説明

ヒラタケ属きのこの人工栽培用培地

【課題】ヒラタケ属きのこの人工栽培において、収穫までの日数を大幅に短縮すると共に収穫量を著しく増加できるヒラタケ属きのこの人工栽培用培地を提供する。
【解決手段】培地基材と栄養材とを含有するヒラタケ属きのこの人工栽培用培地において、栄養材として、乾物換算で、ごま粕類を5〜70質量%、フスマを15〜75質量%及びコーン類を5〜35質量%(合計100質量%)の割合で含有して成るものを用いた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はヒラタケ属きのこの人工栽培用培地に関する。ヒラタケ属きのこの人工栽培には、収穫までの日数の短縮と収穫量の増加を図るため、各種の栄養材等を含有する人工栽培用培地が使用されている。本発明はかかるヒラタケ属きのこの人工栽培用培地の改良に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ヒラタケ属きのこの人工栽培用培地としては、培地基材と栄養材とを含有する各種が知られている。具体的には、1)栄養材として米糠を用いたもの(例えば特許文献1参照)、2)栄養材としてオカラを用いたもの(例えば特許文献2参照)、3)栄養材としてフスマ及びコーンブランを用いたもの(例えば特許文献3参照)、4)培地基材又は栄養材として綿実殻を用いたもの(例えば特許文献4参照)、5)培地基材として餡殻を用いると共に、栄養材として米糠、フスマ及びコーンブランを用いたもの(例えば特許文献5参照)、6)培地基材及び栄養材と共に活性炭を用いたもの(例えば特許文献6参照)等が知られている。
【0003】
しかし、かかる従来のヒラタケ属きのこの人工栽培用培地には、ヒラタケ属きのこの収穫までの日数の短縮及び収穫量の増加を図る上で未だ不充分という問題がある。
【特許文献1】特開平7−184473号公報
【特許文献2】特開平6−181714号公報
【特許文献3】特開平10−178891号公報
【特許文献4】特開平11−308925号公報
【特許文献5】特開2001−103837号公報
【特許文献6】特開2004−89105号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、ヒラタケ属きのこの人工栽培において、収穫までの日数を大幅に短縮すると共に収穫量を著しく増加できるヒラタケ属きのこの人工栽培用培地を提供する処にある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記の課題を解決する本発明は、培地基材と栄養材とを含有する人工栽培用培地において、栄養材が、乾物換算で、ごま粕類を5〜70質量%、フスマを15〜75質量%及びコーン類を5〜35質量%(合計100質量%)の割合で含有して成るものであることを特徴とするヒラタケ属きのこの人工栽培用培地に係る。
【0006】
本発明に係るヒラタケ属きのこの人工栽培用培地(以下、本発明の人工栽培用培地という)は、ヒラタケ属きのこの人工栽培に用いるものである。ヒラタケ属きのこには、ヒラタケ( Pleurotus ostreatus )、エリンギ( Pleurotus eryngii )、クロアワビタケ(Pleurotus abalones )、バイリング( Pleurotus nebrodensis )等が挙げられるが、なかでも本発明の人工栽培用培地はヒラタケ、エリンギの人工栽培において効果の発現が高い。
【0007】
本発明の人工栽培用培地は、培地基材と栄養材とを含有している。本発明の人工栽培用培地に用いる培地基材としては、公知の培地基材が使用できる。これには例えば、ブナ、コナラ、ミズナラ、ダケカンバ、シラカバ等の広葉樹材、スギ、マツ類等の針葉樹材、かかる広葉樹材と針葉樹材との混合物が挙げられるが、資源として豊富で安価なスギのおがくずが好適である。
【0008】
本発明の人工栽培用培地に用いる栄養材は、ごま粕類、フスマ及びコーン類で構成されている。ごま粕類としては、ごま粕の他に、脱脂ごま粕が挙げられる。ごま粕は食用ごま油の製造工程において副産物として発生する残渣であり、脱脂ごま粕はかかるごま粕から有機溶剤を用いて残留油分を抽出除去した残渣である。これらのごま粕や脱脂ごま粕には、食用ごま油の製造工程に応じて、未焙煎ごま種子由来のものと焙煎ごま種子由来のものとがあり、焙煎ごま種子由来のものには、ロータリーキルン等を用いて間接加熱した加熱焙煎ごま種子由来のものと遠赤外線で加熱した遠赤焙煎ごま種子由来のものとがある。ごま粕類としては、以上説明したごま粕、脱脂ごま粕及びごま粕と脱脂ごま粕との混合物が挙げられるが、なかでもごま粕が好ましい。
【0009】
本発明の人工栽培用培地の栄養材として用いるフスマは、小麦粉を製造する際の副産物で、主に外皮の部分から成る小麦フスマである。かかる小麦フスマには、特フスマ、細粒フスマ、大粒フスマ等があるが、本発明の人工栽培用培地には、これらのいずれも使用できる。
【0010】
本発明の人工栽培用培地の栄養材としてのコーン類としては、コーン圧片、コーンブラン、ホミニフィード等が挙げられる。コーン圧片はトウモロコシの種実(黄色い実)をプレスしただけのもの又はこれを少し破砕したもので、種実の皮や粗い粉の混ざったものである。かかるコーン圧片は圧片メイズともいわれる。またコーンブランはトウモロコシの種実の皮を取り除き、胚乳又は胚乳に胚が混ざったものを粉末にしたものである。ホミニフィードは前記のコーン圧片とコーンブランとの中間的なものである。本発明の人工栽培用培地には、これらのいずれも使用できる。
【0011】
本発明の人工栽培用培地の栄養材は、乾物換算で、いずれも以上説明したようなごま粕類を5〜70質量%、フスマを15〜75質量%及びコーン類を5〜35質量%(合計100質量%)の割合で含有して成るものとするが、ごま粕類を15〜60質量%、フスマを15〜40質量%及びコーン類を10〜35質量%(合計100質量%)の割合で含有して成るものとするのが好ましく、ごま粕類を30〜55質量%、フスマを15〜40質量%及びコーン類を25〜35質量%(合計100質量%)の割合で含有して成るものとするのがより好ましい。
【0012】
本発明の人工栽培用培地は、以上説明したような培地基材と栄養材とを含有するものである。培地基材と栄養材との割合は特に制限されないが、培地基材が60〜80質量部に対して栄養材が20〜40質量部(合計100質量部)の割合となるようにするのが好ましい。
【0013】
本発明の人工栽培用培地は、合目的的に他の材を含有することができる。かかる他の材としては、1)アルミニウム、アルミニウム化合物、アルカリ土類金属化合物等の発生率向上材、2)クエン酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、アルギン酸、イタコン酸、ケイ酸、コハク酸、マレイン酸、酒石酸、乳酸等の有機酸の組合せからなる菌廻り改善材等が挙げられるが、その使用量は可及的に少量とするのが好ましい。
