説明

ファイルバックアップ

【課題】初心者ユーザでも容易にコンピューターに保存したファイルの中から必要なファイル群を保存場所を意識すること無く抽出し指定の場所にファイルのバックアップ保存を行う手段を提供する。
【解決手段】必要なファイル属性の拡張子を設定して、或いは設定したものを外部記録媒体に実装し、コンピューターの記録媒体の中から該当属性を持つファイルを検出したファイルをバックアップ保存するまでを一連の動作として行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ファイルの属性によりファイルを判別収集し保存する、ファイルバックアップに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年のコンピュータ関連技術の進歩に伴い、画像ファイル、動画ファイル、音楽ファイル、テキストファイル、特定のアプリケーションソフトのファイルなど記録媒体に保存されるファイルの種類は益々増えてきている。ストレージ容量の増加に伴い保存されるファイルの量は膨大になり、OSやアプリケーションソフト独自の管理のために生成されるフォルダ構成も複雑化してきている。
【0003】
このような状況の中で万一の記録媒体の故障、アプリケーショントラブルによるデータの破損などからデータファイルをバックアップし保全する必要性の喚起とバックアップ方法への需要が高まっている。
【0004】
従来のファイルのバックアップ方法としては、CD、DVDへのライティングソフトによるものでバックアップするファイル又はフォルダを指定してバックアップを行うもの。OSのフォルダ階層表示からファイル又はフォルダを複製あるいは移動させる事によってバックアップを行う方法が用いられている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
技術評論社刊、唯野 司著「パソコンの調子をとりもどすリカバリー&バックアップのここがわからなかった」
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ユーザは蓄積したファイルの中から特定のファイルを集めようとしても、どのファイルをどのフォルダ構造のどのフォルダに保存しているかを記憶しつづける事は難しい。初心者ユーザにとっては、現在のバックアップ技術を駆使することも難しくバックアップするためのデータを収集することが困難である。初心者ユーザでも容易にファイルをバックアップ出来る方法を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明ではファイルの属性を拡張子で判別し検出する。例えばデジタルカメラの画像なら殆どの場合ファイル拡張子はJPGになるのでそのファイルを検出し指定の場所に複製あるいは移動させる。同時に複数の拡張子を検出させるので上記例ではJPGやTIFF、RAWなどのデジタルカメラで使われる複数の画像ファイル属性を検出し保存する。動画ファイル、音楽ファイル、テキストファイル、特定のアプリケーションソフトのファイルなども同様にファイル属性を指定して検出しバックアップ保存するという一連の作業を行うプログラムを外部記録装置に実装する。
【0008】
稼動させるだけで必要なファイルを検出保存してファイルのバックアップが完了するまでを自動的に行う。
【発明の効果】
【0009】
本発明によってユーザはどこにファイルがあるかを意識せずに容易にバックアップが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1はUSBメモリに実装した場合の実施方法を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0011】
USBメモリやフラッシュメモリ、ハードディスクなどのストレージにデジタルカメラ写真用としたプログラムを実装し、バックアップしたいファイルのあるパーソナルコンピューターに接続し稼動させると一連の動作で必要なファイルを検出しその記録装置にバックアップ保存する。
【0012】
ビデオ動画用、音楽ファイル用、テキストファイル用、特定のアプリケーションファイル用など目的別に合わせて、それぞれの属性ファイルを集める用意をすることで用途に応じた利用が可能になる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピューターに保存されているファイルの属性により該当ファイルを検出して検出したファイルを指定の場所に保存する一連の動作を外部記録媒体に実装しファイルのバックアップを行う方法。

【図1】
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【公開番号】特開2011−237951(P2011−237951A)
【公開日】平成23年11月24日(2011.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−107784(P2010−107784)
【出願日】平成22年5月8日(2010.5.8)
【出願人】(710004455)
【Fターム(参考)】