説明

フォトリソグラフィマスク、それを用いた方法、およびそれを用いて製造された物品

【課題】クロムが入っていない位相変位リソグラフィを用いて微細フィーチャの形成を容易にする方法を提供する。
【解決手段】細長い、クロムが入っていない架橋フィーチャ104は、フォトリソグラフィマスクを通るエネルギに対して180度を超える公称位相差を引起すエッチング深さを有して、フォトリソグラフィマスク上に形成される。対応するフォトレジストフィーチャは架橋フィーチャ104を用いて形成される。位相差は、対応するフォトレジストフィーチャの寸法的変動を最小にするよう選択される。

【発明の詳細な説明】
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0001】
発明の詳細な説明
概要
ここに記載されているさまざまな実施例は一般に、クロムが入っていない位相変位リソグラフィを用いてフィーチャの形成を容易にする方法、システムおよび装置に向けられている。一実施例において、方法はフォトリソグラフィマスク上に細長い、クロムが入っていない架橋フィーチャの形成に係り、架橋フィーチャのエッチング深さは、フォトリソグラフィマスクを通るエネルギに対して180度を超える公称位相差を引起す。対応するフォトレジストフィーチャはこの架橋フィーチャを用いて形成される。
【0002】
別の実施例において、フォトリソグラフィマスクは、細長い、クロムが入っていない架橋フィーチャを含み、架橋フィーチャのエッチング深さはフォトリソグラフィマスクを通るエネルギに対して180度を超える公称位相差を引起す。このエネルギは、架橋フィーチャに基づいて対応するフォトレジストフィーチャを形成するために用いられる。
【0003】
別の実施例において、製造物品は、フォトリソグラフィマスクの細長い、クロムが入っていない架橋フィーチャ上を介して、製造物品上に対応するフォトレジストフィーチャを形成することを含むプロセスによって用意される。架橋フィーチャは、フォトリソグラフィマスクを通るエネルギに対して180度を超える公称位相差を引起すエッチング深さを有して形成される。架橋フォトレジストフィーチャの幅は30nmおよび50nmの間であり、架橋フォトレジストフィーチャのスパンは、架橋フォトレジストフィーチャの幅よりも少なくとも10倍大きい。
【0004】
上記および他の特徴ならびにさまざまな実施例の局面は、以下の詳細な説明および添付図面に照らして理解される。
【0005】
以降の説明は以下の図面を参照し、同じ参照番号は複数の図面において同様の/同じコンポーネントを示すために用いられる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1A】例示的実施例に係るフォトレジストフィーチャの上から見た/平面図である。
【図1B】例示的実施例に係るマスクの上から見た/平面図である。
【図1C】図1Bに示されるマスクの切断線C−Cに対応する断面図である。
【図1D】図1Bに示されるマスクの切断線D−Dに対応する断面図である。
【図2】例示的実施例に従い、異なるエッチ深さを用いて形成されたフォトレジストフィーチャの一連のシミュレーション結果を示す図である。
【図3】図2に示されるようなシミュレーションの結果のグラフ図である。
【図4】図2および図3に示されるシミュレーションに類似した、実験による結果のグラフ図である。
【図5】例示的実施例に係るプロシージャを示すフローチャート図である。
【図6】例示的実施例に係るフォトレジストフィーチャのスパンの湾曲に対するエッチング深さの影響の分析を示すグラフ図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
詳細な説明
本明細書は一般に、フォトリソグラフィを用いる製造技術およびプロセスに関する。たとえば、以下に記載されるさまざまな実施例は、クロムが入っていないフォトリソグラフィマスクを用いて微細フォトレジストフィーチャを形成することに関する。フォトリソグラフィは、一般に基板上に積層される薄膜からなる微細コンポーネント(たとえば電気回路、光学コンポーネント)を製造するために用いられるプロセスの一部である。これらのプロセスは、蒸着と、次にフォトレジスト材の層で形成された幾何学的形状パターンに基づき薄膜(または基板自体)の部分を選択的に取除くことに係わる。
【0008】
フォトリソグラフィプロセスにおいて、電磁エネルギ(たとえば光)はマスク/レチクルを通って所望のパターンでフォトレジスト層の部分を露光する。露光されたフォトレジストは化学処理(たとえば「現像」)されて、露光されたフォトレジストの領域を取除く。別の場合には、露光されていない領域が、現像剤によって取除かれ得る。どちらの場合でも、もたらされる表面は、現像されたフォトレジストによって形成されたパターンを有し、その表面はさらなる処理を受けることができる。たとえば、エッチングを施して、表面の露光領域がエッチングされ、フォトレジストによって覆われている領域は影響を受けない。
