説明

パソコン操作装置

【課題】 あらゆる障害者に対応出来るパソコン操作装置。
【解決手段】 入力機能として設けたCCDカメラ1、手元スイッチ2、足用スイッチ3、ステイックスイッチ4及び外部出力としてブザー5、ランプ6を設け、該入出力機能は、前面に各種設定行うタッチパネル付きモニターを設けたパソコン操作装置7に接続され、パソコン本体8はディスプレイ9、キーボード10、マウス11この他通常使用されるプリンタ12等を形成し、前記パソコン操作装置7出力側に接続構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パソコン操作装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
パソコンの操作方法については一般的には各々のメーカーのマニアル等を参考にして操作するが、障害者が使用する場合は特別な手段を講じたハード及びソフトを必要とし、昨今オペレートナビソフト、音声認識ソフト、操作力を低くしたキーボード、シフトロックソフト、光入力キーボード等が有償叉は無償で提供されている。又難病患者の意志伝達を実現する、パソコン視線入力装置(コンピュータゲーム等に利用されているヘッド.マウント.ディスプレイを用いた)等高度な装置も商品化されつつある。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前記の通り障害者を対象としたパソコンは、その状況にあった使い良さを追求した、ハード及びソフトがオリジナル、又サードパーティも含め各々で開発、製造、販売されているが、互換性、価格等諸々の面で普及度合いは低い。又マルチ機能を有した機種は無い。
【課題を解決する手段】
【0004】
本発明は、パソコン本体の画面上の指示及び作業はマウス操作が基本原則である事から、身体の障害によってキーボード及びマウス操作の方法が出来ない場合、顔全体、叉は顔の部分的な箇所(眉、鼻、口、等)を利用し、デジタルカメラで必要箇所を認識させ、該必要箇所の画像処理を行い、基準値を設定し、該基準値からの変化値に応じてポインタの移動(座標X−Y)操作が出来る。
【0005】
又ポインタのクリック、ダブルクリック、ペースト等の操作は、前記した顔全体、叉は顔の部分的な箇所(眉、鼻、口、等)を認識させ座標Z軸の変化値と座標X−Yの移動操作の併用で前記操作が出来、必要に応じた(文書作成等)キーボード操作も可能にしている。
【0006】
前記、キーボード操作に対応するためディスプレイ上の片隅叉は全面に(例えば半透明)に該キーボードの表示を可能にしている。
【0007】
又障害者の障害の状態によって、口の開閉動作、音声、専用スイッチ(手、足用)等が利用を可能にしている。
【0008】
本発明のパソコン操作装置は前記した以外、リレー出力を内蔵し家庭用コンセントAC100V出力が可能で、専用スイッチ(手、足用)叉はディスプレイ上で電化製品への電源供給(ON、OFF等)が可能であり、機能面での利用度を高める構成となっている。
【発明の実施と形態】
【0009】
本発明の構成を図1によって説明する。
入力機能として設けたCCDカメラ1、手元スイッチ2、足用スイッチ3、ステイックスイッチ4及び外部出力としてブザー5、ランプ6を設け、該入出力機能は、前面に各種設定行うタッチパネル付きモニターを設けたパソコン操作装置7に接続され、パソコン本体8はディスプレイ9、キーボード10、マウス11この他通常使用されるプリンタ12等を形成し、前記パソコン操作装置7出力側に接続構成されている。
【実施例】
【0010】
本発明の実施例を図1及び図2によって説明する。
パソコン操作装置7及びパソコン本体8を起動し、任意の位置にセットしたCCDカメラ1で操作する人13の片方の眉14の位置を認識させ、基準位置を決め、該基準位置からの移動変化量15に応じてパソコン本体8のディスプレイ9に表示されたポインタを動かす。
【0011】
ポインタのクリックは前記と同様に、CCDカメラ1で操作する人13の口16を認識させ、口16の開閉動作による形状変化をスイッチングしクリック動作を行う。
(口16の開閉一回でクリック、開閉二回でダブルクリック、開いた動作の継続でドラック、開閉三回で選択)
【発明の効果】
【0012】
本発明のパソコン操作装置は、多機能によりあらゆる障害者に対応出来る
【図面の簡単な説明】
【0013】
本発明のパソコン操作装置の接続を示す平面図。
本発明のパソコン操作装置の実施例を示す平面図。
【符号の説明】
【0014】
1:CCDカメラ
2:手元スイッチ
3:足用スイッチ
4:ステイックスイッチ
5:ブザー
6:ランプ
7:パソコン操作装置
8:パソコン本体
9:ディスプレイ
10:キーボード
11:マウス
12:プリンタ
13:操作する人
14:眉
15:移動変化量
16:口
【図1】

【図2】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
障害者を対象としたパソコンのシステムに於いて、パソコンを操作する為の指示及び作業はマウス操作が基本原則である事から、該マウス操作の方法を、顔全体、叉は顔の部分的な箇所(眉、鼻、口、等)を利用し、デジタルカメラで必要箇所を認識させ、該必要箇所の画像処理を行い、基準値を設定し、基準値からの変化値に応じてポインタの移動(座標X−Y)操作が出来、又ポインタのクリック、ダブルクリック、ペースト等の操作は、認識させた箇所の座標Z軸の変化値と座標X−Yの移動操作の併用で前記操作が出来るように構成したことを特徴としたパソコン操作装置。
【請求項2】
又障害者の障害の状態によって、口の開閉動作、音声、専用スイッチ(手、足用)等が利用出来るように構成したことを特徴とした請求項1記載のパソコン操作装置。