説明

プリンタ及びプリンタシステム

【課題】
外部機器と有線又は無線のネットワークで接続されるとともに予め印字する印字内容が定められているプリンタにおいて、本来印字発行されることが予定されていないメニュー情報がプリンタから印字発行された場合、店員は、この予定されていないメニュー情報が印字発行されていることに気づかないおそれがある。
【解決手段】
所定の識別子が付された印字データを送信する外部機器と有線又は無線のネットワークで接続されたプリンタであって、予め定められた固有の識別子を記憶する記憶部と、前記外部機器から送信された前記印字データを受信する受信部と、前記受信部にて受信した前記印字データに付された所定の識別子と前記記憶部が記憶する識別子とを比較する比較部と、前記比較部の比較結果に基づいて所定の報知を実行する報知部と、前記印字データに基づいて印字する印字部と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、ハンディターミナルやサーバ等の外部機器と有線又は無線のネットワークで接続されたプリンタ及びプリンタシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
飲食店などで用いられているオーダーエントリシステムは、ハンディターミナルなどの注文端末、サーバ、及びプリンタが無線LAN等のネットワークにて接続されて構成されている。このオーダーシステムにおいて、店員は、顧客から注文されたメニューを注文端末にて受け付ける。店員の入力操作により受け付けられたメニューは、飲食店内に設置されているサーバに送信される。サーバは、注文端末から送信されたメニューに関する情報を厨房等に配置されているプリンタに送信する。プリンタは、この情報を受信すると印字を行う。
【0003】
上記のオーダーエントリシステムでは、メニューに応じて予め印字すべきプリンタが割り当てられている。したがって、サーバは注文端末から送信された所定のメニューに関する情報を受信すると、このメニューの情報を予め決められたプリンタに対して送信する。そして、メニュー毎に対応付けられたプリンタにて印字が実行される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−31839公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記のオーダーエントリシステムでは、注文端末、サーバ、及びプリンタがネットワーク上で接続されているため、ネットワーク通信上の不具合が生じた場合、予め印字すべきプリンタとして割り当てられているプリンタにお客から注文されたメニューが送信されないことがある。また、プリンタが用紙切れとなっていた場合、予め割り当てられていたプリンタでは印字できないことがなる。このような場合、サーバは予め割り当てられたプリンタ以外のプリンタにメニューに関する情報を送信して、別のプリンタにて印字を行う。この場合、本来印字発行されることが予定されていないプリンタからメニュー情報が印字発行されることとなる。この場合、厨房にて従事する店員は、印字発行が予定されていないプリンタからメニュー情報が印字されていることに気づかないことがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施形態にかかるプリンタは、所定の識別子が含まれる印字データを送信する外部機器と有線又は無線のネットワークで接続されたプリンタであって、予め定められた固有の識別子を記憶する記憶部と、前記外部機器から送信された前記印字データを受信する受信部と、前記受信部にて受信した前記印字データに含まれる所定の識別子と前記記憶部が記憶する識別子とを比較する比較部と、前記比較部の比較結果に基づいて所定の報知を実行する報知部と、前記印字データに基づいて印字する印字部と、を備え、前記比較部にて比較した識別子が一致する場合、前記印字部は前記印字データに基づいて印字を行い、前記比較部にて比較した識別子が一致しない場合、前記報知部を実行して所定の報知を実行する。
【0007】
また、本発明の実施形態にかかるプリンタシステムは、外部機器から送信される注文データを受信する受信部と、前記受信部にて受信した注文データと所定の識別子とに基づいて印字データを生成する生成部と、前記印字データを前記プリンタに送信する送信部と、を有するサーバと、予め定められた固有の識別子を記憶する記憶部と、前記サーバから送信された印字データに含まれる前記所定の識別子と前記記憶部が記憶する識別子とを比較する比較部と、前記比較部にて比較した識別子が一致しない場合、所定の報知を実行する報知部と、前記比較部にて比較した識別子が一致する場合、前記印字データに基づいて印字する印字部と、を有するプリンタと、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本実施形態に係るプリンタシステムの概略を示す図。
【図2】本実施形態に係るサーバの電気的接続を示すブロック図。
【図3】本実施形態に係るサーバのHDD内に記憶されているデータテーブルを示すテーブル。
【図4】本実施形態に係るプリンタの電気的接続を示すブロック図。
【図5】本実施形態に係るプリンタが有するデータ構造を示す図。
【図6】本実施形態に係るサーバ及びプリンタの処理を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態に係るプリンタシステム及びプリンタの一実施形態を詳細に説明する。本実施形態では、居酒屋やファミリーレストランといった飲食店等に用いられるプリンタシステム及びプリンタを例として説明を行う。
【0010】
図1は、本実施形態に係るプリンタシステムの概略を示す図である。同図に示すプリンタシステム1は、注文端末10、サーバ20及びプリンタが無線LAN等にて接続されている。なお、ネットワーク接続の方法は無線LAN以外の手段として有線による接続であってもよい。
【0011】
注文端末10は、例えばハンディターミナル等であり、各店員が個々に保有し、お客からメニューの注文を受けて入力操作を行うものである。注文端末10は、テーブルを特定するテーブルコードとお客から注文されたメニュー品目を特定するメニューコード及びその数量とが入力可能である。注文端末10は、テーブルコードに注文されたメニュー及びその数量を対応付けた注文データを生成する。しかし、注文データはこれらに限られることはなく、少なくとも注文されたメニューが特定できる情報(例えば、メニューコード)が、含まれていればよい。注文端末10は、サーバ20に対して、生成した注文データを無線通信により送信する。
【0012】
サーバ20は、各注文端末10から無線送信された注文データを管理する。受信した注文データを用いて印字データを生成し、飲食店の厨房内の各所に配置されたプリンタ30に対して送信する。
【0013】
プリンタ30は、サーバ20から送信された注文データを有する印字データを受信し、この印字データに基づいて厨房の店員に指示するための調理指示伝票を印字発行する。
【0014】
次に、図2は、サーバ20の電気的接続を示すブロック図である。サーバ20は、CPU201、ROM202、RAM203、HDD204、通信I/F205、表示コントローラ206、LCD207、タイマ208、を備えている。
【0015】
CPU201は、このCPU201に接続されている各部を制御する。このCPU201には、バスライン209を介して制御プログラム等の固定的情報を予め記憶するROM202と、各種データを書き換え自在に記憶してワークエリア等として機能するRAM203とが接続される。RAM203は、その全部又は一部が不揮発性メモリで構成される。CPU201は、注文端末10から送信された注文データに所定の識別子(例えば、プリンタID)を付して印字データを生成する。この印字データは、通信I/F205を介してプリンタ30に送信される。
【0016】
HDD204は、後述するデータテーブル(図3参照)を記憶する。通信I/F205は、注文端末10等の外部機器から送信される注文データに関する情報を受信し、プリンタ等に対して印字データを送信する。例えば、通信I/F205は、注文端末10から送信される注文データを受信する受信部となり、また、プリンタに対して印字すべき印字データを送信する送信部となる。表示コントローラ206、LCD207、タイマ208はCPU201に接続される。タイマ208は、時間を計時する。
【0017】
図3は、サーバのHDD204が記憶するデータテーブル3031である。データテーブルにはメニュー名、メニューコード、プリンタIDとがそれぞれ対応付けて記憶されている。
【0018】
このデータテーブルには、例えば、メニュー名「焼き鳥・単品」にメニューコード「000a」とプリンタID「0001」とが対応付けて記憶されている。同様にメニュー名「焼き鳥盛り合わせ」には、メニューコード「000b」とプリンタID「0001」とが対応付けて記憶されている。ここで、メニュー名はメニューの品目を示すものである。メニューコードはメニュー毎に割り振られた固有コードである。プリンタIDは店舗内に各々配置されているプリンタのプリンタIDと対応するものである。つまり、サーバ20は、このプリンタIDを有するプリンタ30に対して、注文データに含まれるメニュー情報を送信する。したがって、メニュー名「焼き鳥・単品」とメニュー名「焼き鳥盛り合わせ」のように、メニュー名・メニューコードが異なるものであっても、プリンタIDが同一のメニュー情報は、同一のプリンタに送信され、同一のプリンタにて印字されるように定められている。
【0019】
なお、上記のデータテーブル3031が記憶される記憶部はHDD以外にRAM等に記憶されていてもよい。
【0020】
図4は、プリンタ30の電気的接続を示すブロック図である。プリンタ30は、CPU301、ROM302、RAM303、通信I/F304、表示部305、プリンタドライバ306、印字部307、キーボード308、報知部309、タイマ310を備えている。
【0021】
CPU301は、このCPU301に接続されている各部を制御する。また、本実施の形態のCPU301は、サーバ20から送信された印字データに付されたプリンタIDを特定する識別子と、後述するRAM303内に記憶されているプリンタIDとを比較するよう構成されている。このCPU301には、バスライン311を介して制御プログラム等の固定的情報を予め記憶するROM302と、各種データを書き換え自在に記憶してワークエリア等として機能するRAM303とが接続される。RAM303は、その全部又は一部が不揮発性メモリで構成される。
【0022】
通信I/F304は、サーバ20又は注文端末10から送信される注文データを有する印字データを受信する。また、プリンタ30にて印字することが出来ない場合、印字不可の旨のデータをサーバ20に送信する。
【0023】
表示部305は、このプリンタ30にて印字するメニューに関するデータを表示する。この表示部は例えば、タッチパネルなどで構成される。
【0024】
プリンタドライバ306は、例えば複数の発熱素子を有するサーマルヘッドからなる印字部307に接続される。
【0025】
キーボード308は、店員等に入力操作されることにより後述する報知部309による報知を停止する停止部としても機能する。報知部309は、例えば、音声を出力するスピーカーなどである。その他の態様としては、印字部にて通常とは異なる特殊な印字を実施してもよい。報知部309は、CPU301にて、サーバ20から送信された印字データに付されている識別子とプリンタ30自身が有している識別子とが一致しない場合に動作する。
【0026】
また、プリンタ30は、時間を計時するタイマ310がバスライン311を介してCPU301と接続されている。
【0027】
図5は、プリンタ30のRAM303内に設けられているデータテーブル3031である。本実施形態のプリンタ30は、RAM303内のデータテーブルを有し、プリンタごとに割り当てられているプリンタIDを有する。この場合、プリンタAには、プリンタID[0001]が割り当てられ、プリンタBには、プリンタID[0002]が割り当てられている。すなわち、個々のプリンタに対して個別にプリンタIDが割り当てられている。
【0028】
次に、図6により本実施形態のプリンタシステムにて実行される処理の流れを説明する。図6はサーバ20が注文端末10から注文データを受け付けてプリンタ30に印字データを送信し、プリンタ30にて調理指示伝票を印字発行するまでの処理を示す。
【0029】
図6の処理はサーバのCPU201とプリンタ301のCPU301が主として実行する動作である。
【0030】
まず、サーバのCPU201は、注文端末10から、注文データが送信されることを待機する(A601)。注文端末10から注文データを受信すると(A601のYes )、受信した注文データと印字出力させるプリンタのプリンタIDとに基づいて印字データを生成する(A602)。サーバ20のCPU201は、注文端末10から受信した注文データと対応付けられているプリンタIDをサーバのHDD204内から検索して、生成した印字データを送信する送信先のプリンタを指定し(A603)、指定先のプリンタに印字データを送信する(A604)。
【0031】
具体的には、例えば、サーバ20が、注文端末10からメニュー「焼き鳥・単品」を示すメニューコード「000a」の注文データを受信した場合、注文データに含まれるメニューコード「000a」を元に、HDD204に記憶されているメニューコードを検索する。そして、メニューコード「000a」に対応するプリンタID「0001」を特定する。プリンタIDが特定されると、このプリンタIDを有するプリンタに対して、受信した注文データと印字出力させるプリンタのプリンタIDとに基づいて生成される印字データを送信する。
【0032】
次に、プリンタ30はこの印字データの受信を待機する(A701)。サーバ20から注文データとプリンタIDに基づいて生成された印字データがプリンタ30に送信されると(A604)、プリンタ30はこの印字データを受信する(A701)。印字データを受信すると、受信したプリンタ30にて印字発行が可能か否かを判断する(A702)。
【0033】
A702にて印字が可能と判断された場合、次に、プリンタ30のCPU301は、サーバ20から送信された印字データに含まれるプリンタIDとプリンタ30のRAM303内に記憶されているプリンタIDとを比較する(A703)。それぞれのプリンタIDを比較した結果、一致すると判断した場合、受信した印字データに基づいて印字を行う(A709)。一方、サーバ20から送信された印字データに含まれるプリンタIDとプリンタ30自身のRAM303内に記憶されているプリンタIDとが一致しないと判断した場合、一致していない旨を音により報知し(A704)、その後サーバ20から受信した印字データの印字を実行する(A705)。なお、ここでは、報知した後、印字データに基づいて印字を行う構成にて説明しているが、印字データに基づいて印字を行った後報知を行う構成や、印字と報知部による報知とが同時に行われる構成であってもよい。
