説明

フィットネステストシステム

本発明は、持久力、筋力、バランス、そして、身体組成といった複数のフィジカルフィットネスのコンポーネントに対して、ユーザーのフィットネスの指標となるフィットネステスト結果を決定するためのフィットネステストシステムに関する。フィットネステストシステムは、フィットネステストのコレクションにアクセスするための計算モジュールと一つまたはそれ以上の周辺機器を有しており、それらの周辺機器は一つまたはそれ以上の入力パラメーターを測定するように適合している。計算モジュールは、フィットネステストの選択に応じて、フィットネステストに関連する入力パラメーターのグループを決定するように、かつ、決定された入力パラメーターに基づいて、フィジカルフィットネスのコンポーネントに関するユーザーのフィットネスを示すフィットネステスト結果を、算出し、及び/又は表示するように、プログラムされている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザーのフィジカルフィットネスを示すフィットネステスト結果を決定するためのフィットネステストシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
フィジカルフィットネスは、健康的な生活にとって重要な要素である。体を動かさない人々は、いろいろな種類の病気にかかるリスクがある。一方、大部分の人は、身体的に調子がよいことの重要性を意識している。体を動かさないことに関連する健康上の問題に悩まされる人の数は、継続的に増加している。
【0003】
フィジカルフィットネスと身体活動に関しては、多くの要素が重要である。一つの要素は、動機付けであり、もう一つの要素は、個人のフィットネスレベルについて知っていることである。個人のフィットネスレベルをモニターしたり、テストできることは、重要な動機付け要素であると信じられている。しかしながら、与えられたフィットネスレベルを改善したり維持するために、テスト結果を理解し、利用するためには、フィットネステストが、テストを受けた個人のフィットネス状態を適正に反映していることが重要である。
【0004】
健康に関係する限りにおいて、フィジカルフィットネスの5つの重要な要素があることが、専門家の間では広く合意されている。それらは、持久力、筋力、柔軟性、バランス、そして、身体組成、である。多くの異なったフィットネステストが使用可能であるが、これらのテストを援助なしで行うことは難しく、個人のフィジカルフィットネスレベルにたどりつくまでには複雑なデータ収集と複雑な計算を要する。これらの欠点の少なくともいくつかを克服するために、フィットネスセンターは、例えば、パーソナルヘルプ、といったプロフェッショナルなヘルプ、または特別なテスト機器を提供している。しかしながら、これは、たいてい高価であり、カスタマーへの順応性に欠ける。
【0005】
米国特許出願第2007/0232454A1号は、個人使用に適したフィットネス評価システムについて開示している。本システムは、ユーザーからのデータを受け取り、データに基づいて、複数の健康関連のフィットネスカテゴリーにおけるフィットネススコアを生成するための、サーバーシステム装置を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】米国特許出願公開第2007/0232454号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の発明者は、単一のテストを受けるだけでは、人の全般的なフィットネスレベルについての総合的なテストを成し得ないことを理解している。そして、人のフィットネスレベルの複数のコンポーネントを総合的に、かつ、客観的に測定するシステムを完成することは有利なことであろう。得られた結果に高いレベルの信頼性を維持しながらも、このようなシステムを自宅のセッティングで、そして、専門家のガイダンスが利用できない他のセッティングで使用できることが望ましいであろう。限られた数のツールにより実現されるシステムを提供すること、そして、ユーザーによる、うんざりするような、そして、潜在的に間違ったデータ登録や収集を回避するシステムを提供することもまた、望ましいであろう。一般的に、本発明は好ましくは、先行例の一つまたはそれ以上の不利な点を単独でも、又は、どのような組み合わせにおいても、和らげ、軽減し、又は、除去することを探求している。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一つまたはそれ以上のこれらの懸念に、より良く対処するためには、本発明の第一の特徴として、フィットネステストシステムは以下を有するものとして表される。
【0009】
本システムは、フィットネステストのコレクションにアクセスする計算モジュールを有する。フィットネステストのコレクションは、複数のフィジカルフィットネスのコンポーネントに関するフィットネステストを含んでおり、各フィットネステストは、決定されるべき入力パラメーターのグループと関連しており、各入力パラメーターは、一つまたはそれ以上の周辺機器と、及び/又は計算モジュールと、関連している。
【0010】
本システムは、一つまたはそれ以上の周辺機器を有する。一つまたはそれ以上の周辺機器は、計算モジュールと通信可能に接続されており、一つまたはそれ以上の周辺機器は、一つまたはそれ以上の入力パラメーターの測定に適合している。
計算モジュールは、フィットネステストの選択に応じて、フィットネステストに関連する入力パラメーターのグループを決定するため、かつ、決定された入力パラメーターに基づいて、フィジカルフィットネスのコンポーネントに関するユーザーのフィットネスを示すフィットネステスト結果を、算出し、及び/又は表示するために、プログラムされている。
【0011】
