説明

パネル型発光装置

【課題】軽量で薄型化に適し、発光ユニットの配置形態等の選択の自由度を向上できるとともに、発光ユニットの配置形態等の仕様変更時の負担を軽減できるパネル型発光装置を提供する。
【解決手段】発光ユニット5のパネル型の発光部13を略平板状の板状基台3の前面側に配設する。発光ユニット5の取り付けは、発光ユニット5の背面凸部15を貫通孔11を介して板状基台3の背面側に挿通し、ナット部材29を背面凸部15のネジ部27に螺合させることにより行われる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、工場等に生産設備として設置されている各種機械や生産ラインなどに設置されるパネル型発光装置に関する。
【背景技術】
【0002】
工場等においては、生産設備として設置されている各種機械類の作動状況あるいはメンテナンス時期などを周囲の作業者等に知らせるために、機械類の近傍に各種の表示灯が設置されている。また、生産ラインにおいて作業者等の安全を確保するために表示灯が設置されている。
【0003】
この種の従来の表示灯としては、特許文献1に記載のものがある。この従来技術では、複数の発光ユニットをケース内に収容、保持するようになっている。また、特許文献2では、取付パネルの貫通孔に取り付けられる表示灯(LED表示装置)が開示されている。
【特許文献1】特開平9−44101号公報
【特許文献2】特開平9−68940号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のように発光ユニットをケースに収容、保持する構成では、ケースの機械的強度確保等のため、ケースの肉厚を増大させる必要等があり、重く、薄型化も難しいという問題があった。また、ケースの大きさや、形状等により、発光ユニットの設置数や、配置位置、サイズに関する選択の自由度が制限されるとともに、発光ユニットの配置形態等の仕様変更を行う際の負担が大きいという問題もあった。また、特許文献2では、表示灯は取付パネルの貫通孔に前面からケースを挿入し、背面からロックナットを締め付けることで、取付パネルに取り付けているだけなので、取付パネルの接触面積が少なく、表示灯からパネルへ熱が逃げにくいという問題がある。
【0005】
そこで、本発明の解決すべき課題は、軽量で薄型化に適し、発光ユニットの配置形態等の選択の自由度を向上できるとともに、発光ユニットの配置形態等の仕様変更時の負担を軽減できる放熱性の良いパネル型発光装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、請求項1の発明では、少なくとも1つの貫通孔が設けられた板状基台と、前記板状基台の貫通孔を間に挟んで着脱可能に対面配置される、略面状に発光可能なパネル型の発光部を有する発光ユニット及び前記発光ユニットを前記貫通孔を介して駆動する駆動ユニットを含む少なくとも1つの装置本体とを備える。
【0007】
また、請求項2の発明では、請求項1の発明に係るパネル型発光装置において、前記発光ユニットは、前記発光部の背面側に設けられ、前記貫通孔を介して前記板状基台の背面側に突出する背面凸部をさらに備え、前記パネル型発光装置は、前記発光ユニットの前記背面凸部を前記板状基台の背面側で固定する固定手段をさらに備える。
【0008】
また、請求項3の発明では、請求項2の発明に係るパネル型発光装置において、前記固定手段は、前記背面凸部の外周に形成されたネジ部と、前記ネジ部に前記板状基台の背面側から螺合され、前記発光部との間で前記板状基台の前記貫通孔の外周部を挟み込むナット部材とを備える。
【0009】
また、請求項4の発明では、請求項2の発明に係るパネル型発光装置において、前記板状基台の背面側に設けられ、前記発光ユニットの前記背面凸部の外周面に向けて付勢された状態で当接し、前記背面凸部を保持する保持部材と、前記保持部材を付勢する付勢手段とを備える。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載の発明によれば、発光ユニットのパネル型の発光部を略平板状の板状基台の前面側に配設する構成であるため、従来のような発光ユニットを収容、保持するケースを省略することができ、これによって、軽量化及び薄型化が図れるとともに、発光ユニットの配置形態等の選択の自由度を向上できるとともに、発光ユニットの配置形態等の仕様変更時の負担を軽減できる。
【0011】
また、発光ユニット及び駆動ユニットが取付パネルを対面して挟み込むので、発光ユニット及び駆動ユニットそれぞれから生じた熱を取付パネルの表裏において面で取付パネルに伝えることができ、これによって放熱性を高めることができる。
