フォントサービス提供方法及び該方法を遂行するシステム
本発明に係るフォントサービス提供方法は、アイテムサーバが、フォント情報とフォント情報と関連した領域情報を含むフォント提供情報をユーザデータベースにユーザ別に維持する段階と、サービスサーバが、ユーザと関連したサービスページの各領域と関連したテキストを含むサービスページデータベースを維持する段階と、第2ユーザが第1ユーザと関連したサービスページへの接続要請を入力した場合に、サービスサーバが、第2ユーザのユーザ端末機に第1ユーザと関連したフォント提供情報が保存されているかを判断する段階と、判断の結果、ユーザ端末機にフォント提供情報が保存されている場合に、サービスサーバが、ユーザ端末機に保存されたフォント提供情報に基づいて、サービスページの特定領域と関連したテキストに対応し、かつ特定領域と関連したフォント情報によって生成されたテキストイメージが、特定領域に表示されるサービスページを生成する段階と、サービスサーバが、生成されたサービスページをユーザの端末機に送信して提供する段階とを含み、上記ユーザ端末機には、上記フォント情報が第1ユーザと関連して領域別に保存されている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サービスページにおいて、フォントを有する文字が表示されるようにする方法およびこの方法を遂行するシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットユーザは、自分のホームページやブログなどの個人コミュニティ空間を用いたり、グループコミュニティ空間やニュース掲示板と連動した討論空間など多くの人が容易にアクセス可能な共用コミュニティ空間を用いたりして、他のユーザと頻繁にコミュニケーションを行う。
【0003】
これに伴い、インターネットユーザは、自分の個人コミュニティ空間又は共用コミュニティ空間のうち、自分が要請して生成された空間を美しく装飾しようとする欲求がある。このため、サービスページ別にスキンや背景音楽などを提供するサービスが用いられている。これにより、インターネットユーザは、個人コミュニティ空間の待ち受け画面をスキンで装飾したり背景音楽を再生したりすることができる。
【0004】
個人コミュニティ空間を美しく装飾するさらに他の方法として、自分が入力したテキストが所定のフォントで出力されるようにする方式がある。例えば、インターネットユーザは、自分の個人コミュニティ空間に入力するテキストが「Arial体」で表示されるようにするフォントサービスを用いたりもする。
【0005】
しかし、従来のフォントサービスでは、インターネットユーザが、1つのフォントアイテムを購買して適用要請をすると、図1に示すように、インターネットユーザの個人コミュニティ空間で表示される文字としてフォントアイテム適用前の既存のフォントがそのまま用いられたり(図面符号101参照)、適用要請したフォントアイテムによる1つのフォントだけが一括して適用されて(図面符号102参照)表示されたりする。すなわち、従来のフォントサービスによっては、多様なフォントを複合的に適用して自分の個人コミュニティ空間を装飾することができないという問題を抱いていた。
【0006】
また、従来のフォントサービスでは、購買したフォントアイテムを用いて自分の個人コミュニティ空間の文字を所定のフォントで表現することだけに限られており、他のインターネットユーザの個人コミュニティ空間や共用コミュニティ空間では、フォントアイテムを用いることができず、フォントアイテムの使用範囲が制限されているという問題点もあった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、このような従来技術の問題点を解決するために案出されたものであって、サービスページを複数の領域に区分し、各領域で表示される文字のフォントをユーザが領域別に設定できるようにするフォントサービス提供方法およびこの方法を遂行するシステムを提供することを目的とする。
【0008】
また、本発明は、サービスページに対する権限を有する第1ユーザ(いわゆる管理人)ではない第2ユーザが、サービスページの特定領域にテキストを入力する場合においても、テキストがそのまま表示されることなく、第2ユーザが特定領域に対して設定しておいたフォントに変換された文字が表示されるようにするフォントサービス提供方法及びこの方法を遂行するシステムを提供することを目的とする。
【0009】
また、本発明は、サービスページの各領域別に設定されたフォントで文字を表示する過程において発生する可能性があるシステム負荷を減少させることができるフォントサービス提供方法及びこの方法を遂行するシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記の目的を達成し、上述した従来技術の問題点を解決するために、本発明に係るフォントサービス提供方法は、所定のアイテムサーバが、フォント情報と該フォント情報と関連した複数の領域に区分されるサービスページの各領域を識別するための情報である領域情報とを含むフォント提供情報を、ユーザ別にユーザデータベースに維持する段階と、所定のサービスサーバが、ユーザと関連したサービスページの各領域と関連したテキストを含むサービスページデータベースを維持する段階と、第2ユーザが、第1ユーザと関連したサービスページへの接続要請を入力した場合に、サービスサーバが、第2ユーザのユーザ端末機に第1ユーザと関連したフォント提供情報が保存されているかを判断する段階と、判断の結果、ユーザ端末機にフォント提供情報が保存されている場合に、サービスサーバが、ユーザ端末機に保存されたフォント提供情報に基づいて、サービスページの特定領域と関連したテキストに対応し、かつこの特定領域と関連したフォント情報によって生成されたテキストイメージが、特定領域に表示されるサービスページを生成する段階と、サービスサーバが、生成されたサービスページをユーザ端末機に送信して提供する段階と、を含み、ユーザ端末機に、このフォント情報が、上記第1ユーザと関連して領域別に保存されていることを特徴とする。
【0011】
本発明の一側によれば、上記フォントサービス提供方法は、判断の結果、ユーザ端末機にフォント提供情報が保存されていない場合、サービスサーバが、アイテムサーバから第1ユーザと関連したフォント提供情報を受信する段階と、サービスサーバが、受信したフォント提供情報に基づいて、サービスページの特定領域と関連したテキストに対応し、特定領域と関連したフォント情報によって生成されたテキストイメージが、特定領域に表示されるサービスページを生成する段階と、をさらに含むことを特徴とする。
【0012】
また、本発明のさらに他の一側によれば、上記フォントサービス提供方法において、サービスサーバが、ユーザ端末機に、(1)第1ユーザと関連したフォント情報が保存されておらず、かつ(2)第1ユーザと関連した表示情報が保存されている場合に、サービスページの各領域と関連したテキストが、基本フォントに従って表示されるサービスページを生成する段階をさらに含み、上記表示情報は、アイテムサーバのユーザデータベースに第1ユーザと関連したフォント提供情報が存在しないことを知らせる情報であることを特徴とする。
【0013】
また、本発明のさらに他の一側によれば、上記フォントサービス提供方法において、サービスサーバは、ユーザ端末機に第1ユーザと関連したフォント情報及び表示情報が保存されていない場合に、アイテムサーバにフォント提供情報を要請する段階と、アイテムサーバが、上記要請に応答してユーザデータベースを参照して第1ユーザと関連したフォント提供情報を検索する段階と、検索の結果、第1ユーザと関連したフォント提供情報が検索される場合、アイテムサーバが、検索されたフォント提供情報をサービスサーバに送信する段階と、サービスサーバが、送信されたフォント提供情報に基づいて、サービスページの特定領域と関連したテキストに対応し、かつ特定領域と関連したフォント情報によって生成されたテキストイメージが、特定領域に表示されるサービスページを生成する段階と、をさらに含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、サービスページを複数の領域に区分し、各領域で表示される文字のフォントをユーザが領域別に設定できるようにするフォントサービス提供方法及びこの方法を遂行するシステムが提供される。したがって、ユーザは、自分と関連したサービスページを、領域別に多様なフォントを用いて美しく装飾できるようになる。
【0015】
また、本発明によれば、サービスページに対する権限を有する第1ユーザ(いわゆる管理人)ではない第2ユーザが、サービスページの特定領域にテキストを入力する場合においても、テキストがそのまま表示されることなく、第2ユーザが特定領域に対して設定しておいたフォントに変換された文字が表示されるようにするフォントサービス提供方法及びその方法を遂行するシステムが提供される。したがって、第2ユーザは、自分のサービスページだけではなく、他人のサービスページに接続して特定領域に対してテキストを入力する場合にも、自身が特定領域に対して設定しておいたフォントに変換された文字が表示されるため、サイバー空間で自分をより一層目立たせることができるという満足感を感じることができるようになる。
【0016】
また、本発明によれば、サービスページの各領域別に設定されたフォントで文字を表示する過程において発生する可能性があるシステム負荷を減少させることができるフォントサービス提供方法及びその方法を遂行するシステムが提供される。したがって、フォントサービス提供システムにおけるシステム負荷の減少に伴い、領域別に互いに異なるフォントで設定されたサービスページを生成するのに要する時間も減少することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本明細書において、「第1ユーザ」は、サービスページに対する管理権限を有するユーザ、すなわちサービスページの管理人を意味する用語として用いられる。また、「第2ユーザ」は、この第1ユーザのサービスページに対して接続(アクセス)要請して、サービスページが提供される者を意味する用語として用いられる。したがって、ユーザが、他人のサービスページに接続要請をしてサービスページが提供される場合には、第1ユーザと第2ユーザは互いに異なるユーザを意味し、ユーザが、自分のサービスページに対して接続要請をしてサービスページが提供される場合には、第1ユーザと第2ユーザは、同じユーザを意味するものとなる。
【0018】
以下、添付の図面を参照して、本発明について詳しく説明する。
【0019】
図2は、本発明に係るフォントサービス提供システムのネットワーク連結を示した図である。
【0020】
フォントサービス提供システム200は、有無線通信網を介して多数のユーザ端末機250と接続することができる。また、フォントサービス提供システム200は、アイテムサーバ210およびサービスサーバ220を含む。
【0021】
ユーザ端末機250は、有無線通信網を介してフォントサービス提供システム200に接続することができる通信端末機であって、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォン(Smart phone)、ハンドヘルド(handheld)PC、携帯電話などのようにCDMA(Code Division Multiplexing Access)モジュール、ブルートゥースモジュール、赤外線通信モジュール(IrDA)、有無線LANカードのような所定の通信モジュールを備えることで、有線又は無線インターネット網230を介してフォントサービス提供システム200に接続することができる通信端末機である。
【0022】
図3及び図9は、本発明の一実施形態に係るフォントサービス提供方法を示したフローチャートである。本発明の一実施形態に係るフォントサービス提供方法において、サービスサーバ220は、個人コミュニティ空間の様々な形式(タイプ)の1つであるサービスページを提供する
【0023】
まず、図3及び図4を参照して、フォントアイテム購買(購入)過程及びフォントアイテムを用いた領域別フォント設定の過程について説明する。
【0024】
段階301で、アイテムサーバ210は、図4に示すように、ユーザがフォントアイテムを購買することができるユーザインターフェイスを含むフォントショップページをユーザに提供する。段階302で、図4に示すようなフォントショップページに接続したユーザは、所定のフォントに対するフォントアイテムを購買して確保することができる。また、ユーザは、他のユーザが購買したフォントアイテム又は所定のイベントによって提供されるフォントアイテムを「贈り物」として確保することもできる。アイテムサーバ210は、購買ボタン401または贈り物ボタン402をクリックして選択したユーザに、該当するフォントアイテムに対する決済を遂行する決済サービスが提供されるように制御することができる。
【0025】
段階304で、アイテムサーバ210は、ユーザが購買又は贈り物などで確保したフォントアイテムに対する情報を、ユーザ別に第1ユーザデータベースに保存する。
【0026】
一方、フォントアイテムに対する使用期間が定められている場合、アイテムサーバ210は、ユーザ及びフォントアイテムと関連して使用期間情報をさらに保存することができる。本発明の使用期間情報とは、フォントアイテムの使用が可能である期間に対する情報であり、使用期間が経過した後は、ユーザが購買したフォントアイテムであってもこれ以上の使用が不可能となる。また、ユーザがフォントアイテムを購買するために支払う費用は、使用期間によって変動するように構成することも可能である。
【0027】
また、本実施形態では、上述の使用期間は、「フォントアイテムの購買日から30日」のように相対的に設定されたり、ユーザの選択によって「2004年1月1日から2004年12月31日まで」のように絶対的な期間で設定されたりするものである。
【0028】
図5は、第1ユーザデータベースに保存されるデータの一例を示した図である。図5に示すように、ユーザ「wisjjang」は、Tahoma体とStylus BT体を用いることができるフォントアイテムをそれぞれ購買している。ここで、Tahoma体は、2004年1月1日〜2004年12月31日までの1年間、Stylus BT体は2004年11月1日〜2004年11月30日までの30日間の使用が可能である。
【0029】
また、段階305で、アイテムサーバ210は、ユーザがフォントアイテムを用いて領域別フォントを設定できるようにするユーザインターフェイスを含むアイテムパックページを、ユーザに提供する。アイテムパックページは、第1ユーザデータベースを参照して各ユーザ別に個別に生成される。アイテムサーバ210は、アイテムパックページを介すことで、サービスサーバ220が提供する個人コミュニティ空間が複数の領域に区分される場合に、当該ユーザが、領域別にフォントを設定することができるようにする。
【0030】
図6は、サービスサーバ220が提供するサービスページを、サービスページ題目領域、自己紹介領域などのように複数の領域に区分した場合の一例を示している。また、図7は、アイテムサーバ210が提供するアイテムパックページのうち、ユーザ「wisjjang」と関連したアイテムパックページの一例を示している。
【0031】
図5に示すように、ユーザ「wisjjang」が使用可能なフォントは、Tahoma体及びStylus BT体であるため、図7の図面符号701で示すように、アイテムサーバ210は、自分のサービスページのカテゴリ領域に対してTahoma体、Stylus BT体又は基本的に提供する基本文字体のうち、どのフォント(文字体)を適用するのかを選択することができるユーザインターフェイスを、ユーザ「wisjjang」に提供することができる。
【0032】
また、本発明は、該当する領域で表示される文字に対するフォントは、アイテムパックページで設定するようにし、文字のサイズ又は色は、サービスサーバ220で基本的に提供するエディタ機能を用いて該当するサービスページで設定するようにすることができる。
【0033】
また、本発明のさらに他の実施形態によれば、図7の図面符号701で示すように、アイテムサーバ210は、該当する領域に表示される文字のサイズ又は色に関しても、アイテムパックページで設定できるようにすることもできる。
【0034】
本明細書では、このようにユーザが選択したフォントに対する情報を含む情報を「フォント情報」と称する。また、サービスページの各領域を識別するための識別情報を「領域情報」と称し、フォント情報及び該フォント情報と関連した領域情報を含む情報を「フォント提供情報」と称する。
【0035】
段階306で、パックアイテムページでユーザ「wisjjang」がサービスページの各領域別にフォントを設定した場合、段階307において、アイテムサーバ210は、該当するフォント情報及び領域情報を含むフォント提供情報をユーザ「wisjjang」と関連して第2ユーザデータベースに保存する。図8は、第2ユーザデータベースに保存されるデータの一例を示した図である。第2ユーザデータベースを参照すれば、ユーザ「wisjjang」のサービスページの各領域に含まれる文字が、どのフォントで表示されるのかを知ることができる。
【0036】
一方、図5に示すように、使用期間が定められているフォントアイテムを用いて登録されたフォント情報の場合、アイテムサーバ210は、フォントアイテムの使用期間が経過した後に、該当するフォントを基本文字体に変更するように第2ユーザデータベースを更新することもできる。すなわち、図5に示すように、Tahoma体に対する使用期間は、2004年12月31日までであるため、2005年1月1日0時以降には該当するフォントアイテムを再購買しない限り、図8に示すような第2ユーザデータベースにおいて、フォント情報801が「基本字体」などに変更されるようになる。したがって、2005年1月1日0時以降には、ユーザ「wisjjang」のサービスページのサービスページ題目領域が、基本文字体で文字表示されるようになる。
【0037】
以上、ユーザが自分の個人コミュニティ空間であるサービスページの各領域に対してフォント情報を設定する過程について説明した。
【0038】
以下、図9を参照して、ユーザが所定のサービスページを要請した場合、サービスサーバ220が、フォント提供情報をアイテムサーバ210又はユーザのユーザ端末機250から取得して、サービスページを生成する過程について説明する。
【0039】
段階901で、サービスサーバ220は、サービスページに含まれるテキストを領域別に保存するサービスページデータベースを維持する。例えば、サービスページデータベースには、ユーザ「wisjjang」のサービスページと関連して図11のようなデータが保存されていることがある。また、サービスページデータベースには、所定のサービスページを生成するための追加情報(例えばイメージパス、コンテンツの位置に対する位置情報など)がさらに含まれることがある。
【0040】
段階902で、第2ユーザがユーザ「wisjjang」のサービスページを要請した場合、段階903で、サービスサーバ220は、第2ユーザのユーザ端末機250にユーザ「wisjjang」を連関させ、ユーザ「wisjjang」と関連したサービスページを生成するために用いられる領域別フォント情報又は表示情報が保存されているかを検索する。
【0041】
ユーザはリンクを介したり、ユーザ「wisjjang」のサービスページのネットワークアドレスを直接入力したりして、ユーザ「wisjjang」のサービスページの提供要請を行うことができる。ユーザは、ユーザ「wisjjang」と同一人物であってもよいし、他人であってもよい。すなわち、本実施形態に係るフォントサービス提供方法は、ユーザが他人のサービスページを要請する場合はもちろん、ユーザが自分のサービスページを要請する場合にも適用される。
【0042】
領域別のフォント情報又は表示情報は、アイテムサーバ210で生成され、サービスサーバ220の制御によってユーザ端末機250に保存される情報である。
【0043】
また、本明細書で用いられる「所定のユーザと関連した表示情報」とは、「ユーザと関連したサービスページが、基本フォントのみを用いて生成されること」を知らせるための情報」を意味する。
【0044】
ユーザ端末機250に保存される領域別フォント情報又は表示情報の機能、領域別フォント情報又は表示情報がユーザ端末機250に保存される過程などは、当業者によって本発明の各段階を説明する以下の記載内容から明確に把握することができるであろう。
【0045】
本発明において、段階903における検索結果は、(1)ユーザ「wisjjang」と関連した領域別フォント情報又は表示情報がすべて検索されない場合と、(2)ユーザ「wisjjang」と関連した領域別フォント情報が検索される場合と、(3)ユーザ「wisjjang」と関連した表示情報が検索される場合と、に区分することができる。以下、それぞれの場合について説明する。
【0046】
まず、上記(1)ユーザ「wisjjang」と関連した領域別フォント情報又は表示情報がすべて検索されない場合について、図10を参照して説明する。
【0047】
検索の結果、第2ユーザのユーザ端末機250からユーザ「wisjjang」と関連した領域別フォント情報又は表示情報が検索されない場合、段階905で、サービスサーバ220は、アイテムサーバ210にユーザ「wisjjang」と関連したフォント情報を要請する。
【0048】
段階906で、第2ユーザデータベースにユーザ別フォント提供情報を保存するアイテムサーバ210は、この要請がある場合、段階907で、図8に示すような第2ユーザデータベースを参照してユーザ「wisjjang」と関連したフォント提供情報を検索する。上述したように、フォント提供情報には、フォント情報及びフォント情報と関連した領域情報が含まれる。
【0049】
検索の結果、ユーザ「wisjjang」と関連したフォント提供情報が検索された場合、段階909で、アイテムサーバ210は、フォント提供情報をサービスサーバ220に送信する。
【0050】
段階910で、サービスサーバ220は、アイテムサーバ210から送信されたフォント提供情報に基づいて、ユーザ「wisjjang」のサービスページを生成することができる。
【0051】
すなわち、サービスサーバ220は、アイテムサーバ210からフォント提供情報を受信した場合、受信したフォント提供情報に基づいて、ユーザ「wisjjang」のサービスページの各領域に含まれる文字がどのフォントで表示されるべきであるかを判断することができる。図8及び図11をそれぞれ参照すれば、サービスページのサービスページ題目領域には「漫画が世界を支配する日」という文字がTahoma体で表示されなければならないことが分かる。
【0052】
サービスサーバ220は、このフォント提供情報を用いて、テキスト「漫画が世界を支配する日」に対応するテキストイメージ(例えば、ビットマップ方式やアウトライン方式で定義されたイメージ)を直接生成することができる。
【0053】
また、サービスサーバ220は、フォント提供情報及びサービスページの各領域と関連したテキストを別途のイメージサーバ(図示せず)に領域別に送信する方式でテキストイメージを取得することもできる。例えば、サービスサーバ220は、サービスページ題目領域と関連したフォント情報及びサービスページ題目領域と関連したテキストをそれぞれイメージサーバに送信する。イメージサーバは、送信されたテキストをフォント情報に符合するテキストイメージに変換してサービスサーバ220に送信する。これにより、サービスサーバ220は、領域のテキストに対応するテキストイメージを取得することができる。
【0054】
ただし、本発明は、フォント提供情報を用いてサービスページの所定領域に表示される文字のフォントを決定する構成に関するものであり、フォント提供情報を用いて所定のテキストに対応するテキストイメージを取得するという個別的な方式によって本発明の技術的範囲が制限されるものではない。
【0055】
段階911で、サービスサーバ220は、生成されたサービスページを第2ユーザに提供する。
【0056】
また、段階912で、サービスサーバ220は、受信したフォント提供情報を用い、ユーザ端末機250にユーザ「wisjjang」と関連した領域別のフォント情報が保存されるように制御する。
【0057】
以下、図12及び図13を参照して、サービスサーバ220がユーザ端末機250に領域別フォント情報が保存されるように制御する上記段階912について具体的に説明する。
【0058】
段階1201で、サービスサーバ220は、アイテムサーバ210から受信したフォント提供情報を用いて領域別のフォント情報を生成する。
【0059】
本発明の一実施形態では、領域別フォント情報は、図13に示すような構造を有することができる。領域別フォント情報は、ユーザ「wisjjang」のサービスページを識別するためのサービスページ識別子1301、1つ以上のフォント情報1302、1303などを含む。図13は、フォント情報1302、1303などの位置が領域別に定められた順を有する場合を示している。すなわち、サービスサーバ220は、サービスページの各領域のうち、サービスページ題目、自己紹介、カテゴリの順で各フォント情報が配列されるように領域別のフォント情報を生成することができる。したがって、フォント情報1302では、サービスページ題目領域に表示される文字のフォントを決定し、フォント情報1303では自己紹介領域の文字のフォントを決定する。
【0060】
また、フォント情報1302、1303等の各々は、フォント識別子、フォントのフォーマット、又はサイズ情報などを含むことができる。
【0061】
フォント識別子とは、フォント情報と関連した領域に出力される文字のフォントを識別するためのものであって、例えば、Tahoma体であるのかTimes New Roman体であるのかなどを識別するための情報である。
【0062】
フォントのフォーマットとは、識別されたフォントを有する文字に対応する文字イメージを生成する方式に対する情報である。例えば、フォントのフォーマットは、文字イメージをビットマップ(bitmap)方式で生成するのか、またはアウトライン(outline)方式で生成するのかなどに対する情報を含む。
【0063】
サイズ情報とは、文字イメージを選定された固定サイズで出力するのか、又はサービスページの領域別に基本的に設定されている基本サイズに変動して出力するのかに対する情報である。したがって、所定領域に対するフォント情報に含まれたサイズ情報が、(1)「固定サイズ9」を指称している場合には、サービスサーバ220が、当該領域に表示される文字イメージのサイズを9とし、(2)「変動サイズ」を指称する場合には、サービスサーバ220が、当該領域に表示される文字イメージを当該領域に基本的に設定されているサイズに応じて変動させる。例えば、サービスページ題目領域の文字サイズが「12」で基本設定されており、当該領域に対応するフォント情報に含まれたサイズ情報が「変動サイズ」である場合、サービスサーバ220は、基本設定サイズに基づいて当該領域に表示される文字イメージサイズを「12」とする。
【0064】
ただし、図12は、領域別のフォント情報の構成の一例に過ぎず、サービスサーバ220が、各フォント情報がどの領域に対するフォント情報であるかに対する識別が可能な構成を有するように領域別のフォント情報を生成する場合は、すべて本発明の技術的範囲に属することになる。
【0065】
また、本発明のさらに他の実施形態によれば、サービスサーバ220は、ユーザ端末機250に所定数の領域別フォント情報だけが保存されるように制御する。すなわち、所定数のサービスページに対する領域別フォント情報だけが保存されるようにするものである。以下、ユーザ端末機250に保存されている領域別フォント情報の数を「フォント情報数」と称する。
【0066】
段階1202で、サービスサーバ220は、ユーザ端末機250と通信してユーザ端末機250に保存されているフォント情報数を判別する。
【0067】
判別の結果、フォント情報数が所定値未満、例えば、5未満である場合、サービスサーバ220は、当該領域別フォント情報をユーザ端末機250に送信し、ユーザ端末機250に、領域別フォント情報が保存されるように制御する(段階1204及び段階1205)。
【0068】
したがって、本実施形態によれば、ユーザ端末機250にユーザ「wisjjang」と関連した(またはユーザ「wisjjang」のサービスページと関連した)領域別フォント情報が保存されていない場合でも、第2ユーザの要請によってサービスページを提供した後、第2ユーザのユーザ端末機250には、ユーザ「wisjjang」と関連した領域別フォント情報が保存されるようになる。したがって、第2ユーザが、ユーザ「wisjjang」のサービスページを再要請する場合には、サービスサーバ220は、アイテムサーバ210から受信したフォント提供情報ではなく、ユーザ端末機250に保存された領域別フォント情報を用いて、サービスページを生成することができるようになる。ユーザ端末機250に保存された領域別フォント情報を用いてサービスページを生成するより具体的な構成については後述する。
【0069】
一方、判別の結果、フォント情報数が所定値、すなわち、5である場合、段階1206で、サービスサーバ220は、ユーザ端末機250に保存された5つの領域別フォント情報のうちいずれか1つの領域別フォント情報が削除されるように制御する。ユーザ端末機250は、制御によってメモリに保存されている5つの領域別フォント情報のうちいずれか1つを削除する。
【0070】
本発明の一実施形態によれば、ユーザ端末機250は、5つの領域別フォント情報のうち任意の1つを削除する。また、本発明のさらに他の実施形態によれば、ユーザ端末機250は、5つの領域別フォント情報のうち最初に保存された領域別フォント情報、すなわち、最も古い領域別フォント情報を削除する。
【0071】
このように、ユーザ端末機250に保存された5つの領域別フォント情報のうちいずれか1つを削除した場合には、ユーザ「wisjjang」と関連した領域別フォント情報をユーザ端末機250に保存できるようになるため、段階1204及び段階1205を遂行してユーザ端末機250にユーザ「wisjjang」と関連した領域別フォント情報を保存する。
【0072】
本実施形態によれば、第2ユーザが、どれだけ多くのサービスページを要請して提供された場合でも、ユーザ端末機250には所定数の領域別フォント情報だけが保存されるため、領域別フォント情報を保存するためにユーザ端末機250の保存空間が過度に消耗することを防ぐことができる。
【0073】
一方、本発明のさらに他の実施形態によれば、サービスサーバ220は、ユーザ端末機250の保存空間にある程度の余裕があれば、領域別フォント情報数、すなわちフォント情報数に制限されることなく継続して追加的に保存されるように制御することもできる。
【0074】
一方、段階907における検索の結果、ユーザ「wisjjang」と関連したフォント提供情報が検索されない場合、すなわち、ユーザ「wisjjang」が自分のサービスページに対して基本フォント以外のフォントを設定していない場合には、段階913で、アイテムサーバ210は、表示情報をサービスサーバ220に送信する。表示情報に対しては上述した通りである。
【0075】
段階914で、サービスサーバ220は、受信した表示情報がユーザ「wisjjang」と関連してユーザ端末機250に保存されるように制御する。したがって、アイテムサーバ210に接続してユーザ「wisjjang」と関連したフォント情報が保存されていないという表示情報がユーザ端末機250に保存された後、サービスサーバ220は、表示情報を参照して基本フォントでのみ構成されたサービスページを生成し、フォント情報の要請などのためにアイテムサーバ210には再接続しない。
【0076】
次に、(2)ユーザ「wisjjang」と関連した領域別フォント情報が検索される場合について、再び、図9を参照して説明する。段階903における検索の結果、第2ユーザのユーザ端末機250にユーザ「wisjjang」と関連して領域別フォント情報が保存されている場合、段階915で、サービスサーバ220は、ユーザ端末機250に保存されている領域別フォント情報を用いてサービスページを生成する。
【0077】
例えば、ユーザ端末機250には、ユーザ「wisjjang」と関連して図13に示すような領域別フォント情報が保存されていることがある。サービスサーバ220は、領域別フォント情報からユーザ「wisjjang」の各領域に表示される文字のフォントを決定することができる。領域別に設定されたフォント情報を用いてサービスページを生成する具体的な過程は、段階910で具体的に説明した通りである。
【0078】
段階916において、サービスサーバ220は、生成されたサービスページをユーザ端末機250に送信して第2ユーザに提供する。
【0079】
また、ユーザ端末機250にユーザ「wisjjang」と関連した領域別フォント情報が保存される具体的な過程は、図10と関連した構成で上述した通りである。したがって、第2ユーザが一度提供されたことのあるサービスページを再び要請する場合、サービスサーバ220は、前回の提供過程で第2ユーザのユーザ端末機250に保存するように制御した、サービスページと関連した領域別フォント情報を用いることを知ることができる。
【0080】
もちろん、サービスサーバ220がユーザ端末機250に保存される領域別フォント情報数、すなわち、フォント情報数を制限する実施形態では、ユーザ「wisjjang」と関連した領域別フォント情報がユーザ端末機250に制限的に保存された後に削除される。
【0081】
本実施形態によれば、サービスサーバ220は、ユーザ端末機250に保存されている領域別フォント情報を用いてサービスページを生成するため、アイテムサーバ210からフォント提供情報を受信する必要がない。すなわち、サービスサーバ220は、第2ユーザの要請によってサービスページを提供する場合毎に、アイテムサーバ210に接続する必要がないため、アイテムサーバ210における情報送受信、検索などによって消耗する資源が減少するという効果がある。したがって、サービスページを生成するまでに要される時間も減少するようになる。
【0082】
また、一般的に、ユーザは、何人かの知人のサービスページを頻繁に訪問し、その他のサービスページは殆ど訪問しなかったり、時々訪問するという点を考慮すれば、本実施形態により、アイテムサーバ210における負荷を大幅に減少できるということを知ることができる。
【0083】
すなわち、本発明によれば、ユーザが自分のサービスページの領域別に互いに異なるフォントを設定できるようにする特有のフォントサービスを提供する過程において、必然的に増加するサーバ側の負荷問題を解消することにより、特有のフォントサービスを円滑に提供できるようになる。
【0084】
次に、(3)ユーザ「wisjjang」と関連した表示情報が検索される場合について、再び、段階903の検索を参照して説明する。検索の結果、第2ユーザのユーザ端末機250にユーザ「wisjjang」と関連して表示情報が保存されている場合、段階917で、サービスサーバ220は、ユーザ「wisjjang」のサービスページには基本フォント以外のフォントが設定されていないと判断し、各領域の文字が基本フォントで表示されるサービスページを生成する。一方、各領域で表示される文字のサイズまたは色は、領域別に指定された基本サイズまたは基本色、又はユーザ「wisjjang」が指定したユーザ指定サイズ又はユーザ指定色であったりする。
【0085】
段階916で、サービスサーバ220は、生成されたサービスページを第2ユーザに提供する。
【0086】
また、ユーザ端末機250にユーザ「wisjjang」と関連した表示情報が保存される具体的な過程は、図10と関連した構成で上述した通りである。したがって、第2ユーザが一度提供したことのある(提供されたことのある)サービスページを再び要請する場合、サービスサーバ220は、前回の提供過程で第2ユーザのユーザ端末機250に保存されるように制御した、サービスページと関連した表示情報を用いるということを知ることができる。
【0087】
このような構成によれば、サービスサーバ220は、ユーザ「wisjjang」と関連したサービスページを生成する場合毎にアイテムサーバ210に接続してサービスページに領域別フォント情報が設定されているかを問い合わせる必要がないため、アイテムサーバ210におけるシステム負荷を減少させることができる。
【0088】
以下、ユーザ「wisjjang」が自分のサービスページの各領域にフォントを設定(又は再設定)し、ユーザ端末機250に保存された、ユーザ「wisjjang」と関連した領域別フォント情報または表示情報によってユーザ「wisjjang」のサービスページを生成する際に生じる困難点に関する処理方法に対する第1および第2実施形態について説明する。
【0089】
サービスページの各領域に設定されたフォントが再設定される場合について、(1)上述したようにフォントアイテムの使用期間が定められており、使用期間が経過してフォントアイテムの利用が不可能な場合と、(2)ユーザ「wisjjang」が、パックアイテムページでサービスページの各領域に適用されるフォントを変更した場合と、を例示する。
【0090】
また、サービスページの各領域にフォントを設定する場合は、ユーザ「wisjjang」が、パックアイテムページでサービスページの各領域に適用されるフォントを設定した場合を例示する。
【0091】
まず、第1実施形態について説明する。
【0092】
第1実施形態によれば、ユーザ「wisjjang」が、パックアイテムページでサービスページの各領域に適用されるフォントを設定(又は再設定)した場合、すなわち、ユーザ「wisjjang」と関連したフォント提供情報が生成されて第2ユーザデータベースに保存された場合、アイテムサーバ210は、リアルタイムにこのような事実をサービスサーバ220に通知する。
【0093】
サービスサーバ220は、当該通知の受領後、ユーザ端末機250にユーザ「wisjjang」と関連した表示情報又は領域別フォント情報が保存されている場合であってもアイテムサーバ210からフォント提供情報を受信し、ユーザ「wisjjang」のサービスページを生成する。また、サービスサーバ220は、生成されたフォント提供情報を用いて生成された領域別フォント情報をユーザ端末機250に送信し、既存の表示情報または既存の領域別フォント情報の代わりに保存されるようにする。
【0094】
第1実施形態によれば、ユーザ端末機250に保存された表示情報又は領域別フォント情報を用いたサービスページを生成している最中でも、ユーザ「wisjjang」が領域別でフォント情報を設定(又は再設定)すると、その設定事項が、ユーザ「wisjjang」のサービスページにリアルタイムで反映されるようになる。
【0095】
次に、第2実施形態について説明する。
【0096】
第2実施形態によれば、サービスサーバ220は、ユーザ「wisjjang」が、フォント情報を設定した事実をサービスページにリアルタイムで反映しない。第2実施形態では、サービスサーバ220は、段階904における検索の結果、ユーザ「wisjjang」と関連した表示情報又は領域別フォント情報が検索された場合に、検索された情報を用いて、サービスページを生成する前に、表示情報又は領域別フォント情報の保存時点を判別する。
【0097】
また、サービスサーバ220は、現在時点から判別された保存時点までの期間が所定期間、例えば、2時間未満である場合にのみ、ユーザ端末機250に保存されている表示情報又は領域別フォント情報に基づいて、サービスページを生成する。
【0098】
一方、現在時点から判別された時点までの期間が2時間以上経過した場合は、サービスサーバ220は、表示情報であるにもかかわらず、段階905以下の各段階を遂行してサービスページを生成/提供する。すなわち、アイテムサーバ210から取得されたフォント提供情報又は表示情報に基づいて、サービスページを生成する。
【0099】
第2実施形態に係るサービスサーバ220は、ユーザ端末機250にユーザ「wisjjang」と関連した表示情報などが保存されている場合でも、その保存時点が過度に経過した場合に、ユーザ「wisjjang」が領域別にフォント情報を設定又は再設定した可能性があると判断し、実際にアイテムサーバ210からサービスページの各領域に設定されたフォント情報などを直接取得する。
【0100】
本発明を実施する実施者は、ユーザ「wisjjang」の領域別フォント情報の変更事実をリアルタイムでユーザ「wisjjang」のサービスページに反映しようとする場合には、第1実施形態を採択することもできるし、システム負荷を考慮してアイテムサーバ210との接続頻度をある程度減少させることができる第2実施形態を採択することもできる。
【0101】
また、ユーザ「wisjjang」が領域別フォント情報を設定する場合、第2ユーザとユーザ「wisjjang」が同一人物である場合には、第1実施形態を採択し、第2ユーザとユーザ「wisjjang」が同一人物でない場合には、第2実施形態を採択することもできる。
【0102】
すなわち、ユーザ「wisjjang」は、自分のサービスページの各領域に対してフォント情報を設定した後、すぐにその設定内容が自分のサービスページにそのまま反映されているかを確認するために、自分のサービスページを要請する可能性が高い。このような場合には、リアルタイムでその設定内容が、サービスページに反映されるようにすることが好ましいため、第1実施形態によってサービスページを生成してユーザ満足度を高め、それ以外の場合には、第2実施形態によってサービスページを生成してアイテムサーバ210の負荷を減少させることができる。
【0103】
一方、本発明のさらに他の実施形態によれば、ユーザ端末機250には領域別フォント情報だけが保存され、領域別フォント情報が検索されない場合には、図10の段階905以下が遂行されるようにすることもできる。
【0104】
以上、本発明に係るフォントサービス提供方法について説明した。本実施形態によれば、ユーザ「wisjjang」は、自分のサービスページの各領域別にお気に入りのフォントをそれぞれ指定し、該当するフォントで文字が表示されるようにでき、自分のサービスページをより美しく装飾できるようになる。また、領域別に互いに異なるフォントを設定できるようにするフォントサービスを提供する過程において発生し得るサービスサーバ220又はアイテムサーバ210における負荷問題を解消することもできる。
【0105】
以下、本発明のさらに他の実施形態によって、第2ユーザがユーザ「wisjjang」のサービスページの特定領域にコンテンツを登録する場合、又はコンテンツにテキストが含まれている場合、テキストが、第2ユーザが特定領域に対して設定したフォントを有する文字で表示されるようにするフォントサービスを提供する過程について説明する。なお、本実施形態では、第2ユーザがユーザ「wisjjang」の個人コミュニティ空間の1つであるサービスページにコンテンツを登録させる場合を例として説明するが、第2ユーザが個人コミュニティ空間ではない共用コミュニティ空間にテキストを含むコンテンツを登録する場合も、同じ方式で適用できることは当業者によって自明であろう。
【0106】
図14を参照して、本実施形態に係るフォントサービス提供方法について具体的に説明する。
【0107】
図3と関連して説明した構成と類似した方式で、アイテムサーバ210は、第3ユーザデータベースに、ユーザ別にフォント情報及びこのフォント情報と関連した領域情報を保存する(段階1401)。ただし、上述した実施形態とは異なり、第3ユーザデータベースに保存される領域情報は、複数の領域に区分されるサービスページのうち、ユーザがテキストなどのコンテンツを入力して掲載することが許容された領域に対する情報である。したがって、領域情報は、ユーザがコンテンツを入力することができるポスト、コメント、トラックバックなどの領域に対する情報である。図15は、第3ユーザデータベースの一例を示した図である。
【0108】
段階1402で、サービスサーバ220は、第2ユーザの接続要請によってサービスページを生成して提供する。特に、第2ユーザが個人コミュニティ空間であるサービスページを要請した場合、第2ユーザにサービスページを提供する具体的な過程は、図9を参照して説明した通りである。
【0109】
サービスページが提供された第2ユーザは、段階1403で、提供されたサービスページのうち、自分がコンテンツを登録することが許容された特定領域、例えば、ポスト領域に対して、サービスサーバ220にコンテンツを入力する。
【0110】
段階1404で、サービスサーバ220は、入力されたコンテンツにテキストが含まれている場合、アイテムサーバ210に第2ユーザ及び当該特定領域と関連したフォント情報を要請する。
【0111】
段階1405で、要請を受けたアイテムサーバ210は、第3ユーザデータベースを参照して、第2ユーザと連関させ、特定領域と関連したフォント情報を検索してサービスサーバ220に送信する。図15を例に説明すると、第2ユーザのユーザ識別子が「kkue」である場合、アイテムサーバ210は、第3ユーザデータベースを参照してポスト領域及び第2ユーザと関連したフォント情報であるTimes New Roman体1501を検索してサービスサーバ220に送信する。
【0112】
段階1406及び段階1407で、アイテムサーバ210からフォント情報1101を受信したサービスサーバ220は、第2ユーザが入力したテキストがTimes New Roman体で表示されるように、サービスページを更新して第2ユーザに提供する。
【0113】
したがって、第2ユーザは、自分のサービスページだけではなく、他人のサービスページ又は共用コミュニティ空間であるサービスページの所定領域にコンテンツを登録する場合も、コンテンツに含まれたテキストを、自分が領域を指定して設定したフォントで表示できるようになる。
【0114】
したがって、多数のユーザが接続してコンテンツを登録する場合、1つの領域(例えばポスト領域)に多様なフォントなどで作成された文字が表示されるようになるため、サービスページがより一層多彩になり、ユーザは自分のコンテンツを美しく装飾することができるという充足感を感じれるようになる。
【0115】
以上、個人コミュニティ空間である自分のサービスページの各領域で表示されるフォントなどを設定する方法及び個人コミュニティ空間又は共用コミュニティ空間の特定領域で自分が入力したテキストのフォントなどを設定する方法についてそれぞれ説明したが、これら2つの方法は、互いに独立して遂行可能であることはもちろん、所定のサービスページに対して並列的または複合的に遂行することもできる。
【0116】
すなわち、本発明のさらに他の実施形態に係るフォントサービス提供方法は、ユーザ「wisjjang」のサービスページに対して、サービスページの題目、自己紹介、カテゴリなどの領域に対してはユーザ「wisjjang」が設定したフォントなどで文字が表示されるようにするとともに、ユーザ「wisjjang」のサービスページを訪問したユーザ「kkue」が、サービスページのポスト領域にテキストを入力する場合には、入力されたテキストが、ユーザ「kkue」がポスト領域に対して設定したフォントを有する文字に変換されて表示されるようにできる。
【0117】
また、サービスページに、サービスページの運営者(管理者)などの他の一般ユーザがポスト領域などのコンテンツ登録可能な領域にテキストを入力する場合は、ユーザのユーザ端末機に保存された領域別フォント情報を用いずに、アイテムサーバ210に毎回、第2ユーザと関連した領域別にフォント情報を要請してテキストのフォントを決定するという点で上述した実施形態と異なる。
【0118】
また、本発明の実施形態は、コンピュータにより具現される多様な動作を実行するためのプログラム命令を含むコンピュータ読み取り可能な媒体を含む。該媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせて含むこともできる。媒体及びプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計されて構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知であり使用可能なものであってもよい。
【0119】
以下、図16を参照して、本発明のさらに他の実施形態に係るフォントサービス提供システムについて説明する。
【0120】
本実施形態に係るフォントサービス提供システム1600は、ユーザデータベース1601と、サービスページデータベース1602と、ユーザ入力部1603と、判断部1604と、検索部1605と、サービスページ生成部1606と、サービスページ提供部1607と、制御部1608と、を含む。
【0121】
ユーザデータベース1601は、図8に示すように、ユーザ別にフォント情報及び該フォント情報と関連した領域情報を含むフォント提供情報を維持する。領域情報は、複数の領域に区分されるサービスページの各領域を識別するための情報であり、フォント情報は、領域情報に識別される領域に表示される文字のフォント(文字体)を決定するための情報である。
【0122】
ユーザは、自分が購買又は贈り物などで確保したフォントアイコンを用いて、自分のサービスページの特定領域で表示される文字のフォントなどを設定してユーザデータベース1601に登録することができる。
【0123】
サービスページデータベース1602は、ユーザ別にユーザと関連したサービスページの各領域と関連したテキストを含む。したがって、サービスページデータベース1602を参照すれば、各ユーザのサービスページの特定領域にどのような内容の文字を表示すべきかを知ることができる。
【0124】
第2ユーザが、ユーザ端末機1650を用いて第1ユーザと関連したサービスページの提供を要請する場合、ユーザ入力部1603に要請が入力される。第1ユーザと第2ユーザは同一人物であってもよい。
【0125】
要請が入力された場合、判断部1604は、第2ユーザのユーザ端末機1650に、第1ユーザと関連したフォント情報が保存されているかを判断する。ユーザ端末機1650には、ユーザ別にユーザと関連したサービスページの各領域に対するフォント情報が領域別に保存されていたりする。領域別フォント情報の一例は、図13に示した通りである。
【0126】
サービスページ生成部1606は、サービスページデータベース1602を参照して、第1ユーザと関連したサービスページの各領域と関連したテキストを検索する。
【0127】
判断部1604における判断の結果、ユーザ端末機1650に第1ユーザと関連した領域別フォント情報が保存されている場合、サービスページ生成部1606は、保存された領域別フォント情報及び検索された領域別テキストに基づいて、所定領域のテキストが同じ領域に設定されたフォントによって生成されたテキストイメージで表示されるようにする前記サービスページを生成する。
【0128】
また、判断部1604における判断の結果、ユーザ端末機1650に第1ユーザと関連した領域別フォント情報が保存されていない場合、検索部1605は、ユーザデータベース1601を参照して、第1ユーザと関連したフォント提供情報を検索する。上述したように、フォント提供情報には、フォント情報及びフォント情報と関連した領域情報が含まれる。すなわち、フォント提供情報から第1ユーザのサービスページの各領域に設定されたフォントを知ることができる。
【0129】
サービスページ生成部1606は、検索された領域別フォント情報及び検索された領域別テキストに基づいて、所定領域のテキストが同じ領域に設定されたフォントによって生成されたテキストイメージで表示されるようにするサービスページを生成する。
【0130】
すなわち、サービスページ生成部1606は、第1ユーザのサービスページを要請した第2ユーザのユーザ端末機1650に、第1ユーザと関連した領域別フォント情報が保存されている場合にはこれを用い、ユーザ端末機1650に、第1ユーザと関連した領域別フォント情報が保存されていない場合には、ユーザデータベース1601に保存されているフォント提供情報を用いて、第1ユーザのサービスページを生成する。
【0131】
サービスページ提供部1608は、サービスページ生成部1606で生成されたサービスページを第2ユーザに提供する。
【0132】
また、制御部1607は、検索されたフォント提供情報を用いて、第2ユーザのユーザ端末機1650に第1ユーザと関連した領域別フォント情報が保存されるように制御する。したがって、ユーザ端末機1650に領域別フォント情報が保存されていない場合でも、サービスページを提供した後には、ユーザ端末機1650に領域別フォント情報が保存されるようになる。
【0133】
一方、図16では、フォントサービスシステム1600の各構成要素が1つの装置に具現されている場合を示しているが、これは例示的なものに過ぎず、実施形態によって管理の容易性または負荷の分散などの理由によって、各構成要素は分離した個別の装置にそれぞれ具現し、各装置間に通信が可能である通信手段を備える方法が用いられることは当業者にとって自明であろう。
【0134】
上述したように、本発明を好ましい実施形態に則して説明したが、本発明の技術分野において熟練した当業者にとっては、特許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想及びその領域から逸脱しない範囲内で、本発明を多様に修正および変更させることができることを理解することができるであろう。すなわち、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲に基づいて定められ、発明を実施するための最良の形態により制限されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0135】
【図1】従来技術によって生成されたサービスページの一例を示した図である。
【図2】本発明に係るフォントサービス提供システムのネットワーク連結を示した図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るフォントサービス提供方法を示したフローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態において、ユーザがフォントアイテムを購買することができるユーザインターフェイスを含むフォントショップページの一例を示した図である。
【図5】本発明に係るアイテムサーバの第1ユーザデータベースに保存されるデータの一例を示した図である。
【図6】本発明に係るサービスサーバが提供するサービスページを、サービスページ題目領域、自己紹介領域などのように複数の領域に区分した場合の一例を示した図である。
【図7】本発明に係るアイテムサーバが提供するアイテムパックページの一例を示した図である。
【図8】本発明に係るアイテムサーバの第2ユーザデータベースに保存されるデータの一例を示した図である。
【図9】本発明の一実施形態に係るフォントサービス提供方法を示したフローチャートである。
【図10】本発明の一実施形態に係るフォントサービス提供方法を示したフローチャートである。
【図11】本発明に係るサービスサーバのサービスページデータベースに保存されるデータの一例を示した図である。
【図12】本発明に係るフォントサービス提供方法において、ユーザ端末機に領域別フォント情報が保存されるように制御する過程を示したフローチャートである。
【図13】本発明に係るフォントサービス提供方法において、ユーザ端末機に保存される領域別フォント情報の構成を例示した図である。
【図14】本発明のさらに他の実施形態に係るフォントサービス提供方法を示したフローチャートである。
【図15】本発明に係るフォントサービス提供方法において、アイテムサーバの第3ユーザデータベースに保存されるデータの一例を示した図である。
【図16】本発明のさらに他の実施形態に係るフォントサービス提供システムを示したブロック図である。
【符号の説明】
【0136】
200 フォントサービス提供システム
210 アイテムサーバ
220 サービスサーバ
250 ユーザ端末機
【技術分野】
【0001】
本発明は、サービスページにおいて、フォントを有する文字が表示されるようにする方法およびこの方法を遂行するシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
インターネットユーザは、自分のホームページやブログなどの個人コミュニティ空間を用いたり、グループコミュニティ空間やニュース掲示板と連動した討論空間など多くの人が容易にアクセス可能な共用コミュニティ空間を用いたりして、他のユーザと頻繁にコミュニケーションを行う。
【0003】
これに伴い、インターネットユーザは、自分の個人コミュニティ空間又は共用コミュニティ空間のうち、自分が要請して生成された空間を美しく装飾しようとする欲求がある。このため、サービスページ別にスキンや背景音楽などを提供するサービスが用いられている。これにより、インターネットユーザは、個人コミュニティ空間の待ち受け画面をスキンで装飾したり背景音楽を再生したりすることができる。
【0004】
個人コミュニティ空間を美しく装飾するさらに他の方法として、自分が入力したテキストが所定のフォントで出力されるようにする方式がある。例えば、インターネットユーザは、自分の個人コミュニティ空間に入力するテキストが「Arial体」で表示されるようにするフォントサービスを用いたりもする。
【0005】
しかし、従来のフォントサービスでは、インターネットユーザが、1つのフォントアイテムを購買して適用要請をすると、図1に示すように、インターネットユーザの個人コミュニティ空間で表示される文字としてフォントアイテム適用前の既存のフォントがそのまま用いられたり(図面符号101参照)、適用要請したフォントアイテムによる1つのフォントだけが一括して適用されて(図面符号102参照)表示されたりする。すなわち、従来のフォントサービスによっては、多様なフォントを複合的に適用して自分の個人コミュニティ空間を装飾することができないという問題を抱いていた。
【0006】
また、従来のフォントサービスでは、購買したフォントアイテムを用いて自分の個人コミュニティ空間の文字を所定のフォントで表現することだけに限られており、他のインターネットユーザの個人コミュニティ空間や共用コミュニティ空間では、フォントアイテムを用いることができず、フォントアイテムの使用範囲が制限されているという問題点もあった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、このような従来技術の問題点を解決するために案出されたものであって、サービスページを複数の領域に区分し、各領域で表示される文字のフォントをユーザが領域別に設定できるようにするフォントサービス提供方法およびこの方法を遂行するシステムを提供することを目的とする。
【0008】
また、本発明は、サービスページに対する権限を有する第1ユーザ(いわゆる管理人)ではない第2ユーザが、サービスページの特定領域にテキストを入力する場合においても、テキストがそのまま表示されることなく、第2ユーザが特定領域に対して設定しておいたフォントに変換された文字が表示されるようにするフォントサービス提供方法及びこの方法を遂行するシステムを提供することを目的とする。
【0009】
また、本発明は、サービスページの各領域別に設定されたフォントで文字を表示する過程において発生する可能性があるシステム負荷を減少させることができるフォントサービス提供方法及びこの方法を遂行するシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記の目的を達成し、上述した従来技術の問題点を解決するために、本発明に係るフォントサービス提供方法は、所定のアイテムサーバが、フォント情報と該フォント情報と関連した複数の領域に区分されるサービスページの各領域を識別するための情報である領域情報とを含むフォント提供情報を、ユーザ別にユーザデータベースに維持する段階と、所定のサービスサーバが、ユーザと関連したサービスページの各領域と関連したテキストを含むサービスページデータベースを維持する段階と、第2ユーザが、第1ユーザと関連したサービスページへの接続要請を入力した場合に、サービスサーバが、第2ユーザのユーザ端末機に第1ユーザと関連したフォント提供情報が保存されているかを判断する段階と、判断の結果、ユーザ端末機にフォント提供情報が保存されている場合に、サービスサーバが、ユーザ端末機に保存されたフォント提供情報に基づいて、サービスページの特定領域と関連したテキストに対応し、かつこの特定領域と関連したフォント情報によって生成されたテキストイメージが、特定領域に表示されるサービスページを生成する段階と、サービスサーバが、生成されたサービスページをユーザ端末機に送信して提供する段階と、を含み、ユーザ端末機に、このフォント情報が、上記第1ユーザと関連して領域別に保存されていることを特徴とする。
【0011】
本発明の一側によれば、上記フォントサービス提供方法は、判断の結果、ユーザ端末機にフォント提供情報が保存されていない場合、サービスサーバが、アイテムサーバから第1ユーザと関連したフォント提供情報を受信する段階と、サービスサーバが、受信したフォント提供情報に基づいて、サービスページの特定領域と関連したテキストに対応し、特定領域と関連したフォント情報によって生成されたテキストイメージが、特定領域に表示されるサービスページを生成する段階と、をさらに含むことを特徴とする。
【0012】
また、本発明のさらに他の一側によれば、上記フォントサービス提供方法において、サービスサーバが、ユーザ端末機に、(1)第1ユーザと関連したフォント情報が保存されておらず、かつ(2)第1ユーザと関連した表示情報が保存されている場合に、サービスページの各領域と関連したテキストが、基本フォントに従って表示されるサービスページを生成する段階をさらに含み、上記表示情報は、アイテムサーバのユーザデータベースに第1ユーザと関連したフォント提供情報が存在しないことを知らせる情報であることを特徴とする。
【0013】
また、本発明のさらに他の一側によれば、上記フォントサービス提供方法において、サービスサーバは、ユーザ端末機に第1ユーザと関連したフォント情報及び表示情報が保存されていない場合に、アイテムサーバにフォント提供情報を要請する段階と、アイテムサーバが、上記要請に応答してユーザデータベースを参照して第1ユーザと関連したフォント提供情報を検索する段階と、検索の結果、第1ユーザと関連したフォント提供情報が検索される場合、アイテムサーバが、検索されたフォント提供情報をサービスサーバに送信する段階と、サービスサーバが、送信されたフォント提供情報に基づいて、サービスページの特定領域と関連したテキストに対応し、かつ特定領域と関連したフォント情報によって生成されたテキストイメージが、特定領域に表示されるサービスページを生成する段階と、をさらに含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、サービスページを複数の領域に区分し、各領域で表示される文字のフォントをユーザが領域別に設定できるようにするフォントサービス提供方法及びこの方法を遂行するシステムが提供される。したがって、ユーザは、自分と関連したサービスページを、領域別に多様なフォントを用いて美しく装飾できるようになる。
【0015】
また、本発明によれば、サービスページに対する権限を有する第1ユーザ(いわゆる管理人)ではない第2ユーザが、サービスページの特定領域にテキストを入力する場合においても、テキストがそのまま表示されることなく、第2ユーザが特定領域に対して設定しておいたフォントに変換された文字が表示されるようにするフォントサービス提供方法及びその方法を遂行するシステムが提供される。したがって、第2ユーザは、自分のサービスページだけではなく、他人のサービスページに接続して特定領域に対してテキストを入力する場合にも、自身が特定領域に対して設定しておいたフォントに変換された文字が表示されるため、サイバー空間で自分をより一層目立たせることができるという満足感を感じることができるようになる。
【0016】
また、本発明によれば、サービスページの各領域別に設定されたフォントで文字を表示する過程において発生する可能性があるシステム負荷を減少させることができるフォントサービス提供方法及びその方法を遂行するシステムが提供される。したがって、フォントサービス提供システムにおけるシステム負荷の減少に伴い、領域別に互いに異なるフォントで設定されたサービスページを生成するのに要する時間も減少することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本明細書において、「第1ユーザ」は、サービスページに対する管理権限を有するユーザ、すなわちサービスページの管理人を意味する用語として用いられる。また、「第2ユーザ」は、この第1ユーザのサービスページに対して接続(アクセス)要請して、サービスページが提供される者を意味する用語として用いられる。したがって、ユーザが、他人のサービスページに接続要請をしてサービスページが提供される場合には、第1ユーザと第2ユーザは互いに異なるユーザを意味し、ユーザが、自分のサービスページに対して接続要請をしてサービスページが提供される場合には、第1ユーザと第2ユーザは、同じユーザを意味するものとなる。
【0018】
以下、添付の図面を参照して、本発明について詳しく説明する。
【0019】
図2は、本発明に係るフォントサービス提供システムのネットワーク連結を示した図である。
【0020】
フォントサービス提供システム200は、有無線通信網を介して多数のユーザ端末機250と接続することができる。また、フォントサービス提供システム200は、アイテムサーバ210およびサービスサーバ220を含む。
【0021】
ユーザ端末機250は、有無線通信網を介してフォントサービス提供システム200に接続することができる通信端末機であって、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォン(Smart phone)、ハンドヘルド(handheld)PC、携帯電話などのようにCDMA(Code Division Multiplexing Access)モジュール、ブルートゥースモジュール、赤外線通信モジュール(IrDA)、有無線LANカードのような所定の通信モジュールを備えることで、有線又は無線インターネット網230を介してフォントサービス提供システム200に接続することができる通信端末機である。
【0022】
図3及び図9は、本発明の一実施形態に係るフォントサービス提供方法を示したフローチャートである。本発明の一実施形態に係るフォントサービス提供方法において、サービスサーバ220は、個人コミュニティ空間の様々な形式(タイプ)の1つであるサービスページを提供する
【0023】
まず、図3及び図4を参照して、フォントアイテム購買(購入)過程及びフォントアイテムを用いた領域別フォント設定の過程について説明する。
【0024】
段階301で、アイテムサーバ210は、図4に示すように、ユーザがフォントアイテムを購買することができるユーザインターフェイスを含むフォントショップページをユーザに提供する。段階302で、図4に示すようなフォントショップページに接続したユーザは、所定のフォントに対するフォントアイテムを購買して確保することができる。また、ユーザは、他のユーザが購買したフォントアイテム又は所定のイベントによって提供されるフォントアイテムを「贈り物」として確保することもできる。アイテムサーバ210は、購買ボタン401または贈り物ボタン402をクリックして選択したユーザに、該当するフォントアイテムに対する決済を遂行する決済サービスが提供されるように制御することができる。
【0025】
段階304で、アイテムサーバ210は、ユーザが購買又は贈り物などで確保したフォントアイテムに対する情報を、ユーザ別に第1ユーザデータベースに保存する。
【0026】
一方、フォントアイテムに対する使用期間が定められている場合、アイテムサーバ210は、ユーザ及びフォントアイテムと関連して使用期間情報をさらに保存することができる。本発明の使用期間情報とは、フォントアイテムの使用が可能である期間に対する情報であり、使用期間が経過した後は、ユーザが購買したフォントアイテムであってもこれ以上の使用が不可能となる。また、ユーザがフォントアイテムを購買するために支払う費用は、使用期間によって変動するように構成することも可能である。
【0027】
また、本実施形態では、上述の使用期間は、「フォントアイテムの購買日から30日」のように相対的に設定されたり、ユーザの選択によって「2004年1月1日から2004年12月31日まで」のように絶対的な期間で設定されたりするものである。
【0028】
図5は、第1ユーザデータベースに保存されるデータの一例を示した図である。図5に示すように、ユーザ「wisjjang」は、Tahoma体とStylus BT体を用いることができるフォントアイテムをそれぞれ購買している。ここで、Tahoma体は、2004年1月1日〜2004年12月31日までの1年間、Stylus BT体は2004年11月1日〜2004年11月30日までの30日間の使用が可能である。
【0029】
また、段階305で、アイテムサーバ210は、ユーザがフォントアイテムを用いて領域別フォントを設定できるようにするユーザインターフェイスを含むアイテムパックページを、ユーザに提供する。アイテムパックページは、第1ユーザデータベースを参照して各ユーザ別に個別に生成される。アイテムサーバ210は、アイテムパックページを介すことで、サービスサーバ220が提供する個人コミュニティ空間が複数の領域に区分される場合に、当該ユーザが、領域別にフォントを設定することができるようにする。
【0030】
図6は、サービスサーバ220が提供するサービスページを、サービスページ題目領域、自己紹介領域などのように複数の領域に区分した場合の一例を示している。また、図7は、アイテムサーバ210が提供するアイテムパックページのうち、ユーザ「wisjjang」と関連したアイテムパックページの一例を示している。
【0031】
図5に示すように、ユーザ「wisjjang」が使用可能なフォントは、Tahoma体及びStylus BT体であるため、図7の図面符号701で示すように、アイテムサーバ210は、自分のサービスページのカテゴリ領域に対してTahoma体、Stylus BT体又は基本的に提供する基本文字体のうち、どのフォント(文字体)を適用するのかを選択することができるユーザインターフェイスを、ユーザ「wisjjang」に提供することができる。
【0032】
また、本発明は、該当する領域で表示される文字に対するフォントは、アイテムパックページで設定するようにし、文字のサイズ又は色は、サービスサーバ220で基本的に提供するエディタ機能を用いて該当するサービスページで設定するようにすることができる。
【0033】
また、本発明のさらに他の実施形態によれば、図7の図面符号701で示すように、アイテムサーバ210は、該当する領域に表示される文字のサイズ又は色に関しても、アイテムパックページで設定できるようにすることもできる。
【0034】
本明細書では、このようにユーザが選択したフォントに対する情報を含む情報を「フォント情報」と称する。また、サービスページの各領域を識別するための識別情報を「領域情報」と称し、フォント情報及び該フォント情報と関連した領域情報を含む情報を「フォント提供情報」と称する。
【0035】
段階306で、パックアイテムページでユーザ「wisjjang」がサービスページの各領域別にフォントを設定した場合、段階307において、アイテムサーバ210は、該当するフォント情報及び領域情報を含むフォント提供情報をユーザ「wisjjang」と関連して第2ユーザデータベースに保存する。図8は、第2ユーザデータベースに保存されるデータの一例を示した図である。第2ユーザデータベースを参照すれば、ユーザ「wisjjang」のサービスページの各領域に含まれる文字が、どのフォントで表示されるのかを知ることができる。
【0036】
一方、図5に示すように、使用期間が定められているフォントアイテムを用いて登録されたフォント情報の場合、アイテムサーバ210は、フォントアイテムの使用期間が経過した後に、該当するフォントを基本文字体に変更するように第2ユーザデータベースを更新することもできる。すなわち、図5に示すように、Tahoma体に対する使用期間は、2004年12月31日までであるため、2005年1月1日0時以降には該当するフォントアイテムを再購買しない限り、図8に示すような第2ユーザデータベースにおいて、フォント情報801が「基本字体」などに変更されるようになる。したがって、2005年1月1日0時以降には、ユーザ「wisjjang」のサービスページのサービスページ題目領域が、基本文字体で文字表示されるようになる。
【0037】
以上、ユーザが自分の個人コミュニティ空間であるサービスページの各領域に対してフォント情報を設定する過程について説明した。
【0038】
以下、図9を参照して、ユーザが所定のサービスページを要請した場合、サービスサーバ220が、フォント提供情報をアイテムサーバ210又はユーザのユーザ端末機250から取得して、サービスページを生成する過程について説明する。
【0039】
段階901で、サービスサーバ220は、サービスページに含まれるテキストを領域別に保存するサービスページデータベースを維持する。例えば、サービスページデータベースには、ユーザ「wisjjang」のサービスページと関連して図11のようなデータが保存されていることがある。また、サービスページデータベースには、所定のサービスページを生成するための追加情報(例えばイメージパス、コンテンツの位置に対する位置情報など)がさらに含まれることがある。
【0040】
段階902で、第2ユーザがユーザ「wisjjang」のサービスページを要請した場合、段階903で、サービスサーバ220は、第2ユーザのユーザ端末機250にユーザ「wisjjang」を連関させ、ユーザ「wisjjang」と関連したサービスページを生成するために用いられる領域別フォント情報又は表示情報が保存されているかを検索する。
【0041】
ユーザはリンクを介したり、ユーザ「wisjjang」のサービスページのネットワークアドレスを直接入力したりして、ユーザ「wisjjang」のサービスページの提供要請を行うことができる。ユーザは、ユーザ「wisjjang」と同一人物であってもよいし、他人であってもよい。すなわち、本実施形態に係るフォントサービス提供方法は、ユーザが他人のサービスページを要請する場合はもちろん、ユーザが自分のサービスページを要請する場合にも適用される。
【0042】
領域別のフォント情報又は表示情報は、アイテムサーバ210で生成され、サービスサーバ220の制御によってユーザ端末機250に保存される情報である。
【0043】
また、本明細書で用いられる「所定のユーザと関連した表示情報」とは、「ユーザと関連したサービスページが、基本フォントのみを用いて生成されること」を知らせるための情報」を意味する。
【0044】
ユーザ端末機250に保存される領域別フォント情報又は表示情報の機能、領域別フォント情報又は表示情報がユーザ端末機250に保存される過程などは、当業者によって本発明の各段階を説明する以下の記載内容から明確に把握することができるであろう。
【0045】
本発明において、段階903における検索結果は、(1)ユーザ「wisjjang」と関連した領域別フォント情報又は表示情報がすべて検索されない場合と、(2)ユーザ「wisjjang」と関連した領域別フォント情報が検索される場合と、(3)ユーザ「wisjjang」と関連した表示情報が検索される場合と、に区分することができる。以下、それぞれの場合について説明する。
【0046】
まず、上記(1)ユーザ「wisjjang」と関連した領域別フォント情報又は表示情報がすべて検索されない場合について、図10を参照して説明する。
【0047】
検索の結果、第2ユーザのユーザ端末機250からユーザ「wisjjang」と関連した領域別フォント情報又は表示情報が検索されない場合、段階905で、サービスサーバ220は、アイテムサーバ210にユーザ「wisjjang」と関連したフォント情報を要請する。
【0048】
段階906で、第2ユーザデータベースにユーザ別フォント提供情報を保存するアイテムサーバ210は、この要請がある場合、段階907で、図8に示すような第2ユーザデータベースを参照してユーザ「wisjjang」と関連したフォント提供情報を検索する。上述したように、フォント提供情報には、フォント情報及びフォント情報と関連した領域情報が含まれる。
【0049】
検索の結果、ユーザ「wisjjang」と関連したフォント提供情報が検索された場合、段階909で、アイテムサーバ210は、フォント提供情報をサービスサーバ220に送信する。
【0050】
段階910で、サービスサーバ220は、アイテムサーバ210から送信されたフォント提供情報に基づいて、ユーザ「wisjjang」のサービスページを生成することができる。
【0051】
すなわち、サービスサーバ220は、アイテムサーバ210からフォント提供情報を受信した場合、受信したフォント提供情報に基づいて、ユーザ「wisjjang」のサービスページの各領域に含まれる文字がどのフォントで表示されるべきであるかを判断することができる。図8及び図11をそれぞれ参照すれば、サービスページのサービスページ題目領域には「漫画が世界を支配する日」という文字がTahoma体で表示されなければならないことが分かる。
【0052】
サービスサーバ220は、このフォント提供情報を用いて、テキスト「漫画が世界を支配する日」に対応するテキストイメージ(例えば、ビットマップ方式やアウトライン方式で定義されたイメージ)を直接生成することができる。
【0053】
また、サービスサーバ220は、フォント提供情報及びサービスページの各領域と関連したテキストを別途のイメージサーバ(図示せず)に領域別に送信する方式でテキストイメージを取得することもできる。例えば、サービスサーバ220は、サービスページ題目領域と関連したフォント情報及びサービスページ題目領域と関連したテキストをそれぞれイメージサーバに送信する。イメージサーバは、送信されたテキストをフォント情報に符合するテキストイメージに変換してサービスサーバ220に送信する。これにより、サービスサーバ220は、領域のテキストに対応するテキストイメージを取得することができる。
【0054】
ただし、本発明は、フォント提供情報を用いてサービスページの所定領域に表示される文字のフォントを決定する構成に関するものであり、フォント提供情報を用いて所定のテキストに対応するテキストイメージを取得するという個別的な方式によって本発明の技術的範囲が制限されるものではない。
【0055】
段階911で、サービスサーバ220は、生成されたサービスページを第2ユーザに提供する。
【0056】
また、段階912で、サービスサーバ220は、受信したフォント提供情報を用い、ユーザ端末機250にユーザ「wisjjang」と関連した領域別のフォント情報が保存されるように制御する。
【0057】
以下、図12及び図13を参照して、サービスサーバ220がユーザ端末機250に領域別フォント情報が保存されるように制御する上記段階912について具体的に説明する。
【0058】
段階1201で、サービスサーバ220は、アイテムサーバ210から受信したフォント提供情報を用いて領域別のフォント情報を生成する。
【0059】
本発明の一実施形態では、領域別フォント情報は、図13に示すような構造を有することができる。領域別フォント情報は、ユーザ「wisjjang」のサービスページを識別するためのサービスページ識別子1301、1つ以上のフォント情報1302、1303などを含む。図13は、フォント情報1302、1303などの位置が領域別に定められた順を有する場合を示している。すなわち、サービスサーバ220は、サービスページの各領域のうち、サービスページ題目、自己紹介、カテゴリの順で各フォント情報が配列されるように領域別のフォント情報を生成することができる。したがって、フォント情報1302では、サービスページ題目領域に表示される文字のフォントを決定し、フォント情報1303では自己紹介領域の文字のフォントを決定する。
【0060】
また、フォント情報1302、1303等の各々は、フォント識別子、フォントのフォーマット、又はサイズ情報などを含むことができる。
【0061】
フォント識別子とは、フォント情報と関連した領域に出力される文字のフォントを識別するためのものであって、例えば、Tahoma体であるのかTimes New Roman体であるのかなどを識別するための情報である。
【0062】
フォントのフォーマットとは、識別されたフォントを有する文字に対応する文字イメージを生成する方式に対する情報である。例えば、フォントのフォーマットは、文字イメージをビットマップ(bitmap)方式で生成するのか、またはアウトライン(outline)方式で生成するのかなどに対する情報を含む。
【0063】
サイズ情報とは、文字イメージを選定された固定サイズで出力するのか、又はサービスページの領域別に基本的に設定されている基本サイズに変動して出力するのかに対する情報である。したがって、所定領域に対するフォント情報に含まれたサイズ情報が、(1)「固定サイズ9」を指称している場合には、サービスサーバ220が、当該領域に表示される文字イメージのサイズを9とし、(2)「変動サイズ」を指称する場合には、サービスサーバ220が、当該領域に表示される文字イメージを当該領域に基本的に設定されているサイズに応じて変動させる。例えば、サービスページ題目領域の文字サイズが「12」で基本設定されており、当該領域に対応するフォント情報に含まれたサイズ情報が「変動サイズ」である場合、サービスサーバ220は、基本設定サイズに基づいて当該領域に表示される文字イメージサイズを「12」とする。
【0064】
ただし、図12は、領域別のフォント情報の構成の一例に過ぎず、サービスサーバ220が、各フォント情報がどの領域に対するフォント情報であるかに対する識別が可能な構成を有するように領域別のフォント情報を生成する場合は、すべて本発明の技術的範囲に属することになる。
【0065】
また、本発明のさらに他の実施形態によれば、サービスサーバ220は、ユーザ端末機250に所定数の領域別フォント情報だけが保存されるように制御する。すなわち、所定数のサービスページに対する領域別フォント情報だけが保存されるようにするものである。以下、ユーザ端末機250に保存されている領域別フォント情報の数を「フォント情報数」と称する。
【0066】
段階1202で、サービスサーバ220は、ユーザ端末機250と通信してユーザ端末機250に保存されているフォント情報数を判別する。
【0067】
判別の結果、フォント情報数が所定値未満、例えば、5未満である場合、サービスサーバ220は、当該領域別フォント情報をユーザ端末機250に送信し、ユーザ端末機250に、領域別フォント情報が保存されるように制御する(段階1204及び段階1205)。
【0068】
したがって、本実施形態によれば、ユーザ端末機250にユーザ「wisjjang」と関連した(またはユーザ「wisjjang」のサービスページと関連した)領域別フォント情報が保存されていない場合でも、第2ユーザの要請によってサービスページを提供した後、第2ユーザのユーザ端末機250には、ユーザ「wisjjang」と関連した領域別フォント情報が保存されるようになる。したがって、第2ユーザが、ユーザ「wisjjang」のサービスページを再要請する場合には、サービスサーバ220は、アイテムサーバ210から受信したフォント提供情報ではなく、ユーザ端末機250に保存された領域別フォント情報を用いて、サービスページを生成することができるようになる。ユーザ端末機250に保存された領域別フォント情報を用いてサービスページを生成するより具体的な構成については後述する。
【0069】
一方、判別の結果、フォント情報数が所定値、すなわち、5である場合、段階1206で、サービスサーバ220は、ユーザ端末機250に保存された5つの領域別フォント情報のうちいずれか1つの領域別フォント情報が削除されるように制御する。ユーザ端末機250は、制御によってメモリに保存されている5つの領域別フォント情報のうちいずれか1つを削除する。
【0070】
本発明の一実施形態によれば、ユーザ端末機250は、5つの領域別フォント情報のうち任意の1つを削除する。また、本発明のさらに他の実施形態によれば、ユーザ端末機250は、5つの領域別フォント情報のうち最初に保存された領域別フォント情報、すなわち、最も古い領域別フォント情報を削除する。
【0071】
このように、ユーザ端末機250に保存された5つの領域別フォント情報のうちいずれか1つを削除した場合には、ユーザ「wisjjang」と関連した領域別フォント情報をユーザ端末機250に保存できるようになるため、段階1204及び段階1205を遂行してユーザ端末機250にユーザ「wisjjang」と関連した領域別フォント情報を保存する。
【0072】
本実施形態によれば、第2ユーザが、どれだけ多くのサービスページを要請して提供された場合でも、ユーザ端末機250には所定数の領域別フォント情報だけが保存されるため、領域別フォント情報を保存するためにユーザ端末機250の保存空間が過度に消耗することを防ぐことができる。
【0073】
一方、本発明のさらに他の実施形態によれば、サービスサーバ220は、ユーザ端末機250の保存空間にある程度の余裕があれば、領域別フォント情報数、すなわちフォント情報数に制限されることなく継続して追加的に保存されるように制御することもできる。
【0074】
一方、段階907における検索の結果、ユーザ「wisjjang」と関連したフォント提供情報が検索されない場合、すなわち、ユーザ「wisjjang」が自分のサービスページに対して基本フォント以外のフォントを設定していない場合には、段階913で、アイテムサーバ210は、表示情報をサービスサーバ220に送信する。表示情報に対しては上述した通りである。
【0075】
段階914で、サービスサーバ220は、受信した表示情報がユーザ「wisjjang」と関連してユーザ端末機250に保存されるように制御する。したがって、アイテムサーバ210に接続してユーザ「wisjjang」と関連したフォント情報が保存されていないという表示情報がユーザ端末機250に保存された後、サービスサーバ220は、表示情報を参照して基本フォントでのみ構成されたサービスページを生成し、フォント情報の要請などのためにアイテムサーバ210には再接続しない。
【0076】
次に、(2)ユーザ「wisjjang」と関連した領域別フォント情報が検索される場合について、再び、図9を参照して説明する。段階903における検索の結果、第2ユーザのユーザ端末機250にユーザ「wisjjang」と関連して領域別フォント情報が保存されている場合、段階915で、サービスサーバ220は、ユーザ端末機250に保存されている領域別フォント情報を用いてサービスページを生成する。
【0077】
例えば、ユーザ端末機250には、ユーザ「wisjjang」と関連して図13に示すような領域別フォント情報が保存されていることがある。サービスサーバ220は、領域別フォント情報からユーザ「wisjjang」の各領域に表示される文字のフォントを決定することができる。領域別に設定されたフォント情報を用いてサービスページを生成する具体的な過程は、段階910で具体的に説明した通りである。
【0078】
段階916において、サービスサーバ220は、生成されたサービスページをユーザ端末機250に送信して第2ユーザに提供する。
【0079】
また、ユーザ端末機250にユーザ「wisjjang」と関連した領域別フォント情報が保存される具体的な過程は、図10と関連した構成で上述した通りである。したがって、第2ユーザが一度提供されたことのあるサービスページを再び要請する場合、サービスサーバ220は、前回の提供過程で第2ユーザのユーザ端末機250に保存するように制御した、サービスページと関連した領域別フォント情報を用いることを知ることができる。
【0080】
もちろん、サービスサーバ220がユーザ端末機250に保存される領域別フォント情報数、すなわち、フォント情報数を制限する実施形態では、ユーザ「wisjjang」と関連した領域別フォント情報がユーザ端末機250に制限的に保存された後に削除される。
【0081】
本実施形態によれば、サービスサーバ220は、ユーザ端末機250に保存されている領域別フォント情報を用いてサービスページを生成するため、アイテムサーバ210からフォント提供情報を受信する必要がない。すなわち、サービスサーバ220は、第2ユーザの要請によってサービスページを提供する場合毎に、アイテムサーバ210に接続する必要がないため、アイテムサーバ210における情報送受信、検索などによって消耗する資源が減少するという効果がある。したがって、サービスページを生成するまでに要される時間も減少するようになる。
【0082】
また、一般的に、ユーザは、何人かの知人のサービスページを頻繁に訪問し、その他のサービスページは殆ど訪問しなかったり、時々訪問するという点を考慮すれば、本実施形態により、アイテムサーバ210における負荷を大幅に減少できるということを知ることができる。
【0083】
すなわち、本発明によれば、ユーザが自分のサービスページの領域別に互いに異なるフォントを設定できるようにする特有のフォントサービスを提供する過程において、必然的に増加するサーバ側の負荷問題を解消することにより、特有のフォントサービスを円滑に提供できるようになる。
【0084】
次に、(3)ユーザ「wisjjang」と関連した表示情報が検索される場合について、再び、段階903の検索を参照して説明する。検索の結果、第2ユーザのユーザ端末機250にユーザ「wisjjang」と関連して表示情報が保存されている場合、段階917で、サービスサーバ220は、ユーザ「wisjjang」のサービスページには基本フォント以外のフォントが設定されていないと判断し、各領域の文字が基本フォントで表示されるサービスページを生成する。一方、各領域で表示される文字のサイズまたは色は、領域別に指定された基本サイズまたは基本色、又はユーザ「wisjjang」が指定したユーザ指定サイズ又はユーザ指定色であったりする。
【0085】
段階916で、サービスサーバ220は、生成されたサービスページを第2ユーザに提供する。
【0086】
また、ユーザ端末機250にユーザ「wisjjang」と関連した表示情報が保存される具体的な過程は、図10と関連した構成で上述した通りである。したがって、第2ユーザが一度提供したことのある(提供されたことのある)サービスページを再び要請する場合、サービスサーバ220は、前回の提供過程で第2ユーザのユーザ端末機250に保存されるように制御した、サービスページと関連した表示情報を用いるということを知ることができる。
【0087】
このような構成によれば、サービスサーバ220は、ユーザ「wisjjang」と関連したサービスページを生成する場合毎にアイテムサーバ210に接続してサービスページに領域別フォント情報が設定されているかを問い合わせる必要がないため、アイテムサーバ210におけるシステム負荷を減少させることができる。
【0088】
以下、ユーザ「wisjjang」が自分のサービスページの各領域にフォントを設定(又は再設定)し、ユーザ端末機250に保存された、ユーザ「wisjjang」と関連した領域別フォント情報または表示情報によってユーザ「wisjjang」のサービスページを生成する際に生じる困難点に関する処理方法に対する第1および第2実施形態について説明する。
【0089】
サービスページの各領域に設定されたフォントが再設定される場合について、(1)上述したようにフォントアイテムの使用期間が定められており、使用期間が経過してフォントアイテムの利用が不可能な場合と、(2)ユーザ「wisjjang」が、パックアイテムページでサービスページの各領域に適用されるフォントを変更した場合と、を例示する。
【0090】
また、サービスページの各領域にフォントを設定する場合は、ユーザ「wisjjang」が、パックアイテムページでサービスページの各領域に適用されるフォントを設定した場合を例示する。
【0091】
まず、第1実施形態について説明する。
【0092】
第1実施形態によれば、ユーザ「wisjjang」が、パックアイテムページでサービスページの各領域に適用されるフォントを設定(又は再設定)した場合、すなわち、ユーザ「wisjjang」と関連したフォント提供情報が生成されて第2ユーザデータベースに保存された場合、アイテムサーバ210は、リアルタイムにこのような事実をサービスサーバ220に通知する。
【0093】
サービスサーバ220は、当該通知の受領後、ユーザ端末機250にユーザ「wisjjang」と関連した表示情報又は領域別フォント情報が保存されている場合であってもアイテムサーバ210からフォント提供情報を受信し、ユーザ「wisjjang」のサービスページを生成する。また、サービスサーバ220は、生成されたフォント提供情報を用いて生成された領域別フォント情報をユーザ端末機250に送信し、既存の表示情報または既存の領域別フォント情報の代わりに保存されるようにする。
【0094】
第1実施形態によれば、ユーザ端末機250に保存された表示情報又は領域別フォント情報を用いたサービスページを生成している最中でも、ユーザ「wisjjang」が領域別でフォント情報を設定(又は再設定)すると、その設定事項が、ユーザ「wisjjang」のサービスページにリアルタイムで反映されるようになる。
【0095】
次に、第2実施形態について説明する。
【0096】
第2実施形態によれば、サービスサーバ220は、ユーザ「wisjjang」が、フォント情報を設定した事実をサービスページにリアルタイムで反映しない。第2実施形態では、サービスサーバ220は、段階904における検索の結果、ユーザ「wisjjang」と関連した表示情報又は領域別フォント情報が検索された場合に、検索された情報を用いて、サービスページを生成する前に、表示情報又は領域別フォント情報の保存時点を判別する。
【0097】
また、サービスサーバ220は、現在時点から判別された保存時点までの期間が所定期間、例えば、2時間未満である場合にのみ、ユーザ端末機250に保存されている表示情報又は領域別フォント情報に基づいて、サービスページを生成する。
【0098】
一方、現在時点から判別された時点までの期間が2時間以上経過した場合は、サービスサーバ220は、表示情報であるにもかかわらず、段階905以下の各段階を遂行してサービスページを生成/提供する。すなわち、アイテムサーバ210から取得されたフォント提供情報又は表示情報に基づいて、サービスページを生成する。
【0099】
第2実施形態に係るサービスサーバ220は、ユーザ端末機250にユーザ「wisjjang」と関連した表示情報などが保存されている場合でも、その保存時点が過度に経過した場合に、ユーザ「wisjjang」が領域別にフォント情報を設定又は再設定した可能性があると判断し、実際にアイテムサーバ210からサービスページの各領域に設定されたフォント情報などを直接取得する。
【0100】
本発明を実施する実施者は、ユーザ「wisjjang」の領域別フォント情報の変更事実をリアルタイムでユーザ「wisjjang」のサービスページに反映しようとする場合には、第1実施形態を採択することもできるし、システム負荷を考慮してアイテムサーバ210との接続頻度をある程度減少させることができる第2実施形態を採択することもできる。
【0101】
また、ユーザ「wisjjang」が領域別フォント情報を設定する場合、第2ユーザとユーザ「wisjjang」が同一人物である場合には、第1実施形態を採択し、第2ユーザとユーザ「wisjjang」が同一人物でない場合には、第2実施形態を採択することもできる。
【0102】
すなわち、ユーザ「wisjjang」は、自分のサービスページの各領域に対してフォント情報を設定した後、すぐにその設定内容が自分のサービスページにそのまま反映されているかを確認するために、自分のサービスページを要請する可能性が高い。このような場合には、リアルタイムでその設定内容が、サービスページに反映されるようにすることが好ましいため、第1実施形態によってサービスページを生成してユーザ満足度を高め、それ以外の場合には、第2実施形態によってサービスページを生成してアイテムサーバ210の負荷を減少させることができる。
【0103】
一方、本発明のさらに他の実施形態によれば、ユーザ端末機250には領域別フォント情報だけが保存され、領域別フォント情報が検索されない場合には、図10の段階905以下が遂行されるようにすることもできる。
【0104】
以上、本発明に係るフォントサービス提供方法について説明した。本実施形態によれば、ユーザ「wisjjang」は、自分のサービスページの各領域別にお気に入りのフォントをそれぞれ指定し、該当するフォントで文字が表示されるようにでき、自分のサービスページをより美しく装飾できるようになる。また、領域別に互いに異なるフォントを設定できるようにするフォントサービスを提供する過程において発生し得るサービスサーバ220又はアイテムサーバ210における負荷問題を解消することもできる。
【0105】
以下、本発明のさらに他の実施形態によって、第2ユーザがユーザ「wisjjang」のサービスページの特定領域にコンテンツを登録する場合、又はコンテンツにテキストが含まれている場合、テキストが、第2ユーザが特定領域に対して設定したフォントを有する文字で表示されるようにするフォントサービスを提供する過程について説明する。なお、本実施形態では、第2ユーザがユーザ「wisjjang」の個人コミュニティ空間の1つであるサービスページにコンテンツを登録させる場合を例として説明するが、第2ユーザが個人コミュニティ空間ではない共用コミュニティ空間にテキストを含むコンテンツを登録する場合も、同じ方式で適用できることは当業者によって自明であろう。
【0106】
図14を参照して、本実施形態に係るフォントサービス提供方法について具体的に説明する。
【0107】
図3と関連して説明した構成と類似した方式で、アイテムサーバ210は、第3ユーザデータベースに、ユーザ別にフォント情報及びこのフォント情報と関連した領域情報を保存する(段階1401)。ただし、上述した実施形態とは異なり、第3ユーザデータベースに保存される領域情報は、複数の領域に区分されるサービスページのうち、ユーザがテキストなどのコンテンツを入力して掲載することが許容された領域に対する情報である。したがって、領域情報は、ユーザがコンテンツを入力することができるポスト、コメント、トラックバックなどの領域に対する情報である。図15は、第3ユーザデータベースの一例を示した図である。
【0108】
段階1402で、サービスサーバ220は、第2ユーザの接続要請によってサービスページを生成して提供する。特に、第2ユーザが個人コミュニティ空間であるサービスページを要請した場合、第2ユーザにサービスページを提供する具体的な過程は、図9を参照して説明した通りである。
【0109】
サービスページが提供された第2ユーザは、段階1403で、提供されたサービスページのうち、自分がコンテンツを登録することが許容された特定領域、例えば、ポスト領域に対して、サービスサーバ220にコンテンツを入力する。
【0110】
段階1404で、サービスサーバ220は、入力されたコンテンツにテキストが含まれている場合、アイテムサーバ210に第2ユーザ及び当該特定領域と関連したフォント情報を要請する。
【0111】
段階1405で、要請を受けたアイテムサーバ210は、第3ユーザデータベースを参照して、第2ユーザと連関させ、特定領域と関連したフォント情報を検索してサービスサーバ220に送信する。図15を例に説明すると、第2ユーザのユーザ識別子が「kkue」である場合、アイテムサーバ210は、第3ユーザデータベースを参照してポスト領域及び第2ユーザと関連したフォント情報であるTimes New Roman体1501を検索してサービスサーバ220に送信する。
【0112】
段階1406及び段階1407で、アイテムサーバ210からフォント情報1101を受信したサービスサーバ220は、第2ユーザが入力したテキストがTimes New Roman体で表示されるように、サービスページを更新して第2ユーザに提供する。
【0113】
したがって、第2ユーザは、自分のサービスページだけではなく、他人のサービスページ又は共用コミュニティ空間であるサービスページの所定領域にコンテンツを登録する場合も、コンテンツに含まれたテキストを、自分が領域を指定して設定したフォントで表示できるようになる。
【0114】
したがって、多数のユーザが接続してコンテンツを登録する場合、1つの領域(例えばポスト領域)に多様なフォントなどで作成された文字が表示されるようになるため、サービスページがより一層多彩になり、ユーザは自分のコンテンツを美しく装飾することができるという充足感を感じれるようになる。
【0115】
以上、個人コミュニティ空間である自分のサービスページの各領域で表示されるフォントなどを設定する方法及び個人コミュニティ空間又は共用コミュニティ空間の特定領域で自分が入力したテキストのフォントなどを設定する方法についてそれぞれ説明したが、これら2つの方法は、互いに独立して遂行可能であることはもちろん、所定のサービスページに対して並列的または複合的に遂行することもできる。
【0116】
すなわち、本発明のさらに他の実施形態に係るフォントサービス提供方法は、ユーザ「wisjjang」のサービスページに対して、サービスページの題目、自己紹介、カテゴリなどの領域に対してはユーザ「wisjjang」が設定したフォントなどで文字が表示されるようにするとともに、ユーザ「wisjjang」のサービスページを訪問したユーザ「kkue」が、サービスページのポスト領域にテキストを入力する場合には、入力されたテキストが、ユーザ「kkue」がポスト領域に対して設定したフォントを有する文字に変換されて表示されるようにできる。
【0117】
また、サービスページに、サービスページの運営者(管理者)などの他の一般ユーザがポスト領域などのコンテンツ登録可能な領域にテキストを入力する場合は、ユーザのユーザ端末機に保存された領域別フォント情報を用いずに、アイテムサーバ210に毎回、第2ユーザと関連した領域別にフォント情報を要請してテキストのフォントを決定するという点で上述した実施形態と異なる。
【0118】
また、本発明の実施形態は、コンピュータにより具現される多様な動作を実行するためのプログラム命令を含むコンピュータ読み取り可能な媒体を含む。該媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせて含むこともできる。媒体及びプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計されて構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知であり使用可能なものであってもよい。
【0119】
以下、図16を参照して、本発明のさらに他の実施形態に係るフォントサービス提供システムについて説明する。
【0120】
本実施形態に係るフォントサービス提供システム1600は、ユーザデータベース1601と、サービスページデータベース1602と、ユーザ入力部1603と、判断部1604と、検索部1605と、サービスページ生成部1606と、サービスページ提供部1607と、制御部1608と、を含む。
【0121】
ユーザデータベース1601は、図8に示すように、ユーザ別にフォント情報及び該フォント情報と関連した領域情報を含むフォント提供情報を維持する。領域情報は、複数の領域に区分されるサービスページの各領域を識別するための情報であり、フォント情報は、領域情報に識別される領域に表示される文字のフォント(文字体)を決定するための情報である。
【0122】
ユーザは、自分が購買又は贈り物などで確保したフォントアイコンを用いて、自分のサービスページの特定領域で表示される文字のフォントなどを設定してユーザデータベース1601に登録することができる。
【0123】
サービスページデータベース1602は、ユーザ別にユーザと関連したサービスページの各領域と関連したテキストを含む。したがって、サービスページデータベース1602を参照すれば、各ユーザのサービスページの特定領域にどのような内容の文字を表示すべきかを知ることができる。
【0124】
第2ユーザが、ユーザ端末機1650を用いて第1ユーザと関連したサービスページの提供を要請する場合、ユーザ入力部1603に要請が入力される。第1ユーザと第2ユーザは同一人物であってもよい。
【0125】
要請が入力された場合、判断部1604は、第2ユーザのユーザ端末機1650に、第1ユーザと関連したフォント情報が保存されているかを判断する。ユーザ端末機1650には、ユーザ別にユーザと関連したサービスページの各領域に対するフォント情報が領域別に保存されていたりする。領域別フォント情報の一例は、図13に示した通りである。
【0126】
サービスページ生成部1606は、サービスページデータベース1602を参照して、第1ユーザと関連したサービスページの各領域と関連したテキストを検索する。
【0127】
判断部1604における判断の結果、ユーザ端末機1650に第1ユーザと関連した領域別フォント情報が保存されている場合、サービスページ生成部1606は、保存された領域別フォント情報及び検索された領域別テキストに基づいて、所定領域のテキストが同じ領域に設定されたフォントによって生成されたテキストイメージで表示されるようにする前記サービスページを生成する。
【0128】
また、判断部1604における判断の結果、ユーザ端末機1650に第1ユーザと関連した領域別フォント情報が保存されていない場合、検索部1605は、ユーザデータベース1601を参照して、第1ユーザと関連したフォント提供情報を検索する。上述したように、フォント提供情報には、フォント情報及びフォント情報と関連した領域情報が含まれる。すなわち、フォント提供情報から第1ユーザのサービスページの各領域に設定されたフォントを知ることができる。
【0129】
サービスページ生成部1606は、検索された領域別フォント情報及び検索された領域別テキストに基づいて、所定領域のテキストが同じ領域に設定されたフォントによって生成されたテキストイメージで表示されるようにするサービスページを生成する。
【0130】
すなわち、サービスページ生成部1606は、第1ユーザのサービスページを要請した第2ユーザのユーザ端末機1650に、第1ユーザと関連した領域別フォント情報が保存されている場合にはこれを用い、ユーザ端末機1650に、第1ユーザと関連した領域別フォント情報が保存されていない場合には、ユーザデータベース1601に保存されているフォント提供情報を用いて、第1ユーザのサービスページを生成する。
【0131】
サービスページ提供部1608は、サービスページ生成部1606で生成されたサービスページを第2ユーザに提供する。
【0132】
また、制御部1607は、検索されたフォント提供情報を用いて、第2ユーザのユーザ端末機1650に第1ユーザと関連した領域別フォント情報が保存されるように制御する。したがって、ユーザ端末機1650に領域別フォント情報が保存されていない場合でも、サービスページを提供した後には、ユーザ端末機1650に領域別フォント情報が保存されるようになる。
【0133】
一方、図16では、フォントサービスシステム1600の各構成要素が1つの装置に具現されている場合を示しているが、これは例示的なものに過ぎず、実施形態によって管理の容易性または負荷の分散などの理由によって、各構成要素は分離した個別の装置にそれぞれ具現し、各装置間に通信が可能である通信手段を備える方法が用いられることは当業者にとって自明であろう。
【0134】
上述したように、本発明を好ましい実施形態に則して説明したが、本発明の技術分野において熟練した当業者にとっては、特許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想及びその領域から逸脱しない範囲内で、本発明を多様に修正および変更させることができることを理解することができるであろう。すなわち、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲に基づいて定められ、発明を実施するための最良の形態により制限されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0135】
【図1】従来技術によって生成されたサービスページの一例を示した図である。
【図2】本発明に係るフォントサービス提供システムのネットワーク連結を示した図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るフォントサービス提供方法を示したフローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態において、ユーザがフォントアイテムを購買することができるユーザインターフェイスを含むフォントショップページの一例を示した図である。
【図5】本発明に係るアイテムサーバの第1ユーザデータベースに保存されるデータの一例を示した図である。
【図6】本発明に係るサービスサーバが提供するサービスページを、サービスページ題目領域、自己紹介領域などのように複数の領域に区分した場合の一例を示した図である。
【図7】本発明に係るアイテムサーバが提供するアイテムパックページの一例を示した図である。
【図8】本発明に係るアイテムサーバの第2ユーザデータベースに保存されるデータの一例を示した図である。
【図9】本発明の一実施形態に係るフォントサービス提供方法を示したフローチャートである。
【図10】本発明の一実施形態に係るフォントサービス提供方法を示したフローチャートである。
【図11】本発明に係るサービスサーバのサービスページデータベースに保存されるデータの一例を示した図である。
【図12】本発明に係るフォントサービス提供方法において、ユーザ端末機に領域別フォント情報が保存されるように制御する過程を示したフローチャートである。
【図13】本発明に係るフォントサービス提供方法において、ユーザ端末機に保存される領域別フォント情報の構成を例示した図である。
【図14】本発明のさらに他の実施形態に係るフォントサービス提供方法を示したフローチャートである。
【図15】本発明に係るフォントサービス提供方法において、アイテムサーバの第3ユーザデータベースに保存されるデータの一例を示した図である。
【図16】本発明のさらに他の実施形態に係るフォントサービス提供システムを示したブロック図である。
【符号の説明】
【0136】
200 フォントサービス提供システム
210 アイテムサーバ
220 サービスサーバ
250 ユーザ端末機
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アイテムサーバ及びサービスサーバを用いたフォントサービス提供方法であって、
所定のアイテムサーバが、フォント情報と該フォント情報と関連した複数の領域に区分されるサービスページの各領域を識別するための情報である領域情報とを含むフォント提供情報を、ユーザデータベースにユーザ別に維持する段階と、
前記サービスサーバが、前記ユーザと関連するサービスページの各領域と関連したテキストを含むサービスページデータベースを維持する段階と、
第2ユーザが、第1ユーザと関連したサービスページへの接続要請を入力した場合に、前記サービスサーバが、前記第2ユーザのユーザ端末機に前記第1ユーザと関連したフォント提供情報が保存されているかを判断する段階と、
判断の結果、前記ユーザ端末機に前記フォント提供情報が保存されている場合に、前記サービスサーバが、前記ユーザ端末機に保存されたフォント提供情報に基づいて、前記サービスページの特定領域と関連したテキストに対応し、かつ前記特定領域と関連したフォント情報によって生成されたテキストイメージが、前記特定領域に表示される前記サービスページを生成する段階と、
前記サービスサーバが、前記生成されたサービスページを前記ユーザ端末機に送信して提供する段階と、を含み、
前記ユーザ端末機における前記フォント情報は、前記第1ユーザと関連して領域別に保存されていることを特徴とするフォントサービス提供方法。
【請求項2】
判断の結果、前記ユーザ端末機に前記フォント提供情報が保存されていない場合、前記サービスサーバが、前記アイテムサーバから前記第1ユーザと関連したフォント提供情報を受信する段階と、
前記サービスサーバが、前記受信したフォント提供情報に基づいて、前記サービスページの特定領域と関連したテキストに対応し、かつ前記特定領域と関連したフォント情報によって生成されたテキストイメージが、前記特定領域に表示される前記サービスページを生成する段階と、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のフォントサービス提供方法。
【請求項3】
前記サービスサーバは、前記ユーザ端末機に、(1)前記第1ユーザと関連したフォント提供情報が保存されておらず、かつ(2)前記第1ユーザと関連した表示情報が保存されている場合に、前記サービスページの各領域と関連したテキストが、基本フォントに従って表示されるサービスページを生成する段階、をさらに含み、
前記表示情報は、前記アイテムサーバの前記ユーザデータベースに前記第1ユーザと関連したフォント情報が存在しないことを知らせる情報であることを特徴とする請求項1に記載のフォントサービス提供方法。
【請求項4】
前記サービスサーバが、前記ユーザ端末機に前記第1ユーザと関連したフォント情報及び表示情報が保存されていない場合に、前記アイテムサーバにフォント情報を要請する段階と、
前記アイテムサーバが、前記要請に応答して前記ユーザデータベースを参照し、前記第1ユーザと関連したフォント提供情報を検索する段階と、
検索の結果、前記第1ユーザと関連したフォント提供情報が検索された場合、前記アイテムサーバが、前記検索されたフォント提供情報を前記サービスサーバに送信する段階と、
前記サービスサーバが、前記送信されたフォント提供情報に基づいて、前記サービスページの特定領域と関連したテキストに対応し、かつ前記特定領域と関連したフォント情報によって生成されたテキストイメージが、前記特定領域に表示される前記サービスページを生成する段階と、をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載のフォントサービス提供方法。
【請求項5】
検索の結果、前記第1ユーザと関連したフォント情報が検索されない場合、前記アイテムサーバが、前記表示情報を生成して該表示情報を前記サービスサーバに送信する段階と、
前記サービスサーバが、前記送信された表示情報が前記第1ユーザと関連して前記ユーザ端末機に保存されるように制御する段階と、をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のフォントサービス提供方法。
【請求項6】
前記サービスサーバは、前記ユーザ端末機に、(1)前記第1ユーザと関連したフォント提供情報が保存されておらず、(2)前記第1ユーザと関連した表示情報が保存されている場合に、前記サービスページの各領域と関連したテキストが、基本フォントに従って表示されるサービスページを生成する前記段階は、
前記サービスサーバが、前記第1ユーザと関連した表示情報が前記ユーザ端末機に保存された時点である表示情報保存時点を判別する段階と、
前記サービスサーバが、前記判別された表示情報保存時点から所定期間以内の間、前記サービスページの各領域と関連したテキストが基本フォントに従って表示されるサービスページを生成する段階と、を含むことを特徴とする請求項3に記載のフォントサービス提供方法。
【請求項7】
前記第1ユーザと関連したフォント情報が変更される場合に、前記アイテムサーバが、前記変更されたフォント情報を含むフォント提供情報を前記サービスサーバに送信する段階と、
前記サービスサーバが、前記送信されたフォント提供情報に基づいて、前記第1ユーザのユーザ端末機に前記フォント提供情報に含まれたフォント情報が、領域別に前記第1ユーザと関連して前記ユーザ端末機に保存されるように制御する段階と、を含むことを特徴とする請求項6に記載のフォントサービス提供方法。
【請求項8】
前記サービスサーバが、前記アイテムサーバから受信した前記フォント提供情報のうちフォント情報を前記ユーザ端末機に送信し、前記第1ユーザと関連して領域別に保存されるように制御する段階、をさらに含むことを特徴とする請求項2又は4に記載のフォントサービス提供方法。
【請求項9】
前記フォント情報を前記ユーザ端末機に送信し、前記第1ユーザと関連して領域別に保存されるように制御する前記段階は、
各領域と関連した前記フォント情報を領域別に定められた順に従って、前記第1ユーザと関連して前記ユーザ端末機に保存されるように制御する段階、を含むことを特徴とする請求項8に記載のフォントサービス提供方法。
【請求項10】
前記フォント情報を前記ユーザ端末機に送信し、前記第1ユーザと関連して領域別に保存されるように制御する前記段階は、
前記ユーザ端末機に保存されているユーザ別フォント情報の個数であるフォント情報数を判別する段階と、
前記判別されたフォント情報数が所定値未満である場合、前記フォント情報を前記第1ユーザと関連して領域別に保存されるように制御する段階と、を含むことを特徴とする請求項8に記載のフォントサービス提供方法。
【請求項11】
前記判別されたフォント情報数が、前記所定値以上である場合、前記ユーザ端末機に既保存されているフォント情報のうち、所定の基準に従って選択されたいずれか1つのフォント情報を削除する段階と、
削除後、前記アイテムサーバから受信した前記フォント情報を、前記第1ユーザと関連して領域別に保存されるように制御する段階と、を含むことを特徴とする請求項10に記載のフォントサービス提供方法。
【請求項12】
前記ユーザ端末機に既保存されているフォント情報のうち、所定の基準に従って選択されたいずれか1つのフォント情報を削除する前記段階は、
(1)前記既保存されているフォント情報のうち、保存時点が最初のフォント情報を削除する段階と、
(2)前記既保存されているフォント情報のうち、任意のフォント情報を1つ削除する段階と、のうちいずれか1つを含むことを特徴とする請求項10に記載のフォントサービス提供方法。
【請求項13】
前記フォント情報は、(1)前記フォント情報と関連した領域情報に該当する領域に出力される文字のフォントを識別するためのフォント識別子と、(2)前記フォントのフォーマットと、(3)前記文字を固定サイズで出力するのか変動サイズで出力するのかに対するサイズ情報と、のうちいずれか1つ以上を含むことを特徴とする請求項8に記載のフォントサービス提供方法。
【請求項14】
前記第2ユーザが、前記サービスページの特定領域に対するテキストを入力する場合、前記サービスサーバが、前記第2ユーザ及び前記特定領域と関連したフォント情報を前記アイテムサーバから受信する段階と、
前記サービスサーバが、前記受信されたフォント情報を用いて前記入力されたテキストに対応し、かつ前記フォント情報によって生成されたテキストイメージが、前記特定領域で表示されるように前記サービスページを更新する段階と、
前記更新されたサービスページを前記第2ユーザに提供する段階と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のフォントサービス提供方法。
【請求項15】
前記サービスページの特定領域は、前記サービスサーバの管理者又は前記第1ユーザによって、前記第2ユーザにコンテンツ入力権限が付与された領域であることを特徴とする請求項14に記載のフォントサービス提供方法。
【請求項16】
請求項1から7、請求項14及び請求項15のいずれか1つに記載のフォントサービス提供方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項17】
フォントサービス提供システムであって、
ユーザ別に、フォント情報と該フォント情報と関連した複数の領域に区分されるサービスページの各領域を識別するための情報である領域情報と含むフォント提供情報が含まれるユーザデータベースと、
前記ユーザと関連したサービスページの各領域と関連したテキストを含むサービスページデータベースと、
第2ユーザから第1ユーザと関連したサービスページの提供要請を受信するユーザ入力部と、
前記第2ユーザのユーザ端末機に前記第1ユーザと関連したフォント情報が保存されているかを判断する判断部と、
判断の結果、前記ユーザ端末機に前記フォント情報が保存されている場合に、前記ユーザ端末機に保存されたフォント情報に基づいて、前記サービスページの特定領域と関連したテキストに対応し、かつ前記特定領域と関連したフォント情報によって生成されたテキストイメージが、前記特定領域に表示される前記サービスページを生成するサービスページ生成部と、
前記生成されたサービスページを、前記第1ユーザに提供するサービスページ提供部と、を含み、
前記ユーザ端末機における前記フォント情報は、前記第1ユーザと関連して領域別に保存されていることを特徴とするフォントサービス提供システム。
【請求項18】
判断の結果、前記ユーザ端末機に前記フォント情報が保存されていない場合に、前記ユーザデータベースを参照して前記第1ユーザと関連したフォント提供情報を検索する検索部、をさらに含み、
前記サービスページ生成部は、前記検索されたフォント提供情報に基づいて、前記サービスページの特定領域と関連したテキストに対応し、かつ前記特定領域と関連したフォント情報によって生成されたテキストイメージが、前記特定領域に表示される前記サービスページを生成することを特徴とする請求項17に記載のフォントサービス提供システム。
【請求項19】
前記検索されたフォント提供情報のうち、フォント情報を前記ユーザ端末機に送信して前記第1ユーザと関連して領域別に保存されるように制御する制御部、をさらに含むことを特徴とする請求項18に記載のフォントサービス提供システム。
【請求項1】
アイテムサーバ及びサービスサーバを用いたフォントサービス提供方法であって、
所定のアイテムサーバが、フォント情報と該フォント情報と関連した複数の領域に区分されるサービスページの各領域を識別するための情報である領域情報とを含むフォント提供情報を、ユーザデータベースにユーザ別に維持する段階と、
前記サービスサーバが、前記ユーザと関連するサービスページの各領域と関連したテキストを含むサービスページデータベースを維持する段階と、
第2ユーザが、第1ユーザと関連したサービスページへの接続要請を入力した場合に、前記サービスサーバが、前記第2ユーザのユーザ端末機に前記第1ユーザと関連したフォント提供情報が保存されているかを判断する段階と、
判断の結果、前記ユーザ端末機に前記フォント提供情報が保存されている場合に、前記サービスサーバが、前記ユーザ端末機に保存されたフォント提供情報に基づいて、前記サービスページの特定領域と関連したテキストに対応し、かつ前記特定領域と関連したフォント情報によって生成されたテキストイメージが、前記特定領域に表示される前記サービスページを生成する段階と、
前記サービスサーバが、前記生成されたサービスページを前記ユーザ端末機に送信して提供する段階と、を含み、
前記ユーザ端末機における前記フォント情報は、前記第1ユーザと関連して領域別に保存されていることを特徴とするフォントサービス提供方法。
【請求項2】
判断の結果、前記ユーザ端末機に前記フォント提供情報が保存されていない場合、前記サービスサーバが、前記アイテムサーバから前記第1ユーザと関連したフォント提供情報を受信する段階と、
前記サービスサーバが、前記受信したフォント提供情報に基づいて、前記サービスページの特定領域と関連したテキストに対応し、かつ前記特定領域と関連したフォント情報によって生成されたテキストイメージが、前記特定領域に表示される前記サービスページを生成する段階と、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のフォントサービス提供方法。
【請求項3】
前記サービスサーバは、前記ユーザ端末機に、(1)前記第1ユーザと関連したフォント提供情報が保存されておらず、かつ(2)前記第1ユーザと関連した表示情報が保存されている場合に、前記サービスページの各領域と関連したテキストが、基本フォントに従って表示されるサービスページを生成する段階、をさらに含み、
前記表示情報は、前記アイテムサーバの前記ユーザデータベースに前記第1ユーザと関連したフォント情報が存在しないことを知らせる情報であることを特徴とする請求項1に記載のフォントサービス提供方法。
【請求項4】
前記サービスサーバが、前記ユーザ端末機に前記第1ユーザと関連したフォント情報及び表示情報が保存されていない場合に、前記アイテムサーバにフォント情報を要請する段階と、
前記アイテムサーバが、前記要請に応答して前記ユーザデータベースを参照し、前記第1ユーザと関連したフォント提供情報を検索する段階と、
検索の結果、前記第1ユーザと関連したフォント提供情報が検索された場合、前記アイテムサーバが、前記検索されたフォント提供情報を前記サービスサーバに送信する段階と、
前記サービスサーバが、前記送信されたフォント提供情報に基づいて、前記サービスページの特定領域と関連したテキストに対応し、かつ前記特定領域と関連したフォント情報によって生成されたテキストイメージが、前記特定領域に表示される前記サービスページを生成する段階と、をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載のフォントサービス提供方法。
【請求項5】
検索の結果、前記第1ユーザと関連したフォント情報が検索されない場合、前記アイテムサーバが、前記表示情報を生成して該表示情報を前記サービスサーバに送信する段階と、
前記サービスサーバが、前記送信された表示情報が前記第1ユーザと関連して前記ユーザ端末機に保存されるように制御する段階と、をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のフォントサービス提供方法。
【請求項6】
前記サービスサーバは、前記ユーザ端末機に、(1)前記第1ユーザと関連したフォント提供情報が保存されておらず、(2)前記第1ユーザと関連した表示情報が保存されている場合に、前記サービスページの各領域と関連したテキストが、基本フォントに従って表示されるサービスページを生成する前記段階は、
前記サービスサーバが、前記第1ユーザと関連した表示情報が前記ユーザ端末機に保存された時点である表示情報保存時点を判別する段階と、
前記サービスサーバが、前記判別された表示情報保存時点から所定期間以内の間、前記サービスページの各領域と関連したテキストが基本フォントに従って表示されるサービスページを生成する段階と、を含むことを特徴とする請求項3に記載のフォントサービス提供方法。
【請求項7】
前記第1ユーザと関連したフォント情報が変更される場合に、前記アイテムサーバが、前記変更されたフォント情報を含むフォント提供情報を前記サービスサーバに送信する段階と、
前記サービスサーバが、前記送信されたフォント提供情報に基づいて、前記第1ユーザのユーザ端末機に前記フォント提供情報に含まれたフォント情報が、領域別に前記第1ユーザと関連して前記ユーザ端末機に保存されるように制御する段階と、を含むことを特徴とする請求項6に記載のフォントサービス提供方法。
【請求項8】
前記サービスサーバが、前記アイテムサーバから受信した前記フォント提供情報のうちフォント情報を前記ユーザ端末機に送信し、前記第1ユーザと関連して領域別に保存されるように制御する段階、をさらに含むことを特徴とする請求項2又は4に記載のフォントサービス提供方法。
【請求項9】
前記フォント情報を前記ユーザ端末機に送信し、前記第1ユーザと関連して領域別に保存されるように制御する前記段階は、
各領域と関連した前記フォント情報を領域別に定められた順に従って、前記第1ユーザと関連して前記ユーザ端末機に保存されるように制御する段階、を含むことを特徴とする請求項8に記載のフォントサービス提供方法。
【請求項10】
前記フォント情報を前記ユーザ端末機に送信し、前記第1ユーザと関連して領域別に保存されるように制御する前記段階は、
前記ユーザ端末機に保存されているユーザ別フォント情報の個数であるフォント情報数を判別する段階と、
前記判別されたフォント情報数が所定値未満である場合、前記フォント情報を前記第1ユーザと関連して領域別に保存されるように制御する段階と、を含むことを特徴とする請求項8に記載のフォントサービス提供方法。
【請求項11】
前記判別されたフォント情報数が、前記所定値以上である場合、前記ユーザ端末機に既保存されているフォント情報のうち、所定の基準に従って選択されたいずれか1つのフォント情報を削除する段階と、
削除後、前記アイテムサーバから受信した前記フォント情報を、前記第1ユーザと関連して領域別に保存されるように制御する段階と、を含むことを特徴とする請求項10に記載のフォントサービス提供方法。
【請求項12】
前記ユーザ端末機に既保存されているフォント情報のうち、所定の基準に従って選択されたいずれか1つのフォント情報を削除する前記段階は、
(1)前記既保存されているフォント情報のうち、保存時点が最初のフォント情報を削除する段階と、
(2)前記既保存されているフォント情報のうち、任意のフォント情報を1つ削除する段階と、のうちいずれか1つを含むことを特徴とする請求項10に記載のフォントサービス提供方法。
【請求項13】
前記フォント情報は、(1)前記フォント情報と関連した領域情報に該当する領域に出力される文字のフォントを識別するためのフォント識別子と、(2)前記フォントのフォーマットと、(3)前記文字を固定サイズで出力するのか変動サイズで出力するのかに対するサイズ情報と、のうちいずれか1つ以上を含むことを特徴とする請求項8に記載のフォントサービス提供方法。
【請求項14】
前記第2ユーザが、前記サービスページの特定領域に対するテキストを入力する場合、前記サービスサーバが、前記第2ユーザ及び前記特定領域と関連したフォント情報を前記アイテムサーバから受信する段階と、
前記サービスサーバが、前記受信されたフォント情報を用いて前記入力されたテキストに対応し、かつ前記フォント情報によって生成されたテキストイメージが、前記特定領域で表示されるように前記サービスページを更新する段階と、
前記更新されたサービスページを前記第2ユーザに提供する段階と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のフォントサービス提供方法。
【請求項15】
前記サービスページの特定領域は、前記サービスサーバの管理者又は前記第1ユーザによって、前記第2ユーザにコンテンツ入力権限が付与された領域であることを特徴とする請求項14に記載のフォントサービス提供方法。
【請求項16】
請求項1から7、請求項14及び請求項15のいずれか1つに記載のフォントサービス提供方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項17】
フォントサービス提供システムであって、
ユーザ別に、フォント情報と該フォント情報と関連した複数の領域に区分されるサービスページの各領域を識別するための情報である領域情報と含むフォント提供情報が含まれるユーザデータベースと、
前記ユーザと関連したサービスページの各領域と関連したテキストを含むサービスページデータベースと、
第2ユーザから第1ユーザと関連したサービスページの提供要請を受信するユーザ入力部と、
前記第2ユーザのユーザ端末機に前記第1ユーザと関連したフォント情報が保存されているかを判断する判断部と、
判断の結果、前記ユーザ端末機に前記フォント情報が保存されている場合に、前記ユーザ端末機に保存されたフォント情報に基づいて、前記サービスページの特定領域と関連したテキストに対応し、かつ前記特定領域と関連したフォント情報によって生成されたテキストイメージが、前記特定領域に表示される前記サービスページを生成するサービスページ生成部と、
前記生成されたサービスページを、前記第1ユーザに提供するサービスページ提供部と、を含み、
前記ユーザ端末機における前記フォント情報は、前記第1ユーザと関連して領域別に保存されていることを特徴とするフォントサービス提供システム。
【請求項18】
判断の結果、前記ユーザ端末機に前記フォント情報が保存されていない場合に、前記ユーザデータベースを参照して前記第1ユーザと関連したフォント提供情報を検索する検索部、をさらに含み、
前記サービスページ生成部は、前記検索されたフォント提供情報に基づいて、前記サービスページの特定領域と関連したテキストに対応し、かつ前記特定領域と関連したフォント情報によって生成されたテキストイメージが、前記特定領域に表示される前記サービスページを生成することを特徴とする請求項17に記載のフォントサービス提供システム。
【請求項19】
前記検索されたフォント提供情報のうち、フォント情報を前記ユーザ端末機に送信して前記第1ユーザと関連して領域別に保存されるように制御する制御部、をさらに含むことを特徴とする請求項18に記載のフォントサービス提供システム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【公表番号】特表2008−525840(P2008−525840A)
【公表日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−548064(P2007−548064)
【出願日】平成17年12月19日(2005.12.19)
【国際出願番号】PCT/KR2005/004368
【国際公開番号】WO2006/068387
【国際公開日】平成18年6月29日(2006.6.29)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年12月19日(2005.12.19)
【国際出願番号】PCT/KR2005/004368
【国際公開番号】WO2006/068387
【国際公開日】平成18年6月29日(2006.6.29)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)
【Fターム(参考)】
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