実行されるべきフィットネステストと、決定されるべき入力パラメーターと、入力パラメーターとフィットネス結果の計算を決定するためのテストを実行するために使用される機器とを、統合するフィットネスシステムを提供する。それにより、フィジカルフィットネスについての専門的な知識に欠ける人が使用するのに適しており、それゆえに、高い信頼性を持った結果を得るために専門家からのガイダンスを受けること無く使用できる、システムが提供される。これにより、ユーザーは、プロフェッショナルなサポートを得る必要なく、個人的にフィジカルフィットネスをアセスし、モニターすることができる。個々のテストを適切に選択することによって、テストが、単なる個人の好みに代わって、科学的な証拠に基づいて選択されていること、を保証することができる。さらには、通信可能に周辺機器と計算モジュールを構成することで、システムは、使用される特定の機器について、高いフレキシビリティを有していることが保証され得る。フィットネステストシステムは、さらに、ディスプレイ装置または他の装置を有し得る。例えば、一つの周辺機器に備え付けられ、算出されたテスト結果が表示され得る。望ましくは、算出されたフィットネス結果は、ユーザーに対してディスプレイ上に表示され、ユーザーへのビジュアルなフィードバックがかかる。フィットネステストは、健康関連のフィジカルフィットネスのコンポーネントと関係している。健康関連ではないが、パフォーマンス関連である、フィジカルフィットネスのコンポーネントの例は、スピードである。フィジカルフィットネスのコンポーネントは、フィジカルフィットネスの一つの特徴として、または特性としても、参照され得る。
【0012】
一般的に、フィットネステストシステムは、自宅セッティングでの使用に適している。しかしながら、システムは、また、意図された使用、例えば、医療的な使用目的に関連して、使用することもできる。例として、一般医または開業医によって行われた患者の全般的な健康状態に関連して、実行され、または評価された、フィットネスのアセスメントに関連するものである。さらには、システムは、標準のアセスメントに関連して、フィットネス状態が評価され、またはフォローされる、学校や他の機関によって、有利に使用され得る。一般的に、システムは、いかなるタイプの目的に関連しても使用することができ、そこでは、得られた結果について高いレベルの信頼性を有するフィットネステストであることが望ましい。
【0013】
一般的に、フィットネステストのコレクションは、フィジカルフィットネスの複数のコンポーネントに関連したフィットネステストを含んでいる。フィジカルフィットネスの複数の異なったコンポーネントをテストすることにより、改善が必要なコンポーネントと同様に、満足なレベルにあるコンポーネントを、ユーザーが特定するのを手助けするような多次元的なテスト結果を得ることができる。それにより、ユーザーが、さらなるワークアウトの方向性を決めるのを手助けすることができるような成果を、ユーザーに提供することができる。この観点において、複数のコンポーネントは、二つまたはそれ以上のコンポーネントとして理解されるべきである。システムはまた、例えば、ユーザーの年齢と性別のグループの平均値と比較して、テスト結果が非常に低かったフィットネスコンポーネントに関して、フィットネスを改善するようにユーザーにアドバイスすることもできる。有利なことに、フィットネステストのコレクションは、次のフィジカルフィットネスのコンポーネントに関するテストを含んでいる。すなわち、心血管の持久力、筋力、柔軟性、バランス、そして、身体組成、である。これら5つのフィジカルフィットネスのコンポーネントは、人の健康状態に関してのキーコンポーネントである。5つ全てのコンポーネントをテストすることで、ユーザーのフィジカルフィットネスのレベルを反映した、総合的なテストが提供され得る。
【0014】
有利なことに、計算モジュールは、入力パラメーターを決定し、フィットネステスト結果を算出するように、自動的に周辺機器が調和し、相互作用するように、プログラムすることができる。自動化されていない測定とテスト結果の登録は、ユーザーにとって非常に誤りがちで、退屈なタスクである。データが自動的に収集され、収集されたデータが計算モジュールによって自動的に使用されることを保証することによって、データは正しく収集され、テスト結果は正しく算出されたものであることを、保証することができる。さらには、ユーザーは、測定結果を登録するタスクによって、モチベーションが下がるということがない。
【0015】
有利な実施例においては、少なくとも一つの周辺機器は、二つまたはそれ以上のフィジカルフィットネスのコンポーネントについてのテストに関連して使用するのに適している。
【0016】
有利な実施例においては、少なくとも一つの周辺機器は、一つまたはそれ以上のセンサーを含んだエクササイズマットである。エクササイズマットの使用の用途は広く、それにより、多くのフィットネステストに関する使用に適するようにでき、従って、周辺機器の数を制限することができる。
【0017】
有利な実施例においては、少なくとも一つの周辺機器は、体の違った部位の間の距離を測定するのに適した距離探知装置である。例えば、ユーザーの指同士の間、及び/又はユーザーの指とつま先の間の距離である。しかしながら、例えば、ウェスト寸法や、身長、など、といった他の距離を、距離探知装置を使用して測定することもできる。重要な実施例においては、フィットネスシステムは、エクササイズマットと距離探知装置と、任意的に一つまたはそれ以上の追加的な装置を有している。エクササイズマットと距離探知装置は、ともに、少ない部品表により作成することができる。しかしながら、本発明は、特定のタイプの周辺機器の使用に限定されるものではない。
【0018】
