説明

ファスナ付きガセット袋

【課題】内容物の充填時には、充填口を広く取れ、短時間で充填作業を行うことができ、注出時には所望量の内容物を容易に取り出すことができるファスナ付きガセット袋を提供する。
【解決手段】袋の前側と後ろ側を構成する対向する一対の平面部1と、折襞状に袋の内方に折り込まれた折線2を備える2つの側面部3からなり、上端部及び下端部が開放された袋本体部101とファスナを有し、袋本体部の開放された上端部及び下端部のうち、どちらか一方の開放端部を閉鎖して形成されるファスナ付きガセット袋において、袋本体部の上端コーナー部9の折襞の内面10と、折襞の内面に向かい合う平面部との間に、互いに対向する壁面部を有する注出ユニット7が接合されて取り付けられ、注出ユニットが、壁面部の一方の内面に設けられた雄型ファスナ及び他方の内面に設けられて前記雄型ファスナに対して係脱自在な雌型ファスナとからなるファスナを具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内容物の充填時に、短時間で充填作業を行うことができるファスナ付きガセット袋に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、ガセット袋は、内容物の充填前には、袋の両側面部の内方に嵩張らずに折り込まれていた折襞いわゆる「まち」が、内容物の充填後には、袋の厚み方向に広がって袋に奥行が形成されるため、袋の表面積が等しい平袋やスタンディング袋と比較して、容量効率が高い特性を有する。
【0003】
また、ガセット袋は、内容物の充填時には、袋の前側と後ろ側を構成する対向する一対の平面部を、それぞれ外方に引っ張ることにより、略長方形の形状にまで開口面積(充填口面積)を広く取ることができるため、充填ノズル等を用いて行う充填作業を短時間で行うことができる特性を有する。
【0004】
さらに、ガセット袋において、袋内に充填された内容物を注出する際に、開封されて注出口となる開口部の近傍に、一旦開封された注出口を再度封止することができる係脱自在なファスナ(別名「ジッパ」と呼ばれることもある。)を設けて、袋内に残った内容物を保存することができる特性が付与されたファスナ付きガセット袋が知られている。
【0005】
通常、ガセット袋の開口部の近傍にファスナを取付ける際には、袋の両側面部の折襞とファスナとが重なり合って、ファスナの取付けの障害となるため、当該折襞を切り落とすか又は折り返す等して、折襞が障害とならないようにファスナを取付ける必要があり、これまでに様々な検討がなされてきた。
【0006】
例えば、特許文献1では、袋の開口端から両側面部の折り線を、もとの折り方向とは逆に折り曲げて引き出すとともに、袋の内面を表出させて開き面をそれぞれ形成させ、当該開き面の面上であって側面部の開き面と重ならない位置の上端部全域に、ジッパの雄型部材及び雌型部材をそれぞれ設けたジッパ付きガセット袋が開示されている。
【0007】
しかしながら、特許文献1のジッパ付きガセット袋は、ジッパが取付けられた上端部側の開口部から内容物を充填する際には、折襞を有しているにも関わらず、平袋やスタンディング袋と同様に、開口部では袋の厚み方向に広がらないため、袋の平面部の幅でしか開口させることができず、ガセット袋が本来有していた充填口を広く取ることができるという特性は失われ、充填作業に時間を要してしまう問題があった。
【0008】
また、内容物が充填されたガセット袋において、袋内から内容物を注出させる際には、一度に必要以上の内容物が注出されることなく、所望量の内容物を容易に取り出すことができる特性が求められ、さらに内容物の注出後には、注出口を再封止することで内容物の保存性も確保される特性が求められる。
【0009】
例えば、特許文献2では、袋内から内容物を注出させる際に、平袋の袋本体部の上端コーナー部の向かい合う平面部との間に、係脱自在な雄型部材と雌型部材とからなるファスナを具備する注出口となる注出ユニットが、接合して取り付けられたファスナ付き包装袋が開示されている。
【0010】
しかしながら、特許文献2のファスナ付き包装袋は、所望量の内容物を容易に取り出すことができる特性を有し、さらに注出口を再封止することができる特性を有するファスナ付き包装袋であるものの、ガセット袋が有する容量効率に優れる特性、及びガセット袋が本来有する充填効率に優れる特性は有してはおらず、さらなる検討が求められている。
【0011】
【特許文献1】特開平7−24941号公報
【特許文献2】特開2005−350104号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明の目的は、内容物の充填時には、充填口を広く取れ、短時間で充填作業を行うことができるとともに、内容物の注出時(取出時)には、袋内から所望量の内容物を容易に取り出すことができる、ファスナ付きガセット袋を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意検討したところ、袋本体部の上端コーナー部の特定の位置に注出ユニットを設け、内容物の充填時に、注出ユニットが取り付けられていない側面部の内方に折り込まれていた折襞を利用することによって、充填口を広く取れ、短時間で充填作業を行うことができることを見出し、これらの知見に基づいて本発明を完成するに到った。
