フィード装置の仕切り用差動装置
【課題】組立て部品過多で構造が複雑な問題を解決して製造コスト並びに組立てコストを下げる。
【解決手段】本発明に係るフィード装置の仕切り用差動装置はシャフト、第一ロール、第二ロールとピンから構成される。第一ロールはシャフトの一端に位置し、第一外部フレームと前記第一外部フレーム内径にある第一凸部からなり、第二ロールはシャフトに接合し、第二ロールはさらに第二外部フレームと、第二外部フレーム内にあり前記シャフトを接合するための接合穴と、接合穴の口径から前記第二外部フレームまで伸ばすための溝部と、接合穴の側端にあり前記第一凸部に当接するための第二凸部と、シャフトに穿設した後、溝に設置するピンとを含んでいる。第二ロールがシャフトに連れて回転し第二凸部を駆動させ、前記第一外部フレーム内でシフトさせて第一凸部に当接すると、第一ロールを回転させて前記ペーパーを連動シフトさせる。
【解決手段】本発明に係るフィード装置の仕切り用差動装置はシャフト、第一ロール、第二ロールとピンから構成される。第一ロールはシャフトの一端に位置し、第一外部フレームと前記第一外部フレーム内径にある第一凸部からなり、第二ロールはシャフトに接合し、第二ロールはさらに第二外部フレームと、第二外部フレーム内にあり前記シャフトを接合するための接合穴と、接合穴の口径から前記第二外部フレームまで伸ばすための溝部と、接合穴の側端にあり前記第一凸部に当接するための第二凸部と、シャフトに穿設した後、溝に設置するピンとを含んでいる。第二ロールがシャフトに連れて回転し第二凸部を駆動させ、前記第一外部フレーム内でシフトさせて第一凸部に当接すると、第一ロールを回転させて前記ペーパーを連動シフトさせる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は差動装置であって、特にフィード装置の仕切り用差動装置のことである。
【背景技術】
【0002】
科学技術の進歩と技術の発展に伴い、ファックス、プリンター、スキャナー、コピー機などの事務機器は最早不可欠な電子製品となっているが、事務機器の機種を問わずペーパーパーティション装置がないとペーパーを逐一フィードできないのである。
【0003】
図1、図2A、図2Bでは、従来のペーパーパーティション装置がパーティションロールA1と摩擦ロールA2を有し、そのうちパーティションロールA1は第一シャフトA3が回転し、摩擦力を利用して摩擦ロールA2を駆動させて回転する。また、摩擦ロールA2は中空シリンダーA21、スプリングA22、摩擦板A23、固定部材A24及びC型リングA25から構成されている。二個のC型リングA25は第二シャフトA4の両端に嵌め込んでおり、スプリングA22が第二シャフトA4の軸方向に沿って圧縮力を提供すると共に、摩擦板A23と固定部材A24の摩擦面A241の間の摩擦力をも提供する。ペーパーA5がパーティションロールA1と摩擦ロールA2との間のチャネルに送られると摩擦板A2は回転しないので、その他のペーパーは進入不能となり、チャネルに送られたペーパーA5は摩擦ロールA2に対してスライドするが、パーティションロールA1に対してはスライドしないのでパーティション効果が達成される。
【0004】
しかしこのペーパーパーティション装置の中で、C型リングA25は製造し難く、また部品数も多過ぎて構造が複雑である等の問題が絡み、組立てに相当な時間と労力を費やし、製造コスト及び組立てコストが下がらないのである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
こうしたことから、如何にしてフィード装置のパーティション構造を改良し、組立て部品過多で構造が複雑な問題を解決して製造コスト並びに組立てコストを下げるかが本案の発明人並びに当業者が改善しようとしている課題である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明はシャフト、ピン、第一ロール及び第二ロールから構成されるフィード装置の仕切り用差動装置を提示する。その中で、ピンはシャフトに穿設し、第一ロールはシャフトの一端に位置し、第一外部フレームと第一外部フレーム内径にある第一凸部を含み、第二ロールはシャフトに接合し、第二外部フレームと、第二外部フレーム内にありシャフトを接合するための接合穴を含み、溝部は、接合穴の口径から第二外部フレームまで伸ばしピンを収納し、また、第二凸部は接合穴の側端にあって第一凸部に当接する。第二ロールがシャフトにつれて回転し、第二凸部を駆動させて第一外部フレーム内でシフトさせ第一凸部に当接すると、第一ロールを回転させてペーパーを誘導シフトさせるのである。
【0007】
本発明で開示した構造は更に第一ロール下方にある支持モジュールを含み、且つ支持モジュールと第一ロールの間にチャネルを形成し、ペーパーをチャネル内にシフトさせる。また、本発明では更にペーパーをチャネルに送るためのフィードロールをも含む。
【0008】
また、本発明では更に送りロールを含み、且つ送りロールの回転速度はシャフトより速く、ペーパーは第一ロールの回転により送りロールへシフトされ、送りロールはペーパーを誘導して、ペーパーのシフトにより第一ロールの回転速度を加速させる。
【0009】
これによって、第一ロールと第二ロールには速度差異が生じてフィード仕切りの目的が達せられ、従来の仕切り装置の部品過多で構造が複雑である等の問題の解決が図られ、組立ての利便性が向上し組立て及び製造に掛るコストが低減出来るのである。
【0010】
本発明はまた、シャフト、ピン、第一ロール、チャネル、第二ロール、フィードロール及び送りロールで構成されるフィード装置の仕切り用差動装置を提示する。その中で、シャフトに穿設するピンと、シャフトの一端に位置し、第一外部フレームと第一外部フレーム内径にある第一凸部からなる第一ロールと、第一ロール下方に位置し、チャネル内のペーパーが第一ロールの回転に連れてシフトするチャネルと、シャフトに接合する第二ロールを含み、第二ロールはさらに第二外部フレームと、第二外部フレーム内にあるシャフトを接合するための接合穴と、接合穴の口径から第二外部フレームまで伸ばしピンを収納するための溝部と、接合穴の側端にあり第一凸部に当接し第一ロールを回転させるための第二凸部と、ペーパーをチャネルに送るためのフィードロールと、ペーパーを引き離してチャネルに送り、ペーパーのシフトにより第一ロールの回転速度を変えるための送りロールを含み、第一ロールと第二ロールの速度差異は第一凸部と第二凸部の間にギャップを発生させ、第一ロールを間歇回転させてペーパーをフィードしパーティションする。
【0011】
本発明に基いて開示した構造には更に第一ロールの下端に位置する支持モジュールを含み、且つ支持モジュールと第一ロールの間にチャネルを形成し、ペーパーをチャネル内にシフトさせる。
【0012】
さらに、送りロールの回転速度はシャフトより速いので、ペーパーは第一ロールの回転により送りロールへシフトされ、送りロールはペーパーを誘導シフトして、ペーパーがシフトすることで第一ロールの回転速度を加速させる。
【0013】
これによって、第一ロールと第二ロールには速度差異が生じてフィード仕切りの目的が達せられ、従来の仕切り装置の部品過多で構造が複雑である等の問題の解決が図られ、組立ての利便性が向上し組立てや製造に掛るコストが低減出来るのである。
【0014】
本発明に関する好ましい実施例及びその効果は図面と合わせて後述する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
[実施例]
図3、図4及び図5はフィード装置の仕切り用差動装置の実施例であり、図3は立体外観図、図4は分解概略図、図5は第一ロールと第二ロールの概略図である。
【0016】
フィード装置の仕切り用差動装置は、シャフト10、ピン20、第一ロール30、第二ロール40を含む。
【0017】
シャフト10は両端を台座本体に嵌め込み、且つシャフト10には貫通孔11を設ける。
【0018】
ピン20はシャフト10の貫通孔11に穿設する。ピン20とシャフト10は実際の設計上必要であることから分離して成型した上で組み合わせ、シャフト10から一体にした方式で伸ばして形成する。
【0019】
第一ロール30はシャフト10の一端に有り、第一外部フレーム31を取り付け、また第一外部フレーム31の内径に第一凸部32を取り付ける。
【0020】
第二ロール40には第二外部フレーム41を取り付けるが、第二外部フレーム41は第一外部フレーム31よりやや小さく、第二外部フレーム41の周縁部は第一外部フレーム31内にある。第二ロール40は第二外部フレーム41内に接合穴42を設けてシャフト10に接合し、接合穴42の口径から第二外部フレーム41の溝部421まで伸ばしピン20を収納する。第二ロ−ル40は接合穴42側の周縁部に第二凸部43を伸ばして形成し、第一ロール30の第一凸部32に当接する。
【0021】
本発明が開示する構造により、フィード装置の仕切り用差動装置は更に支持モジュール50を含んで第一ロール30の下方に設置し、支持モジュール50と第一ロール30の間にチャネル51を形成し、ペーパー9をチャネル51内にシフトさせる。これにより、本発明では更にフィードロール60も有し、チャネル51の開口部に設置し、ペーパー9を誘導してチャネル51内に送り込む。また、本発明は更に送りロール70を有してチャネル51の末端に位置し、送りロール70の回転速度はシャフト10及び第二ロール40の回転速度よりも速い。このほかに、本発明では駆動モジュール80も設置してシャフト10並びにフィードロール60を回転させる。
【0022】
上記説明での第一ロール30には少なくとも一つのリブを取り付け、第一外部フレーム31内のスペースを仕切り複数の隔離スペースを形成し、異なったリブを取り付けることで第二ロール40の第二凸部43の第一外部フレーム31内におけるシフト距離を調整する。
【0023】
図6A乃至図6Eは本発明の第一ロールと第二ロールが回転する際の動作概略図である。
【0024】
駆動モジュール80はまずシャフト10を駆動してフィードロール60を回転させ、シャフト10は溝部421内にあるピン20によって第二ロール40を回転させ、第二ロール40の第二凸部43を第一ロール30の第一凸部32に当接して第一ロール30を回転させる。フィードロール60が回転してペーパー9を誘導してチャネル51内へ送り込み、第一ロール30によってペーパー9を誘導シフトする。
【0025】
ペーパー9は第一ロール30に連れて回転した後チャネル51末端の送りロール70までシフトし、送りロール70からペーパー9を誘導シフトすると送りロール70の回転速度が速めであるので、ペーパー9のシフト速度も加速し、ペーパー9がシフトすることで第一ロール70は回転速度を加速させる。このとき第一ロール70と第二ロール40との速度差異が第一凸部32を第二凸部43の当接から離し、第一凸部32と第二凸部43の間のギャップは次第に大きくなる。
【0026】
ペーパー9の末端がチャネル51を離れると、第一ロール30は動力を失って回転が止まり、後に続くペーパー9は第一ロール30によりチャネル51内にシフトできない。このとき駆動モジュール80は引き続きシャフト10を駆動して第二ロール40を回転させることで第一凸部32と第二凸部43の間のギャップを次第に縮小させる。第二凸部43がまた改めて第一凸部32に当接すると、再び第一ロール30を回転させてペーパー9をシフトさせる。
【0027】
本発明の構造により第一ロール30と第二ロール40に速度差異が生じ、第一ロール30の間歇回転によってフィードしてパーティションする目的を達成するが、本発明は部品が少なく、構造が簡素であるという長所を持ち合わせており、組立ては従来のパーティション装置に比べて便利になり、さらに組立てコスト並びに製造コストも削減するのである。
【0028】
本発明の技術内容は既に好ましい実施例により上記に開示しているが、何等本発明を限定するものではなく、当業者が本発明の趣旨を逸脱しないで為した若干の変化若しくは修正についても、全て本発明の範囲内とし、従って本発明の保護範囲は添付した特許申請範囲で定めるものを基準とする。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】従来のペーパーパーティション装置の概略図である。
【図2A】図1の摩擦ロールの立体図である。
【図2B】図1の摩擦ロールの立体図である。
【図3】本発明の立体外観図である。
【図4】本発明の分解概略図である。
【図5】本発明の第一ロールと第二ロールの概略図である。
【図6A】本発明の第一ロールと第二ロールが回転する際の動作概略図(一)である。
【図6B】本発明の第一ロールと第二ロールが回転する際の動作概略図(二)である。
【図6C】本発明の第一ロールと第二ロールが回転する際の動作概略図(三)である。
【図6D】本発明の第一ロールと第二ロールが回転する際の動作概略図(四)である。
【図6E】本発明の第一ロールと第二ロールが回転する際の動作概略図(五)である。
【符号の説明】
【0030】
10 シャフト
11 貫通孔
20 ピン
30 第一ロール
31 第一外部フレーム
32 第一凸部
40 第二ロール
41 第二外部フレーム
42 接合穴
421 溝
43 第二凸部
50 支持モジュール
51 チャネル
60 フィードロール
70 送りロール
80 駆動モジュール
9 ペーパー
A1 パーティションロール
A2 摩擦ロール
A21 中空シリンダー
A22 スプリング
【技術分野】
【0001】
本発明は差動装置であって、特にフィード装置の仕切り用差動装置のことである。
【背景技術】
【0002】
科学技術の進歩と技術の発展に伴い、ファックス、プリンター、スキャナー、コピー機などの事務機器は最早不可欠な電子製品となっているが、事務機器の機種を問わずペーパーパーティション装置がないとペーパーを逐一フィードできないのである。
【0003】
図1、図2A、図2Bでは、従来のペーパーパーティション装置がパーティションロールA1と摩擦ロールA2を有し、そのうちパーティションロールA1は第一シャフトA3が回転し、摩擦力を利用して摩擦ロールA2を駆動させて回転する。また、摩擦ロールA2は中空シリンダーA21、スプリングA22、摩擦板A23、固定部材A24及びC型リングA25から構成されている。二個のC型リングA25は第二シャフトA4の両端に嵌め込んでおり、スプリングA22が第二シャフトA4の軸方向に沿って圧縮力を提供すると共に、摩擦板A23と固定部材A24の摩擦面A241の間の摩擦力をも提供する。ペーパーA5がパーティションロールA1と摩擦ロールA2との間のチャネルに送られると摩擦板A2は回転しないので、その他のペーパーは進入不能となり、チャネルに送られたペーパーA5は摩擦ロールA2に対してスライドするが、パーティションロールA1に対してはスライドしないのでパーティション効果が達成される。
【0004】
しかしこのペーパーパーティション装置の中で、C型リングA25は製造し難く、また部品数も多過ぎて構造が複雑である等の問題が絡み、組立てに相当な時間と労力を費やし、製造コスト及び組立てコストが下がらないのである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
こうしたことから、如何にしてフィード装置のパーティション構造を改良し、組立て部品過多で構造が複雑な問題を解決して製造コスト並びに組立てコストを下げるかが本案の発明人並びに当業者が改善しようとしている課題である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明はシャフト、ピン、第一ロール及び第二ロールから構成されるフィード装置の仕切り用差動装置を提示する。その中で、ピンはシャフトに穿設し、第一ロールはシャフトの一端に位置し、第一外部フレームと第一外部フレーム内径にある第一凸部を含み、第二ロールはシャフトに接合し、第二外部フレームと、第二外部フレーム内にありシャフトを接合するための接合穴を含み、溝部は、接合穴の口径から第二外部フレームまで伸ばしピンを収納し、また、第二凸部は接合穴の側端にあって第一凸部に当接する。第二ロールがシャフトにつれて回転し、第二凸部を駆動させて第一外部フレーム内でシフトさせ第一凸部に当接すると、第一ロールを回転させてペーパーを誘導シフトさせるのである。
【0007】
本発明で開示した構造は更に第一ロール下方にある支持モジュールを含み、且つ支持モジュールと第一ロールの間にチャネルを形成し、ペーパーをチャネル内にシフトさせる。また、本発明では更にペーパーをチャネルに送るためのフィードロールをも含む。
【0008】
また、本発明では更に送りロールを含み、且つ送りロールの回転速度はシャフトより速く、ペーパーは第一ロールの回転により送りロールへシフトされ、送りロールはペーパーを誘導して、ペーパーのシフトにより第一ロールの回転速度を加速させる。
【0009】
これによって、第一ロールと第二ロールには速度差異が生じてフィード仕切りの目的が達せられ、従来の仕切り装置の部品過多で構造が複雑である等の問題の解決が図られ、組立ての利便性が向上し組立て及び製造に掛るコストが低減出来るのである。
【0010】
本発明はまた、シャフト、ピン、第一ロール、チャネル、第二ロール、フィードロール及び送りロールで構成されるフィード装置の仕切り用差動装置を提示する。その中で、シャフトに穿設するピンと、シャフトの一端に位置し、第一外部フレームと第一外部フレーム内径にある第一凸部からなる第一ロールと、第一ロール下方に位置し、チャネル内のペーパーが第一ロールの回転に連れてシフトするチャネルと、シャフトに接合する第二ロールを含み、第二ロールはさらに第二外部フレームと、第二外部フレーム内にあるシャフトを接合するための接合穴と、接合穴の口径から第二外部フレームまで伸ばしピンを収納するための溝部と、接合穴の側端にあり第一凸部に当接し第一ロールを回転させるための第二凸部と、ペーパーをチャネルに送るためのフィードロールと、ペーパーを引き離してチャネルに送り、ペーパーのシフトにより第一ロールの回転速度を変えるための送りロールを含み、第一ロールと第二ロールの速度差異は第一凸部と第二凸部の間にギャップを発生させ、第一ロールを間歇回転させてペーパーをフィードしパーティションする。
【0011】
本発明に基いて開示した構造には更に第一ロールの下端に位置する支持モジュールを含み、且つ支持モジュールと第一ロールの間にチャネルを形成し、ペーパーをチャネル内にシフトさせる。
【0012】
さらに、送りロールの回転速度はシャフトより速いので、ペーパーは第一ロールの回転により送りロールへシフトされ、送りロールはペーパーを誘導シフトして、ペーパーがシフトすることで第一ロールの回転速度を加速させる。
【0013】
これによって、第一ロールと第二ロールには速度差異が生じてフィード仕切りの目的が達せられ、従来の仕切り装置の部品過多で構造が複雑である等の問題の解決が図られ、組立ての利便性が向上し組立てや製造に掛るコストが低減出来るのである。
【0014】
本発明に関する好ましい実施例及びその効果は図面と合わせて後述する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
[実施例]
図3、図4及び図5はフィード装置の仕切り用差動装置の実施例であり、図3は立体外観図、図4は分解概略図、図5は第一ロールと第二ロールの概略図である。
【0016】
フィード装置の仕切り用差動装置は、シャフト10、ピン20、第一ロール30、第二ロール40を含む。
【0017】
シャフト10は両端を台座本体に嵌め込み、且つシャフト10には貫通孔11を設ける。
【0018】
ピン20はシャフト10の貫通孔11に穿設する。ピン20とシャフト10は実際の設計上必要であることから分離して成型した上で組み合わせ、シャフト10から一体にした方式で伸ばして形成する。
【0019】
第一ロール30はシャフト10の一端に有り、第一外部フレーム31を取り付け、また第一外部フレーム31の内径に第一凸部32を取り付ける。
【0020】
第二ロール40には第二外部フレーム41を取り付けるが、第二外部フレーム41は第一外部フレーム31よりやや小さく、第二外部フレーム41の周縁部は第一外部フレーム31内にある。第二ロール40は第二外部フレーム41内に接合穴42を設けてシャフト10に接合し、接合穴42の口径から第二外部フレーム41の溝部421まで伸ばしピン20を収納する。第二ロ−ル40は接合穴42側の周縁部に第二凸部43を伸ばして形成し、第一ロール30の第一凸部32に当接する。
【0021】
本発明が開示する構造により、フィード装置の仕切り用差動装置は更に支持モジュール50を含んで第一ロール30の下方に設置し、支持モジュール50と第一ロール30の間にチャネル51を形成し、ペーパー9をチャネル51内にシフトさせる。これにより、本発明では更にフィードロール60も有し、チャネル51の開口部に設置し、ペーパー9を誘導してチャネル51内に送り込む。また、本発明は更に送りロール70を有してチャネル51の末端に位置し、送りロール70の回転速度はシャフト10及び第二ロール40の回転速度よりも速い。このほかに、本発明では駆動モジュール80も設置してシャフト10並びにフィードロール60を回転させる。
【0022】
上記説明での第一ロール30には少なくとも一つのリブを取り付け、第一外部フレーム31内のスペースを仕切り複数の隔離スペースを形成し、異なったリブを取り付けることで第二ロール40の第二凸部43の第一外部フレーム31内におけるシフト距離を調整する。
【0023】
図6A乃至図6Eは本発明の第一ロールと第二ロールが回転する際の動作概略図である。
【0024】
駆動モジュール80はまずシャフト10を駆動してフィードロール60を回転させ、シャフト10は溝部421内にあるピン20によって第二ロール40を回転させ、第二ロール40の第二凸部43を第一ロール30の第一凸部32に当接して第一ロール30を回転させる。フィードロール60が回転してペーパー9を誘導してチャネル51内へ送り込み、第一ロール30によってペーパー9を誘導シフトする。
【0025】
ペーパー9は第一ロール30に連れて回転した後チャネル51末端の送りロール70までシフトし、送りロール70からペーパー9を誘導シフトすると送りロール70の回転速度が速めであるので、ペーパー9のシフト速度も加速し、ペーパー9がシフトすることで第一ロール70は回転速度を加速させる。このとき第一ロール70と第二ロール40との速度差異が第一凸部32を第二凸部43の当接から離し、第一凸部32と第二凸部43の間のギャップは次第に大きくなる。
【0026】
ペーパー9の末端がチャネル51を離れると、第一ロール30は動力を失って回転が止まり、後に続くペーパー9は第一ロール30によりチャネル51内にシフトできない。このとき駆動モジュール80は引き続きシャフト10を駆動して第二ロール40を回転させることで第一凸部32と第二凸部43の間のギャップを次第に縮小させる。第二凸部43がまた改めて第一凸部32に当接すると、再び第一ロール30を回転させてペーパー9をシフトさせる。
【0027】
本発明の構造により第一ロール30と第二ロール40に速度差異が生じ、第一ロール30の間歇回転によってフィードしてパーティションする目的を達成するが、本発明は部品が少なく、構造が簡素であるという長所を持ち合わせており、組立ては従来のパーティション装置に比べて便利になり、さらに組立てコスト並びに製造コストも削減するのである。
【0028】
本発明の技術内容は既に好ましい実施例により上記に開示しているが、何等本発明を限定するものではなく、当業者が本発明の趣旨を逸脱しないで為した若干の変化若しくは修正についても、全て本発明の範囲内とし、従って本発明の保護範囲は添付した特許申請範囲で定めるものを基準とする。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】従来のペーパーパーティション装置の概略図である。
【図2A】図1の摩擦ロールの立体図である。
【図2B】図1の摩擦ロールの立体図である。
【図3】本発明の立体外観図である。
【図4】本発明の分解概略図である。
【図5】本発明の第一ロールと第二ロールの概略図である。
【図6A】本発明の第一ロールと第二ロールが回転する際の動作概略図(一)である。
【図6B】本発明の第一ロールと第二ロールが回転する際の動作概略図(二)である。
【図6C】本発明の第一ロールと第二ロールが回転する際の動作概略図(三)である。
【図6D】本発明の第一ロールと第二ロールが回転する際の動作概略図(四)である。
【図6E】本発明の第一ロールと第二ロールが回転する際の動作概略図(五)である。
【符号の説明】
【0030】
10 シャフト
11 貫通孔
20 ピン
30 第一ロール
31 第一外部フレーム
32 第一凸部
40 第二ロール
41 第二外部フレーム
42 接合穴
421 溝
43 第二凸部
50 支持モジュール
51 チャネル
60 フィードロール
70 送りロール
80 駆動モジュール
9 ペーパー
A1 パーティションロール
A2 摩擦ロール
A21 中空シリンダー
A22 スプリング
【特許請求の範囲】
【請求項1】
順にそれぞれペーパーをフィードするためのフィード装置の仕切り用差動装置であって、
シャフトと、
前記シャフトに穿設するピンと、
前記シャフトの一端に位置し第一外部フレームと前記第一外部フレーム内径にある第一凸部からなる第一ロールと、
前記シャフトに接合する第二ロールとを含み、
前記第二ロールはさらに、
第二外部フレームであって、前記第二外部フレーム周縁は前記第一外部フレーム内に位置することと、
前記第二外部フレームにあり前記シャフトを接合するための接合穴と、
前記接合穴の口径から前記第二外部フレームまで伸ばし前記ピンを収納するための少なくとも一つの溝部と、
前記接合穴の側端にあり前記第一凸部に当接するための第二凸部とを含み、
前記第二ロールが前記シャフトに連れて回転し、前記第二凸部が前記第一外部フレーム内でシフトして前記第一凸部に当接し、前記第一ロールを回転し前記ペーパーを誘導させることを特徴とする、
フィード装置の仕切り用差動装置。
【請求項2】
前記第一ロールはさらに少なくとも一つのリブを含み、前記第一外部フレーム内のスペースを仕切り複数の隔離スペースを形成することを特徴とする、請求項1に記載するフィード装置仕の切り用差動装置。
【請求項3】
さらに前記シャフトを駆動し回転させるための駆動モジュールを含むことを特徴とする、請求項1に記載するフィード装置の仕切り用差動装置。
【請求項4】
さらに前記第一ロールの下端に位置する支持モジュールを含み、前記支持モジュールと前記第一ロールの間にチャネルを形成し前記ペーパーをチャネル内にシフトさせることを特徴とする、請求項1に記載するフィード装置の仕切り用差動装置。
【請求項5】
さらに前記ペーパーを前記チャネルに送るためのフィードロールを含むことを特徴とする、請求項4に記載するフィード装置の仕切り用差動装置。
【請求項6】
さらに送りロールを含み、前記送りロールの回転速度は前記シャフトと前記第二ロールの回転速度より速く前記ペーパーが前記第一ロールに連れて回転した後、前記送りロールの回転により前記ペーパーをシフトさせ、前記ペーパーのシフトにより前記第一ロールの回転速度を加速させることを特徴とする、請求項1に記載するフィード装置の仕切り用差動装置。
【請求項7】
前記第一ロールと前記第二ロールの速度差異は前記第一凸部と前記第二凸部の間にギャップを発生させ、前記第一ロールを間歇回転させてペーパーをフィードしパーティションすることを特徴とする、請求項6に記載するフィード装置の仕切り用差動装置。
【請求項8】
順にそれぞれペーパーをフィードするためのフィード装置の仕切り用差動装置であって、
駆動ジュールと、
前記駆動ジュールを駆動し回転させるシャフトと、
前記シャフトに穿設するピンと、
前記シャフトの一端に位置し、第一外部フレームと前記第一外部フレーム内径にある第一凸部からなる第一ロールと、
前記第一ロール下方に位置し、前記チャネル内の前記ペーパーが前記第一ロールの回転に連れてシフトするチャネルと、
前記シャフトに接合する第二ロールとを含み、
前記第二ロールはさらに、
第二外部フレームであって、前記第二外部フレーム周縁は前記第一外部フレーム内に位置すると、
前記第二外部フレーム内にあり前記シャフトを接合するための接合穴と、
前記接合穴の口径から前記第二外部フレームまで伸ばし、前記ピンを収納するための少なくとも一つの溝部と、
前記接合穴の側端にあり前記第一凸部に当接し前記第一ロールを回転させるための第二凸部と、
前記ペーパーを前記チャネルに送るためのフィードロールと、
送りロールであって、前記送りロールの回転速度は前記シャフトと前記第二ロールの回転速度より速く前記ペーパーを誘導し前記チャネルを離れ、前記ペーパーのシフトにより前記第一ロールを誘導しその回転速度を変えることを含み、
前記第一ロールと前記第二ロールの速度差異は、前記第一凸部と前記第二凸部の間にギャップを発生させ、前記第一ロールを間歇回転させてペーパーをフィードしパーティションすることを特徴とする、フィード装置の仕切り用差動装置。
【請求項9】
前記第一ロールはさらに少なくとも一つのリブを含み、前記第一外部フレーム内のスペースを仕切り複数の隔離スペースを形成することを特徴とする、請求項8に記載するフィード装置の仕切り用差動装置。
【請求項10】
さらに前記第一ロールの下端に位置する支持モジュールを含み、前記支持モジュールと前記第一ロールの間にチャネルを形成することを特徴とする、請求項8に記載するフィード装置の仕切り用差動装置。
【請求項1】
順にそれぞれペーパーをフィードするためのフィード装置の仕切り用差動装置であって、
シャフトと、
前記シャフトに穿設するピンと、
前記シャフトの一端に位置し第一外部フレームと前記第一外部フレーム内径にある第一凸部からなる第一ロールと、
前記シャフトに接合する第二ロールとを含み、
前記第二ロールはさらに、
第二外部フレームであって、前記第二外部フレーム周縁は前記第一外部フレーム内に位置することと、
前記第二外部フレームにあり前記シャフトを接合するための接合穴と、
前記接合穴の口径から前記第二外部フレームまで伸ばし前記ピンを収納するための少なくとも一つの溝部と、
前記接合穴の側端にあり前記第一凸部に当接するための第二凸部とを含み、
前記第二ロールが前記シャフトに連れて回転し、前記第二凸部が前記第一外部フレーム内でシフトして前記第一凸部に当接し、前記第一ロールを回転し前記ペーパーを誘導させることを特徴とする、
フィード装置の仕切り用差動装置。
【請求項2】
前記第一ロールはさらに少なくとも一つのリブを含み、前記第一外部フレーム内のスペースを仕切り複数の隔離スペースを形成することを特徴とする、請求項1に記載するフィード装置仕の切り用差動装置。
【請求項3】
さらに前記シャフトを駆動し回転させるための駆動モジュールを含むことを特徴とする、請求項1に記載するフィード装置の仕切り用差動装置。
【請求項4】
さらに前記第一ロールの下端に位置する支持モジュールを含み、前記支持モジュールと前記第一ロールの間にチャネルを形成し前記ペーパーをチャネル内にシフトさせることを特徴とする、請求項1に記載するフィード装置の仕切り用差動装置。
【請求項5】
さらに前記ペーパーを前記チャネルに送るためのフィードロールを含むことを特徴とする、請求項4に記載するフィード装置の仕切り用差動装置。
【請求項6】
さらに送りロールを含み、前記送りロールの回転速度は前記シャフトと前記第二ロールの回転速度より速く前記ペーパーが前記第一ロールに連れて回転した後、前記送りロールの回転により前記ペーパーをシフトさせ、前記ペーパーのシフトにより前記第一ロールの回転速度を加速させることを特徴とする、請求項1に記載するフィード装置の仕切り用差動装置。
【請求項7】
前記第一ロールと前記第二ロールの速度差異は前記第一凸部と前記第二凸部の間にギャップを発生させ、前記第一ロールを間歇回転させてペーパーをフィードしパーティションすることを特徴とする、請求項6に記載するフィード装置の仕切り用差動装置。
【請求項8】
順にそれぞれペーパーをフィードするためのフィード装置の仕切り用差動装置であって、
駆動ジュールと、
前記駆動ジュールを駆動し回転させるシャフトと、
前記シャフトに穿設するピンと、
前記シャフトの一端に位置し、第一外部フレームと前記第一外部フレーム内径にある第一凸部からなる第一ロールと、
前記第一ロール下方に位置し、前記チャネル内の前記ペーパーが前記第一ロールの回転に連れてシフトするチャネルと、
前記シャフトに接合する第二ロールとを含み、
前記第二ロールはさらに、
第二外部フレームであって、前記第二外部フレーム周縁は前記第一外部フレーム内に位置すると、
前記第二外部フレーム内にあり前記シャフトを接合するための接合穴と、
前記接合穴の口径から前記第二外部フレームまで伸ばし、前記ピンを収納するための少なくとも一つの溝部と、
前記接合穴の側端にあり前記第一凸部に当接し前記第一ロールを回転させるための第二凸部と、
前記ペーパーを前記チャネルに送るためのフィードロールと、
送りロールであって、前記送りロールの回転速度は前記シャフトと前記第二ロールの回転速度より速く前記ペーパーを誘導し前記チャネルを離れ、前記ペーパーのシフトにより前記第一ロールを誘導しその回転速度を変えることを含み、
前記第一ロールと前記第二ロールの速度差異は、前記第一凸部と前記第二凸部の間にギャップを発生させ、前記第一ロールを間歇回転させてペーパーをフィードしパーティションすることを特徴とする、フィード装置の仕切り用差動装置。
【請求項9】
前記第一ロールはさらに少なくとも一つのリブを含み、前記第一外部フレーム内のスペースを仕切り複数の隔離スペースを形成することを特徴とする、請求項8に記載するフィード装置の仕切り用差動装置。
【請求項10】
さらに前記第一ロールの下端に位置する支持モジュールを含み、前記支持モジュールと前記第一ロールの間にチャネルを形成することを特徴とする、請求項8に記載するフィード装置の仕切り用差動装置。
【図1】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図6E】
【図2A】
【図2B】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図6E】
【公開番号】特開2008−150207(P2008−150207A)
【公開日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−60774(P2007−60774)
【出願日】平成19年3月9日(2007.3.9)
【出願人】(505135704)東友科技股▲ふん▼有限公司 (4)
【氏名又は名称原語表記】TECO IMAGE SYSTEMS CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】6F,No.156−1,Sung Chiang Rd.,Taipei,Taiwan,R.O.C.
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年3月9日(2007.3.9)
【出願人】(505135704)東友科技股▲ふん▼有限公司 (4)
【氏名又は名称原語表記】TECO IMAGE SYSTEMS CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】6F,No.156−1,Sung Chiang Rd.,Taipei,Taiwan,R.O.C.
【Fターム(参考)】
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