有利なことには、一つまたはそれ以上の周辺機器または計算モジュールは、入力を処理することができ、または以下のグループから選択したフィードバックをすることができる周辺機器を有しているか、またはその周辺機器に接続されている。グループは、オーディオ、ビジュアル、オーディオビジュアル、触覚、触感、音声認識、タッチスクリーン、そして、触知できる物、またはこれらのいかなる組み合わせである。入力に対応すること、またはフィードバックを提供することによって、システムは、より興味深く使用できるのと同様に、よりユーザーフレンドリーにされ得る。
【0019】
有利なことには、計算モジュールは、さらに、フィットネステストシステムのユーザーに関連するユーザーのデータにアクセスするように適合し、そして、フィットネステスト結果の計算をユーザーデータに基づいて行うことができる。ユーザーデータに基づいてテスト結果を算出することによって、より詳細で個人的なフィットネス評価をすることができる。
【0020】
一般的に、計算モジュールは、少なくとも一つの周辺機器の中に備えることができる。しかしながら、重要な実施例においては、計算モジュールは、ハンドヘルドコンピューター機器、またはエクササイズマットの中に備え付けることができる。
【0021】
有利なことには、フィットネステストは、フィジカルフィットネスのコンポーネントを選択することで選定される。例えば、筋力といった、フィジカルフィットネスのコンポーネントを選択することにより、例えば、プッシュアップテスト、カールアップテスト、そして、壁掛けテストといった、代表的なフィットネステストのセットが選択され、ユーザーにより好んで実施のため使用される。
【0022】
本発明の第二の特徴においては、コンピューター上で実行される際に、以下の項目に適合する、コンピュータープログラム製品が示される。
【0023】
コンピュータープログラム製品は、フィットネステストのコレクションにアクセスする。フィットネステストのコレクションは、フィジカルフィットネスの複数のコンポーネントに関するフィットネステストを含んでいる。各フィットネステストは、決定されるべき入力パラメーターのグループと関係しており、各入力パラメーターのグループは、一つまたはそれ以上の周辺機器、及び/又はコンピュータープログラム製品と関連している。
【0024】
コンピュータープログラム製品は、一つまたはそれ以上の周辺機器のコントロールと相互作用を調整する。一つまたはそれ以上の周辺機器は、通信可能にコンピュータープログラム製品に接続されており、そして、一つまたはそれ以上の周辺機器は、一つまたはそれ以上の入力パラメーターを測定するように適合している。
【0025】
コンピュータープログラム製品は、フィットネステストの選択に応じて、フィットネステストに関連した入力パラメーターのグループを決定するようにプログラムされており、そして、決定された入力パラメーターに基づいて、フィジカルフィットネスのコンポーネントに関するユーザーのフィットネスを示すフィットネステスト結果を算出し、及び/又は表示するようにプログラムされている。
【0026】
コンピュータープログラム製品は、本発明の第一の特徴に従って、フィットネステストシステムの機能を備えることができる。コンピュータープログラム製品は、単一の計算モジュールの中に備えられた一つの総合された製品であり得るし、または配布された計算モジュールの中に備えられた分離したコンピュータープログラム製品であり得る。重要な実施例においては、コンピュータープログラム製品は、ハンドヘルドコンピューター機器といった機器に備え付けられる。例えば、いわゆるスマートフォンのような携帯電話(mobile or cellular phone)の形態において、もしくは、MP3プレーヤーといったポータブルメディアプレーヤーの形態において、実装され、ハンドヘルド機器に本発明の第一の特徴に係る計算モジュールの機能性を与えている。本発明はコンピューティングパワーの低い機器またはプラットフォームによって実装され得るということが、本発明の有利な点である。
【0027】
一般的に、本発明の範囲内において、本発明の種々の特徴が、あらゆる可能な方法で組み合わされ、結合され得る。これらの及び他の、本発明の見地、特徴、及び/又は有利な点は、これ以降に記載される実施例から明白であり、実施例に関連して明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
本発明の実施例は、例示としてのみ、以下の図面に関連して記載される。
【図1】本フィットネスシステムの機能エレメントの実施例を模式的に示している。
【図2】ハンドヘルドコンピューター、エクササイズマット、距離探知機器、を使用したフィットネスシステムの典型的な実施例について示している。
【図3】エクササイズマットの形態において周辺機器を模式的に示している。
【図4】距離探知機器の形態において周辺機器を模式的に示している。
【図5】フィットネステスト結果のグラフィカルな可視化の例を示している。
【発明を実施するための形態】
【0029】
本発明は、フィジカルフィットネステストの専門家の援助なしに、使用するのに適したフィットネステストシステムに関するものである。本発明の実施例が意図するのは、実施例において、ユーザーに対してガイダンスを与えることのできる簡単に使用できる(easy−to−use)システムを提供することであり、テストを行うために、また同様に最終評価を行うため、すなわちフィットネス結果を計算するために、必要な実際の測定を行うことである。一般的な実施例においては、フィットネスシステムの全体の機能性は、ユーザーがテストを選択するか、または次は何のテストをすべきかシステムによって促されるか、である。すなわち、ユーザーは、例えば、映像と音声によって、テストの実行方法のインストラクションを受け取り、関連した周辺機器の助けをかりてテストを実行する。テストの実行は、センサーの使用を通じて、システムによりモニターされる。テストの実行にあたり、ユーザーにはテスト結果が示される。実施例において、典型的には、ユーザーは一式のテストを選択し、フィジカルフィットネスの全てのコンポーネントはシステムによって取り扱われる。計算モジュールは、関連した周辺機器の実行を取り扱う。しかしながら、ユーザーはまた、一つまたはそれ以上のフィジカルフィットネスのコンポーネントを選択するだろうし、計算モジュールは、それぞれの選択されたコンポーネントに適した、代表的なフィットネステストの選択を取り扱う。さらには、ユーザーは、個人のフィットネステストを選択することができる。
【0030】
図1は、フィットネスシステムの機能的エレメントの実施例を模式的に示している。システムは、計算モジュール1を有している。計算モジュールは、複数のフィジカルフィットネスのコンポーネントを含んだ、フィットネステストのコレクション2に接続されている。フィットネステストは、フィジカルフィットネスの健康関連のコンポーネントに関係しており、そして、各フィットネステストは、テスト結果を算出するために定められる一連の入力パラメーターと関係している。計算モジュールは、さらに、年齢、性別、体重、身長、など、といったユーザーデータ3に、例えば、計算モジュールが接続されたストレージ機器から、またはユーザーとのやりとりから、アクセスすることができる。システムは、さらに、一つまたはそれ以上の周辺機器4を有する。しかしながら、典型的には、2つ、3つ、またはそれ以上の周辺機器が使用される。周辺機器は、一つまたはそれ以上の入力パラメーターを測定するのに適合している。さらには、一つまたはそれ以上の入力パラメーターが、計算モジュール1によって決定され得る。例えば、タイムキーピングが計算モジュールによって好適に取り扱われる。さらには、フィットネステストシステムは、ユーザーが時間経過による進捗をモニターしたり、傾向を確認できるように、テスト結果を保管するために、ストレージ機器を有するか、またはストレージ機器に接続され得る。
【0031】
計算モジュール1は、ユーザーにより、またはテストプログラムの一部として、選択されたフィットネステストに応じてフィットネステストに関連する入力パラメーターのグループを決定するようにプログラムされている。そして、計算モジュール1は、計算モジュール自身によって決定された、または通信ラインを通じて受け取った、入力パラメーターに基づいて、そして、任意的にはユーザーデータに基づいて、関連する健康関連のコンポーネントについて、ユーザーのフィットネスを示すフィットネス結果5を算出するようにプログラムされている。
【0032】
本フィットネスシステムおよび関連するテストの実施例が、どのようにテストが実行され得るかの具体例の見地から、これより記載される。
【0033】
一つの実施例においては、フィットネステストのコレクションは、以降のフィジカルフィットネスのコンポーネントに関するテストを含んでいる。すなわち、心血管の持久力、筋力、柔軟性、バランス、身体組成である。フィットネステスト一式を実行できるように、計算モジュールは、これらのフィジカルフィットネスのコンポーネントのそれぞれに関連する、少なくとも一つのフィットネステストを実行するようにプログラムされている。各フィジカルフィットネスのコンポーネントは、さらに多くの関連テストを有し得る。代替的なテストもまた、フィジカルフィットネスのコンポーネントに関連し得る。
【0034】
図2は、3つの周辺機器を使用したフィットネステストシステムの典型的な実施例を示している。つまり、ハンドヘルドコンピューター機器20、エクササイズマット21、そして、距離探知機器22である。この実施例においては、コンピュータープログラム製品25が、コンピューターアプリケーションの形式で、ハンドヘルドコンピューター機器20に備え付けられている。しかしながら、他の実施例においては、コンピューティング機能は、エクササイズマット21といった、他の周辺機器に備え付けられている。図示した実施例においては、ハンドヘルドコンピューター機器は、さらに、GPS装置23と、酸素濃度計24を持った距離測定機器とを有する。ハンドヘルドコンピューター機器は、例えば、保管されたコンピュータープログラムを実行するコンピューティング機能を持ったスマートフォンであり得る。他の実施例においては、計算モジュールは、例えば、分散制御のピア・ツー・ピア型のネットワークを構成して、多くの周辺機器に配布され得る。加えて、計算モジュールは、ウェブサービス(web service)またはウェブアプリケーション(web application)に通信可能に接続することもできる。または、計算モジュールは、例えば、結果を保存するため、そして、おそらくは、途中結果または最終結果の算出に携わるように、ウェブサービスまたはウェブアプリケーションを含み得る。結果の表示が結果の算出と遠く離れているところでは、クライアント/サーバー アーキテクチャーを使用することもできる。
【0035】
フィットネステストを始めるには、ユーザーは、ハンドヘルドコンピューター機器に備え付けられたコンピュータープログラムを実行する。一つの実施例においては、計算モジュールは、テストに関するインストラクションを保管し、ユーザーに対して、テストを編成するようにインストラクションを表示する。これらのインストラクションは、ウォームアップエクササイズのやり方、テストの実行方法と同様に、どのテストを実行すべきか、についてのインストラクションを含み得る。
【0036】
