説明

ヒドロフルオロカーボン/トリフルオロヨードメタン/炭化水素の冷媒組成物

【課題】ヒドロフルオロカーボン/トリフルオロヨードメタン/炭化水素を含む冷媒組成物を提供する。
【解決手段】少なくとも1種のC〜Cのヒドロフルオロカーボンを約40重量%〜約99.8重量%と、CFIを約0.1重量%〜約50重量%と、少なくとも1種のC〜Cの炭化水素を約0.1重量%〜約10重量%とを含む組成物、および冷凍システムを再充填する方法におけるこれらの組成物の使用を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一般にヒドロフルオロカーボン組成物に関する。特に、本発明は、1種または複数種のヒドロフルオロカーボンと、トリフルオロヨードメタン(CFI)と、炭化水素とのブレンド、ならびに冷凍システムの再充填などの用途においてこれらの組成物を使用する方法、および冷凍システムにおいてクロロフルオロカーボンもしくはヒドロクロロフルオロカーボンを置換する際のその組成物の使用に関する。
【背景技術】
【0002】
ジクロロフルオロメタン(R−12)、モノクロロジフルオロメタン(R−22)、モノクロロジフルオロメタンとクロロペンタフルオロエタン(R−115)との共沸混合物(R−502として知られている)などのクロロフルオロカーボン類(CFCs)およびヒドロクロロフルオロカーボン類(HCFCs)は、加熱および冷却システムにおける冷媒として従来から使用されている。しかしながら、クロロフルオロカーボン類(CFCs)、ヒドロクロロフルオロカーボン類(HCFCs)などの塩素含有冷媒を、空調および冷凍システムにおける冷媒として使用することは、このような化合物に付随するオゾン層破壊特性のために不利になってきている。
【0003】
CFCsおよびHCFCsの代替物として、新しい化合物が開発されている。ヒドロフルオロカーボン類(HFCs)およびヒドロフルオロカーボンのブレンドは、このような代替物として特に興味深い。というのは、これらは、類似の冷凍特性、すなわち、同じ温度で基準冷媒のプラスマイナス20%である蒸気圧、化学安定性、低毒性、不燃性、使用時効率および低い温度勾配を含め、クロロフルオロカーボン類と類似する特性を有するからである。CFCsおよびHCFCsと異なり、HFCsはオゾン層に損傷を与えることがなく、したがって環境に優しいと考えられている。さらに、HFCsは通常優れた使用時効率を有し、この優れた使用時効率は、たとえば、電気エネルギーの需要の増加から生じる化石燃料使用の増加により、冷媒の熱力学的性能またはエネルギー効率における損失が環境に二次的影響を与えることがある、空調および冷凍において重要となる。
【0004】
ジフルオロメタン(R−32)、1,1,1,2,2−ペンタフルオロエタン(R−125)、1,1,1−トリフルオロエタン(R−143a)、1,1,1,2−テトラフルオロエタン(R−134a)および1,1−ジフルオロエタン(R−152a)を含むがこれらに限定されないいくつかのHFCsが、例外的な冷媒であることが知られている。これらのHFCsのうちの2種またはそれ以上からなるあるブレンドを使用して、特定の熱力学的特性を実現することもできる。一般的なHFCのブレンドには、R−143aとR−125との共沸混合物様ブレンド(R−507Aとして知られている)、R−125と、R−143aと、R−134aとの非共沸混合物ブレンド(R−404Aとして知られている)、R−32とR−125との非共沸混合物ブレンド(R−410Aとして知られている)、およびR−32と、R−125と、R−134aとの非共沸混合物ブレンド(R−407Cとして知られている)が含まれる。これらの代替冷媒は、Honeywell、DuPont、AtochemおよびICIを含めた様々な供給源から市販されている。
【0005】
これらのHFCsまたはHFCブレンドはそれぞれ、1種または複数種のCFCsまたはHCFCsの代替品として働くことができる。たとえば、R−134aは、チラー(chillers)などの冷凍および空調用途においてR−12の代替品として働くことができ;R−404AおよびR−507Aは、高温、中温および低温蒸発システムを含めた大部分の冷凍用途においてR−502の代替品として働くことができ;R−410Aは、新しい空気調和および冷凍装置においてR−22の代替品として働くことができ;そして、R−407Cは、様々な空調用途、ならびにチラーを含めた大部分の冷凍システムにおいてR−22の代替品として働くことができる。クロロフルオロカーボン類(CFCs)、ヒドロクロロフルオロカーボン類(HCFCs)などの塩素含有冷媒を、空調および冷凍システムにおける冷媒として使用することは、このような化合物に付随するオゾン層破壊特性のために不利になってきている。結果として、塩素含有冷媒をヒドロフルオロカーボン類(HFCs)などのオゾン層を破壊することがない非塩素含有冷媒と交換することによって、塩素含有冷凍システムを改修(改良あるいは改造)することが望ましくなっている。冷凍組成物に関して置換材料が有用となるためには、その材料が圧縮機で使用される潤滑剤と適合しなければならない。
