説明

プラント設備標示ラベル発行システム及び方法

【課題】プラントでは設備情報は標示する位置によって流れ方向が変わるため、標示のための作業に間違いが生じやすい。
【解決手段】ICタグが取り付けられた設備と、前記ICタグの識別情報を読み込むためのリーダーと情報を表示するための画面とを有する端末と、前記ICタグの識別情報と前記設備に標示するための標示情報と前記標示情報を取り付ける位置情報が関連付けられた記憶装置と、前記標示情報をラベルに印字するための印字装置とを持つプラント設備標示ラベル発行システムにおいて、前記端末で読み込んだ前記ICタグの識別情報を基に、前記識別情報と関連付けられた前記標示情報を前記印字装置により印刷する処理部と、前記標示情報を取り付ける位置情報から、前記ラベルを取り付ける位置情報を表示する処理部を有するプラント設備標示ラベル発行システム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はプラント設備におけるICタグを用いた標示ラベル発行システム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
プラント建設の最終段階では、設備(機器・配管・建物等)に設備情報(機器・配管・建物等の名称,流体がある場合にはその流れ方向や流れ方角,エレベーション等)を標示する。また、この設備情報はプラントの運転・保守・点検・管理の際に用いられている。この標示を行う方法には、作業者が現場へ行き配置図面や指示書を見ながらペンキ等で直接手書きする方法、作業者が図面や指示書等での指示を受け、予め作成したステッカーを取り付ける方法がある。
【0003】
特開2006−335443号公報では、バーコードリーダーやスキャナなどの光学的ないし機械的読み取り機を、ラベル印字及び貼付け装置に一体に組み込み、物品に表示されている既表示情報を光学的ないし機械的読み取り機により読み取り、前記既表表示情報に応じて新しい表示変更用印字情報を印字し、前記標示変更用情報を印字された新しいラベル片を物品に貼付ける携帯式ラベル印字貼付装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−335443号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
プラント建設最終段階での設備に標示した設備情報はプラントの運転・保守・点検・管理するための情報として用いられている。プラントにおいて設備情報は、その標示する位置によって情報が変わる。(例えば機器等の名称は、標示場所によって変わるため、その標示情報の内容は変わる。また、流れ方向であれば標示位置により流れ方向が変わる。)そのため、標示のための作業に間違いが生じやすく、またその間違えを防ぐための確認作業にも多くの時間を要していた。なお、標示対象がプラントの場合、標示場所はプラント内全建屋の内外にあり、その総数は約1万以上に及ぶ。
【0006】
上記課題は固有の識別情報を持ったICタグと、前記ICタグが取り付けられた設備と、前記ICタグの識別情報を読み込むためのリーダーと情報を表示するための画面とを有する端末と、前記ICタグの識別情報と前記設備に標示するための標示情報と前記標示情報を取り付ける位置情報が関連付けられた情報を記憶した記憶装置と、前記標示情報をラベルに印字するための印字装置とを持つプラント設備標示ラベル発行システムにおいて、前記端末で読み込んだ前記ICタグの識別情報を基に、前記識別情報と関連付けられた前記標示情報を前記印字装置により印刷する処理部と、前記端末で読み込んだ前記ICタグの識別情報を基に、前記標示情報を取り付ける位置情報から、前記ラベルを取り付ける位置情報を表示する処理部を含むことを特徴とするプラント設備標示ラベル発行システムによって解決される。
【課題を解決するための手段】
【0007】
固有の識別情報を持ったICタグと、前記ICタグが取り付けられた設備と、前記ICタグの識別情報を読み込むためのリーダーと、情報を表示するための画面とを有する端末と、前記ICタグの識別情報と前記設備に標示するための標示情報と前記標示情報を取り付ける位置情報が関連付けられた情報を記憶した記憶装置と、前記標示情報をラベルに印字するための印字装置とを持つプラント設備標示ラベル発行システムにおいて、前記端末で読み込んだ前記ICタグの識別情報を基に、前記識別情報と関連付けられた前記標示情報を前記印字装置により印刷する処理部と、前記端末で読み込んだ前記ICタグの識別情報を基に、前記標示情報を取り付ける位置情報から、前記ラベルを取り付ける位置情報を表示する処理部を含むことを特徴とするプラント設備標示ラベル発行システム。
【発明の効果】
【0008】
機器や配管に貼られた固有識別情報を持ったICタグを読み込むことにより、ラベル標示内容を現場で確認の上、現場に持ち込んだプリンタでラベルを作成できるため、標示の際に、間違えを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】システム全体構成概念図。
