ビタミンD3ラクトン誘導体を用いる骨粗鬆症治療剤
【課題】骨粗鬆症治療剤を提供する。
【解決手段】下記式(1)で表される化合物またはその医薬上許容される溶媒和物を有効成分として含有する骨粗鬆症治療剤。
【化1】
[R1は水素、水酸基置換可C1−C6アルキル、水酸基置換可C1−C6アルコキシ;R2a、R2bは水素、水酸基置換可C1−C10アルキル、水酸基置換可C6−C10アリール、水酸基置換可C7−C12アラルキル、一緒になってエチレンを表す。ただし、R1が水素またはメチルであり、R2aおよびR2bが水素である化合物は除く。]
【解決手段】下記式(1)で表される化合物またはその医薬上許容される溶媒和物を有効成分として含有する骨粗鬆症治療剤。
【化1】
[R1は水素、水酸基置換可C1−C6アルキル、水酸基置換可C1−C6アルコキシ;R2a、R2bは水素、水酸基置換可C1−C10アルキル、水酸基置換可C6−C10アリール、水酸基置換可C7−C12アラルキル、一緒になってエチレンを表す。ただし、R1が水素またはメチルであり、R2aおよびR2bが水素である化合物は除く。]
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記式(1)で表される化合物またはその医薬上許容される溶媒和物を有効成分として含有する骨粗鬆症治療剤。
【化1】
[式中、R1は水素原子、水酸基で置換されていてもよいC1−C6のアルキル基、または水酸基で置換されていてもよいC1−C6のアルコキシ基を表し、R2aおよびR2bは同一もしくは異なり、水素原子、水酸基で置換されていてもよいC1−C10のアルキル基、水酸基で置換されていてもよいC6−C10のアリール基、水酸基で置換されていてもよいC7−C12のアラルキル基を表す。または、R2aとR2bが一緒になってそれらが結合する炭素原子とともにシクロプロパン環を形成してもよい。ただし、R1、R2a、およびR2bが同時に水素原子である化合物、ならびにR1がメチル基であり、R2a、およびR2bが水素原子である化合物は除く。]
【請求項2】
上記式(1)の1位の立体配置がα配置であり、3位の立体配置がβ配置である、請求項1に記載の骨粗鬆症治療剤。
【請求項3】
上記式(1)の2位の立体配置がα配置である、請求項1または請求項2に記載の骨粗鬆症治療剤。
【請求項4】
上記式(1)のR1が水素原子である、請求項1または請求項2に記載の骨粗鬆症治療剤。
【請求項5】
上記式(1)のR1がメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヒドロキシメチル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピル基、4−ヒドロキシブチル基、2−ヒドロキシエトキシ基、3−ヒドロキシプロポキシ基、または4−ヒドロキシブトキシ基である、請求項1から請求項3のいずれかに記載の骨粗鬆症治療剤。
【請求項6】
上記式(1)のR1がメチル基、3−ヒドロキシプロピル基、または3−ヒドロキシプロポキシ基である、請求項1から請求項3のいずれかに記載の骨粗鬆症治療剤。
【請求項7】
上記式(1)のR2aとR2bの組合せが水素原子とメチル基、水素原子とエチル基、水素原子とプロピル基、水素原子とイソプロピル基、水素原子とブチル基、水素原子とイソブチル基、水素原子とヘキシル基、水素原子とオクチル基、水素原子とフェニル基、水素原子とフェネチル基、水素原子と2−ヒドロキシエチル基、両者とも水素原子、または両者ともメチル基であるか、あるいはR2aとR2bとが一緒になってそれらが結合する炭素原子とともにシクロプロパン環を形成するものである、請求項1から請求項6のいずれかに記載の骨粗鬆症治療剤。
【請求項8】
上記式(1)のR2aとR2bの組合せが水素原子とメチル基、水素原子とエチル基、水素原子とプロピル基、水素原子とブチル基、水素原子とイソブチル基、水素原子とヘキシル基、または両者ともメチル基である、請求項1から請求項6のいずれかに記載の骨粗鬆症治療剤。
【請求項9】
上記式(1)のR2aとR2bの組合せが水素原子とメチル基、水素原子とエチル基、水素原子とプロピル基、水素原子とブチル基、水素原子とイソブチル基、水素原子とヘキシル基、または両者ともメチル基である、請求項4に記載の骨粗鬆症治療剤。