【0006】
しかしながら、これらのHFC冷媒および他のHFC冷媒の広範囲に及ぶ商業的利用は、商業的に適切である潤滑剤の不足によって妨げられている。冷凍システムの設計者は、システム内で潤滑剤がどのように振る舞うかに関心があり、したがって、設計者は、圧縮機に潤滑剤を最良に戻すことができるように、配管および他の構成部品を設計することができる。システムに入る潤滑剤上での冷媒の挙動は、熱伝達表面上での膜特性に影響を与え、したがってエネルギー効率性能に影響を及ぼすことがある。一般に、考えられる第1の特性は、潤滑剤の液体冷媒との混和性である。残念ながら、HFCsを含めた多くの非塩素含有冷凍流体が、鉱油を含め、CFCsおよびHFCsと共に従来から使用されてきた種類の潤滑剤には、比較的不溶性および/または非混和性である。冷凍流体−鉱油の組合せが圧縮冷凍、空調またはヒートポンプシステム内で効率的に働くためには、広い動作温度範囲にわたって、鉱油が冷凍液体に十分に可溶性でなければならない。このような溶解度により鉱油の粘度が低下し、鉱油がより容易にシステム内を流れることができるようになる。このような溶解度がなければ、圧縮冷凍、空調またはヒートポンプシステムの蒸発器のコイル、ならびにシステムの他の部品に鉱油が詰まることがあり、したがってシステムの効率を下げることになる。フルオロカーボンをベースとする流体は、空調システムおよびヒートポンプ用途も同様に含めた冷凍システム用途向けの産業において幅広く使用されるようになっており、これらの用途はすべて圧縮冷凍を伴う。
【0007】
HCFC冷媒を置換するHFC冷媒は潤滑剤に異なる影響を与え、このことは、圧縮機の耐久性にもシステムの性能にも影響を及ぼす。具体的には、R−12、R−502、R−22などの従来の冷媒と共に使用されてきた鉱油またはアルキルベンゼンは、HFCsと混ざり合わず、したがって、ポリオールエステル(POE)または他の合成潤滑剤と交換されなければならない。しかしながら、混和性、溶解度、安定性、電気的特性、潤滑性および改造要件を含め、合成潤滑剤についての重要な開発考慮事項が依然として残っている。
【0008】
HFCsは一般に従来の潤滑剤と混ざり合わないため、冷凍または空調システムをHFC冷媒で改良するには、新たな冷媒を合成潤滑剤と共に導入する前に、潤滑油を可能な限り多く排出することが通常必要となる。このプロセスは、潤滑剤を十分に排出することができるように、システムからの圧縮機の取り外しを伴うことが多い。これらの理由および他の理由により、システムの潤滑剤を取り除く必要なしに、CFCまたはHCFC系をHFCで改修することが非常に望ましいことになる。既存の油を交換する必要がないことにより、このような改修は、単純な「ドロップイン(drop−in)」操作となるはずである。すなわち、システムハードウエアをこれ以上変える、すなわち分解することなく、既存の冷媒を新しい冷媒と置き換えることになる。
【0009】
米国特許第5611210号は、沸点が−150℃〜+2000℃であるアルコール類、エステル類、エーテル類、フルオロエーテル類、炭化水素類、ヒドロフルオロカーボン類およびペルフルオロカーボン類からなる群から選択される添加剤を有する、フルオロヨードカーボンのブレンドを教示している。米国特許第7208098号は、ポリオールエステルとアルキルベンゼンとのブレンドを含有する圧縮冷凍向けの潤滑組成物を開示しているが、CFIについては教示されていない。米国特許出願公開第2005/0233934A1号は、テトラフルオロプロペンとトリフルオロヨードメタンとを含む共沸混合物様組成物、および冷媒組成物における使用を含めたこれら組成物の使用、ならびに冷凍システムを教示している。米国特許出願公開第2006/0116310A1号、米国特許第7083743号および国際公開第94/20588号は、ハロカーボンとフルオロヨードカーボンの組合せを示している。米国特許出願公開第2003/0062508A1号、米国特許第2004006号、米国特許第2005015号および米国特許第6428720号は、ハロカーボンと炭化水素の組合せを示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】米国特許第5611210号明細書
【特許文献2】米国特許第7208098号明細書
【特許文献3】米国特許出願公開第2005/0233934A1号公報
【特許文献4】米国特許出願公開第2006/0116310A1号公報
【特許文献5】米国特許第7083743号明細書
【特許文献6】国際公開第94/20588号パンフレット
【特許文献7】米国特許出願公開第2003/0062508A1号公報
【特許文献8】米国特許第2004006号明細書
【特許文献9】米国特許第2005015号明細書
【特許文献10】米国特許第6428720号明細書
【非特許文献】
【0011】
【非特許文献1】Ralph C.Downing、「Fluorocarbon Refrigerants Handbook」、Prentice Hall、1998、206〜270頁
