説明

パラメーター設定方法及びシステム

【課題】パラメーター設定システム及び方法を提供する。
【解決手段】パラメーター設定システムは表示ユニット、保存ユニット及び処理ユニットにより構成される。保存ユニットは基本入力/出力システムとパラメーター設定インターフェ−スからなる。パラメーター設定インターフェ−スは2次元画面、3次元アイコン及び複数個のパラメーター設定メニューを含む。パラメーター設定方法では、処理ユニットにより基本入力/出力システムの実行を行い、インターフェースを呼び出し、2次元画面を表示ユニット上に、3次元アイコンを2次元画面上に表示し、3次元アイコンの複数個のオブジェクトイメージのうちの1つを選択する。オブジェクトイメージに対応するパラメーター設定メニューを2次元画面上に表示し、パラメーター設定メニューを通してシステムの電源制御プログラムや基本入出力システムのパラメーター値を調整する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パソコンシステムのパラメーター設定方法及びシステムに関する。より詳しくは、基本入力/出力システムのパラメーター設定システム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般のパソコンシステムには、通常、ウインドウ化された操作システムを搭載しており、ユーザーは操作システムを通して、応用プログラムの実行やシステムパラメーターの設定を行う。例えば、パソコンシステムの基本入出力システム(Basic Input/Output System、以下、BIOS)の設定システムが存在するが、BIOSはパソコンシステムのメインコンピュータ内に組み込まれており、基本ハードウェアの作動を制御するために用いられる設定システムである。ユーザーが、パソコンシステムをスタートした時に選ぶディスクの順序を調整するか、またはパソコンシステム上に新しいハードウェアがインストールされた後、BIOSから関連設定を行う。
【0003】
さらに、BIOSのパラメーター設定を行う時、通常はパソコンシステムの表示ユニット上に2次元(two-dimensional、2D)形式の設定ウインドウ(windows)、またはグラフィックユーザーシステム(Graphic User
Interface,GUI)などの設定システムを表示する。同時に、設定システム上にシステム基本パラメーター設定(standard CMOS setup)、BIOSパラメーター設定(BIOS
features setup)、チップパラメーター設定(chipset features setup)、電源管理設定(power management setup)、BIOSロードデフォルト値(load
BIOS defaults)、ロード設定プレセット値(load optimum settings)、ユーザーパスワード設定(user password)など設定項目を表示することにより、ユーザーはマウスやキーボードなど入力装置を通して、各メニューの間の切り替えや設定を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許出願公開第2010/0275000号明細書
【0005】
しかしながら、現在のBIOSのウインドウ化設定システムやグラフィックシステムは、一般的にどれも2次元形式でパソコンシステムの表示ユニット上に表示される。システム上に表示される設定メニューの大部分は英語であり、細かい文字形式で表示され、時には沢山の専用名詞が含まれている。従って、常にユーザーはどのように設定及び操作をすれば良いか分からない、或いは操作前に各メニューの設定機能を調べる、または逐一各メニューをクリックして理解した後で初めて順調にパソコンシステムのパラメーター設定を行うことができるような状態である。
【0006】
従って、パソコンシステム上に応用されるパラメーター設定システムはユーザーに直観的な操作環境を提供できず、つまり、ユーザーは設定システム上で各メニューの文字説明を見た後、設定する内容はパソコンシステム中のどの構成部材やファームウェアに対するものであるかを想像する必要があり、その後異なるメニューの選択を行うため、ユーザーはかなり多くの時間をかけてはじめて関連パラメーターの設定を完成することができる。さらに、パソコンシステムの初心者にとっては、複雑すぎる設定システムは初心者が学習する上で阻害になりえる。
【0007】
そこで、本発明者は上記の欠点が改善可能と考え、鋭意検討を重ねた結果、合理的設計で上記の課題を効果的に改善する本考案の提案に到った。
【発明の概要】
【0008】
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたものである。上記課題解決のため、本発明は、周知のパラメーター設定システムのパソコンシステムが複雑すぎるため、ユーザーに直観的な操作環境を提供できず、ユーザーがかなり長い時間をかけてはじめて完成できる関連パラメーターの設定の問題を解決するパラメーター設定システム及び方法を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るパラメーター設定方法及びシステムは、パラメーター設定システムに適用されるパラメーター設定方法である。本発明には、パラメーター設定インターフェ−スの2次元画面を前記パラメーター設定システムの表示ユニット上に表示させるステップと、前記パラメーター設定インターフェースの3次元アイコンを前記2次元画面上に表示させるステップと、前記3次元アイコンの複数個のオブジェクトイメージのうちの1つを選ぶステップと、前記パラメーター設定メニューが前記パラメーター設定システムの基本入力/出力システム(BIOS)の複数個の設定メニューのいずれかの一つに連結されるパラメーター設定メニューを前記2次元画面上に表示させるステップと、前記パラメーター設定メニューを通して前記電源制御プログラムや前記基本入出力システムのパラメーター値を調整させステップと、を含み、前記3次元アイコンは原点で交わるx軸、y軸及びz軸を定義すると共に複数個のオブジェクトイメージを有することを特徴とする、パラメーター設定方法である。
【0010】
