説明

ファックス送信用プログラム

【課題】 ファックス送信の権限が無い利用者によるファックス送信の要求を防止することができるファックス送信用プログラムを提供する。
【解決手段】 ファックス送信を行うMFPと、ファックス送信の権限の有無を利用者毎に記憶している認証サーバーとを備えているネットワークシステムに備えられる利用者端末20によって実行されるファックスドライバープログラム22aは、認証サーバーに利用者の認証を要求する認証要求手段21a、利用者によるファックス送信の指示を画面表示によって受け付ける指示受付手段21b、および、指示受付手段21bによって指示が受け付けられた場合にMFPにファックス送信を要求する送信要求手段21cとして利用者端末20を機能させ、指示受付手段21bは、認証が成功した利用者に権限が有ることが認証サーバーによって通知されてきた場合のみ、指示を受け付ける画面表示を行うことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ファックス送信を行う画像形成装置と、ファックス送信の権限の有無を利用者毎に記憶している権限記憶サーバーとを備えているネットワークシステムに備えられる利用者端末によって実行されるファックス送信用プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、利用者によって使用される利用者端末と、ファックス送信を行う画像形成装置と、ファックス送信の権限の有無を利用者毎に記憶している権限記憶サーバーとを備えているネットワークシステムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。このネットワークシステムの画像形成装置は、利用者端末を介して利用者からファックス送信の要求を受けると、権限記憶サーバーと通信を行って利用者のファックス送信の権限の有無を確認する。そして、画像形成装置は、利用者にファックス送信の権限が有る場合にファックス送信を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−140067号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のネットワークシステムにおいては、利用者にファックス送信の権限が無い場合に、利用者によって利用者端末から画像形成装置にファックス送信の要求が行われたとき、ファックス送信が画像形成装置によって行われなかったにもかかわらず、ファックス送信が画像形成装置によって行われなかったことに利用者が気付かないという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、ファックス送信の権限が無い利用者によるファックス送信の要求を防止することができるファックス送信用プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のファックス送信用プログラムは、ファックス送信を行う画像形成装置と、前記ファックス送信の権限の有無を利用者毎に記憶している権限記憶サーバーとを備えているネットワークシステムに備えられる利用者端末によって実行されるファックス送信用プログラムであって、前記権限記憶サーバーに前記利用者の認証を要求する認証要求手段、前記利用者による前記ファックス送信の指示を画面表示によって受け付ける指示受付手段、および、前記指示受付手段によって前記指示が受け付けられた場合に前記画像形成装置に前記ファックス送信を要求する送信要求手段として前記利用者端末を機能させ、前記指示受付手段は、前記認証が成功した前記利用者に前記権限が有ることが前記権限記憶サーバーによって通知されてきた場合のみ、前記指示を受け付ける画面表示を行うことを特徴とする。
【0007】
この構成により、本発明のファックス送信用プログラムを実行する利用者端末は、認証が成功した利用者にファックス送信の権限が有ることが権限記憶サーバーによって通知されてきた場合のみ、利用者によるファックス送信の指示を受け付ける画面表示を行うので、ファックス送信の権限が無い利用者によるファックス送信の要求を防止することができる。
【0008】
また、本発明のファックス送信用プログラムの前記送信要求手段は、前記画像形成装置に前記ファックス送信を要求する場合、前記ファックス送信の要求が前記権限記憶サーバーによって通知された前記権限に応じた要求であることを証明する情報を前記画像形成装置に通知しても良い。
【0009】
この構成により、本発明のファックス送信用プログラムを実行する利用者端末は、画像形成装置が権限記憶サーバーと通信を行って利用者のファックス送信の権限の有無を確認することを省略することができる。
【0010】
