説明

ブラインド及びそれの構成要素

ブラインド(100)をガラス開口に取り付けるためのシステムであって、ブラインドはヘッドアッセンブリ(124)とスレーブバー(108)とを含み、その間で一つ以上のブラインドパネルを広げ、ガラス開口はフレーム(10)とフレームに保持された窓ガラス(20a)と窓ガラスとビードが窓ガラスに抗して耐えるフレームとの間に配置された可撓性叉は弾性のビード(22)とを含む。システムはヘッドアッセンブリをガラス開口の上部でまたはその近くに取り付けるためのヘッドアセンブリ用取り付け手段(38、40)と第1及び第2取り付けブラケット(78、80;178、180)であって各々が使用中にビード(22)と窓ガラス(20a)との間に入るように形状付けられた第1の側方に伸びる平面指部(82)を少なくとも有する第1部分と、窓ガラスの平面に関して実質的に直角に伸びる取り付け形成部(86)を画定する第2部分(84)とを備える第1及び第2取り付けブラケットとを備える。支持コード(106)が一方の取り付け形成部に連結するようになっており、かつ、一方の取り付け形成部からスレーブバーの一端部を通じてヘッドアッセンブリに伸び、テンション機構(110)を通り、スレーブバーの他端部を通じて下がって他方の取り付け形成部まで伸びるようになっている。実際には本発明はそのような第1及び第2取り付けブラケット及びブラインド用支持コードを連結する手段を備えるブラインド用基部固定装置(178、180)を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ローラーブラインド、垂直ブラインド、ローマ式ブラインドなどのブラインド(叉は日よけ)に関し、特に、主にガラス窓に使用するためのベニス式ブラインド及びプリーツスクリーンタイプのブラインドに関すると共に、そのようなブラインドがこれらの使用の位置に取り付けられる装置に関する。特に、本発明は、ヘッドレールと、基部レールとを備え、それらの間でコードがレール間でブラインドを支持するために引っ張られる、ブラインドに関する。また、本発明は、そのようなブラインド叉は装置の生産で使用される構成要素に関する。本発明のブラインド及び装置は、主として、透明、半透明、色付、色無しの窓ガラス叉はパネルを有するガラス開口に適用できるが、透明、半透明、色付、色無しのプラスチックシートのような他の適当な窓ガラス材でも使用できる。
【0002】
前後関係が別段要求しない限り、本明細書に使用される用語「ガラス」、「窓ガラス」、「ガラスパネル」、「ガラスをはめた」及び「ガラス入れ」は、窓ガラス及び/叉は他の適当なガラス構成要素を含む叉は包含を意味する。用語「ガラス窓」は、主として、音楽学校も含む、家やオフィッスなどの建物の外部窓を表す。さらに、前後関係が別段要求しない限り、本明細書中に使用される「窓ガラス」は、ガラスドア、(オフィッスなどの)ガラス内部パーティション及び他の同様な場所などの他のガラス開口を包含する。
【背景技術】
【0003】
たいていのブラインドは、日よけ構成要素のパネル叉は一群のパネルを備え、その形態は、使用者によって変化されることができ、窓を隠す叉は露出する。従って、ローラーブラインドは、日よけ形態が窓に対しておよそ平行に横たわり、露出した形態が一般的に窓の上部近傍に配置された固定ローラーなどに巻かれる、織物のウェブを備える。垂直ブラインドは、一般的に窓の上部近傍に取り付けられたヘッドレールから垂直に垂らす複数のパネル叉は細長い薄板(スラット)を含む。機構は、主としてヘッドレールに提供され、それによって、パネルは、それらの縦軸線を中心にして回転されることができ、また、それによって、パネルは、窓に関して側方にヘッドレールに沿って動かされることができ、その両方の手段によって、窓の日よけの度合いが調整される。
【0004】
スラットブラインドとして知られているベニス式ブラインドは、周知であり、一般的にそこから二つ以上の離間されたはしご状部材を垂らすヘッドレールの形態の上支持構造を備える。はしご状部材は、決まった区間で複数の横方向の糸が縦のコードと互いに連結した状態で使用中に窓に対して実質的に平行に整合された一組の縦のコード叉は糸を備える。横方向の糸は、それぞれ、ブラインドの日よけ部分を形成する細長い板叉は細長い薄板(スラット)を支持する。細長い薄板(スラット)は、アタッチメントなしで横方向の糸で支えられ、細長い薄板(スラット)のいくつかまたは全ては、各横方向の糸に直接的に連結される。
【0005】
機構が一般的に提供され、それによってブラインドが上げられ及び下げられることができ、窓が完全に遮蔽され、部分的に遮蔽され、または遮蔽されない形態を選ぶことができる。そのような機構は、通常、ブラインドのスラットに画定された穴を通じて通過するまたは例えばスラットの背後に動くことができる少なくとも一つのリフトコードを含む。また、機構が提供され、それによってスラットが垂直な方に向かう傾向がある整合の表面的に水平な整合から外れて傾斜され叉は曲げられることができ、それによって、ブラインドによって提供される日よけの度合いを変更する。傾斜は、一般的に、はしご状部材の縦のコードの形態を調整することによって達成される。
【0006】
また、プリーツスクリーンタイプのブラインドは、良く知られており、マスターレールの形態の支持構造を備える。マスターレールは、使用中においてガラス開口の上部分にしばしば配置されるが、これは必ずしもそうではない。例えば、マスターレールは、ある状況ではガラス開口のサイド叉は下部分に取り付けられることができる。窓を遮蔽するのに使用される織物のウェブは、マスターレールによって支持される。その織物は、多くの折りたたむような折りたたみ(プリーツ)を含むように構成され、それによって、ウェブは、窓が露出されるコンパクトな形態から窓が遮蔽される広がった形態まで調整されることができる。支持コードは、折り重ねられたウェブを通過またはウェブの背後を通り、通常、ウェブがその形態間で調整されるときに上げられ及び下げられる移動可能なバーに取り付けられる。従って、ブラインドの各タイプは、通常、ブラインドの日よけ部分が直接的叉は間接的に支持されるマスターレール叉はヘッドレールなどの実質的に固定された構成要素、部材叉はアッセンブリを含む。ローラーブラインドの場合、それを中心にブラインドがローラーの両端部にある取り付けブラケットと共に作動的に巻かれるローラー叉はチューブが、そのような実質的に固定されたアッセンブリを形成する。ベニス式の垂直及びプリーツブラインドの場合、ヘッドレールマスターレールがそのような実質的に固定された構成要素を形成する。構成要素、部材叉はアッセンブリは、以下において「ヘッドアッセンブリ」として呼ばれるが、この用語は、前後関係が別段要求しない限り、ブラインドパネルがブラインドを遮蔽位置に展開するために上げられる場合にはそのレールが窓の下側であるという可能性を含むことを理解されるべきである。しかしながら、典型的に、構成要素、部材叉はアッセンブリは、 重力の助けによってブラインドパネルが通常少なくとも多少の広がりに展開する場合には、窓の上側にある。一般的に、ブラインドは、ヘッドアッセンブリを窓フレーム叉は壁やまぐさなどの囲む部分にねじ等の使用によって直接的叉は間接的に取り付けることによって、窓叉は使用のための他の位置に取り付けられる。これは、通常、固定アタッチメントを提供するが、それは時間がかかり不便である。さらに、例えば、ブラインドが取り除かれるときに穴叉はマークが残るという点で不利益である。穴をすぐに埋めることができないかさもなければ修理できないプラスチック(典型的にuPVC)フレームにブラインドが取り付けられる場合に特にそうである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
この及び他の欠陥を克服するために、ベニス式、プリーツスクリーン、ローラー、ローマ式、叉は他のタイプのブラインドを、ねじ固定等を使用せずに窓フレームに直接的に取り付けることを提案した。一つの提案した解決法は、窓フレームのゴムビードと窓ガラスとの間に押し込められる一部分を含む金属ブラケットを利用する。ブラインドを支持する予め組立てられた矩形のフレームは、押し嵌合装置によってブラケットに取り付けられる。この装置は、多数の点で不利である。かなり、ガラス面とフレームの内面との間の窓フレームの奥行きが様々な窓の設計で異なり、また、金属ブラケットが限定されたサイズの範囲だけに利用できるため、大きくかつ美観的に望ましくない隙間が、ブラインドフレームと窓フレームとの間に残る。また、ブラインドの固有の重さ及び(主としてブラインドの上げ下げのときに発生する)ブラインドの作用力に起因する力が、フレームを介して金属ブラケット及びそこからガラスに伝達される。この潜在的伝達は、金属ブラケットの縁部を通ってとても局所的にガラスに圧力をかける。さらに、フレームの寸法は、窓の有効なガラス領域を減少するのに重要である。例えば、公称1m×1mのガラス領域を有する窓に対し、フレームは、可視ガラス領域を0.95m×0.95mまで減少させる。
【0008】
我々の同時継続イギリス特許出願番号0615518.8は、窓フレーム、主として専用ではないが(ねじ固定などの)永久固定を利用せず、上記大要を述べられた不利益を避けるuPVC窓フレームに対するブラインドの取り付け手段を提供することを追及する。
【0009】
窓のビードと窓ガラスとの間に入れる一部分を有するブラケットを使用する、窓へのブラインドのアタッチメントは、一般的な周知な関係では、主として、自動車の窓に内側ブラインドを取り付けるためのものであることに留意される。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1態様によれば、ヘッドアッセンブリを含むブラインドをガラス開口に取り付けるためのシステムが提供される。ガラス開口は、フレームと、フレームに保持された窓ガラスと、窓ガラスとビードが窓ガラスに抗して耐えるフレームとの間に配置された可撓性叉は弾性のビードとを含み、上記システムは、第1及び第2取り付け構成要素であって、各々が、使用中において窓ガラスに抗して設置するように形状付けられたベース面を有するベース部分と、使用中において窓ガラスの平面に関しておよそ直角に伸びるように形状付けられた柱部分と、使用中にビードと窓ガラスとの間に入るように形状付けられた少なくとも一つの側方に伸びる平面指部を有する取り付けブラケット部分とを含む第1及び第2取り付け構成要素と、ブラインドヘッドアッセンブリをそれぞれの柱形成部に作用的に取り付けるように形状付けられた第1及び第2連結構成要素とを備える。
【0011】