【非特許文献2】Frank R.BiancardiらによるReport DOE/CE/23810−71、「Study of Lubricant Circulation in HVAC Systems」、1995年3月〜1996年4月(ARTI/MCLR Project No.665−53100の下でAir Conditioning and Refrigeration Technology Instituteのために用意された)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
したがって、従来の潤滑剤を完全に取り除くためのコストおよび時間のかかる洗浄(フラッシング;flushing)なしで、冷凍業界がシステムを改修することができるように、この溶解度の問題を解決することについての必要性および機会が存在している。出願人は、HFCsをCFI(トリフルオロヨードメタン)および炭化水素(HC)と混ぜ合わせることによって、従来の潤滑剤におけるHFCsの混和性を大きく増大させることができることを見出した。予想外なことに、CFIおよびHCと混ぜ合わせたHFCsは一般に、HFCsのみのブレンドよりも、一般的な潤滑油と、より混ざり合うことがわかった。このようなHFC/CFI/HCブレンドを利用することによって、システムの潤滑剤を排出または交換する必要なしに、CFCまたはHCFC系を改修することができる。加えて、HFCsと、CFIと、HCsとからなるある種のブレンドは、一般に、冷媒にとって重要である熱力学的特性を保持することがわかった。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明は、
(a)少なくとも1種のC〜Cのヒドロフルオロカーボンを約40重量%〜約99.8重量%;
(b)CFIを約0.1重量%〜約50重量%;および
(c)少なくとも1種のC〜Cの炭化水素を約0.1重量%〜約10重量%;
含む組成物を提供する。
【0014】
本発明はさらに、
(a)塩素含有冷媒が実質的に取り除かれた冷凍システムを設けるステップ;および
(b)「(a)少なくとも1種のC〜Cのヒドロフルオロカーボンを約40重量%〜約99.8重量%、(b)CFIを約0.1重量%〜約50重量%、および(c)少なくとも1種のC〜Cの炭化水素を約0.1重量%〜約10重量%含む組成物」を、システムに導入するステップ;
を含む、冷凍システムを再充填する方法を提供する。
【0015】
本発明はまた、
(a)少なくとも1種の塩素含有冷媒と、少なくとも1種の潤滑剤とを有する冷凍システムを設けるステップ;
(b)前記潤滑剤を実質的に保持しながら前記塩素含有冷媒を実質的に取り除くステップ;および
(c)「(a)少なくとも1種のC〜Cのヒドロフルオロカーボンを約40重量%〜約99.8重量%、(b)CFIを約0.1重量%〜約50重量%、および(c)少なくとも1種のC〜Cの炭化水素を約0.1重量%〜約10重量%含む組成物」を、システムに導入するステップ;
を含む、冷凍システムを再充填する方法も提供する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】実施例1のデータのプロットである。
【図2】典型的な商業用冷凍システムの図である。
【図3】受液器における非混和冷媒/油の組合せの挙動を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明は、ヒドロフルオロカーボン、炭化水素および可溶化剤としてCFIを含む組成物、ならびに冷凍システムの再充填などの用途におけるこれらの組成物の使用を対象とする。本発明の組成物は、エアゾル噴霧体、熱伝達媒体、気体誘電体、消火剤、発泡剤、溶媒としても、また同様に他の多数の用途においても利用することができる。本明細書中において使用する用語「可溶化剤」とは、1種または複数種のヒドロフルオロカーボン類、1種または複数種の炭化水素および1種または複数種の潤滑剤の溶解度を増大させる物質を指す。本発明のある好ましい実施形態においては、少なくとも1種のHFC、少なくとも1種のHCおよび可溶化剤としての有効量のCFIを含む組成物が提供される。本明細書中で可溶化剤に関して使用する用語「有効量」とは、システムを通じて希釈潤滑剤を輸送して圧縮機へと戻すことができるように、HFCおよびHCの十分な量を潤滑剤に溶解させるために効果的なCFI可溶化剤の量を指す。
【0018】
少なくとも1種のC〜Cのヒドロフルオロカーボン成分は、組成物全体の重量に基づき、約40重量%〜約99.8重量%、好ましくは約72重量%〜約99.8重量%、より好ましくは約85重量%〜約99.8重量%含まれる。CFI成分は、組成物全体の重量に基づき、約0.1重量%〜約50重量%、好ましくは約0.1重量%〜約20重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約10重量%含まれる。少なくとも1種のC〜Cの炭化水素成分は、組成物全体の重量に基づき、約0.1重量%〜約10重量%、好ましくは約0.1重量%〜約8重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約5重量%含まれる。
【0019】
本発明で使用するための好ましいHFCsには、C〜Cのヒドロフルオロカーボンおよびこれらのブレンドが含まれるが、これらに限定されない。これらのヒドロフルオロカーボンには、ジフルオロメタン(R−32);1,1,1,2,2−ペンタフルオロエタン(HFC−125);1,1,1−トリフルオロエタン(R−143A);1,1,1,2−テトラフルオロエタン(R−134A);1,1−ジフルオロエタン(R−152A);およびこれらの組合せが含まれる。1,1−ジフルオロエタン(R−152A)と、1,1,1,2−テトラフルオロエタン(R−134A)と、1,1,1−トリフルオロエタン(R−143A)とのブレンドであるR−404Aとして;1,1,1,2−テトラフルオロエタン(R−134A)と、1,1,1,2,2−ペンタフルオロエタン(HFC−125)とのブレンドであるR−507Aとして;ジフルオロメタン(R−32)と、1,1,1,2,2−ペンタフルオロエタン(HFC−125)とのブレンドであるR−410Aとして;1,1,1,2−テトラフルオロエタン(R−134A)と、1,1,1,2,2−ペンタフルオロエタン(HFC−125)と、ジフルオロメタン(R−32)とのブレンドであるR−407Cとして;ジフルオロメタン(R−32)と、ペンタフルオロエタン(HFC−125)と、1,1,1,2−テトラフルオロエタン(R−134A)とのブレンドであるR−407Aとして;およびこれらの組合せとして;有用なブレンドが市販されている。
【0020】
有用な炭化水素には、メタン、エタン、プロパン、プロペン、プロピン、シクロプロパン、2,2−ジメチルプロパン、ブタン、イソブタン、2−メチルブタン、ペンタン、イソペンタン、3−メチルペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、イソヘキサンおよびこれらの組合せを含む、少なくとも1種のC〜Cの炭化水素が含まれる。
【0021】
本発明の組成物は、鉱油、炭化水素油、アルキル油、アルキルベンゼン油、ホワイトまたはパラフィン油、およびこれらの混合物などの潤滑油と特に混和性である。有用な鉱油には、パラフィン類(すなわち、直鎖状および分岐鎖状の炭素鎖の飽和炭化水素)、ナフテン類(すなわち、環状パラフィン)、ならびに芳香族類(すなわち、交互二重結合を特徴とする1つまたは複数の環を含む不飽和環状炭化水素)が含まれる。本発明に有用な鉱油には、圧縮冷凍の潤滑の分野で「合成油」として一般に知られている鉱油が含まれる。合成油は、アルキルアリール(すなわち、直鎖状および分岐鎖状のアルキルアルキルベンゼン)、合成パラフィンおよびナフテン、ならびにポリ(アルファオレフィン)を含む。市販の鉱油には、WitcoからのWitco LP 250(登録商標)、Shrieve ChemicalからのZerol 300(登録商標)、WitcoからのSunisco 3GS、およびCalumetからのCalumet R015が含まれる。他の有用な鉱油は、BVM 100 N(BVA Oilsによって販売されているパラフィン系鉱油)、Suniso(登録商標)3GS(Crompton Co.によって販売されているナフテン系鉱油)、Sontex(登録商標)372LT(Pennzoilによって販売されているナフテン系鉱油)、Calumet(登録商標)RO−30(Calument Lubricantsによって販売されているナフテン系鉱油)、Zerol(登録商標)75およびZerol(登録商標)150(Shrieve Chemicalsによって販売されている直鎖状アルキルベンゼン)、ならびにHAB 22(Nippon Oilによって販売されている分岐鎖状アルキルベンゼン)として市販されている。これらの油の化学組成および使途は周知である(たとえば、Ralph C.Downing、「Fluorocarbon Refrigerants Handbook」、Prentice Hall、1998、206〜270頁を参照のこと)。
【0022】
HFCおよび潤滑剤を利用するシステムでは、HFCと潤滑剤とが互いに混ざり合うことを条件として、潤滑剤および/またはHFCを混合物としてシステムに添加することができる。したがって、本発明のある実施形態によれば、HFC/CFI/HCブレンドと、少なくとも1種の潤滑剤とを含む組成物が提供され、前記潤滑剤は、組成物の総重量に基づき、約0.1〜約99.9重量%、好ましくは約0.2〜約90重量%の量で存在する。本発明の組成は、他の潤滑剤、安定剤、金属不動態化剤、腐食防止剤、燃焼性抑制剤等を含めた様々な任意選択の添加剤のいずれかをさらに含むことができる。
【実施例】
【0023】
以下の非限定的な実施例は、本発明の例を説明する働きをする。
【0024】
実施例1:性能
本実施例では、HFC/CFIブレンドの熱力学的特性を実証する。冷媒試験混合物および鉱油(Nu−Calgon C−3 Refrigeration Oil)を用いて、典型的な動作条件下、冷凍(冷却)機内で試験を行った。試験混合物の組成は、HFC(R−404A)が89重量%で、CFIが11重量%であった。参照により本明細書中に援用されるFrank R.BiancardiらによるReport DOE/CE/23810−71、「Study of Lubricant Circulation in HVAC Systems」、1995年3月〜1996年4月(ARTI/MCLR Project No.665−53100の下でAir Conditioning and Refrigeration Technology Instituteのために用意された)に記載されているユニットと類似の設備(setup)を用いて試験を行った。ここでは、市販の凝縮ユニットおよびウォークインフリーザー/クーラー用の蒸発器(エバポレーター)を用いた、商業用冷凍システム装置を採用した。以下はこの装置の詳細な説明である。
【0025】
凝縮ユニットは、オンタリオ州ブラントフォードのKeeprite Refrigerationによって製造されているとおりの、2DF−0300コープランド(Copeland)圧縮機、フィンチューブコイル(fin−and−tube coil)および低温作動用デマンド冷却システムが装備された、Model K350L2屋外空冷式低温R−22凝縮ユニットであった。この凝縮ユニットは、吸引蓄圧器(suction accumulator)、油分離器、受液器(receiver)、二弁頭部圧力制御システム(two−valve head pressure control system)および他の標準的な動作制御装置も有している。蒸発器は、Keeprite Refrigerationによって製造されているとおりであった。Model KUCB204DED電動結氷防止装置、薄型(low profile)DXは、電動結氷防止ヒーターならびにSporlan分配器およびTXVを蒸発器に提供した。容量(capacity)を、SST−28.9℃(−20°F)、TD10度、気流3,200CFMで17,340BTUHと評価した。この蒸発器を、ウォークインフリーザー/クーラーとして働く環境に制御されるチャンバー内に設置した。温度を制御するために、凝縮器ユニットは別のチャンバー内に設置した。冷媒の質量流量、各構成部品前後における冷媒の圧力および温度、蒸発器および凝縮器の気温および流入/流出、ならびに凝縮ユニットおよび蒸発器への電力を測定するために、システムに制御用設備を追加した。2つの典型的なフリーザー温度(−17.8℃(0°F))および12.8℃(55°F)〜35.0℃(95°F)の範囲の周囲温度で試験を行った。冷媒温度は典型的にはチャンバー温度よりも低く−9.4℃(15°F)〜−6.7℃(20°F)であったことに留意されたい。表1は、R−22と比較した性能結果を示している。R−404Aは、R−22と比較してわずかに高い容量(Q)および低い効率(COP)を示すが、これらの値は、それら冷媒に固有の熱力学的特性により予測されるものである。89重量%のR−404Aおよび11重量%のCFIで構成されているブレンドについての結果も示している。この場合、容量もCOPも純粋なR−404Aに対して著しく変化することはない。したがって、CFIの添加により、HFCタイプの流体のシステム性能に影響を及ぼすことはない。
【0026】
【表1】

【0027】
実施例2:「油排出(Oil Pump−Out)」試験
本実施例では、HFC/CFIブレンドが、CFIなしのR−404Aと比較して冷凍システムにおいてより優れた油戻し(oil return)特性を有することを実証する。これらの試験では、実施例1で説明した装置と同じ装置を下記のように修正して利用した:圧縮機の排出部に位置する油分離器をバイパスし、従って、圧縮機の油面(オイルレベル)が、システムに入る、およびシステムから出る、実際の油の動きを反映している。吸入ラインは、このユニットに合う適切な大きさであった(2.86cm(1と1/8’’))。
【0028】
圧縮機に油面(オイルレベル)を加えたため、圧縮機からの、また圧縮機への油の移動を追跡することができた。高圧ピストンポンプを使用して、圧縮機の油だめから抽出された油を圧縮機の排出管へと注入した。これにより、前述したBiancardiの報告に記載されているように油排出条件をシミュレートする能力がもたらされる。これらの試験は、先に圧縮機のポンプから抽出した油を375cc注入し、油面(オイルレベル)を観測することにあった。このタイプの試験は「油排出(pump−out)」試験として知られ、上記Biancardiの報告に記載されているように、システムの起動時に圧縮機を出る油をシミュレートする。参照用に、業界で一般に見られる冷媒/油の組合せである、冷媒(R−22)および鉱油を用いて油戻し試験を行った。油戻しは、油面(オイルレベル)がR−22について記録された回復と類似の回復を示した場合には満足できるものと見なされた。