本発明のネットワークシステムは、利用者によって使用される利用者端末と、ファックス送信を行う画像形成装置と、前記ファックス送信の権限の有無を前記利用者毎に記憶している権限記憶部を備えている権限記憶サーバーとを備えており、前記権限記憶サーバーは、前記利用者の認証を行う認証手段を備えており、前記利用者端末は、前記権限記憶サーバーに前記認証を要求する認証要求手段と、前記利用者による前記ファックス送信の指示を画面表示によって受け付ける指示受付手段と、前記指示受付手段によって前記指示が受け付けられた場合に前記画像形成装置に前記ファックス送信を要求する送信要求手段とを備えており、前記認証手段は、前記認証要求手段による要求に応じて前記認証を行い、前記権限記憶部によって記憶されている前記権限の有無のうち、前記認証が成功した前記利用者の権限の有無を前記利用者端末に通知し、前記指示受付手段は、前記認証手段によって前記権限が有ることが通知されてきた場合のみ、前記指示を受け付ける画面表示を行うことを特徴とする。
【0011】
この構成により、本発明のネットワークシステムは、認証が成功した利用者にファックス送信の権限が有ることが権限記憶サーバーによって利用者端末に通知された場合のみ、利用者によるファックス送信の指示を受け付ける画面表示を利用者端末が行うので、ファックス送信の権限が無い利用者によるファックス送信の要求を防止することができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明のファックス送信用プログラムは、ファックス送信の権限が無い利用者によるファックス送信の要求を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施の形態に係るネットワークシステムのブロック図である。
【図2】図1に示す利用者端末のブロック図である。
【図3】図1に示す認証サーバーのブロック図である。
【図4】図3に示す記憶部に記憶されているデータの一部を示す図である。
【図5】図1に示すMFPのブロック図である。
【図6】利用者端末がMFPにファックス送信を要求するときの図1に示すネットワークシステムの動作の流れを示す図である。
【図7】図2に示す表示部に行われる画面表示の一例を示す図である。
【図8】利用者端末がMFPにファックス送信を要求するときの図1に示すネットワークシステムの動作の流れを示す図であって、図6に示す流れとは異なる流れを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0015】
まず、本実施の形態に係るネットワークシステムの構成について説明する。
【0016】
図1は、本実施の形態に係るネットワークシステム10のブロック図である。
【0017】
図1に示すように、ネットワークシステム10は、利用者端末20を含む複数の利用者端末と、認証サーバー30と、MFP(Multifunction Peripheral)40を含む複数のMFPとを備えている。利用者端末は、利用者によって使用されるコンピューターである。認証サーバー30は、利用者の認証を行うコンピューターである。MFPは、画像形成装置である。複数の利用者端末、認証サーバー30および複数のMFPは、LAN(Local Area Network)などのネットワーク11を介して互いに通信可能に接続されている。
【0018】
なお、複数の利用者端末は、全て同様な構成であって同様に動作することが可能である。したがって、以下においては、複数の利用者端末の構成および動作について、利用者端末20を代表として説明する。また、複数のMFPは、全て同様な構成であって同様に動作することが可能である。したがって、以下においては、複数のMFPの構成および動作について、MFP40を代表として説明する。
【0019】
図2は、利用者端末20のブロック図である。
【0020】
図2に示すように、利用者端末20は、利用者端末20全体を制御する制御部21と、本発明のファックス送信用プログラムとしてのファックスドライバープログラム22aを含むプログラムおよび各種のデータを記憶しているHDD(Hard Disk Drive)などの記憶デバイスである記憶部22と、利用者による種々の操作が入力されるマウスやキーボードなどの入力デバイスである操作部23と、種々の情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)などの表示デバイスである表示部24と、ネットワーク11経由で他の装置と通信を行うネットワーク通信デバイスであるネットワーク通信部25とを備えている。
【0021】
制御部21は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、プログラムおよび各種のデータを予め記憶しているROM(Read Only Memory)と、CPUの作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)とを備えている。CPUは、ROMや記憶部22に記憶されているプログラムを実行するようになっている。