GB0615518.8号に開示された本発明の第2態様によれば、窓開口に取り付けられたブラインドアッセンブリが提供される。窓開口は、フレームと、フレームに保持された窓ガラスと、窓ガラスとビードが窓ガラスに抗して耐えるフレームとの間に配置された可撓性叉は弾性のビードとを備え、上記ブラインドアッセンブリは、そこからブラインドアッセンブリの日よけ部分を垂らすブラインドヘッドアッセンブリと、第1及び第2取り付けブラケットであって、各々が、窓ガラスに抗して設置するベース面を有するベース部分と、窓ガラスの平面に関しておよそ直角に伸びる柱部分と、ビードと窓ガラスとの間に配置された少なくとも一つの側方に伸びる平面指部を有する取り付けブラケット部分とを含む第1及び第2取り付けブラケットと、それによってブラインドヘッドアッセンブリがそれぞれの柱形成部に取り付けられる第1及び第2連結構成要素とを備える。
【0012】
GB0615518.8号に開示された本発明の第3態様によれば、ヘッドアッセンブリを含むブラインドをガラス開口に取り付ける方法が提供される。ガラス開口は、フレームと、フレームに保持された窓ガラスと、窓ガラスとビードが窓ガラスに抗して耐えるフレームとの間に配置された可撓性叉は弾性のビードとを備え、上記方法は、各々がベース面を有するベース部分と、使用中において窓ガラスの平面に関しておよそ直角に伸びるように形状付けられた柱部分とを含む第1及び第2取り付け形成部を提供するステップと、各々が取り付け手段を含む第1部分と、少なくとも一つの側方に伸びる指部を有する第2部分とを備える第1及び第2取り付けブラケットを提供するステップと、それぞれの取り付け形成部を取り付けブラケットに取り付ける第1及び第2連結構成要素を提供するステップと、窓ガラスに抗してベース部分のベース面を配置すると共に窓ガラスとビードとの間に指部を入れるステップと、連結構成要素をそれぞれのヘッドアッセンブリのサイド部分に取り付けると共に取り付け形成部の柱部分にそれぞれの連結構成要素を取り付けるステップとを含む。
【0013】
いくつかのブラインドでは、(常にプリーツスクリーンタイプのブラインドで、そして、時折スラットブラインドで、特に、例えばルーフ窓の場合のようにスラットブラインドが垂直に配置されない場合で)、ブラインドは、ブラインドパネルの両側面で伸び、ヘッドレールと基部レールとの間で伸びる、張力がかかった支持コードまたは他の固定支持部によって支持される。スレーブバーは、通常、ブラインドパネルの下部に提供され、通常、スレーブバーをそれが置かれるあらゆる位置で保持する摩擦装置によってコードで摺動する。ブラインドパネルは、スレーブバーと、ヘッドレール叉はマスターレールとの間で支持される。調整コードがスレーブバーを引き上げたり引き下げたりするために提供されることがあり、この場合には摩擦装置は必要でないかもしれないが、その代わりにブラインドは、重力を利用して、スレーブバー及びブラインドパネルをブラインドの下方の日よけ位置に引っ張り、そして、ブラインドを引き上げて中間または上方の日よけしない位置にブラインドを保持するのに調整コードが使用される。
【0014】
通常、ブラインドの各面でヘッドレールと基部支持部叉は下部レールとの間で伸びる一本の支持コードがあり、コードは、ヘッドレールを通じてその一端から他端まで移動し、スプリングが、ブラインドの各面で等しい張力を有するようにコードを引っ張るのに提供される。しかしながら、幅が広いブラインドでは、それ以上の支持コードが端部コード間に提供される。実際に、通常コードは、一組であり、外側のコードは、中間コードと、むしろ互いに対になっている。これまで、支持コードのための下支持部が、その下部に窓フレームに対する別個の固定を必要とされ、通常を特にuPVC窓に不利であるねじ固定を必要としていた。下固定の正確な位置は通常わからないので、支持コードの張力が取り付け中に設定されるのを許容するために提供される別個の張力調整機構が必要だけでなく、この処理は、ブラインドの取り付け中実施されなければならない。
【0015】
支持コードは、下部スレーブバーがその数字の8の字の真中の十字を形成し、上部交差がヘッドレールの内側にあり、下部交差がブラインドの固定下部レールに存在しないあるいは存在する、数字の8の字の配置で下部スレーブバーを通じて交差する。その交差は、下部バーが、ブラインドが完全に開いたあるいは完全に閉じた頂点位置叉は中間位置に配置されるのを許容する。摩擦装置は、下部バーに提供され、バーを通じたコードの動きを制限し、下部バーは、自重で落下しない。実際、この理由のために、コードの張力は、ブラインドの両面の張力の均一性と共に重要である。これは、複数のコードが利用される場合に同様に適用される。通常、スプリングがコードに張力をかけるのに提供されるが、実際上、コードはそれ自身に十分な弾性力を有することができる。代替的に、他のテンション装置が提供されることができる。そのスプリングが存在する場合、必ずしもヘッドレールに配置される必要がなく、例えばスレーブバーに配置することができる。
【0016】
本発明の目的は、下支持部に対する別個の固定ねじの使用を避けることができるブラインドシステムを提供することである。また、好適な構成は、支持コードの張力が工場で予め設定されることができるの確実にする。
【0017】
本発明によれば、ブラインドをガラス開口に取り付けるためのシステムが提供される。ブラインドは、ヘッドアッセンブリと、スレーブバーとを含み、その間で一つ以上のブラインドパネルを広げ、ガラス開口は、フレームと、フレームに保持された窓ガラスと、窓ガラスとビードが窓ガラスに抗して耐えるフレームとの間に配置された可撓性叉は弾性のビードとを含み、システムは、ヘッドアッセンブリを前記ガラス開口の上部でまたはその近くに取り付けるためのヘッドアセンブリ用取り付け手段と、第1及び第2取り付けブラケットであって、各々が、使用中にビードと窓ガラスとの間に入るように形状付けられた第1の側方に伸びる平面指部を少なくとも有する第1部分と、窓ガラスの平面に関して実質的に直角に伸びる取り付け形成部を画定する第2部分とを備える、第1及び第2取り付けブラケットと、一方の取り付け形成部に連結するようになっており、かつ、一方の取り付け形成部からスレーブバーの一端部を通じてヘッドアッセンブリに伸び、スレーブバーの他端部を通じて下がって他方の取り付け形成部まで伸びるようになっている支持コードとを備える。
【0018】
好ましくは、テンション機構がコードを引っ張る。好ましくは、テンション機構は、ヘッドアッセンブリの中にある。
好ましくは、取り付けブラケットの第2部分は、それぞれ、第1指部に関して垂直に伸びるように配置され、かつ、フレームの隣接する面において使用中にビードと窓ガラスとの間に入るように形状付けられた第2の共面指部を含む。
【0019】
好ましくは、ブラインドアッセンブリは、取り付け形成部に取り付けられた支持クリップをさらに備え、支持コードは、支持クリップに連結されている。好ましくは、支持クリップは、平面に対して直交する方向において取り付け形成部に滑りばめであり、支持クリップを取り付け形成部に固定するための手段を含む。好ましくは、固定手段は、取り付け形成部と支持クリップの一方のタブと、取り付け形成部と支持クリップの他方の対応する戻り止めとを備え、支持クリップが取り付け形成部と完全に係合されたときに、タブは、戻り止めに留まる。しかしながら、あらゆる適当な固定手段、例えば、ねじはこの場合取り付け形成部を通じて移動した後支持クリップにねじ込まれるだけなので、ねじ固定でさえ受け入れられる。好ましくは、完全な係合は、窓ガラスに支持クリップのフランジを固定することと、取り付けブラケットを隠すことを含む。
【0020】
好ましくは、コードは、窓ガラスから少し離れて離間された位置で支持クリップに連結され、コードの張力は、ビードによって抵抗された取り付けブラケットにモーメントを生じさせる。
【0021】
好ましくは、第1及び第2の縦長のサイド部材は、窓ガラスに側面に取り付けられるように形状付けられており、およそヘッドアッセンブリからおよそ取り付けブラケットまで伸びる。
【0022】
好ましくは、サイド部材の下端部分は、取り付けブラケットの他方またはサイド部材が受け入れられるスロットを含む取り付けブラケットの一方またはサイド部材によってなどで、それぞれの取り付けブラケットと係合する。従って、サイド部材の下部分及び取り付けブラケットは、それぞれ作用的に協働する係合形成部を含む方が好ましい。
【0023】
好ましくは、コードの張力は、システムがガラス開口に取り付けられたときにブラインドの取り付け前に遠隔操作で設定され、コードの長さは、ヘッドアッセンブリからの取り付け形成部の距離をそれ自体が決定するサイド部材の長さによって決定される。
【0024】
好ましくは、調整可能ジグが提供され、その寸法は、ガラス開口と一致するように調整可能であり、それによって、ブラインドは、ジグに嵌合されることができ、コードの張力がブラインドをガラス開口に取り付ける前に設定される。
【0025】
好ましくは、コードは、比較的伸張できず、テンション機構は、スプリングを備え、スプリングの張力は、コードの長さによって決定される。好ましくは、テンション機構は調整可能であり、コードの張力を設定するのに利用される。テンション機構は伸張部を備え、それによって、コードの通路長さが調整可能であり、コードの張力を変える。伸張部は、ヘッドアッセンブリの中にある。代替的に、伸張部とスプリングは、スレーブバーの中に配置されることができる。
【0026】
複数の支持コードが提供される場合、中間支持コードがブラインドの両面に配置された端部支持コード間で伸び、中間支持コードは、スレーブバーを通じて伸び、端部支持コードの一方が連結される取り付け形成部に連結される。
【0027】
好ましくは、システムは、少なくとも本発明の初期の態様のいくつかの特徴を含む。従って、好ましくは、上記システムは、ヘッドアッセンブリをガラス開口に取り付けるための第1及び第2取り付け構成要素であって、各構成要素は、使用中においてビードと窓ガラスとの間に入るように形状付けられた少なくとも一つの側方に伸びる平面指部を有する取り付けブラケット部分を含む、第1及び第2取り付け構成要素と、ブラインドヘッドアッセンブリをそれぞれの取り付け構成要素に作用的に取り付けられるように形状付けられた第1及び第2連結構成要素とをさらに備える。
【0028】
好ましくは、取り付け構成要素は、使用中において窓ガラスに抗して設置するように形状付けられたベース面を有するベース部分と、窓ガラスの平面に関しておよそ直角に伸びるように形状付けられた柱部分とをさらに備え、ベース部分及び柱部分は、取り付けブラケット部分によって保持され、連結構成要素は、それぞれの取り付け構成要素の柱部分にブラインドヘッドアッセンブリを作用的に取り付ける。
【0029】
本発明の第2態様によれば、窓開口に取り付けられたブラインドアッセンブリが提供される。窓開口は、フレームと、フレームに保持された窓ガラスと、窓ガラスとビードが窓ガラスに抗して耐えるフレームとの間に配置された可撓性叉は弾性のビードとを備え、ブラインドアッセンブリは、そこからブラインドアッセンブリの日よけ部分を垂らすブラインドヘッドアッセンブリであって、ブラインドヘッドアッセンブリを窓開口に取り付けるための取り付け手段を含む、ブラインドヘッドアッセンブリと、第1及び第2取り付けブラケットであって、各々が、使用中に前記ビードと窓ガラスとの間に入るように形状付けられた第1の側方に伸びる平面指部を少なくとも有する第1部分と、追加の構成要素を取り付けるように形状付けられ、窓ガラスの平面に関して実質的に直角に伸びる取り付け形成部を画定する第2部分とを備える、第1及び第2取り付けブラケットと、一方の取り付け形成部に連結され、かつ、一方の取り付け形成部からスレーブバーの一端部を通じてヘッドアッセンブリに伸び、スレーブバーの他端部を通じて下がって他方の取り付け形成部まで伸びる支持コードとを備える。
【0030】
好ましくは、取り付けブラケットの第2部分は、それぞれ、第1指部に関して垂直に伸びるように配置され、かつ、フレームの隣接する面において使用中にビードと窓ガラスとの間に入るように形状付けられた第2の共面指部を含む。
【0031】
好ましくは、取り付け形成部に取り付けられた支持クリップをさらに備え、支持コードは、支持クリップに連結されている。好ましくは、支持クリップは、平面に対して直交する方向において取り付け形成部に滑りばめであり、支持クリップを取り付け形成部に固定するための手段を含む。好ましくは、固定手段は、取り付け形成部のタブと、取り付け形成部と支持クリップの戻り止めとを備え、支持クリップが取り付け形成部と完全に係合されたときに、タブは、戻り止めに留まる。好ましくは、完全な係合は、窓ガラスに支持クリップのフランジを固定することと、取り付けブラケットを隠すことを含む。
【0032】
好ましくは、コードは、窓ガラスから少し離れて離間された位置で支持クリップに連結され、コードの張力は、ビードによって抵抗された取り付けブラケットにモーメントを生じさせる。好ましくは、第1及び第2の縦長のサイド部材は、窓ガラスに側面に取り付けられるように形状付けられており、およそヘッドアッセンブリからおよそ取り付けブラケットまで伸びる。
【0033】
好ましくは、サイド部材の下端部分は、取り付けブラケットの他方またはサイド部材が受け入れられるスロットを含む取り付けブラケットの一方またはサイド部材によってなどで、それぞれの取り付けブラケットと係合する。従って、サイド部材の下部分及び取り付けブラケットは、それぞれ作用的に協働する係合形成部を含む方が好ましい。
【0034】
好ましくは、ブラインドアッセンブリは、第1及び第2取り付け構成要素であって、各構成要素は、ビードと窓ガラスとの間に入るように形状付けられた少なくとも一つの側方に伸びる平面指部を有する取り付けブラケット部分を含む、第1及び第2取り付け構成要素と、第1及び第2連結構成要素であって、それによって前記ブラインドヘッドアッセンブリがそれぞれの取り付け構成要素に作用的に取り付けられる第1及び第2連結構成要素とをさらに備える。
【0035】
好ましくは、第1及び第2取り付け構成要素は、窓ガラスに抗して設置するベース面を有するベース部分と、窓ガラスの平面に関しておよそ直角に伸びるように形状付けられた柱部分とをさらに備え、ベース部分及び柱部分は、取り付けブラケット部分によって保持され、連結構成要素は、それぞれの取り付け構成要素の柱部分にブラインドヘッドアッセンブリを作用的に取り付ける。
【0036】
好ましくは、取り付けブラケット部分は、ガラス開口のフレームの各上隅部に配置されている。
本発明のこの態様の好適な構成では、取り付けブラケット部分は、それぞれ、垂直に伸び、かつ、フレームの隣接する面においてビードと窓ガラスとの間に配置された第1及び第2の共面指部を含む。
【0037】
本発明のこの第2態様の一実施例では、各取り付け構成要素一体である。
本発明のこの第2態様の他の実施例では、好ましくは、第1及び第2取り付け構成要素は、一体でなく、それぞれが、第1及び第2取り付け形成部であって、それぞれが窓ガラスに抗して設置するベース面を有するベース部分と、前記窓ガラスの平面に関して実質的に直角に伸びる柱部分とを含む第1及び第2取り付け形成部と、第1及び第2取り付けブラケットであって、それぞれが取り付けブラケット部分を構成すると共に、それによって取り付けブラケットと取り付け形成部の柱部分が取り付けられる取り付け手段を含む第1部分と、ビードと窓ガラスとの間に配置された少なくとも一つの側方に伸びる平面指部を有する第2部分とを有する第1及び第2取り付けブラケットとを備える。
【0038】
好ましくは、取り付け手段は、取り付けブラケットの第1部分に画定された開口を備え、開口をそれぞれの柱部分が通過する。
本発明のこの態様の好適実施例では、取り付け形成部のそれぞれの柱部分、第1部分の開口及びベース部分は、ベース部分が開口を通過できないように寸法付けられ及び/叉は形状付けられている。
【0039】
好ましくは、ブラインドアッセンブリのそれぞれの柱形成部への取り付けのために、それぞれの連結構成要素が柱部分に沿って作用的に摺動できる。このように、フレームに関するブラインドヘッドアッセンブリの位置は調整可能である。
【0040】
好適構成では、連結構成要素は、それぞれ、その中に柱部分が摺動的に係合されるソケットを備える。代替的に、取り付け形成部の各柱部分は、各連結構成要素の突出形成部が摺動的に受け入れられるソケットを画定することができる。
【0041】
好ましくは、ブラインドアッセンブリは、それぞれの連結構成要素及び柱部分と協働し、前記柱部分から前記連結構成要素が外れるのを防止叉は阻止する固定手段をさらに備える。固定手段は、連結構成要素の取り外れを阻止するラッチ装置、あるいは、固定ねじ、ボルト、叉はピンなどの永久叉は半永久固定手段を含むことができる。
【0042】
好ましくは、ブラインドアッセンブリは、取り付けブラケット部分叉は取り付けブラケットと連結構成要素との間にそれぞれ配置された予め決められた奥行きを有する少なくとも第1及び第2スペース構成要素をさらに備える。
【0043】
好ましくは、保持手段は、それぞれがサイド部材と係合する係合部分と、ビードと窓ガラスとの間に入る指部分とを含む、第1及び第2クリップを備える。
好ましくは、サイド部材の下端部分は、取り付けブラケットの他方またはサイド部材が受け入れられるスロットを含む取り付けブラケットの一方またはサイド部材によってなどで、それぞれの第1及び第2取り付けブラケットと係合する。従って、サイド部材の下部分及び第1及び第2取り付けブラケットは、それぞれ作用的に協働する係合形成部を含む方が好ましい。
【0044】
従って、本発明またはその少なくとも4つの態様の構成に関し、ひとたびガラス開口の寸法がわかると、工場でジグに設置することができ、それによって、インストーラーは、ブラインドを適所に単に留め、支持コードの必要とされる張力が予め設定される。
【0045】
さらに、この構成に関し、コードの張力は、各隅部にあるブラインドの取り付け機構に直接伝達され、同時に、これらの方向性は、取り付け機構を互いの方に引っ張る方に、従って、窓ガラスの上及び下ビードとの係合の外方に向かうように生じ、実際、この方向は、窓ガラスの平面から少し離れており、各柱及び取り付け形成部上のコードの張力が窓ガラスに抗してベースでモーメントを加え、その反動が、平面指部をビードに抗して外方に押圧し、それによって、引き出しに抵抗するビードのグリップが増加される。従って、テンション装置の作用は、プリーツ叉はスラット用のぴんと張ったコードの形をとる堅いガイドを提供することではないが、全てねじ固定を使用を必要としないでブラインドの全ての取り付け機構を窓ガラスに予め引っ張ることである。
【0046】
他の態様では、本発明は、ブラインドをガラス開口に取り付ける方法を提供する。ブラインドは、ヘッドアッセンブリと、ヘッドアッセンブリに取り付けられたブラインドパネルと、ブラインドパネルの両側面を支持する支持コードとを備え、ガラス開口は、フレームと、フレームに保持された窓ガラスと、窓ガラスとビードが窓ガラスに抗して耐えるフレームとの間に配置された可撓性叉は弾性のビードとを備え、上記方法は、ヘッドアッセンブリをガラス開口に取り付けることと、支持コードのための基部固定装置を提供することを備え、固定装置は、第1及び第2取り付けブラケットであって、各々が、使用中にビードと窓ガラスとの間に入るように形状付けられた第1の側方に伸びる平面指部を少なくとも有する第1部分と、窓ガラスの平面に関して実質的に直角に伸びる取り付け形成部を画定する第2部分とを備える、第1及び第2取り付けブラケットと、窓ガラスから少し離れてブラインド用支持コードの連結のための取り付け形成部の連結手段とを備え、方法は、さらに、窓ガラスの底隅部において窓ガラスとビードとの間に第1及び第2取り付けブラケットの指部を入れることと、固定装置とヘッドアッセンブリとの間で張力を受けるように取り付け形成部にコードを取り付けることとを備える。
【0047】
他の態様では、本発明は、ガラス開口に取り付けられるブラインド用基部固定装置を提供する。ブラインドは、そこから一つ以上のブラインドパネルが広がるヘッドアッセンブリを含み、ガラス開口は、フレームと、フレームに保持された窓ガラスと、窓ガラスとビードが窓ガラスに抗して耐えるフレームとの間に配置された可撓性叉は弾性のビードとを備え、固定装置は、第1及び第2取り付けブラケットであって、各々が、使用中にビードと窓ガラスとの間に入るように形状付けられた第1の側方に伸びる平面指部を少なくとも有する第1部分と、窓ガラスの平面に関して実質的に直角に伸びる取り付け形成部を画定する第2部分とを備える第1及び第2取り付けブラケットと、窓ガラスから少し離れてブラインド用支持コードの連結のための取り付け形成部の連結手段とを備える。
【0048】
好ましくは、第2部分は、支持クリップを取り付けるように形状付けられており、取り付け形成部を備える。取り付け形成部は、第2部分に滑りばめである。
本発明のより良い理解のために、及び、それがどのように実施されるかを示すために、実施例を通じて以下の図面が参照される。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】図1は、窓に取り付けられたブラインドヘッドレールと基部を示す斜視図である。
【図2】図2は、図1のシステムの分解図である。
【図3】図3は、拡大された、図1及び図2のヘッドレールの取り付けの一部分を示す。
【図4】図4は、本発明の変形による組み合わされた、取り付けブラケット、取り付け形成部及び連結構成要素の断面図である。
【図5】図5は、支持クリップと共に、図4の取り付けブラケット、取り付け形成部及び連結構成要素を示す分解斜視図である。
【図6】図6は、逆側からみた、図5の取り付けブラケット、取り付け形成部及び連結構成要素を示す分解斜視図である。
【図7A−E】図7A−Eは、図1乃至図6に示されたシステムの上及び下ブラケットの取り付け順序とサイド部材を示す。
【図8A−B】図8A−Bは、図7の順序に続く、本発明による下ブラケットの使用を示す。
【図9A−F】図9A−Fは、本発明による支持コードを引っ張る動作順序を示す。
【図10】図10は、本発明によるシステムの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0050】
図面を参照すると、システムがベニス式ブラインドの取り付けに関して具体的に記載されているが、ベニス式ブラインドだけに限定されず、他のタイプのブラインドの取り付けを含む。
【0051】
ブラインドは、窓フレーム10に取り付けられる。フレーム10は、一般的に上水平フレーム部材12、下水平フレーム部材14及び垂直サイドフレーム部材16、18を備え、それらは互いに連結されてフレーム10を形成し、それによって、上隅部42、44と下隅部43、45を画定する。フレームは、ガラス叉は一枚の光を通すプラスチックなどの他の透明あるいは半透明材料である窓ガラス20aによって閉じられる開口20を画定する。図示された代表的なフレーム部材12、14、16、18は、通常窓ガラス20aの平面に対して実質的に平行に配置された前面12a、14a、16a、18aと、通常窓ガラス20a及び前面(12a、14a、16a、18a)に対してほぼ垂直に配置された側面(14b、16b)とを備える。他の形態、特に側面14b、16bに関する他の形態が、フレームデザイナーの美的熟考に従って可能である。例えば、フレーム部材12、14、16、18は、平らあるいは曲げることができる一連のより複雑な面を含むことができる。窓ガラス20aは、ゴム合成物あるいはゴムのような重合材料などの可撓性叉は弾性材料のビード22の使用によってフレーム10に保持される。ビード22は、フレーム10と窓ガラス20aとの間に配置される。フレーム部材12、14、16、18は、典型的にプラスチック(通常uPVC)で作られているが、窓ガラス20aがビードによって保持され、以下に示す取り付け手段に適応するためにフレーム部材内のスペースがありさえすれば、金属や木などの他の材料も可能である。
【0052】
ベニス式あるいはひだ付ブラインドは、ヘッドレールまたはマスターレール24を含む。また、他のタイプのブラインドも一般的にヘッドレール、マスターレール、あるいは、それによってブラインドの日よけ部分が支持される、例えば日よけ部分がそこから吊り下げられる他の実質的に堅い構成要素部材叉はアッセンブリを含むことができる。ブラインド自体は、明瞭の理由で図面に示されていない。ヘッドレールあるいはマスターレール24は、典型的に、使用者に認識できる装飾的前面24aを有する。コード、コードガイド及び上下動機構の作動構成要素は、ブラインドヘッドレールあるいはマスターレール24内に収容されている。そのような構成要素は、本発明に補足的である。また、ベニス式あるいはひだ付ブラインドは、一般的に、特定のデザインに依存し、ヘッドレール叉はマスターレール24の反対側に位置する窓開口に、例えば、下水平フレーム部材14に対して固定的に配置され、あるいは、ブラインドの日よけ部分と共に動かされる(例えば、引き上げられ引き下げられる)ようになっている第2の底叉は従属レール26を備える。
【0053】
システムは、ブラインドが、フレームに穴あるいはフレームの別の損傷を必要とする固定手段を使用しないで窓フレームに取り付けられることができるのを許容する。例えば、フレームを貫通するねじ固定は避けられる。
【0054】
特に、図2を参照すると、システムは、第1及び第2取り付け構成要素を含む。第1及び第2取り付け構成要素は、図示の実施態様では一体でなく、それぞれ、取り付けブラケット部分28、30及び取り付け形成部38、40から成る。取り付けブラケット部分28、30は、金属で作られるのが好ましいが、その必要は無い。例えば、取り付けブラケット部分は、ブラケットを形成するために成型するのに向いている適当な強固なプラスチックから作られることができる。使用では、取り付けブラケット28、30は、フレーム10の(図示の)上左隅部42及び上右隅部44、すなわち、フレーム部材12とフレーム部材16接合する場所及びフレーム部材12とフレーム部材18が接合する場所にそれぞれ配置されている。取り付けブラケット部分28、30は、取り付け手段(以下参照)を画定する第1部分32と、少なくとも一つの側方突出指部、好ましくは二つの側方突出指部36を含む第2部分34を備える。取り付けブラケット部分28、30が単一の指部を含む場合、指部は、例えば、L字の各アームが第1部分32に対してその長さに沿って連結されているL字形状ウェブにすることができる。取り付けブラケット部分28、30が二つの指部36を含む場合、指部36は、第1部分32から伸びる平らなウェブの形態である。付与された取り付けブラケット28、30の指部36は、実質的に同じ平面にあり、窓ガラス20aの表面に抗して(あるいは少なくとも窓ガラス20aの表面の近隣で密接して)それらの使用の位置に載置する。取り付けブラケット部分の一つの指部叉は二つの指部は、窓ガラス20aとビード22との間に入って配置され、ブラケットを適所に保持する。図示の実施態様では、ブラケット部分28の指部36は、直角(すなわち垂直叉は直交)に向けられ、ブラケット部分28がその隅部42に配置されたとき、指部の一方は、ビード22と窓ガラス20aとの間で上フレーム部材12の中へ入り、指部36の他方は、ビード22と窓ガラス20aとの間でサイド部材16の中へ入る。同様に、ブラケット30の指部は、直角に向けられ、ブラケット部分30がその隅部44に配置されたとき、指部の一方は、ビード22と窓ガラス20aとの間で上フレーム部材12の中へ入り、指部の他方は、ビード22と窓ガラス20aとの間でサイド部材18の中へ入る。ブラケット部分28、30は、互いに鏡像である。
【0055】
本発明のシステムは、さらに、フレーム10の各隅部42、44に配置され、使用中のブラインドを支持するための各取り付けブラケット部分28、30と協働する上記第1及び第2取り付け形成部38、40を含む。各取り付け形成部38、40は、ベース部分46と柱部分48とを備える。ベース部分46は、使用中窓ガラス20aの表面と接触して固定する実質的に平らな後面(叉は共面部分)46aを有する。柱部分48は、第1部分から垂れ下がり、窓ガラス20aの平面に関しておよそ直角(すなわち垂直)に伸びる。
【0056】
上述のように、取り付けブラケット部分28、30は、それぞれ、取り付け手段を画定する第1部分32を有する。取り付け手段は、それぞれの取り付け形成部と協働し、取り付け形成部38、40は、窓ガラス20aの平面に実質的に平行な方向及び窓ガラス20aの平面に実質的に垂直な方向への各取り付けブラケット部分28、30に関する動きが抑制される。好ましくは、取り付けブラケット部分28、30と取り付け形成部38、40は、互いに取り付けられるか保持される。図示の好適実施態様では、取り付けブラケット部分28、30の第1部分32は、開口50を画定するウェブ32aから成る。ウェブ32aは、好ましくは、実質的に平面であり、ウェブ32aの平面は、ブラケット部分28、30が使用の位置にあるときに指部36の平面とほぼ平行である。使用では、柱部分48は、開口50に固定され、ベース部分46は、ウェブ32aと窓ガラス20aとの間に置かれる。各取り付けブラケット28、30は、従属壁52を有し、従属壁52によって、第1部分32が第2部分34に連結される。好ましくは、ブラケット部分28、30が構成される材料は、指部36とウェブ32aとの間の小さな変形に対応する。従って、
取り付け形成部38、40のベース部分46の幅「d」とわずかに等しい間隔、好ましくは取り付け形成部38、40のベース部分46の幅「d」より僅かに小さい間隔で、ウェブ32aは、指部36から離間されている(図3参照)。換言すれば、ウェブ32aと壁52は、ベース部分46に対応する大きさに作られており、柱部分48が開口50に配置されたときベース部分46は窓ガラス20aに抗して水平に載置する。好ましい構成では、ベース部分46の表面46aは、指部36の下面36’を超えており(すなわち、幅「d」は壁52の幅よりも大きい)、それは、窓ガラス20aが、(金属)ブラケット部分28、30に優先して(好ましくはプラスチックあるいは他の重合材料で作られている)ベース部分46によって接触されるのを確実にする。この構成は、ブラインド固有の重さに起因する力及び(ブラインドを引き上げまたは引き下げるときに主に生じる)ブラインドの動作力が、金属ブラケット及び金属ブラケットから窓ガラス20aに大部分伝達されないという利点がある。むしろ、そのような力は、ベース部分46を通って伝達される。上述したように、従来技術では、金属ブラケットを通じたそのような力の伝達は、金属ブラケットの縁部を通じて圧力を窓ガラスに非常に局部的に潜在的に伝達する。
【0057】
代替的な構成では、取り付けブラケット28、30と取り付け形成部38、40は、一体的な構成要素として形成されることができる。このケースでは、一体取り付け構成要素は、使用中に窓ガラス20aと接触するベース面を有するベース部分と、(指部36と同様な)少なくとも一つの側方突出指部と、柱部分48と同様な柱部分とを含む。
【0058】
柱部分48は、一つ以上の外側突出ラッチ部54を有利に含む。外側突出ラッチ部54は、開口50を画定するウェブ32aの縁部分と係合するように作用し、それによって、取り付けブラケット30、32を柱部分48に保持する。好適な形態では、柱部分48は、細い溝60によって分離された第1及び第2平行アーム56、58を備える。代替的な構成では、柱部分48は、一体であり、柱部分48の長さに沿って伸びる溝を含む。
【0059】
図示の装置叉はシステムは、さらに第1及び第2連結構成要素62、64を備える。第1及び第2連結構成要素62、64は、ヘッドアッセンブリ(図示の実施態様ではヘッドレール24)を柱部分48及び取り付けブラケット部分28、30を介してフレーム10に取り付けるのに役立つ。第1及び第2連結構成要素62、64は、第1及び第2連結構成要素62、64が使用者に通常可視できないヘッドレール24の後側面上のヘッドレール24の左端部分及び右端部分にあるいはその近くに配置される。第1及び第2連結構成要素62、64は、ヘッドレール24と一体的に形成されることができ、叉はより好ましくはヘッドレール24に固定可能な別個の構成要素にすることができる。例えば、ヘッドレール24と連結構成要素62、64は、協働係合形成部を有し、協働係合形成部は、連結構成要素62、64がヘッドレール24にスナップ嵌合するのを許容するか、あるいは、そのような形成部は、連結構成要素がそれらの側縁部からヘッドレール24と係合して摺動するのを許容する。
【0060】
各連結構成要素62、64は、連結構成要素62、64をそれぞれの柱形成部48に取り付けるための手段を含む。図示の一実施例では、そのような手段は、ソケット66を備え、ソケット66の内部形状及び寸法は、柱部分48の外面形状及び寸法と一致する大きさに形成されている。従って、ソケット66は、柱部分48と係合して作用的に摺動する。ソケットは、連結構成要素62、64が使用位置にあるときに柱部分48の溝60と整合するスロットあるいは溝を含む。連結構成要素62、64の溝と柱部分48の溝60は、連結構成要素62、64を使用状態にそれぞれの柱部分48に固定するために使用される。従って、柱部分48がソケット66に収容されたとき、その二つは、ねじ叉は同様の固定手段をそれぞれの溝に挿入することによって互いに固定される。この点で、溝とねじは、溝の幅がねじのねじ山の幅よりもやや小さくなるように寸法付けられており、その絵結果、そのねじ山は溝の側面と係合し、それによって、柱部分48とソケット66とを互いに固定する。好ましくは、この変形で、ソケット66の溝は、ねじの頭部に対応するように寸法付けられた外側拡大部分と、ねじのねじ山部分と一致するように寸法付けられた内側狭小部分とを含む。他の固定手段が柱部分48とソケット66とを互いに固定するのに利用されることを理解されよう。例えば、柱部分は、少なくとも柱部分48の部分の長さに沿って自由に摺動でき、ソケット66の溝を介して対応するボルトを受け入れる固定ナットを含むことができる。
【0061】
また、本発明は、取り付け形成部38、40の柱部分48が連結構成要素62、64のソケット66に挿入される点で柱及びソケット構造に限定されないということが容易に理解されることができる。従って、例えば、柱部分48は、ソケットとして作用し、その内形状及び寸法が連結構成要素62、64に形成された突出部分(プラグ)の外形状及び寸法と一致するように寸法付けられた内部空隙を画定する一つ以上の壁で形成されることができ、そのプラグは、ソケットに摺動的に収容される。
【0062】
柱部分48及びソケット66の構造の大きな利点は、連結構成要素62、64とヘッドレール24がその柱の長さに関してほとんど無限に調整可能であるということである。従って、ヘッドレール24は、窓フレーム10の様々な奥行き、すなわち、前面12a、14a、16a、18aから窓ガラス20aの表面までの距離に対応するために柱部分48のあらゆる必要とされる奥行きに設定することができる。これは、ヘッドレール24とフレーム10との間に予定されていない間隙がないようにすることを確実にする。
【0063】
好適な配置では、特に図4に示されるように、取り付け形成部38、40は、柱部分48がわずかに上方に傾斜、(窓ガラス20aの平面に対して垂直な線に関して)典型的には約10度以下、好ましくは約5度以下、さらに好ましくは2乃至3度以下に傾斜されているように形状付けられている。
【0064】
この特徴は、ブラインドが取り付けられたときに窓から離れて前方に傾斜するのを防止するのに有利である。図4の実施態様では、ベース部分は、ウェブ32に耐え、ベース部分46とウェブ32が正確に平行配列でないのを確実にする形成部叉はリップ部46bが提供されている。
【0065】
図4乃至図6の実施態様は、取り付け形成部38、40からの連結構成要素62、64の故意でない分離を防止するのに作用する安全ラッチ構造をさらに示す。柱部分48は、好ましくは弾性変形でき、傾斜面96a、96bを有する突起形成部96で終わるアーム94を備える。ソケット66は、ソケット66の口部100の近傍に都合よく設けられたリップ部98を含む。アーム94、形成部96及びリップ98は、端部分48のソケット66の中への挿入叉はソケット66からの柱部分48の取り除きのときにリップ部98がアーム94の通路を妨害するように形状付けられている。従って、アーム94は、リップ部98によって曲げられる。代替的に、あるいは追加的に、連結構成要素62、64の取り除きが、傾斜面96a、96b及びリップ部98が互いに妨害しないように矢印Rで示されるように柱部分48に対して連結構成要素を回転させる必要があるように、アーム94、リップ部98及びソケットの内側寸法が形状付けられている。ソケット66が、アーム94の撓み抵抗を負かさないで柱部分48から不注意に取り外されないという結果になる。
【0066】
とりわけ窓フレーム10へのブラインドヘッドレール24の取り付けの追加の安全を提供するために、システム10は、使用中にフレームサイド部材16、18と対向関係になるように配置されているサイド部材68がさらに提供される方が望ましい。サイド部材68は、それぞれの上隅部42、44近傍の開口20の上部分から、それぞれの下隅部43、45近傍の開口の下部分まで伸びる。好ましくは、サイド部材68の上部分68aは、それぞれの取り付けブラケット28、30または取り付け形成部38、40と接している。もっとも好ましくは、サイド部材68及びそれぞれの取り付けブラケット部分28、30は、それによってサイド部材68と取り付けブラケット部分28、30が接合され、取り付けられ、あるいは係合される協働形成部を含む。例えば、取り付けブラケット部分28、30は、サイド部材68の面68bの上端部分を収容するスロット70を都合よく含むことができる。サイド部材68は、フレーム10の様々な大きさや外形(例えば、奥行き)に適用される多くの種々の形状及び外形から選択されることができる。3つの別個のサイド部材68は、種々の可能な形状及び外形の実例として図1及び図2に示される。
【0067】
また、サイド部材のフレーム10への取り付けのための手段が提供される。図示の好適実施態様では、サイド部材68と係合するように形状付けられたヘッド部分74と、窓ガラス20aとビード22との間に入るように形状付けられた平らな指部分76とを含む取り付けクリップ72が提供され、それによって、サイド部材を使用中における位置に保持する。
【0068】
上記構成は、それに本発明が間接的に関連する我々の同時継続出願GB0615518.8号に開示されている。その出願は、第3及び第4の取り付けブラケット78、80を開示し続ける。しかしながら、これらは、本発明の第1及び第2取り付けブラケットの例を構成する。しかしながら、上述のシステムの説明を完成させて、これらは第3及び第4の取り付けブラケットと呼ばれる。
【0069】
また、第3及び第4取り付けブラケット78、80は、フレーム10のそれぞれの下隅部43、45に設置するように形状付けられて提供される方が好ましい。第1及び第2取り付けブラケット部分28、30と同様に、第3及び第4取り付けブラケット78、80の各々は、使用中に隅部43、45で窓ガラス20aとビード22との間に入るように配置されている平らな指部分82を含む。また、取り付けブラケット78、80は、窓ガラス20aの平面から離れて伸びる直立付着叉は取り付け形成部84を含む。図示の実施態様では、取り付け形成部84は、窓ガラス20aに関して直交して伸びるウェブ叉は指部を備える。使用中では、各取り付け形成部84は、典型的にプラスチック材料で形成されているキャップ叉は支持クリップ86を有する。好適な構成では、二つのスペース形成部86間の間隔は、フットレール26の長さに実質的に一致する。従って、フットレール26が移動可能である場合、スペース形成部86は、それが最も低い位置にあるときにフットレール26が正しい位置に保持するのを助ける。サイド部材68は、その下端部に、取り付け形勢部84が受け入れられるスロット叉はカットアウトを含む。代替的に、第3及び第4取り付けブラケット78、80は、それぞれ、サイド部材68の下部分が受け入れられるスロット叉はカットアウトを含むことができる。
【0070】
上述したように、図示のシステムの重要な利点は、柱部分48上のソケット66の縦方向の移動によってヘッドレールの取り付けを調整する融通性であり、それによって、フレーム10の種々の構成に対応することである。ヘッドレール24の安全で正確な位置を容易にするために、ヘッドレール24(より具体的にはそれぞれの連結構成要素62、64)とフレーム10との間に設置するように形状付けられている一つ以上のスペース構成要素88が提供される方が好ましい。これは、組み合わされたソケット66の長さλとベース部分46の奥行きdが、フレーム10の奥行き(すなわち、前面12a、14a、16a、18aから窓ガラスの表面までの間隔)よりも大きい場合のケース、または、柱部分48の長さがフレーム10の奥行きよりも大きい場合のケースを考慮に入れる。フレームの様々な奥行きに対応するために、それぞれ異なる奥行きwを有するスペース構成要素88の選択が提供されることができる。適当な奥行きwのスペース構成要素を選択することにより、ヘッドレール24の内面叉は後面(より具体的には連結構成要素62、64の後面)とフレーム10の前面との間に間隙が無いか実質的に間隙が無いのを確実にすることができる。同様に、ヘッドレール24は、適当な奥行きのスペース構成要素88の使用により、十分な間隙なしに窓ガラス20aと接するまで伸びる低面を有するように構成されることができる。各スペース構成要素88は、ソケット66の外形状に一致するように大きさが作られ形状付けられた凹部叉はカットアウトを画定する縁壁部分88a、88bを含む。
【0071】
特に、ベニス式ブラインドのケースで、ヘッドレール24が作動コードを利用するブラインド用リフト及び/叉は傾斜構造に対応する場合、連結構成要素62、64は、コードをヘッドレールの所望で予め決められた通路に沿って案内するコード案内形成部90を含むのが望ましい。各キャップ92は、ヘッドレール24端部近傍に提供され、より美学的に良い仕上がりを提供する。
【0072】
窓などのガラスをはめる開口にブラインドを取り付ける好適な方法では、最初に、第1及び第2取り付け形成部38、40の柱部分48が、取り付けブラケット部分28、30のそれぞれの開口50に挿入される。(好適であるように)ラッチ形成部54がある場合、柱部分48は、ラッチ形成部54を開口50を画定するウェブ32aの縁部に係合させるのに十分な領域に挿入される。第1及び第2取り付けブラケット部分は、フレーム10のそれぞれの上隅部42、44に配置され、それぞれのフレーム部材12、16及び12、18の中へビード22と窓ガラス20aとの間に伸びる。次に、サイド部材68が、それらの上部分がそれぞれの取り付けブラケット部分28、30のスロット70に係合してクリップ72を使用して適所に固定される。同時に、第3及び第4取り付けブラケット78、80は、(例えば、提供されたスロット叉はカットアウトを介して)サイド部材と係合され、それらの指部分が窓ガラス20aとビード22との間でフレームのそれぞれの隅部43、45の中に挿入される。支持クリップ86は、第3及び第4取り付けブラケット78、80の取り付け形成部84に取り付けられる。必要であれば、適当に寸法付けられたスペース部材88が取り付け形成部38、40の柱部分48の周りに取り付けられる。連結構成要素62、64はヘッドレール24に取り付けられ、ソケット66は柱部分48に取り付けられ、必要であれば提供された固定手段で適所に固定される。ヘッドレール24は、日よけ部分や傾斜機構などを含むブラインドの全ての構成要素を保有する。従って、(連結構成要素62、64を介する)柱部分48へのヘッドレールの取り付けは、ブラインドの取り付けを完成する。ヘッドアッセンブリ(図示の実施態様ではヘッドレール24)は、実質的に固定しており、取り付けブラケット部分28、30が(上フレーム部材12に対して平行な)側方に動くことができないのを確実にするのに供する。サイド部材68は、フレームサイド部材16、18に対して平行な取り付けブラケット部分28、30の移動を防止する。従って、これら一体の組み合わせは、基本的には、取り付けブラケット部分28、30を予定された位置に保持し、ヘッドレールからの動作力の伝達を、そのような力が取り付けブラケット部分28、30の潜在的に比較的鋭角な縁部を通じて窓ガラス20aに伝達されるのを許容しないで、助ける構造を提供する。むしろ、力は、取り付け形勢部38、40のベース部分46を通じておおむね伝達される。