【請求項10】
上記式(1)のR1がメチル基でR2aとR2bの組合せが水素原子とメチル基、R1がメチル基でR2aとR2bの組合せが水素原子とエチル基、R1がメチル基でR2aとR2bの組合せが水素原子とプロピル基、R1がメチル基でR2aとR2bの組合せが水素原子とブチル基、R1がメチル基でR2aとR2bの組合せが水素原子とイソブチル基、R1がメチル基でR2aとR2bの組合せが水素原子とヘキシル基、またはR1がメチル基でR2aとR2bが両者ともメチル基である、請求項1から請求項3のいずれかに記載の骨粗鬆症治療剤。
【請求項11】
上記式(1)のR1が3−ヒドロキシプロピル基でR2aとR2bが両者とも水素原子、R1が3−ヒドロキシプロピル基でR2aとR2bの組合せが水素原子とメチル基、R1が3−ヒドロキシプロピル基でR2aとR2bの組合せが水素原子とエチル基、R1が3−ヒドロキシプロピル基でR2aとR2bの組合せが水素原子とプロピル基、R1が3−ヒドロキシプロピル基でR2aとR2bの組合せが水素原子とブチル基、R1が3−ヒドロキシプロピル基でR2aとR2bの組合せが水素原子とイソブチル基、R1が3−ヒドロキシプロピル基でR2aとR2bの組合せが水素原子とヘキシル基、またはR1が3−ヒドロキシプロピル基でR2aとR2bが両者ともメチル基である、請求項1から請求項3のいずれかに記載の骨粗鬆症治療剤。
【請求項12】
上記式(1)のR1が3−ヒドロキシプロポキシ基でR2aとR2bが両者とも水素原子、R1が3−ヒドロキシプロポキシ基でR2aとR2bの組合せが水素原子とメチル基、R1が3−ヒドロキシプロポキシ基でR2aとR2bの組合せが水素原子とエチル基、R1が3−ヒドロキシプロポキシ基でR2aとR2bの組合せが水素原子とプロピル基、R1が3−ヒドロキシプロポキシ基でR2aとR2bの組合せが水素原子とブチル基、R1が3−ヒドロキシプロポキシ基でR2aとR2bの組合せが水素原子とイソブチル基、R1が3−ヒドロキシプロポキシ基でR2aとR2bの組合せが水素原子とヘキシル基、またはR1が3−ヒドロキシプロポキシ基でR2aとR2bが両者ともメチル基である、請求項1から請求項3のいずれかに記載の骨粗鬆症治療剤。
【請求項1】
下記式(1)で表される化合物またはその医薬上許容される溶媒和物を有効成分として含有する骨粗鬆症治療剤。
【化1】
[式中、R1は水素原子、水酸基で置換されていてもよいC1−C6のアルキル基、または水酸基で置換されていてもよいC1−C6のアルコキシ基を表し、R2aおよびR2bは同一もしくは異なり、水素原子、水酸基で置換されていてもよいC1−C10のアルキル基、水酸基で置換されていてもよいC6−C10のアリール基、水酸基で置換されていてもよいC7−C12のアラルキル基を表す。または、R2aとR2bが一緒になってそれらが結合する炭素原子とともにシクロプロパン環を形成してもよい。ただし、R1、R2a、およびR2bが同時に水素原子である化合物、ならびにR1がメチル基であり、R2a、およびR2bが水素原子である化合物は除く。]
【請求項2】
上記式(1)の1位の立体配置がα配置であり、3位の立体配置がβ配置である、請求項1に記載の骨粗鬆症治療剤。
【請求項3】
上記式(1)の2位の立体配置がα配置である、請求項1または請求項2に記載の骨粗鬆症治療剤。
【請求項4】
上記式(1)のR1が水素原子である、請求項1または請求項2に記載の骨粗鬆症治療剤。
【請求項5】
上記式(1)のR1がメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヒドロキシメチル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピル基、4−ヒドロキシブチル基、2−ヒドロキシエトキシ基、3−ヒドロキシプロポキシ基、または4−ヒドロキシブトキシ基である、請求項1から請求項3のいずれかに記載の骨粗鬆症治療剤。
【請求項6】
上記式(1)のR1がメチル基、3−ヒドロキシプロピル基、または3−ヒドロキシプロポキシ基である、請求項1から請求項3のいずれかに記載の骨粗鬆症治療剤。