また、本発明に係るパラメーター設定システムは、パラメーター設定インターフェースを表示するための表示ユニットと、複数個の設定メニューからなる基本入力/出力システム(BIOS)及び前記パラメーター設定インターフェースを保存するための保存ユニットと、前記表示ユニット及び前記保存ユニットに電気的に接続され、前記BIOSを実行すると共に前記パラメーター設定インターフェースを呼び出し、且つ前記パラメーター設定インターフェースを前記表示ユニットに表示させる処理ユニットを含むパラメーター設定システムである。前記パラメーター設定インターフェースは2次元画面と、前記2次元画面上に配置されると共に原点で交わるx軸、y軸及びz軸を定義し、複数個のオブジェクトイメージを有する3次元アイコンと、それぞれ前記複数個のオブジェクトイメージと対応し、前記BIOSの前記複数個の設定メニューにそれぞれ連結される複数個のパラメーター設定メニューとを含み、前記これらのオブジェクトイメージのうちの1つが選ばれるとき、前記これらのパラメーター設定メニューより、対応して選ばれる前記オブジェクトイメージの前記パラメーター設定メニューを前記2次元画面上に配置すると共に前記3次元アイコン上に重ね合わせることを特徴とする、パラメーター設定システムである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によると、3次元アイコンを通してパラメーター設定メニューに対応するオブジェクトイメージが表示され、ユーザーは立体形式の視覚感覚によって、それぞれのオブジェクトイメージが代表するパラメーター設定メニューは何であるかを知ることができる。ユーザーはニーズに基づいて、直感的にオブジェクトイメージをクリックし、対応するパラメーター設定メニューを開き、電源管理パラメーターやBIOSパラメーターなどパソコンシステムの関連するパラメーター、例えば中央処理装置(central processing unit、CPU)の設定を行う。従って、ユーザーがパラメーター設定の操作をする上での利便性が増すだけでなく、ユーザーの作業効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の第1実施形態によるパラメーター設定システムのブロック概略図である。
【図2】本発明の第1実施形態による使用状態を示す概略図である。
【図3】本発明の第1実施形態による使用状態を示す概略図である。
【図4】本発明の第1実施形態による使用状態を示す概略図である。
【図5】本発明の第1実施形態による使用状態を示す概略図である。
【図6】本発明の第1実施形態による使用状態を示す概略図である。
【図7】本発明の第1実施形態による使用状態を示す概略図である。
【図8】本発明の第1実施形態によるパラメーター設定方法のフローチャートである。
【図9】本発明の第2実施形態の使用状態を示す概略図である。
【図10】本発明の第2実施形態の使用状態を示す概略図である。
【図11】本発明の第2実施形態のパラメーター設定方法のフローチャートである。
【図12】本発明の第3実施形態によるパラメーター設定システムのブロック概略図である。
【図13】本発明の第3実施形態の使用状態を示す概略図である。
【図14】本発明の第3実施形態の使用状態を示す概略図である。
【図15】本発明の第3実施形態の使用状態を示す概略図である。
【図16】本発明の第3実施形態の使用状態を示す概略図である。
【図17】本発明の第3実施形態によるパラメーター設定方法のフローチャートである。
【図18】異なる3次元オブジェクトイメージのデーターベースを有する本発明の第3実施形態の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について、詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
[第1実施形態]
まず、本発明のパラメーター設定方法の第1実施形態について説明する。図1から図4に、本発明の第1実施形態の構成を示す。本実施形態のパラメーター設定システム20はパソコン設備中に応用され、パソコン設備のBIOSのパラメーター設定を調整、設定するために用いられる。パラメーター設定システム20は、表示ユニット210、保存ユニット220、処理ユニット230で構成される。なお、保存ユニット220は基本入力/出力システム(BIOS)30と、パラメーター設定インターフェ−ス10とからなり、表示ユニット210によってパラメーター設定インターフェ−ス10の作業画面は表示され、ユーザーにパラメーター設定システム20のパラメーター値の設定や調整を行わせる。これ以外に、パラメーター設定システム20の表示ユニット210が配置されるパネルは、タッチパネルや液晶パネルであるが、これに限定されず、ユーザーに直接表示ユニット210のパネル上でクリック操作やマウスやキーボードなどの入力装置による操作を行わせる。また、処理ユニット230は前記表示ユニット210及び前記保存ユニット220に電気的に接続され、前記BIOS30を実行すると共に前記パラメーター設定インターフェ−ス10を実行し、且つ前記パラメーター設定インターフェ−ス10を前記表示ユニット210に表示させる。
【0014】
本実施形態のパラメーター設定インターフェ−ス10は、2次元画面110、3次元アイコン120及び複数個のパラメーター設定メニュー130を含む。パラメーター設定インターフェ−ス10は2次元画面110を通してパラメーター設定システム20の表示ユニット210上に表示される。
【0015】
3次元アイコン120は2次元画面110上に配置され、3次元アイコン120上には原点0で交わるx軸、y軸及びz軸が定義される。これ以外に、3次元アイコン120は、複数個のオブジェクトアイコン121を含み、複数個のオブジェクトアイコン121はパソコン設備内部の電子装置の立体グラフィックやパソコン設備の立体グラフィックを構成する。例えば、複数個のオブジェクトイメージ121は電子部材のメインコンピュータの立体グラフィック、または内部に設置されるハードウェア、メインボード、ファン、電源供給装置及びコネクターなど、電子装置のパソコンケースの立体グラフィックなどを構成するが、これに限定されない。本実施形態では3次元アイコン120の複数個のオブジェクトイメージ121はメインボードの立体グラフィックを構成し、これを例として挙げて説明するが、これに限定されない。
【0016】
