フラッシュイメージの編集が可能な移動機器及びフラッシュイメージの編集方法
【課題】SWF形式のフラッシュイメージを直接編集してフラッシュイメージに含まれる客体等の位置を変形する。
【解決手段】本発明のフラッシュイメージの編集可能な移動機器は、イメージを保存する第1メモリー、編集プログラムを保存する第2メモリー、データの臨時保存部の第3メモリーからなるメモリー部と、制御キー、数字キー及び文字キーからなるキー入力部と、制御部の制御により入力された数字や文字又はイメージをディスプレーする表示部とから構成され、前記第2メモリーの編集プログラムは表示部にディスプレーされたフラッシュイメージに備えられた客体を活性化する段階と、前記活性化された客体を制御キーで選択して選択された客体をカプセル化する段階と、前記カプセル化された客体を編集する段階と、前記編集されたフラッシュイメージが前記第1メモリーに保存される段階とからなる。
【解決手段】本発明のフラッシュイメージの編集可能な移動機器は、イメージを保存する第1メモリー、編集プログラムを保存する第2メモリー、データの臨時保存部の第3メモリーからなるメモリー部と、制御キー、数字キー及び文字キーからなるキー入力部と、制御部の制御により入力された数字や文字又はイメージをディスプレーする表示部とから構成され、前記第2メモリーの編集プログラムは表示部にディスプレーされたフラッシュイメージに備えられた客体を活性化する段階と、前記活性化された客体を制御キーで選択して選択された客体をカプセル化する段階と、前記カプセル化された客体を編集する段階と、前記編集されたフラッシュイメージが前記第1メモリーに保存される段階とからなる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はフラッシュイメージの編集が可能な移動機器及びフラッシュイメージの編集方法に関するもので、SWF形式で保存されたフラッシュイメージをFLA型式へ変換する必要なく直接SWF形式のフラッシュイメージをなす客体の位置を変換させることによって、フラッシュイメージFLAディコンパイラを使用せずに簡単かつ便利に編集して保存することができるフラッシュイメージの編集が可能な移動機器及びイメージ編集方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ファイル名の後に'swf'拡張子がつくSWF形式のフラッシュイメージはフラッシュムービーファイルであって、インターネット上、ブラウザーまたはプラグインが設置されているコンピュータから見ることができるイメージファイルである。これに対してファイル名の後に'fla'拡張子がつくFLA型式のファイルは修正または削除などの作業のためのファイルであって、一般の人々が見られるファイルはSWF形式のファイルである。
【0003】
前記SWFファイル(完成ファイル)はFLAファイル(作業ファイル)で作業した後、FLAファイルから生成(Publishing)する。
【0004】
図1はJPEG形式のビットマップイメージ(100)を示したものであり、図2は図1に示したイメージ(100)をフラッシュイメージ(120)に合成して新しいフラッシュイメージ(200)として保存する過程を示したものであり、図3は図2において保存されたフラッシュイメージ(200)に新しいフラッシュイメージを客体(130、Object)で合成する過程を示したものである。
【0005】
また、図4はフラッシュイメージ(200)に二つのフラッシュイメージを客体(130、140)で合成したものを示したものであり、図5は図4に示した合成されたフラッシュイメージ(300)の仮想側断面図の一例を示したものである。
【0006】
図2及び図5に示した通り、フラッシュイメージ(120)はベース(121)と客体(123)とが互いに層(Layer)をなして形成されたもので、図2において前記客体(123)はフレーム形態で製作されたものを示したものである。
【0007】
そして前記JPEG形式のようなビットマップイメージ(100)とフラッシュイメージ(120)とを合成して新しいフラッシュイメージ(200)を生成する場合、前記フラッシュイメージ(120)に合成される前記ビットマップイメージ(100)は前記ベース(121)と客体(123)と間に掲載されながら新しい層を形成して新しいフラッシュイメージ(200)が生成される。
【0008】
図3及び図4に示した通り、前記フラッシュイメージ(200)に新しいフラッシュイメージ(130、140)を客体として合成する時、前記フラッシュイメージ(130、140)も図5に示した通り新しい層を形成してまた他のフラッシュイメージ(300)として保存される。
【0009】
図6は図3に示したフラッシュイメージの客体の拡大図であり、図6に示した通りフラッシュイメージ(300)をなすフラッシュイメージである客体(130)は一つ以上の要素(131、Element)から構成される。
【0010】
図7は従来技術によるフラッシュイメージ(500)の位置、大きさ、色相などを変換する一例を示したものである。
【0011】
既に保存されたSWF形式のフラッシュイメージの位置、大きさ、色相などを編集するためには、図7に135で示した通りSWF形式のフラッシュイメージをFLA型式にディコンパイルしなければならない。
【0012】
このディコンパイルされたFLA型式の各層をなす要素の大きさ、位置、色相などを変更することによってフラッシュイメージの位置や色相などが変更されるのである。
【0013】
図7は、SWF形式のフラッシュイメージからディコンパイルされたFLA型式のファイルを編集またはFLA型式のファイルを製作し、この編集または製作されたFLA型式のファイルをSWF形式のファイルにコンパイルしてSWF形式のファイルを製作するプログラムである'Macromedia Flash Professional8'の画面をキャプチャーしたものである(非特許文献1参照)。
【0014】
図7において、符号135は変換したFLA型式のファイル名を示したものであり、136は編集するFLA型式のファイルに新しい客体や動的効果(Time line)などを挿入する機能を持つメニュー、137は変換したFLAを編集するためのメニュー、138はファイルを開けたり保存する等のメニューを示したものであり、また134はフラッシュイメージを構成する要素の層を示したもので、500は変換されたFLA型式のフラッシュファイル、510ないし560はフラッシュファイルの客体をなす各要素を示したものである。
【0015】
従来、一般の人々が見ることができるSWF形式のファイルを製作するためには、所定の専用プログラムを使用してFLA型式のファイルを生成して、その生成されたFLA型式のファイルをSWF形式のファイルにコンパイルリングしていた。
【0016】
そして既に製作されてあるSWF形式のファイルを修正編集する場合においても、まずはSWF形式のファイルをFLA型式のファイルにディコンパイルし、そのディコンパイルされたFLA型式のファイルを修正編集してから再度SWF形式のファイルにコンパイルしていた。
【0017】
すなわち、図7に示したようなプログラムを利用してFLA型式のフラッシュファイルを製作し、またはディコンパイルされたFLA型式のファイルを修正編集して再度SWF形式のファイルにコンパイルリングしてSWF形式のファイルを製作していた。
【非特許文献1】"Macromedia Flash Professional 8 Authoring Tool for PC."