【0073】
上述のように、上記説明は、主に、GB0615518.8号の発明によるブラインドである。そのような説明の理由は、本発明がそのようなシステムに利用できるということであるが、これは、本発明を制限すると理解されるべきではない。
【0074】
本発明では、ブラインド100(図10)は、穴104が提供されたプリーツパネル102を備えることができる。支持コード106が穴104を通って糸通しされ、それによって、ブラインドパネル102が支持される。パネル102は、その最下端部において、スレーブバー108に連結され、そして、スレーブバーが窓フレームの中間位置にあるときには最下部のプリーツ102は、プリーツのスタック102aに折りたためられる。コード106は、プリーツを同一平面で整然に保持するのに供する。同様の構成が、特にブラインドが垂直でない場合に重力がブラインドの位置を保持するのに利用できない他のタイプのブラインドに利用されることができる。これは、特にルーフ窓に生じる。勿論、このように機能するために、コード106は強制され、これは、ブラインド100のヘッドレール24のコードを連結し、ブラインド100のケースにおいてその下端部を固定することによって達成される。これは、慣習的にねじ固定の使用によって達成されるが、本発明は、図2に関して上述した第3及び第4取り付けブラケット78、80と同じにすることができる第1及び第2取り付けブラケット178、180を利用することによってその必要要件を避ける。
【0075】
いずれにしても、(106a、106bで示されるように、当然ブラインドの両面にある)コード106は、正しい位置に保持され、引張手段110によって引っ張られる。そのような手段は、都合の良い形態をとることができるが、本実施態様では、その端部に各コード106a、106bの一方が連結されるスプリングとして図示されている。スプリング110は、通常、ヘッドレール124に配置されている。コード106がスレーブバー108で一方側から他方側に交差することに留意される。これの唯一の目的は、スレーブバー108が自重で最下位置に単に落下しないように、曲りくねった通路を案内することであるが、使用者によってコードがスレーブバー108の中を通り抜ける多数の隅部112におけるコードの摩擦がかかるどんな位置にも採用される。勿論、摩擦手段があるならば、絶対に交差する必要は無い。しかしながら、重要なことは、摩擦手段を実行して、使用者によって解放されるときにスレーブバー108の引き上げがスレーブバーの位置の変化を生じさせないのを確実にすることであり、コードが緩まないことが重要である。これは、スプリング手段110によって、及び当然にコード106の長さの適当な選択によって確実にされる。
【0076】
また、さらに一組の中間支持コード106’の可能性が図10に示されており、そのような中間支持コードの場合には端部支持コード106aと106bとの間に中間支持コード106’が配置されている。別の引張スプリング110’が提供され、コード106と同様に、中間コード106’は、スレーブバー108に8の字の配置を描くが、上記コードと整合されたスレーブバーを出る代わりに、それは、コード106a、106bの近くで出て、同じ取り付け形成部178、180につなげられる。更にコードが提供されるが図示のように必ずしも一組である必要は無い。また、スプリング110、110’がヘッドレール24に配置する必要はなく、スレーブバー108叉はその他の場所(例えば、スプリング110に対して示されたようなヘッドレール24の外側)に同様に配置することができる。
【0077】
図7A乃至図7Eを参照すると、図1乃至図5に関連して上述したブラインド取り付けシステムが、組立ての種々の段階で図示されている。図7Aでは、ブラケット部分28がビード22の背後に挿入され、柱形成部48を捕らえる。サイド部材68は、ブラケット部分28まで提供され、スロット70に係合する(図7B参照)。ひとたび、係合されると(図7C)、サイド部材68の下端部68cは、第1取り付けブラケット178の取り付け形成部84上に係合する。サイド部材68の長さは、ブラケット28、84の分離を定めるので、窓フレームの深さDによって決められる。サイド部材68の下端部68cは、取り付け形成部84上に係合するスロット70aを有する。
【0078】
図8A及び図8Bを参照すると、次に、支持クリップ(叉はキャップ)86が取り付け形成部84を覆って留められ、例えば、押しぬきタブ84aとキャップ86の内側にある対応するキャッチ部(図示せず)によって適所に保持される。キャップ86は、ピン穴86aが提供され、ピン穴86aにコード106が通されて結ばれ、第2キャップ86を第2取り付け形成部84に覆って留める動作が、コード106の張力作用を有する。また、キャップ86の形成部84上への留め(クリップ)は、適所にサイド部材68の固定の機能を有する。コード106の張力は、取り付け形成部84を持ち上げる傾向があり、ビード22からブラケット178を離す傾向がある。第一に、張力は、窓ガラス20aから少し離れてあり、従って、指部分82のねじれ(図7叉は図8で見えない)をいくぶん生じ、むしろ窓ガラス20aの平面に平行な方向への引出しを生じ、結局、サイド部材68がそのような力に直接的に対抗する。それによりむしろ、コードの張力は、単に、ブラインド100の構成要素の構造全体を締める。
【0079】
コード106の長さは、それの適当な張力を決定する。この張力は、インストーラーによって調節できる重要なことである。しかしながら、張力を正確にすることは、適当な張力の利点を理解できないかもしれないインストーラーの手によりよく任せられない技術である。ブラインドが適合される窓フレームの大きさの場合、ジグは、その寸法がフレームと同じに設定されるように構成されることができる。
【0080】
図9A乃至図9Fを参照すると、適当な張力を実現するコードの長さの調整プロセスが図示されている。ブラインド100がジグで完全に組立てられる(実際には、図9を形成する図面において窓フレーム10が使用される)。第1取り付けブラケット178に対し、もっと正確にはその支持クリップ86に対し、コード106aがそのピン穴86aを通されることによって固定され、それらの遠い側に結ばれる。フレーム10の他方側では、コード106bの他端部が第2取り付けブラケット10のキャップ86のピン穴86aを通され、適当な張力に達するまで引っ張られる。これは、相応な割合によってスプリング110が(すなわち、一方ではコイルが結合しない方向か、他方その弾性限界を超えて伸びない方向のどちらかの方向でそれが十分な拡張をするように)拡大するのを見ることによって達成される。それから、コードは、第2取り付けブラケット上のキャップ86がその取り付け形成部84から外される前に鉛筆120または同様なものでピン穴86aの背後に印が付せられる。(実際は、工場において、この形成部は、分離が単純化されるようにタブ84aを有していないかもしれない。)その後、結び目106cがコード106bに結ばれ、張力が設定される。その後、ブラインドがその送付先に急送され、キャップ86が取り付け位置(図9E参照)で第2取り付けブラケット10に連結されるときに、スプリングが適当な張力を有する(図9F参照)。
【0081】
上記説明は、図1乃至図6に関して説明されたブラインドに専ら関するが、本発明はそれに限定されない。実際に、同様なブラインドでさえ、一部の人々は、ヘッドレールのための取り付けの安全に満足していないかもしれなく、ねじ固定の利用を選ぶかもしれない。これは、張力がかけられた支持コードが提供され、そして、窓フレームの上部よりも見える場所にねじ固定が望ましく避けられる場合には本発明の利点に影響を及ぼさない。
【0082】
同様に、一般的なブラインドでは、取り付けブラケット178、180及びキャップ86によって提供された固定装置は、窓フレームにコードの底端部を固定するねじの必要を避ける、あるいはコードに対して固定底レールを提供する適応性を有する。その代わりに、本発明による固定装置が利用されることができる。
【0083】
この明細書の説明及び特許請求の範囲を通じて、用語「備える」、「含む」及びその用語の変形、例えば、「備えている」、「備える」は、含むを意味するがそれに限定されず、他の一部分、不可物、構成要素、完全体あるいは段階を排除する意味ではない(排除しない)。
【0084】
この明細書の説明及び特許請求の範囲を通じて、前後関係が別段要求しない限り単数形は複数形を包含する。特に、不定冠詞が使用される場合、前後関係が別段要求しない限り、明細書は、単数と同様に複数を考えながら理解されるべきである。
【0085】
本発明の特定の態様、実施態様叉は実施例に関連して記載された、特徴、完全体、特性、複合、化学成分叉はグループは、それと矛盾しない限り本明細書に記載された他の態様、実施態様叉は実施例に適用できると理解されるべきである。
【0086】
読者の留意は、この出願に関連した明細書と同日に叉は以前に提出された、及び、この明細書で公開された全ての書類及び文書に向けられ、そして、そのような書類及び文書の全ての内容は言及によって本明細書中に包含される。
【0087】
(添付の特許請求の範囲、要約書及び図面を含む)本明細書に開示された全ての特徴及び/叉は開示された方法叉はプロセスの全てのステップは、少なくともそのような特徴及び/叉はステップが互いに矛盾する組み合わせ以外は、あらゆる組み合わせで組み合わされることができる。
【0088】
(添付の特許請求の範囲、要約書及び図面を含む)本明細書に開示された各特徴は、別段明白に述べられない限り、同じであるか等しいか同様な目的に役立つ代替的な特徴と取り替えられることができる。従って、別段明白に述べられない限り、開示された各特徴は、一般的な一連の等しい叉は類似の特徴の一例に過ぎない。
【0089】
本発明は、上述の実施態様の詳細に制限されない。本発明は、(添付の特許請求の範囲、要約書及び図面を含む)本明細書に開示された特徴の新規なものあるいは新規な組み合わせ、叉は、本明細書に開示された方法叉はプロセスのステップの新規なものあるいは新規な組み合わせに及ぶ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ブラインドをガラス開口に取り付けるためのシステムであって、
前記ブラインドは、ヘッドアッセンブリと、スレーブバーとを含み、その間で一つ以上のブラインドパネルを広げ、
前記ガラス開口は、フレームと、前記フレームに保持された窓ガラスと、前記窓ガラスとビードが前記窓ガラスに抗して耐える前記フレームとの間に配置された可撓性叉は弾性のビードとを含み、
前記システムは、
前記ヘッドアッセンブリを前記ガラス開口の上部でまたはその近くに取り付けるためのヘッドアセンブリ用取り付け手段と、
第1及び第2取り付けブラケットであって、各々が、使用中に前記ビードと前記窓ガラスとの間に入るように形状付けられた第1の側方に伸びる平面指部を少なくとも有する第1部分と、前記窓ガラスの平面に関して実質的に直角に伸びる取り付け形成部を画定する第2部分とを備える、第1及び第2取り付けブラケットと、
一方の取り付け形成部に連結するようになっており、かつ、一方の取り付け形成部から前記スレーブバーの一端部を通じて前記ヘッドアッセンブリに伸び、前記スレーブバーの他端部を通じて下がって前記他方の取り付け形成部まで伸びるようになっている支持コードとを備えることを特徴とするシステム。
【請求項2】
テンション機構は、前記コードを引っ張ることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記テンション機構は、前記ヘッドアッセンブリの中にあることを特徴とする請求項2に記載のシステム。
【請求項4】
前記取り付けブラケットの第1部分は、それぞれ、前記第1指部に関して垂直に伸びるように配置され、かつ、前記フレームの隣接する面において使用中に前記ビードと前記窓ガラスとの間に入るように形状付けられた第2の共面指部を含むことを特徴とする請求項1乃至3のうちのいずれか一つに記載のシステム。
【請求項5】
前記ブラインドアッセンブリは、前記取り付け形成部に取り付けられた支持クリップをさらに備え、前記支持コードは、前記支持クリップに連結されていることを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれか一つに記載のシステム。
【請求項6】
前記支持クリップは、前記平面に対して直交する方向において前記取り付け形成部に滑りばめであり、前記支持クリップを前記取り付け形成部に固定するための手段を含むことを特徴とする請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
前記固定手段は、前記取り付け形成部と前記支持クリップの一方のタブと、前記取り付け形成部と前記支持クリップの他方の対応する戻り止めとを備え、前記支持クリップが前記取り付け形成部と完全に係合されたときに、前記タブは、前記戻り止めに留まることを特徴とする請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記完全な係合は、前記窓ガラスに前記支持クリップのフランジを固定することと、前記第1叉は第2取り付けブラケットを隠すことを含むことを特徴とする請求項7に記載のシステム。
【請求項9】
前記コードは、前記窓ガラスから少し離れて離間された位置で前記支持クリップに連結され、前記コードの張力は、前記ビードによって抵抗された前記第1叉は第2取り付けブラケットにモーメントを生じさせることを特徴とする請求項6乃至8のうちのいずれか一つに記載のシステム。
【請求項10】
第1及び第2の縦長のサイド部材は、前記窓ガラスに側面に取り付けられるように形状付けられており、およそ前記ヘッドアッセンブリからおよそ前記第1及び第2取り付けブラケットまで伸びることを特徴とする請求項1乃至9のうちのいずれか一つに記載のシステム。
【請求項11】
前記サイド部材の下端部分は、それぞれの第1及び第2取り付けブラケットと係合することを特徴とする請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
前記第1及び第2取り付けブラケットの一方または前記サイド部材は、前記第1及び第2取り付けブラケットの他方または前記サイド部材が受け入れられるスロットを含むことを特徴とする請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記コードの張力は、前記システムが前記ガラス開口に取り付けられたときに前記ブラインドの取り付け前に遠隔操作で設定され、前記コードの長さは、前記ヘッドアッセンブリからの前記取り付け形成部の距離をそれ自体が決定する前記サイド部材の長さによって決定されることを特徴とする請求項10乃至12のうちのいずれか一つに記載のシステム。
【請求項14】
調整可能ジグが提供され、その寸法は、前記ガラス開口と一致するように調整可能であり、それによって、前記ブラインドは、前記ジグに嵌合されることができ、前記コードの張力が前記ブラインドを前記ガラス開口に取り付ける前に設定されることを特徴とする請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
請求項2に従属するとき、前記コードは、比較的伸張できず、前記テンション機構は、スプリングを備え、前記スプリングの張力は、前記コードの長さによって決定されることを特徴とする請求項13叉は14に記載のシステム。
【請求項16】
前記テンション機構は調整可能であり、前記コードの張力を設定するのに利用されることを特徴とする請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記テンション機構は伸張部を備え、それによって、前記コードの通路長さが調整可能であり、前記コードの張力を変えることを特徴とする請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記ヘッドアッセンブリを前記ガラス開口に取り付けるための第1及び第2取り付け構成要素であって、各構成要素は、使用中において前記ビードと前記窓ガラスとの間に入るように形状付けられた少なくとも一つの側方に伸びる平面指部を有する取り付けブラケット部分を含む、第1及び第2取り付け構成要素と、
前記ブラインドヘッドアッセンブリを前記それぞれの取り付け構成要素に作用的に取り付けられるように形状付けられた第1及び第2連結構成要素とをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至17のうちのいずれか一つに記載のシステム。
【請求項19】
前記取り付け構成要素は、使用中において前記窓ガラスに抗して設置するように形状付けられたベース面を有するベース部分と、前記窓ガラスの平面に関しておよそ直角に伸びるように形状付けられた柱部分とをさらに備え、前記ベース部分及び前記柱部分は、前記取り付けブラケット部分によって保持され、前記連結構成要素は、前記それぞれの取り付け構成要素の柱部分に前記ブラインドヘッドアッセンブリを作用的に取り付けることを特徴とする請求項18に記載のシステム。
【請求項20】
窓開口に取り付けられたブラインドアッセンブリであって、
前記窓開口は、フレームと、前記フレームに保持された窓ガラスと、前記窓ガラスとビードが前記窓ガラスに抗して耐える前記フレームとの間に配置された可撓性叉は弾性のビードとを備え、
前記ブラインドアッセンブリは、
そこから前記ブラインドアッセンブリの日よけ部分を垂らすブラインドヘッドアッセンブリであって、前記ブラインドヘッドアッセンブリを前記窓開口に取り付けるための取り付け手段を含む、ブラインドヘッドアッセンブリと、
第1及び第2取り付けブラケットであって、各々が、使用中に前記ビードと前記窓ガラスとの間に入るように形状付けられた第1の側方に伸びる平面指部を少なくとも有する第1部分と、前記窓ガラスの平面に関して実質的に直角に伸びる取り付け形成部を画定する第2部分とを備える、第1及び第2取り付けブラケットと、
一方の取り付け形成部に連結され、かつ、一方の取り付け形成部から前記スレーブバーの一端部を通じて前記ヘッドアッセンブリに伸び、前記スレーブバーの他端部を通じて下がって前記他方の取り付け形成部まで伸びる支持コードとを備えることを特徴とするブラインドアッセンブリ。
【請求項21】
テンション機構は、前記コードを引っ張ることを特徴とする請求項20に記載のブラインドアッセンブリ。
【請求項22】
前記テンション機構は、前記ヘッドアッセンブリの中にあることを特徴とする請求項21に記載のブラインドアッセンブリ。
【請求項23】
前記取り付けブラケットの第2部分は、それぞれ、前記第1指部に関して垂直に伸びるように配置され、かつ、前記フレームの隣接する面において使用中に前記ビードと前記窓ガラスとの間に入るように形状付けられた第2の共面指部を含むことを特徴とする請求項20乃至22のうちのいずれか一つに記載のブラインドアッセンブリ。
【請求項24】
前記取り付け形成部に取り付けられた支持クリップをさらに備え、前記支持コードは、前記支持クリップに連結されていることを特徴とする請求項20乃至23のうちのいずれか一つに記載のブラインドアッセンブリ。
【請求項25】
前記支持クリップは、前記平面に対して直交する方向において前記取り付け形成部に滑りばめであり、前記支持クリップを前記取り付け形成部に固定するための手段を含むことを特徴とする請求項24に記載のブラインドアッセンブリ。
【請求項26】
前記固定手段は、前記取り付け形成部のタブと、前記取り付け形成部と前記支持クリップの戻り止めとを備え、前記支持クリップが前記取り付け形成部と完全に係合されたときに、前記タブは、前記戻り止めに留まることを特徴とする請求項25に記載のブラインドアッセンブリ。
【請求項27】
前記完全な係合は、前記窓ガラスに前記支持クリップのフランジを固定することと、前記取り付けブラケットを隠すことを含むことを特徴とする請求項26に記載のブラインドアッセンブリ。
【請求項28】
前記コードは、前記窓ガラスから少し離れて離間された位置で前記支持クリップに連結され、前記コードの張力は、前記ビードによって抵抗された前記取り付けブラケットにモーメントを生じさせることを特徴とする請求項24乃至27のうちのいずれか一つに記載のブラインドアッセンブリ。
【請求項29】
第1及び第2の縦長のサイド部材は、前記窓ガラスに側面に取り付けられるように形状付けられており、およそ前記ヘッドアッセンブリからおよそ前記取り付けブラケットまで伸びることを特徴とする請求項20乃至28のうちのいずれか一つに記載のブラインドアッセンブリ。
【請求項30】
前記サイド部材の下端部分は、それぞれの取り付けブラケットと係合することを特徴とする請求項29に記載のブラインドアッセンブリ。
【請求項31】
前記第1及び第2取り付けブラケットの一方または前記サイド部材は、前記第1及び第2取り付けブラケットの他方または前記サイド部材が受け入れられるスロットを含むことを特徴とする請求項30に記載のブラインドアッセンブリ。
【請求項32】
前記ヘッドアッセンブリを前記ガラス開口に取り付けるための第1及び第2取り付け構成要素であって、各構成要素は、使用中において前記ビードと前記窓ガラスとの間に入るように形状付けられた少なくとも一つの側方に伸びる平面指部を有する取り付けブラケット部分を含む、第1及び第2取り付け構成要素と、
第1及び第2連結構成要素であって、それによって前記ブラインドヘッドアッセンブリが前記それぞれの取り付け構成要素に作用的に取り付けられる第1及び第2連結構成要素とをさらに備えることを特徴とする請求項20乃至31のうちのいずれか一つに記載のブラインドアッセンブリ。
【請求項33】
前記取り付けブラケット部分は、前記ガラス開口のフレームの各上隅部に配置されていることを特徴とする請求項32に記載のブラインドアッセンブリ。
【請求項34】
前記取り付けブラケット部分は、それぞれ、垂直に伸び、かつ、前記フレームの隣接する面において使用中に前記ビードと前記窓ガラスとの間に配置された第1及び第2の共面指部を含むことを特徴とする請求項32叉は33に記載のブラインドアッセンブリ。
【請求項35】
前記第1及び第2取り付け構成要素は、使用中において前記窓ガラスに抗して設置するベース面を有するベース部分と、前記窓ガラスの平面に関しておよそ直角に伸びるように形状付けられた柱部分とをさらに備え、前記ベース部分及び前記柱部分は、前記取り付けブラケット部分によって保持され、前記連結構成要素は、前記それぞれの取り付け構成要素の柱部分に前記ブラインドヘッドアッセンブリを作用的に取り付けることを特徴とする請求項32乃至34のうちのいずれか一つに記載のブラインドアッセンブリ。
【請求項36】
前記第1及び第2取り付け構成要素は、一体でなく、それぞれが、
第1及び第2取り付け形成部であって、それぞれが前記窓ガラスに抗して設置するベース面を有するベース部分と、前記窓ガラスの平面に関して実質的に直角に伸びる柱部分とを含む第1及び第2取り付け形成部と、
第1及び第2取り付けブラケットであって、それぞれが取り付けブラケット部分を構成すると共に、それによって前記取り付けブラケットと前記取り付け形成部の柱部分が取り付けられる取り付け手段を含む第1部分と、前記ビードと前記窓ガラスとの間に配置された少なくとも一つの側方に伸びる平面指部を有する第2部分とを有する第1及び第2取り付けブラケットとを備えることを特徴とする請求項35に記載のブラインドアッセンブリ。
【請求項37】
前記取り付け手段は、前記取り付けブラケットの第1部分に画定された開口を備え、前記開口をそれぞれの柱部分が通過することを特徴とする請求項35に記載のブラインドアッセンブリ。
【請求項38】
前記取り付け形成部のそれぞれの柱部分、第1部分の開口及びベース部分は、前記ベース部分が前記開口を通過できないように寸法付けられ及び/叉は形状付けられていることを特徴とする請求項37に記載のブラインドアッセンブリ。
【請求項39】
前記ブラインドアッセンブリの前記それぞれの柱形成部への取り付けのために、前記それぞれの連結構成要素が前記柱部分に沿って作用的に摺動できることを特徴とする請求項35乃至38のうちのいずれか一つに記載のブラインドアッセンブリ。
【請求項40】
前記連結構成要素は、それぞれ、その中に前記柱部分が摺動的に係合されるソケットを備えることを特徴とする請求項39に記載のブラインドアッセンブリ。
【請求項41】
前記それぞれの連結構成要素及び柱部分と協働し、前記柱部分から前記連結構成要素が外れるのを防止叉は阻止する固定手段を備えることを特徴とする請求項35乃至40のうちのいずれか一つに記載のブラインドアッセンブリ。
【請求項42】
前記取り付けブラケット部分と前記連結構成要素との間にそれぞれ配置された予め決められた奥行きを有する少なくとも第1及び第2スペース構成要素をさらに備えることを特徴とする請求項35に記載のブラインドアッセンブリ。
【請求項43】
請求項36に最終的に従属するとき、前記取り付けブラケット部分と前記連結構成要素との間にそれぞれ配置された予め決められた奥行きを有する少なくとも第1及び第2スペース構成要素をさらに備えることを特徴とする請求項36乃至41のうちのいずれか一つに記載のブラインドアッセンブリ。
【請求項44】
請求項29に従属するとき、前記第1及び第2の縦長のサイド部材は、第1及び第2保持手段によって適所に保持されることを特徴とする請求項29乃至43のうちのいずれか一つに記載のブラインドアッセンブリ。
【請求項45】
前記保持手段は、それぞれが前記サイド部材と係合する係合部分と、前記ビードと前記窓ガラスとの間に入る指部分とを含む、第1及び第2クリップを備えることを特徴とする請求項44に記載のブラインドアッセンブリ。
【請求項46】
ブラインドをガラス開口に取り付ける方法であって、
前記ブラインドは、ヘッドアッセンブリと、前記ヘッドアッセンブリに取り付けられたブラインドパネルと、前記ブラインドパネルの両側面を支持する支持コードとを備え、
前記ガラス開口は、フレームと、前記フレームに保持された窓ガラスと、前記窓ガラスとビードが前記窓ガラスに抗して耐える前記フレームとの間に配置された可撓性叉は弾性のビードとを備え、
前記方法は、
前記ヘッドアッセンブリを前記ガラス開口に取り付けることと、
前記支持コードのための基部固定装置を提供することを備え、
前記固定装置は、
第1及び第2取り付けブラケットであって、各々が、使用中に前記ビードと前記窓ガラスとの間に入るように形状付けられた第1の側方に伸びる平面指部を少なくとも有する第1部分と、前記窓ガラスの平面に関して実質的に直角に伸びる取り付け形成部を画定する第2部分とを備える、第1及び第2取り付けブラケットと、
前記窓ガラスから少し離れて前記ブラインド用支持コードの連結のための前記取り付け形成部の連結手段とを備え、
前記方法は、さらに、
前記窓ガラスの底隅部において前記窓ガラスと前記ビードとの間に前記第1及び第2取り付けブラケットの指部を入れることと、
前記固定装置と前記ヘッドアッセンブリとの間で張力を受けるように前記取り付け形成部に前記コードを取り付けることとを備えることを特徴とする方法。
【請求項47】
支持クリップが前記コードの両端部に取り付けられ、前記取り付け形成部に前記コードを取り付けるステップは、前記支持クリップを前記取り付け形成部に連結するステップを備えることを特徴とする請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記支持クリップの前記取り付け形成部への連結は、前記窓ガラスの平面に垂直な方向に前記支持クリップを動かすことを備えることを特徴とする請求項47に記載の方法。
【請求項49】
前記ブラインドは、請求項20乃至45のうちのいずれか一つに記載されたブラインドアッセンブリを含むことを特徴とする請求項46乃至48のうちのいずれか一つに記載の方法。
【請求項50】
ガラス開口に取り付けられるブラインド用基部固定装置であって、
前記ブラインドは、そこから一つ以上のブラインドパネルが広がるヘッドアッセンブリを含むタイプであり、
前記ガラス開口は、フレームと、前記フレームに保持された窓ガラスと、前記窓ガラスとビードが前記窓ガラスに抗して耐える前記フレームとの間に配置された可撓性叉は弾性のビードとを備え、
前記固定装置は、
第1及び第2取り付けブラケットであって、各々が、使用中に前記ビードと前記窓ガラスとの間に入るように形状付けられた第1の側方に伸びる平面指部を少なくとも有する第1部分と、前記窓ガラスの平面に関して実質的に直角に伸びる取り付け形成部を画定する第2部分とを備える第1及び第2取り付けブラケットと、
前記窓ガラスから少し離れて前記ブラインド用支持コードの連結のための前記取り付け形成部の連結手段とを備えることを特徴とする固定装置。
【請求項51】
前記第2部分は、支持クリップを取り付けるように形状付けられており、前記取り付け形成部を備えることを特徴とする請求項50に記載の固定装置。
【請求項52】
前記支持クリップは、前記第2部分に滑りばめであることを特徴とする請求項51に記載の固定装置。
【請求項53】
前記連結手段は、前記コードの端部を受け入れるための穴を備えることを特徴とする請求項50乃至52のうちのいずれか一つに記載の固定装置。
【請求項54】
添付図面に関連して実質的に前述されたシステム。
【請求項55】
添付図面に関連して実質的に前述されたブラインドアッセンブリ。
【請求項56】
添付図面に関連して実質的に前述された、ブラインドをガラス開口に連結する方法。
【請求項57】
添付図面に関連して実質的に前述された、ブラインドシステム用基部固定装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7A】
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【図7B】
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【図7C】
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【図7D】
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【図7E】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9A】
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【図9B】
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【図9C】
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【図9D】
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【図9E】
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【図9F】
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【図10】
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【公表番号】特表2010−510408(P2010−510408A)
【公表日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−522336(P2009−522336)
【出願日】平成19年8月2日(2007.8.2)
【国際出願番号】PCT/GB2007/002941
【国際公開番号】WO2008/015442
【国際公開日】平成20年2月7日(2008.2.7)
【出願人】(509033952)ターニルス・(ユーケイ)・リミテッド (1)
【Fターム(参考)】