説明

ブリーフ陳列台紙

【課題】包装して陳列する際に、ブリーフの特徴的な形状を際立たせて見せることができる状態にコンパクトに保持することができるブリーフ陳列台紙を提供する。
【解決手段】長方形状の台紙本体11に、長さ方向と直交する幅方向に横断する第1折り目線12を設け、第1折り目線に沿って折り曲げて表面台13と背面台14を形成すると共に、表面台の中央に下端にかけて下辺を小とした等脚台形状の中央開口13aを設けると共に、中央開口の下辺を左右幅方向に延在させた差込係止穴13bを設け、かつ表面台の左右両側縁に第2折り目線15を設けて連結片16bを突設する一方、背面台に連結片を挿入係止するスリット14aを設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、男性用パンツのブリーフの陳列台紙に関し、ブリーフを陳列する際に、ブリーフの形状を際立つように立体的に保持しながらコンパクトに収容できるようにするものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ブリーフの販売時には、透明な包装袋の内部にブリーフを折り畳んで収容している場合が多い。
この場合、ブリーフは折り畳まれて包装袋に収容されているだけであるため、販売するブリーフの着用時における特徴的な形状が外部から見ることができない。また、包装袋の上端にフックを取り付けて吊り下げて陳列すると、包装袋の内部でブリーフがずり下がってブリーフの形状を保持できず、包装袋の下部が膨らんだ状態となり、見栄えが悪くなる問題がある。
【0003】
この種のブリーフ等のパンツ類の包装構造として、特開平7−18051号(特許文献1)において、図8に示すトランクスの包装構造が提供されている。該包装構造では透明合成樹脂製の自立する筒体1内に、トランクス2を前布部と後布部とを合わせて偏平とした状態から渦巻き状態に巻いて収容し、蓋3で閉鎖する筒体1の上端にトランクス2のゴム紐を位置させて、取り出し自在とされている。
【0004】
前記特許文献1のトランクスの包装構造では、トランクスは丸められた状態となって筒体に収容されているため、トランクスの形状を透明な筒体の外部からは見ることができない。トランクスに代えてブリーフを筒体に収容した場合も同様である。
【特許文献1】特開平7−18051号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、包装して陳列する際に、ブリーフの着用時における特徴的な形状を外部から見ることができると共に、コンパクトに収容保持することができるブリーフ陳列台紙を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明は、長方形状の台紙本体に、長さ方向と直交する幅方向に横断する第1折り目線を設け、前記第1折り目線に沿って折り曲げて表面台と背面台を形成すると共に、
前記表面台の中央部に下端にかけて下辺を小とした等脚台形状の中央開口を設けると共に、前該開口の下辺を左右幅方向に延在させた差込係止穴を設け、かつ、該表面台の左右両側縁に第2折り目線を設けて連結片を突設する一方、前記背面台に前記連結片を挿入係止するスリットを設けており、
前記表面台をブリーフの上端履口から挿入して、ブリーフの前面部を表面台の前面に沿わせて該表面台の後面側でブリーフの上端履き口をクリップ止めすると共に、前記ブリーフの両側足回りラインの下部を前記差込係止穴に挿入係止し、前記表面台の中央開口の前面をブリーフの前面側の局部当て部で覆うと共に、該局部当て部の両側の傾斜した両側足回りラインを表面台前面の両側に位置させる一方、
前記中央開口の後面側からブリーフ背面部を押し込んで局部当て部を膨出させ、該状態で前記表面台の後面側のブリーフを挟み込みように前記第1折り目線で折り曲げた背面台のスリットに前記表面台の連結片を挿入係止する構成としていることを特徴とするブリーフ陳列台紙を提供している。
【0007】
本発明のブリーフ陳列台紙は、比較的硬質で厚い紙からなる台紙本体を折り曲げてブリーフに取り付けるものであり、安価かつ保管スペースを取らない利点がある。
特に、本発明のブリーフ陳列台紙では、表面台の中央開口を設け、中央開口の後面側からブリーフ背面部を押し込んで、ブリーフの局部当て部を表面台から前方へ膨出するため、ブリーフ着用時の立体的な形態で包装することができ、包装状態のままで、ブリーフの特徴的な形状を際立たせて見せることができる。
かつ、膨出させた局部当て部の両側にブリーフの傾斜した両側足回りラインを位置させ、該両側足回りラインの下部を表面台の差込係止穴に引っ掛けるように挿入係止し、ブリーフの両側足回りラインを内側に引っ張っているため、両側足回りラインが略直線状に傾斜して、ブリーフ特有の両側足回りラインを際立たせて見せることができる。
【0008】
また、ブリーフの前面部を表面台の前面に沿わせ、該表面台の後面側でブリーフの上端履き口をクリップ止めすることで、ブリーフの上端を表面台に対して位置決め保持することができる。よって、表面台の前面を覆うブリーフの前面側を適度に伸ばしているため、ブリーフの前面に皺を発生させず、ブリーフを見栄え良く台紙本体に装着することができる。さらに、ブリーフが表面台からずり下がることを防止できる。
【0009】
前記表面台と背面台との間でブリーフを狭持した状態で連結する前記連結片は、背面台のスリットに差し込むだけで良いため簡単にブリーフを収容保持できる。該連結片は半円形状、楕円形状あるいは長方形状のいずれでもよい。
【0010】
さらに、本発明のブリーフ陳列台紙は、前記表面台の先端側に第3折り目線を設け、該第3折り目線に沿って折り曲げて表面台と背面台の間に位置させる押さえ台を設け、前記第3折り目線に沿って前記差込係止穴を設け、折り返される前記押さえ台に沿わせてブリーフの股部を折り返し、かつ、
前記表面台の中央開口の傾斜した左右両側縁に沿って第4折り目線を介して前面側に折り曲げる膨出ガイド片を設け、左右の膨出ガイド片の間に前記ブリーフ背部側を前記中央開口内に押し込んでブリーフの局部当て部を膨出させ、さらに、
前記表面台の左右両側縁から突出する前記連結片と連続して、前記第1折り目線側に突出する挟み込み部を突出させ、該挟み込み部でブリーフの両側部を挟み込む構成とすることが好ましい。
【0011】
前記構成とすると、ブリーフの股部が押さえ台と共に背面側に折り返され、かつ、該押さえ台と表面台の間にブリーフの背面部が折り畳まれた状態で保持でき、この状態で、表面台の連結片を背面台に係止しているため、ブリーフの折り畳み状態をしっかりと保持して厚みを薄くして、コンパクトに収容できる。
また、表面台の中央開口の傾斜した左右両側縁の第4折り目線を介して前面側に折り曲げる膨出ガイド片を設けると、表面台の前面部でブリーフの局部当て部を前方へ膨出させることができると共に、両側の膨出ガイド片の間に後面側から押し込むブリーフ背面部を収容保持する空間を確保することができる。よって、ブリーフの局部当て部の膨出を確実に維持して、ブリーフに特徴的な外観を際立たせることができる。
【0012】
前記第1折り目線にフックを挿入係止しているのが好ましい。
上記構成とすると、フックをハンガースタンドに引っ掛けてつり下げて陳列することができるため、ブリーフの特徴的な形状を際立たせて販売することができる。
また、表面台の上部には、商品表示用、宣伝用等のシールを貼り付けてもよい。
【発明の効果】
【0013】
前述したように、本発明によれば、表面台の中央部に中央開口を設け、中央開口の後面側からブリーフ背面部を押し込んで、ブリーフの局部当て部を表面台から前方へ膨出させることができると共に、該局部当て部の左右両側にブリーフの傾斜した足回りラインを位置させて目立たたせることができる。このように、陳列の際に、ブリーフの特徴的な形状を包装状態で外部から見えるようにすることができる。
さらに、ブリーフの前面部を表面台の前面に沿わせて該表面台の後面側でブリーフの上端履き口をクリップ止めすることで、ブリーフの上端を表面台に対して位置決め保持することができ、表面台の前面を覆うブリーフの前面側を適度に伸ばしているため、ブリーフの前面に皺を発生させず、ブリーフを見栄え良くブリーフ陳列台紙に装着することができると共に、ブリーフをブリーフ陳列台紙に装着する際に、ブリーフが表面台に対してずれることを防ぎ、作業を容易とすることができる。
【0014】
また、表面台と背面台の間に位置させる押さえ台を設けると、ブリーフの股部が押さえ台と表面台との間に折り畳まれた状態となり、この状態で、押さえ台を挟んだ状態で表面台の連結片を背面台に係止しているため、全体として厚みを少なくすることができると共にコンパクトになり、多くの商品を陳列することができる。さらに、台紙の下部が開かず陳列状態が優れたものとなる。
さらに、表面台の中央開口の傾斜した左右両側縁の第4折り目線に沿って前面側に折り曲げる膨出ガイド片を設けると、中央開口の後面側から押し込んだブリーフ背面部を該中央開口とブリーフの局部当て部の間の空間に保持して、ブリーフの局部当て部の膨出状態を現出でき、着用時の立体的な形状を有する外観とすることができる。
【0015】
さらにまた、第1折り目線にフックを挿入係止すると、フックをハンガースタンドに引っ掛けてつり下げて陳列することができるため、ブリーフの特徴的な形状を際立たせて販売することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態を図1乃至図7を参照して説明する。
図1には、本発明のブリーフ陳列台紙10を示す。ブリーフ陳列台紙10は、比較的硬質な厚紙からなる台紙本体11を展開形状で所要形状に切断すると共に折り目線を設けておき、使用時に折り目線に沿って折り曲げてブリーフ20に取り付け、平置き陳列あるいはフックを介して吊り下げ陳列するものである。
【0017】
前記台紙本体11には、略長方形状で、長さ方向と直交する幅方向に横断する第1折り目線12を設けており、該第1折り目線12に沿って折り曲げて、表面台13と背面台14とを形成している。前記表面台13は、ブリーフ装着時に表側に露出する側を前面側13Aとし、反対の裏面側を後面側13Bとしている。
【0018】
表面台13の先端側には第3折り目線17で折り曲げる押さえ台18を設けており、該押さえ台18は折り曲げた状態で表面台13と背面台14との間に位置させものとしている。表面台13の第3折り目線17までの長さは背面台14の長さと等しくL1としている。
【0019】
前記表面台13の中央には、下端の第3折り目線17に向けて、下辺を小とした等脚台形状の中央開口13aを設けている。該中央開口13aの傾斜した左右両側縁に沿って、第4折り目線19を介して膨出ガイド片13cを設け、前面側に折り曲げるようにしている。これら左右一対の膨出ガイド片13cは細長い形状とすると共に、先端縁を円弧状としている。
【0020】
前記中央開口13aの下辺の第3折り目線17に沿って差込係止穴13bを左右幅方向に延在させて設けている。該差込係止穴13bは、両端を略三角形状とし、第3折り目線17を中心として上下対称な形状とし、前記押さえ台18側にも延在させている。押さえ台18側では、前記差込係止穴13bの中央と連続した逆T形状のスリット18a、18bを設け、スリット18a、18bに囲まれた両側に左右一対の狭持片18cを設けている。かつ、先端は円弧状突出部18dとしている。
【0021】
前記表面台13の左右両側縁には第2折り目線15で折り曲げる係止部16を突設している。該係止部16は第2折り目線15で折り曲げられる部分から、表面台13の両端縁と隙間Sをあけて第1折り目12線側に突出する挟み込み部16aを設けている。
かつ、該係止部16の外縁に連結片16bを突設している。これら左右の連結片16bの一方は楕円連結片16b−1とし、他方は矩形連結片16b−2としている。該連結片16bは背面台14に設けるスリット14a−1、14a−2に差し込み係止して、二つ折りされる表面台13と背面台14を第1折り目線12から離れた開き側で連結する構成としている。
【0022】
さらに、表面台13の上部の左右両側縁にブリーフ上端保持用の溝13eを設け、溝16cの上端から第3折り目線17までの長さL2としている。
【0023】
また、表面台13の上端となる第1折り目線12の中央には、吊り下げ用の別体のフック30を取り付けるためのスリット11aを設けている。また、第1折り目線12を底辺とし、背面台14を矩形状に切欠いた表示部11bを設けている。表示部11bおよび、該表示部11bの周辺には商品表示等を記載したスタイルシールP1を貼付け、表示部11bを立設させて商品表示などを目立つようにしている。また、スタイルシールP1の下方位置には、商品の効果等を記載したメリットシールP2を貼り付けている。
なお、前記フック30は陳列吊り下げ時に取り付けており、平置き陳列時には取り付けていない。
【0024】
前記した陳列台紙に図2に示すブリーフ20を図3、4に示すように装着している。
陳列するブリーフ20は、図2に示すように、本実施形態では排尿用の前開きがないブリーフ20としている。なお、前開きがあるブリーフでもよい。
ブリーフ20は前面部20aと背面部20bの上端を連続させた上端履口20cにゴムを取り付けており、前面部20aの中央部に膨出させた局部当て部20dを備え、該局部当て部20dの下部に股部20eを連続させ、該股部20eの他端を背面部20bと縫着している。前面部20aから背面部20bにかけて連続したハイレッグの足回部20fを備え、前面部20aでは局部当て部20dの左右両側に上方に向けて大きく湾曲傾斜した足回りライン20gが位置している。
前記ブリーフ20の上端履口20cから股部20eまでの距離はL2としている。
【0025】
陳列台紙へのブリーフ20の装着手順を図5および図6に基づいて説明する。
まず、別体のフック30をスリット11aに通して取り付けた状態で、第1折り目線12、第2折り目線15、第3折り目線17、第4折り目線19に沿って予め折り曲げて、曲げ癖をつけておく。
【0026】
ついで、表面台13と背面台14を展開形状に開き、図5に示すように、表面台13の後面側13Bを作業者側に向けた状態とし、表面台13を押さえ台18側からブリーフ20の上端履口20cに挿入して、ブリーフ20の前面部20aを表面台13の前面側13Aに沿わせると共に背面部20bを表面台13の後面側13bに位置させる。
【0027】
其の際、上端履口20cを表面台13の溝13eに嵌合して上端を位置決めすると共に、表面台13の中央開口13aの前面をブリーフ20の局部当て部20dで覆い、該中央開口13aの左右の前方へ折り曲げた膨出ガイド片13cに乗せる。該局部当て部20dの両側の傾斜した両側足回りライン20gは表面台13の前面側13Aの両側に位置する。
【0028】
この状態で、ブリーフ20の上端履口20cの前面側の左右両側を前記挟み込み部16aとの隙間Sに通し、上端履口20cを表面台13の前面側13Aから後面側13Bに引っ張りながら、別体のクリップ40を用いて後面側13Bに位置する上端履口20cをまとめて係止する。
【0029】
次いで、ブリーフ20の股部20eを押さえ台18に乗せ、先端の円弧状吐出部18dに沿わせて背面側へと折り曲げ、後面側でスリット18bを通してスリット18aの両側の狭持片18cで股部20eを押さえた後に、前記差込係止穴13bを通して表面台13の後面側13Bへと引っ張る。
【0030】
次いで、表面台13の後面側13Bに位置するブリーフ背面部20bを中央開口13aの後面側から左右の膨出ガイド片13c、13cの間に丸めて押し込み、ブリーフ20の局部当て部20dを膨出させる。
【0031】
その後、図6に示すように、第3折り目線17に沿って押さえ台18を表面台13の後面側に折り返す。
ついで、図7(A)(B)に示すように、押さえ台18を表面台13との間に挟みこむように第1折り目線12で折り曲げた背面台14を被せ、背面台14のスリット14aに表面台13の連結片16bを挿入係止し、挟み込み部16aでブリーフ20の両側部を挟み込む。
最後に、表面台13の前面側を表に向けて、ブリーフ20の両側足回りライン20gの下部を差込係止穴13bに挿入係止し、図3(A)(B)の完成状態としている。
【0032】
前記構成とすると、表面台13の中央部に中央開口13aを設け、中央開口13aの後面側からブリーフ背面部20bを押し込んで、ブリーフ20の局部当て部20dを表面台13から前方へ膨出させることで、陳列の際にブリーフ20を着用時の立体的な状態に保持でき、ブリーフの特徴的な形状を際立たせて見せることができる。
さらに、表面台13の後面側13Bでブリーフ20の上端履口20cをクリップ40で止めることで、ブリーフ20の上端履口20cを表面台13に対して位置決め保持することができ、表面台13の前面側13Aを覆うブリーフ20の前面部20aを適度に伸ばしているため、ブリーフ20の前面部20aに皺を発生させず、ブリーフ20を見栄え良く台紙本体11に装着することができる。
さらに、ブリーフ20を台紙本体11に装着する際に、ブリーフ20が表面台13に対してずれることを防ぎ、作業を容易とすることができる。
【0033】
また、表面台13と背面台14の間に位置させる押さえ台18を設けると、ブリーフ20の股部20eが押さえ台18と共に表面台13と背面台14との間に折り畳まれた状態となり、かつ、表面台13の連結片16bを背面台14に係止しているため、全体として厚みを少なくすることができると共にコンパクトになり、多くの商品を陳列することができる。さらに、台紙本体11の下部が開かず陳列状態が優れたものとなる。
【0034】
さらに、表面台13の中央開口13aの傾斜した左右両側縁の第4折り目線19に沿って前面側に折り曲げる膨出ガイド片13cを設けると、中央開口13aの後面側から押し込んだブリーフ背面部20bを該中央開口13aとブリーフ20の局部当て部20dの間の空間に保持することができるため、ブリーフ20の局部当て部20dの膨出を維持することができ、ブリーフ20に特徴的な外観を保持することが可能である。
【0035】
さらにまた、第1折り目線12のスリット11aにフック30を挿入係止すると、フック30をハンガースタンドに引っ掛けてつり下げて陳列することができるため、ブリーフ20の特徴的な形状を際立たせて販売することができる。
なお、平置き陳列の場合にはフック30を取り付ける必要はない。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明のブリーフ陳列台紙の展開図である。
【図2】ブリーフの正面図である。
【図3】(A)はブリーフ陳列台紙にブリーフを装着した正面図、(B)は(A)の右側面図である。
【図4】図3(A)の背面図である。
【図5】ブリーフの上端履口をクリップで止め、挟持片でブリーフの股部を係止している状態を示す図である。
【図6】押さえ台を折り返している状態を示す図である。
【図7】(A)は背面台を折り返した状態を示す背面図、(B)は(A)の正面図である。
【図8】(A)(B)従来例を示す図である。
【符号の説明】
【0037】
10 ブリーフ陳列台紙
11 台紙本体
12 第1折り目線
13 表面台
13a 中央開口
13b 差込係止穴
13c 膨出ガイド片
14 背面台
14aスリット
15 第2折り目線
16 係止部
16a 挟み込み部
16b 連結片
17 第3折り目線
18 押さえ台
19 第4折り目線
20 ブリーフ
20a 前面部
20b 背面部
20c 上端履口
20d 局部当て部
20g 両側足回りライン
30 フック
40 クリップ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
長方形状の台紙本体に、長さ方向と直交する幅方向に横断する第1折り目線を設け、前記第1折り目線に沿って折り曲げて表面台と背面台を形成すると共に、
前記表面台の中央部に下端にかけて下辺を小とした等脚台形状の中央開口を設けると共に、前該開口の下辺を左右幅方向に延在させた差込係止穴を設け、かつ、該表面台の左右両側縁に第2折り目線を設けて連結片を突設する一方、前記背面台に前記連結片を挿入係止するスリットを設けており、
前記表面台をブリーフの上端履口から挿入して、ブリーフの前面部を表面台の前面に沿わせて該表面台の後面側でブリーフの上端履き口をクリップ止めすると共に、前記ブリーフの両側足回りラインの下部を前記差込係止穴に挿入係止し、前記表面台の中央開口の前面をブリーフの前面側の局部当て部で覆うと共に、該局部当て部の両側の傾斜した両側足回りラインを表面台前面の両側に位置させる一方、
前記中央開口の後面側からブリーフ背面部を押し込んで局部当て部を膨出させ、該状態で前記表面台の後面側のブリーフを挟み込みように前記第1折り目線で折り曲げた背面台のスリットに前記表面台の連結片を挿入係止する構成としていることを特徴とするブリーフ陳列台紙。
【請求項2】
前記表面台の先端側に第3折り目線を設け、該第3折り目線に沿って折り曲げて表面台と背面台の間に位置させる押さえ台を設け、前記第3折り目線に沿って前記差込係止穴を設け、折り返される前記押さえ台に沿わせてブリーフの股部を折り返し、かつ、
前記表面台の中央開口の傾斜した左右両側縁に沿って第4折り目線を介して前面側に折り曲げる膨出ガイド片を設け、左右の膨出ガイド片の間に前記ブリーフ背部側を前記中央開口内に押し込んでブリーフの局部当て部を膨出させ、さらに、
前記表面台の左右両側縁から突出する前記連結片と連続して、前記第1折り目線側に突出する挟み込み部を突出させ、該挟み込み部でブリーフの両側部を挟み込む構成としている請求項1に記載のブリーフ陳列台紙。
【請求項3】
前記第1折り目線にフックを挿入係止している請求項1または請求項2に記載のブリーフ陳列台紙。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2008−127069(P2008−127069A)
【公開日】平成20年6月5日(2008.6.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−314723(P2006−314723)
【出願日】平成18年11月21日(2006.11.21)
【出願人】(306033379)株式会社ワコール (116)
【Fターム(参考)】