この量を回復することによって、圧縮機は、その潤滑剤必要性を満たすために十分な油を有し、ひいては圧縮機の信頼性を拡張するために十分な油を有していた。時間に対する圧縮機の油だめの油面(オイルレベル)(図1における実際のデータのプロットを参照のこと)を観測することによって、試験混合物による最終的な油面(オイルレベル)がR−22により得られる油面(オイルレベル)とほとんど同一で、純粋なR−404Aにより得られる油面(オイルレベル)よりも著しく優れていることが観測された。この図は、R−404Aで記録された油面(オイルレベル)は決して回復しないことを示している。本実施例は、(表1に示すように)試験混合物では、容量(capacity)またはCOPに著しい影響を及ぼすことなく、システムにおける油戻しが、主要なR−22代替冷媒であるR−404Aを超えて高まることを実証している。
【0029】
実施例3:受液器における混和性
図2は、吸引蓄圧器と、凝縮器の後の受液器とを有する典型的な商業用冷凍システムを示している。また、受液器における非混和の冷媒/油の組合せの挙動も図3に示しており、受液器においては、そのより低い密度のために油層が液体冷媒の上に形成されることになる。2種類の油と、鉱油およびアルキルベンゼン油とで可溶化添加剤(solubilizing additive)を試験するための試験を開発した。受液器に、HFCブレンド(R−407C)約3200gと、油39gとを入れた。配合したこのブレンドは、図2に示すように液体冷媒の上で浮遊する油とは混ざり合わない。次に、単一の相が得られるまで可溶化添加剤を添加した。表2は、2種類の油(MO(鉱油)およびAB(アルキルベンゼン油))ならびに2種類の添加剤(CFIおよびイソブタン)について得られた結果を示している。鉱油を溶解させるためには48.3%のCFIが必要とされ、アルキルベンゼン油を使用する場合には38.3%のCFIが必要とされることが実証されている。
【0030】
【表2】

【0031】
実施例4:HFC/CFI/HCブレンドを用いたシステム試験
本実施例では、HFC/CFI/HCブレンドが、純粋なHFCと比較して冷凍システムの受液器においてより優れた油戻し特性を有することを実証する。本実験の意図は、炭化水素の優れた混和性を活用することであるが、燃焼性抑制剤としてもまた可溶化添加剤としてもCFIを用いることによって、得られるブレンドの可燃性を制限することである。これらの試験では、実施例1で説明した装置と同じ装置を下記のように修正して利用した:2つの高効率合体油分離器を圧縮機の排出部に追加したため、これらの分離器の後の流れはオイルフリー(oil−free)であった(50ppm以下)。圧縮機の油だめから油を抽出し、その油を凝縮器の入口で注入するように、油分離器より後で受液器より前に、連続油注入システムを設計した(図3)。このシステムは、高圧油ポンプ、絞り弁および質量流量計を備えているため、所望のオイル循環率(Oil Circulated Ratio;OCR)を与えることができた。このオイル循環率とは、油と総質量流量(冷媒プラス油)との間の質量による関係である。水平受液器に2つのサイトグラス(のぞき窓)を追加したため、冷媒中における任意の油の蓄積または溶解を視覚的に観測することができる。受液器の入口における油循環を、図3に示すシステムおよび油流量計を用いて直接測定した。受液器の出口におけるOCRを、蒸発器の出口にある油分離器を用いて測定した。この油分離器は蒸気をシステムに戻し、油を流量計に送る。受液器の前後でサンプリングを行い、通過する油の量を直接測定することによって、検証測定を行った。これらの試験は、受液器の入口でOCRを0.40%(0.40質量%の油)とし、後にそのOCRを測定することで構成されていた。表3は、一定の割合(5質量%)でイソブタンを含有し、また2種の異なる含有量でCFIを含有する、2種のブレンドについての結果を示している。CFIを5%含有し、またイソブタンを5%含有する第1のブレンドは、出口においてより低いOCRを示し、また、サイトグラスを通しての目視検査(冷媒の上の油層)が示すように、冷媒に油を十分には溶解しなかった。CFIを18%含有し、またイソブタンを5%含有する第2のブレンドは、物質収支においても目視検査においても成功した(油が冷媒に完全に溶解した)。
【0032】
【表3】

【0033】
このようにして本発明の特定の実施形態をいくつか説明してきたが、様々な代替形態、変更形態および改良形態が当業者によって容易に想到されよう。本開示によって明らかとなるようなこのような代替形態、変更形態および改良形態は、本明細書中に明記されているわけではなくとも本記載の一部となるものであり、本発明の精神および範囲内にあるものである。したがって、上記記載はほんの一例にすぎず、限定的ではない。本発明は、添付の特許請求の範囲における定義およびその均等物によってのみ限定される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)少なくとも1種のC〜Cのヒドロフルオロカーボンを約40重量%〜約99.8重量%;
(b)CFIを約0.1重量%〜約50重量%;および
(c)少なくとも1種のC〜Cの炭化水素を約0.1重量%〜約10重量%;
含む組成物。
【請求項2】
前記少なくとも1種のC〜Cのヒドロフルオロカーボンが、約72重量%〜約99.8重量%の量で存在する、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記CFIが約0.1重量%〜約20重量%の量で存在する、請求項1に記載の組成物。
【請求項4】
前記少なくとも1種のC〜Cの炭化水素が、約0.1重量%〜約8重量%の量で存在する、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
前記少なくとも1種のC〜Cのヒドロフルオロカーボンが、約72重量%〜約99.8重量%の量で存在し;前記CFIが約0.1重量%〜約20重量%の量で存在し;そして、前記少なくとも1種のC〜Cの炭化水素が、約0.1重量%〜約8重量%の量で存在する、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
前記少なくとも1種のC〜Cのヒドロフルオロカーボンが、約85重量%〜約99.8重量%の量で存在する、請求項1に記載の組成物。
【請求項7】
前記CFIが約0.1重量%〜約10重量%の量で存在する、請求項1に記載の組成物。
【請求項8】
前記少なくとも1種のC〜Cの炭化水素が、約0.1重量%〜約5重量%の量で存在する、請求項1に記載の組成物。
【請求項9】
前記少なくとも1種のC〜Cのヒドロフルオロカーボンが、約85重量%〜約99.8重量%の量で存在し;前記CFIが約0.1重量%〜約10重量%の量で存在し;そして、前記少なくとも1種のC〜Cの炭化水素が、約0.1重量%〜約5重量%の量で存在する、請求項1に記載の組成物。
【請求項10】
前記少なくとも1種のC〜Cのヒドロフルオロカーボンが、ジフルオロメタン、1,1,1,2,2−ペンタフルオロエタン、1,1,1−トリフルオロエタン、1,1,1,2−テトラフルオロエタン、1,1−ジフルオロエタンまたはこれらの組合せを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項11】
前記少なくとも1種のC〜Cのヒドロフルオロカーボンが、1,1−ジフルオロエタン、1,1,1,2−テトラフルオロエタン、および1,1,1−トリフルオロエタンのブレンド;1,1,1,2−テトラフルオロエタン、および1,1,1,2,2−ペンタフルオロエタンのブレンド;ジフルオロメタン、および1,1,1,2,2−ペンタフルオロエタンのブレンド;1,1,1,2−テトラフルオロエタン、1,1,1,2,2−ペンタフルオロエタン、およびジフルオロメタンのブレンド;ジフルオロメタン、ペンタフルオロエタン、および1,1,1,2−テトラフルオロエタンのブレンド;またはこれらの組合せを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項12】
前記少なくとも1種のC〜Cのヒドロフルオロカーボンが、1,1,1,2,2−ペンタフルオロエタン、1,1,1−トリフルオロエタン、および1,1,1,2−テトラフルオロエタンの組合せである、請求項1に記載の組成物。
【請求項13】
前記少なくとも1種のC〜Cのヒドロフルオロカーボンが、ジフルオロメタン、1,1,1,2,2−ペンタフルオロエタン、および1,1,1,2−テトラフルオロエタンの組合せである、請求項1に記載の組成物。
【請求項14】
前記少なくとも1種のC〜Cの炭化水素が、メタン、エタン、プロパン、プロペン、プロピン、シクロプロパン、2,2−ジメチルプロパン、ブタン、イソブタン、2−メチルブタン、ペンタン、イソペンタン、3−メチルペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、イソヘキサン、またはこれらの組合せを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項15】
前記少なくとも1種のC〜Cの炭化水素がイソブタンを含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項16】
前記少なくとも1種のC〜Cの炭化水素がイソブタンを含む、請求項12に記載の組成物。
【請求項17】
前記少なくとも1種のC〜Cの炭化水素がイソブタンを含む、請求項13に記載の組成物。
【請求項18】
潤滑剤をさらに含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項19】
前記潤滑剤が、鉱油、炭化水素油、アルキル油、アルキルベンゼン油、パラフィン油、またはこれらの組合せを含む、請求項18に記載の組成物。
【請求項20】
前記潤滑剤が、前記組成物の重量に基づき約0.1〜約99.9重量%の量で存在する、請求項18に記載の組成物。
【請求項21】
前記潤滑剤が鉱油またはアルキルベンゼン油を含む、請求項19に記載の組成物。
【請求項22】
前記潤滑剤が鉱油またはアルキルベンゼン油を含む、請求項20に記載の組成物。