3次元アイコン120の複数個のオブジェクトイメージ121は回路基板イメージ122及び複数個の電子素子イメージ123を含み、回路基板イメージ122は3次元アイコン120のx軸とz軸との間に配置される。つまり、x軸とz軸とで構成される平面上に対応する。複数個の電子素子イメージ123は3次元アイコン120のx軸とz軸との間に分布され、y軸の方向に沿って回路基板イメージ122上に重ね合わせられ、3次元アイコン120にパラメーター設定システム20内部のメインボードの立体グラフィックを構成し、複数個の電子素子イメージ123はそれぞれメインボード上の各種電子部材、例えば、中央処理器、メモリー体スロット及び接続ポートなどに対応する。従って、パラメーター設定インターフェ−ス10は、立体的なUEFI(ユニファイド・エクステンシブル・ファームウェア・インターフェース)の形態により表示ユニット210を表示する。
【0017】
パラメーター設定インターフェ−ス10の複数個のパラメーター設定メニュー130はBIOS30の複数個の設定メニューに連結され、それぞれ3次元アイコン120の複数個のオブジェクトイメージ121に連結する。複数個のオブジェクトイメージ121のうちの1つが選択されるとき、選択されたオブジェクトイメージ121と対応するパラメーター設定メニュー130とは2次元画面110上に配置(表示)される。
【0018】
図2、図5、図6及び図7によると、本実施形態のパラメーター設定インターフェース10中において、2次元画面110上に、カーソル140、アイコン切替えや、少なくとも1つのメッセージ提示ウインドウを選択して配置できる。カーソル140は2次元画面110上に配置され、2次元画面110上でスライドでき、ユーザーに2次元画面110上に配置されるオブジェクトを選択及びクリックする。アイコン切替え150は2次元画面110上に配置されると共に3次元アイコンに連結され、3次元アイコン120を回転させるために用いられ、3次元アイコン120をx軸、y軸や、z軸を軸心として2次元画面110上で回転させ、2次元画面110上で3次元アイコン120の異なる視野を表示する。複数個のメッセージ提示ウインドウ160は、それぞれ3次元アイコン120の複数個のオブジェクトイメージ121に連結され、複数個のオブジェクトイメージ121のうちの1つが選択される時、選択的にオブジェクトイメージ121に対応するメッセージ提示ウインドウ160を2次元画面110上に配置(表示)するために用いられる。
【0019】
上述の通り、本発明のパラメーター設定システムの表示環境がタッチパネルを具える表示ユニットである場合、ユーザーは直接タッチパネル上でオブジェクトの選択、クリック、回転の操作を行う。カーソルのガイドやドラッグを必要としないため、カーソル及びアイコン切替えの設置を省略することができる。
【0020】
図1から図8によると、本実施形態で開示されるパラメーター設定インターフェース10の操作をする上で、起動される装置がパソコン設備の電源に限られない場合は、まず、処理ユニットによりBIOS30を実行し、パラメーター設定インターフェース10を呼び出す(S100)。パラメーター設定インターフェース10の2次元画面110を、パラメーター設定システム20の表示ユニット210上に表示させる(S101)。次に、3次元アイコン120を2次元画面110上に表示し(S103)、ここでは、3次元アイコン120のx軸とz軸との間に回路基板イメージ122を表示し、回路基板イメージ122上に複数個の電子素子イメージ123を表示する。ユーザーは、パラメーター設定インターフェース10を通じて、パラメーター設定を行いたい電子装置の立体グラフィックを見ることができる。さらに、ユーザーはニーズに基づき、カーソル140を通して3次元アイコン120をドラッグしたり、アイコン切替え150をクリックしたりし、異なる視野から3次元アイコン120を見ることができる(図2と図5を参照)。これ以外に、ユーザーは選択的にカーソル140を3次元アイコン120上にスライドさせ、そのうち1つの電子素子イメージ123を選択し、カーソル140と電子素子イメージ123とが相互に重なり合うようにようにする。この時、選択される電子素子イメージ123に連結されるメッセージ提示ウインドウ160は、2次元画面110上に表示されるか、3次元アイコン120上に重なり合うようにされ、ユーザーはメッセージ提示ウインドウ160内の文字説明を通して、選択される電子素子イメージ123が対応するBIOSパラメーター設定対象は何であるかを、即時に知ることができる(図6と図7を参照)。
【0021】
その後、ユーザーはカーソル140を通じて、そのうちの1つの電子素子イメージ123を選択する(S105)。例えば、この電子素子イメージ123を2回連続してクリックし、複数個のパラメーター設定メニュー130中の、電子素子イメージ123に対応するパラメーター設定メニュー130を、2次元画面110上に表示する(S107)。例えば、図3と図4に示すように、パラメーター設定メニュー130は、3次元アイコン120上に重ね合わせられるが、これに限定されず、パラメーター設定メニュー130は複数個の電子素子イメージ123のBIOS30に対応するパラメーター設定項目131を含む(図2と図3を参照)。この後、ユーザーはパラメーター設定メニュー130のパラメーター設定項目131と対応して、選択される電子素子イメージ123と連結されるBIOS30のパラメーター値を調整し、設定する(S109)。
【0022】
上述に基づき、本発明のパラメーター設定システムは3次元アイコンを通してパソコンシステム中の電子装置の立体グラフィックを表示し、ユーザーが視覚感覚を通じてBIOSパラメーター値の設定対象が電子装置のうちのどの構成部材であるかをすぐに知ることができ、対応する電子素子イメージを選択することによってBIOSパラメーター値の調整と設定を行い、ユーザーに直感的なBIOSパラメーター設定の操作モードを提供する。従って、本発明のパラメーター設定システムはユーザーにかなり簡潔で便利な操作環境を提供する。
【0023】
[第2実施形態]
次に、本発明のパラメーター設定システムの第2実施形態について説明する。
図9と図10は、本発明にて開示する第2実施形態のパラメーター設定システムの使用状態の概略図である。本発明が開示する第2実施形態は、第1実施形態と殆ど同じである。両者の違いは、本発明の第2実施形態が開示するパラメーター設定インターフェース10が、さらに複数個のガイドアイコン170及び複数個の機能メニュー180を含み、パラメーター設定インターフェ−ス10の2次元画面110には、第1レイヤー111と第2レイヤー112を含み、3次元アイコン120は第1レイヤー111上に配置される点である。