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
しかし、前記のような従来技術においてはフラッシュイメージを製作、または既に製作されてあるフラッシュイメージを修正編集するときは前記のような複雑な専用プログラムを利用してディコンパイルされたFLA型式のファイルを修正編集してから再度コンパイルしなければならないという問題点があった。
【0019】
また、前記のような作業はPCのような機器においてだけ可能であり、ますますその需要が増大しつつある移動通信端末機のような移動機器においては既に保存されてあるフラッシュイメージの編集が出来ず、初期に保存されてある形態のイメージを変換無しでそのまま利用せざるを得ないという問題点があった。
【0020】
本発明は前記のような問題点に鑑み、移動機器においてフラッシュイメージの形式を変換するプログラム無しに簡単かつ便利にSWF形式のフラッシュイメージを直接変換して保存できるフラッシュイメージの編集が可能な移動機器及びイメージ編集方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0021】
前記目的を達成するために、本発明によるフラッシュイメージの編集が可能な移動機器は、イメージを保存する第1メモリー、編集プログラムを保存する第2メモリー、データを臨時保存する臨時保存部である第3メモリーと、からなるメモリー部と、制御命令を入力する制御キー、数字や文字を入力する数字及び文字キーと、からなるキー入力部と、制御部の制御によって入力された数字や文字またはイメージをディスプレーする表示部と、から構成され、前記第2メモリーに保存される編集プログラムは編集しようとするフラッシュイメージに備えられた客体を活性化する段階と、前記活性化された客体を制御キーで選択して前記選択された客体をカプセル化する段階と、前記カプセル化された客体を編集する段階と、前記編集されたフラッシュイメージが前記第1メモリーに保存される段階と、からなることを特徴とする。
【0022】
前記選択された客体をカプセル化する段階は、選択された客体をなす各要素を包括するカプセルを生成する段階と、前記生成されたカプセルの基準点に対する相対座標を生成して前記第3メモリーに保存する段階と、前記生成されたカプセルに対して客体をなす各要素の相対位置(座標)を抽出して前記第3メモリーに保存する段階と、からなることを特徴とする。
【0023】
前記カプセル化された客体を編集する段階は、方向キーの入力により前記カプセルの相対座標が変換され、これによりカプセルに対する各要素の相対座標も変換されて前記第3メモリーに保存される段階と、前記変換されて保存されたカプセルの相対座標と各要素の相対座標とがフラッシュイメージに備えられた各要素の相対座標に置換されて選択された客体が新しい位置に移動する段階と、からなることを特徴とする。
【0024】
また、前記に記載されたフラッシュイメージの編集が可能な移動機器でフラッシュイメージを編集する方法は、移動機器の第1メモリーに保存されたフラッシュイメージを表示部にディスプレーする段階と、位置変更メニュー選択によってディスプレーされたフラッシュイメージをなす客体が順に活性化される段階と、前記活性化された客体を選択する段階と、前記選択された客体をカプセル化する段階と、前記カプセル化された客体を編集する段階と、前記編集したフラッシュイメージを保存する段階と、からなることを特徴とする。
【0025】
前記において、選択された客体をカプセル化する段階は、客体を選択すれば客体をなす各要素を包括するカプセルを生成する段階と、前記生成されたカプセルの基準点に対する相対座標を生成する段階と、前記カプセルの基準点に対して選択された客体をなす各要素の相対座標を抽出する段階と、前記カプセルの相対座標とカプセルに対する客体をなす各要素の相対座標を第3メモリーに保存する段階と、からなる。
【発明の効果】
【0026】
本発明に係るフラッシュイメージの編集が可能な移動機器及びフラッシュイメージの編集方法によれば、SWF形式のフラッシュイメージをFLA型式ファイルにディコンパイリングせずに直接編集してフラッシュイメージに含まれる客体等の位置を多様に変形できるため、フラッシュイメージを編集するためにSWF形式のフラッシュイメージをFLA型式のファイルに変換するディコンパイラが不要となり、また簡単かつ便利に制限された範囲内で既に保存されたSWF形式のファイルを編集できる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて詳述する。以下において従来技術と同様の作用をする構成に対しては同じ名称を使用する。
【0028】
図8は本発明によるフラッシュイメージの編集が可能な移動機器の機能的な構造を示したブロック図であり、図9は本発明による移動機器によるイメージ編集過程を示したフローチャート、図10は本発明による移動機器のイメージ編集において活性化されて選択された客体を示したものである。
【0029】
図8に示した通り本発明の係るフラッシュイメージの編集が可能な移動機器(1)は、イメージを保存する第1メモリー(11)と、動作プログラムを保存する第2メモリー(13)と、データを臨時保存する臨時保存部の第3メモリー(15)と、からなるメモリー(10)と、制御命令を入力する制御キー(21)と、数字や文字を入力する数字及び文字キー(23)と、からなるキー入力部(20)と、制御部(5)の制御によって入力された数字や文字またはイメージをディスプレーする表示部(60)と、前記構成を制御する制御部(5)と、から構成される。
【0030】
前記において、前記メモリー部(10)は一個のメモリーチップで形成され、分割、または別個のメモリーチップで形成することも可能である。
【0031】
前記移動機器はカメラ機能を具備することも可能であり、図8に示した撮像部(90)を通して被写体を撮像して選択部(50)を通して表示部(60)にディスプレー、または前記第1メモリー(11)に保存することが可能である。
【0032】
ここでは、撮像部(90)を通して被写体を撮像、または撮像したイメージを第1メモリー(11)に保存する過程に対する詳述は省略する。
【0033】
前記イメージが保存された第1メモリー(11)にはRF部(70、Radio Frequency部)やインターフェース部(80)を通して特定サーバーに保存されているイメージやPCに保存されているイメージをダウンロードして保存することが可能である。
【0034】
図8において符号71はRF部(70)に連結する送受信アンテナを示したもので、図9ないし図11を参照して図8に示した移動機器のメモリー部(10)に備えられたフラッシュイメージの編集プログラムの作動について詳解する。
【0035】
まず、制御キー(21)をなすメニューキー(21a)によって表示部(60)にディスプレーされる下部メニュー(例えば'呼び出し'、図示されず)を通して前記第1メモリー(11)に保存された所望のフラッシュイメージを表示部(60)にディスプレーする(S110)。
【0036】
すなわち、制御部(5)によってOSD(30、On Screen Display)、エンコーダー(40)、選択部(50)の経路を経て表示部(60)上にディスプレーすることができる。
【0037】
このように編集しようとするフラッシュイメージが表示部(60)にディスプレーされれば、再度メニューキー(21a)によってディスプレーされる下部メニュー(例えば'位置変更'、図示されず)を通じてフラッシュイメージに備えられた客体(120、130)のうちいずれかを活性化させる(S130)。
【0038】
活性化させる方法は色々あるが、図10に示した通り客体をなす各要素の警戒を表示することも可能である。
【0039】
前記のように客体(120、130)のうちいずれかが活性化されたときに方向キー(21b)を利用して編集しようとする他の客体が活性化されるようにすることもできる。
【0040】
前記方向キー(21b)を利用して編集しようとする客体(120または130)を活性化し、前記制御キー(21)をなす確認キー(21d)で編集しようとする客体(120または130)を選択する(S140)。
【0041】
前記において選択が誤った場合は前記制御キー(21)をなすキャンセルキー(21c)で再び活性化状態に戻すことも可能である。
【0042】
前記のように確認キー(21d)で編集しようとする客体(120または130)を選択すれば、図10に示したように客体(130)をなす要素(131、133)を包括する仮想のカプセル(128)が生成される。前記カプセル(128)は仮想で形成されるものてあるので図10に示したように実線や点線などで表示部(60)にディスプレーされるようにすることも可能である。
【0043】
フラッシュイメージはフラッシュイメージをなす客体と、客体をなす各要素に対して大きさ、相対位置、色相などの情報を持っている。
【0044】
前記確認キー(21d)の選択によってカプセル(128)が生成される時、フラッシュイメージ(300)に対する前記カプセル(128)の相対座標が前記フラッシュイメージ(300)に備えられた客体や、客体をなす各要素の情報から抽出されて臨時保存部の第3メモリー(15)に保存される。
【0045】
そして前記カプセル(128)に対して客体(130)をなす各要素(131、133)の相対座標も抽出されて前記第3メモリー(15)に保存される。
【0046】
図10は前記相対座標抽出の一例を示したもので、確認キー(21d)によって編集しようとする活性化された客体(130)を選択すれば(S140)、前記客体(130)をなす要素(131、133)を含む最小の四角形であるカプセル(128)が生成される。
【0047】
そして前記カプセル(128)の生成と共に前記フラッシュイメージ(300)の基準点(D)に対するカプセル(128)基準点(C)の相対座標(X1、Y1)が抽出されて前記第3メモリー(15)に保存される。
【0048】
次いで前記客体(130)をなす各要素(131、133)に対してもカプセル(128)の基準点(C)に対する相対座標((x1、y1)、(x2、y2))が夫々抽出されて前記第3メモリー(15)に保存される。
【0049】
前記において、X1、Y1は前記フラッシュイメージ(300)の基準点からカプセル(128)基準点(C)までの横方向と縦方向の距離、x1、y1は前記カプセル(128)の基準点から要素(131)基準点(A)までの横方向と縦方向の距離、x2、y2は前記カプセル(128)の基準点から要素(133)基準点(B)までの横方向と縦方向の距離を意味し、単位はピクセル(Pixel)である。
【0050】
前記において基準点(A、B、C、D)は任意に設定して示したものであり、他の基準点を用いても良いのはいうまでもない。
【0051】
ここで前記編集しようとする客体(131)の移動距離が容易に分かるように前記フラッシュイメージ(300)に移動表示部(129)をディスプレーするようにするのが望ましい。
【0052】
前記のように移動させようとする客体(131)が選択された状態で前記制御キー(21)の方向キー(21b)を押すと前記方向キー(21b)の押圧によって前記第3メモリー(15)に臨時保存されたカプセル(128)の相対座標が変わり、これにより前記第3メモリー(15)に示された各要素(131、133)の相対座標も変わり、前記変換された相対座標値が初期にフラッシュイメージ(300)情報に含まれた客体(130)の各要素(131、133)の座標に置換されながら、前記客体(130)が所定の距離を移動することになり、新しい位置に移動した客体(130)を具備するフラッシュイメージとして保存されることができるのである。
【産業上の利用可能性】
【0053】
以上の通り、本発明を実施例に限定して説明したが、本発明の保護範囲はこれに限定されるものではなく、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施できた程度の変形は本発明の保護範囲に属するものと解釈すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】図1は移動機器に保存または撮像されたビットマップ形式のイメージファイルを示したものである。
【図2】図2はフラッシュイメージのフレーム客体に前記図1に示したイメージを合成する過程を示したものである。
【図3】図3は図2に示した通り合成されたフラッシュに他のフラッシュを合成させるために他のフラッシュを選択する過程を示したものである。
【図4】図4は図3の過程を経て二つ以上のフラッシュ客体と合成されたフラッシュイメージを示したものである。
【図5】図5は図4に示した合成されたフラッシュイメージの仮想側断面図の一例を示したものである。
【図6】図6は図3に示したフラッシュイメージの客体を拡大示したものである。
【図7】図7は図6に示したフラッシュイメージの位置、大きさなどを変換する一例を示したものである。
【図8】図8は本発明によるフラッシュイメージの編集が可能な移動機器の機能的な構造を示したブロック図である。
【図9】図9は本発明による移動機器によるイメージ編集過程を示したフローチャートである。
【図10】図10は本発明による移動機器のイメージ編集において活性化されて選択された客体を示したものである。
【図11】図11は本発明による移動機器の各制御キーの一例を示した平面図である。
【符号の説明】
【0055】
1:移動機器 5:制御部
10:メモリー部 20:キー入力部
21:制御キー 23:数字文字キー
30:OSD 40:エンコーダー
50:選択部 60:表示部
70:RF部 80:インターフェース部
90:撮像部
【技術分野】
【0001】
本発明はフラッシュイメージの編集が可能な移動機器及びフラッシュイメージの編集方法に関するもので、SWF形式で保存されたフラッシュイメージをFLA型式へ変換する必要なく直接SWF形式のフラッシュイメージをなす客体の位置を変換させることによって、フラッシュイメージFLAディコンパイラを使用せずに簡単かつ便利に編集して保存することができるフラッシュイメージの編集が可能な移動機器及びイメージ編集方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ファイル名の後に'swf'拡張子がつくSWF形式のフラッシュイメージはフラッシュムービーファイルであって、インターネット上、ブラウザーまたはプラグインが設置されているコンピュータから見ることができるイメージファイルである。これに対してファイル名の後に'fla'拡張子がつくFLA型式のファイルは修正または削除などの作業のためのファイルであって、一般の人々が見られるファイルはSWF形式のファイルである。
【0003】
前記SWFファイル(完成ファイル)はFLAファイル(作業ファイル)で作業した後、FLAファイルから生成(Publishing)する。
【0004】
図1はJPEG形式のビットマップイメージ(100)を示したものであり、図2は図1に示したイメージ(100)をフラッシュイメージ(120)に合成して新しいフラッシュイメージ(200)として保存する過程を示したものであり、図3は図2において保存されたフラッシュイメージ(200)に新しいフラッシュイメージを客体(130、Object)で合成する過程を示したものである。
【0005】
また、図4はフラッシュイメージ(200)に二つのフラッシュイメージを客体(130、140)で合成したものを示したものであり、図5は図4に示した合成されたフラッシュイメージ(300)の仮想側断面図の一例を示したものである。
【0006】
図2及び図5に示した通り、フラッシュイメージ(120)はベース(121)と客体(123)とが互いに層(Layer)をなして形成されたもので、図2において前記客体(123)はフレーム形態で製作されたものを示したものである。
【0007】
そして前記JPEG形式のようなビットマップイメージ(100)とフラッシュイメージ(120)とを合成して新しいフラッシュイメージ(200)を生成する場合、前記フラッシュイメージ(120)に合成される前記ビットマップイメージ(100)は前記ベース(121)と客体(123)と間に掲載されながら新しい層を形成して新しいフラッシュイメージ(200)が生成される。
【0008】
図3及び図4に示した通り、前記フラッシュイメージ(200)に新しいフラッシュイメージ(130、140)を客体として合成する時、前記フラッシュイメージ(130、140)も図5に示した通り新しい層を形成してまた他のフラッシュイメージ(300)として保存される。
【0009】
図6は図3に示したフラッシュイメージの客体の拡大図であり、図6に示した通りフラッシュイメージ(300)をなすフラッシュイメージである客体(130)は一つ以上の要素(131、Element)から構成される。
【0010】
図7は従来技術によるフラッシュイメージ(500)の位置、大きさ、色相などを変換する一例を示したものである。
【0011】
既に保存されたSWF形式のフラッシュイメージの位置、大きさ、色相などを編集するためには、図7に135で示した通りSWF形式のフラッシュイメージをFLA型式にディコンパイルしなければならない。
【0012】
このディコンパイルされたFLA型式の各層をなす要素の大きさ、位置、色相などを変更することによってフラッシュイメージの位置や色相などが変更されるのである。
【0013】
図7は、SWF形式のフラッシュイメージからディコンパイルされたFLA型式のファイルを編集またはFLA型式のファイルを製作し、この編集または製作されたFLA型式のファイルをSWF形式のファイルにコンパイルしてSWF形式のファイルを製作するプログラムである'Macromedia Flash Professional8'の画面をキャプチャーしたものである(非特許文献1参照)。