【0022】
制御部21は、記憶部22に記憶されているファックスドライバープログラム22aを実行することによって、認証サーバー30に利用者の認証を要求する認証要求手段21a、利用者によるファックス送信の指示を画面表示によって受け付ける指示受付手段21b、および、利用者によるファックス送信の指示が指示受付手段21bによって受け付けられた場合にMFP40にファックス送信を要求する送信要求手段21cとして機能する。
【0023】
図3は、認証サーバー30のブロック図である。
【0024】
図3に示すように、認証サーバー30は、認証サーバー30全体を制御する制御部31と、プログラムおよび各種のデータを記憶しているHDDなどの記憶デバイスである記憶部32と、ネットワーク11経由で他の装置と通信を行うネットワーク通信デバイスであるネットワーク通信部33とを備えている。
【0025】
制御部31は、例えば、CPUと、プログラムおよび各種のデータを予め記憶しているROMと、CPUの作業領域として用いられるRAMとを備えている。CPUは、ROMや記憶部32に記憶されているプログラムを実行するようになっている。
【0026】
制御部31は、ROMや記憶部32に記憶されているプログラムを実行することによって、利用者の認証を行う認証手段31aとして機能する。
【0027】
図4は、記憶部32に記憶されているデータの一部を示す図である。
【0028】
図4に示すように、記憶部32は、利用者のID32aと、利用者のパスワード32bと、利用者のファックス送信の権限の有無32cとを利用者毎に記憶している。つまり、記憶部32は、本発明の権限記憶部を構成しており、認証サーバー30は、本発明の権限記憶サーバーを構成している。
【0029】
図5は、MFP40のブロック図である。
【0030】
図5に示すように、MFP40は、MFP40全体を制御する制御部41と、各種のデータを記憶しているEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの記憶デバイスである記憶部42と、利用者による種々の操作が入力されるボタンなどの入力デバイスである操作部43と、種々の情報を表示するLCDなどの表示デバイスである表示部44と、用紙に印刷を実行する印刷デバイスである印刷部45と、原稿から画像を読み取る読取デバイスである読取部46と、図示していない外部のファクシミリ装置と公衆電話回線などの通信回線経由でファックス通信を行うファックスデバイスであるファックス通信部47と、ネットワーク11経由で他の装置と通信を行うネットワーク通信デバイスであるネットワーク通信部48とを備えている。
【0031】
制御部41は、例えば、CPUと、プログラムおよび各種のデータを予め記憶しているROMと、CPUの作業領域として用いられるRAMとを備えている。CPUは、ROMに記憶されているプログラムを実行するようになっている。
【0032】
次に、ネットワークシステム10の動作について説明する。
【0033】
図6は、利用者端末20がMFP40にファックス送信を要求するときのネットワークシステム10の動作の流れを示す図である。
【0034】
利用者端末20がMFP40にファックス送信を要求するとき、図6に示すように、利用者端末20の認証要求手段21aは、操作部23を介して利用者から入力された利用者のIDおよびパスワードをネットワーク通信部25を介して認証サーバー30に通知することによって、認証サーバー30に利用者の認証を要求する(S61)。
【0035】
認証サーバー30の認証手段31aは、利用者端末20によって利用者の認証が要求されると、利用者端末20による要求に応じて利用者の認証を行う(S62)。つまり、認証手段31aは、利用者端末20によって通知されてきたIDおよびパスワードの組み合わせが、記憶部32に記憶されているID32aおよびパスワード32bの組み合わせの中に有る場合に利用者の認証が成功したと判断し、無い場合に利用者の認証が成功しなかったと判断する。
【0036】
認証手段31aは、S62において利用者の認証が成功したと判断した場合、認証の結果に加えて、記憶部32によって記憶されている権限の有無32cのうち、S62における認証が成功した利用者のファックス送信の権限の有無を、ネットワーク通信部33を介して利用者端末20に通知する(S63)。
【0037】
例えば、図4に示すデータが記憶部32に記憶されている場合、認証手段31aは、「abcd」というIDと、「0123」というパスワードとが利用者端末20によってS61において通知されてきたとき、認証が成功した利用者にファックス送信の権限が有ることをS63において利用者端末20に通知する。また、認証手段31aは、「efgh」というIDと、「4567」というパスワードとが利用者端末20によってS61において通知されてきたとき、認証が成功した利用者にファックス送信の権限が無いことをS63において利用者端末20に通知する。
