される。第1のバルブは開いて冷却溶液が冷却ユニットの出口から熱交換器の第2の膨張コイルの入口に直接流れるのを可能にし、それによってリザーバを迂回させる。
【0032】
本発明の二次ループ冷却システムは、冷却ユニット手段の出口とリザーバ手段の入口との間に配置された第2のバルブ手段をさらに含む。第2のバルブ手段は、下で説明されるように、温度の変化によって作動する任意のタイプのバルブを含んでもよい。第2のバルブ250は図3に示され、冷却ユニットの出口237とリザーバの入口240との間の連結ライン239に配置される。第2のバルブは、第1のバルブが閉じて冷却溶液がリザーバの入口に流れ込むことを可能にするときに開く。図2の実施形態について上に指摘されたように、第1のおよび第2のバルブのそれぞれは独立して、それらの開閉を制御する温度センサーに通じている。
【0033】
本発明の図3の実施形態の二次ループ冷却システムは、本体中の温度を感知し、本体中の温度を既定の温度と比較するための、冷却されるべき本体に配置されるように構成された温度センサー手段をさらに含む。温度センサー手段は、自動車の客室中など、冷却されるべき本体の近くにまたは本体に配置される、図3に示される温度センサー252などのような温度センサーを含んでもよい。温度センサーは、自動車の客室などの、冷却されるべき本体中の温度を感知し、客室中の温度を設定点、または既定の温度と比較する。この設定点温度は、冷却されるべき本体中での所望の温度にいかに速く達することができるかを踏まえて決定される。
【0034】
本発明の図3の実施形態の二次ループ冷却システムは、冷却されるべき本体中の温度を第1のバルブに伝えるための手段と、冷却されるべき本体中の温度が既定の温度より高いときに第1のバルブを開くための手段とをさらに含む。自動車の客室などの、冷却されるべき本体中の温度を第1のバルブに伝えるための手段は、図3に示されるライン253などのようなラインである。このラインは、電気信号を第1のバルブに送る導電性ワイヤであることができる。また、図2の実施形態におけるように、第1のおよび第2のバルブのそれぞれが独立して、それらの開閉を制御する温度センサーに通じている。
【0035】
図2の実施形態におけるように、本発明の第1のおよび第2のバルブは、電子ソレノイドバルブであってもよく、センサー252は、バルブのそれぞれに制御信号を提供する温度自動調節器であってもよい。ソレノイドバルブはまた、リザーバ238へかライン248を通ってかのどちらかの流れ込みを可能にする単一の双方向ソレノイドバルブに組み合わせることができる。また、ライン139とライン148のどちらを通って流れるかの比例制御は、時間の百分率に作動周期を適用することによって行い得る。
【0036】
図3のシステムにおいて、バルブ250が閉められ、249が開いている場合、流れは、その圧力が249の圧力に等しくなるまで依然として241から続くであろう。249でのシステム中の圧力が241でのシステム中の圧力より高い場合、リザーバ238中へ逆流するであろう。これを防ぐために、バルブ250と同時に作動するチェック−バルブ247が連結ライン242中に提供される。
【0037】
上記のような二次冷却ループは、図3において220に概して示される標準蒸気圧縮システムと接続して使用されてもよい。かかる蒸気圧縮システムは、入口212および出口213を有する圧縮機211と、入口215および出口216を有するアキュムレーター214とを含む。図3に示されるように、連結ライン217がアキュムレーターと圧縮機とを連結する。ガス状冷媒は、任意のアキュムレーター212の出口216から、連結ライン217を通って圧縮機211の入口212に流れ、そこでガス状冷媒はより高い圧力に圧縮される。圧縮機の出口213は、連結ライン218によって、入口220および出口221を有する、凝縮器219に連結される。圧縮されたガス状冷媒は、ライン218から入口220に、そして凝縮器を通って循環され、こうして放熱し、液体に変換される。液体冷媒は、凝縮器の出口221に、そして冷却システム220の一部であるチラー、すなわち熱交換器225に凝縮器を連結する連結ライン223中のバルブ222を通して循環される。熱交換器225は、上記のように、入口227および出口228を有する第1の膨張コイル226を含む。冷媒は、入口227からチューブ226を通しておよび出口228を通して循環される。熱交換器225はまた、上記のように、客室などの、冷却されるべき本体中の冷却コイルにそれを通して冷却溶液を循環させるための、入口231および出口232を有する第2の膨張コイル229を含む。液体冷媒は低温での熱交換器中で蒸発して低圧ガスを形成し、こうして冷却溶液の冷却を行う。熱交換器の第1の膨張コイルの出口228は、連結ライン234によってアキュムレーターの入口215に連結される。熱交換器からの低圧冷媒ガスは圧縮機に入り、そこでガスは圧縮されてその圧力および温度を上げ、このサイクルがそれから繰り返す。
【0038】
さらに本発明に従って、自動車のエアコンシステムにおける蒸気圧縮システムでの使用のための二次冷却ループシステムにおけるリザーバの迂回方法が提供される。この方法は、図2および3において上記のようなシステムの運転の説明と併せて記載される。本方法は、熱交換器の第1の膨張コイルを通して冷媒を循環させる工程を含む。冷媒は、図2および3ではそれぞれ、熱交換器125または225などの第1の膨張コイル126または226などの入口127または227などを通して、それの出口128または228などに循環される。
【0039】
本発明の方法はまた、熱交換器の第2の膨張コイルを通して冷却溶液を循環させる工程を含む。冷却溶液は、図2および3ではそれぞれ、熱交換器125または225などの第2のチューブ129または229などの入口131または231などを通して、出口132または232などの、それの出口に循環される。熱交換器は向流熱交換器であってもよく、ここで冷媒は一方向に第1の膨張コイル中を循環され、冷却溶液は反対方向に第2の膨張コイルを通して循環され、熱交換が冷媒と溶液との間で達成される。
【0040】
本発明の方法はまた、冷却されるべき本体中に置かれるのに適している、冷却ユニットに冷却溶液を循環させる工程を含む。図2の実施形態では、冷却溶液は、自動車の客室などの、冷却されるべき本体中に置かれるのに適している、冷却ユニット133などの、冷却ユニットに循環される。図3のデュアルエバポレーターシステムにおいて、冷却溶液は、2つの冷却ユニット、具体的には、図3において255で示される前方冷却ユニットと、図3において257で示される後方冷却ユニットとを通して循環される。冷却溶液は、ポンプ260などの前方ポンプから、冷却ユニットの入口258、出口259に流れる。具体的には、前方ポンプは、冷却溶液が前方ポンプの出口から連結ラインを介して冷却ユニットの入口に流れるように、入口261および出口262を有する。冷却溶液はまた、前方ポンプの出口から連結ライン264を介して後方冷却ユニットの入口265に、冷却ユニットを通って冷却ユニットの出口262に流れる。冷却溶液は、後方冷却ユニットの出口から、ライン268などの連結ラインを介して、ポンプ267などの後方ポンプに流れる。冷却溶液は、後方ポンプの出口から、ライン239などの、連結ラインを介して、ライン248などのバイパスラインに流れる。前方冷却ユニットの出口はまた、冷却溶液がまた前方冷却ユニットからバイパスラインに流れるように、連結ライン272および連結ライン239を介してバイパスライン248と流体連通して配置される。全ループ流れが、前方ポンプ260のポンピング速度によって制御される。前方冷却ユニット255および後方冷却ユニット257を通る流れの比は、後方ポンプ267によって制御される。
【0041】
本発明の方法はまた、冷却ユニットの出口と熱交換器の第2の膨張コイルの入口との間に配置された連結ラインに配置された第1のバルブを開く工程を含む。149または249などの、第1のバルブは、冷却ユニットの出口137または237と熱交換器225の第2の膨張コイルの入口231との間の、バイパスライン148または248などの、バイパスラインに配置される。
【0042】
