説明

バスバ取付体

【課題】部品点数を増加させることなくバスバのリークやショートを防止することができるバスバ取付体を提供する。
【解決手段】車両用ルームランプ1を構成するバスバ取付体10には、合成樹脂製のハウジング3と、ハウジング3に取り付けられた金属製の複数のバスバ4と、複数のバスバ4に電気接続されたフラットケーブル5と、が設けられている。また、複数のバスバ4は、ブリッジ部により連結されて一体化された状態でハウジング3に取り付けられる。また、ハウジング3には、前記ブリッジ部を露出させる穴11が設けられている。このバスバ取付体10は、穴11に挿入されたパンチによって前記ブリッジ部が打ち抜かれた後に、ハウジング3外に引き出された電線5が穴11を覆うように配索されて設けられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のバスバがハウジングに取り付けられたバスバ取付体に関するものであり、例えば、車両用ルームランプに用いられるバスバ取付体に関するものである。
【背景技術】
【0002】
車両の天井に取り付けられる車両用ルームランプとして、複数のバスバがハウジングに取り付けられた「バスバ取付体」を備えた構造のものが知られている(例えば、特許文献1を参照。)。図6は従来のバスバ取付体が装着された車両用ルームランプを示す斜視図である。
【0003】
図6に示すように、車両用ルームランプ201は、ベース部材202と、ベース部材202の裏面202bに設けられた枠部220に装着されるバスバ取付体210と、ベース部材202の前面202aに装着される透明なカバー(不図示)と、を備えている。また、車両用ルームランプ201は、前記カバーが車両の乗員室側に位置し、バスバ取付体210が車両の車体パネル側に位置する向きで車両の天井に取り付けられる。
【0004】
上記バスバ取付体210には、図7に示すように、合成樹脂製のハウジング203と、ハウジング203のバルブ収容部230に収容されたバルブ209と、バルブ収容部230を覆ってバルブ209の光を前記カバー側に反射させるリフレクタ206と、ハウジング203の電線収容部231に取り付けられ、バルブ209に電力を供給するフラットケーブル205と、ハウジング203のスイッチ収容部232に収容され、バルブ209の点灯及び消灯を行うスイッチ207と、ハウジング203に取り付けられ、バルブ209、フラットケーブル205、スイッチ207に電気接続された複数のバスバ204と、ハウジング203の前面203a側に取り付けられ、電線収容部231に取り付けられたフラットケーブル205を押さえる押さえ部材208と、が設けられている。
【0005】
また、前記フラットケーブル205とは、断面丸型の芯線250aが絶縁被覆250bで覆われた複数の丸型電線250が一列に並べられ、互いに隣り合う丸型電線250の絶縁被覆250b同士が絶縁連結部251によって連結された帯状の電線を言う。
【0006】
上記複数のバスバ204は、金属板にプレス加工等が施されて得られるものである。各バスバ204には、電線収容部231に配置されてフラットケーブル205の各丸型電線250に圧接接続される圧接部243と、バルブ収容部230に配置されてバルブ209に電気接続されるバルブ接続部(不図示)と、スイッチ収容部232に配置されてスイッチ207に電気接続されるスイッチ接続部(不図示)と、前記圧接部243と前記バルブ接続部と前記スイッチ接続部とを連結した配索部242と、ハウジング203に圧入係止される係止爪(不図示)と、が設けられている。
【0007】
また、前述した複数のバスバ204は、ハウジング203への取り付けを容易にするために、図10に示すように、ブリッジ部240により連結されて一体化された状態でハウジング203に取り付けられる。また、複数のバスバ204がブリッジ部240により連結されて一体化されたものを本明細書では「一体バスバ204A」と呼ぶ。また、複数のバスバ204は、一体バスバ204Aがハウジング203に取り付けられた後に、ブリッジ部240が打ち抜かれることにより、互いに切り離される。図8、図9中のSは、ブリッジ部240が打ち抜かれることにより形成されたバスバ204同士の間の隙間を示している。
【0008】
また、ハウジング203には、図6〜図10に示すように、ブリッジ部240が打ち抜かれる際にプレス機400のパンチ401が挿入される穴211が設けられている。この穴211は、ハウジング203の前面203aと裏面203bとの双方に開口している。また、ハウジング203は、前面203aが車両の乗員室側に位置し、裏面203bが車両の車体パネル側に位置する向きで、ベース部材202の枠部220に装着される。また、前記プレス機400は、ブリッジ部240を打ち抜くパンチ401と、一体バスバ204Aを支えるパンチ受け治具402と、を備えている。
【0009】
上述した車両用ルームランプ201は、以下のように組み立てられる。まず、前記係止爪がハウジング203に圧入係止されることにより一体バスバ204Aがハウジング203に取り付けられる。次に、図10に示すように、ハウジング203に取り付けられた一体バスバ204Aとプレス機400とが位置合わせされ、パンチ401がハウジング203の穴211に挿入されてブリッジ部240が打ち抜かれる。そして、スイッチ207がスイッチ収容部232に収容されるとともに前記スイッチ接続部に電気接続される。また、リフレクタ206がバルブ収容部230に取り付けられる。また、バルブ209がバルブ収容部230に収容されるとともに前記バルブ接続部に電気接続される。また、フラットケーブル205が電線収容部231に配置された圧接部243に圧接接続されて電線収容部231に取り付けられ、押さえ部材208がハウジング203に取り付けられてフラットケーブル205が押さえられる。そして、前述した工程を経て組み立てられたバスバ取付体210がベース部材202の枠部220に装着される。最後に、前記カバーがベース部材202の前面202aに装着される。こうして車両用ルームランプ201が組み立てられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特開2007−30768号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、上述した車両用ルームランプ201のバスバ取付体210においては、以下に示す問題があった。即ち、バスバ取付体210は、図8などに示すように、ハウジング203に穴211が設けられていることによってバスバ204の一部が露出されていることから、この露出された部分に鉄の切り屑や結露によって生じた水が付着して、バスバ204にリークやショートが生じるおそれがあるという問題があった。
【0012】
この問題を回避するために、特許文献1に示されたバスバ取付体においては、図11に示す絶縁対策が施されている。また、図11において、300は「バスバ取付体」を示し、301は「ハウジング」を示し、304は「バスバ」を示し、304aはバスバ304の「ブリッジ部」を示している。また、301cはバスバ304が取り付けられる「溝」を示し、301eはブリッジ部304aが切断される際にパンチが挿入される「穴」を示している。また、308はバスバ304の露出部を覆う「絶縁部材」を示し、308aは切断されたブリッジ部304a同士の間に嵌め込まれる「突部」を示している。図11に示すように、ハウジング301の溝301cに取り付けられたバスバ304は、その露出部が絶縁部材308で覆われることにより、リークやショートが生じることが防止されている。
【0013】
しかしながら、特許文献1に示されたバスバ取付体300においては、ハウジング301と別体で設けられた絶縁部材308をその構成に有していることから、部品点数が多くなってしまうという問題があった。
【0014】
また、上述した問題は、車両用ルームランプに用いられるバスバ取付体だけに限らず、他の電子機器に用いられるバスバ取付体にも同様に生じ得る問題である。
【0015】
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、部品点数を増加させることなくバスバのリークやショートを防止することができるバスバ取付体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0016】