【0014】
すなわち、本発明のファスナ付きガセット袋は、少なくとも袋の前側と後ろ側を構成する対向する一対の平面部と、折襞状に袋の内方に折り込まれた折線を備えるように形成された2つの側面部からなり、上端部及び下端部が開放された袋本体部とファスナを有し、当該袋本体部の開放された上端部及び下端部のうち、どちらか一方の開放端部を閉鎖して形成されるファスナ付きガセット袋において、
前記袋本体部の上端コーナー部の折襞の内面と、当該折襞の内面に向かい合う平面部との間に、互いに対向する壁面部を有する注出ユニットが接合されて取り付けられ、
前記注出ユニットが、壁面部の一方の内面に設けられた雄型ファスナ及び他方の内面に設けられて前記雄型ファスナに対して係脱自在な雌型ファスナとからなるファスナを具備することを特徴とする、ファスナ付きガセット袋である。
【0015】
前記ファスナ付きガセット袋において、袋本体部の上端コーナー部の向かい合う折襞同士が貫通するように折襞上に貫通孔を設け、当該貫通孔を介して、前記折襞の内面と接する注出ユニットの壁面部の外面と、前記注出ユニットが取り付けられていない側の平面部の内面とが接合して固定されていることが好ましい。
【0016】
前記ファスナ付きガセット袋において、袋本体部の開放された上端部及び下端部のうち、下端部が閉鎖され、上端部は開放されていることが好ましい。
【0017】
前記ファスナ付きガセット袋において、注出ユニットが取り付けられた袋本体部が、折襞状に袋の内方に折り込まれた折線を備えるガセット形状の底部を有し、当該底部により自立性が付与されていることが好ましい。
【0018】
前記ファスナ付きガセット袋において、開放された開放端部から内容物が充填され、当該開放された開放端部が閉鎖されていることが好ましい。
【発明の効果】
【0019】
上記の如き本発明によれば、内容物の充填時には、充填口を広く取れ、短時間で充填作業を行うことができるとともに、内容物の注出時(取出時)には、袋内から所望量の内容物を容易に取り出すことができる、ファスナ付きガセット袋が提供される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明のファスナ付きガセット袋は、少なくとも袋の前側と後ろ側を構成する対向する一対の平面部と、折襞状に袋の内方に折り込まれた折線を備えるように形成された2つの側面部からなり、上端部及び下端部が開放された袋本体部とファスナを有し、当該袋本体部の開放された上端部及び下端部のうち、どちらか一方の開放端部を閉鎖して形成されるファスナ付きガセット袋において、
前記袋本体部の上端コーナー部の折襞の内面と、当該折襞の内面に向かい合う平面部との間に、互いに対向する壁面部を有する注出ユニットが接合されて取り付けられ、
前記注出ユニットが、壁面部の一方の内面に設けられた雄型ファスナ及び他方の内面に設けられて前記雄型ファスナに対して係脱自在な雌型ファスナとからなるファスナを具備することを特徴とするものである。
【0021】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0022】
本発明の実施の形態にかかるファスナ付きガセット袋を構成する袋本体部は、袋の前側と後ろ側を構成する対向する一対の平面部1と、折襞状に袋の内方に折り込まれた折線2を備えるように形成された2つの側面部3と、共に開放された上端部及び下端部からなる袋本体部であれば特に限定されず、例えば、図1に示される袋本体部101を挙げることができる。
【0023】
図1は、本発明の実施の形態にかかるファスナ付きガセット袋を構成する袋本体部101の斜視図である。図1に示されるように、袋本体部の上端コーナー部9には、注出ユニット7の取り付け部位となる取付開口部4、折襞の固定部位となる貫通孔5、及び後述する注出ユニット7の外面に成形された摘み部19の挿入部位となる挿入口6が設けられていてもよい。
【0024】
図2は、袋本体部101に注出ユニット7が取り付けられる位置を示した図であり、図3は、注出ユニット7が取り付けられた袋本体部102の正面図である。図2に示されるように、注出ユニット7は、袋本体部101の上端コーナー部9の折襞の内面10と、当該折襞の内面10に向かい合う平面部1の内面との間の取付開口部4にて、接合されて取り付けられ、図3の袋本体部102が形成される。
【0025】
貫通孔5は、図1に示される袋本体部101の上端コーナー部9の向かい合う折襞同士が貫通するように折襞上に設けられ、当該貫通孔5を介して、折襞の内面10と接する注出ユニット7の壁面部15の外面と、注出ユニット7が取り付けられていない側の平面部1の内面とを、接合させて固定することができる。