【0012】
さらに、板状基台には少なくとも1つの貫通孔が設けられているため、例えば、その貫通孔を利用して発光部の配線を板状基台の背面側に導くことにより、発熱する駆動ユニットを板状基台の背面側に設置することができ、駆動ユニットが発する熱が板状基台の前面側の発光部に伝わるのを遮断することができるとともに、その熱を板状基台により効率よく放熱することができる。これによって、熱による発光ユニットの発光部への影響を軽減でき、発光ユニットをより密集して配置することができる。
【0013】
請求項2に記載の発明によれば、発光ユニットの板状基台への取り付けは、貫通孔を通して板状基台の背面側に突出させた背面凸部を固定手段で固定する構成であるため、簡単な構成により、確実に固定することができる。
【0014】
請求項3に記載の発明によれば、ナット部材を発光ユニットの背面凸部に設けられたネジ部に螺合させて発光ユニットを固定する構成であるため、発光ユニットの固定を簡単かつ確実に行うことができる。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、付勢手段により付勢された保持部材により、発光ユニットの背面凸部を保持して固定する構成であるため、発光ユニットの固定を簡単かつ確実に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
図1は本発明の一実施形態に係るパネル型発光装置の分解斜視図であり、図2はその正面図であり、図3はその背面図であり、図4はその側面図であり、図5はその一部を拡大した断面図である。このパネル型発光装置1は、例えば、工場等においては、生産設備として設置されている各種機械類の作動状況あるいはメンテナンス時期などを周囲の作業者等に知らせるために、機械類の近傍に設置される例や、生産ラインにおいて作業者等の安全を確保するために用いられる例等がある。
【0017】
本実施形態に係るパネル型発光装置1は、図1ないし図5に示すように、板状基台3と、その板状基台3に配設される少なくとも1つ(本実施形態では複数)の装置本体とを備えて構成され、この装置本体は発光ユニット5と発光ユニット5を駆動する駆動ユニット(リアケース31及び電流制御ユニット47からなる部分)とで構成さる。また、パネル型発光装置1の前面側には、個別に点灯制御される複数の発光領域7が設けられており、各発光領域7ごとに前面部が光透過性となっているカバー部材9が装着されている。各発光領域7には、1つ又は複数の発光ユニット5が配設されるようになっている。
【0018】
板状基台3は、図1及び図6に示すように、熱伝導性の高い材質(例えば金属)で略平板状の形状を有しており、発光ユニット5を取り付けるための複数の貫通孔11が設けられている。貫通孔11の径は、後述する発光ユニット5の発光部13よりも小径で、背面凸部15よりもやや大径に設定されている。例えば、貫通孔11はマトリクス状に設けられている。
【0019】
発光ユニット5は、図1及び図5等に示すように略面状に発光可能なパネル型の発光部13と、その発光部13の背面側から突設された背面凸部15とを備えている。発光部13は、例えば、樹脂等により形成された基台部21と、その基台部21の前面側に設けられた発光素子部23とを備えており、奥行きの薄いパネル型の形態を有している。
【0020】
発光素子部23は、例えば基板23aと、その基板23a上に配設されるLEDアレイ23bと、導光部材23cとを備えて構成されている。LEDアレイ23bは、列を成して配設された複数のLEDを備え、発光部13の縁部に配設されており、そのLEDアレイ23bから発せられた光Lが導光部材23cによってパネル型発光装置1の正面側に反射され、均一化されて各発光領域7の光出射面であるカバー部材9の前面部から出射されるようになっている。これによって、各発光領域7が略面状に発光するようになっている。
【0021】
なお、本実施形態では、LEDを用いて発光素子部23を構成したが、LEDの代わりに蛍光管を用いるようにしてもよく、あるいは、薄型で略面状の発光が可能であれば、EL(Electro Luminescence)素子や、FED(Field Emission Display)等を用いてもよい。
【0022】
背面凸部15は、樹脂等により形成され、例えば基台部21と一体に形成される。このような背面凸部15は、発光ユニット5の板状基台3への取付時に、板状基台3の貫通孔11に前面側から裏面側に挿通され、発光ユニット5の固定等に利用されるようになっている。
【0023】
このような発光ユニット5は、発光部13を板状基台3の前面側に密着させ、背面凸部15を貫通孔11に通して板状基台3の背面側に突出させるようにして配設される。
【0024】
発光ユニット5を固定するための固定手段25としては、発光ユニット5の背面凸部15の外周部に形成されたネジ溝を有するのネジ部27と、そのネジ部27に螺合するナット部材29とが備えられている。ナット部材29は、貫通孔11の内径よりも大きな外径を有し、背面凸部15のネジ部27に板状基台3の背面側から螺合され、発光部13との間で板状基台3の貫通孔11の外周部及び後述するリアケース31の前側部分31aとを挟み込む。これによって、発光ユニット5及びリアケース31が板状基台3に固定される。
【0025】
板状基台3の背面側には、発光ユニット5の背面凸部15、固定手段25及び配線接続部等を外囲するようにリアケース31が備えられる。リアケース31は、例えば図5に示すように、前側部分31aと背側部分31bとで前後に2分割された構成となっている。前側部分31aと背側部分31bとは、係合構造(例えば、係合ツメ33とその係合ツメ33が係合する係合面(又は係合段部)35)により互いに嵌合した状態でロックされるようになっている。また、前側部分31aには、背面凸部15が挿通される貫通孔37が設けられている。
【0026】
このリアケース31の取り付けは、例えば、前側部分31aの前壁部を板状基台3と一緒にナット部材27で挟み込むようにして先に取り付けておき、その前側部分31aに背側部分31bを嵌合及び係合させることにより行われる。
【0027】
発光ユニット5等の電気的な接続は、次のようにして行われる。発光ユニット5の背面側には、端子部(例えば、接触端子)38が設けられており、その電気接続部37に接続された配線39が基板23aに電気接続されている。すなわち、LEDアレイ23bが、基板23aに設けられた図示しない配線パターン及び配線39を介して端子部38に電気接続される。
【0028】
また、リアケース31の背側部分31b内には、基板41が備えられており、この基板41上の図示しない端子部と、発光ユニット5の端子部38とが中継用の電気接続部材(例えば、バネ性を有する接触子)43によって電気接続されるようになっている。電気接続部材43は、例えば、基板41側又は発光ユニット5側に予め取り付けられており、リアケース31の背側部分31bの前側部分31aへの装着に伴って、接続対象となる相手側の端子部に接触する。これによって、基板41上の前記端子部と、発光ユニット5の端子部38とが電気接続部材43により電気接続される。この構成の場合、リアケースの背側部分31bの装着作業に伴ってリアケース31内での電気接続が完了するため、リアケース31内での電気接続作業を簡略化できる等の利点がある。
【0029】
また、リアケース31の背面側には、外部端子45が設けられており、発光ユニット5の端子部38が電気接続部材43、基板41の図示しない配線パターンを介して外部端子45に電気接続されるようになっている。
【0030】
リアケース31の背面側には、図3及び図4に示すように、電流の制御等を行う電流制御ユニット(電流制御部)47が設置される。この電流制御ユニット47は、交流から直流への変換、電圧変換等を行うものであり、外部端子45に電気接続される。また、電流制御ユニット47の背面側には、電源線等が接続される端子部47aが設けられている。なお、この電流制御ユニット47は、1つの発光領域7内に備えられる1又は複数の発光ユニット5ごとに1つずつ備えられている。
【0031】
このように電流制御ユニット47を板状基台3の背面側に備えることにより、比較的熱に弱い発光ユニット5の発光部13と、発熱源である電流制御ユニット47とが板状基台3によって遮断されることとなる。これによって、電流制御ユニット47から発せられた熱による発光部13への影響が軽減されるともに、電流制御ユニット47及び発光部13が発した熱を板状基台3により効率よく放熱できるようになっている。
【0032】
以上のように、発光ユニット5駆動ユニット(リアケース31及び電流制御ユニット47)は板状基台3の貫通孔11を間に挟んで着脱可能に対面配置される。
【0033】
このような構成を有する本実施形態に係るパネル型発光装置1では、発光ユニット5のパネル型の発光部13を略平板状の板状基台3の前面側に配設する構成であるため、従来のような発光ユニットを収容、保持するケースを省略することができる。これによって、パネル型発光装置1の軽量化及び薄型化が図れる。
【0034】
また、板状基台3の貫通孔11を、例えば発光ユニット5のサイズに応じた配設ピッチでマトリクス状に設けておくことにより、発光ユニット5の配置形態を自由に変更して、発光領域7のサイズや外径形状等を自由に設定することができるともに、発光ユニット5等の部品の共通化も容易であり、発光ユニット5の配置形態等の仕様変更時の負担を軽減できるようになっている。
【0035】
また、金属製の板状基台3により、電流制御ユニット47が発する熱が発光ユニット5の発光部13に伝わるのを遮断することができるとともに、電流制御ユニット47及び発光部13の熱を板状基台3により効率よく放熱することができる。これによって、熱による発光ユニット5の発光部13への影響を軽減でき、発光ユニット5をより密集して配置することができる。
【0036】
また、ナット部材29を発光ユニット5の背面凸部15に設けられたネジ部27に螺合させて発光ユニット5及びリアケース31の前側部分31aを板状基台3に固定する構成であるため、発光ユニット5及びリアケース31の固定を簡単かつ確実に行うことができる。
【0037】
図7は、図5に示す発光ユニットの固定手段の変形例を示すリアケース内の平面図である。この図7に示す構成では、固定手段25として、スライド方向A1にスライド可能に設けられた1対の保持部材51と、圧縮コイルバネ又は板バネ等からなる付勢手段53とが備えられている。両保持部材51は、リアケース31の前側部分31a等に設けられたスライド保持部55によって、互いに近接離反するスライド方向A1にスライド可能に保持されている。この両保持部材51における発光ユニット5の背面凸部15と当接する部分には、背面凸部15の外周面の形状に応じた凹部51aが設けられている。付勢手段53は、各保持部材51ごとに設けられ、保持部材51間に挿入された背面凸部15に向けて保持部材51を付勢する。
【0038】
発光ユニット5の取り付けは、例えば、作業者が手で両保持部材51を互いに離反する方向にスライドさせつつ(あるいは、発光ユニット5の背面凸部15を押し込むことにより背面凸部15により両保持部材51を互いに離反する方向にスライドさせつつ)、板状基台3の貫通孔11を介して発光ユニット5の背面凸部15を両保持部材51間に介在させた状態で、両保持部材51を付勢手段53の付勢力により互いに近接する方向にスライドさせ、両側から背面凸部15に当接させて保持(挟持)させることにより行われる。なお、この場合、背面凸部15の外周に、保持部材51と嵌合して背面凸部15を抜け止めする溝部又は段部等の係合構造を設けるようにしてもよい。
【0039】
図8は、図7の固定手段のさらなる変形例を示す斜視図である。保持部材51を付勢するための付勢手段53として、図8に示すような略U字状の線バネを用いてもよい。この場合、保持部材51の外側の側面部には線バネを嵌め込むための溝等の係止部51bが設けられる。このような構成を採用する場合、保持部材51を保持しているスライド保持部55を省略してもよい。
【0040】
図9は、図7の固定手段のさらなる変形例を示す斜視図である。図7の保持部材51及び付勢手段53の代わりに、樹脂又は金属により一体形成されたバネ性を有する断面略U字形の固定具57を用いてもよい。固定具57には弾性変形して互いの間隔が大小に変化するバネ性の1対の弾性腕部59が設けられている。そして、この固定具57による発光ユニット5の固定は、この弾性腕部59の間隔を押し広げて、発光ユニット5の背面凸部15を挟み込むように装着して行われる。なお、好ましくは、弾性腕部59における背面凸部15を挟持する部分に、背面凸部15の外周面の形状に応じた円弧状の湾曲部59aを設け、その湾曲部59aの内周面及び背面凸部15の外周面に、互いに嵌合する凹凸状の嵌合構造61を設けるのがよい。この嵌合構造61は、例えば背面凸部15の周方向に連なる溝又は凸部により構成される。
【0041】
図10は、図7ないし図9に示す構成のさらなる変形例を示す断面図である。なお、図10では、代表例として図7に示す構成に基づいて説明を行うが、図10に係る技術は図8又は図9に示す構成に容易に適用することができる。
【0042】
図10に示す構成では、図7ないし図9に示す構成において、保持部材51(又は固定具57)を予めリアケース31側に固定しておき、発光ユニット5の背面凸部15の外周面に、略蛇腹状又はネジ溝状等の凹凸形状を有する凹凸係合部63を設け、その背面凸部15を保持部材51間(又は固定具57の弾性腕部59間)にガチャガチャと押し込み、凹凸係合部63のいずれかの溝に保持部材51を係合させて、抜け止め固定するようにしている。この場合、凹凸係合部63の溝は一定のピッチで設けられるため、保持部材51等と発光ユニット5の発光部13との間の間隔が板状基台3及びリアケース31の前壁部の合計肉厚とちょうど一致するようにするのは困難であり、その部分に隙間が生じてしまう。
【0043】
そこで、図10に示す構成では、前記隙間によるがたつきを防止するため、リアケース31の前側部分31aの前壁部と板状基台3との間にこれらを互いに離反する方向に付勢する付勢手段65(例えば、圧縮コイルバネ、板バネ、ゴム部材等)を設け、がたつきを防止するようにしている。リアケース31の前側部分31aの前壁部には、付勢手段65を収容する収容凹部67が設けられる。なお、図10に示す構成では、付勢手段65をリアケース31の前壁部と板状基台3との間に設けたが、発光ユニット5の発光部13と板状基台3との間に設けるようにしてもよい。
【0044】
なお、前述の実施形態及び変形例では、駆動ユニットはリアケース3及び電流制御ユニット47で構成された場合を説明したが、これに限らず、例えば電流制御ユニット47の機能をリアケース3に内蔵してもよい。また、発光ユニット5は発光部の他、例えば特開平8−235961号公報に開示されているような、発光部前方に透明な押ボタンスイッチを設けてもよい。また、板状基台3は図6で示すような一枚の板でもよいし、制御盤の筐体の一部であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の一実施形態に係るパネル型発光装置の分解斜視図である。
【図2】図1のパネル型発光装置の正面図である。
【図3】図1のパネル型発光装置の背面図である。
【図4】図1のパネル型発光装置の側面図である。
【図5】図1のパネル型発光装置の一部を拡大した断面図である。
【図6】図1のパネル型発光装置に備えられる板状基台の平面図である。
【図7】図5に示す発光ユニットの固定手段の変形例を示すリアケース内の平面図である。
【図8】図7の固定手段のさらなる変形例を示す斜視図である。
【図9】図7の固定手段のさらなる変形例を示す斜視図である。
【図10】図7ないし図9に示す構成のさらなる変形例を示す断面図である。
【符号の説明】
【0046】
1 パネル型発光装置、3 板状基台、5 発光ユニット、7 発光領域、9 カバー部材、11 貫通孔、13 発光部、15 背面凸部、21 基台部、23 発光素子部、23a 基板、23b LEDアレイ、23c 導光部材、25 固定手段、27 ネジ部、29 ナット部材、31 リアケース、31a 前側部分、31b 背側部分、33 係合ツメ、35 係合面(又は係合段部)、47 電流制御ユニット、51 保持部材、53 付勢手段、57 固定具、63 凹凸係合部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの貫通孔が設けられた板状基台と、
前記板状基台の貫通孔を間に挟んで着脱可能に対面配置される、略面状に発光可能なパネル型の発光部を有する発光ユニット及び前記発光ユニットを前記貫通孔を介して駆動する駆動ユニットを含む少なくとも1つの装置本体と、
を備えることを特徴とするパネル型発光装置。
【請求項2】
請求項1に記載のパネル型発光装置において、
前記発光ユニットは、前記発光部の背面側に設けられ、前記貫通孔を介して前記板状基台の背面側に突出する背面凸部をさらに備え、
前記パネル型発光装置は、前記発光ユニットの前記背面凸部を前記板状基台の背面側で固定する固定手段をさらに備えることを特徴とするパネル型発光装置。
【請求項3】
請求項2に記載のパネル型発光装置において、
前記固定手段は、
前記背面凸部の外周に形成されたネジ部と、
前記ネジ部に前記板状基台の背面側から螺合され、前記発光部との間で前記板状基台の前記貫通孔の外周部を挟み込むナット部材と、
を備えることを特徴とするパネル型発光装置。
【請求項4】
請求項2に記載のパネル型発光装置において、
前記板状基台の背面側に設けられ、前記発光ユニットの前記背面凸部の外周面に向けて付勢された状態で当接し、前記背面凸部を保持する保持部材と、
前記保持部材を付勢する付勢手段と、
を備えることを特徴とするパネル型発光装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−9983(P2009−9983A)
【公開日】平成21年1月15日(2009.1.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−167355(P2007−167355)
【出願日】平成19年6月26日(2007.6.26)
【出願人】(000000309)IDEC株式会社 (188)
【Fターム(参考)】