【0038】
利用者端末20の指示受付手段21bは、利用者のファックス送信の権限の有無が認証サーバー30によって通知されてくると、図7に示す画面表示を表示部24に行う(S64)。具体的には、指示受付手段21bは、ファックス送信の権限が利用者に有ることが通知されてくると、利用者によるファックス送信の指示を受け付ける図7(a)に示す画面表示を行う。一方、指示受付手段21bは、ファックス送信の権限が利用者に無いことが通知されてくると、利用者によるファックス送信の指示を受け付けることを防止する図7(b)に示す画面表示を行う。図7において、利用者によるファックス送信の指示を受け付ける送信ボタン24aは、図7(a)に示す画面表示において利用者によって操作可能な状態に有効化されており、図7(b)に示す画面表示においてグレーアウト化、すなわち、利用者によって操作不可能な状態に無効化されている。
【0039】
利用者端末20の送信要求手段21cは、S64において指示受付手段21bが図7(a)に示す画面表示を行った場合、送信ボタン24aが利用者によって操作されることによって、利用者によるファックス送信の指示が指示受付手段21bによって受け付けられると、MFP40にファックス送信を要求する(S65)。このとき、送信要求手段21cは、ファックス送信先の電話番号と、ファックス画像とを含むファックスデータに加えて、利用者のIDおよびパスワードを、ネットワーク通信部25を介してMFP40に通知する。
【0040】
MFP40の制御部41は、利用者端末20からファックス送信が要求されると、S65において利用者端末20から通知されてきた利用者のIDおよびパスワードをネットワーク通信部48を介して認証サーバー30に通知することによって、認証サーバー30に利用者の認証を要求する(S66)。
【0041】
認証サーバー30の認証手段31aは、MFP40によって利用者の認証が要求されると、MFP40による要求に応じて利用者の認証を行う(S67)。つまり、認証手段31aは、MFP40によって通知されてきたIDおよびパスワードの組み合わせが、記憶部32に記憶されているID32aおよびパスワード32bの組み合わせの中に有る場合に利用者の認証が成功したと判断し、無い場合に利用者の認証が成功しなかったと判断する。ここで、S62において認証が成功している場合のみ、S63以降の処理が実行されるので、S67における認証は必ず成功する。
【0042】
認証手段31aは、S67において利用者の認証が成功したと判断した場合、認証の結果に加えて、記憶部32によって記憶されている権限の有無32cのうち、S67における認証が成功した利用者のファックス送信の権限の有無を、ネットワーク通信部33を介してMFP40に通知する(S68)。
【0043】
MFP40の制御部41は、利用者の権限が認証サーバー30によって通知されてくると、S65において利用者端末20から通知されてきたファックス送信の指示が利用者の権限に基づくものであることを確認した後、S65において利用者端末20から通知されてきたファックスデータに基づいてファックス送信を行う(S69)。
【0044】
なお、認証サーバー30の認証手段31aは、S62において利用者の認証が成功しなかったと判断した場合、利用者の権限の有無を利用者端末20に通知せずに、認証が成功しなかった旨をネットワーク通信部33を介して利用者端末20に通知する。そして、利用者端末20の制御部21は、認証が成功しなかった旨を表示部24に表示して、ファックス送信のための一連の処理を終了する。
【0045】
また、利用者端末20の制御部21は、S64において指示受付手段21bが図7(a)または図7(b)に示す画面表示を行った場合、利用者によるファックス送信の中止の指示を受け付けるキャンセルボタン24b(図7参照。)が利用者によって操作されることによって、ファックス送信のための一連の処理を終了する。
【0046】
図8は、利用者端末20がMFP40にファックス送信を要求するときのネットワークシステム10の動作の流れを示す図であって、図6に示す流れとは異なる流れを示す図である。
【0047】
ネットワークシステム10は、図6に示す流れに代えて、図8に示す流れで動作するようになっていても良い。
【0048】
図8において、S61からS64までの処理は、図6に示す流れと同様であるので、説明を省略する。
【0049】
利用者端末20の送信要求手段21cは、S64において指示受付手段21bが図7(a)に示す画面表示を行った場合、送信ボタン24aが利用者によって操作されることによって、利用者によるファックス送信の指示が指示受付手段21bによって受け付けられると、MFP40にファックス送信を要求する(S71)。このとき、送信要求手段21cは、ファックスデータに加えて、認証サーバー30によって通知された利用者の権限を示す情報(以下「認証済権限情報」という。)を、ネットワーク通信部25を介してMFP40に通知する。この認証済権限情報は、S63において認証サーバー30から利用者端末20に通知されてきた情報であり、電子署名などによって認証サーバー30から通知されてきた情報であることが証明可能な情報である。つまり、認証済権限情報は、ファックス送信の要求が認証サーバー30によって通知された権限に応じた要求であることを証明する情報である。