【0026】
貫通孔5を介して、注出ユニット7の壁面部15の外面と、注出ユニット7が取り付けられていない側の平面部1の内面とを接合させる方法としては、特に限定されないが、平面部1を構成する包装用フィルムの最内層の材質と、注出ユニット7を構成する材質とを、ヒートシール性の同質材質とすることで、ヒートシールによる接合が可能となるため好ましい。
なお、「ヒートシール性の同質材質」とは、加熱により接合が可能な特性を有する材質のことをいう。
【0027】
また、折襞上に貫通孔5を設けない場合には、注出ユニット7が取り付けられた側の折襞の外面と、当該折襞の外面と向かい合う他方の折襞の外面とを、様々な方法で貼り合わせてもよい。
【0028】
折襞の外面同士を貼り合わせる方法としては、特に限定されず、例えば、接着剤等を用いて貼り合わせる方法、及び側面部3の折襞を構成する包装用フィルムの最外層の材質を、ヒートシール性を有するものとすることで、ヒートシールによって貼り合わせる方法等が挙げられる。
【0029】
上述した方法等により、注出ユニット7が取り付けられた側の側面部において、注出ユニット7を設けた折襞と他方の折襞を固定することで、内容物を注出させる際に、当該他方の折襞が邪魔になるのを防止することができるため好ましい。
【0030】
図3に示される袋本体部102は、上端部11及び下端部12が共に開放されている。
本発明の実施の形態にかかるファスナ付きガセット袋は、袋本体部102において、共に開放された上端部11及び下端部12のうち、一方の開放端部が閉鎖され、もう一方の開放端部は開放されているファスナ付きガセット袋である。
【0031】
図4に示されるファスナ付きガセット袋103は、袋本体部102の開放された下端部12が閉鎖され、上端部11が開放された本発明の第一の実施形態であり、図5に示されるファスナ付きガセット袋104は、袋本体部102の開放された上端部11が閉鎖され、下端部12が開放された本発明の第二の実施形態である。
【0032】
本発明の実施形態にかかるファスナ付きガセット袋において、当該袋内に内容物を充填する際には、本発明の第一の実施形態では、開放された上端部11側を開口させて充填口とすることができ、本発明の第二の実施形態では、開放された下端部12側を開口させて充填口とすることができる。
【0033】
図6は、本発明の実施形態にかかるファスナ付きガセット袋を、充填口の外側から見た図である。図6Aは、第一の実施形態のファスナ付きガセット袋103において、充填口となる開放された上端部11を充填口の外側から見た図であり、図6Bは、第二の実施形態のファスナ付きガセット袋104において、充填口となる開放された下端部12を充填口の外側から見た図である。
【0034】
図6Aに示されるファスナ付きガセット袋103においては、対向する一対の平面部1,1を、それぞれ外方に引っ張ることにより、注出ユニット7が取り付けられていない側の上端側面部では、折襞がガセット袋の厚み方向に広がり、一方、注出ユニット7が取り付けられている側の上端側面部では、注出ユニット7と各平面部1,1との各境界域X,Xで折り曲げられるため、略五角形の形状にまで開口面積(充填口面積)を広く取ることができる。
【0035】
また、図6Bに示されるファスナ付きガセット袋104においては、注出ユニット7を設けていない下端部12を充填口とするため、対向する一対の平面部1,1を、それぞれ外方に引っ張ることにより、下端両側面部の折襞がガセット袋の厚み方向に広がるため、図6Aに示されるファスナ付きガセット袋103の充填口よりも広い略長方形の形状を取ることができ、より広い充填口を取ることが容易となる。
【0036】
本発明の実施形態にかかるファスナ付きガセット袋は、ファスナが充填時の充填口の開口を妨げることなく内容物の充填時に、略五角形(図6Aに図示)又は略長方形(図6Bに図示)の広い形状の充填口を取ることができるため、当該充填口に、充填口径が比較的大きい充填ノズル等を直接挿入することも可能となり、短時間で充填作業を行うことができる。
【0037】
本発明の第一の実施形態であるファスナ付きガセット袋103は、広い形状の充填口を取ることができることに加えて、閉鎖された下端部12側を、例えば、図7に示されるように、斜めにシールすることによって、ファスナ付きガセット袋103に自立性を付与させることができる点で好ましい。
一方、本発明の第二の実施形態であるファスナ付きガセット袋104は、開放された下端部12において、より広い形状の充填口を取ることができる点で好ましい。
【0038】
図8は、図3に示される袋本体部102において、開放された下端部12側に、袋の内方に折り込まれる折線13を備えるガセット形状の底部14を有し、当該底部14により自立性が付与された本発明の第三の実施形態のファスナ付きガセット袋105の斜視図である。
図8に示されるように、底部14は、当該底部14の周縁と、各平面部1,1及び各側面部3,3の内面の下端とが、それぞれ接合して取り付けられる。
【0039】