【0014】
本発明の人工栽培用培地を用いるヒラタケ属きのこの人工栽培方法としては、瓶栽培、袋栽培、箱栽培等が挙げられる。これらの人工栽培方法の一例として、以下に瓶栽培の一般的な方法について説明する。瓶栽培は一般に、培地調製、瓶詰め、滅菌、接種、培養、菌掻き、芽出し、生育、収穫の各工程からなっている。
【0015】
前記の培地調製工程及び瓶詰め工程では、本発明の人工栽培用培地を培地基材及び栄養材等を用いて調製し、栽培瓶に充填する。人工栽培用培地の調製に際しては、用いる培地基材の含水率、栄養材の含水率及び培地基材と栄養材との混合割合から、添加に必要な水の量を計算すると共に、その量を、調製した人口栽培用培地を手で握ったときに指の隙間から水がにじみ出る程度に微調整する。調製した人工栽培用培地はその一部を乾燥し、その含水率を計算して確認する。人工栽培用培地の含水率は63〜65%程度とするのが好ましい。栽培瓶の容器の形状、容積は特に制限されない。栽培瓶に人工栽培用培地を充填するとき、植菌孔(通気孔)を設けて菌廻しをよくすることもできる。
【0016】
前記の滅菌工程では、人工栽培用培地を充填した栽培瓶を密封して殺菌釜に入れ、人工栽培用培地を滅菌する。滅菌には高圧滅菌法と常圧滅菌法とが挙げられるが、高圧滅菌法が好ましい。高圧滅菌法では、プログラム運転が行なわれ、一般的な例として、98℃で60分(慣らし)、118℃で60分(滅菌)及び110℃で60分(蒸らし)のプログラム運転が行なわれる。慣らし、滅菌及び蒸らしの各時間は、滅菌釜のサイズや栽培瓶の本数等によっても異なり、例えば90cm×90cm×90cmの高圧滅菌釜を用いて、最大256本の栽培瓶を滅菌する場合、慣らし、滅菌及び蒸らしを各50分づつで行なう。また常圧滅菌法では、人工栽培用培地を常圧下で加熱滅菌する。加熱条件は適宜設定するが、通常は100℃で6〜7時間とする。いずれの滅菌方法でも、かくして滅菌した後、室温程度まで冷却する。
【0017】
前記の接種工程では、各栽培瓶の滅菌した人工栽培用培地の表面がかくれる程度に種菌を落とし込む。
【0018】
前記の培養工程では、種菌を接種した栽培瓶を培養室へ移して培養する。培養室の室温は20〜23℃、相対湿度は65〜70%程度とするのが好ましい。適宜換気を行なう等、その他の条件は通常のきのこ人工栽培の場合と同様である。光照射は特に必要ない。培養は25〜30日程度で終えることができる。培養が進むと菌糸体が人工栽培用培地中に蔓延するので、通常は菌糸蔓延完了を確認してから更に5日間培養(熟成)を続けるが、かかる熟成の必要性やその期間は菌種や品種によっても異なる。
【0019】
前記の菌掻き工程では、培養を終了した後、各栽培瓶の人口栽培用培地の表面から薬さじや菌掻き刃等を用いて古い種菌を削りとると共に、表面を一旦均一な状態にして、人工栽培用培地の表面全体に同調的に茸原基を形成させる。これにより、人工栽培用培地の表面全体から揃ったサイズの茸が収穫でき、商品価値の高いきのこを得ることができる。
【0020】
最後に、前記の芽出し、生育及び収穫の各工程について説明する。前記のように菌掻きした後、各栽培瓶の瓶口にキャップを被せ、生育室に移して生育させる。生育室の室温は15〜19℃、相対湿度80〜90%とするのが好ましい。各栽培瓶にキャップを被せるのは早く芽出しさせるためである。各栽培瓶を生育室に移す際には、一旦10℃程度の低温に1日間程度置いて低温刺激を与えてから生育室に移してもよい。生育室に移して10〜12日経過すると、各栽培瓶の人工栽培用培地の表面からきのこの核が出はじめる。きのこの核が出はじめたら、キャップを外して子実体の生長を促進させる。子実体を生長させる際には相当の湿度が必要である。子実体を成長させる際には100〜125ルクス程度の光照射を行ってもよい。収穫する時点としては、例えばエリンギの場合、傘の長径が4〜5cmのものが出そろった時点、又は最も大きな傘の長径が7cmを超えた時点を目安とし、またヒラタケの場合、最も大きな傘の長径が3cmを超えた時点、又は長径1.5cmを超える傘が10個以上になった時点を目安とする。
【発明の効果】
【0021】
以上説明した本発明の人工栽培用培地には、ヒラタケ属きのこの収穫までの日数を大幅に短縮し、収穫量を著しく増加させるという効果がある。
【0022】
以下、本発明の構成及び効果をより具体的にするため、実施例等を挙げるが、本発明がこれらの実施例に限定されるというものではない。尚、以下の実施例及び比較例において、部は質量部を、また%は質量%を意味する。
【実施例】
【0023】
試験区分1(人工栽培用培地の調製及びエリンギの栽培による評価)
実施例1
培地基材としてスギオガクズを用い、また栄養材として、いずれも乾物換算で、加熱焙煎ごま種子由来のごま粕52.5%、フスマ17.5%及びコーン圧片30.0%の割合で含有して成る混合物を用いて、該培地基材/該栄養材=80/20(質量比)の割合で混合し、加水して、含水率(水分量)65%の人工栽培用培地を調製した。人工栽培用培地510gを850ml容のポリプロピレン製の栽培瓶に充填した。同様にして15個の栽培瓶を作製した。人工栽培用培地の充填方法は通常の瓶栽培での培地の充填方法と同様としたが、ここでは人工栽培用培地を充填した際に植菌孔をあけた。各々の栽培瓶に人工栽培用培地を充填した後、その瓶口にキャップを被せて密封し、高圧滅菌法により、98℃で60分(慣らし)、118℃で60分(滅菌)及び110℃で60分(蒸らし)の滅菌処理を行ない、高圧滅菌した後、人工栽培用培地を室温まで冷やし、瓶口の人工栽培用培地の表面に種菌を接種した。種菌は、下記の使用菌を下記のMYP寒天培地を用いて種菌用に培養したものである。種菌を接種した後、各栽培瓶を培養室(室温22℃、相対湿度65%)に移して培養し、菌糸蔓延完了を確認してから更に5日間培養を続けた(熟成)。培養終了後、菌掻きして人工栽培用培地の表面に残っていた種菌を取り除き、各栽培瓶の瓶口にキャップを被せた状態で、15℃、相対湿度80〜90%の生育室に移して生育させた。12日経過したところで、人工栽培用培地の表面に茸の核が形成されてきたので、キャップを外し、子実体の生長を促進させた。収穫は、子実体の傘の長径が4〜5cmのものが出そろった日として行なった。結果を表1に示した。
【0024】
使用菌:和名エリンギ 学名Pleurotus eryngii 菌株MA02 長野県経済連より入手
MYP寒天培地:1000ml当たり、麦芽エキス7g、酵母エキス0.5g、ソイトン(大豆蛋白質の加水分解物)1.0g及び寒天末10gを配合したもの、pHは未調整
【0025】
実施例2〜12及び比較例1〜10
実施例1と同様にして、実施例2〜12及び比較例1〜10の人工栽の人工栽培用培地を調製し、エリンギを栽培した。実施例1も含め、これらの内容を表1にまとめて示した。












【0026】
【表1】

【0027】
表1において、
割合:乾物換算の質量部
収穫までの日数(日):栽培瓶で生育工程開始日から傘の長径が4〜5cmのものが出そろった日までの日数
子実体の総収量(g):子実体を収穫するために株取りしたもののグラム数。
指数:下記の数1により算出した値
【0028】
【数1】

【0029】
:比較例1において、(子実体総収量/収穫までの日数)で求めた値
:実施例1〜12及び比較例2〜10の各例において、(子実体総収量/収穫までの日数)で求めた値
G−1:加熱焙煎ごま種子由来のごま粕
G−2:遠赤焙煎ごま種子由来のごま粕
G−3:未焙煎ごま種子由来のごま粕
G−4:加熱焙煎ごま種子由来の脱脂ごま粕
G−5:遠赤焙煎ごま種子由来の脱脂ごま粕
G−6:未焙煎ごま種子由来の脱脂ごま粕
H−1:コーン圧片
H−2:コーンブラン
【0030】
試験区分2(人工栽培用培地の調製及びヒラタケの栽培による評価)
実施例13
培地基材としてスギオガクズを用い、また栄養材としていずれも乾物換算で、加熱焙煎ごま種子由来のごま粕52.5%、フスマ17.5%及びコーン圧片30%の割合で含有して成る混合物を用い、該培地基材/該栄養材=80/20(質量比)の割合で混合し、加水して、含水率(水分含量)65%の人工栽培用培地を調製した。調製した人工栽培用培地510gを850mlのポリプロピレン製の栽培瓶に充填した。同様にして15個の栽培瓶を作製した。人工栽培用培地の充填方法は通常の瓶栽培での培地材の充填方法と同様としたが、ここでは人工栽培用培地を充填した際に植菌孔をあけた。各々の栽培瓶に人工栽培用培地を充填した後、その瓶口にキャップを被せて密封し、高圧滅菌法により、98℃で60分(慣らし)、118℃で60分(滅菌)及び110℃で60分(蒸らし)の滅菌処理を行ない、高圧滅菌した後、人工栽培用培地を室温まで冷やし、瓶口の人工栽培用培地の表面に種菌を接種した。種菌は、下記の使用菌を下記のMYP寒天培地を用いて種菌用に培養したものである。種菌を接種した後、各栽培瓶を培養室(室温22℃、湿度65%)に移して培養し、菌糸蔓延完了を確認してから更に5日間培養を続けた(熟成)。培養終了後、菌掻きして人工栽培用培地の表面に残っていた種菌を取り除き、各栽培瓶の瓶口にキャップを被せた状態で、15℃、相対湿度80%〜90%の生育室に移して生育させた。12日経過したところで、人工栽培用培地の表面に茸の核が形成されてきたのでキャップを外し、子実体の生長を促進させた。収穫は、子実体の最も大きな傘の長径が3cmを超えた日として行なった。結果を表2に示した。
【0031】
使用菌:和名ヒラタケ、学名Pleurotus ostreatus、菌株KE−106、かつらぎ産業より入手
MYP寒天培地:実施例1と同様
【0032】
実施例14〜19及び比較例11〜15
実施例13と同様にして、実施例14〜19及び比較例11〜15の人工栽培用培地を調製し、ヒラタケを栽培した。実施例13も含め、これらの内容を表2にまとめて示した。
















【0033】
【表2】

【0034】
表2において、
割合:乾物換算の質量部
収穫までの日数(日):栽培瓶で生育工程開始日から最も大きな傘の長径が3cmを超えた日までの日数
子実体の総収量(g):子実体を収穫するために株取りしたもののグラム数
指数:下記の数2により算出した値
【0035】
【数2】

【0036】
:比較例11において、(子実体総収量/収穫までの日数)で求めた値
:実施例13〜19及び比較例12〜15の各例において、(子実体総収量/収穫までの日数)で求めた値

【特許請求の範囲】
【請求項1】
培地基材と栄養材とを含有するヒラタケ属きのこの人工栽培用培地において、栄養材が、乾物換算で、ごま粕類を5〜70質量%、フスマを15〜75質量%及びコーン類を5〜35質量%(合計100質量%)の割合で含有して成るものであることを特徴とするヒラタケ属きのこの人工栽培用培地。
【請求項2】
栄養材が、乾物換算で、ごま粕類を15〜60質量%、フスマを15〜40質量%及びコーン類を10〜35質量%(合計100質量%)の割合で含有して成るものである請求項1記載のヒラタケ属きのこの人工栽培用培地。
【請求項3】
栄養材が、乾物換算で、ごま粕類を30〜55質量%、フスマを15〜40質量%及びコーン類を25〜35質量%(合計100質量%)の割合で含有して成るものである請求項1記載のヒラタケ属きのこの人工栽培用培地。
【請求項4】
ごま粕類が、ごま粕である請求項1〜3のいずれか一つの項記載のヒラタケ属きのこの人工栽培用培地。
【請求項5】
ヒラタケ属きのこが、ヒラタケ又はエリンギである請求項1〜4のいずれか一つの項記載のヒラタケ属きのこの人工栽培用培地。

【公開番号】特開2009−189317(P2009−189317A)
【公開日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−34529(P2008−34529)
【出願日】平成20年2月15日(2008.2.15)
【出願人】(000210654)竹本油脂株式会社 (138)
【Fターム(参考)】