説明

ビーズホビー用透明両面弱粘着シート

【課題】ビーズの図案上に、適当な大きさに切った透明両面弱粘着シートを貼って、その上にビーズを図案どおりに粘りつけて、矢印の順序に編み進めれば完成できるようにして、複雑なビーズホビーを、誰でも、やさしく、簡単に出来るように工夫した、ビーズホビー用透明弱粘着性シートを提供する。
【解決手段】透明両面弱粘着シート1に、マス目盛プリントつき表紙2と、大中小の円形プリントつき裏表紙3を、カバーして構成した、貼ってはがしやすいことが特徴のビーズホビー用透明両面弱粘着シート。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ビーズの図案上に、適当な大きさに切った透明両面弱粘着シートを貼って、その上にビーズを図案どおりに粘りつけて、矢印の順序に編み進めれば完成できるようにして、複雑なビーズホビーを、誰でも、やさしく、簡単に出来るように工夫した、ビーズホビー用透明弱粘着性シートに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ビーズホビーをするときは、ビーズ用の敷物、ウレタン、フェルト、ネルなどの上に、材料のビーズをバラバラと置き、作る物により、長さが約60〜150cm位のテグスの先端を、左右の手に持ち、ビーズを「左に何個」、「右に何個」と通して、中央のビーズで交差させながら編み進めて、テグスの中央に送って締めている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのために、次のような問題点があった。
(イ)紙の図案上に、コロコロ動くビーズを並べて、色を選び、配色をすることなどが大変であった。
(ロ)ビーズをつまみ損ねて落したりすると、下にあるビーズに当たり、飛び散ったりテーブルから転がり落ちたりして、探すのが大変だった。
(ハ)細かい作業には、ビーズ針を使用すると能率があがるが、細い針穴にテグスの先端をペンチで平たく潰して通す作業が、さらに、大変だった。
(ニ)やっと針穴に通しても、ビーズの色や数を間違えたのに気がつくと、それが、最初の方であろうと、ほどかなくてはならないので、テグスを針から抜いて間違えた所までほどき、また、針穴にテグスを通さなくてはならないし、テグスも痛んでしまう。
(ホ)テグスは、巻きぐせがついているので、クルクル、ツンツンとして、うっかり手を放すと、いままで編んだ、たとえば、ネックレス1本分が、瞬時に、全部が抜け落ちてしまう。
(ヘ)ビーズ教室で、残り時間が少なくなると、先生の早口で「左手、Aビーズ、右手、Bビーズ、Cビーズで交差して、…」と、言われるままに、先生について行くのが大変で、これでは、後日、家で1人で同じ物が作れるか、と心配だった。
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
透明両面弱粘着シート(1)に、マス目盛プリントつき表紙(2)と、大中小の円形プリントつき裏表紙(3)を、カバーして構成した、貼ってはがしやすいことが特徴のビーズホビー用透明両面弱粘着シートである。
【発明の効果】
【0005】
(イ)粘着シートの上なら、ビーズを並べても、コロコロしないので、色を選び、配色するのが可能になり、作品全体のイメージがつかめる。
(ロ)ビーズをつまみそこねて落しても、粘着シートの上ならピタッ、と止まる。
(ハ)シート上に図案通りに貼ってあるので、色の順序や数を間違えないので、ほどすことも面倒な針にテグスを通す回数も減るし、テグスも痛まない。
(ニ)テグスの巻きぐせは、作業中も手を休めるときも、つねに、編んでいるテグスの元の方と先端を、粘着シートに貼っておけば編み目のゆるみも最小限で済む。
その都度締め直す手間が省けるし、クルクルしないので、次の作業を治めるときにいちいち編んでいる元の方からテグスを辿らなくても、先端がすぐに見つかる。
(ホ)本シートは、弱粘着にすることでビーズをはがしやすくなり、作業がスムースに進むし、ビーズのベタつきも防げる。
この他にも、コースターやトレーに、市販のテープを粘ってコップやワイングラスを乗せて、ゆすったり指でつついたりしたが、づれたり、倒れたりしなかったので、食器棚や飾り棚等にも、づれや転倒防止の効果が期待出来る。
ここでも、市販の強粘着テープでは、コップを持ち上げるとき、小指をついて引き放さないと、持ち上げにくい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
本発明は、貼ってはがしやすい透明両面弱粘着シート(1)に、マス目盛プリントつき表紙(2)と、大中小の円形プリントつき裏表紙(3)と、1枚の弱粘着シートで構成している。
本発明は以上の構成よりなっている。
これを使用するときは、ビーズの図案紙(7)の上に、適当な大きさに切った弱粘着シート(1a)を貼り、ビーズ(8)の形や色を選んで定位置に貼る。
配色が済んだらビーズを移動させて、つねに編む方向を正面に見るように図案を廻わしながら編み進めると、いままで複雑で大変だったのが信じられないほど簡単に出来る。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 本発明の斜視図である。
【図2】 本発明の分解した斜視図である。
【図3】 本発明の側面図で、(a)は長辺の断面図、(b)は短辺の断面図である。
【図4】 本発明の使用例を示した側面図である。
【符号の説明】
【0008】
1 透明両面弱粘着シート
1a 弱粘着シート
2 マス目盛プリントつき表紙
3 円形プリントつき裏表紙
4 切り目
5 マス目プリント面
6 円形プリント面
7 図案紙
8 ビーズ
9 テグス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
透明両面弱粘着シート(1)に、マス目盛プリントつき表紙(2)と、大中小の円形プリントつき裏表紙(3)を、カバーして構成した、貼ってはがしやすいことが特徴のビーズホビー用透明両面弱粘着シート。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−83454(P2009−83454A)
【公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−282401(P2007−282401)
【出願日】平成19年10月2日(2007.10.2)
【出願人】(505410830)
【Fターム(参考)】