図9A及び図10Aは、図8に示されるファスナ付きガセット袋105において、袋の内方に折り込まれる折線13を備えるガセット形状の底部14が折り畳まれた状態を示す図である。
図9A及び図10Aに示されるように、袋の内方に折り込まれた折線13は、ファスナ付きガセット袋105の上方に向くようにして折り畳まれて設けられる。
【0040】
底部14の周縁と、各平面部1,1及び各側面部3,3の内面の下端とのそれぞれの接合方法は、特に限定されないが、例えば、以下の2つの形状(図9及び図10に図示)で底部14が接合されたファスナ付きガセット袋105が挙げられる。
【0041】
先ず、底部の第一の形状として、図9Aに示されるファスナ付きガセット袋105が挙げられる。
図9Bは、図9Aに示される各側面部3,3及び底部14を、各平面部1,1から分解した図である。図9Bを参照しながら、図9Aに示される底部14の形状について説明する。
図9Aは、図9Bに示すように、各側面部3,3の折襞の折線2の任意の一点を基点Aとし、当該基点Aにて、側面部3の折襞が、折線2の折り方向に対して直角になるように折り込まれ、折線Lが形成され、各側面部3,3の折線Lが底部14の折線13と重なり、さらに、各側面部3,3の各隅部C,Cが、底部14の各隅部C14,C14及び各平面部1,1の各隅部C,Cに、それぞれ一致し、底部14の周縁が、各平面部1,1及び各側面部3,3の内面の下端に一致して接合されたファスナ付きガセット袋である。
【0042】
次に、底部の第二の形状として、図10Aに示されるファスナ付きガセット袋105が挙げられる。
図10Bは、図10Aに示される各側面部3,3及び底部14を、各平面部1,1から分解した図である。図10Bを参照しながら、図10Aに示される底部14の形状について説明する。
図10Aは、図10Bに示すように、底部14の折襞の折線13の任意の一点を基点Bとし、当該基点Bにて、底部14の折襞が、折線13の折り方向に対して直角になるように折り込まれ、折線Mが形成され、底部14の折線Mが各側面部3の折線2と重なり、さらに、底部14の各隅部C14,C14が、各側面部3,3の各隅部C,C及び各平面部1,1の各隅部C,Cに、それぞれ一致し、底部14の周縁が、各平面部1,1及び各側面部3,3の内面の下端に一致して接合されたファスナ付きガセット袋である。
【0043】
図8に示される本発明の第三の実施形態のファスナ付きガセット袋105は、両側面部3,3に加えて底部においても、容量効率に優れたガセットを有するため、さらに容量効率を向上させることができると共に、底部14により、自立性が付与されることから、陳列適性に優れる等の利用価値の高い特性を有し、好ましく採用される。
【0044】
図11に示されるファスナ付きガセット袋106は、図4のファスナ付きガセット袋103又は図5のファスナ付きガセット袋104において、開放された上端部11側又は下端部12側に形成される充填口から内容物が充填され、当該開放された開放端部が閉鎖されている本発明の第四の実施形態である。
【0045】
図12に示されるファスナ付きガセット袋107は、図8のファスナ付きガセット袋105において、開放された上端部11側に形成される充填口から内容物が充填され、当該開放された上端部11が閉鎖され、底部により、自立性が付与されている本発明の第五の実施形態である。
【0046】
本発明の実施の形態にかかるファスナ付きガセット袋に充填される内容物としては、特に限定されず、例えば、シャンプー、リンス、液体洗剤、食用油、及び業務用調味料等の液状の内容物;ペットフード、コーヒー豆、及び米等の粒形状の内容物;小麦粉、粉末洗剤、及び業務用調味料等の顆粒状又は粉末状の内容物;等が挙げられる。
【0047】
本発明において、袋本体部101に取り付けられる注出ユニット7は、内容物の注出時(取出時)には、図16に示すように、閉鎖端50を切り離して注出口51を形成し、所望量の内容物を容易に取り出すことができる特性を有すると共に、内容物の注出後には、注出口を再封止(密閉)して袋内に残った内容物を保存することができる特性を有するように構成される。
【0048】
図13は、注出ユニット7の構成例を示す図である。
以下、注出ユニット7の構成について、図13A〜13Cを参照しながら具体的に説明する。
【0049】
図13Aは、各壁面部15の内面同士を対向せしめて重ね合わせた状態を示す注出ユニット7の正面図であり、図13Bは、図13Aに示される注出ユニット7を矢印方向に展開させて、各壁面部15の内面側が見える状態を示す図であり、図13Cは、図13Bに示される注出ユニット7を壁面部15の底部21側から見た状態を示す図である。
【0050】
図13に示される注出ユニット7は、壁面部15、雄型ファスナ8Aと雌型ファスナ8Bからなるファスナ8、切り欠き16、開封線17、中央折り線18、摘み部19、頂部20、底部21、側縁部22a,22b,22c、保持孔23、及びシールしろ24,25から構成され、射出成形によって一部材として成形される。