【0014】
図7において、符号135は変換したFLA型式のファイル名を示したものであり、136は編集するFLA型式のファイルに新しい客体や動的効果(Time line)などを挿入する機能を持つメニュー、137は変換したFLAを編集するためのメニュー、138はファイルを開けたり保存する等のメニューを示したものであり、また134はフラッシュイメージを構成する要素の層を示したもので、500は変換されたFLA型式のフラッシュファイル、510ないし560はフラッシュファイルの客体をなす各要素を示したものである。
【0015】
従来、一般の人々が見ることができるSWF形式のファイルを製作するためには、所定の専用プログラムを使用してFLA型式のファイルを生成して、その生成されたFLA型式のファイルをSWF形式のファイルにコンパイルリングしていた。
【0016】
そして既に製作されてあるSWF形式のファイルを修正編集する場合においても、まずはSWF形式のファイルをFLA型式のファイルにディコンパイルし、そのディコンパイルされたFLA型式のファイルを修正編集してから再度SWF形式のファイルにコンパイルしていた。
【0017】
すなわち、図7に示したようなプログラムを利用してFLA型式のフラッシュファイルを製作し、またはディコンパイルされたFLA型式のファイルを修正編集して再度SWF形式のファイルにコンパイルリングしてSWF形式のファイルを製作していた。
【非特許文献1】"Macromedia Flash Professional 8 Authoring Tool for PC."
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
しかし、前記のような従来技術においてはフラッシュイメージを製作、または既に製作されてあるフラッシュイメージを修正編集するときは前記のような複雑な専用プログラムを利用してディコンパイルされたFLA型式のファイルを修正編集してから再度コンパイルしなければならないという問題点があった。
【0019】
また、前記のような作業はPCのような機器においてだけ可能であり、ますますその需要が増大しつつある移動通信端末機のような移動機器においては既に保存されてあるフラッシュイメージの編集が出来ず、初期に保存されてある形態のイメージを変換無しでそのまま利用せざるを得ないという問題点があった。
【0020】
本発明は前記のような問題点に鑑み、移動機器においてフラッシュイメージの形式を変換するプログラム無しに簡単かつ便利にSWF形式のフラッシュイメージを直接変換して保存できるフラッシュイメージの編集が可能な移動機器及びイメージ編集方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0021】
前記目的を達成するために、本発明によるフラッシュイメージの編集が可能な移動機器は、イメージを保存する第1メモリー、編集プログラムを保存する第2メモリー、データを臨時保存する臨時保存部である第3メモリーと、からなるメモリー部と、制御命令を入力する制御キー、数字や文字を入力する数字及び文字キーと、からなるキー入力部と、制御部の制御によって入力された数字や文字またはイメージをディスプレーする表示部と、から構成され、前記第2メモリーに保存される編集プログラムは編集しようとするフラッシュイメージに備えられた客体を活性化する段階と、前記活性化された客体を制御キーで選択して前記選択された客体をカプセル化する段階と、前記カプセル化された客体を編集する段階と、前記編集されたフラッシュイメージが前記第1メモリーに保存される段階と、からなることを特徴とする。
【0022】
前記選択された客体をカプセル化する段階は、選択された客体をなす各要素を包括するカプセルを生成する段階と、前記生成されたカプセルの基準点に対する相対座標を生成して前記第3メモリーに保存する段階と、前記生成されたカプセルに対して客体をなす各要素の相対位置(座標)を抽出して前記第3メモリーに保存する段階と、からなることを特徴とする。
【0023】
前記カプセル化された客体を編集する段階は、方向キーの入力により前記カプセルの相対座標が変換され、これによりカプセルに対する各要素の相対座標も変換されて前記第3メモリーに保存される段階と、前記変換されて保存されたカプセルの相対座標と各要素の相対座標とがフラッシュイメージに備えられた各要素の相対座標に置換されて選択された客体が新しい位置に移動する段階と、からなることを特徴とする。
【0024】
また、前記に記載されたフラッシュイメージの編集が可能な移動機器でフラッシュイメージを編集する方法は、移動機器の第1メモリーに保存されたフラッシュイメージを表示部にディスプレーする段階と、位置変更メニュー選択によってディスプレーされたフラッシュイメージをなす客体が順に活性化される段階と、前記活性化された客体を選択する段階と、前記選択された客体をカプセル化する段階と、前記カプセル化された客体を編集する段階と、前記編集したフラッシュイメージを保存する段階と、からなることを特徴とする。
【0025】
前記において、選択された客体をカプセル化する段階は、客体を選択すれば客体をなす各要素を包括するカプセルを生成する段階と、前記生成されたカプセルの基準点に対する相対座標を生成する段階と、前記カプセルの基準点に対して選択された客体をなす各要素の相対座標を抽出する段階と、前記カプセルの相対座標とカプセルに対する客体をなす各要素の相対座標を第3メモリーに保存する段階と、からなる。
【発明の効果】
【0026】
本発明に係るフラッシュイメージの編集が可能な移動機器及びフラッシュイメージの編集方法によれば、SWF形式のフラッシュイメージをFLA型式ファイルにディコンパイリングせずに直接編集してフラッシュイメージに含まれる客体等の位置を多様に変形できるため、フラッシュイメージを編集するためにSWF形式のフラッシュイメージをFLA型式のファイルに変換するディコンパイラが不要となり、また簡単かつ便利に制限された範囲内で既に保存されたSWF形式のファイルを編集できる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて詳述する。以下において従来技術と同様の作用をする構成に対しては同じ名称を使用する。
【0028】
図8は本発明によるフラッシュイメージの編集が可能な移動機器の機能的な構造を示したブロック図であり、図9は本発明による移動機器によるイメージ編集過程を示したフローチャート、図10は本発明による移動機器のイメージ編集において活性化されて選択された客体を示したものである。
【0029】
図8に示した通り本発明の係るフラッシュイメージの編集が可能な移動機器(1)は、イメージを保存する第1メモリー(11)と、動作プログラムを保存する第2メモリー(13)と、データを臨時保存する臨時保存部の第3メモリー(15)と、からなるメモリー(10)と、制御命令を入力する制御キー(21)と、数字や文字を入力する数字及び文字キー(23)と、からなるキー入力部(20)と、制御部(5)の制御によって入力された数字や文字またはイメージをディスプレーする表示部(60)と、前記構成を制御する制御部(5)と、から構成される。
【0030】
前記において、前記メモリー部(10)は一個のメモリーチップで形成され、分割、または別個のメモリーチップで形成することも可能である。
【0031】
前記移動機器はカメラ機能を具備することも可能であり、図8に示した撮像部(90)を通して被写体を撮像して選択部(50)を通して表示部(60)にディスプレー、または前記第1メモリー(11)に保存することが可能である。
【0032】
ここでは、撮像部(90)を通して被写体を撮像、または撮像したイメージを第1メモリー(11)に保存する過程に対する詳述は省略する。
【0033】
前記イメージが保存された第1メモリー(11)にはRF部(70、Radio Frequency部)やインターフェース部(80)を通して特定サーバーに保存されているイメージやPCに保存されているイメージをダウンロードして保存することが可能である。
【0034】
図8において符号71はRF部(70)に連結する送受信アンテナを示したもので、図9ないし図11を参照して図8に示した移動機器のメモリー部(10)に備えられたフラッシュイメージの編集プログラムの作動について詳解する。
【0035】
まず、制御キー(21)をなすメニューキー(21a)によって表示部(60)にディスプレーされる下部メニュー(例えば'呼び出し'、図示されず)を通して前記第1メモリー(11)に保存された所望のフラッシュイメージを表示部(60)にディスプレーする(S110)。
【0036】
すなわち、制御部(5)によってOSD(30、On Screen Display)、エンコーダー(40)、選択部(50)の経路を経て表示部(60)上にディスプレーすることができる。
【0037】
このように編集しようとするフラッシュイメージが表示部(60)にディスプレーされれば、再度メニューキー(21a)によってディスプレーされる下部メニュー(例えば'位置変更'、図示されず)を通じてフラッシュイメージに備えられた客体(120、130)のうちいずれかを活性化させる(S130)。
【0038】
活性化させる方法は色々あるが、図10に示した通り客体をなす各要素の警戒を表示することも可能である。
【0039】
前記のように客体(120、130)のうちいずれかが活性化されたときに方向キー(21b)を利用して編集しようとする他の客体が活性化されるようにすることもできる。
【0040】
前記方向キー(21b)を利用して編集しようとする客体(120または130)を活性化し、前記制御キー(21)をなす確認キー(21d)で編集しようとする客体(120または130)を選択する(S140)。
【0041】
前記において選択が誤った場合は前記制御キー(21)をなすキャンセルキー(21c)で再び活性化状態に戻すことも可能である。
【0042】
前記のように確認キー(21d)で編集しようとする客体(120または130)を選択すれば、図10に示したように客体(130)をなす要素(131、133)を包括する仮想のカプセル(128)が生成される。前記カプセル(128)は仮想で形成されるものてあるので図10に示したように実線や点線などで表示部(60)にディスプレーされるようにすることも可能である。
【0043】
フラッシュイメージはフラッシュイメージをなす客体と、客体をなす各要素に対して大きさ、相対位置、色相などの情報を持っている。
【0044】
前記確認キー(21d)の選択によってカプセル(128)が生成される時、フラッシュイメージ(300)に対する前記カプセル(128)の相対座標が前記フラッシュイメージ(300)に備えられた客体や、客体をなす各要素の情報から抽出されて臨時保存部の第3メモリー(15)に保存される。
【0045】
そして前記カプセル(128)に対して客体(130)をなす各要素(131、133)の相対座標も抽出されて前記第3メモリー(15)に保存される。
【0046】
図10は前記相対座標抽出の一例を示したもので、確認キー(21d)によって編集しようとする活性化された客体(130)を選択すれば(S140)、前記客体(130)をなす要素(131、133)を含む最小の四角形であるカプセル(128)が生成される。
【0047】
そして前記カプセル(128)の生成と共に前記フラッシュイメージ(300)の基準点(D)に対するカプセル(128)基準点(C)の相対座標(X1、Y1)が抽出されて前記第3メモリー(15)に保存される。
【0048】
次いで前記客体(130)をなす各要素(131、133)に対してもカプセル(128)の基準点(C)に対する相対座標((x1、y1)、(x2、y2))が夫々抽出されて前記第3メモリー(15)に保存される。
【0049】
前記において、X1、Y1は前記フラッシュイメージ(300)の基準点からカプセル(128)基準点(C)までの横方向と縦方向の距離、x1、y1は前記カプセル(128)の基準点から要素(131)基準点(A)までの横方向と縦方向の距離、x2、y2は前記カプセル(128)の基準点から要素(133)基準点(B)までの横方向と縦方向の距離を意味し、単位はピクセル(Pixel)である。
【0050】
前記において基準点(A、B、C、D)は任意に設定して示したものであり、他の基準点を用いても良いのはいうまでもない。
【0051】
ここで前記編集しようとする客体(131)の移動距離が容易に分かるように前記フラッシュイメージ(300)に移動表示部(129)をディスプレーするようにするのが望ましい。
【0052】
前記のように移動させようとする客体(131)が選択された状態で前記制御キー(21)の方向キー(21b)を押すと前記方向キー(21b)の押圧によって前記第3メモリー(15)に臨時保存されたカプセル(128)の相対座標が変わり、これにより前記第3メモリー(15)に示された各要素(131、133)の相対座標も変わり、前記変換された相対座標値が初期にフラッシュイメージ(300)情報に含まれた客体(130)の各要素(131、133)の座標に置換されながら、前記客体(130)が所定の距離を移動することになり、新しい位置に移動した客体(130)を具備するフラッシュイメージとして保存されることができるのである。
【産業上の利用可能性】
【0053】
以上の通り、本発明を実施例に限定して説明したが、本発明の保護範囲はこれに限定されるものではなく、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施できた程度の変形は本発明の保護範囲に属するものと解釈すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】図1は移動機器に保存または撮像されたビットマップ形式のイメージファイルを示したものである。
【図2】図2はフラッシュイメージのフレーム客体に前記図1に示したイメージを合成する過程を示したものである。
【図3】図3は図2に示した通り合成されたフラッシュに他のフラッシュを合成させるために他のフラッシュを選択する過程を示したものである。
【図4】図4は図3の過程を経て二つ以上のフラッシュ客体と合成されたフラッシュイメージを示したものである。
【図5】図5は図4に示した合成されたフラッシュイメージの仮想側断面図の一例を示したものである。
【図6】図6は図3に示したフラッシュイメージの客体を拡大示したものである。
【図7】図7は図6に示したフラッシュイメージの位置、大きさなどを変換する一例を示したものである。
【図8】図8は本発明によるフラッシュイメージの編集が可能な移動機器の機能的な構造を示したブロック図である。
【図9】図9は本発明による移動機器によるイメージ編集過程を示したフローチャートである。
【図10】図10は本発明による移動機器のイメージ編集において活性化されて選択された客体を示したものである。
【図11】図11は本発明による移動機器の各制御キーの一例を示した平面図である。
【符号の説明】
【0055】
1:移動機器 5:制御部
10:メモリー部 20:キー入力部
21:制御キー 23:数字文字キー
30:OSD 40:エンコーダー
50:選択部 60:表示部
70:RF部 80:インターフェース部
90:撮像部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フラッシュイメージの編集が可能な移動機器において、前記移動機器はイメージを保存する第1メモリー、編集プログラムを保存する第2メモリー、データを臨時保存する臨時保存部の第3メモリーからなるメモリー部と、制御命令を入力する制御キー、数字や文字を入力する数字及び文字キーからなるキー入力部と、制御部の制御によって入力された数字や文字またはイメージをディスプレーする表示部と、から構成され、
前記第2メモリーに保存される編集プログラムは表示部にディスプレーされたフラッシュイメージに備えられた客体を活性化する段階と、前記活性化された客体を制御キーで選択して選択された客体をカプセル化する段階と、前記カプセル化された客体を編集する段階と、前記編集されたフラッシュイメージが前記第1メモリーに保存される段階と、からなることを特徴とするフラッシュイメージの編集が可能な移動機器。
【請求項2】
前記選択された客体をカプセル化する段階は、選択された客体をなす各要素を包括するカプセルを生成する段階と、前記生成されたカプセルの基準点に対する相対座標を生成して第3メモリーに保存する段階と、前記生成されたカプセルに対して客体をなす各要素の相対位置(座標)を抽出して前記第3メモリーに保存する段階と、からなることを特徴とする請求項1記載のフラッシュイメージの編集が可能な移動機器。
【請求項3】
前記カプセル化された客体を編集する段階は、方向キーの入力によって前記カプセルの相対座標が変換され、これにより前記カプセルに対する各要素の相対座標も変換されて前記第3メモリーに保存される段階と、前記変換されて保存されたカプセルの相対座標と各要素の相対座標とがフラッシュイメージに備えられた各要素の相対座標に置換されて選択された客体が新しい位置に移動する段階と、からなることを特徴とする請求項1または2記載のフラッシュイメージの編集が可能な移動機器。
【請求項4】
フラッシュイメージの編集が可能な移動機器でフラッシュイメージを編集する方法において、前記移動機器の第1メモリーに保存されたフラッシュイメージを表示部にディスプレーする段階と、位置変更メニューの選択によってディスプレーされたフラッシュイメージをなす客体が順に活性化される段階と、前記活性化された客体を選択する段階と、前記選択された客体をカプセル化する段階と、前記カプセル化された客体を編集する段階と、前記編集したフラッシュイメージを保存する段階と、からなることを特徴とするフラッシュイメージを編集する方法。
【請求項5】
前記選択された客体をカプセル化する段階は、客体を選択すれば客体をなす各要素を包括するカプセルを生成する段階と、前記生成されたカプセルの基準点に対する相対座標を生成する段階と、前記カプセルの基準点に対して選択された客体をなす各要素の相対座標を抽出する段階と、前記カプセルの相対座標と前記カプセルに対する客体をなす各要素の相対座標とを前記第3メモリーに保存する段階と、からなることを特徴とする請求項4記載のフラッシュイメージを編集する方法。
【請求項6】
前記カプセル化された客体を編集する段階は、方向キーの入力によって前記カプセルの相対座標が変換され、これにより前記カプセルに対する各要素の相対座標も変換されて前記第3メモリーに保存される段階と、前記変換されて保存されたカプセルの相対座標と各要素の相対座標とがフラッシュイメージに備えられた各要素の相対座標に置換されて選択された客体が新しい位置に移動する段階と、からなることを特徴とする請求項4または5記載のフラッシュイメージを編集する方法。
【請求項1】
フラッシュイメージの編集が可能な移動機器において、前記移動機器はイメージを保存する第1メモリー、編集プログラムを保存する第2メモリー、データを臨時保存する臨時保存部の第3メモリーからなるメモリー部と、制御命令を入力する制御キー、数字や文字を入力する数字及び文字キーからなるキー入力部と、制御部の制御によって入力された数字や文字またはイメージをディスプレーする表示部と、から構成され、
前記第2メモリーに保存される編集プログラムは表示部にディスプレーされたフラッシュイメージに備えられた客体を活性化する段階と、前記活性化された客体を制御キーで選択して選択された客体をカプセル化する段階と、前記カプセル化された客体を編集する段階と、前記編集されたフラッシュイメージが前記第1メモリーに保存される段階と、からなることを特徴とするフラッシュイメージの編集が可能な移動機器。
【請求項2】
前記選択された客体をカプセル化する段階は、選択された客体をなす各要素を包括するカプセルを生成する段階と、前記生成されたカプセルの基準点に対する相対座標を生成して第3メモリーに保存する段階と、前記生成されたカプセルに対して客体をなす各要素の相対位置(座標)を抽出して前記第3メモリーに保存する段階と、からなることを特徴とする請求項1記載のフラッシュイメージの編集が可能な移動機器。
【請求項3】
前記カプセル化された客体を編集する段階は、方向キーの入力によって前記カプセルの相対座標が変換され、これにより前記カプセルに対する各要素の相対座標も変換されて前記第3メモリーに保存される段階と、前記変換されて保存されたカプセルの相対座標と各要素の相対座標とがフラッシュイメージに備えられた各要素の相対座標に置換されて選択された客体が新しい位置に移動する段階と、からなることを特徴とする請求項1または2記載のフラッシュイメージの編集が可能な移動機器。
【請求項4】
フラッシュイメージの編集が可能な移動機器でフラッシュイメージを編集する方法において、前記移動機器の第1メモリーに保存されたフラッシュイメージを表示部にディスプレーする段階と、位置変更メニューの選択によってディスプレーされたフラッシュイメージをなす客体が順に活性化される段階と、前記活性化された客体を選択する段階と、前記選択された客体をカプセル化する段階と、前記カプセル化された客体を編集する段階と、前記編集したフラッシュイメージを保存する段階と、からなることを特徴とするフラッシュイメージを編集する方法。
【請求項5】
前記選択された客体をカプセル化する段階は、客体を選択すれば客体をなす各要素を包括するカプセルを生成する段階と、前記生成されたカプセルの基準点に対する相対座標を生成する段階と、前記カプセルの基準点に対して選択された客体をなす各要素の相対座標を抽出する段階と、前記カプセルの相対座標と前記カプセルに対する客体をなす各要素の相対座標とを前記第3メモリーに保存する段階と、からなることを特徴とする請求項4記載のフラッシュイメージを編集する方法。
【請求項6】
前記カプセル化された客体を編集する段階は、方向キーの入力によって前記カプセルの相対座標が変換され、これにより前記カプセルに対する各要素の相対座標も変換されて前記第3メモリーに保存される段階と、前記変換されて保存されたカプセルの相対座標と各要素の相対座標とがフラッシュイメージに備えられた各要素の相対座標に置換されて選択された客体が新しい位置に移動する段階と、からなることを特徴とする請求項4または5記載のフラッシュイメージを編集する方法。
【図5】
【図8】
【図9】
【図11】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図6】
【図7】
【図10】
【図8】
【図9】
【図11】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図6】
【図7】
【図10】
【公開番号】特開2007−265397(P2007−265397A)
【公開日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−42580(P2007−42580)
【出願日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【出願人】(506294277)モバイダーズ・インコーポレイテッド (5)
【氏名又は名称原語表記】Mobiders,Inc.
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年10月11日(2007.10.11)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【出願人】(506294277)モバイダーズ・インコーポレイテッド (5)
【氏名又は名称原語表記】Mobiders,Inc.
【Fターム(参考)】
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