【0009】
フォトリソグラフィは一般に集積電子回路の製造に関連する。フォトリソグラフィは集積電気回路と同様の態様で、基板上に形成される光学コンポーネント(たとえば、レーザ、導波路、レンズ、鏡、コリメータなど)を含む集積光学を製造する際にも用いることができる。ただし、材料および形状は、所望の電気的特徴の代わりにまたは所望の電気的特徴に加えて、所望の光学特性を有するよう選択される。
【0010】
過去数十年の間、より密度の高い集積装置を作成する要求により、多くの場合「最小フィーチャサイズ」または「限界寸法」(CD)と呼ばれる、より小さい個別のフィーチャサイズを形成するよう、フォトリソグラフィプロセスへの変更が必要となった。このCDは式CD=kl*λ/NAによって近似され、ここでklはプロセス特有係数であり、λは与えられた光/エネルギの波長であり、NAはウェーハから見た光学レンズの開口数である。
【0011】
小さいフィーチャについて、使用可能な画像をウェーハに投影する能力は、波長λと、照射マスクから十分な回折次数を捉えるための投影光学の能力と、klによって表わされる製造上の特定変数とによって制限される。バイナリフォトマスク(石英のような透明な基板上に重ねられた、クロムのような不透明な材料のパターン)が、特定のサイズおよび/または形状である場合、投影された画像のエッジでの明暗間での遷移は、目標のフォトレジストフィーチャを正しく形成するために十分に鮮明に規定されていないかもしれない。これは、レジストプロフィールの品質の低下などをもたらす。その結果、サイズが150nm以下のフィーチャは、ウェーハの画像品質を高めるために位相変位を用いる、たとえばレジストプロフィールを向上させるためにフィーチャのエッジを鮮明にする必要があるかもしれない。
【0012】
位相変位はマスク/レチクルを通るエネルギの一部の相を選択的に変えることに係わり、それにより位相変位エネルギが加法または減法されてウェーハの表面においてエネルギは位相変位されない。マスクフィーチャの形、位置および位相変位角を注意深く制御することにより、もたらされるフォトレジストパターンはより正確に規定されたエッジを有することができる。このような位相変位はいくつかの方法によって得ることができる。たとえば、減衰位相変位として知られるプロセスは、不透過性材料の層を用いて、その材料を通る光の位相を、マスクの透明な部分を通る光と比べて変化させる。別の技法は交互位相変位として知られており、透明なマスク材(たとえば石英)が異なる深さにエッチングされる。異なる深さを通る光に所望の相対的位相変位を引起すよう、深さを選択することができる。
【0013】
交互位相変位マスクは、位相変位フィーチャと組み合わせて不透明パターンを用いて形成することができる。別の場合では、「クロムが入っていない」位相変位マスクとして知られているものは、フィーチャを規定するのに位相変位フィーチャのみを用いる。クロムが入っていないマスクは、全体のマスクに対してクロムや他の不透明なフィーチャの使用を排除し得るが、本明細書では「クロムが入っていないマスク」の用語は、少なくともフォトレジストフィーチャを規定するのに位相変位のみに依拠する特定のフィーチャまたはマスク内のフィーチャの組を定義することが意図されている。このような場合、クロムが入っていないマスクは、不透明/バイナリフィーチャを他で、位相変位フィーチャを有してまたは有さずに、用いることができる。
【0014】
図1Aを参照すると、例示的フォトレジストフィーチャ100が示され、以下でより詳細に説明するマスクを通ってウェーハ上に光が照射されることによって所望な形を有する。フォトレジストフィーチャ100は一般に第1および第2のアンカー102を有し、ここの例では三角形状を有する。ブリッジ104は一般に細長く、アンカー102の中心点から走る直線である。これらフィーチャ102および104は、特定の寸法および位置を有して、対象領域106に材料が生成されることを確実にする。フォトレジストフィーチャ100の作成および処理(たとえば、露光、現像、エッチング)の後、対象領域106の外のフィーチャ100の部分は、たとえば、化学機械研磨/平坦化(CMP)のようなプロセスによって、後で除去することができる。
【0015】
一例において、この対象領域106はハードドライブリーダの一般に矩形の磁気抵抗スタックを規定し得る。しかし、フィーチャ100のようなフォトレジストフィーチャは、どのような関連する電気コンポーネントまたは光学コンポーネントを形成するのにも用いることができる。たとえば、従来の熱補助型記録読出/書込ヘッドの光学的または電気的コンポーネントは、フィーチャ100およびその部分に類似したフィーチャを用いて形成することができ、これは書込ポール、シールド、導波路、近接場トランスデューサ、鏡、コリメータ、ヒータなどを含む。
【0016】
以下に記載される実施例において、ブリッジ104のターゲットスパン長さは0.50μmであり、対象領域のCDはおよそ50nm(たとえば、30nmから60nmの間)にある。したがって、ブリッジのスパンは、スパンの幅よりも1桁(たとえば、10倍以上)大きい。これら寸法の桁は、ここに記載されている概念に何らかの関連性があるかもしれないが、ここに記載されている実施例は、特に言わない限り、これらの値/範囲に限定されるものではない。
【0017】
図1Bにおいて、上から見た/平面図は、図1Aに示されるフィーチャ100を作成するのに使用可能なマスク110を示す。アンカー102は、マスク110上のアンカーフィーチャ116によって形成される。架橋フィーチャ104は、領域112および114間の移行部115によって形成される。アンカーフィーチャ116は領域112と114との間の位相変位移行にともなって不透明なオーバーレイ(たとえばクロム)を用いることはできるが、少なくとも架橋移行部115はクロムを含まない。例示的実施例に従うマスク110の断面C−CおよびD−Dは、それぞれ図1Cおよび図1Dに示される。
【0018】
図1Cに示されるように、フィーチャ116はクロム層によって規定され、移行部115の一方エッジはこの場所においてフィーチャ116の一部を形成し得る。図1Dに見られるように、移行部115の中央に沿って(たとえば、対象領域106において、またはその近くに)重畳するクロムはなく、移行部115のみがフォトレジストフィーチャ100のブリッジ104を形成する。図1Dからわかるように、それぞれの部分112および114の厚さ118および120は、深さ121によるエッチングにより、異なる。この深さの違い121により、部分112を透過する光124は、部分114を透過する光126に対して、位相変位122される。位相変位122の量は、これら寸法118および120の相対サイズを変えることにより、調整することができる。
【0019】
名目上クロムが入っていない、180度の位相変位122を作成すること、たとえば、フォトレジストに形成されるフィーチャに対して最も高い解像度向上を提供することは、最も有利であると一般に考えられている。しかし、この考えは大規模な製造環境においてフォトレジストフィーチャを作成する場合に、係わる他のファクタを考慮に入れないかもしれない。たとえば、フォトリソグラフィプロセスで用いられるすべてのコンポーネントは何らかの公差を伴う。したがって、たとえばマスク110が上記のような公称寸法118および120で形成されたとしても、この公称寸法は何らかの変動を、フィーチャ100の部分において、およびマスク110上の他の同様の特徴の両方において予期される。
【0020】
本明細書において、フォトレジストプロセスによって起こり得るCDの変動を減少させるマスク110の構成が記載される。これらの変動は、CDの3シグマ(3σ)偏差として表示され得る。一般に、3σ変動において、もたらされるCD変動は正規分布され、形成されるフィーチャのうち約99.73%は、CD変動値によってずれないと推測される。ターゲットの変動値は、変動測定が係わる特定のプロセスまたはプロダクトに依存して異なり得る(たとえば6σ)。ここに記載されている特定の3σ変動は、ハードドライブ読出/書込ヘッドコンポーネントの製造に適用可能である例として示されるが、位相変位フォトリソグラフィを用いて製造される他のプロダクトにも適用可能である。
【0021】
上記のように、光学リソグラフィでの限界寸法は3つのパラメータの関数として、CD=kl*λ/NAで表わすことができる。さらに、CDの変動、たとえば同じおよび/または異なるウェーハ上に、同じパターンを用いて形成される等価のフィーチャ間の差を、減らすことが望ましい。CDの変動を減らす1つの方法は、CD自体を減少させることである。特定の製造プロセスにおいて、λ/NA係数は相対的に固定され得る。このような場合、CD誤差を減少させることは、たとえば次世代のリソグラフィツールを投入することにより、kl値を減少させることに係わり得る。しかし、これらのツールは購入するのに数千万ドル掛かり、設置、トレーニングなどのためにさらなる費用も掛かる。その結果、既存のリソグラフィツールを用いて製造公差を減らす動機がある。たとえば、図1Aに示されるようなフィーチャ100を形成する際、CDの3σ変動は、公称180度の位相変位122を用いると、3.5nmであると見積もられる。しかし、この公称位相変位の量を変えることにより、3σ変動は大幅に、たとえば186.4度の公称位相変位を用いて約0.5nmに、減少させることがわかった。
【0022】
エッチング深さを計算するために、以下の光路式[1]を用いることができる。±4度の公差を有する180度の位相変位に基づき、深さの公差を有する最終のエッチング深さは以下の式[2]に示されるように、計算することができる。この式において、マスクは石英(SiO2)であり、波長λは193nmであるとする。
【0023】
【数1】

【0024】
さらに、式[2]に基づき、本例での位相差は、Δφ(deg)=1.05*d(nm)と表現することができる。リソグラフィシミュレーションソフトウェアの助けにより、さまざまなエッチング深さをシミュレートし、比較することができる。これらのシミュレーション結果の例は図2に示され、ここではパターン202−209を作成するのに用いられたマスクの現物の上に重畳されるシミュレーションによってもたらされるいくつかのフォトレジストパターン202−209が含まれる。ここに示されるように、異なるエッチング深さに対するパターン202−209の架橋部分の大きさの最小の変化は、約180−190nm当たりで起こり、これは約189−199度の位相変位に対応する。一部のエッチング深さ(たとえば、例202、203および209におけるそれぞれ140nm、150nmおよび210nmの深さ)では、架橋フィーチャは全く出来ていない、またはほぼ出来ているにすぎないことがわかる。さらに、シミュレーションされたフォトリソグラフィフィーチャは、マスクフィーチャに対してオフセットを示す。図2の例示的実施例では、エッチング深さが増加すると、中央のオフセットは右から左に移動する。
【0025】
図3のグラフ300は、図2に示されるような多くのシミュレーションの結果をまとめている。範囲302は、現行の見積もりエッチング深さ公差(±4°)を表わし、これは公称エッチング深さが約171nm(約180度)である場合に、前記架橋フィーチャ104ではCDの変動304(3.5nm)をもたらす。範囲306は302の大きさ(深さ公差±4°)と類似しているが、186.4度の公称位相変位を中心としており、これは約0.54nmという著しくより小さいCD偏差308をもたらす。
【0026】
図4のグラフは、ここに記載されている例示的実施例に従って形成されたフォトリソグラフィフィーチャの実験結果を示す。このグラフは、図2および図3に見られるシミュレーションされた結果のパラメータを用いて実施されたフィーチャに基づいて集められた実験上のデータを反映する。図2および図3のシミュレーションは、186.4度の公称位相変位の使用を示唆している。実験に基づく結果はわずかにずれており、184.6度の公称位相変位の使用を示唆する。これはシミュレーションされた結果と十分に相互関連し、さらにシミュレーションされた結果と実験結果との間では、183および187度の間の公称位相変位が所望の効果をもたらす。他のパラメータ、たとえばスパン長さ、スパン幅、マスクおよびフォトレジスト材、露光波長などに依存して、180から190度の間のより広い位相変位範囲を適用することもできる。
【0027】
クロムが入っていない位相変位リソグラフィを用いた上記のフォトレジストフィーチャを作成する際に見られる1つのアーティファクトは、架橋フィーチャの湾曲である。図1Aを再度参照すると、架橋フィーチャ104は対象領域106近くの中央において横断湾曲(または「スパン湾曲」)を被る。これは、少なくとも部分的にアンカーフィーチャ102によって引起される光学的干渉による。これはこの領域106内におけるフィーチャ104の正しい配置に悪影響を与え、さらにフィーチャ104の形状および/または寸法に悪影響を与え得る。如何にマスクエッチング深さ121がスパン湾曲に影響を与えるかについての分析が行なわれ、この分析の結果は図6のグラフに示される。
【0028】
図6のグラフに見られるように、架橋フィーチャのスパン湾曲(アンカーフィーチャ間の中央線からずれている距離によって測定)は、エッチング深さが増加するにつれ直線的に減少する。このグラフで示されるフィーチャのCDは、約180nmのエッチング深さに対して最小の変動を示し、これはこの種の石英マスクおよびエッチングプロセスに対して約189度に対応し、これは上記の発見に対応する。その結果、マスク位相の増加は、架橋フィーチャにおけるスパン湾曲を減少させる。
【0029】
図5を参照すると、フローチャートでは例示的実施例に係る、クロムが入っていない位相変位リソグラフィを用いて架橋フィーチャを形成するプロシージャ500が示される。プロシージャは、フォトリソグラフィマスクを通るエネルギに対して180度を超える公称位相差を引起すエッチング深さを有して、細長い、クロムが入っていない、架橋フィーチャをフォトリソグラフィマスク上に形成すること502に係わる。プロシージャは、フォトリソグラフィマスク上に第1および第2のアンカーフィーチャを形成すること504に任意に係わり、架橋フィーチャは第1および第2のアンカーフィーチャ間に延在する。対応するフォトレジストフィーチャは、架橋フィーチャを用いて形成506される。
【0030】
上記の例示的実施例の説明は、図示および説明のために提示されており、本発明を開示されているそのままの形に限定または制限するものではない。多くの変更および変形が、上記の教示に照らして可能である。開示されている実施例の特徴のいずれかまたはすべては、個々に、または組み合わせて適用可能であり、限定の意図はなく、純粋に例示的なものである。本発明の範囲は、詳細な説明に限定されるのではなく、添付の請求項によって定められることが意図される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって、
フォトリソグラフィマスクを通るエネルギに対して180度を超える公称位相差を引起すエッチング深さを有する、細長い、クロムが入っていない架橋フィーチャをフォトリソグラフィマスク上に形成するステップと、
架橋フィーチャを用いて対応するフォトレジストフィーチャを形成するステップとを備える、方法。
【請求項2】
位相差は、対応するフォトレジストフィーチャの寸法的変動を最小にするよう選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
位相差は、対応するフォトレジストフィーチャのスパン湾曲を最小にするよう選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
公称位相差は、180度および190度の間にある、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
フォトリソグラフィマスク上に第1および第2のアンカーフィーチャを形成するステップをさらに備え、架橋フィーチャは第1および第2のアンカーフィーチャの間に延在する、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
第1および第2のアンカーフィーチャは、位相変位エッチングおよびフォトリソグラフィマスク上の不透明なオーバーレイの組合せを用いて形成される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
対応するフォトレジストフィーチャのスパンは、対応するフォトレジストフィーチャの幅より少なくとも10倍大きい、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
対応するフォトレジストフィーチャの幅は30nmおよび50nmの間にある、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
対応するフォトレジストフィーチャの対象領域を用いて読出/書込ヘッドのフィーチャを形成する、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
フォトリソグラフィマスクであって、
フォトリソグラフィマスクを通るエネルギに対して180度を超える公称位相差を引起すエッチング深さを有する、細長い、クロムが入っていない架橋フィーチャを備え、エネルギは架橋フィーチャに基づき対応するフォトレジストフィーチャを形成する、フォトリソグラフィマスク。
【請求項11】
位相差は、対応するフォトレジストフィーチャの寸法的変動を最小にするよう選択される、請求項10に記載のフォトリソグラフィマスク。
【請求項12】
位相差は、対応するフォトレジストフィーチャのスパン湾曲を最小にするよう選択される、請求項10に記載のフォトリソグラフィマスク。
【請求項13】
公称位相差は、180度および190度の間にある、請求項10に記載のフォトリソグラフィマスク。
【請求項14】
第1および第2のアンカーフィーチャをさらに備え、架橋フィーチャは第1および第2のアンカーフィーチャの間に延在する、請求項10に記載のフォトリソグラフィマスク。
【請求項15】
第1および第2のアンカーフィーチャは、位相変位エッチングおよびフォトリソグラフィマスク上の不透明なオーバーレイの組合せを用いて形成される、請求項14に記載のフォトリソグラフィマスク。
【請求項16】
対応するフォトレジストフィーチャのスパンは、対応するフォトレジストフィーチャの幅より少なくとも10倍大きい、請求項10に記載のフォトリソグラフィマスク。
【請求項17】
対応するフォトレジストフィーチャの幅は30nmおよび50nmの間にある、請求項16に記載のフォトリソグラフィマスク。
【請求項18】
対応するフォトレジストフィーチャの対象領域を用いて読出/書込ヘッドのフィーチャが形成される、請求項10に記載のフォトリソグラフィマスク。
【請求項19】
プロセスによって用意された製造物品であって、プロセスは
フォトリソグラフィマスクの細長い、クロムが入っていない架橋フィーチャ上を介して、製造物品上に対応するフォトレジストフィーチャを形成することを備え、架橋フィーチャはフォトリソグラフィマスクを通るエネルギに対して180度を超える公称位相差を引起すエッチング深さで形成され、対応するフォトレジストフィーチャの幅は30nmおよび50nmの間にあり、対応するフォトレジストフィーチャのスパンは、架橋フォトレジストフィーチャの幅より少なくとも10倍大きい、製造物品。
【請求項20】
製造物品は、読出/書込ヘッドを備える、請求項19に記載の製造物品。

【図1A】
image rotate

【図1B】
image rotate

【図1C】
image rotate

【図1D】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate