説明

フェライトプレートおよびその製造方法

【課題】所望の柔軟性を有するとともに、焼結フェライト板の面積を最大限活用することにより、優れた特性を得ることができるフェライトプレートを提供する。
【解決手段】薄肉平板状の焼結フェライト板2の表裏面2a、2bおよび側面2cに、可撓性を有する合成樹脂からなるコーティング層3が形成されるとともに、焼結フェライト板2が、その表裏面に貫通する複数本の裁断線11、12に沿って小片に分割されてなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器のEMI対策用や放熱対策用等として、当該電子機器等に貼着されるフェライトプレートに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、RF-IDの金属干渉抑制、電子機器のEMI対策用あるいは放熱対策用等として、高透磁率を有する焼結フェライト板を用いたプレートを、当該RF-IDや電子機器に貼着する構造が採用されつつある。
【0003】
ところで、この種のプレートに用いられる焼結フェライト板は、高透磁率化によって高いノイズ対策性能を有するものの、弾性係数が小さいために、機械的応力や衝撃に対して脆弱であるという欠点を有している。このため、薄板状の焼結フェライト板を、そのまま凹凸を有する上記電子機器等に貼着すると、不規則な欠けや割れを生じて磁気特性(透磁率)の悪化を招き、この結果、所望のノイズ対策性能等が得られなくなるおそれがある。
【0004】
そこで、従来は、上記焼結フェライト板を、予め規則的な小片に分割して、全体としての可撓性を高めた状態で、上記電気機器等の貼着する方法が採られている。この方法は、例えば下記特許文献1に見られるように、焼結フェライト板の製造時に、その表面に所定の深さの溝加工(ハーフカット加工)を施しておき、分割後の焼結フェライト板の小片が分離・脱落しないように、当該焼結フェライト板の表面に保護フィルムあるいは粘着層を形成した後に、上記溝に沿って分割して可撓性を有する上記フェライトプレートとするものである。
【0005】
ちなみに、上記焼結フェライト板に溝を加工する方法としては、焼結後のフェライト板に、ダイシングソー等によって加工する方法や、焼結前のフェライトグリーンシートに、裁断機等で凹溝を加工して焼結される方法等が採用されている。
【0006】
図5は、このようにして得られた従来のフェライトプレートを示すもので、このフェライトプレート50は、溝部51が形成された焼結フェライト板52を、表裏面から保護フィルム53、54によって覆い、これらの外周部分53a、54aを、熱溶着や接着等によって接合した後に、焼結フェライト板52に面外方向の荷重を加えることにより、上記焼結フェライト板52を溝部51において小片に分割したものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特許第4277596号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、上記従来のフェライトプレート50にあっては、これを電気機器等の貼着した際に当該小片が脱落等しないように、保護フィルム53、54の外周部分53a、54aをしっかりと接合しておく必要がある。
【0009】
このため、必然的にフェライトプレート50の全面積に対する焼結フェライト板52の面積が、保護フィルム53、54の外周部分53a、54aの幅寸法Lに対応した面積だけ小さくなり、この結果焼結フェライト板52として高透磁率を有するものを用いた場合においても、上記面積の減少に伴う特性が劣化してしまうという問題点があった。
【0010】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、所望の柔軟性を有するとともに、焼結フェライト板の面積を最大限活用することにより、優れた特性を得ることができるフェライトプレートを提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明に係るフェライトプレートは、薄肉平板状の焼結フェライト板の表裏面および側面に、可撓性を有する合成樹脂からなるコーティング層が形成されるとともに、上記焼結フェライト板が、その表裏面に貫通する複数本の裁断線に沿って小片に分割されてなることを特徴とするものである。
【0012】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記コーティング層が、硬度(ショアA)45〜90の紫外線硬化樹脂または熱硬化樹脂によって形成されていることを特徴とするものである。
【0013】
次いで、請求項3に記載の本発明に係るフェライトプレートの製造方法は、薄肉平板状のフェライトグリーンシートに、表裏面に貫通する不連続な裁断線を加工し、次いで当該フェライトグリーンシートを焼結して焼結フェライト板とした後に、さらに当該焼結フェライト板の表裏面および側面に可撓性を有する合成樹脂を塗布し、次いで当該合成樹脂を硬化させた後に、上記焼結フェライト板をその面外方向に荷重を加えて上記裁断線に沿って分割することを特徴とするものである。
【0014】
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、上記合成樹脂として、硬度(ショアA)45〜90の紫外線硬化樹脂または熱硬化樹脂を塗布した後に、紫外線照射または加熱によって硬化させることを特徴とするものである。
【0015】
さらに、請求項5に記載の発明は、請求項3または4に記載の発明において、上記裁断線として、上記フェライトグリーンシートの第1の方向に不連続なミシン目状の第1の裁断線を上記第1の方向と直交する方向に間隔をおいて複数本形成するとともに、上記第1の方向と交差する第2の方向に不連続なミシン目状の第2の裁断線を、上記第2の方向と直交する方向に間隔をおいて複数本形成することを特徴とするものである。
【0016】
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、上記第1および第2の裁断線を、互いの上記貫通部分において交差させて形成することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0017】
請求項1、2に記載のフェライトプレートまたは請求項3〜6に記載のフェライトプレートの製造方法によって得られたフェライトプレートによれば、焼結フェライト板の表裏面および側面を、可撓性を有する合成樹脂からなるコーティング層によって覆っているために、従来のように外周部分に性能に寄与しない合成樹脂部分がない。このため、焼結フェライト板の面積を最大限活用して優れた特性を得ることができる。
【0018】
ここで、上記フェライトプレートは、上記焼結フェライト板が表裏面から側面に至る全体において上記コーティング層によって覆われているために、これを電気機器等の貼着した際にも、分割後の焼結フェライト板の小片が分離したり、あるいは脱落したりすることを確実に防止することができる。
【0019】
ここで、上記コーティング層は、請求項2または4に記載の発明のように、硬度(ショアA)45〜90の紫外線硬化樹脂または熱硬化樹脂によって形成することが好適である。ちなみに、従来の一般的な保護フィルムの厚さ寸法は、50μm程度である。したがって、本発明におけるコーティング層の厚さ寸法は、これと同等あるいは50μm以下とすることができる。この際に、硬度が90を超えると、硬化後の層厚が薄い場合に、焼結フェライト板を分割して小片化する際の応力に耐えきれずに亀裂が入る虞があり、他方上記硬度が45に満たないと、焼結フェライト板を分割して小片化する際には問題が無いものの、柔軟過ぎて当該フェライトプレートを電子機器等に設置する際の作業性が悪化する虞があることから好ましくない。
【0020】
また従来は、上記焼結フェライト板を小片に分割するための裁断線を形成するに際しては、一般に、焼結前のフェライトグリーンシートの表面に、裁断機等で所定の深さの溝加工(ハーフカット加工)を施しておく方法等が採用されているが、フェライトグリーンシートが薄くなった場合に、高い精度でハーフカットの溝加工を行うことが難しいという問題点があり、さらに厚さ寸法の異なるフェライトグリーンシートを加工する場合に、当該厚さ寸法に応じて裁断機の設定を変える必要があることから、余分な手間を要するという問題点があった。
【0021】
そこで、請求項5に記載の発明のように、上記フェライトグリーンシートの第1の方向に不連続なミシン目状の第1の裁断線を上記第1の方向と直交する方向に間隔をおいて複数本形成し、かつ上記第1の方向と交差する第2の方向に不連続なミシン目状の第2の裁断線を上記第2の方向と直交する方向に間隔をおいて複数本形成するようにすれば、上記焼結フェライト板が、部分的に厚さ寸法が異なる場合や100μm以下の薄肉である場合にも、加工が容易であるとともに、上記コーティング層を形成した後に、面外方向に荷重を付与することにより、上記第1および第2の裁断線に沿って小片に分割することができる。
【0022】
ここで、第1および第2の裁断線を形成するに際しては、請求項6に記載の発明のように、厚さ方向に貫通する部分において互いに交差するようにすれば、一層確実に上記第1および第2の裁断線に沿って分割することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明に係るフェライトプレートの一実施形態を示すもので、(a)は平面図であって(b)のA−A線視断面図、(b)は(a)のB−B線視断面図である。
【図2】本発明に係るフェライトプレートの製造方法における裁断線が加工されたフェライトグリーンシートを示す平面図である。
【図3】図2のフェライトグリーンシートの裁断線を加工する状態を示す正面図である。
【図4】本発明に係るフェライトプレートの製造方法の他の実施形態における裁断線が加工されたグリーンシートを示す正面図である。
【図5】従来のフェライトプレートを示すもので、(a)は平面図であって(b)のD−D線視断面図、(b)は(a)のC−C線視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
図1および図2は、本発明に係るフェライトプレートの一実施形態を示すもので、このフェライトプレート1は、厚さ寸法が50μm〜1.0mmの長方形の薄板状(シート状)に形成された焼結フェライト板2の表裏面2a、2bおよび側面2cに、可撓性を有する合成樹脂からなるコーティング層3が形成されるとともに、焼結フェライト板2が、その表裏面に貫通するとともに互いに直交する複数本の裁断線4において小片に分割されたものである。
【0025】
ここで、上記複数本の裁断線4は、焼結フェライト板2が、後述するミシン目状のX方向裁断線11およびY方向裁断線12に沿って分割されて、これらX方向裁断線11およびY方向裁断線12が連続することにより形成されたものである。
また、コーティング層3は、硬度(ショアA)45〜90であって、かつ60%以上の伸び率を有する紫外線硬化樹脂または熱硬化樹脂によって形成されたものである。
【0026】
次に、上記構成からなるフェライトプレートの製造方法の一実施形態について説明する。
先ず、先ずフェライト粉末と有機バインダとを混練してフェライトペーストとし、これをドクターブレード法、押出成形機等のシート成形機によって所定の厚さのグリーンシート10に成形し、次いでこのグリーンシート10に、図3に示すような裁断線11、12を形成する。
【0027】
すなわち、このフェライトグリーンシート10においては、その図中水平方向をX方向(第1の方向)、上下方向をY方向(第2の方向)とした時に、X方向に延在する複数本(便宜上、図では7本)のX方向裁断線(第1の裁断線)11が、Y方向に等間隔をおいて形成されるとともに、Y方向に延在する複数本(便宜上、図では6本)のY方向裁断線(第2の裁断線)12が、X方向に等間隔をおいて形成されている。
【0028】
ここで、X方向裁断線11は、厚さ方向に貫通するとともにX方向に不連続に形成されたミシン目状のものであり、他方Y方向裁断線12は、同様に厚さ方向に貫通するとともにY方向に不連続に形成されたミシン目状のものである。そして、これら複数本のX方向裁断線11およびY方向裁断線12は、互いの貫通部分の中央において直交するようにして、全体として格子状に形成されている。
【0029】
このようなX方向裁断線11およびY方向裁断線12をグリーンシート10に形成するには、先ず切断刃13を用いて複数本のX方向裁断線11を形成する。ここで、切断刃7は、等間隔bを間に介して幅寸法aの複数(図では8本)の刃部13aを有しており、当該刃部13aの深さ寸法tがグリーンシート10の厚さ寸法よりも大きく形成されている。
【0030】
そこで、上記切断刃13の刃部13aを、グリーンシート10上の所定箇所に望ませて、そのまま下方に向けて移動させれば、複数本の刃部13aによって、間隔bをおいた不連続な複数(図では8つ)の長さ寸法aの裁断線11が同時に形成される。
そして、上記切断刃13を、Y方向に所定寸法移動させて、順次X方向裁断線11を形成した後に、当該切断刃13の向きを直角方向に変えて、同様にしてY方向裁断線12を形成して行く。この際に、切断刃13を、刃部13aによって形成されるY方向の裁断線12が、先に形成したX方向の裁断線11の中央部において交差するように配置する。
【0031】
このようにして、全てのX方向裁断線11およびY方向裁断線12を形成した後に、当該グリーンシート10を焼結することにより、上記焼結フェライト板2が得られる。
次いで、上記焼結フェライト板2の表裏面2a、2bおよび側面2cの全面に、硬化後においても可撓性を有する合成樹脂を塗布して硬化させることにより、コーティング層3を形成する。
【0032】
このような合成樹脂としては、硬度(ショアA)が45〜90の範囲であって、かつ60%以上の伸び率を有するアクリル系、シリコーン系、エポキシ系等の紫外線硬化樹脂や、ゴム系、ウレタン系、アクリル系、シリコーン系、エポキシ系等の熱硬化樹脂が好適である。そして、上記紫外線硬化樹脂を用いた場合には、塗布後に紫外線を照射することにより、また熱硬化性樹脂を用いた場合には、塗布後に所定の温度まで加熱することにより硬化させることにより、上記コーティング層3を形成する。
【0033】
次いで、上記合成樹脂を硬化させてコーティング層3を形成した後に、当該コーティング層3の表裏面側から、焼結フェライト板2の面外方向に荷重を加えて上記裁断線11、12に沿って分割することにより、図1に示したフェライトプレート1が得られる。ちなみに、上記構成からなるフェライトプレート1は、RF-IDの金属干渉抑制用や電子機器のEMI対策用として好適である。
【0034】
このように、上記構成からなるフェライトプレート1およびその製造方法によれば、焼結フェライト板2の表裏面2a、2bおよび側面2cの全面を、可撓性を有する合成樹脂からなるコーティング層3によって覆っているために、従来のように外周部分に性能に寄与しない合成樹脂部分がない。このため、図1に示すように、焼結フェライト板2の面積を最大限活用して優れた特性を得ることができる。
【0035】
ここで、フェライトプレート1は、焼結フェライト板2が表裏面2a、2bから側面2cに至る全体においてコーティング層3によって覆われているために、これを電気機器等の貼着した際にも、X方向裁断線11およびY方向裁断線12に沿って分割された後の焼結フェライト板2の小片が分離したり、あるいは脱落したりすることを確実に防止することができる。
【0036】
加えて、上記コーティング層3を、硬度(ショアA)45〜90の紫外線硬化樹脂または熱硬化樹脂であって、かつ伸び率が60%以上のものによって形成しているために、硬化後におけるコーティング層3の層厚が比較的薄い場合に、焼結フェライト板2を分割して小片化する際の応力に耐えきれずに亀裂が入ったり、あるいは当該フェライトプレート1を電子機器等に設置する際に、柔軟過ぎて作業性が悪化したりする虞が無い。
【0037】
さらに、焼結フェライト板2を得るためのフェライトグリーンシート10に、従来のようなハーフカットの裁断線を形成せずに、厚さ方向に貫通するとともにX方向に不連続に形成されたミシン目状のX方向裁断線11と、Y方向に不連続に形成されたミシン目状のY方向裁断線12とを、全体として格子状をなすように間隔をおいて複数本形成しているために、焼結フェライト板2が、部分的に厚さ寸法が異なる場合や100μm以下の薄肉である場合にも、加工が容易であるとともに、コーティング層3を形成した後に、面外方向に荷重を付与することにより、上記X方向裁断線11およびY方向裁断線12に沿って小片に分割することができる。
【0038】
しかも、X方向裁断線11およびY方向裁断線12を互いに交差するように形成しているために、一層確実にX方向裁断線11およびY方向裁断線12に沿って分割することができる。
【0039】
なお、上記実施形態においては、X方向裁断線11やY方向裁断線12を、切断刃13によって形成した場合について説明したが、これに限らず、例えば、ローラーの表面にX方向裁断線11やY方向裁断線12に対応した刃部を備えたローラーカッター等によって形成することも可能である。
【0040】
さらに、上記実施形態においては、X方向裁断線11とY方向裁断線12とを、互いの貫通部分において直交させた場合について示したが、これに限定されるものではなく、例えば図4に示すように、これらミシン目状の裁断線11、12を交差させずに、かつ全体的に格子状を形成するようにしてもよい。
また、X方向裁断線11とY方向裁断線12とを、互いに直交する格子状に限らず、菱形状の格子状に交差させてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0041】
電子機器のEMI対策用や放熱対策用等として、当該電子機器等に貼着されるフェライトプレートとして利用可能である。
【符号の説明】
【0042】
1 フェライトプレート
2 焼結フェライト板
2a 表面
2b 裏面
2c 側面
3 コーティング層
4 裁断線
10 フェライトグリーンシート
11 X方向裁断線(第1の裁断線)
12 Y方向裁断線(第2の裁断線)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
薄肉平板状の焼結フェライト板の表裏面および側面に、可撓性を有する合成樹脂からなるコーティング層が形成されるとともに、上記焼結フェライト板が、その表裏面に貫通する複数本の裁断線に沿って小片に分割されてなることを特徴とするフェライトプレート。
【請求項2】
上記コーティング層は、硬度(ショアA)45〜90の紫外線硬化樹脂または熱硬化樹脂によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフェライトプレート。
【請求項3】
薄肉平板状のフェライトグリーンシートに、表裏面に貫通する不連続な裁断線を加工し、次いで当該フェライトグリーンシートを焼結して焼結フェライト板とした後に、さらに当該焼結フェライト板の表裏面および側面に可撓性を有する合成樹脂を塗布し、次いで当該合成樹脂を硬化させた後に、上記焼結フェライト板をその面外方向に荷重を加えて上記裁断線に沿って分割することを特徴とするフェライトプレートの製造方法。
【請求項4】
上記合成樹脂として、硬度(ショアA)45〜90の紫外線硬化樹脂または熱硬化樹脂を塗布した後に、紫外線照射または加熱によって硬化させることを特徴とする請求項3に記載のフェライトプレートの製造方法。
【請求項5】
上記裁断線として、上記フェライトグリーンシートの第1の方向に不連続なミシン目状の第1の裁断線を上記第1の方向と直交する方向に間隔をおいて複数本形成するとともに、上記第1の方向と交差する第2の方向に不連続なミシン目状の第2の裁断線を、上記第2の方向と直交する方向に間隔をおいて複数本形成することを特徴とする請求項3または4に記載のフェライトプレートの製造方法。
【請求項6】
上記第1および第2の裁断線を、互いの上記貫通部分において交差させて形成することを特徴とする請求項5に記載のフェライトプレートの製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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