上記目的を達成するために請求項1に記載された発明は、ハウジングと、前記ハウジングに取り付けられた複数のバスバと、前記複数のバスバに電気接続された電線と、が設けられ、前記複数のバスバがブリッジ部により連結されて一体化された一体バスバが前記ハウジングに取り付けられた後に前記ブリッジ部が打ち抜かれて設けられたバスバ取付体において、前記ハウジングに、前記ブリッジ部を露出させる穴が設けられ、かつ、前記一体バスバが前記ハウジングに取り付けられ、そして、前記穴に挿入された治具によって前記ブリッジ部が打ち抜かれた後に、前記ハウジング外に引き出された前記電線が前記穴を覆うように配索されて設けられていることを特徴とするバスバ取付体である。
【0017】
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記ハウジングに、前記穴を覆うように配索された前記電線が固定される電線固定部が設けられていることを特徴とするものである。
【0018】
請求項3に記載された発明は、請求項1または請求項2に記載された発明において、前記電線が、FPC、FFC、フラットケーブルのいずれかであることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0019】
請求項1に記載された発明によれば、前記ハウジングに、前記ブリッジ部を露出させる穴が設けられ、かつ、前記一体バスバが前記ハウジングに取り付けられ、そして、前記穴に挿入された治具によって前記ブリッジ部が打ち抜かれた後に、前記ハウジング外に引き出された前記電線が前記穴を覆うように配索されて設けられているので、前記バスバの一部が露出された前記穴を、既存の部品である前記電線により覆うことができ、そのために、部品点数を増加させることなくバスバのリークやショートを防止することができるバスバ取付体を提供することができる。
【0020】
請求項2に記載された発明によれば、前記ハウジングに、前記穴を覆うように配索された前記電線が固定される電線固定部が設けられているので、部品点数を増加させることなくバスバのリークやショートを防止することができ、容易に組み立てることができるバスバ取付体を提供することができる。
【0021】
請求項3に記載された発明によれば、前記電線が、FPC、FFC、フラットケーブルのいずれかであるので、前記穴を隙間なく覆うことができ、そのために、部品点数を増加させることなくバスバのリークやショートをさらに確実に防止することができるバスバ取付体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の一実施の形態に係るバスバ取付体が装着された車両用ルームランプを示す斜視図である。
【図2】図1中のA−A線に沿った断面図である。
【図3】図1中のB部を示す平面図であり、ハウジングに設けられた穴が電線で覆われる前の状態を示す平面図である。
【図4】図1中のC−C線に沿った断面図である。
【図5】図4に示されたバスバ取付体の製造工程を説明する説明図であり、一体バスバがハウジングに取り付けられ、ブリッジ部が打ち抜かれる様子を示す断面図である。
【図6】従来のバスバ取付体が装着された車両用ルームランプを示す斜視図である。
【図7】図6中のD−D線に沿った断面図である。
【図8】図6中のE部を示す平面図である。
【図9】図8中のF−F線に沿った断面図である。
【図10】図9に示されたバスバ取付体の製造工程を説明する説明図であり、一体バスバがハウジングに取り付けられ、ブリッジ部が打ち抜かれる様子を示す断面図である。
【図11】従来の他のバスバ取付体を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明の一実施の形態に係る「バスバ取付体10」を備えた「車両用ルームランプ1」を、図1〜図5を参照して説明する。本発明の車両用ルームランプ1は、自動車の車体パネルを覆う内装用壁材としてのルーフトリムに設けられたランプ装着用開口に装着されて前記自動車の乗員室内を照明する装置である。
【0024】
図1に示すように、車両用ルームランプ1は、合成樹脂製のベース部材2と、ベース部材2の裏面2bに設けられた枠部20に装着されるバスバ取付体10と、ベース部材2の前面2aに装着される透明なカバー(不図示)と、を備えている。また、車両用ルームランプ1は、前記カバーが乗員室側に位置し、バスバ取付体10が車体パネル側に位置する向きで前記ランプ装着用開口に装着される。
【0025】
上記バスバ取付体10には、図2に示すように、合成樹脂製のハウジング3と、ハウジング3のバルブ収容部30に収容されたバルブ9と、バルブ収容部30を覆ってバルブ9の光を前記カバー側に反射させるリフレクタ6と、ハウジング3の電線収容部31に取り付けられ、バルブ9に電力を供給する「電線」としてのフラットケーブル5と、ハウジング3のスイッチ収容部32に収容され、バルブ9の点灯及び消灯を行うスイッチ7と、ハウジング3に取り付けられ、バルブ9、フラットケーブル5、スイッチ7に電気接続された複数のバスバ4と、ハウジング3の前面3a側に取り付けられ、電線収容部31に取り付けられたフラットケーブル5を押さえる押さえ部材8と、が設けられている。
【0026】
また、前記フラットケーブル5とは、断面丸型の芯線50aが絶縁被覆50bで覆われた複数の丸型電線50が一列に並べられ、互いに隣り合う丸型電線50の絶縁被覆50b同士が絶縁連結部51によって連結された帯状の電線を言う。また、本発明では、「電線」として、フラットケーブル5以外に、FPC(Flexible Printed Circuits)やFFC(Flexible Flat Cable)を用いることができる。
【0027】
上記複数のバスバ4は、金属板にプレス加工等が施されて得られるものである。各バスバ4には、電線収容部31に配置されてフラットケーブル5の各丸型電線50に圧接接続される圧接部43と、バルブ収容部30に配置されてバルブ9に電気接続されるバルブ接続部(不図示)と、スイッチ収容部32に配置されてスイッチ7に電気接続されるスイッチ接続部(不図示)と、前記圧接部43と前記バルブ接続部と前記スイッチ接続部とを連結した配索部42と、ハウジング3に圧入係止される係止爪(不図示)と、が設けられている。
【0028】
また、前述した複数のバスバ4は、図5に示すように、ハウジング3への取り付けを容易にするために、ブリッジ部40により連結されて一体化された状態でハウジング3に取り付けられる。また、複数のバスバ4がブリッジ部40により連結されて一体化されたものを本発明では「一体バスバ4A」と呼ぶ。また、複数のバスバ4は、図5に示すように、一体バスバ4Aがハウジング3に取り付けられた後に、プレス機400によってブリッジ部40が打ち抜かれることにより、互いに切り離される。また、図3、図4中のSは、ブリッジ部40が打ち抜かれることにより形成されたバスバ4同士の間の隙間を示している。
【0029】
また、前記プレス機400は、図5に示すように、ブリッジ部40を打ち抜く「治具」としてのパンチ401と、一体バスバ4Aを支えるパンチ受け治具402と、を備えている。
【0030】
また、ハウジング3には、図2〜図5に示すように、ブリッジ部40が打ち抜かれる際にパンチ401が挿入される穴11が設けられている。この穴11は、ハウジング3の前面3aと裏面3bとの双方に開口している。また、上述した一体バスバ4Aは、「ブリッジ部40」及び「ブリッジ部40に連結されたバスバ4の端部」が「穴11」の前面3a側の開口部に重ねられてハウジング3に取り付けられる。即ち、「穴11」は、「ブリッジ部40」及び「ブリッジ部40に連結されたバスバ4の端部」を裏面3b側に露出させる。また、ハウジング3は、前面3aが乗員室側に位置し、裏面3bが車体パネル側に位置する向きで、ベース部材2の裏面2bに設けられた枠部20に装着される。
【0031】
また、フラットケーブル5は、一体バスバ4Aが上述したようにハウジング3に取り付けられてブリッジ部40が打ち抜かれた後に、バスバ4の圧接部43に圧接接続されて電線収容部31に取り付けられる。さらに、フラットケーブル5は、ハウジング3外に引き出された部分が、図1中の矢印Wで示すようにU字状に曲げられて、穴11の裏面3b側の開口部を覆うようにハウジング3の裏面3bに沿わされる。また、ハウジング3には、前述したように裏面3bに沿わされたフラットケーブル5を裏面3bとの間に挟んで固定する一対の電線固定部17が設けられている。
【0032】
本発明では、このように、既存の部品であるフラットケーブル5を、穴11の裏面3b側の開口部を覆うように配索する構成としているので、鉄の切り屑や結露によって生じた水が、裏面3b側から穴11内に進入してバスバ4に付着することを防止できる。なお、穴11の前面3a側の開口部は、押さえ部材8や前記カバーで覆われているので、前面3a側からバスバ4に鉄の切り屑などが付着することはない。また、本発明では、「電線」として、帯状のフラットケーブル5を用いているので、穴11の開口部を隙間なく覆うことができる。また、本発明では、フラットケーブル5を固定する電線固定部17をハウジング3と一体で設けているので、容易にバスバ取付体10を組み立てることができる。これらのことによって、バスバ取付体10の部品点数を増加させることなくバスバ4のリークやショートを防止することができる。
【0033】
上述した車両用ルームランプ1は、以下のように組み立てられる。まず、図5に示すように、ブリッジ部40が穴11に重ねられて前記係止爪がハウジング3に圧入係止されることにより、一体バスバ4Aがハウジング3に取り付けられる。次に、図5に示すように、ハウジング3に取り付けられた一体バスバ4Aとプレス機400とが位置合わせされ、パンチ401がハウジング3の穴11に挿入されてブリッジ部40が打ち抜かれる。そして、スイッチ7がスイッチ収容部32に収容されるとともに前記スイッチ接続部に電気接続される。また、リフレクタ6がバルブ収容部30に取り付けられる。また、バルブ9がバルブ収容部30に収容されるとともに前記バルブ接続部に電気接続される。また、フラットケーブル5が電線収容部31に配置された圧接部43に圧接接続されて電線収容部31に取り付けられ、押さえ部材8がハウジング3に取り付けられてフラットケーブル5が押さえられる。そして、電線収容部31と押さえ部材8との間からハウジング3外に引き出されたフラットケーブル5が、穴11を覆うように配索されて一対の電線固定部17に固定される。そして、前述した工程を経て組み立てられたバスバ取付体10がベース部材2の枠部20に装着される。最後に、前記カバーがベース部材2の前面2aに装着される。こうして車両用ルームランプ1が組み立てられる。
【0034】
また、上述した実施形態では、一体バスバ4Aがハウジング3に圧入されて取り付けられる構成であったが、本発明の「バスバ取付体」は、一体バスバがハウジングにインサート成型されて取り付けられる構成であっても良い。
【0035】
また、本発明の「バスバ取付体10」は、上述した車両用ルームランプ1以外の電子機器にも用いることができる。
【0036】
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【符号の説明】
【0037】
3 ハウジング
4 バスバ
4A 一体バスバ
5 フラットケーブル(電線)
10 バスバ取付体
11 穴
17 電線固定部
40 ブリッジ部
401 パンチ(治具)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジングと、前記ハウジングに取り付けられた複数のバスバと、前記複数のバスバに電気接続された電線と、が設けられ、前記複数のバスバがブリッジ部により連結されて一体化された一体バスバが前記ハウジングに取り付けられた後に前記ブリッジ部が打ち抜かれて設けられたバスバ取付体において、
前記ハウジングに、前記ブリッジ部を露出させる穴が設けられ、かつ、
前記一体バスバが前記ハウジングに取り付けられ、そして、前記穴に挿入された治具によって前記ブリッジ部が打ち抜かれた後に、前記ハウジング外に引き出された前記電線が前記穴を覆うように配索されて設けられている
ことを特徴とするバスバ取付体。
【請求項2】
前記ハウジングに、前記穴を覆うように配索された前記電線が固定される電線固定部が設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載のバスバ取付体。
【請求項3】
前記電線が、FPC、FFC、フラットケーブルのいずれかである
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のバスバ取付体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2011−195011(P2011−195011A)
【公開日】平成23年10月6日(2011.10.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−63777(P2010−63777)
【出願日】平成22年3月19日(2010.3.19)
【出願人】(000006895)矢崎総業株式会社 (7,019)
【Fターム(参考)】