説明

バックル

【課題】雄具に留め付けられた帯状体のこの留め付け状態が、この雄具と雌具との係合時には安定的に維持される一方で、この係合の解除を契機として解かれるようにする。
【解決手段】雄具Mの留め付け部14には自由端側に帯状体Wの掛け回し桿140aを備えた回動部材140が備えられている。雌具Fには雄具Mとの係合時に留め付け部14の外側に位置して、回動部材140の回動を抑止する規制部11が備えられている。この規制部11によって回動部材140の回動が抑止された状態において掛け回し桿140aに掛け回されて留め付け部14に留め付けられた前記帯状体Wのこの留め付け状態が保持されるようになっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、雌具と、この雌具内に少なくとも一部を係脱自在に差し込まれる雄具とからなり、雄具に連係された帯状体をこの雄具と雌具との係合を通じてこの雌具に連係され又は取り付けられた対象物に分離可能に接続させるために用いられるバックルの改良に関する。
【背景技術】
【0002】
雌部材と、この雌部材に係合解除可能に差し込まれて係合される雄部材とを備えてなるバックル(接続具)において、雄部材を固定部材と可動部材とから構成させたものがある。(特許文献1参照)この特許文献1のものにあっては、前記可動部材は、前記固定部材における前記係合時に雌部材の外側に位置される箇所に回動可能に組み合わされている。固定部材には帯状体の通し部が形成されると共に、可動部材にはこの通し部を通じて引き込まれた帯状体が掛け回される桿部が備えられ、引き込まれた帯状体はこの桿部で折り返されて再び前記通し部から引き出されるようになっている。この特許文献1のものにあっては、前記固定部材と可動部材とがV字状をなすように可動部材を開くと雄部材からの帯状体の引き出し長さを調整し易くなっている。しかるに、この特許文献1のものにあっては、かかる可動部材は、雌雄部材が係合されている場合も、この係合が解除されている場合も、変わりなく回動操作可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3790094号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明が解決しようとする主たる問題点は、この種のバックルにおいて、雄具に留め付けられた帯状体のこの留め付け状態が、この雄具と雌具との係合時には安定的に維持される一方で、この係合の解除を契機として解かれるようにする点にある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を達成するために、この発明にあっては、バックルを、ソケット状をなす雌具と、この雌具内に係合解除可能に差し込まれて係合される差し込み部と帯状体の留め付け部とを備えた雄具とからなるバックルであって、
前記雄具の留め付け部には、自由端側に前記帯状体の掛け回し桿を備えた回動部材が備えられていると共に、
前記雌具には、前記雄具との係合時に前記回動部材の回動を抑止する規制部が備えられており、
この規制部によって前記回動部材の回動が抑止された状態において、前記掛け回し桿に掛け回されて前記留め付け部に留め付けられた前記帯状体のこの留め付け状態が保持されるようになっているものとした。
【0006】
かかる構成によれば、雌具内に雄具の差し込み部を差し込んで両者を係合させた状態において、前記掛け回し桿に掛け回された帯状体がその長さ方向に移動しないように、すなわち、帯状体への雄具の留め付け位置にズレが生じないようにすることができる。一方、この状態から雌具と雄具との係合を解くとこれを契機として規制部による回動部材の回動の抑止を解除することができ、これにより、帯状体への雄具の留め付け状態を解くことができる。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、バックルを構成する雄具に留め付けられた帯状体のこの留め付け状態を、この雄具と雌具との係合時には安定的に維持することができ、その一方で、この係合の解除を契機として円滑に解くことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図1は実施の形態にかかるバックルを構成する雄具と雌具とを分離した状態の斜視図である。
【図2】図2は前記バックルを構成する雄具と雌具とを分離した状態の斜視図であり、図1と異なる向きからこれらを見て示している。
【図3】図3は前記バックルを構成する雄具と雌具とを係合させた状態の平面図である。
【図4】図4は前記バックルを構成する雄具と雌具とを係合させた状態の底面図である。
【図5】図5は前記バックルを構成する雄具と雌具とを係合させた状態の正面図である。
【図6】図6は図5におけるB−B線切断端面図である。
【図7】図7は図3におけるA−A線切断端面図である。
【図8】図8は雄具と雌具との係合を解いた状態を示した切断端面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図1〜図8に基づいて、この発明の典型的な実施の形態について、説明する。この実施の形態にかかるバックルは、雌具Fと、この雌具F内に少なくとも一部を係脱自在に差し込まれる雄具Mとからなり、雄具Mに連係された帯状体Wをこの雄具Mと雌具Fとの係合を通じてこの雌具Fに連係され又は取り付けられた対象物(図示は省略する。)に分離可能に接続させるために用いられるものである。
【0010】
雌具Fはソケット状をなし、雄具Mはその一部をこの雌具F内に差し込み可能に構成されたプラグ状をなしている。
【0011】
図示の例では、雌具Fは、扁平筒状を呈しており、二つの幅広の面部1、1(表裏の面部)と、雄具Mの一部(後述の差し込み部13)の差し込み方向xに沿った二つの幅狭の面部2、2(左右の厚さ側面部)とを有している。幅広の面部1と幅狭の面部2は略直角に交わり、雌具Fの筒軸に直交する向きの断面内郭形状は長方形状を呈する。雌具Fの一方の筒口は開放されており、この一方の筒口が長方形状の雄具Mの一部の差し込み口3となっている。
【0012】
一方、図示の例では、雌具Fの他方の筒口は閉塞されている。この閉塞部4を挟んだ左右にはそれぞれ前記幅狭の面部2に連続してこの閉塞部4よりも先に突き出す延出部5が形成されている。左右の延出部5、5にはそれぞれ、前記差し込み方向xに直交する仮想の直線(図示は省略する。)に沿って軸穴5aが形成されており、雌具Fはこの軸穴に通される図示しない軸体を利用して前記対象物にこの軸体を中心とした回動を可能とした状態で組み付けられるようになっている。
【0013】
また、雌具Fの二つの幅狭の面部2、2にはそれぞれ、前記差し込み口3と閉塞部4との間において、前記差し込み方向xに長い長穴状をなす窓穴6が形成されている。雌具Fの左右方向の寸法は、この窓穴6の形成箇所において他の箇所より小さくなっており、雌具Fはこの窓穴6の形成箇所においてくびれている。
【0014】
また、雌具Fの内部には、この雌具F内の空間を前記差し込み方向xに直交する向きににおいて三つに分割する二つの仕切壁7、7が形成されている。仕切壁7は前記差し込み方向xに沿って形成され、仕切壁7の奥端は前記閉塞部4に連接し、仕切壁7の前端は差し込み口3よりも雌具Fの内方に位置されている。そして、二つの仕切壁7、7の間に後述の雄具Mの中脚131の細い部分131bの挿入空間8が形成されると共に、右側の仕切壁7と右側の幅狭の面部2との間が後述の雄具Mの右側の弾性係合脚130の挿入空間9となり、左側の仕切壁7と左側の幅狭の面部2との間が後述の雄具Mの左側の弾性係合脚130の挿入空間9となっている。かかる挿入空間9に弾性係合脚130は内向きに撓み込まされた状態で差し込まれると共に、所定位置まで差し込まれると弾性復帰して、後述の係合部16を前記窓穴6に入り込ませ、これにより雌具Fは雄具Mに係合される。すなわち、図示の例では、前記窓穴6がこの係合部16に対する被係合部10として機能するようになっている。
【0015】
一方、前記雄具Mは、前記雌具F内に係脱自在に差し込まれる差し込み部13と、帯状体Wの留め付け部14とを備えている。
【0016】
かかる雄具Mは、長方形の板状をなす基部15を有し、前記差し込み部13はこの基部15の一面からこの一面に直交する向きに突き出されている。
【0017】
差し込み部13は、左右の弾性係合脚130、130と、この左右の弾性係合脚130、130の間に位置される中脚131とから構成されている。
【0018】
中脚131は、前記基部15との連接箇所からその長さ方向略中程の箇所を太い部分131aとし、この太い部分131aよりも先を左右の幅を太い部分131aの略半分とする細い部分131bとしている。かかる太い部分131aと細い部分131bとの連接箇所には、左右に段差131cが形成されている。図示の例では、かかる中脚131は、前記基部15と、左右の枠構成部131d、131dと、先端枠構成部131eとからなる中空の枠状を呈している。前記太い部分131aの長さ方向略中程の位置には、左右の枠構成部131d、131d間に亘る仕切部131fが形成されている。図示の例では、中脚131におけるかかる仕切部131fと先端枠構成部131eとの間が後述の回動部材140の収納空間131jとなるようにしてある。前記基部15には、かかる中脚131の太い部分131aの内側の左右の幅寸法と略等しい穴長を備えてこの中脚131内に連通する長穴状をなす貫通穴150が形成されている。
【0019】
左右の弾性係合脚130、130はそれぞれ、その先端部の外側、すなわち、前記中脚131に向き合わない側に、この弾性係合脚130の太さをこの先端部で大きくさせる膨出部130aを有しており、この膨出部130aによって前記基部15側を向いた係合面130bを備えている。左右の弾性係合脚130、130の膨出部130a間の距離は、雌具Fの左右の幅狭の面部2、2における差し込み口3と窓穴6との間の内面間の距離よりもやや大きくなっている。これにより、雌具Fの差し込み口3からこの雌具F内の二つの仕切壁7、7間に中脚131の細い部分131bが入るようにこの雌具F内に雄具Mの差し込み部13を差し込むと、膨出部130aが幅狭の面部2の内面に摺接して弾性係合脚130が内側に撓み込み、窓穴6に膨出部130aが入り込む位置までの雌具F内への雄具Mの差し込み部13の差し込みが許容されるようになっている。窓穴6に膨出部130aが入り込む位置まで雌具F内に雄具Mの差し込み部13が差し込まれると、弾性係合脚130は弾性復帰して外側に撓み戻して窓穴6に入り込み、膨出部130aの係合面130bが窓穴6における差し込み口3側に位置される窓縁に引っかかる。(図4)これにより雌具Fは雄具Mに係合される。すなわち、図示の例では、かかる膨出部130aが前記係合部16として機能するようになっている。
【0020】
一方、前記雄具Mの留め付け部14には、自由端側に前記帯状体Wの掛け回し桿140aを備えた回動部材140が備えられている。
【0021】
この実施の形態にあっては、かかる留め付け部14は、かかる回動部材140と、帯状体Wの挿通導入部141とから構成されている。
【0022】
図示の例では、前記基部15には、前記中脚131の太い部分131aの内側の左右の幅寸法と略等しい穴長を備えてこの中脚131内に連通する長穴状をなす貫通穴150が形成されている。そして、図示の例では、この貫通穴150の長さ方向に沿った一方の穴内面150aと、この一方の穴内面150a側に位置される仕切部131fの一面131gとの間が前記挿通導入部141となるようにしてある。(図7)
【0023】
また、図示の例では、回動部材140は、前記中脚131の細い部分131bの内側に納まる軸部140bと、この中脚131の太い部分131aにおける細い部分131bとの連通箇所と前記仕切部131fとの間に納まる頭部140eとを有している。頭部140eは左右方向に長いベース部140fと、このベース部140fの左端から前記仕切部131f側に突き出す左側耳部140gと、このベース部140fの右端から前記仕切部131f側に突き出す右側耳部140gと、この左右の耳部140g、140g間に架設された前記掛け回し桿140aとを備えている。左右の耳部140g、140g間の距離は前記帯状体Wの幅寸法と略等しくなってる。頭部140eと軸部140bとは、ベース部140fの左右方向略中程の位置に軸部140bの一端を連接させて、一体化されている。軸部140bの他端には、中脚131の先端側において細い部分131bを構成する左右の枠構成部131d、131d間に架設された軸体142の通される軸穴140cが形成されており、回動部材140はこの軸体142を回動中心とした回動可能に中脚131に組み合わされている。これにより、回動部材140の前記頭部140e側がこの回動部材140の自由端側となっている。
【0024】
すなわち、雄具Mの留め付け部14は、回動部材140の掛け回し桿140aを挟んだ雌具Fへの差し込みの先側にこの回動部材140の回動中心を有すると共に、この掛け回し桿140aを挟んだ前記差し込みの手前側に帯状体Wの挿通導入部141を有している。
【0025】
そして、この実施の形態にあっては、前記雌具Fに、前記雄具Mとの係合時に前記雄具Mの留め付け部14の外側に位置して、前記回動部材140の回動を抑止する規制部11が備えられており、この規制部11によって前記回動部材140の回動が抑止された状態において、前記掛け回し桿140aに掛け回されて前記留め付け部14に留め付けられた前記帯状体Wのこの留め付け状態が保持されるようになっている。
【0026】
これにより、この実施の形態にあっては、雌具F内に雄具Mの差し込み部13を差し込んで両者を係合させた状態において、前記掛け回し桿140aに掛け回された帯状体Wがその長さ方向に移動しないように、すなわち、帯状体Wへの雄具Mの留め付け位置にズレが生じないようにすることができる。一方、この状態から雌具Fと雄具Mとの係合を解くとこれを契機として規制部11による回動部材140の回動の抑止を解除することができ、これにより、帯状体Wへの雄具Mの留め付け状態を解くことができる。
【0027】
この実施の形態にあっては、雌具Fと雄具Mとの係合時に規制部11が回動部材140に当接されるようになっている。図示の例では、雌具Fの幅広の面部1の一方に、差し込み口3の長さ方向中程の位置から外側に突き出す延長片12が形成されており、雌具Fと雄具Mとの係合時に、この延長片12が回動部材140の頭部140eのベース部140fに外側から接して回動部材140の回動を規制するようになっている。すなわち、図示の例では、かかる延長片12が前記規制部11として機能するようになっている。(図7)
【0028】
また、この実施の形態にあっては、前記規制部11によって前記回動部材140の回動が抑止された状態において、挿通導入部141を通る前記差し込み方向xに沿った仮想の直線L上に掛け回し桿140aが位置されないようになっている。(図7)これにより、この実施の形態にあっては、挿通導入部141を通じて引き込まれて回動部材140の掛け回し桿140aに掛け回されると共に、そこで折り返されて再び挿通導入部141から引き出された帯状体Wを、かかる挿通導入部141と掛け回し桿140aとにより屈曲させて、前記留め付け状態を保持させることができる。
【0029】
図示の例では、前記仕切部131fの一面131gと、この仕切部131fにおける掛け回し桿140a側に位置される側面131hとの接し合う縁部131iが鋭角に交わるようになっていると共に、前記のように屈曲された帯状体Wにこの縁部131iが突き立てられて、前記留め付け状態を保持するようになっている。(図7)この状態から、雌具Fと雄具Mとの係合を解くと、具体的には、前記窓穴6に膨出部130aを入り込ませている左右の弾性係合脚130、130のこの膨出部130aを内側に押し込み操作して窓穴6と膨出部130aとの係合を解きながら雌具F内から雄具Mの差し込み部13を抜き出すように操作すると、帯状体Wに作用される張力により回動部材140は挿通導入部141を通る前記差し込み方向xに沿った仮想の直線L上に掛け回し桿140aを位置させる位置まで回動され、帯状体Wに対する前記屈曲は解かれる。これにより、帯状体Wへの雄具Mの留め付け状態が解除されるようになっている。(図8)
【0030】
なお、この実施の形態にあっては、中脚131の細い部分131bは、雌具Fにおける規制部11の形成されていない幅広の面部1に向き合う側において、先端枠構成部131eから仕切部131fの手前までの範囲で閉塞板131kにより閉塞されている。これにより、この実施の形態にあっては、回動部材140の前記回動は、前記収納空間131jに完全に納まった位置(図7)からこの回動部材140の回動中心140hと軸部140bの他端との間にある規制面140dが前記閉塞板131kに当接する範囲までの間に限定されるようになっている。
【0031】
また、この実施の形態にかかるバックルにあっては、前記雌具Fと雄具Mとの係合時に、回動部材140におけるその回動中心140hと規制部11へ当接される箇所140iとに亘る部分が雌具F内に位置されるようになっている。より具体的には、前記規制部11によって前記回動部材140の回動が抑止された状態において、前記中脚131に形成された収納空間131jに回動部材140が納まるようになっている。(図7)これにより、この実施の形態にあっては、前記係合時のバックルの全長を過大とすることなく、前記回動部材140を雄具Mに備えさせるようになっている。
【0032】
以上に説明したバックルにおける弾性変形特性を備えるべき箇所へのこの特性の付与は、かかるバックルを合成樹脂の成形品とすることで、容易に実現することができる。
【符号の説明】
【0033】
F 雌具
M 雄具
W 帯状体
11 規制部
14 留め付け部
140 回動部材
140a 掛け回し桿

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソケット状をなす雌具と、この雌具内に係合解除可能に差し込まれて係合される差し込み部と帯状体の留め付け部とを備えた雄具とからなるバックルであって、
前記雄具の留め付け部には、自由端側に前記帯状体の掛け回し桿を備えた回動部材が備えられていると共に、
前記雌具には、前記雄具との係合時に前記回動部材の回動を抑止する規制部が備えられており、
この規制部によって前記回動部材の回動が抑止された状態において、前記掛け回し桿に掛け回されて前記留め付け部に留め付けられた前記帯状体のこの留め付け状態が保持されるようになっていることを特徴とするバックル。
【請求項2】
雌具と雄具との係合時に規制部が回動部材に当接されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載のバックル。
【請求項3】
雄具の留め付け部は、回動部材の掛け回し桿を挟んだ雌具への差し込みの先側にこの回動部材の回動中心を有すると共に、この掛け回し桿を挟んだ前記差し込みの手前側に帯状体の挿通導入部を有しており、規制部によって前記回動部材の回動が抑止された状態において、挿通導入部を通る前記差し込み方向に沿った仮想の直線上に掛け回し桿が位置されないようになっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のバックル。
【請求項4】
雌具と雄具との係合時に、少なくとも、回動部材におけるその回動中心と規制部へ当接される箇所とに亘る部分が雌具内に位置されるようになっていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のバックル。
【請求項5】
雄具の差し込み部は、雌具への差し込みを弾性変形により許容し且つ所定の差し込み位置での弾性復帰により雌具の被係合部に係合する左右の弾性係合脚と、この左右の弾性係合脚間に位置される中脚とを有していると共に、
規制部によって前記回動部材の回動が抑止された状態において、この中脚に形成された収納空間に回動部材が納まるようになっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のバックル。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2013−52120(P2013−52120A)
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−192502(P2011−192502)
【出願日】平成23年9月5日(2011.9.5)
【出願人】(000135209)株式会社ニフコ (972)
【Fターム(参考)】