【図2】流体流れ方向の関連付け方法の説明図と標示ラベルの一例。
【図3】配管に適用した場合のデータ構成図。
【図4】標示ラベル決定作業フローチャート。
【図5】標示ラベル。
【図6】設備標示ラベルシステム全体構成ブロック図。
【図7】標示情報取り付け処理フローチャート。
【図8】許容誤差範囲の算出方法の説明図。
【図9】標示ラベルコマンドの概念図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施例について記す。
【実施例1】
【0011】
図1に全体構成概念図を示す。なお実施例はこれに限定されるものではない。
【0012】
(作業場所情報)
作業現場には図1に示す通り、作業場所に関する情報がラベルに印刷されて標示されている。図1に建設現場エリアNo.0を印字したラベル5を示す。これは、直接作業現場の壁にペンキ等で標示してもよいしラベルに印字して標示してもよい。固有の識別情報を持ったICタグ6も壁又はラベルに取り付けておくと作業の効率化が図れる。この情報は記憶装置9(記憶装置の内部構成については後述する。)に保存されている。
【0013】
(作業員情報)
作業員には、各人に固有の識別情報を持ったICタグ12が割り当てられている。このタグは、例えば作業員14のヘルメットに取り付ける、作業服に取り付ける、等しておく。固有の識別情報を持ったICタグを取り付けておくことで作業の効率化が図れる。この情報は記憶装置9に保存されている。
【0014】
(機器)
建設現場の設備(本実施例では配管8)には、固有の識別情報を持ったICタグ1が取り付けられている。ICタグ情報と設備の情報は、関連付けされており、その情報は記憶装置9に保存されている。
【0015】
(PDA型ICタグリーダー付き端末装置)
図6に設備標示ラベルシステム全体構成ブロック図を示す。
PDA型ICタグリーダー付き端末装置2は、ICタグに記録されている固有の識別情報を非接触で読み取るためのICタグリーダー,情報を表示するための表示機402,必要に応じて入力機403を持つ構成である。必要に応じて音声出力機を持つとしてもよい。なお、PDA型ICタグリーダー付き端末装置は、携帯式を準備することとする。なおICタグリーダーはLAN回線や無線通信機15によって、事務所等に設置されているラベルデータ管理装置13と交信ができる。
【0016】
(ICタグ)
ICタグ1は、アンテナが内蔵されている非接触型ICチップのことである。なお個々のICタグを一意に特定するための固有の情報が記録されている。
【0017】
(ラベルデータ管理装置)
ラベルデータ管理装置13は事務所に設置されている。ラベルデータ管理装置13は記憶装置9,情報処理装置10から構成されている。ラベルデータ管理装置内の記憶装置9には、設備に取り付けられたICタグ固有の識別情報,設備に取り付けられたICタグ固有の識別情報と前記識別情報に対応する3次元CAD上の対応する設備モデルが関連付けされた情報,3次元CAD情報,標示のための標示情報,作業記録が残される作業記録情報,作業指示書の情報,作業場所に関する情報作業場所情報等が記憶されている。記憶装置は個別のデータベースから構成されていてもよいし、単一のデータベースより構成されてもよい。前記記憶装置に保存された標示ラベル情報の一例を標示ラベル11に示す。記憶装置9は個別のデータベースから構成されていてもよいし、単一のデータベースより構成されてもよい。前記記憶装置に保存された標示ラベル情報の一例を標示ラベル11に示す。
【0018】
(標示ラベル)
標示ラベル3は、データベースで保持されているICタグ固有の識別情報や設備情報(機器・配管・建物等の名称,流体がある場合にはその流れ方向や流れる方角,エレベーション等),3D−CAD上の対応する機器のCADモデルが印字されている。これらの標示情報は、適宜選択して構わない。また、標示ラベルには固有の識別情報を持ったICタグ4を取り付けておいてもよい。作業後の保守・管理などに役立てることができる。
【0019】
(標示ラベルプリンタ)
標示ラベルプリンタ7では設備標示するための標示情報をラベルに印字する。なお、ラベルに取り付けるICタグの固有の識別情報を同時に取得し、情報処理装置に送信できる構成としておくと作業の効率化が図れる。図6に詳細構成を示す。標示ラベルを印字するための標示ラベル出力部410とラベルに取り付けるICタグの固有の識別情報を取得するためのICタグ処理部411を持つ。
【0020】
(情報処理装置)
情報処理装置10はコンピューターなど処理装置であり、データベースなどからの情報を処理する。情報処理装置には、表示機431,入力機432をもつ構成としてもよい。また通信ネットワークに繋がるための通信機を持つ。
【0021】
(作業手順の説明)