【0024】
複数個のガイドアイコン170は、2次元画面110の第1レイヤー111や第2レイヤー112に配置される。複数個のガイドアイコン170が第1レイヤー111に配置される設置方式が採用されるとき、2次元画面110の第1アイコン111は常態では第2レイヤー112上に重ね合わせられ、複数個のガイドアイコン170が第2レイヤー112に配置される設置方式が採用されるとき、2次元画面110の第2レイヤー112ははじめの状態では第1レイヤー111の側辺に重ね合わせられ、複数個のガイドアイコン170と3次元アイコン120を同時に2次元画面上に表示させる。本実施形態は複数個のガイドアイコン170を第2レイヤー112に配置することを例に挙げて説明をするが、これに限定されない。複数個のガイドアイコン170は第2レイヤー112上に配列され、それぞれBIOS30の複数個の設定項目、例えば、周波数/電圧制御(MB Intelligent Tweaker,M.I.T)パラメーター設定メニュー、システムパラメーター設定メニュー、BIOSパラメーター設定、周辺装置パラメーター設定メニュー、電源管理パラメーター設定メニュー及び保存と退出設定メニューなどと連結され、ユーザーにグラフィック化されたユーザーシステムを提供し、ユーザーがBIOSと関連するパラメーター値の設定を行うことの便を図るために用いられる。
【0025】
複数個の機能メニュー180はそれぞれBIOS30の複数個の設定メニューに連結され、それぞれ複数個のガイドアイコン170に連結され、複数個のガイドアイコン170のうちの1つが選択される時、選択されるガイドアイコン170と対応する機能メニュー180を2次元画面110の第2レイヤー112に選択的に配置(表示)させ、第1レイヤー111を遮蔽する。
【0026】
従って、本実施形態が開示するパラメーター設定インターフェ−ス10の操作において、ユーザーは上述の3次元アイコン120を通じてBIOS関連のパラメーター値の調整と設定を行える以外にも、複数個のガイドアイコン170と複数個の機能メニュー180との配置方式を通じて、BIOSの関連パラメーター値を調整、設定することができる。
【0027】
図9から図11は本実施形態のパラメーター設定の方法である。本実施形態と第1実施形態とはほぼ同じである。両者の違いは、本発明の第2実施形態においては、パラメーター設定システム20の表示ユニット210上で、パラメーター設定インターフェース10の2次元画面110を表示した後(S201)、2次元画面110の第1レイヤー111に3次元アイコン120が表示され、2次元画面110の第2レイヤー112上には複数個のガイドアイコン170が表示される(S203)。続いて、ユーザーは2次元画面110上で、そのうちの1つのガイドアイコン170を選択する(S205)。ガイドアイコン170が選択された後、2次元画面110の第2レイヤー112は、第1レイヤー111に対してシフトして第1レイヤー111を遮蔽し(図10を参照)する。同時に、複数個の機能メニュー180中において、選択されるガイドアイコン170と対応する機能メニュー180とは2次元画面110の第2レイヤー112上に表示される(S207)。ここでは、機能メニュー180はパラメーター設定項目181とメッセージ提示ウインドウ182とを含み、ユーザーに選択設定を提供する。その後、ユーザーはこの機能メニュー180を通して、選択されるガイドアイコン170と連結されるBIOS30の設定メニューのパラメーター値を調整して設定する(S209)。
【0028】
これ以外に、ガイドアイコン170が選択された後、2次元画面110の第2レイヤー112上にはアイコン戻り190が表示され、ユーザーに2次元画面110の第1レイヤー111と第2レイヤー112の間の切替えを行わせ、ユーザーに3次元アイコン120かガイドアイコン170を選択させ、BIOS関連パラメーターの調整と設定を行わせるために用いられる。或いは、パソコンシステム20中に複数個のBIOSが配備されるとき、3次元アイコン120とガイドアイコン170はそれぞれ異なるBIOSに連結され、複数個のBIOSが異なるパラメーター値を有するようにさせる。
【0029】
従って、ユーザーは機能メニュー180を通してBIOSのパラメーター値を調整して設定した後、カーソル、マウスやキーボードなどの入力装置を通して、戻しアイコン190を選択したり、或いは、タッチパネル上で指によって戻しアイコン190をクリックしたりし、2次元画面110の第2レイヤー112を第1レイヤー111に対してシフトし、機能メニュー180を隠し、2次元画面110を初期状態に戻す。つまり、第2レイヤー112は第1レイヤーの側辺に重ね合わせられ、2次元画面110上で2次元アイコンと複数個のガイドアイコン170が同時に表示される。
【0030】
これ以外に、本実施形態では、複数個のガイドアイコン170はユーザーによって選択された後にも、x軸、y軸とz軸とで定義される立体図面の形式で2次元画面上に表示させることができる。例えば、図12及び図13に示すように、本発明の第3実施形態が開示するパラメーター設定インターフェース10は、パソコン設備の電源管理パラメーターの設定に応用されるがこれに限定されず、電源管理パラメーターの設定操作上、ユーザーに直観的な設定システムを提供するために用いられる。
【0031】
[第3実施形態]
次に、本発明のパラメーター設定システムの第3実施形態について説明する。
図12から図16が開示するパラメーター設定システム20は、表示ユニット210、保存ユニット220、処理ユニット230及び電源管理チップで構成される。保存ユニット220は複数個の設定メニューの基本入力/出力システム(BIOS)30とパラメーター設定インターフェース10とからなり、パラメーター設定インターフェース10は、2次元画面110、3次元アイコン120、複数個のパラメーター設定メニュー130とを含む。2次元画面110には、第1レイヤー111と第2レイヤー112とを含み、第1レイヤー111の状態で第2レイヤー112の上に重ね合わせられる。
【0032】
3次元アイコン120は2次元画面110の第1レイヤー111に配置され、3次元アイコン120は第1オブジェクトイメージ124、第2オブジェクトイメージ125及び第3オブジェクトイメージ126を含み、3次元アイコン120は原点0で交わるx軸、y軸とz軸を定義し、ここではx軸とz軸の間で第1図面127を定義し、y軸とz軸の間で第2図面128を定義し、x軸とy軸の間で第3図面129を定義する。3次元アイコン120の第1オブジェクトイメージ124は第1図面127に配置され、第2オブジェクトイメージ125は第1図面128に配置され、第3オブジェクトイメージ126は第1図面129に配置され、3次元アイコン120は立体的幾何学形態で2次元画面110上に表示され、例えば、円柱、角柱、角錐、六面体やその他規則的、或いは不規則的な立体多面の形態で2次元画面110上に表示される。
【0033】
図12から図16によると、パラメーター設定インターフェ−ス10の複数個のパラメーター設定メニュー130は連結されるがBIOS30の複数個の設定メニュー内の電源管理設定メニューの連結に限られるものではない。且つ、複数個のパラメーター設定メニュー130は、それぞれ3次元アイコン120の複数個のオブジェクトイメージにも連結される。3次元アイコン120の複数個のオブジェクトのうちの1つが選択されるとき、選択されるオブジェクトイメージと対応するパラメーター設定メニュー130を2次元画面110の第2レイヤー112に選択的に表示(配置)させると共に第1レイヤー111上に重ね合わせるために用いられる。ここでは、複数個のパラメーター設定メニュー130は3次元アイコン120に連結される第1オブジェクトイメージ124の電圧パラメーター設定メニュー132、3次元アイコン120に連結される第2オブジェクトイメージ125のクロックパラメーター設定メニュー133及び3次元アイコン120に連結される第3オブジェクトイメージ126の位相パラメーター設定メニュー134を含む。
【0034】
これ以外に、パラメーター設定メニュー130は、さらに複数個の設定項目131を含む。例えば、電圧パラメーター設定メニュー132は、電圧反応、オーバークロック補償と過電圧保護などの設定項目131を含む。クロックパラメーター設定メニュー133は中央処理器(Central processing unit、CPU)パルス幅変調(Pulse Width Modulation、PWM)クロック、終端電圧(VTT)PWMクロック、内部モデル制御(Internal
Model Control、IMC)PWMクロック、ダブルデーターレート(Double Data Rate、DDR)(A/B)PWMクロックとDDR(C/D)PWMクロックなどの、パラメーター設定項目131を含む。位相パラメーター設定メニュー134は、CPU位相制御、過電流保護、PWM加熱保護などの、設定項目131を含む。上述は例として説明しているだけであり、本発明はこれに限定されない。
【0035】
図12から図17によれば、操作する上で、まず処理ユニットによりBIOS30を実行し、且つパラメーター設定インターフェ−ス10を呼出する(S300)。パラメーター設定インターフェ−ス10の2次元画面110を表示ユニット210上に表示させ(S301)、次に、3次元アイコン120を2次元画面110上に表示させ(S303)、ユーザーがパラメーター設定メニュー130の立体グラフィック化インターフェ−スを通してパラメーター設定の標的を選択できるようにさせる。これ以外に、2次元画面110上に選択的にカーソル140を表示してもよく、2次元画面110上でスライドさせ、ユーザーがカーソル140を通して3次元アイコン120の第1オブジェクトイメージ124、第2オブジェクトイメージ125や第3オブジェクトイメージ126を選択したり、或いはクリックしたりできるようにさせる。理解できることは、パラメーター設定システム20の表示ユニット210がタッチパネルを配備するとき、ユーザーは直接指で3次元アイコン120を選択したり、或いはクリックしたりすることができ、カーソル140を用いる必要がない。
【0036】
次に、ユーザーはニーズに基づき、カーソル140によって3次元アイコン120の第1オブジェクトイメージ124、第2オブジェクトイメージ125や第3オブジェクトイメージ126を選択し(S305)、例えば、連続してこのオブジェクトイメージを2回クリックし、2次元画面110の第2レイヤー112を第1レイヤー111上に重ね合わせ、複数個のパラメーター設定メニュー130中の選択されるオブジェクトイメージに対応するパラメーター設定メニュー130を2次元画面110の第2レイヤー112上に表示させる(S307)。
【0037】
例えば、図13と図14に示すように、ユーザーが3次元アイコン120上において第1オブジェクトイメージ124を選択した場合、パラメーター設定メニュー130は電圧パラメーター設定メニュー132を、2次元画面110の第2レイヤー112上に表示させ、3次元アイコン120と2次元画面110の第1レイヤー111とを遮蔽させる。ユーザーは、電圧パラメーター設定メニュー132上の各設定項目131を通して、BIOS30の電源管理設定メニューにおいて、電圧と関連するパラメーター値を調整して設定する。同様に、図13、図15、図16に示すように、ユーザーが3次元アイコン120の第2オブジェクトイメージ125や第3オブジェクトイメージ126を選択する場合、ユーザーは2次元画面110に表示されるクロックパラメーター設定メニュー133や位相パラメーター設定メニュー134を通して、BIOS30の電源管理設定メニューにおけるクロックと位相と関連するパラメーター値を調整して、設定する。
【0038】
従って、3次元アイコン120のオブジェクトイメージを選択した後、ユーザーは対応するパラメーター設定メニュー130を通して電源管理と関連するパラメーター値を対応して調整しして、設定する(S309)。且つ、電源管理パラメーターが設定された後、BIOS30は汎用入出力(General
Purpose Input/Output:GPIO)及び電源管理チップ240により伝送し、設定信号を電源管理チップ240に伝送し、電源管理チップ240が設定されるパラメーター条件で実行させる。しかしながら、汎用入出力(General Purpose Input/Output:GPIO)及び電源管理チップ240により伝送することに限られるものではない。これ以外に、ガイドアイコン170が選択された後、2次元画面110の第2レイヤー112上には戻しアイコン190が表示され、ユーザーに2次元画面110の第1レイヤー11と第2レイヤー112の間で切替えを行わせ、ユーザーがパラメーター設定操作を完了させた後、3次元アイコン120の表示状態に戻すために用いられる。
【0039】
ちなみに、2次元画面110の第2レイヤー112が第1レイヤー111に重ね合わせられるとき、3次元アイコン120は同時に選択されるオブジェクトイメージを2次元画面110の第2レイヤー112上に表示させる。例えば、ユーザーが2次元画面110の第1レイヤー111上で、3次元アイコン120の第1オブジェクトイメージ124を選択した後、3次元アイコン120は回転(或いは、反転)すると共にサイズを縮小する。その後、2次元形式の第1オブジェクトイメージ124は、2次元画面110の第2レイヤー112上に表示される。さらに、ユーザーは2次元画面110の第2レイヤー112上のオブジェクトイメージを通して3次元アイコン120の表示状態の戻しを行い、戻しアイコン190の配置を省略することもできる。
【0040】
これ以外に、上述の操作過程中で、3次元アイコン120はカーソル140のドラッグを受け、x軸、y軸や、z軸を軸心として2次元画面110上で回転、或いは2次元画面110上で360度自由に回転する。図13と図18に示すように、3次元アイコン120を回転させる方法はパラメーター設定システム20中に保存されるソフトウェアプログラムを利用し、3次元アイコン120の3次元座標値のレンダリング図に基づき、さらに、複数個のオブジェクトイメージのそれぞれの図をx(n)、y(n)とz(n)というファイル名でパラメーター設定システム20の保存ユニット20内に保存する。同時に、BIOS30とパラメーター設定システム20内に保存されるプログラム集(例えば、3Dソフトウェアプログラム集)中にカーソル140指令集をインストールし、カーソル140移動時に、BIOS30とプログラム集が対応して呼び出す関連したx−y座標のイメージを定義する。例えば、カーソル140が左に1ピクセル(pixel)移動するとき、プログラム集はファイル名が(x−1、y0、z0)のイメージファイルを呼び出し、カーソル140が右と下にそれぞれ2ピクセル移動するとき、プログラム集はファイル名が(x2、y−2,z0)のイメージを呼び出す。これ以外に、z軸に対応する入力装置の操作方法を設定できる。例えば、マウスのロール回転と対応してz軸のピクセル変換と関連のあるイメージを呼び出す。従って、ソフトウェアプログラムを利用してレンダリングされる、異なる座標のイメージをデーターベースとして作成し、カーソル140の座標を定義し、データーベース中のイメージを呼び出し、3次元アイコン120が3Dの回転効果を表現できるようにする。
【0041】
上述に基づき、本発明の効果は、パラメーター設定インターフェースは2次元画面上に表現される立体イメージである3次元アイコンを通して、ユーザーに立体化され、直観的なマンマシンインターフェースを提供し、ユーザーが視覚感覚を通してすぐにパラメーター設定対象を選択でき、パラメーター設定の操作時間を節約でき、同時に3次元アイコンを通して周知の文字操作インターフェースを立体グラフィックに変換し、ユーザーによりフレンドリーで簡潔な操作環境を提供し、パソコンシステムの初心者がパラメーター設定を習うときの阻害を減少させることにある。
【0042】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【符号の説明】
【0043】
10 … パラメーター設定インターフェ−ス
110 … 2次元画面
111 … 第1レイヤー
112 … 第2レイヤー
120 … 3次元アイコン
121 … オブジェクトイメージ
122 … 回路基板イメージ
123 … 電子素子イメージ
124 … 第1オブジェクトイメージ
125 … 第2オブジェクトイメージ
126 … 第3オブジェクトイメージ
127 … 第1図面
128 … 第2図面
129 … 第3図面
130 … パラメーター設定メニュー
131 … パラメーター設定項目
132 … 電圧パラメーター設定メニュー
133 … クロックパラメーター設定メニュー
134 … 位相パラメーター設定メニュー
140 … カーソル
150 … アイコン切替え
160 … メッセージ提示ウインドウ
170 … ガイドアイコン
180 … 機能メニュー
181 … パラメーター設定項目
182 … メッセージ提示ウインドウ
190 … アイコン戻り
20 … パラメーター設定システム
210 … 表示ユニット
220 … 保存ユニット
230 … 処理ユニット
240 … 電源管理チップ
250 … 汎用入力/出力
30 … 基本入力/出力システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パラメーター設定システムに適用されるパラメーター設定方法であって、
パラメーター設定インターフェースの2次元画面を、前記パラメーター設定システムの表示ユニット上に表示させるステップと、
前記パラメーター設定インターフェースの3次元アイコンを、前記2次元画面上に表示させるステップと、
前記3次元アイコンの複数個のオブジェクトイメージのうちの1つを選ぶステップと、
前記パラメーター設定メニューが前記パラメーター設定システムの基本入力/出力システム(BIOS)の複数個の設定メニューのいずれかの一つに連結される、パラメーター設定メニューを前記2次元画面上に表示させるステップと、
前記パラメーター設定メニューを通して前記電源制御プログラムや前記基本入出力システムのパラメーター値を調整するステップと、
を含み、
前記3次元アイコンは原点で交わるx軸、y軸及びz軸を定義すると共に、複数個のオブジェクトイメージを有することを特徴とする、パラメーター設定方法。
【請求項2】
前記複数個のオブジェクトイメージのうちの1つを選ぶステップは、
前記パラメーター設定インターフェースのカーソルを前記複数個のオブジェクトイメージ上へ移動させるステップと、
前記カーソルによって、前記複数個のオブジェクトイメージのうちの1つを選ぶステップと、
を含むことを特徴とする、請求項1に記載のパラメーター設定方法。
【請求項3】
前記x軸、前記y軸や前記z軸を軸心として、前記2次元画面上において前記3次元アイコンを回転させるステップと、をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のパラメーター設定方法。
【請求項4】
前記3次元アイコンを前記2次元画面の第1レイヤー上に表示し、前記パラメーター設定メニューを前記2次元画面の第2レイヤー上に表示し、且つ、前記BIOSの前記設定メニューが電源管理設定メニューであり、前記パラメーター設定メニューは前記電源制御プログラムの電圧パラメーター設定メニュー、クロックパラメーター設定メニュー及び位相パラメーター設定メニューのうちの1つに連結され、前記これらのオブジェクトイメージのうちの1つが選ばれるとき、前記第2レイヤーを前記第1レイヤー上に重ね合わせることを特徴とする、請求項1に記載のパラメーター設定方法。
【請求項5】
前記3次元アイコンを前記2次元画面上に表示させるステップは、
前記これらのオブジェクトイメージの第1オブジェクトイメージを前記x軸と前記z軸の間の第1図面上に表示させ、前記第1オブジェクトイメージは前記電圧パラメーター設定メニューに連結されるステップと、
前記これらのオブジェクトイメージの第2オブジェクトイメージを前記y軸と前記z軸の間の第2図面上に表示させ、前記第2オブジェクトイメージは前記クロックパラメーター設定メニューに連結されるステップと、
前記複数個のオブジェクトイメージの第3オブジェクトイメージを、前記x軸と前記y軸との間の第3図面上に表示し、前記第3オブジェクトイメージが前記位相パラメーター設定メニューに連結されるステップと、
を含むことを特徴とする、請求項4に記載のパラメーター設定方法。
【請求項6】
前記パラメーター設定メニューを前記第2レイヤー上に表示させるステップは、さらに前記複数個のオブジェクトイメージのうち、選択される前記オブジェクトイメージを前記第2レイヤー上に表示させるステップを含むことを特徴とする、請求項4に記載のパラメーター設定方法。
【請求項7】
前記3次元アイコンを回転させ、前記3次元アイコンのサイズを縮小させるステップと、
2次元形式で選択された前記オブジェクトイメージを前記第2レイヤーに表示させるステップと、
を更に含むことを特徴とする、請求項6に記載のパラメーター設定方法。
【請求項8】
アイコン戻りを、前記第2レイヤー上に表示させるステップと、
前記アイコン戻りを選択するステップと、
前記第1レイヤーを前記第2レイヤー上に重ね合わせ、前記3次元アイコンを前記第1レイヤー上に表示させるステップと、
を更に含むことを特徴とする、請求項4に記載のパラメーター設定方法。
【請求項9】
前記複数個のオブジェクトイメージの回路基板イメージを、前記x軸と前記z軸の間に表示させるステップと、
前記複数個のオブジェクトイメージの複数個の電子素子イメージを、前記回路基板イメージ上に表示させ、前記これらの電子素子イメージを前記x軸と前記z軸の間に分布させると共に前記y軸に沿って前記回路基板イメージ上に重ね合わせるステップと、を含み、
前記複数個のオブジェクトイメージのうちの1つを選ぶステップは、前記複数個の電子素子イメージのうちの1つを選ぶステップであり、前記パラメーター設定メニューは、それぞれ選択される前記電子素子イメージ及び前記BIOSの前記設定メニューに連結されることを特徴とする、請求項1に記載のパラメーター設定方法。
【請求項10】
前記複数個のガイドアイコンはそれぞれ前記BIOSの前記複数個の設定メニューに連結される複数個のガイドアイコンを前記2次元画面上に表示させるステップと、
前記複数個のガイドアイコンのうちの1つを選ぶステップと、
前記パラメーター設定システムの前記基本入出力システムに連結されると共に、選択される前記ガイドアイコンに対応する機能メニューを前記2次元画面上に表示させるステップと、
前記機能メニューを通して前記ガイドアイコンとは連結される前記設定メニューのパラメーター値を調整させるステップと、
を含むことを特徴とする、請求項9に記載のパラメーター設定方法。
【請求項11】
前記3次元アイコンを、前記2次元画面の第1レイヤー上に表示し、前記複数個のガイドアイコンを前記2次元画面の第2レイヤー上に表示させると共に前記第1レイヤーの側辺に重ね合わせることを特徴とする、請求項10に記載のパラメーター設定方法。
【請求項12】
前記これらのガイドアイコンのうちの1つが選択された後、前記第2レイヤーは前記第1レイヤーを遮蔽し、前記機能メニューは前記第2レイヤー上に配置されることを特徴とする、請求項11に記載のパラメーター設定方法。
【請求項13】
戻しアイコンを前記2次元画面上に表示させるステップと、
前記戻しアイコンを選択するステップと、
前記機能メニューを隠し、前記3次元アイコンを前記2次元画面上に表示させるステップと、
を更に含むことを特徴とする、請求項10に記載のパラメーター設定方法。
【請求項14】
パラメーター設定インターフェースを表示するための表示ユニットと、
複数個の設定メニューからなる基本入力/出力システム(BIOS)及び前記パラメーター設定インターフェースを保存するための保存ユニットと、
前記表示ユニット及び前記保存ユニットに電気的に接続され、前記BIOSを実行すると共に前記パラメーター設定インターフェ−スを呼び出し、且つ前記パラメーター設定インターフェースを前記表示ユニットに表示させる処理ユニットを含むパラメーター設定システムであって、
前記パラメーター設定インターフェースは
2次元画面と、
前記2次元画面上に配置されると共に原点で交わるx軸、y軸及びz軸を定義し、複数個のオブジェクトイメージを有する3次元アイコンと、
それぞれ前記複数個のオブジェクトイメージと対応し、前記BIOSの前記複数個の設定メニューにそれぞれ連結される複数個のパラメーター設定メニューとを含み、
前記複数個のオブジェクトイメージのうちの1つが選ばれるとき、前記複数個のパラメーター設定メニューのうち、対応して選ばれる前記オブジェクトイメージの前記パラメーター設定メニューを前記2次元画面上に配置すると共に前記3次元アイコン上に重ね合わせることを特徴とする、パラメーター設定システム。
【請求項15】
前記パラメーター設定インターフェースは、さらに前記2次元画面上に配置され、前記2次元画面上でスライドし、前記複数個のオブジェクトイメージ及び前記複数個のパラメーター設定メニューをクリックするために用いられるカーソルを含むことを特徴とする、請求項14に記載のパラメーター設定システム。
【請求項16】
前記3次元アイコンは、前記x軸、前記y軸や前記z軸を軸心として前記2次元画面上で回転することを特徴とする、請求項14に記載のパラメーター設定システム。
【請求項17】