【0051】
側縁部22a,22bにおいて、側縁部22aは、側縁部22bが対称軸となるように、一直線状をなして、各壁面部15の頂部20側の両端部として成形され、一方、側縁部22bは、各壁面部15が互いに連結されてなる端部として成形される。また、側縁部22aと22bは、互いに直角をなすように成形される。
【0052】
図13A及び13Bに示されるように、注出ユニット7において、壁面部15の頂部20とは、側縁部22aと側縁部22bとの交点に相当する上端部位を指していい、一方、壁面部15の底部21とは、側縁部22bと側縁部22cとの交点に相当する下端部位を指していう。
図13に示される注出ユニット7は、互いに対向する壁面部15が側縁部22bにて連結されて、射出成形によって一部材として成形されたものである。
本発明で用いられる注出ユニットとしては、図13に示される注出ユニット7に限定されるものではなく、例えば、互いに対向する壁面部15が側縁部22bにて連結されずに、二部材から構成される注出ユニットであってもよい。
【0053】
また、本発明で用いられる注出ユニットを構成する材質としては、内容物の注出時に、所望の注出口の形状を形成でき、且つ、その形状を保持できる程度の剛性を有する材質であれば特に限定されない。
具体的に、注出ユニットの材質としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリブタジエン、ポリノルボルネン、トランスポリイソプレン、スチレン・ブタジエンラバー、ポリアミド、及びポリカーボネート等を用いることができる。
【0054】
中央折り線18は、各壁面部15の頂部20と側縁部22cとを結んだ際に、各壁面部15を二分割するように成形される。中央折り線18は、内容物を注出させる際には、中央折り線18に沿って、各壁面部15を各壁面部の中央折り線18が互いに離れるように外側方向へ移動するよう外方に向けて手指で折り曲げることによって、略菱形状の注出口を形成させ易くすることができる。
中央折り線18を設ける加工手段としては、特に限定されず、例えば、肉厚を薄く形成した薄肉加工等が挙げられる。
【0055】
なお、中央折り線18は、各壁面部15の頂部20と側縁部22cとを結ぶ全域に渡って設けられていてもよいが(図13に図示)、内容物の注出時には、閉鎖端50として切り離される領域(頂部20から開封線17の交点までの領域)には設けられていなくてもよい(不図示)。
【0056】
開封線17は、各壁面部15の頂部20とファスナ8との間において、中央折り線18と直交をなすように成形される。開封線17は、内容物を注出させる際には、開封線17に沿って、開封を手指で進めることによって、最終的には、図16Aに示されるように、注出ユニット7の閉鎖端50を袋本体から切り離すことができる。
開封線17を設ける加工手段としては、特に限定されず、例えば、肉厚を薄く形成した薄肉加工、ミシン目加工、及び粗面加工等が挙げられる。
【0057】
シールしろ24は、各壁面部15の頂部20側の両端部をなす側縁部22aにおいて、当該側縁部22aに沿って、一定幅をなして外側に向けて張り出すように成形され、一方、シールしろ25は、各壁面部15が互いに連結されてなる端部をなす側縁部22bにおいて、シールしろ24と同様に、一定幅をなして外側に向けて張り出すように成形される。
【0058】
なお、シールしろ24は、ファスナ付きガセット袋の開放されている上端部11を閉鎖する際、当該上端シール部と一致するように、位置合わせされる。
一方、シールしろ25は、ファスナ付きガセット袋の上端コーナー部9に、側縁シール部が設けられている場合には、当該側縁シール部と一致するように、位置合わせされる。
【0059】
側縁部22aに沿って成形されて設けられたシールしろ24には、開封の起点となる開封容易化手段が、開封線17の延長線上に設けられる。開封容易化手段としては、特に限定されず、例えば、切り欠き16(図13A及び13Bに図示)、肉厚を薄く形成した薄肉部、及び微細な孔の集合体からなる粗面部等が代表的に挙げられる。
【0060】
摘み部19は、各壁面部15の内面に成形された雄型ファスナ8A及び雌型ファスナ8Bにそれぞれ対応する、各壁面部15の外面の部位又はその近傍に、外側方向へ移動するよう外方に向けて突出するように手指で摘み易い形状に成形される。
【0061】
摘み部19は、ファスナ付きガセット袋を開封させる際には、摘み部19を手指で摘み、それぞれ外側へ引っ張ることによって、ファスナ8の係脱を円滑に行うことができ、注出口51を容易に開口させることができる機能を有する。また、摘み部19は、注出口51が比較的小さくて手指だけでの開口が困難な場合には、特に有効な手段になり得る。
【0062】
保持孔23は、図13Aに示されるように、各壁面部15の内面同士を対向せしめて重ね合わせた状態で、頂部20近傍において各壁面部15同士が貫通するように設けられる。保持孔23は、注出ユニット7を袋本体部101に取り付ける際に、注出ユニット7の方向性を確実に決定できるように、パーツフィーダー(部品整列供給装置)を用いて、注出ユニット7を所定の向きに保持するために使用される部位である。
【0063】
保持孔23の形状及び個数は、注出ユニット7の方向性を確実に決定することができれば、特に限定されず、保持孔23の形状としては、例えば、円形状(図13Aに図示)、四角形状、三角形状であってもよく、保持孔23の個数としては、各壁面部15の内面同士を対向せしめて重ね合わせた状態で、1個(図13Aに図示)であってもよいが、方向性を確実にする効果が高いことから、2個以上(不図示)であってもよい。
【0064】
雄型ファスナ8Aは、壁面部15の内面から突出するように成形され、雌型ファスナ8Bは、他方の壁面部15の内面から突出するように成形される。雄型ファスナ8A及び雌型ファスナ8Bは、各壁面部15の中央折り線18にて屈曲し、側縁部22cから一定の距離を保つように、側縁部22cと平行をなすように成形される。
【0065】
本発明において、雄型ファスナ8A及び雌型ファスナ8Bの形態は、互いのファスナの係合を確実に行え、且つ、係合されたファスナの係脱を円滑に行うことができれば、特に限定されず、例えば、図14に示される一般に用いられるファスナ30、及び図15に示される粉噛み防止機能が付与されたファスナ40等が挙げられる。
【0066】
図14に示される形態のファスナ30は、一般に用いられるファスナ30の横断面の形状を示すファスナであり、図14Aは、互いのファスナが係合された状態を示す横断面図であり、図14Bは、互いのファスナが脱離された状態を示す横断面図である。
【0067】
図14A及び14Bに示されるように、雄型ファスナ31は、係合突起32が壁面部15の内面から突出するように成形される。係合突起32の根元33は、壁面部15と直交するように平坦な板状に成形され、一方、係合突起32の先端34は、横断面形状が略円形状に成形される。
【0068】
また、図14A及び14Bに示されるように、雌型ファスナ35は、対向する一対の係合壁36が壁面部15の内面から突出するように成形される。係合壁36は、横断面形状が円弧状に成形されると共に、対向する一対の係合壁36の間の空間部においても、横断面形状が円弧状に成形される。
【0069】
図14に示されるファスナ30は、図14Aに示されるように、雄型ファスナ31の係合突起32の先端34が、雌型ファスナ35の係合壁36の円弧状の空間部に嵌め込まれることで、互いのファスナの係合を確実に行うことができる一方で、図14Bに示されるように、係合されたファスナの係脱を円滑に行うこともできる。
【0070】
図15に示される形態のファスナ40は、粉噛み防止機能が付与されたファスナ40の横断面の形状を示すファスナであり、図15Aは、互いのファスナが係合された状態を示す横断面図であり、図15Bは、互いのファスナが脱離された状態を示す横断面図である。
【0071】
図15A及び15Bに示されるように、雄型ファスナ41は、対向する一対の係合爪42が、壁面部15と直交するように、且つ、壁面部15の内面から突出するように成形され、係合爪42の根元43には、その外側に窪みがそれぞれ成形される。
【0072】
また、図15A及び15Bに示されるように、雌型ファスナ45は、対向する一対の係合壁46が、壁面部15と直交するように、且つ、壁面部15の内面から突出するように成形され、係合壁46の先端47には、その内側に向けて突出する爪がそれぞれ成形される。
なお、一対の係合壁46は、それぞれ雄型ファスナ41の一対の係合爪42の外側に位置するように間隔を開けて成形される。
【0073】
図15に示されるファスナ40は、図15Aに示されるように、雄型ファスナ41の係合爪42の根元43の外側の窪みが、雌型ファスナ45の係合壁46の先端47の内側の爪に嵌め込まれることで、互いのファスナの係合を確実に行うことができる一方で、図15Bに示されるように、係合されたファスナの脱離を円滑に行うこともできる。
【0074】
袋内に充填される内容物が、粉末状の内容物である場合には、内容物がファスナの表面に付着し易くなり、互いのファスナの噛み合わせが悪くなり、係合を円滑に行うことが困難になる場合がある。こうした不都合を回避するために、図15に示される粉噛み防止機能が付与されたファスナ40が好ましく採用される。
【0075】
図15A及び15Bに示されるように、雄型ファスナ41には、対向する一対の係合爪42の溝壁44と溝壁44との間が空間となるため、ファスナ40の表面に内容物が付着した場合には、当該空間に溝壁44に付着した内容物が収容されて、互いのファスナの噛み合わせの障害とならないようにすることができる。
【0076】
図16は、図11に示される本発明の第四の実施形態のファスナ付きガセット袋106から、内容物を注出させる際の手順を示す図である。
以下、内容物の注出手順について、図16A〜16Dを参照しながら具体的に説明する。
【0077】
図16Aは、注出ユニット7の閉鎖端50が切り離された状態を示す図であり、図16Bは、注出口51が略菱形状に形成された状態を示す図であり、図16Cは、注出口51から内容物が注出された際の状態を示す図であり、図16Dは、注出口51が再封止された状態を示す図である。
【0078】
先ず、図13に示されるシールしろ24に設けられた切り欠き16に、適度な手指の力を加えることによって、当該切り欠き16は、容易に開封の起点となり、開封線17に沿って開封がスムーズに進行し、最終的には、図16Aに示されるように、注出ユニット7の閉鎖端50は、袋本体から完全に切り離される。また、ハサミ等の刃物を使用して、切り離してもよい。
【0079】
次に、各壁面部15の外面から突出するように設けられた摘み部19を、図16Bに示されるように、外方に向けて矢印の方向に手指で摘み、それぞれ外側へ、矢印の方向に引っ張ることによって、互いに係合していた雄型ファスナ8Aと雌型ファスナ8Bとが脱離され、中央折り線18に沿って外方に折り曲げられ、略菱形状の注出口51が形成される。
【0080】
略菱形状に形成された注出口51は、内容物の注出を行う際にも、その形状を維持し易いため、図16Cに示されるように、図16Bのファスナ付きガセット袋を、注出口51が設けられた側に適度に傾けることによって、袋内から所望量の内容物を容易に注出させる(取り出す)ことができる。
【0081】
内容物の注出後は、略菱形状に形成された注出口51を、手指によって閉口させて、さらに、互いに係脱されていた雄型ファスナ8Aと雌型ファスナ8Bとを、手指で容易に係合させることによって、図16Dに示されるように、注出口51が再封止され、袋内に残った内容物の保存性を確保することもできる。
【0082】
本発明の実施の形態にかかるファスナ付きガセット袋の袋本体部及び底部を構成する包装用フィルムは、一般に袋の製造に用いられる包装用フィルムであれば、特に限定されず、例えば、単層フィルムであってもよく、基材層(最外層)、中間層、及び内面層(最内層)の3層からなる積層フィルムであってもよい。
【0083】
基材層は、袋の最外層を形成し、印刷適性、耐ピンホール性、及び耐衝撃性等の機能を有する層であることが好ましい。基材層の材質としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリアミド、及びエチレンビニルアルコール共重合体等の一軸又は二軸延伸フィルム、並びに、これらの延伸フィルムを積層したもの等が挙げられる。
これらの延伸フィルムに、袋の用途として、酸素バリア性、及び水蒸気バリア性が要求される場合には、例えば、アルミニウム等の金属、並びに、酸化アルミニウム、及び酸化ケイ素等の無機酸化物を蒸着させた蒸着フィルム;ポリ塩化ビニリデン、及びポリアクリル酸系樹脂等をコーティング(バリアコート)させたコートフィルム;等を用いることもできる。また、紙やセロファン等を用いてもよい。
【0084】
中間層は、酸素バリア性、水蒸気バリア性、及び引き裂き性等の機能を有する層であることが好ましい。中間層の材質としては、袋の用途として、酸素バリア性、及び水蒸気バリア性が要求される場合には、例えば、アルミニウム箔などの金属箔;アルミニウム等の金属、並びに、酸化アルミニウム、及び酸化ケイ素等の無機酸化物を蒸着させたフィルム;ポリ塩化ビニリデン、及びポリアクリル酸系樹脂等をコーティング(バリアコート)させたフィルム;等が挙げられる。
【0085】
内面層は、袋の最内層を形成し、ヒートシールが可能な層であることが好ましい。内面層としては、例えば、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン酢酸ビニルコポリマー、及びアイオノマー樹脂等からなる未延伸フィルム、又はこれらの樹脂を層状に押し出したものが挙げられる。
なお、注出ユニット7は、袋本体部の上端コーナー部の折襞の内面と、当該折襞の内面に向かい合う平面部との間に対する取り付けを、ヒートシールによって一段階で行うことができることから、内面層とヒートシールが可能な材質、例えば同質材料を用いることが好ましい。
【0086】
これらの層を積層して積層フィルムを形成する方法は、一般に積層フィルムの形成に用いられる積層方法であれば、特に限定されず、例えば、接着剤を用いてドライラミネート法により積層してフィルムを形成する方法であってもよく、熱接着樹脂を用いて押し出しラミネート法により積層してフィルムを形成する方法であってもよい。また、その他のラミネート法により積層してフィルムを形成する方法であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0087】
【図1】本発明の実施の形態にかかるファスナ付きガセット袋を構成する袋本体部101の斜視図である。
【図2】袋本体部101に注出ユニットが取り付けられる位置を示した図である。
【図3】注出ユニットが取り付けられた袋本体部102の正面図である。
【図4】本発明の第一の実施形態のファスナ付きガセット袋103の正面図である。
【図5】本発明の第二の実施形態のファスナ付きガセット袋104の正面図である。
【図6】本発明の実施の形態にかかるファスナ付きガセット袋の充填口を充填口の外側から見た図である。
【図7】本発明の第一の実施形態のファスナ付きガセット袋103に自立性が付与されたファスナ付きガセット袋の正面図である。
【図8】本発明の第三の実施形態のファスナ付きガセット袋105の斜視図である。
【図9】本発明の第三の実施形態のファスナ付きガセット袋105の正面図である。
【図10】本発明の第三の実施形態のファスナ付きガセット袋105の正面図である。
【図11】本発明の第四の実施形態のファスナ付きガセット袋106の正面図である。
【図12】本発明の第五の実施形態のファスナ付きガセット袋107の正面図である。
【図13】注出ユニットの構成例を示す図である。
【図14】一般に用いられるファスナの横断面の形状を示す図である。
【図15】粉噛み防止機能が付与されたファスナの横断面の形状を示す図である。
【図16】内容物を注出させる際の手順を示す図である。
【符号の説明】
【0088】
1 平面部
2 折線
3 側面部
4 取付開口部
5 貫通孔
6 挿入口
7 注出ユニット
8 ファスナ
8A 雄型ファスナ
8B 雌型ファスナ
9 上端コーナー部
10 折襞の内面
11 上端部
12 下端部
13 折線
14 底部
15 壁面部
16 切り欠き
17 開封線
18 中央折り線
19 摘み部
20 頂部
21 底部
22a 側縁部
22b 側縁部
22c 側縁部
23 保持孔
24 シールしろ
25 シールしろ
30 一般に用いられるファスナ
31 雄型ファスナ
32 係合突起
33 係合突起の根元
34 係合突起の先端
35 雌型ファスナ
36 係合壁
40 粉噛み防止機能が付与されたファスナ
41 雄型ファスナ
42 係合爪
43 係合爪の根元
44 溝壁
45 雌型ファスナ
46 係合壁
47 係合壁の先端
50 閉鎖端
51 注出口
X 境界域
A 基点
B 基点
L 折線
M 折線
平面部の隅部
側面部の隅部
14 底部の隅部
101 袋本体部
102 注出ユニットが取り付けられた袋本体部
103 本発明のファスナ付きガセット袋
104 本発明のファスナ付きガセット袋
105 本発明のファスナ付きガセット袋
106 本発明のファスナ付きガセット袋
107 本発明のファスナ付きガセット袋

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも袋の前側と後ろ側を構成する対向する一対の平面部と、折襞状に袋の内方に折り込まれた折線を備えるように形成された2つの側面部からなり、上端部及び下端部が開放された袋本体部とファスナを有し、当該袋本体部の開放された上端部及び下端部のうち、どちらか一方の開放端部を閉鎖して形成されるファスナ付きガセット袋において、
前記袋本体部の上端コーナー部の折襞の内面と、当該折襞の内面に向かい合う平面部との間に、互いに対向する壁面部を有する注出ユニットが接合されて取り付けられ、
前記注出ユニットが、壁面部の一方の内面に設けられた雄型ファスナ及び他方の内面に設けられて前記雄型ファスナに対して係脱自在な雌型ファスナとからなるファスナを具備することを特徴とする、ファスナ付きガセット袋。
【請求項2】
前記袋本体部の上端コーナー部の向かい合う折襞同士が貫通するように折襞上に貫通孔を設け、当該貫通孔を介して、前記折襞の内面と接する注出ユニットの壁面部の外面と、前記注出ユニットが取り付けられていない側の平面部の内面とが接合して固定されていることを特徴とする、請求項1に記載のファスナ付きガセット袋。
【請求項3】
前記袋本体部の開放された上端部及び下端部のうち、下端部が閉鎖され、上端部は開放されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のファスナ付きガセット袋。
【請求項4】
前記注出ユニットが取り付けられた袋本体部が、折襞状に袋の内方に折り込まれた折線を備えるガセット形状の底部を有し、当該底部により自立性が付与されていることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載のファスナ付きガセット袋。
【請求項5】
前記開放された開放端部から内容物が充填され、当該開放された開放端部が閉鎖されていることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載のファスナ付きガセット袋。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2010−30611(P2010−30611A)
【公開日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−192080(P2008−192080)
【出願日】平成20年7月25日(2008.7.25)
【出願人】(000143880)株式会社細川洋行 (130)
【Fターム(参考)】