この実施例においては、テストは以下の順序で実行される。すなわち、心血管の持久力、筋力、柔軟性、バランス、身体組成の順である。しなしながら、本発明は、この順序に制限されたものではない、別の実施においては、異なった順序が使用され得る。特定の実施例においては、ユーザーが疲れ過ぎていないことを必要とするテストは、一連のテストの早期に実行される。例として、バランステストは最初に実行され、次に筋力テスト、次に柔軟性テスト、そして次に持久力テストが実行される。身体組成テストは、特定のテストに応じて、これらのテストの前か後で実行され得る。BIAテストは、他のフィットネステストより前に実行されるべきであり、繰り返す場合には、同じ日のうちに実行されるべきである。
【0037】
<心血管持久力>
持久力のテストには、異なった代替案が存在する。持久力は、ユーザーの最大酸素消費(VO2max)を評価することでテストされる。これは、ランテスト、またはステップテストによりテストできる。一つの実施例においては、計算モジュールは、ユーザーに対して、どのテストを実行するかの問い合わせを表示する。一の例において、ユーザーはランテストを選択し得る。テストは、その人ができる限り速く12マイルを走る、クーパーテスト(Cooper test)であり得る。VOmax値の良好な近似値は、以下の式で得られることが知られている。
VOmax=(D−504.9)/44.73
ここで、Dは、走行距離をメートル単位で表わしたものである。
【0038】
このように、ランに関する持久力フィットネステストを選択すると、計算モジュールは、テストを実行するために、時間と距離が入力パラメーターとして必要であること、および、これらのパラメーターを決定するためにどの周辺機器を使用すべきか、を決定するために、フィットネステストのコレクションにアクセスする。さらには、テスト結果を評価するためには、年齢と性別に関するデータも必要であろう。テストは、ユーザーに対して、12分間走るのに適したエリアを捜すように指示することによって、実行され得る。これが終わると、計算モジュールは、ユーザーに対して走り始めるように指示する。ランの最中には、例えば、オーディオビジュアルといった、あらゆるタイプのフィードバックが提供される。タイムキーピングは、計算モジュールによって行われ得る。12分間が経過すると、計算モジュールはGPS装置にアクセスし、走った距離を得る。この距離は、次に、VOmax値の算出に使用される。計算モジュールは、性別と年齢に関連して、VOmax値を評価するルックアップテーブルを参照する。例えば、ルックアップテーブルは、パフォーマンスを評価するために使用されるグレードを有するのと同様に、入力された年齢の人々の平均値のリストを有している。このようにランテストにおいては、最初に測定された距離からVOmaxを算出することでフィットネスインデックスが計算される。次に、ルックアップテーブルのリストから、例えば、1から5までのスケールで、測定されたVOmaxが、入力された年齢と性別の人について、どのくらい良いかを推測する。
【0039】
持久力テストの別の例は、ウォークテストである。ウォークテストでは、ユーザーは2Kmを歩き、歩いた時間が探知される。VOmaxは、女性について以下の式を使用して近似される。
VOmax=116.2−2.98*T−0.11*fh−0.14*A−0.39*BMI
同様な計算式が、男性ユーザーのために存在する。
【0040】
ウォークテストからVOmaxを決定するためには、以下の入力パラメーターが必要である。すなわち、時間 T、最終心拍数 fh、年齢 A、そして、BMI(ユーザーデータから算出できる)である。このように、この実施例においては、心拍数を計測できる周辺機器が使用される。実施例においては、距離測定機器22は、ユーザーの指の上で使用される酸素濃度計を有している。
【0041】
再び、ルックアップテーブルに基づいて、決定されたVOmaxが評価され得る。
【0042】
さらなる、持久力テストの代替案は、カナディアン エアロビック フィットネス テスト(Canadian aerobic fitness test)の形式によるステップテストである。
【0043】
<筋力>
実施例においては、筋力は、それぞれ、上半身、下半身および体中心(core body)、に関する3つの筋力テストにより評価される。これら3つのテストに関するフィットネス結果は、3つのテストそれぞれを平均することで得られる。実施例には、ハンドヘルド機器20に通信可能に接続された、エクササイズマット21の形態の周辺機器を使用して実行される、筋力テストがある。エクササイズマットは、マットの中に、圧力センサーと近接センサーを有している。加えて、エクササイズマットは、ディスプレイを有し得る。ディスプレイは、ユーザーに対して、インストラクションやインフォメーションを表示するために、ハンドヘルドコンピューター機器のディスプレイの代わりとして、使用され得る。エクササイズマットは、図3に関連して、さらに開示されている。
【0044】
上半身の筋力は、規定のリズムに従って実行されるプッシュアップ(腕立て伏せ)の回数を数えることでテストできる。テストを実行するためには、ユーザーは、彼の、または彼女の手をエクササイズマットの上に置く。オーディオ、またはビジュアルなフィードバックを使用することで、ユーザーは、プッシュアップのリズムについて指示され得る。さらには、超音波近接センサーを使用することで、プッシュアップの回数を数えることができる。ユーザーは、彼、または彼女ができる回数のプッシュアップを実行し、得られた回数は、性別と年齢に基づいて、結果を評価するために使用される。テスト結果の評価のために使用されるテーブルの例として、以下のテーブルは、男性のプッシュアップ回数に関するものである。
【表1】

【0045】
同様の方法で、体中心の筋力もテストされる。しかしながら、体中心の筋力としては、カールアップ(腹筋)の回数がカウントされる。エクササイズマットの中の圧力センサー、または近接センサーが、回数をカウントするために使用され得る。
【0046】
下半身の筋力は、ウォールシット(壁座り)テストを実行することでテストできる。ウォールシットテストにおいて、ユーザーは、両足をエクササイズマット上に置き、体を座り姿勢に置くように壁にもたれかかる。片方の足はエクササイズマットから持ち上げられ、この姿勢が維持できる時間を測定する。休憩時間の後に、他方の足もテストされる。いつ足が持ち上げられ、再び下に置かれるかを探知するために、圧力センサーが使用される。そして、計算モジュール、またはエクササイズマットのモジュールのいずれかが、時間を決定する。
【0047】
<柔軟性>
実施例において、柔軟性テストは、2つの柔軟性テストのテスト結果を平均化することでテストされる。すなわち、シットアンドリーチ テストと肩の柔軟性テストである。実施例において、柔軟性テストは、自動化された距離測定装置の形態にある周辺機器を使用して実行される。測定機器は、図4において、さらに、開示されている。
【0048】
シットアンドリーチ テストは、下半身の柔軟性を測定するために使用される。テストは、つま先を立てて、両足を真直ぐ前方に投げ出して床の上に座ることを含む。測定機器は、手首と足に取り付けられ、手首と足の間の橋渡しをしている。ユーザーは、できる限り前方に手を伸ばす。そして、つま先と指先との距離が定められる。
【0049】
肩の柔軟性テストは、上半身の柔軟性を測定するために使用される。このテストは、一方の手は肩の上側から、もう一方の手は肩の下側から、背中に両手を置き、お互いに向かって手を伸ばすことで行われる。測定機器は、2つの手首に取り付けられ、橋渡しをしている。テストに入力するのは、テストの最中における、伸ばされた指先の間の最小距離である。
【0050】
<バランス>
実施例において、バランステストは、単一のテストによって行われる、すなわち、ストーク バランス スタンド テスト(Stork balance stand test)である。実施例において、バランステストは、エクササイズマットの形態にある周辺機器を使用して実行される。テストは、体のバランス能力を測定するために用いられる。テストは、両手をお尻の上に保持し、かつ、支持脚でない方の足が支持脚の膝に触れる状態で、一方の足の拇指球の上に立つこと、で行われる。入力は、この姿勢を、静的に、または大きな動きが無く、維持できる時間である。これは、エクササイズマットの中の圧力センサーを使用することで決定される。
【0051】
<身体組成>
身体組成テストは、例えば、体脂肪量、筋肉量、そして、含水量、によって特徴付けられる、身体組成を決定する。このテストは、体重といった人体測定データと組み合わせて、生体電気インピーダンス分析(BIA bioelectrical impedance analysis)の一般的な装置を使用することで行われる。BIA装置は、周辺機器の一つとして含まれている。実施例においては、身体組成の部分的な情報は、ユーザーの体格指数(BMI body−mass index)と胴回り寸法を使用することで得ることができる。すなわち、BMIと胴回り寸法の決定は、身体組成の十分なテストであるとはみなされない。BMIデータは、体重と身長の形式でのユーザーデータに基づいて決定され得る。
【0052】
種々のテストについて記載してきたが、周辺機器の例が、さらに、続いて開示される。上記のテストは、5つ全ての健康関連コンポーネントのフィジカルフィットネスをテストするための一式のテストセットを構成する。他の、または代替的なテストが予想され得る。テストは、計算モジュールによって、例えば、接続されているストレージ装置にアクセスすることで、アクセスされ得る。テストのコレクションもまた、例えば、更新されたコレクションをストレージ装置に保管することにより、更新され、または変更され得る。
【0053】
図3は、エクササイズマット21の形態における周辺機器を模式的に示している。実施例においては、エクササイズマットは、マットの中に、フレキシブルなディスプレイといった、ディスプレイ30と、多くのセンサーを有している。図示された実施例には、は、2つのタイプのセンサーがある。圧力センサーと近接センサーである。圧力センサー32は、足を置く位置を意図してマークされた領域31に配置され得る。図示された実施例においては、1つの足について3つのセンサーが使用されているが、他の数量のセンサーや他のセンサーの構成が使用され得る。また、追加の圧力センサーが、マットの中の他の位置にも配置され得る。一般的には、マットのあるエリア、またはマット全体に、網状の、または格子状のセンサーを配置することができる。さらには、近接センサー33が示されている。近接センサーは、距離を探知し、距離の変化を探知することができる超音波センサーであり得る。プッシュアップの回数、そして、おそらくはカールアップの回数を探知し、カウントするためである。実施例においては、カールアップは、例えば、足の領域におけるセンサー32により、または適当な位置に配置された専用のセンサーによっても、カウントすることができる。圧力センサーの代替として、ロードセルも使用され得る。センサーとディスプレイは、マットの中に配置されたコントローラー34に接続される。コントローラーは、計算モジュールによっても実行され得る、その場合には、センサーとディスプレイは、直接に計算モジュール、またはコミュニケーション装置に接続される。実施例において、計算モジュールもまた、あるいは付加的に、マットの中に備え付けられ得る。
【0054】
図4は、距離探知装置の形態における周辺機器を模式的に示したものである。図は、ユーザーの手首の間、そして、ユーザーの手首と足の間の距離計測装置のアタッチメントを模式的に示している。実施例においては、装置はセントラルユニット40と、手首または足に取り付けるのに適したバンド41を有している。一方のバンドは、セントラルユニット40に取り付けられ、もう一方のバンドは、セントラルユニット40にも接続されているケーブルのように、距離探知装置42に取り付けられる。装置は、異なった人々が装置を使えるようにするキャリブレーションルーチン(calibration rountine)を備えている。肩の柔軟性について、テストは、手首を含めて両腕を一直線に保持した状態で中指の先を接触させ、ケーブル伸長の長さ43を探知することで行われ得る。加えて、装置は、ユーザーの指からユーザーの心拍数を計測するための酸素濃度計24を備えることもできる。マットと同じように、距離探知装置は、計算モジュールとのコミュニケーション装置44を介した、ワイヤレス通信またはケーブル接続をサポートし得る。
【0055】
その他の多くの周辺機器もまた予想され得る。これらの機器は、スタンドアロン機器として、または機能性を増すために、可能な限り少ない機器により、他の機器と一緒に、実行され得る。例として、イメージ分析ソフトウェアを備えたビデオレコーダーが、距離を探知し、または繰り返し回数をカウントするために使用され得る。胸に取り付けたベルトまたはストラップを用いて、脈拍数を測定することができる。加速度計または他のモーション探知機器を使用して、ランまたはウォークの距離を測定することができる。加速度計は、胸に取り付けられたときには、繰り返し回数をカウントするためにも使用することができる。さらには、ステップテストを実行するために、階段のステップに圧力感知カバーシートを備えることができる。当システムは、高解像度大画面機能を提供するために、コンピューター画面またはテレビといった、外部ディスプレイへの接続性を備えることができる。さらには、最新式のテレビは、計算モジュールを実行するために十分な計算能力を備えている。加えて、はかりもまた、周辺機器として使用され得る。はかりは、ユーザーの体重を探知するために使用され得るし、例えば、ストークバランススタンドテスト(Stork balance stand test)といた、バランステストのためにも使用され得る。一つ又はそれ以上のセンサーを備えたはかりが提供され得る。はかりは、多くのフィットネステストを実行するために必要な追加的な機能を有するように改良され得る。
【0056】
その上、受け取ったセンサー信号を分析することで、当システムは、ユーザーの動作が正しくないことが探知された際には、与えられたテストの実行方法についてインストラクションを与えること、と同様に、さらに、実行された動作が正しいか確認するようにプログラムすることができる。
【0057】
フィットネステストの結果は、数値スコアの形式でフィットネスインデックスにより、表わすことができる。各フィジカルフィットネスのコンポーネントを0から5で表すといったもので、複合的な(平均または重み付き平均)総合フィットネスインデックスも同様である。結果は、グラフィカルに表示され得る。図5は、その例を示している。このようにしてフィットネス結果を操作することは、健康関連コンポーネント間の比較を容易にする、時間経過における比較も同様である。加えて、フィットネス結果は、ユーザーの年齢と性別のグループの平均的なテスト結果と比較され得る。
【0058】
図5は、フィットネステスト結果のグラフィカルな可視化の例を示している。それぞれの健康関連コンポーネントは、カラムごとに表示されている。すなわち、心血管持久力50、筋力51、柔軟性52、バランス53、身体組成54、そして、総合フィットネスインデックス55である。
【0059】
本発明は、図およびこれまでの記載において、詳細に示され、記述されてきたが、このような図および記載は、説明的または典型的なものであり、制限的なものではないと考えられるべきである。すなわち、本発明は、開示された実施例に限定されない。クレームされた本発明を実施している当業者によれば、図面、開示書、そして、添付の特許請求の範囲の詳細な研究から、開示された実施例に対する他のバリエーションが理解され、達成され得る。クレームにおいて、単語“comprising”は、他のエレメント又はステップを排除しない。そして、不定冠詞“a”又は“an”は、複数を排除しない。単一のプロセッサー又は他の装置は、クレームにおいて説明されたいくつかの項目の機能を果たすことができる。特定の手段が、相互に異なった独立クレームにおいて説明されているという事実だけでは、これらの手段の組み合わせが本発明の有利な効果を奏するために使用できないということを意味しない。コンピュータープログラムは、一緒に提供されるか、他のハードウェアの一部として提供される、光記録媒体または半導体媒体といった、適切な媒体により保存され、配布され得る。しかしながら、インターネット又は他の有線もしくは無線の電子通信システムといったシステムを介して、他の形式においても配布され得る。クレームにおけるいかなる参照記号も、クレームの範囲を限定するものと解釈されるべきではない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィットネステストシステムであって:
フィットネステストのコレクションにアクセスする計算モジュールであり、該計算モジュールは、フィジカルフィットネスに係る複数のコンポーネントに関するフィットネステストを含み、各フィットネステストは、決定されるべき入力パラメーターのグループと関連しており、各入力パラメーターは、一つまたはそれ以上の周辺機器と、及び/又は前記計算モジュールと関連する、計算モジュールと;
一つまたはそれ以上の周辺機器であり、前記一つまたはそれ以上の周辺機器は、通信可能に前記計算モジュールと接続されており、前記一つまたはそれ以上の周辺機器は、一つまたはそれ以上の入力パラメーターを測定するのに適合している、一つまたはそれ以上の周辺機器と、
を有し、
前記計算モジュールは、フィットネステストの選択に応じて、前記フィットネステストに関連する前記入力パラメーターのグループを決定するために、かつ、該決定された入力パラメーターに基づいて、フィジカルフィットネスのコンポーネントに関するユーザーのフィットネスを示すフィットネステスト結果を、算出し、及び/又は表示するために、プログラムされており、
少なくとも一つの前記周辺機器は、一つまたはそれ以上のセンサーを含むエクササイズマットである、
ことを特徴とするフィットネステストシステム。
【請求項2】
前記計算モジュールは、さらに、前記フィットネステストに関連するインストラクションにアクセスすることにより、かつ、前記インストラクションをユーザーに示すことにより、フィットネステストを実行するようにプログラムされている、
請求項1に記載のフィットネステストシステム。
【請求項3】
前記フィットネステストのコレクションは、以下のフィジカルフィットネスのコンポーネント:すなわち、心血管の持久力、筋力、柔軟性、バランス、身体組成、に関連するテストを含み、かつ、
前記計算モジュールは、以下のフィジカルフィットネスの各コンポーネント:すなわち、心血管の持久力、筋力、柔軟性、バランス、身体組成、そして総合フィットネス結果、に関連する少なくとも一つのフィットネステストに関する入力パラメーターを決定するようにプログラムされている、
請求項1に記載のフィットネステストシステム。
【請求項4】
前記計算モジュールは、前記入力パラメーターを決定するため、かつ、前記フィットネステスト結果を算出するために、自動的に周辺機器と、調和し、かつ、相互作用するようにプログラムされている、
請求項1に記載のフィットネステストシステム。
【請求項5】
前記計算モジュールは、少なくとも一つの前記周辺機器内に備え付けられている、
請求項1に記載のフィットネステストシステム。
【請求項6】
前記一つまたはそれ以上のセンサーは、前記マットの中、または上に配置されたコントロ−ラーに、または前記計算モジュールにより備えられたコントローラーに、通信可能に接続されている、
請求項1に記載のフィットネステストシステム。
【請求項7】
前記エクササイズマットは、さらに、ディスプレイを有する、
請求項6に記載のフィットネステストシステム。
【請求項8】
前記一つまたはそれ以上のセンサーは、前記エクササイズマットにより包含された圧力センサーを含む、
請求項6に記載のフィットネステストシステム。
【請求項9】
前記一つまたはそれ以上のセンサーは、近接センサーを含む、
請求項6に記載のフィットネステストシステム。
【請求項10】
前記少なくとも一つの周辺機器は、距離探知装置である、
請求項1に記載のフィットネステストシステム。
【請求項11】
一つまたはそれ以上の前記周辺機器、または計算モジュールは、オーディオ、ビジュアル、オーディオビジュアル、触覚、触感、音声認識、タッチスクリーン、そして、触知できる物、またはこれらのいかなる組み合わせ、からなるグループから選択された入力を取り扱い、またはフィードバックを提供することのできる装置を、有するか、または前記装置に接続されている、
請求項1に記載のフィットネステストシステム。
【請求項12】
前記計算モジュールは、ハンドヘルドコンピューター機器内に備えられている、
請求項1に記載のフィットネステストシステム。
【請求項13】
前記計算モジュールは、さらに、ユーザーのデータにアクセスすることに適合し、前記フィードバックテスト結果の算出を前記ユーザーのデータに基づいて行うことに、さらに、適合している、
請求項1に記載のフィットネステストシステム。
【請求項14】
前記フィットネステストは、フィジカルフィットネスのコンポーネントを選択することにより、選択される、
請求項1に記載のフィットネステストシステム。
【請求項15】
コンピュータープログラム製品であって、コンピューター機器上で実行されるにあたり:
フィットネステストのコレクションにアクセスすることであり、前記フィットネステストのコレクションは複数のフィジカルフィットネスのコンポーネントに関するフィットネステストを含み、各フィットネステストは決定されるべき入力パラメーターのグループと関連し、そして、各入力パラメーターは一つまたはそれ以上の周辺機器と関連しており、少なくとも一つの前記周辺機器は、一つまたはそれ以上のセンサーを、及び/又はコンピュータープログラム製品と共に包含する、エクササイズマットである、アクセスと;
前記一つまたはそれ以上の周辺機器のコントロール、および、相互作用の調整であり、前記一つまたはそれ以上の周辺機器は前記コンピュータープログラム製品に通信可能に接続され、そして、前記一つまたはそれ以上の周辺機器は、一つまたはそれ以上の入力パラメーターの測定に適合する、調整と;
に適合し、
前記コンピュータープログラム製品は、フィットネステストの選択に応じて、前記フィットネステストに関連する前記入力パラメーターのグループを決定するため、かつ、該決定された入力パラメーターに基づいて、フィジカルフィットネスのコンポーネントに関するユーザーのフィットネスを示すフィットネステスト結果を算出するために、プログラムされている、
ことを特徴とするコンピュータープログラム製品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2013−511319(P2013−511319A)
【公表日】平成25年4月4日(2013.4.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−539460(P2012−539460)
【出願日】平成22年11月17日(2010.11.17)
【国際出願番号】PCT/IB2010/055218
【国際公開番号】WO2011/061692
【国際公開日】平成23年5月26日(2011.5.26)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】