図1を用いて作業手順について説明する。図1においては配管8にICタグ1が取り付けられている。作業者は作業現場において以下の作業を行う。PDA型ICタグリーダー付き端末装置2により作業現場に取り付けられたICタグ1の固有の識別情報を読み取り、PDA型ICタグリーダー付き端末装置2はラベルデータ管理装置13に該当する標示ラベル情報を問い合わせ、該当する標示ラベル情報をPDA型ICタグリーダー付き端末装置2に読み込み、画面に表示する。作業者は表示された標示ラベル情報をPDA型ICタグリーダー付き端末装置2の画面で確認する。次に現場に持ち込んだ標示ラベルプリンタ7に情報を送信し、標示ラベル3を印刷する。その後、作業者は標示ラベル3の取り付け位置をPDA型ICタグリーダー付き端末装置の画面で確認する。なお、この確認は表示画面でなくても、標示ラベルプリンタ等で印刷し、取り付け位置を確認するようにしても構わない。標示ラベル3には系統名,流れ方向等の情報が印字されている。この情報は、適宜必要な情報を含む。標示ラベル3にはICタグ4が取り付けられており管理作業や確認作業の際に用いることができる。建設現場エリアに固有の識別情報を持ったICタグ6を取り付け、このICタグの固有の識別情報と3D−CADデータ上の対応するエリア情報とを関連付け、記憶装置9に保存しておけば、エリア固有の識別情報をPDA型ICタグリーダー付き端末装置2で読み込んだときに、現在の作業エリアが分かり作業の効率化が図れる。
【0022】
3次元CAD上で決定したラベル標示内容を記憶装置9に格納し、設備に取り付けられたICタグの固有識別情報を読み込むことにより、ラベル標示内容を現場の端末装置又は紙面で確認の上、現場に持ち込んだプリンタでラベルを作成できるため、ラベル標示内容記載間違えやラベル取り付け間違えを防ぐことができる。また作業時間も短縮できる。
【0023】
(標示ラベルに印字する情報のデータの構成)
図3に標示ラベルに印字する情報のデータの構成を示す。これらデータのうち必要なデータを標示ラベルへ印字する。なお設備にはICタグ1が取り付けられており、前記ICタグ1にはそれぞれ固有のID情報が割り当てられており、機器に取り付けられたICタグ1に記録されている固有の識別情報と、ICタグ1が取り付けられている設備と対応する3次元CAD上の設備とは関連付けされている。図3にデータ構成の一例を示す。なお図3では配管に用いた場合を示す。それぞれのデータ構成について以下に示す。系統名38は例えば設備Aから設備Bまでの配管を指定するための情報である。スプールNo.39は例えば設備Aから設備Bまでの配管全体を構成するための、個々の配管を指定するための情報である。流れ40は物質がどの向きに配管を流れるかの情報である。流れ方向標示41は例えば方角(東西南北)と上下を用いて、物質がどちらからどちらへ流れるかを標示するための情報である。なお、矢印を表示するようにしてもよい。表示ラベル位置42は3次元CAD上でのラベル標示位置情報である。この情報は、建設現場での設備に標示する位置と関連付けられている。ICタグの固有識別情報43はICタグ固有の識別情報である。標示ラベル位置44は現場において設備に取り付けた標示ラベルの取り付け位置を示すものである。
【0024】
(システムの詳細説明)
図6に設備標示ラベルシステム全体構成ブロック図を示す。設備標示ラベルシステムはPDA型ICタグリーダー付き端末装置2,標示ラベルプリンタ7,ラベルデータ管理装置13で構成されている。なお適宜、作業指示書440,作業場所441,作業員/検査員442,設備,配管,機器等443にはICタグを割り当ておく。PDA型ICタグリーダー付き端末装置2は、表示機402,情報を入力するための入力機403,ICタグの情報を読み取るためのICタグリーダー404,標示データ収集装置406から構成される。また標示データ収集装置406にはネットワークと通信するための通信機405,データベース407(メモリは図示省略するが、例えば、ROM,RAM,フラッシュメモリから構成され、不揮発性のメモリであるフラッシュメモリには、PDA型ICタグリーダー付き端末装置2として機能させるための作業データ収集端末用アプリケーションプログラムが予め記憶されており、処理部408ではそのアプリケーションプログラムを読み出して後記するフローチャートの動作制御を実行する。また処理部408では印字処理等も行う。)を含む。
【0025】
標示ラベルプリンタ7は標示データ収集装置406からの最終標示情報をラベルに印刷するための標示ラベル出力部410,標示ラベル3に取り付けられたICタグ情報と標示ラベル情報とを関連付け標示データ収集装置406に送るICタグ処理部411から構成される。標示ラベル3では設備情報が印字されており、これを設備(配管・機器・建物等)に取り付ける。なお、管理を容易にするため標示ラベルにはICタグ413が取り付けてある。
【0026】
ラベルデータ管理装置13は、情報処理装置415,各種情報を記憶するための記憶装置9,ネットワークとの通信を行うための通信機430,情報を標示するための表示機431,情報を入力するための入力機432から構成される。記憶装置9は作業者が行った作業を記録しておくための作業記録データベース422(この情報はプラント運転後の保守・管理に用いる。),設計図面である3次元CADデータベース423,作業員や検査員442が登録されている作業員/検査員データベース424,作業員や検査員に作業内容を指示するための作業指示書440が保存された作業指示書データベース425,作業場所441に関する情報が保存された作業場所データベース426,ラベルに印字するための情報を保存するための標示情報データベース427(この情報は作業ごと更新されている。),設備に取り付けられたICタグ固有の識別情報と前記識別情報に対応する3次元CAD上の対応する設備モデルが関連付けされた情報を保持するタグ識別情報データベース428から構成されている。通信機430,表示機431,入力機432から構成される。
【0027】
情報処理装置415は、3次元CADデータで関連付けられている液体の流れ方向を決めるための3次元CAD流れ方向/標示ラベル作成処理部416,作業指示書&作業場所識別情報処理部417,作業者や検査員が行うべき人物が行っているか等を判別する作業者/検査員識別情報処理部418,設備(標示情報)処理部419、より構成されている。
【0028】
作業指示書440は作業指示書の内容(作業指示書データベース425に保存されている情報)を紙面又は端末等で確認できるようにする。またICタグ444が取り付けられている。それぞれ作業場所441にはICタグ445が取り付けられている。この情報は作業場所データベース426に保存されている。作業員/検査員442にはそれぞれICタグ446が割り当てられており、作業時にこのICタグをPDA型ICリーダー付端末2で読み取り、ICタグ固有識別情報と作業指示書内容と作業員/検査員情報をラベルデータ管理装置13に送付することにより、作業員/検査員データベース424の情報から誰が作業を行ったか管理することができる。また、設備,配管,機器等443には予めICタグ447が取り付けられている。ICタグ447の識別情報と前記識別情報に対応する3次元CAD上の対応する設備モデルが関連付けされた情報は関連付けされている。また設備に取り付けられたICタグ情報を読み取り、ラベルデータ管理装置13からPDA型ICリーダー付端末2に、誰が行うべき作業かを送り、画面で作業者を確認することができる。
【0029】
(作業フローチャート)
図7に作業フローチャートを示す。ステップS2−1からS2−15はPDA型ICタグリーダー付き端末装置2の処理。ステップS3−1からS3−10はラベルデータ管理装置13の処理を示す。ステップS2−1からS2−3,ステップS2−4からS2−6,ステップS2−7からステップS2−10,ステップS2−12からS2−14はそれぞれ独立しており別々に実行できる。作業現場では、作業員がPDA型ICリーダー付端末2により作業指示書440や作業場所441のICタグ444,445を読み取り、標示ラベル作業対象を選択する。また、作業場所441のICタグ445を読み込み作業場所情報を送信する(S2−1)。この入力は作業員が入力機を介して入力しても構わない。ラベルデータ管理装置13では、作業指示書及び作業識別情報を受信し(S3−1)、作業指示書&作業場所識別情報処理部417で対応する該当場所の「標示ラベル作業」「作業件名ID」を取得し、端末へ送信し、PDA型ICリーダー付端末2では「標示ラベル作業」「作業件名ID」を受信する(S2−2)。このときPDA型ICタグリーダー付き端末装置2では複数の作業指示を受信することもある。この場合には作業者が該当作業を選択(S2−3)する。このとき作業者はPDA型ICリーダー付端末画面(適宜印刷したもの)にて内容を確認できるので、作業の間違えが防げる。
【0030】
作業者は作業員,検査員442のICタグ446を読み込み、作業員又は検査員の情報を送信する(S2−4)。PDA型ICリーダー付端末2は前記情報を受け取る。作業員/検査員識別情報処理部418では端末から情報を受信し(S3−3)作業員/検査員データベース424より該当する情報(氏名,作業員/検査員ID,所属等)を取り出し、関連する情報を端末に送信(S3−4)し、端末は受信し(S2−5)表示する(S2−6)。このとき作業者はPDA型ICリーダー付端末画面2(適宜印刷したもの)にて内容を確認できるので、間違いが防げる。
【0031】
作業者は設備(機器/配管)443のICタグ447を読み込み、PDA型ICリーダー付端末2は前記情報をラベルデータ管理装置13に送信し(S2−7)、ラベルデータ管理装置13はICタグ447の識別情報を受信し(S2−8)、設備標示情報処理部419は対応する標示ラベル情報を標示情報データベース427から取得し、端末に前記情報として例えば名称,ラベル位置情報を取得し、端末へ送信する(S3−6)。PDA型端末で受信し(S2−8)ICリーダー付端末画面2にてラベル内容を表示する(S2−9)。作業者は設備IDと標示ラベル情報を照合し、合致または非合致を端末へ入力し(S2−10)、正しければ標示ラベルプリンタ7により標示ラベル3を出力する(S2−11)。間違っていれば作業をやり直す。標示ラベルプリンタ7では標示情報が入力され(S4−1)その情報を印字し出力する(S4−2)。その後作業員は指示書の内容に従って標示ラベル3を設備に取り付ける(S5−1)。
【0032】
(位置情報取得)
標示ラベル3を取り付け後、作業員又は検査員は標示ラベル3に取り付けられたICタグ4を読み取る。このときICタグリーダーでは作業現場でのラベル取り付け位置を無線LAN位置検知システムや屋内GPSを用いて取得する(S2−13)。これは標示ラベル3に取り付けられたICタグ4を読み取り(S2−12)自動的に位置取得してもよいし、作業者の指示により位置取得するようにしてもよい。
【0033】
取得した位置情報を同時にラベルデータ管理装置13に送信し、ラベルデータ管理装置13では受信し(S3−7)、取り付け位置を3次元CADでの決定した位置と照合する。ラベルデータ管理装置13では3次元CADデータ上の「ラベル位置(座標)」と現場での標示ラベルの取り付け位置(座標)を照合し(S3−8)、標示ラベル3取り付け位置の誤差が許容範囲内か否か判定する。照合は標示ラベル3位置と3次元CADデータ上の位置の距離の差と、誤差許容範囲を比較して判定する(許容範囲については予め定めた所定の値としてもよいし後述する図8の例でもよい)(S3−9)。範囲外ならラベルを修正する旨を作業者や検査員にPDA型ICリーダー付端末2の表示機402等により知らせ(S2−14)、作業員/検査員は、取り付け位置を調整して許容範囲内に入るようにする(S5−1)。その後、再度位置取得処理を行う。標示ラベル3の位置が許容範囲内であるときはPDA型ICリーダー付端末2から機器/配管ラベルデータ,作業者/検査員識別情報などをラベルデータ管理装置へ送信(S2−15)し、ラベルデータ管理装置では標示ラベルデータ,作業者/検査員識別情報などを受信し、作業記録データベースに蓄積し(S3−10)作業が終了する。
【0034】
(S2−13)標示ラベル3の貼付位置の取得は、前述のようにICタグを読み取り、それに続いて位置取得するようにしてもよいし、作業員がPDA型ICリーダー付端末2に入力機を介して直接入力するようにしてもよい。
【0035】
固有の識別情報を持ったICタグと、前記ICタグが取り付けられた設備と、前記ICタグの識別情報を読み込むためのリーダーと情報を表示するための画面とを有する端末と、前記ICタグの識別情報と前記設備に標示するための標示情報と前記標示情報を取り付ける位置情報が関連付けられた情報を記憶した記憶装置と、前記標示情報をラベルに印字するための印字装置とを持つプラント設備標示ラベル発行システムにおいて、前記端末で読み込んだ前記ICタグの識別情報を基に、前記識別情報と関連付けられた前記標示情報を前記印字装置により印刷する処理部と、前記端末で読み込んだ前記ICタグの識別情報を基に、前記標示情報を取り付ける位置情報から、前記ラベルを取り付ける位置情報を表示する処理部を含むことを特徴とするプラント設備標示ラベル発行システムに以下のような効果を奏する。設備に取り付けられたICタグ447を読み込むことにより、ラベル標示内容を現場で確認の上、現場に持ち込んだプリンタ7で標示ラベル3を作成できるため、標示の際に、間違えを防ぐことができる。また、ラベル取り付け後の確認(検査)の効率向上が図れる。
【0036】
また前記端末位置を確認するための電波を発する基地局を設け、前記基地局からの電波により前記端末の位置を確認する処理部と、前記端末の位置と、前記標示情報を取り付ける位置情報の位置を照合する処理部と、前記照合処理部は、現在の位置と前記標示情報を取り付ける位置情報の位置との距離の差と基に、許容範囲内であるか否かを判定することを含むことを特徴とするプラント設備標示ラベル発行システムによれば、3次元CAD上で決定したラベル標示位置の座標と現場で取り付けた標示ラベルの座標を照合し、照合結果を確認できるため、3次元CAD上で決定したラベル標示位置の座標の公差以内に取り付けることができ、取り付け位置間違いを防止できる。一例として図10のように3方向からの電波により位置を割れだすことができる。
【0037】
前記許容範囲内であるとする処理を行った後、前記処理終了情報を記憶装置に送信し保存する処理部を含むことを特徴とするプラント設備標示ラベル発行システムによって、作業情報をプラントの運転・保守・点検・管理に活用できる。
【0038】
(流れ方向の決定)
流れ方向は3次元CAD上のモデルを配置する際に、実際の配管を流れる物質の流れ方向の順に入力するものとする。図2においては実際の配管で物質が機器A33から機器B34へ流れるものとする。この場合3D−CADモデル上では、人が入力機によりMS−001−01,MS−001−02,MS−001−03,・・・の順にCADモデルを配置する。入力順に上流から下流へと流れ方向が決定される。流れ方向決定は、MS−001−02を例にとると、MS−001−01側が上流(図2のポイントn−2と表示)、MS−001−03側が下流(図2のポイントn−3と表示)、これに従って配管の流れ方向の中心からn−2の方角(東西南北上下により標示する)を流れ方向の上流(本実施例では北東)、配管の中心からn−3の方角を図3の流れ方向標示の下流(本実施例では南西)と標示する。なお、本実施例では東西南北に上下を加えた8種類の標示を用いている。(東上,東下,西上,西下,・・・)方角の分割度は使いやすいように選択できるものとする。また、これらの情報は表示ラベルプリンタで印字の際に印字するか否か選択できるものとする。このようにして決めたラベル標示を36,37,47に示す。また、このような手法も用いなくても、入力者が設計図を参照しながら、随時手入力で関連付けて、流れ方向のデータベースを作成するとしてもよい。
【0039】
このような、プラント設備標示ラベル発行システムにおいて、前記標示情報は、前記設備の名称と、前記設備を流体が流れる流れ方向と、前記流れ方向を方角によって表した情報を含むこととしたことで、標示ラベルに必要な情報を印字できるようにし、作業の効率化が図れる。
【0040】
前記記憶装置は前記設備のCAD情報を記憶しており、前記流れ方向は、前記CAD情報のモデルを配置する順番に上流,下流とし、前記流れ方向とする処理部を含むことを特徴とするプラント設備標示ラベル発行システムによって、流れ方向を対応付けすることで、流れ方向間違えを防ぐことができる。
【0041】
(流れ方向決定/標示ラベル作成処理)
図4に標示ラベル決定作業フローチャートを示す。図4を用いて、3次元CAD流れ方向/標示ラベル作成処理部416における、流体流れ方向決定方法/標示ラベル作成手順について示す。まず、3次元CAD上での流体流れ方向は、作業者が系統図に示された流体流れ方向に従って配管スプールを入力する(S1−1)。前述した通り、配管入力順に上流,下流と対応付けして流れ方向を決定する。または随時入力する。ラベルデータ管理装置の3D−CADデータ上では配管の一部を構成する配管スプールそれぞれと流体の流れ方向が関連付けされる(S1−2)。これにより3D−CADデータ上では流体は配管プールの入力順に流れることとなる。次にどの配管スプールのどの位置に表示ラベルを標示するのか決定する。これはラベルデータ管理装置13の表示機431において配管標示ラベルコマンドを表示し(S1−3)、作業者が入力機等によって、どの配管スプール、どの位置に標示を取り付けるか配管スプールを選択(S1−4)し、作業者が入力等によって、配管標示ラベルコマンドを選択し(S1−5)、作業者が入力機等によって配管標示ラベル位置選択し(S1−6)この選択により標示ラベル位置がラベルデータ管理装置により決定され(S1−7)、その後ラベルデータ管理装置の表示機により決定情報を表示する(S1−8)。作業者は表示ラベル内容(系統名,スプールNo.,流体流れ方向,方角等)を端末画面で確認する(S1−9)。このとき流れ方向,方角はすでに関連付けられているので、間違えを防ぐことができる。内容が正しいことを確認し、標示内容/位置を決定し(S1−9)データベースに格納し(S1−10)作業が終了する。確認作業は顧客にレビューしてもらい決定するようにしてもよい。図2,図5におけるラベル標示36,37,45,46,47はこのようにして決定されたラベル標示を印字した例である。36と46は同一の標示ラベルである。図5の標示ラベル45は流れ方向の方角が印字されていないものである。
【0042】
(流れ方向を考慮したラベル標示の方法)
図5における標示ラベル46について説明する。配管標示ラベルの場合、ラベルに表示する情報は、系統名,スプールNo.,流体流れ方向,方角で構成されている。ここで標示項目は作業者が任意に選ぶことができる。(例えば標示ラベル45のようにしてもよい。)系統名とはどの機器からどの機器まで配管で接続するかを識別するための情報であり、図3においてはMS−001と示されている。スプールNoとは、配管を構成する個々の配管であり、図3ではMS−001−01からMS−001−04のそれぞれのスプールで配管が構成されている。また流れ方向とは、配管内を流れる物質(液体等)の進行方向である。流れ方向には方角(東西南北上下)で表された情報が追記されている。これ以外の標示に、温度,圧力や管理情報といった任意の情報を標示してもよい。流体流れ方向前述した通り、系統図と3次元CADデータとから決定する。設計段階の3次元CAD上でラベル取り付け位置,標示内容をレビューできるのでこれらの間違えを撲滅でき、信頼性向上が図れる。
【0043】
(許容範囲の算出方法)
図8に許容範囲の算出方法について示す。許容範囲は以下の方法により算出する。配管を例とする。配管の半径方向の許容誤差について説明する。配管501の流れ方向を東西南北の方向によってプラス側とマイナス側を決めておき、断面の最大長のプラス1/4〜プラス半分の大きさを誤差許容範囲とし、これよりも取り付け位置の誤差が大きい場合、又はプラス1/4よりも小さくなる場合、許容誤差範囲外としてラベル位置を修正するように、作業者に知らせる。すなわち標示ラベルの添付位置は図8の許容できる貼付範囲となる。これは画面に標示してもよいし、音声により伝えてもよいし、振動機能により伝えるようにしてもよい。この誤差許容範囲を予め定めた値としてもよいし、3DでCADデータベース423の配管の情報から情報処理装置415が流れ方向に対して垂直断面の最大値の半分を算出して許容範囲へ設定してもよい。このような前記許容範囲内は、前記設備において、前記流れ方向に対して断面の最大長の1/4よりも大きく垂直断面の最大長の半分より小さい範囲の場合を許容範囲内であるとする処理部を含むことを特徴とするプラント設備標示ラベル発行システムによって、ラベル取り付け位置の間違えを防げる。なお配管軸方向の許容誤差については、標示ラベルの貼付作業を考慮して決定する。
【0044】
(標示コマンド)
図9に3D−CAD上の配管ラベル標示コマンド503を示す。作業者はラベルデータ管理装置の表示機,入力機を用いて、配管502の標示ラベルの取り付け位置をコマンド503により指定することにより、標示ラベルの標示内容を確認することができる。
【0045】
(メンテナンス)
作業記録データベースには作業記録が保存されている。またこれらの情報は、標示ラベルに取り付けられたICタグと関連付けされているため、設備に取り付けられたICタグを読み取ることで、作業指示書データベースや作業記録データベースからメンテナンスのための記録を問い合わせ、この情報をプラント運転後の設備のメンテナンス情報に利用できる。前記端末で読み込んだ前記ICタグの識別情報を基に、前記終了情報と、前記記憶装置に記憶された情報から、保守・管理に関する情報を取得し、前記情報を表示する処理部を含むことを特徴とするプラント設備標示ラベル発行システムによって、ラベルに取り付けられたICタグを用いて、プラント運転後の設備のメンテナンス情報収集や開示ができる。これにより、プラントの保守・点検・管理にも用いることができ、作業の効率化が図れる。
【符号の説明】
【0046】
1,4,6,12,413,444,445,446,447 ICタグ
2 PDA型ICタグリーダー付き端末装置
3,11,36,37,45,46,47 標示ラベル
5 ラベル
7 標示ラベルプリンタ
8,501,502 配管
9 記憶装置
10 情報処理装置
13 ラベルデータ管理装置
14 作業員
15 無線通信機
33 機器A
34 機器B
35 機器C
38 系統名
39 スプールNo.
40 流れ
41 流れ方向標示
42,44 標示ラベル位置
43 ICタグの固有識別情報
402,431 表示機
403,432 入力機
404 ICタグリーダー
405,430 通信機
406 標示データ収集装置
407 データベース
408 処理部
410 標示ラベル出力部
411 ICタグ処理部
415 情報処理装置
416 3次元CAD流れ方向/標示ラベル作成処理部
417 作業指示書&作業場所識別情報処理部
418 作業員/検査員識別情報処理部
419 設備識別情報処理部
422 作業記録データベース
423 3次元CADデータベース
424 作業員/検査員データベース
425 作業指示書データベース
426 作業場所データベース
427 標示情報データベース
428 タグ識別情報データベース
440 作業指示書
441 作業場所
442 作業員/検査員
443 設備,配管,機器等
503 コマンド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
固有の識別情報を持ったICタグと、
前記ICタグが取り付けられた設備と、
前記ICタグの識別情報を読み込むためのリーダーと、情報を表示するための画面とを有する端末と、
前記ICタグの識別情報と前記設備に標示するための標示情報と前記標示情報を取り付ける位置情報が関連付けられた情報を記憶した記憶装置と、
前記標示情報をラベルに印字するための印字装置とを持つプラント設備標示ラベル発行システムにおいて、
前記端末で読み込んだ前記ICタグの識別情報を基に、前記識別情報と関連付けられた前記標示情報を前記印字装置により印刷する処理部と、
前記端末で読み込んだ前記ICタグの識別情報を基に、前記標示情報を取り付ける位置情報から、前記ラベルを取り付ける位置情報を表示する処理部を含むことを特徴とするプラント設備標示ラベル発行システム。
【請求項2】
請求項1に記載のプラント設備標示ラベル発行システムにおいて、
前記設備は配管であり、
前記標示情報は、前記配管の名称と、前記配管を流体が流れる流れ方向と、前記流れ方向を方角によって表した情報を含むことを特徴とするプラント設備標示ラベル発行システム。
【請求項3】
請求項2に記載のプラント設備標示ラベル発行システムにおいて、
前記記憶装置は前記配管のCAD情報を記憶しており、
前記流れ方向は、前記CAD情報のモデルを配置する順番に上流,下流とし、前記流れ方向とする処理部を含むことを特徴とするプラント設備標示ラベル発行システム。
【請求項4】
請求項2乃至3のいずれかのプラント設備標示ラベル発行システムにおいて、
前記端末位置を確認するための電波を発する基地局を設け、
前記基地局からの電波により前記端末の位置を確認する処理部と、
前記端末の位置と、前記標示情報を取り付ける位置情報の位置を照合する処理部と、
前記照合処理部は、現在の位置と前記標示情報を取り付ける位置の距離の差を基に、許容範囲内であるか否かを判定することを含むことを特徴とするプラント設備標示ラベル発行システム。
【請求項5】
請求項4に記載のプラント設備標示ラベル発行システムにおいて、
前記許容範囲は、前記配管軸より配管垂直断面の最大長の4分の1から配管垂直断面の2分の1の範囲内であるとする処理部を含むことを特徴とするプラント設備標示ラベル発行システム。
【請求項6】
請求項5に記載のプラント設備標示ラベル発行システムにおいて、
前記許容範囲内であるとする処理を行った後、前記処理終了情報を記憶装置に送信し保存する処理部を含むことを特徴とするプラント設備標示ラベル発行システム。
【請求項7】
請求項6に記載のプラント設備標示ラベル発行システムにおいて、
前記端末で読み込んだ前記ICタグの識別情報を基に、
前記終了情報と、前記記憶装置に記憶された情報から、保守・管理に関する情報を取得し、前記情報を表示する処理部を含むことを特徴とするプラント設備標示ラベル発行システム。
【請求項8】
固有の識別情報を持ったICタグと、
前記ICタグが取り付けられた設備と、
前記ICタグの識別情報を読み込むためのリーダーと情報を表示するための画面とを有する端末と、
前記ICタグの識別情報と前記設備に標示するための標示情報と前記標示情報を取り付ける位置情報が関連付けられた情報を記憶した記憶装置と、
前記標示情報をラベルに印字するための印字装置とを持つプラント設備標示ラベル発行システムにおいて、
前記端末で読み込んだ前記ICタグの識別情報を基に、前記識別情報と関連付けられた前記標示情報を前記印字装置により印刷し、
前記端末で読み込んだ前記ICタグの識別情報を基に、前記標示情報を取り付ける位置情報から、前記ラベルを取り付ける位置情報を表示することを特徴とするプラント設備標示ラベル発行方法。
【請求項9】
請求項8に記載のプラント設備標示ラベル発行方法において、
前記設備は配管であり、
前記標示情報は、前記配管の名称と、前記配管を流体が流れる流れ方向と、前記流れ方向を方角によって表した情報としたことを特徴とするプラント設備標示ラベル発行方法。
【請求項10】
請求項9に記載のプラント設備標示ラベル発行方法において、
前記記憶装置は前記配管のCAD情報を記憶しており、
前記流れ方向は、前記CAD情報のモデルを配置する順番に上流,下流とし、前記流れ方向とすることを特徴とするプラント設備標示ラベル発行方法。
【請求項11】
請求項8乃至10のいずれかのプラント設備標示ラベル発行方法において、
前記端末位置を確認するための電波を発する基地局を設け、
前記基地局からの電波により前記端末の位置を確認し、
前記端末の位置と、前記標示情報を取り付ける位置情報の位置を照合し、
前記照合は、現在の位置と前記標示情報を取り付ける位置の距離の差を基に、許容範囲内であるか否かを判定することを特徴とするプラント設備標示ラベル発行方法。
【請求項12】
請求項11に記載のプラント設備標示ラベル発行方法において、
前記許容範囲は、前記配管軸より配管垂直断面の最大長の4分の1から配管垂直断面の2分の1の範囲内であるとする処理部を含むことを特徴とするプラント設備標示ラベル発行方法。
【請求項13】
請求項12に記載のプラント設備標示ラベル発行方法において、
前記許容範囲内であるとした後、
前記処理終了情報を記憶装置に送信し保存することを特徴とするプラント設備標示ラベル発行方法。
【請求項14】
請求項13に記載のプラント設備標示ラベル発行方法において、
前記端末で読み込んだ前記ICタグの識別情報を基に、
前記終了情報と、前記記憶装置に記憶された情報から、保守・管理に関する情報を取得し、前記情報を表示することを特徴とするプラント設備標示ラベル発行方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−250812(P2010−250812A)
【公開日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−69118(P2010−69118)
【出願日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【出願人】(507250427)日立GEニュークリア・エナジー株式会社 (858)
【Fターム(参考)】