【0050】
MFP40の制御部41は、利用者端末20からファックス送信が要求されると、認証サーバー30と通信を行って利用者のファックス送信の権限の有無を確認することを、S71において利用者端末20から通知されてきた認証済権限情報に基づいて省略し、S71において利用者端末20から通知されてきたファックスデータに基づいてファックス送信を行う(S69)。
【0051】
以上に説明したように、ネットワークシステム10は、認証が成功した利用者にファックス送信の権限が有ることが認証サーバー30によって利用者端末20に通知された場合のみ、利用者によるファックス送信の指示を受け付ける図7(a)に示す画面表示を利用者端末20の指示受付手段21bが行う(S64)ので、ファックス送信の権限が無い利用者によるファックス送信の要求を防止することができる。
【0052】
ネットワークシステム10は、ファックス送信の権限が無い利用者によるファックス送信の要求を防止することができるので、ファックス送信の権限が無い利用者による無駄なファックスデータを利用者端末20からMFP40に送信することを防止することができる。
【0053】
ネットワークシステム10は、複数のMFPに対して1つの認証サーバー30が機能するので、利用者のファックス送信の権限が変更される場合に、認証サーバー30の記憶部32に記憶されている情報が変更されるのみで良く、複数のMFPの設定が個々に変更される必要がない。
【0054】
本実施の形態においては、画像形成装置としてMFPについて説明しているが、ファックス送信を行う画像形成装置であれば、ファクシミリ専用機など、MFP以外の画像形成装置であっても良い。
【符号の説明】
【0055】
10 ネットワークシステム
20 利用者端末
21a 認証要求手段
21b 指示受付手段
21c 送信要求手段
22a ファックスドライバープログラム(ファックス送信用プログラム)
30 認証サーバー(権限記憶サーバー)
31a 認証手段
32 記憶部(権限記憶部)
40 MFP(画像形成装置)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ファックス送信を行う画像形成装置と、前記ファックス送信の権限の有無を利用者毎に記憶している権限記憶サーバーとを備えているネットワークシステムに備えられる利用者端末によって実行されるファックス送信用プログラムであって、
前記権限記憶サーバーに前記利用者の認証を要求する認証要求手段、前記利用者による前記ファックス送信の指示を画面表示によって受け付ける指示受付手段、および、前記指示受付手段によって前記指示が受け付けられた場合に前記画像形成装置に前記ファックス送信を要求する送信要求手段として前記利用者端末を機能させ、
前記指示受付手段は、前記認証が成功した前記利用者に前記権限が有ることが前記権限記憶サーバーによって通知されてきた場合のみ、前記指示を受け付ける画面表示を行うことを特徴とするファックス送信用プログラム。
【請求項2】
前記送信要求手段は、前記画像形成装置に前記ファックス送信を要求する場合、前記ファックス送信の要求が前記権限記憶サーバーによって通知された前記権限に応じた要求であることを証明する情報を前記画像形成装置に通知することを特徴とする請求項1に記載のファックス送信用プログラム。
【請求項3】
利用者によって使用される利用者端末と、ファックス送信を行う画像形成装置と、前記ファックス送信の権限の有無を前記利用者毎に記憶している権限記憶部を備えている権限記憶サーバーとを備えており、
前記権限記憶サーバーは、前記利用者の認証を行う認証手段を備えており、
前記利用者端末は、前記権限記憶サーバーに前記認証を要求する認証要求手段と、前記利用者による前記ファックス送信の指示を画面表示によって受け付ける指示受付手段と、前記指示受付手段によって前記指示が受け付けられた場合に前記画像形成装置に前記ファックス送信を要求する送信要求手段とを備えており、
前記認証手段は、前記認証要求手段による要求に応じて前記認証を行い、前記権限記憶部によって記憶されている前記権限の有無のうち、前記認証が成功した前記利用者の権限の有無を前記利用者端末に通知し、
前記指示受付手段は、前記認証手段によって前記権限が有ることが通知されてきた場合のみ、前記指示を受け付ける画面表示を行うことを特徴とするネットワークシステム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate