パラミクソウイルス用ワクチンとしてのウイルス様粒子
本発明は、非感染性パラミクソウイルスワクチンを作製および使用する方法を開示する。ウイルス様粒子(VLP)内のパラミクソウイルス構造タンパク質は、そのようなワクチンの一例を含む。基質タンパク質の存在のみが、効率的なVLP放出を提供するのに必要かつ十分であることが見出される。しかし、4つのパラミクソウイルス構造タンパク質の同時発現によって、感染性粒子と同様の密度および放出効率での非感染性VLPの放出が起こる。VLPワクチンが有用であると考えられる代表的な疾患には、これらに限定されないが、ニューカッスル病、麻疹、呼吸器合胞体ウイルス感染症、およびパラインフルエンザ3型ウイルス感染症が含まれる。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)(i)ニューカッスル病基質タンパク質をコードするDNA配列を含む発現ベクター;
(ii)該ベクターによってトランスフェクションされ得る細胞
を提供する段階;
(b)ニューカッスル病ウイルス様粒子が産生されるような条件下において、該ベクターを該細胞にトランスフェクションする段階
を含む方法。
【請求項2】
(c)粒子の無細胞調製物を作製するためにウイルス様粒子を回収する段階をさらに含む、請求項1記載の方法。
【請求項3】
(d)粒子の調製物を含むワクチンをニワトリに投与する段階をさらに含む、請求項2記載の方法。
【請求項4】
細胞が細胞培養物の一部であり、回収段階が該培養物の上清から粒子を得る段階を含む、請求項2記載の方法。
【請求項5】
細胞培養物が鳥類細胞を含む、請求項4記載の方法。
【請求項6】
ベクターが、ヌクレオカプシドタンパク質、融合タンパク質、および赤血球凝集素-ノイラミニダーゼタンパク質からなる群より選択されるさらなるニューカッスル病ウイルスタンパク質をコードするDNA配列をさらに含む、請求項1記載の方法。
【請求項7】
粒子がニューカッスル病ウイルスDNAを含まない、請求項1記載の方法。
【請求項8】
請求項1記載のトランスフェクションされた細胞。
【請求項9】
請求項2に従って作製された粒子の調製物。
【請求項10】
(a)(i)ニューカッスル病ウイルス基質タンパク質を含むニューカッスル病ウイルス様粒子を含むワクチン;
(ii)ニューカッスル病に罹患しやすい宿主
を提供する段階;
(b)該ウイルス様粒子に対する抗体が産生されるような条件下において、該宿主を該ワクチンで免疫化する段階
を含む方法。
【請求項11】
宿主が、鳥類、マウス、およびヒトからなる群より選択される、請求項10記載の方法。
【請求項12】
粒子が、融合タンパク質、ヌクレオカプシドタンパク質、および赤血球凝集素-ノイラミニダーゼタンパク質からなる群より選択される1つまたは複数のさらなるニューカッスル病ウイルスタンパク質をさらに含む、請求項10記載の方法。
【請求項13】
ニューカッスル病ウイルス様粒子を含むワクチンであって、該粒子がニューカッスル病ウイルス基質タンパク質を含む、ワクチン。
【請求項14】
粒子がニューカッスル病ウイルスDNAを含まない、請求項13記載のワクチン。
【請求項15】
粒子が、融合タンパク質、ヌクレオカプシドタンパク質、および赤血球凝集素-ノイラミニダーゼタンパク質からなる群より選択される1つまたは複数のさらなるウイルスタンパク質をさらに含む、請求項13記載のワクチン。
【請求項1】
(a)(i)ニューカッスル病基質タンパク質をコードするDNA配列を含む発現ベクター;
(ii)該ベクターによってトランスフェクションされ得る細胞
を提供する段階;
(b)ニューカッスル病ウイルス様粒子が産生されるような条件下において、該ベクターを該細胞にトランスフェクションする段階
を含む方法。
【請求項2】
(c)粒子の無細胞調製物を作製するためにウイルス様粒子を回収する段階をさらに含む、請求項1記載の方法。
【請求項3】
(d)粒子の調製物を含むワクチンをニワトリに投与する段階をさらに含む、請求項2記載の方法。
【請求項4】
細胞が細胞培養物の一部であり、回収段階が該培養物の上清から粒子を得る段階を含む、請求項2記載の方法。
【請求項5】
細胞培養物が鳥類細胞を含む、請求項4記載の方法。
【請求項6】
ベクターが、ヌクレオカプシドタンパク質、融合タンパク質、および赤血球凝集素-ノイラミニダーゼタンパク質からなる群より選択されるさらなるニューカッスル病ウイルスタンパク質をコードするDNA配列をさらに含む、請求項1記載の方法。
【請求項7】
粒子がニューカッスル病ウイルスDNAを含まない、請求項1記載の方法。
【請求項8】
請求項1記載のトランスフェクションされた細胞。
【請求項9】
請求項2に従って作製された粒子の調製物。
【請求項10】
(a)(i)ニューカッスル病ウイルス基質タンパク質を含むニューカッスル病ウイルス様粒子を含むワクチン;
(ii)ニューカッスル病に罹患しやすい宿主
を提供する段階;
(b)該ウイルス様粒子に対する抗体が産生されるような条件下において、該宿主を該ワクチンで免疫化する段階
を含む方法。
【請求項11】
宿主が、鳥類、マウス、およびヒトからなる群より選択される、請求項10記載の方法。
【請求項12】
粒子が、融合タンパク質、ヌクレオカプシドタンパク質、および赤血球凝集素-ノイラミニダーゼタンパク質からなる群より選択される1つまたは複数のさらなるニューカッスル病ウイルスタンパク質をさらに含む、請求項10記載の方法。
【請求項13】
ニューカッスル病ウイルス様粒子を含むワクチンであって、該粒子がニューカッスル病ウイルス基質タンパク質を含む、ワクチン。
【請求項14】
粒子がニューカッスル病ウイルスDNAを含まない、請求項13記載のワクチン。
【請求項15】
粒子が、融合タンパク質、ヌクレオカプシドタンパク質、および赤血球凝集素-ノイラミニダーゼタンパク質からなる群より選択される1つまたは複数のさらなるウイルスタンパク質をさらに含む、請求項13記載のワクチン。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27A】
【図27B】
【図27C】
【図27D】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図68】
【図69】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12A】
【図12B】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27A】
【図27B】
【図27C】
【図27D】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51】
【図52】
【図53】
【図54】
【図55】
【図56】
【図57】
【図58】
【図59】
【図60】
【図61】
【図62】
【図63】
【図64】
【図65】
【図66】
【図67】
【図68】
【図69】
【図70】
【図71】
【図72】
【図73】
【図74】
【公表番号】特表2009−502204(P2009−502204A)
【公表日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−525192(P2008−525192)
【出願日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【国際出願番号】PCT/US2006/030319
【国際公開番号】WO2007/019247
【国際公開日】平成19年2月15日(2007.2.15)
【出願人】(508035735)ユニバーシティ オブ マサチューセッツ メディカル スクール (1)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年8月3日(2006.8.3)
【国際出願番号】PCT/US2006/030319
【国際公開番号】WO2007/019247
【国際公開日】平成19年2月15日(2007.2.15)
【出願人】(508035735)ユニバーシティ オブ マサチューセッツ メディカル スクール (1)
【Fターム(参考)】
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