前記BIOSの前記複数個の設定メニューは周波数、電圧制御メニュー、システムパラメーター設定メニュー、BIOSのパラメーター設定メニュー、周辺装置のパラメーター設定メニュー及び電源管理設定メニューからなる群の少なくともの一つから選択されることを特徴とする、請求項14に記載のパラメーター設定システム。
【請求項18】
前記2次元画面は、第1レイヤー及び第2レイヤーを含み、前記3次元アイコンは前記第1レイヤー上に配置されると共に常態では前記第2レイヤー上に重ね合わせられ、前記複数個のパラメーター設定メニューは、前記電源管理設定メニューに連結される電圧パラメーター設定メニュー、クロックパラメーター設定メニュー及び位相パラメーター設定メニューを含み、前記複数個のオブジェクトイメージのうちの1つが選択されるとき、前記電圧パラメーター設定メニュー、前記クロックパラメーター設定メニューや前記位相パラメーター設定メニューは前記第2レイヤー上に配置されると共に前記第1レイヤー上に重ね合わせられることを特徴とする、請求項17に記載のパラメーター設定システム。
【請求項19】
前記複数個のオブジェクトイメージは
前記x軸と前記z軸の間の第1画面上に配置されると共に前記電圧パラメーター設定メニューに連結される第1オブジェクトイメージと、
前記y軸と前記z軸の間の第2画面上に配置されると共に前記クロックパラメーター設定メニューに連結される第2オブジェクトイメージと、
前記x軸と前記y軸の間の第3画面上に配置されると共に前記位相パラメーター設定メニューに連結される第3オブジェクトイメージと、
を含むことを特徴とする、請求項18に記載のパラメーター設定システム。
【請求項20】
選択された前記オブジェクトイメージは、同時に前記第2レイヤー上に表示されることを特徴とする、請求項18に記載のパラメーター設定システム。
【請求項21】
選択された前記オブジェクトイメージは、2次元形式で前記第2レイヤー上に表示されることを特徴とする、請求項20に記載のパラメーター設定システム。
【請求項22】
前記パラメーター設定インターフェースは、さらに前記第2レイヤー上に配置されると共に前記3次元アイコンに連結される戻しアイコンを含み、前記戻しアイコンが選択されるとき、前記3次元アイコンは前記第1レイヤー上に配置されると共に前記第2レイヤー上に重ね合わせられることを特徴とする、請求項18に記載のパラメーター設定システム。
【請求項23】
前記3次元アイコンの前記複数個のオブジェクトイメージは、回路基板イメージ及び複数個の電子素子イメージを含み、前記回路基板イメージは前記x軸と前記z軸との間に配置され、前記複数個の電子素子イメージは、前記x軸と前記z軸との間に分布されると共に前記y軸に沿って前記回路基板イメージ上に重ね合わせられ、前記複数個の電子素子イメージは、それぞれ前記BIOSの前記複数個の設定メニューに連結されることを特徴とする、請求項14に記載のパラメーター設定システム。
【請求項24】
前記パラメーター設定インターフェースはさらに、それぞれ前記複数個の電子素子イメージに連結される複数個のメッセージ提示ウインドウを含み、前記複数個の電子素子イメージのうちの1つが選択されるとき、前記複数個のメッセージ提示ウインドウのうち、対応して選択される前記電子素子イメージの前記メッセージ提示ウインドウが前記2次元画面上に配置されることを特徴とする、請求項23に記載のパラメーター設定システム。
【請求項25】
前記パラメーター設定インターフェースは、複数個のガイドアイコン及び複数個の前記ガイドアイコンに連結される複数個の機能メニューを更に含み、前記複数個のガイドアイコンを前記2次元画面上に配置し、前記複数個のガイドアイコンのうちの1つが選択されるとき、前記複数個の機能メニューのうち、対応して選択される前記ガイドアイコンの前記機能メニューは、前記2次元画面上に配置されると共に前記3次元アイコンを遮蔽することを特徴とする、請求項23に記載のパラメーター設定システム。
【請求項26】
前記2次元画面は、第1レイヤーと第2レイヤーとを含み、前記3次元アイコンは前記第1レイヤーに配置され、前記複数個のガイドアイコンは前記第2レイヤーに配置され、前記第2レイヤーの一部は前記第1レイヤー上に重ね合わせられ、且つ、前記3次元アイコンと前記複数個のガイドアイコンは同時に前記2次元画面上に表示され、前記複数個のガイドアイコンのうちの1つが選択されるとき、前記複数個の機能メニューのうち、対応して選択される前記ガイドアイコンの前記機能メニューが前記第2レイヤー上に配置されると共に前記第1レイヤーを遮蔽することを特徴とする、請求項25に記載のパラメーター設定システム。
【請求項27】
前記パラメーター設定インターフェースは、前記第2レイヤーに配置されると共に前記3次元アイコンに連結される戻しアイコンを更に含み、前記戻しアイコンが選択されるとき、前記第2レイヤーの一部が前記第1レイヤー上に重ね合わせられると共に前記3次元アイコンを露出させることを特徴とする、請求項26に記載のパラメーター設定システム。
【請求項28】
前記BIOSに電気的に接続される電源管理チップを更に含み、前記BIOSは前記電源管理チップのパラメーター値を設定することを特徴とする、請求項14に記載のパラメーター設定システム。
【請求項29】
前記BIOS及び前記電源管理チップの間に電気的に接続される汎用入力/出力を更に含み、前記BIOSは前記汎用入力/出力により設定信号を前記電源管理チップに伝送させることを特徴とする、請求項28に記載のパラメーター設定システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【公開番号】特開2013−45458(P2013−45458A)
【公開日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−181490(P2012−181490)
【出願日】平成24年8月20日(2012.8.20)
【出願人】(502361706)技嘉科技股▲ふん▼有限公司 (111)
【氏名又は名称原語表記】GIGA−BYTE TECHNOLOGY CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No.6,Bao Chiang Road,Hsin−Tien District,New Taipei City 231,Taiwan
【Fターム(参考)】