【請求項7】
上記式(1)のR2aとR2bの組合せが水素原子とメチル基、水素原子とエチル基、水素原子とプロピル基、水素原子とイソプロピル基、水素原子とブチル基、水素原子とイソブチル基、水素原子とヘキシル基、水素原子とオクチル基、水素原子とフェニル基、水素原子とフェネチル基、水素原子と2−ヒドロキシエチル基、両者とも水素原子、または両者ともメチル基であるか、あるいはR2aとR2bとが一緒になってそれらが結合する炭素原子とともにシクロプロパン環を形成するものである、請求項1から請求項6のいずれかに記載の骨粗鬆症治療剤。
【請求項8】
上記式(1)のR2aとR2bの組合せが水素原子とメチル基、水素原子とエチル基、水素原子とプロピル基、水素原子とブチル基、水素原子とイソブチル基、水素原子とヘキシル基、または両者ともメチル基である、請求項1から請求項6のいずれかに記載の骨粗鬆症治療剤。
【請求項9】
上記式(1)のR2aとR2bの組合せが水素原子とメチル基、水素原子とエチル基、水素原子とプロピル基、水素原子とブチル基、水素原子とイソブチル基、水素原子とヘキシル基、または両者ともメチル基である、請求項4に記載の骨粗鬆症治療剤。
【請求項10】
上記式(1)のR1がメチル基でR2aとR2bの組合せが水素原子とメチル基、R1がメチル基でR2aとR2bの組合せが水素原子とエチル基、R1がメチル基でR2aとR2bの組合せが水素原子とプロピル基、R1がメチル基でR2aとR2bの組合せが水素原子とブチル基、R1がメチル基でR2aとR2bの組合せが水素原子とイソブチル基、R1がメチル基でR2aとR2bの組合せが水素原子とヘキシル基、またはR1がメチル基でR2aとR2bが両者ともメチル基である、請求項1から請求項3のいずれかに記載の骨粗鬆症治療剤。
【請求項11】
上記式(1)のR1が3−ヒドロキシプロピル基でR2aとR2bが両者とも水素原子、R1が3−ヒドロキシプロピル基でR2aとR2bの組合せが水素原子とメチル基、R1が3−ヒドロキシプロピル基でR2aとR2bの組合せが水素原子とエチル基、R1が3−ヒドロキシプロピル基でR2aとR2bの組合せが水素原子とプロピル基、R1が3−ヒドロキシプロピル基でR2aとR2bの組合せが水素原子とブチル基、R1が3−ヒドロキシプロピル基でR2aとR2bの組合せが水素原子とイソブチル基、R1が3−ヒドロキシプロピル基でR2aとR2bの組合せが水素原子とヘキシル基、またはR1が3−ヒドロキシプロピル基でR2aとR2bが両者ともメチル基である、請求項1から請求項3のいずれかに記載の骨粗鬆症治療剤。
【請求項12】
上記式(1)のR1が3−ヒドロキシプロポキシ基でR2aとR2bが両者とも水素原子、R1が3−ヒドロキシプロポキシ基でR2aとR2bの組合せが水素原子とメチル基、R1が3−ヒドロキシプロポキシ基でR2aとR2bの組合せが水素原子とエチル基、R1が3−ヒドロキシプロポキシ基でR2aとR2bの組合せが水素原子とプロピル基、R1が3−ヒドロキシプロポキシ基でR2aとR2bの組合せが水素原子とブチル基、R1が3−ヒドロキシプロポキシ基でR2aとR2bの組合せが水素原子とイソブチル基、R1が3−ヒドロキシプロポキシ基でR2aとR2bの組合せが水素原子とヘキシル基、またはR1が3−ヒドロキシプロポキシ基でR2aとR2bが両者ともメチル基である、請求項1から請求項3のいずれかに記載の骨粗鬆症治療剤。
【公開番号】特開2006−45109(P2006−45109A)
【公開日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−227852(P2004−227852)
【出願日】平成16年8月4日(2004.8.4)
【出願人】(503369495)帝人ファーマ株式会社 (159)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年8月4日(2004.8.4)
【出願人】(503369495)帝人ファーマ株式会社 (159)
【Fターム(参考)】
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