【請求項23】
塩素含有冷媒が実質的に取り除かれた冷凍システムを設けるステップと、請求項1に記載の前記組成物を前記冷凍システムに導入するステップとを含む、冷凍システムを再充填する方法。
【請求項24】
前記組成物中に、前記少なくとも1種のC〜Cのヒドロフルオロカーボンが、約85重量%〜約99.8重量%の量で存在し;前記CFIが約0.1重量%〜約10重量%の量で存在し;そして、前記少なくとも1種のC〜Cの炭化水素が、約0.1重量%〜約5重量%の量で存在する、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記少なくとも1種のC〜Cのヒドロフルオロカーボンが、ジフルオロメタン、1,1,1,2,2−ペンタフルオロエタン、1,1,1−トリフルオロエタン、1,1,1,2−テトラフルオロエタン、1,1−ジフルオロエタン、またはこれらの組合せを含む、請求項23に記載の方法。
【請求項26】
前記少なくとも1種のC〜Cのヒドロフルオロカーボンが、1,1−ジフルオロエタン、1,1,1,2−テトラフルオロエタン、および1,1,1−トリフルオロエタンのブレンド;1,1,1,2−テトラフルオロエタン、および1,1,1,2,2−ペンタフルオロエタンのブレンド;ジフルオロメタン、および1,1,1,2,2−ペンタフルオロエタンのブレンド;1,1,1,2−テトラフルオロエタン、1,1,1,2,2−ペンタフルオロエタン、およびジフルオロメタンのブレンド;ジフルオロメタン、ペンタフルオロエタン、および1,1,1,2−テトラフルオロエタンのブレンド;またはこれらの組合せを含む、請求項23に記載の方法。
【請求項27】
前記組成物中で、前記少なくとも1種のC〜Cの炭化水素が、メタン、エタン、プロパン、プロペン、プロピン、シクロプロパン、2,2−ジメチルプロパン、ブタン、イソブタン、2−メチルブタン、ペンタン、イソペンタン、3−メチルペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、イソヘキサン、またはこれらの組合せを含む、請求項23に記載の方法。
【請求項28】
(a)少なくとも1種の塩素含有冷媒と、少なくとも1種の潤滑剤とを有する冷凍システムを設けるステップ;
(b)前記潤滑剤を実質的に保持しながら前記塩素含有冷媒を実質的に取り除くステップ;および
(c)請求項1に記載の前記組成物を前記冷凍システムに導入するステップ;
を含む、冷凍システムを再充填する方法。
【請求項29】
前記組成物中に、前記少なくとも1種のC〜Cのヒドロフルオロカーボンが、約85重量%〜約99.8重量%の量で存在し;前記CFIが約0.1重量%〜約10重量%の量で存在し;そして、前記少なくとも1種のC〜Cの炭化水素が、約0.1重量%〜約5重量%の量で存在する、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記少なくとも1種のC〜Cのヒドロフルオロカーボンが、ジフルオロメタン、1,1,1,2,2−ペンタフルオロエタン、1,1,1−トリフルオロエタン、1,1,1,2−テトラフルオロエタン、1,1−ジフルオロエタン、またはこれらの組合せを含む、請求項28に記載の方法。
【請求項31】
前記少なくとも1種のC〜Cのヒドロフルオロカーボンが、1,1−ジフルオロエタン、1,1,1,2−テトラフルオロエタン、および1,1,1−トリフルオロエタンのブレンド;1,1,1,2−テトラフルオロエタン、および1,1,1,2,2−ペンタフルオロエタンのブレンド;ジフルオロメタン、および1,1,1,2,2−ペンタフルオロエタンのブレンド;1,1,1,2−テトラフルオロエタン、1,1,1,2,2−ペンタフルオロエタン、およびジフルオロメタンのブレンド;ジフルオロメタン、ペンタフルオロエタン、および1,1,1,2−テトラフルオロエタンのブレンド;またはこれらの組合せを含む、請求項28に記載の方法。
【請求項32】
前記組成物中で、前記少なくとも1種のC〜Cの炭化水素が、メタン、エタン、プロパン、プロペン、プロピン、シクロプロパン、2,2−ジメチルプロパン、ブタン、イソブタン、2−メチルブタン、ペンタン、イソペンタン、3−メチルペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、イソヘキサン、またはこれらの組合せを含む、請求項28に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−161730(P2009−161730A)
【公開日】平成21年7月23日(2009.7.23)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2008−292347(P2008−292347)
【出願日】平成20年11月14日(2008.11.14)
【出願人】(500575824)ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド (1,504)
【Fターム(参考)】