本発明の方法はまた、冷却ユニットの出口とリザーバの入口との間の連結ラインに配置された第2のバルブを閉めて冷却ユニットの出口から熱交換器の第2の膨張コイルの入口に直接溶液を配送する工程を含む。139または239などの連結ラインに配置された、150または250などの第2のバルブは、冷却ユニットの出口137または237などと、リザーバ138または238の入口140または240などとの間に配置される。第1のバルブが開いて冷却ユニットの出口から熱交換器の第2の膨張コイルの入口に直接溶液を配送し、それによってリザーバを迂回させる。
【0043】
本発明の方法はまた、バイパスラインから元の熱交換器の第2の膨張コイルの入口に溶液を循環させる工程を含む。この工程では、冷却溶液は、141’または241などのバイパスラインから、元の熱交換器124または224などの第2の膨張コイルの入口131または231に、ポンプ143または243などのポンプによってポンピングされる。
【0044】
本発明の方法は、冷却されるべき本体中の空気の温度を感知し、冷却されるべき本体中の温度を既定の温度と比較する工程と、客室中の温度が既定の温度より高いときに第1のバルブを開ける工程とをさらに含む。この工程では、自動車の客室などの、冷却されるべき本体中の空気の温度は、図2におけるセンサー152または図3における252などの温度センサーによって感知される。149または249などの第1のバルブは、冷却されるべき本体中の温度が既定の温度より高いときに開かれる。
【0045】
本発明の方法は、客室中の温度が既定の温度より低いときに第1のバルブを閉め、第2のバルブを開ける工程をさらに含む。この工程では、客室中の温度が既定の温度より低いときに、それぞれ、図2および3におけるバルブ149または249などの第1のバルブが開けられ、図2における150または図3における250などの、第2のバルブが閉められる。この低い温度は客室中の温度の低下を示し、その時点で、バイパスはもはや必要とされない。自動車の客室などの冷却されるべき本体が所望の温度にあるこの時点で、冷却溶液はリザーバを通って流れることができ、リザーバの全体内容物が二次ループ冷却システムを通って流れることができる。
【0046】
本システムおよび方法に使用される冷却溶液は、好ましくは不燃性の冷却溶液である。加えて、152aなどの、可燃性冷媒が使用されるときに、これは本システムの可燃性を減少させる。冷却溶液は、エチレングリコールかプロピレングリコールかのどちらかであってもよいし、またはそれはプロパンジオール、もしくはこの文章における前述のもののいずれかと水との混合物であってもよい。一実施形態では、30%エチレングリコール、70%水の溶液が使用されてもよい。
【0047】
本発明のシステムまたは方法で使用される冷媒は、少なくとも1種のフルオロオレフィンを含んでもよい。本発明で使用されるフルオロオレフィンは以下の群:(i)式E−またはZ−RCH=CHR(式中、RおよびRは、独立して、C〜Cパーフルオロアルキル基である)のフルオロオレフィン;(ii)式シクロ−[CX=CY(CZW)−](式中、X、Y、Z、およびWは、独立して、HまたはFであり、nは2〜5の整数である)の環状フルオロオレフィン;または(iii)テトラフルオロエチレン(CF=CF);ヘキサフルオロプロペン(CFCF=CF);1,2,3,3,3−ペンタフルオロ−1−プロペン(CHF=CFCF)、1,1,3,3,3−ペンタフルオロ−1−プロペン(CF=CHCF)、1,1,2,3,3−ペンタフルオロ−1−プロペン(CF=CFCHF)、1,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン(CHF=CFCHF)、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン(CH=CFCF)、1,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペンCHF=CHCF)、1,1,2,3−テトラフルオロ−1−プロペン(CF=CFCHF)、1,1,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン(CF=CHCHF)、1,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン(CHF=CFCHF)、3,3,3−トリフルオロ−1−プロペン(CH=CHCF)、2,3,3−トリフルオロ−1−プロペン(CHFCF=CH);1,1,2−トリフルオロ−1−プロペン(CHCF=CF);1,2,3−トリフルオロ−1−プロペン(CHFCF=CHF);
1,1,3−トリフルオロ−1−プロペン(CHFCH=CF);1,3,3−トリフルオロ−1−プロペン(CHFCH=CHF);1,1,1,2,3,4,4,4−オクタフルオロ−2−ブテン(CFCF=CFCF);1,1,2,3,3,4,4,4−オクタフルオロ−1−ブテン(CFCFCF=CF);1,1,1,2,4,4,4−ヘプタフルオロ−2−ブテン(CFCF=CHCF);1,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−1−ブテン(CHF=CFCFCF);1,1,1,2,3,4,4−ヘプタフルオロ−2−ブテン(CHFCF=CFCF);1,3,3,3−テトラフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−1−プロペン((CFC=CHF);1,1,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−1−ブテン(CF=CHCFCF);1,1,2,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−1−ブテン(CF=CFCHFCF);1,1,2,3,3,4,4−ヘプタフルオロ−1−ブテン(CF=CFCFCHF);2,3,3,4,4,4−ヘキサフルオロ−1−ブテン(CFCFCF=CH);1,3,3,4,4,4−ヘキサフルオロ−1−ブテン(CHF=CHCFCF);1,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロ−1−ブテン(CHF=CFCHFCF);1,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロ−1−ブテン(CHF=CFCFCHF);1,1,2,3,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン(CHFCF=CFCHF);1,1,1,2,3,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン(CHFCF=CFCF);1,1,1,2,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン(CHFCH=CFCF);1,1,1,3,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン(CFCH=CFCHF);1,1,2,3,3,4−ヘキサフルオロ−1−ブテン(CF=CFCFCHF);1,1,2,3,4,4−ヘキサフルオロ−1−ブテン(CF=CFCHFCHF);3,3,3−トリフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−1−プロペン(CH=C(CF);1,1,1,2,4−ペンタフルオロ−2−ブテン(CHFCH=CFCF);1,1,1,3,4−ペンタフルオロ−2−ブテン(CFCH=CFCHF);3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−1−ブテン(CFCFCH=CH);1,1,1,4,4−ペンタフルオロ−2−ブテン(CHFCH=CHCF);1,1,1,2,3−ペンタフルオロ−2−ブテン(CHCF=CFCF);2,3,3,4,4−ペンタフルオロ−1−ブテン(CH=CFCFCHF);1,1,2,4,4−ペンタフルオロ−2−ブテン(CHFCF=CHCHF);1,1,2,3,3−ペンタフルオロ−1−ブテン(CHCFCF=CF);1,1,2,3,4−ペンタフルオロ−2−ブテン(CHFCF=CFCHF);1,1,3,3,3−ペンタフルオロ−2−メチル−1−プロペン(CF=C(CF)(CH));2−(ジフルオロメチル)−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペン(CH=C(CHF)(CF));2,3,4,4,4−ペンタフルオロ−1−ブテン(CH=CFCHFCF);1,2,4,4,4−ペンタフルオロ−1−ブテン(CHF=CFCHCF);1,3,4,4,4−ペンタフルオロ−1−ブテン(CHF=CHCHFCF);1,3,3,4,4−ペンタフルオロ−1−ブテン(CHF=CHCFCHF);1,2,3,4,4−ペンタフルオロ−1−ブテン(CHF=CFCHFCHF);3,3,4,4−テトラフルオロ−1−ブテン(CH=CHCFCHF);1,1−ジフルオロ−2−(ジフルオロメチル)−1−プロペン(CF=C(CHF)(CH));1,3,3,3−テトラフルオロ−2−メチル−1−プロペン(CHF=C(CF)(CH));3,3−ジフルオロ−2−(ジフルオロメチル)−1−プロペン(CH=C(CHF);1,1,1,2−テトラフルオロ−2−ブテン(CFCF=CHCH);1,1,1,3−テトラフルオロ−2−ブテン(CHCF=CHCF);1,1,1,2,3,4,4,5,5,5−デカフルオロ−2−ペンテン(CFCF=CFCFCF);1,1,2,3,3,4,4,5,5,5−デカフルオロ−1−ペンテン(CF=CFCFCFCF);1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ブテン((CFC=CHCF);1,1,1,2,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテン(CFCF=CHCFCF);1,1,1,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテン(CFCH=CFCFCF);1,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−1−ペンテン(CHF=CFCFCFCF);1,1,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−1−ペンテン(CF=CHCFCFCF);1,1,2,3,3,4,4,5,5−ノナフルオロ−1−ペンテン(CF=CFCFCFCHF);
1,1,2,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテン(CHFCF=CFCFCF);1,1,1,2,3,4,4,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテン(CFCF=CFCFCHF);1,1,1,2,3,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテン(CFCF=CFCHFCF);1,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CHF=CFCF(CF);1,1,2,4,4,4−ヘキサフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CF=CFCH(CF);1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ブテン(CFCH=C(CF);1,1,3,4,4,4−ヘキサフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CF=CHCF(CF);2,3,3,4,4,5,5,5−オクタフルオロ−1−ペンテン(CH=CFCFCFCF);1,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロ−1−ペンテン(CHF=CFCFCFCHF);3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CH=C(CF)CFCF);1,1,4,4,4−ペンタフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CF=CHCH(CF);1,3,4,4,4−ペンタフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CHF=CHCF(CF);1,1,4,4,4−ペンタフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CF=C(CF)CHCF);3,4,4,4−テトラフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン((CFCFCH=CH);3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロ−1−ペンテン(CFCFCFCH=CH);2,3,3,4,4,5,5−ヘプタフルオロ−1−ペンテン(CH=CFCFCFCHF);1,1,3,3,5,5,5−ヘプタフルオロ−1−ブテン(CF=CHCFCHCF);
1,1,1,2,4,4,4−ヘプタフルオロ−3−メチル−2−ブテン(CFCF=C(CF)(CH));2,4,4,4−テトラフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CH=CFCH(CF);1,4,4,4−テトラフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CHF=CHCH(CF);1,1,1,4−テトラフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ブテン(CHFCH=C(CF);1,1,1,3−テトラフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ブテン(CHCF=C(CF);1,1,1−トリフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ブテン((CFC=CHCH);3,4,4,5,5,5−ヘキサフルオロ−2−ペンテン(CFCFCF=CHCH);1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−2−メチル−2−ブテン(CFC(CH)=CHCF);3,3,4,5,5,5−ヘキサフルオロ−1−ペンテン(CH=CHCFCHFCF);4,4,4−トリフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CH=C(CF)CHCF);1,1,2,3,3,4,4,5,5,6,6,6−ドデカフルオロ−1−ヘキセン(CF(CFCF=CF);1,1,1,2,2,3,4,5,5,6,6,6−ドデカフルオロ−3−ヘキセン(CFCFCF=CFCFCF);1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−2,3−ビス(トリフルオロメチル)−2−ブテン((CFC=C(CF);1,1,1,2,3,4,5,5,5−ノナフルオロ−4−(トリフルオロメチル)−2−ペンテン((CFCFCF=CFCF);1,1,1,4,4,5,5,5−オクタフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ペンテン((CFC=CHC);1,1,1,3,4,5,5,5−オクタフルオロ−4−(トリフルオロメチル)−2−ペンテン((CFCFCF=CHCF);3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロ−1−ヘキセン(CFCFCFCFCH=CH);4,4,4−トリフルオロ−3,3−ビス(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CH=CHC(CF);1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−3−メチル−2−(トリフルオロメチル)−2−ブテン((CFC=C(CH)(CF));2,3,3,5,5,5−ヘキサフルオロ−4−(トリフルオロメチル)−1−ペンテン(CH=CFCFCH(CF);1,1,1,2,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−3−メチル−2−ペンテン(CFCF=C(CH)CFCF);1,1,1,5,5,5−ヘキサフルオロ−4−(トリフルオロメチル)−2−ペンテン(CFCH=CHCH(CF);3,4,4,5,5,6,6,6−オクタフルオロ−2−ヘキセン(CFCFCFCF=CHCH);3,3,4,4,5,5,6,6−オクタフルオロ−1−ヘキセン(CH=CHCFCFCFCHF);1,1,1,4,4−ペンタフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ペンテン((CFC=CHCFCH);4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−1−ペンテン(CH=C(CF)CH);
3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロ−2−メチル−1−ペンテン(CFCFCFC(CH)=CH);4,4,5,5,6,6,6−ヘプタフルオロ−2−ヘキセン(CFCFCFCH=CHCH);4,4,5,5,6,6,6−ヘプタフルオロ−1−ヘキセン(CH=CHCHCF);1,1,1,2,2,3,4−ヘプタフルオロ−3−ヘキセン(CFCFCF=CFC);4,5,5,5−テトラフルオロ−4−(トリフルオロメチル)−1−ペンテン(CH=CHCHCF(CF);1,1,1,2,5,5,5−ヘプタフルオロ−4−メチル−2−ペンテン(CFCF=CHCH(CF)(CH));1,1,1,3−テトラフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ペンテン((CFC=CFC);1,1,1,2,3,4,4,5,5,6,6,7,7,7−テトラデカフルオロ−2−ヘプテン(CFCF=CFCFCF);1,1,1,2,2,3,4,5,5,6,6,7,7,7−テトラデカフルオロ−3−ヘプテン(CFCFCF=CFCF);1,1,1,3,4,4,5,5,6,6,7,7,7−トリデカフルオロ−2−ヘプテン(CFCH=CFCFCF);1,1,1,2,4,4,5,5,6,6,7,7,7−トリデカフルオロ−2−ヘプテン(CFCF=CHCFCF);1,1,1,2,2,4,5,5,6,6,7,7,7−トリデカフルオロ−3−ヘプテン(CFCFCH=CFCF);および1,1,1,2,2,3,5,5,6,6,7,7,7−トリデカフルオロ−3−ヘプテン(CFCFCF=CHCF)、または、この段落にリストされる前述のフルオロオレフィンのいずれかの混合物を意味する、それらの混合物からなる群から選択されるフルオロオレフィンの1つからであってもよい。本発明での使用に好適であるフルオロオレフィンを含む配合物は、2006年3月2日出願の米国特許出願第11/369,227号明細書、2006年3月30日出願の米国特許出願第11/393,109号明細書、および2006年7月13日出願の米国特許出願第11/486,791号明細書に開示されている。
【0048】
あるいはまた、本発明のシステムまたは方法に使用される冷媒は、ハイドロフルオロカーボン、炭化水素、ジメチルエーテル、CFI、アンモニア、二酸化炭素(CO)および、この段落にリストされる追加の化合物のいずれかと、互いとの、または上記のようなフルオロオレフィンとの混合物を意味する、それらの混合物であってもよい。
【0049】
一実施形態では、冷媒は、少なくとも1種のハイドロフルオロカーボン(HFC)であってもよい。本発明のHFC化合物は、炭素、水素、およびフッ素を含有する飽和化合物を含む。1〜7個の炭素原子を有し、かつ、約−90℃〜約80℃の標準沸点を有するハイドロフルオロカーボンが特に実用的である。ハイドロフルオロカーボンは、E.I.du Pont de Nemours and Company,Fluoroproducts(Wilmington、DE、19898、USA)などの多数の製造業者から入手可能な市販製品であるか、または当該技術分野で公知の方法によって製造されてもよい。代表的なハイドロフルオロカーボン化合物には、フルオロメタン(CHF、HFC−41)、ジフルオロメタン(CH、HFC−32)、トリフルオロメタン(CHF、HFC−23)、ペンタフルオロエタン(CFCHF、HFC−125)、1,1,2,2−テトラフルオロエタン(CHFCHF、HFC−134)、1,1,1,2−テトラフルオロエタン(CFCHF、HFC−134a)、1,1,1−トリフルオロエタン(CFCH、HFC−143a)、1,1−ジフルオロエタン(CHFCH、HFC−152a)、フルオロエタン(CHCHF、HFC−161)、1,1,1,2,2,3,3−ヘプタフルオロプロパン(CFCFCHF、HFC−227ca)、1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン(CFCHFCF、HFC−227ea)、1,1,2,2,3,3,−ヘキサフルオロプロパン(CHFCFCHF、HFC−236ca)、1,1,1,2,2,3−ヘキサフルオロプロパン(CFCFCHF、HFC−236cb)、1,1,1,2,3,3−ヘキサフルオロプロパン(CFCHFCHF、HFC−236ea)、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン(CFCHCF、HFC−236fa)、1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパン(CHFCFCHF、HFC−245ca)、1,1,1,2,2−ペンタフルオロプロパン(CFCFCH、HFC−245cb)、1,1,2,3,3−ペンタフルオロプロパン(CHFCHFCHF、HFC−245ea)、1,1,1,2,3−ペンタフルオロプロパン(CFCHFCHF、HFC−245eb)、1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン(CFCHCHF、HFC−245fa)、1,2,2,3−テトラフルオロプロパン(CHFCFCHF、HFC−254ca)、1,1,2,2−テトラフルオロプロパン(CHFCFCH、HFC−254cb)、1,1,2,3−テトラフルオロプロパン(CHFCHFCHF、HFC−254ea)、1,1,1,2−テトラフルオロプロパン(CFCHFCH、HFC−254eb)、1,1,3,3−テトラフルオロプロパン(CHFCHCHF、HFC−254fa)、1,1,1,3−テトラフルオロプロパン(CFCHCHF、HFC−254fb)、1,1,1−トリフルオロプロパン(CFCHCH、HFC−263fb)、2,2−ジフルオロプロパン(CHCFCH、HFC−272ca)、1,2−ジフルオロプロパン(CHFCHFCH、HFC−272ea)、1,3−ジフルオロプロパン(CHFCHCHF、HFC−272fa)、1,1−ジフルオロプロパン(CHFCHCH、HFC−272fb)、2−フルオロプロパン(CHCHFCH、HFC−281ea)、1−フルオロプロパン(CHFCHCH、HFC−281fa)、1,1,2,2,3,3,4,4−オクタフルオロブタン(CHFCFCFCHF、HFC−338pcc)、1,1,1,2,2,4,4,4−オクタフルオロブタン(CFCHCFCF、HFC−338mf)、1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン(CFCHCFCH、HFC−365mfc)、1,1,1,2,3,4,4,5,5,5−デカフルオロペンタン(CFCHFCHFCFCF、HFC−43−10mee)、1,1,1,2,2,3,4,5,5,6,6,7,7,7−テトラデカフルオロヘプタン(CFCFCHFCHFCFCFCF、HFC−63−14mee)、および、この段落にリストされるハイドロフルオロカーボンのいずれかの混合物を意味する、それらの混合物が含まれるが、それらに限定されない。
【0050】
別の実施形態では、冷媒は少なくとも1種の炭化水素を含んでもよい。本発明の炭化水素は、炭素および水素のみを有する化合物を含む。約3〜約7個の炭素原子を有する化合物が特に実用的である。炭化水素は多数の化学薬品供給業者を介して商業的に入手可能である。代表的な炭化水素には、プロパン、n−ブタン、イソブタン、シクロブタン、n−ペンタン、2−メチルブタン、2,2−ジメチルプロパン、シクロペンタン、n−ヘキサン、2−メチルペンタン、2,2−ジメチルブタン、2,3−ジメチルブタン、3−メチルペンタン、シクロヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘプタン、および、この段落にリストされる炭化水素のいずれかの混合物を意味する、それらの混合物が含まれるが、それらに限定されない。
【0051】
別の実施形態では、本発明のシステムおよび方法で使用される冷媒は、ジメチルエーテル(DME、CHOCH)などの、ヘテロ原子を含有する炭化水素を含んでもよい。DMEは商業的に入手可能である。
【0052】
別の実施形態では、本発明のシステムおよび方法で使用される冷媒は、様々な製造業者から商業的に入手可能であるか、または当該技術分野で公知の方法によって製造され得るアンモニア(NH)を含んでもよい。
【0053】
別の実施形態では、本発明のシステムおよび方法で使用される冷媒は、様々な製造業者から商業的に入手可能であるか、または当該技術分野で公知の方法によって製造され得る二酸化炭素(CO)を含んでもよい。
【0054】
本発明のシステムおよび方法で使用される冷媒は、鉱油、アルキルベンゼン、ポリ−アルファ−オレフィン、シリコーン油、ポリオキシアルキレングリコールエーテル、ポリオールエステル、ポリビニルエーテル、およびそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種の潤滑油をさらに含んでもよい。本発明の潤滑油は、冷凍またはエアコン装置での使用に好適なものを含む。これらの潤滑油の中に、クロロフルオロカーボン冷媒を利用する圧縮冷凍装置に通常使用されるものがある。かかる潤滑油およびそれらの特性は、参照により本明細書に援用される、1990年ASHRAEハンドブック、Refrigeration Systems and Applications(冷凍システムおよび用途)、「Lubricants in Refrigeration Systems(冷凍システムにおける潤滑油)」という表題の第8章、8.1から8.21ページに議論されている。本発明の潤滑油は、圧縮冷凍潤滑の分野で「鉱油」として一般に知られるものを含んでもよい。鉱油は、パラフィン(すなわち、直鎖および分岐の炭素鎖の飽和炭化水素)、ナフテン(すなわち、パラフィンであってもよい、環状もしくは環構造の飽和炭化水素)および芳香族化合物(すなわち、交互二重結合で特徴づけられる1つ以上の環を含有する不飽和の環状炭化水素)を含む。本発明の潤滑油は、圧縮冷凍潤滑の分野で「合成油」として一般に知られるものをさらに含む。合成油は、アルキルアリール(すなわち、線状および分岐アルキルのアルキルベンゼン)、合成パラフィンおよびナフテン、シリコーン、ならびにポリ−アルファオレフィンを含む。本発明の代表的な通常の潤滑油は、商業的に入手可能なBVM 100N(BVA Oilsによって販売されるパラフィン系鉱油)、Crompton Co.によってSuniso(登録商標)3GSおよびSuniso(登録商標)5GSの商標で商業的に入手可能なナフテン系鉱油、商標Sontex(登録商標)372LTでPennzoilから商業的に入手可能なナフテン系鉱油、商標Calument(登録商標)RO−30でCalumet Lubricantsから商業的に入手可能なナフテン系鉱油、商標Zerol(登録商標)75、Zerol(登録商標)150およびZerol(登録商標)500でShrieve Chemicalsから商業的に入手可能な線状アルキルベンゼン、ならびにHAB 22として新日本石油株式会社によって販売される分岐アルキルベンゼンである。
【0055】
別の実施形態では、本発明の潤滑油は、ハイドロフルオロカーボン冷媒との使用を設計されており、かつ、圧縮冷凍およびエアコン装置の運転条件下に本発明の冷媒と混和性であるものをさらに含む。かかる潤滑油およびそれらの特性は、「Synthetic Lubricants and High−Performance Fluids(合成潤滑油および高性能流体)」、R.L.Shubkin編、Marcel Dekker、1993年に議論されている。かかる潤滑油には、Castrol(登録商標)100(Castrol(United Kingdom))などのポリオールエステル(POE)、Dow(Dow Chemical(Midland.Michigan))製のRL−488Aなどのポリアルキレングリコール(PAG)、およびポリビニルエーテル(PVE)が含まれるが、それらに限定されない。
【0056】
本発明の潤滑油は、所与の圧縮機の要件と潤滑油が曝されるであろう環境とを考慮することによって選択される。
【0057】
本発明のシステムまたは方法で使用される、単独でか潤滑油と一緒でかのどちらかでの、冷媒は、所望量の個々の成分を組み合わせるための任意の便利な方法によって調製されてもよい。好ましい方法は、所望の成分量を秤量し、その後成分を適切な容器で組み合わせることである。必要に応じて、攪拌が用いられてもよい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)冷媒を通して循環させるための第1の膨張コイルと、冷媒を通して循環させるための、入口および出口を有する第2の膨張コイルとを有する熱交換器と;
(b)溶液が通って循環するときに溶液を冷却するための、入口および出口を有する冷却ユニットであって、ここで入口が上記熱交換器の第1の膨張コイルと流体連通している冷却ユニットと;
(c)溶液を貯蔵するための、入口および出口を有するリザーバであって、ここで入口が冷却ユニットの出口と流体連通して配置されるリザーバと;
(d)リザーバから熱交換器の第2の膨張コイルの入口に貯蔵溶液を戻すためのリターンラインであって、リザーバの第1の出口と流体連通し、そして熱交換器の第2の膨張コイルの入口と流体連通して配置されるリターンラインと;
(e)リザーバを迂回させ、冷却ユニットの出口から熱交換器の第2の膨張コイルの入口に直接溶液を配送するための、冷却ユニットの出口と熱交換器の第2の膨張コイルとの間に配置されたバイパスラインと;
(f)冷却ユニットの出口と熱交換器の第2の膨張コイルの入口との間のバイパスラインに配置された第1のバルブであって、ここで、開いて冷却ユニットの出口から熱交換器の第2の膨張コイルの入口に直接溶液を配送し、それによってリザーバを迂回させる第1のバルブと
を含む、冷却すべき本体のエアコンシステムにおいて使用するための二次冷却ループシステム。
【請求項2】
冷却コイルの出口とリザーバの入口との間に配置された連結ラインと、連結ラインに配置された第2のバルブとをさらに含み、ここで第2のバルブは、第1のバルブが閉じたときに開いて溶液をリザーバの入口に流入させる、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
客室中の温度を感知し、冷却すべき本体中の温度を既定の温度と比較するための、冷却すべき本体に配置するのに適している温度センサーをさらに含み、ここで、冷却すべき本体中の温度が既定の温度より高いときに第1のバルブが開き、かつ第2のバルブが閉じる、請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
冷却すべき本体中の温度を第1のバルブに伝えるための手段と、冷却すべき本体客室中の温度が既定の温度より高いときに第1のバルブを開けるための第1のバルブにおける手段とをさらに含む、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
冷却すべき本体中の温度を第2のバルブに伝えるための手段と、冷却すべき本体中の温度が既定の温度より高いときに第2のバルブを閉じるための第2のバルブにおける手段とをさらに含む、請求項3に記載のシステム。
【請求項6】
熱交換器が、冷媒が第1の膨張コイル中を一方向にそれを通って流れ、その溶液が反対方向に第2の膨張コイル中をそれを通って流れる向流熱交換器である、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
冷却ユニットがシングルエバポレーター冷却ユニットを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
冷却ユニットが、
(a)入口および出口を有する前方ポンプであって、ここで入口が熱交換器と流体連通して配置される前方ポンプと、
(b)前方ポンプの出口と流体連通して配置される前方冷却ユニットと、
(c)入口および出口を有する後方冷却ユニットであって、ここで出口が前方ポンプの出口と流体連通して配置される後方冷却ユニットと、
(d)入口および出口を有する後方ポンプであって、ここで後方冷却ユニットの出口が後方ポンプの入口と流体連通して配置され、かつ後方ポンプの出口がバイパスラインと流体連通して配置される後方ポンプと
を含むデュアルエバポレーター冷却ユニットを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
(a)冷媒を通して循環させるための第1の膨張コイルと、冷却溶液を通して循環させるための第2の膨張コイルとを有する熱交換器手段と;
(b)溶液が通って循環するときに溶液を冷却するための、入口および出口を有する冷却手段であって、ここで入口が熱交換器手段の第2の膨張コイルと流体連通している冷却手段と;
(c)溶液を貯蔵するための、入口および出口を有するリザーバ手段であって、ここで入口が冷却手段の出口と流体連通して配置されるリザーバ手段と;
(d)リザーバから熱交換器手段に貯蔵溶液を循環させるための手段であって、リザーバ手段の出口と流体連通して配置された入口および熱交換器手段の第2の膨張コイルの入口と流体連通して配置された出口を有する循環手段と;
(e)リザーバ手段を迂回させ、冷却手段の出口から熱交換器手段の第2の膨張コイルの入口に直接溶液を配送するための、冷却手段の出口とポンプ手段の入口との間に配置されたバイパス手段と;
(f)冷却手段の出口と熱交換器手段の第2の膨張コイルの入口との間のバイパスラインに配置された第1のバルブ手段であって、ここで、開いて冷却手段の出口から熱交換器手段の第2の膨張コイルの入口に直接溶液を配送し、それによってリザーバ手段を迂回させる第1のバルブ手段と
を含む、自動車の蒸気圧縮エアコンシステムに使用するための二次冷却ループシステム。
【請求項10】
(a)熱交換器の第1の膨張コイルを通して冷媒を循環させ、そして熱交換器の第2の膨張コイルを通して冷却溶液を循環させる工程と;
(b)溶液が冷却ユニットを通って循環するときに溶液を冷却する工程であって、ここで冷却ユニットが熱交換器の第2の膨張コイルと流体連通して配置される工程と;
(c)冷却ユニットの出口と熱交換器の第2の膨張コイルの入口との間に配置された連結ラインに配置された第1のバルブを開けて冷却ユニットの出口から熱交換器の第2の膨張コイルの入口に直接溶液を配送し、それによってリザーバを迂回させる工程と;
(d)バイパスラインから熱交換器の第2の膨張コイルの入口に溶液を循環させる工程と
を含む、自動車の蒸気圧縮エアコンシステムに使用するための二次冷却ループシステムにおけるリザーバの迂回方法。
【請求項11】
冷却ユニットの出口とリザーバの入口との間の連結ラインに配置された第2のバルブを閉める工程をさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
冷却すべき本体中の空気の温度を感知し、冷却すべき本体の温度を既定の温度と比較する工程と、冷却すべき本体中の温度が既定の温度より高いときに第1のバルブを開ける工程とをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
冷却すべき本体中の温度が既定の温度より低いときに第1のバルブを閉め、かつ第2のバルブを開ける工程をさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
冷却溶液が、エチレングリコール、プロピレングリコール、プロパンジオール、またはそれらと水との混合物からなる群から選択されるグリコール溶液である、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
冷媒が、第1の膨張コイル中を一方向に向流熱交換器を通して循環され、かつ冷却溶液が第2の膨張コイル中を反対方向に向流熱交換器をそこで流れる、請求項10に記載の方法。
【請求項16】
溶液の全てがシングルエバポレーター冷却ユニットを通して循環される、請求項10に記載の方法。
【請求項17】
溶液の一部が、熱交換器からデュアルエバポレーターユニットの前方ポンプおよび前方冷却ユニットを通して循環され、溶液の別の部分がデュアルエバポレーターユニットの後方冷却ユニットおよび後方ポンプを通して循環される、請求項10に記載の方法。
【請求項18】
冷媒が、フルオロオレフィン、ハイドロフルオロカーボン、炭化水素、ジメチルエーテル、CFI、二酸化炭素、アンモニアおよびそれらの混合物からなる群から選択される請求項10に記載の方法。
【請求項19】
フルオロオレフィンが、
(i)式E−またはZ−RCH=CHR(式中、RおよびRは、独立して、C〜Cパーフルオロアルキル基である)のフルオロオレフィン;
(ii)式シクロ−[CX=CY(CZW)−](式中、X、Y、Z、およびWは、独立して、HまたはFであり、nは2〜5の整数である)の環状フルオロオレフィン;および
(iii)テトラフルオロエチレン(CF=CF);ヘキサフルオロプロペン(CFCF=CF);1,2,3,3,3−ペンタフルオロ−1−プロペン(CHF=CFCF)、1,1,3,3,3−ペンタフルオロ−1−プロペン(CF=CHCF)、1,1,2,3,3−ペンタフルオロ−1−プロペン(CF=CFCHF)、1,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン(CHF=CFCHF)、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン(CH=CFCF)、1,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン(CHF=CHCF)、1,1,2,3−テトラフルオロ−1−プロペン(CF=CFCHF)、1,1,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン(CF=CHCHF)、1,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン(CHF=CFCHF)、3,3,3−トリフルオロ−1−プロペン(CH=CHCF)、2,3,3−トリフルオロ−1−プロペン(CHFCF=CH);1,1,2−トリフルオロ−1−プロペン(CHCF=CF);1,2,3−トリフルオロ−1−プロペン(CHFCF=CHF);1,1,3−トリフルオロ−1−プロペン(CHFCH=CF);1,3,3−トリフルオロ−1−プロペン(CHFCH=CHF);
1,1,1,2,3,4,4,4−オクタフルオロ−2−ブテン(CFCF=CFCF);1,1,2,3,3,4,4,4−オクタフルオロ−1−ブテン(CFCFCF=CF);1,1,1,2,4,4,4−ヘプタフルオロ−2−ブテン(CFCF=CHCF);1,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−1−ブテン(CHF=CFCFCF);1,1,1,2,3,4,4−ヘプタフルオロ−2−ブテン(CHFCF=CFCF);1,3,3,3−テトラフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−1−プロペン((CFC=CHF);1,1,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−1−ブテン(CF=CHCFCF);1,1,2,3,4,4,4−ヘプタフルオロ−1−ブテン(CF=CFCHFCF);1,1,2,3,3,4,4−ヘプタフルオロ−1−ブテン(CF=CFCFCHF);2,3,3,4,4,4−ヘキサフルオロ−1−ブテン(CFCFCF=CH);1,3,3,4,4,4−ヘキサフルオロ−1−ブテン(CHF=CHCFCF);1,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロ−1−ブテン(CHF=CFCHFCF);1,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロ−1−ブテン(CHF=CFCFCHF);1,1,2,3,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン(CHFCF=CFCHF);1,1,1,2,3,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン(CHFCF=CFCF);1,1,1,2,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン(CHFCH=CFCF);1,1,1,3,4,4−ヘキサフルオロ−2−ブテン(CFCH=CFCHF);1,1,2,3,3,4−ヘキサフルオロ−1−ブテン(CF=CFCFCHF);1,1,2,3,4,4−ヘキサフルオロ−1−ブテン(CF=CFCHFCHF);3,3,3−トリフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−1−プロペン(CH=C(CF);1,1,1,2,4−ペンタフルオロ−2−ブテン(CHFCH=CFCF);1,1,1,3,4−ペンタフルオロ−2−ブテン(CFCH=CFCHF);3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−1−ブテン(CFCFCH=CH);1,1,1,4,4−ペンタフルオロ−2−ブテン(CHFCH=CHCF);1,1,1,2,3−ペンタフルオロ−2−ブテン(CHCF=CFCF);2,3,3,4,4−ペンタフルオロ−1−ブテン(CH=CFCFCHF);1,1,2,4,4−ペンタフルオロ−2−ブテン(CHFCF=CHCHF);1,1,2,3,3−ペンタフルオロ−1−ブテン(CHCFCF=CF);1,1,2,3,4−ペンタフルオロ−2−ブテン(CHFCF=CFCHF);1,1,3,3,3−ペンタフルオロ−2−メチル−1−プロペン(CF=C(CF)(CH));2−(ジフルオロメチル)−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペン(CH=C(CHF)(CF));2,3,4,4,4−ペンタフルオロ−1−ブテン(CH=CFCHFCF);1,2,4,4,4−ペンタフルオロ−1−ブテン(CHF=CFCHCF);1,3,4,4,4−ペンタフルオロ−1−ブテン(CHF=CHCHFCF);1,3,3,4,4−ペンタフルオロ−1−ブテン(CHF=CHCFCHF);1,2,3,4,4−ペンタフルオロ−1−ブテン(CHF=CFCHFCHF);3,3,4,4−テトラフルオロ−1−ブテン(CH=CHCFCHF);1,1−ジフルオロ−2−(ジフルオロメチル)−1−プロペン(CF=C(CHF)(CH));1,3,3,3−テトラフルオロ−2−メチル−1−プロペン(CHF=C(CF)(CH));3,3−ジフルオロ−2−(ジフルオロメチル)−1−プロペン(CH=C(CHF);1,1,1,2−テトラフルオロ−2−ブテン(CFCF=CHCH);1,1,1,3−テトラフルオロ−2−ブテン(CHCF=CHCF);1,1,1,2,3,4,4,5,5,5−デカフルオロ−2−ペンテン(CFCF=CFCFCF);1,1,2,3,3,4,4,5,5,5−デカフルオロ−1−ペンテン(CF=CFCFCFCF);1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ブテン((CFC=CHCF);1,1,1,2,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテン(CFCF=CHCFCF);1,1,1,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテン(CFCH=CFCFCF);1,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−1−ペンテン(CHF=CFCFCFCF);1,1,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−1−ペンテン(CF=CHCFCFCF);1,1,2,3,3,4,4,5,5−ノナフルオロ−1−ペンテン(CF=CFCFCFCHF);1,1,2,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテン(CHFCF=CFCFCF);1,1,1,2,3,4,4,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテン(CFCF=CFCFCHF);1,1,1,2,3,4,5,5,5−ノナフルオロ−2−ペンテン(CFCF=CFCHFCF);1,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CHF=CFCF(CF);1,1,2,4,4,4−ヘキサフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CF=CFCH(CF);
1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ブテン(CFCH=C(CF);1,1,3,4,4,4−ヘキサフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CF=CHCF(CF);2,3,3,4,4,5,5,5−オクタフルオロ−1−ペンテン(CH=CFCFCFCF);1,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロ−1−ペンテン(CHF=CFCFCFCHF);3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CH=C(CF)CFCF);1,1,4,4,4−ペンタフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CF=CHCH(CF);1,3,4,4,4−ペンタフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CHF=CHCF(CF);1,1,4,4,4−ペンタフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CF=C(CF)CHCF);3,4,4,4−テトラフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン((CFCFCH=CH);3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロ−1−ペンテン(CFCFCFCH=CH);2,3,3,4,4,5,5−ヘプタフルオロ−1−ペンテン(CH=CFCFCFCHF);1,1,3,3,5,5,5−ヘプタフルオロ−1−ブテン(CF=CHCFCHCF);1,1,1,2,4,4,4−ヘプタフルオロ−3−メチル−2−ブテン(CFCF=C(CF)(CH));2,4,4,4−テトラフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CH=CFCH(CF);1,4,4,4−テトラフルオロ−3−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CHF=CHCH(CF);1,1,1,4−テトラフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ブテン(CHFCH=C(CF);1,1,1,3−テトラフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ブテン(CHCF=C(CF);
1,1,1−トリフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ブテン((CFC=CHCH);3,4,4,5,5,5−ヘキサフルオロ−2−ペンテン(CFCFCF=CHCH);1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−2−メチル−2−ブテン(CFC(CH)=CHCF);3,3,4,5,5,5−ヘキサフルオロ−1−ペンテン(CH=CHCFCHFCF);4,4,4−トリフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CH=C(CF)CHCF);1,1,2,3,3,4,4,5,5,6,6,6−ドデカフルオロ−1−ヘキセン(CF(CFCF=CF);1,1,1,2,2,3,4,5,5,6,6,6−ドデカフルオロ−3−ヘキセン(CFCFCF=CFCFCF);1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−2,3−ビス(トリフルオロメチル)−2−ブテン((CFC=C(CF);1,1,1,2,3,4,5,5,5−ノナフルオロ−4−(トリフルオロメチル)−2−ペンテン((CFCFCF=CFCF);1,1,1,4,4,5,5,5−オクタフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ペンテン((CFC=CHC);1,1,1,3,4,5,5,5−オクタフルオロ−4−(トリフルオロメチル)−2−ペンテン((CFCFCF=CHCF);3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロ−1−ヘキセン(CFCFCFCFCH=CH);4,4,4−トリフルオロ−3,3−ビス(トリフルオロメチル)−1−ブテン(CH=CHC(CF);1,1,1,4,4,4−ヘキサフルオロ−3−メチル−2−(トリフルオロメチル)−2−ブテン((CFC=C(CH)(CF));2,3,3,5,5,5−ヘキサフルオロ−4−(トリフルオロメチル)−1−ペンテン(CH=CFCFCH(CF);1,1,1,2,4,4,5,5,5−ノナフルオロ−3−メチル−2−ペンテン(CFCF=C(CH)CFCF);1,1,1,5,5,5−ヘキサフルオロ−4−(トリフルオロメチル)−2−ペンテン(CFCH=CHCH(CF);3,4,4,5,5,6,6,6−オクタフルオロ−2−ヘキセン(CFCFCFCF=CHCH);
3,3,4,4,5,5,6,6−オクタフルオロ−1−ヘキセン(CH=CHCFCFCFCHF);1,1,1,4,4−ペンタフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ペンテン((CFC=CHCFCH);4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−1−ペンテン(CH=C(CF)CH);3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロ−2−メチル−1−ペンテン(CFCFCFC(CH)=CH);4,4,5,5,6,6,6−ヘプタフルオロ−2−ヘキセン(CFCFCFCH=CHCH);4,4,5,5,6,6,6−ヘプタフルオロ−1−ヘキセン(CH=CHCHCF);1,1,1,2,2,3,4−ヘプタフルオロ−3−ヘキセン(CFCFCF=CFC);4,5,5,5−テトラフルオロ−4−(トリフルオロメチル)−1−ペンテン(CH=CHCHCF(CF);1,1,1,2,5,5,5−ヘプタフルオロ−4−メチル−2−ペンテン(CFCF=CHCH(CF)(CH));1,1,1,3−テトラフルオロ−2−(トリフルオロメチル)−2−ペンテン((CFC=CFC);1,1,1,2,3,4,4,5,5,6,6,7,7,7−テトラデカフルオロ−2−ヘプテン(CFCF=CFCFCF);1,1,1,2,2,3,4,5,5,6,6,7,7,7−テトラデカフルオロ−3−ヘプテン(CFCFCF=CFCF);1,1,1,3,4,4,5,5,6,6,7,7,7−トリデカフルオロ−2−ヘプテン(CFCH=CFCFCF);1,1,1,2,4,4,5,5,6,6,7,7,7−トリデカフルオロ−2−ヘプテン(CFCF=CHCFCF);1,1,1,2,2,4,5,5,6,6,7,7,7−トリデカフルオロ−3−ヘプテン(CFCFCH=CFCF);および1,1,1,2,2,3,5,5,6,6,7,7,7−トリデカフルオロ−3−ヘプテン(CFCFCF=CHCF)からなる群から選択されるフルオロオレフィン
からなる群から選択される少なくとも1つの化合物である請求項18に記載の方法。
【請求項20】
ハイドロフルオロカーボンが、フルオロメタン(CHF、HFC−41)、ジフルオロメタン(CH、HFC−32)、トリフルオロメタン(CHF、HFC−23)、ペンタフルオロエタン(CFCHF、HFC−125)、1,1,2,2−テトラフルオロエタン(CHFCHF、HFC−134)、1,1,1,2−テトラフルオロエタン(CFCHF、HFC−134a)、1,1,1−トリフルオロエタン(CFCH、HFC−143a)、1,1−ジフルオロエタン(CHFCH、HFC−152a)、フルオロエタン(CHCHF、HFC−161)、1,1,1,2,2,3,3−ヘプタフルオロプロパン(CFCFCHF、HFC−227ca)、1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン(CFCHFCF、HFC−227ea)、1,1,2,2,3,3−ヘキサフルオロプロパン(CHFCFCHF、HFC−236ca)、1,1,1,2,2,3−ヘキサフルオロプロパン(CFCFCHF、HFC−236cb)、1,1,1,2,3,3−ヘキサフルオロプロパン(CFCHFCHF、HFC−236ea)、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン(CFCHCF、HFC−236fa)、1,1,2,2,3−ペンタフルオロプロパン(CHFCFCHF、HFC−245ca)、1,1,1,2,2−ペンタフルオロプロパン(CFCFCH、HFC−245cb)、1,1,2,3,3−ペンタフルオロプロパン(CHFCHFCHF、HFC−245ea)、1,1,1,2,3−ペンタフルオロプロパン(CFCHFCHF、HFC−245eb)、1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン(CFCHCHF、HFC−245fa)、1,2,2,3−テトラフルオロプロパン(CHFCFCHF、HFC−254ca)、1,1,2,2−テトラフルオロプロパン(CHFCFCH、HFC−254cb)、1,1,2,3−テトラフルオロプロパン(CHFCHFCHF、HFC−254ea)、1,1,1,2−テトラフルオロプロパン(CFCHFCH、HFC−254eb)、1,1,3,3−テトラフルオロプロパン(CHFCHCHF、HFC−254fa)、1,1,1,3−テトラフルオロプロパン(CFCHCHF、HFC−254fb)、
1,1,1−トリフルオロプロパン(CFCHCH、HFC−263fb)、2,2−ジフルオロプロパン(CHCFCH、HFC−272ca)、1,2−ジフルオロプロパン(CHFCHFCH、HFC−272ea)、1,3−ジフルオロプロパン(CHFCHCHF、HFC−272fa)、1,1−ジフルオロプロパン(CHFCHCH、HFC−272fb)、2−フルオロプロパン(CHCHFCH、HFC−281ea)、1−フルオロプロパン(CHFCHCH、HFC−281fa)、1,1,2,2,3,3,4,4−オクタフルオロブタン(CHFCFCFCHF、HFC−338pcc)、1,1,1,2,2,4,4,4−オクタフルオロブタン(CFCHCFCF、HFC−338mf)、1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン(CFCHCHF、HFC−365mfc)、1,1,1,2,3,4,4,5,5,5−デカフルオロペンタン(CFCHFCHFCFCF、HFC−43−10mee)、1,1,1,2,2,3,4,5,5,6,6,7,7,7−テトラデカフルオロヘプタン(CFCFCHFCHFCFCFCF、HFC−63−14mee)、およびそれらの混合物からなる群から選択される請求項18に記載の方法。
【請求項21】
炭化水素が、プロパン、n−ブタン、イソブタン、シクロブタン、n−ペンタン、2−メチルブタン、2,2−ジメチルプロパン、シクロペンタン、n−ヘキサン、2−メチルペンタン、2,2−ジメチルブタン、2,3−ジメチルブタン、3−メチルペンタン、シクロヘキサン、n−ヘプタン、シクロヘプタン、およびそれらの混合物からなる群から選択される、請求項18に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公表番号】特表2011−508176(P2011−508176A)
【公表日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−539795(P2010−539795)
【出願日】平成20年12月18日(2008.12.18)
【国際出願番号】PCT/US2008/087404
【国際公開番号】WO2009/085937
【国際公開日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【出願人】(390023674)イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー (2,692)
【氏名又は名称原語表記】E.I.DU PONT DE NEMOURS AND COMPANY
【Fターム(参考)】