【0034】
次に、印字データでの印字後、操作者がキーボード308を操作することにより停止操作がなされ、停止信号をCPU301が検知するまで報知部は報知を継続する。停止部が操作され、停止信号が検知されると(A706のYes)、報知部による報知は停止する。一方、A706にて停止部が操作されることなく停止信号が検知されない場合、制御部は予め定められた時間が経過したか否かを検知し(A710)、所定の時間が経過した場合、報知を停止する(A707)。
【0035】
A701以降の処理について、具体例を用いて説明すると、サーバ20から「焼き鳥・単品」を示すメニューコード「000a」とプリンタID「0001」とに基づいて生成された印字データをプリンタ30が受信した場合、プリンタ30のCPU301は、プリンタ30のRAM303内に記憶されているプリンタIDと受信したプリンタIDとを比較する。プリンタIDが一致する場合は、予め印字発行することが予定されていたプリンタによる印字となるため、受信した印字データに基づいて印字がなされる。一方で、プリンタIDが一致しない場合、予め印字発行することが予定されていないプリンタによる印字発行となる。この場合、印字発行が予定されていないプリンタにて、お客から注文されたメニュー情報が印字発行されることとなるため、店員に対して、その旨を報知すべく、報知部にて音や発生させることにより報知する。印字内容を通常と変更して特殊な印字としてもよい。この場合、印字される伝票の左右または上下の両端部に黒線を挿入して通常とは異なる印字内容とするように構成してもよい。
【0036】
次に、A702の処理の説明に戻る。A702にて印字が出来ないと判断した場合、A708の処理に進み、印字不可の旨のデータをサーバ20に送信する(A708)。ここで、プリンタ30にて印字が不可となる場合は、例えば、用紙切れである場合や印字部の損傷等何らかのエラー状態にある場合である。
【0037】
サーバ20のCPU201は、A604の印字データの送信後、プリンタ30からデータが送信されることを待機する(A605)。プリンタ30からデータが送信されると(A605のYes)、印字不可を示すデータであるか否かを判断する(A606)。印字不可のデータである場合、サーバのCPU201は再度、先に送信したプリンタとは異なるプリンタを対象に印字させるプリンタを指定する(A607)。そして、A607にて指定したプリンタに対して、先に送信した印字データと同じ印字データを送信する(A608)。A608以降の処理は、プリンタのCPU301が実行する処理に移り、A701以降の処理が実行されることとなる。
【0038】
一方、A605にて、プリンタからデータを受信し、このデータが印字不可の旨のデータでは無い場合(A606のNo)、通信エラーなどにて通信不可である旨のデータであるか否かを判断する(A609)。通信不可を示すデータである場合、先の処理と同様に、サーバのCPU201は再度、先に送信したプリンタとは異なるプリンタを対象に印字させるプリンタを指定し(A607)、A607にて指定したプリンタに対して、先に送信した印字データと同じ印字データを送信する(A608)。A609にて、通信不可のデータでは無かった場合(A609のNo)、受信したデータに応じた処理を行う(A610)。
【0039】
本実施形態に係るプリンタによると、サーバから送信される印字データに含まれるプリンタIDとプリンタ内に記憶されているプリンタIDとが一致しない場合、報知部にて一致しないことを報知する。これにより、プリンタが通常の状態で印字発行する場合とは異なる状態となる。したがって、プリンタが配置されている周囲の店員に対して、本来発行されることが予定されていないプリンタからメニュー情報が印字発行されていることを確実に知らせることができる。
【0040】
また、本実施形態に係るプリンタによると、キーボード等のキーにて構成される停止部が操作されるまで、報知部による報知が停止されないように構成されているので、プリンタが配置されている周囲の店員に対して、本来印字発行されることが予定されていないプリンタからメニュー情報が印字されていることを確実に知らせることができる。また、通常とは異なる印字内容とすることにより、報知部による報知が停止した後においても、本来印字発行されることが予定されていないプリンタからメニュー情報が印字されていることを知らせることが可能となる。
【0041】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲での種々の変更、置換、追加等が可能である。
【符号の説明】
【0042】
10 注文端末
20 サーバ
30 プリンタ
201 CPU(サーバ)
202 ROM(サーバ)
203 RAM(サーバ)
301 CPU(プリンタ)
302 ROM(プリンタ)
303 RAM(プリンタ)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の識別子が含まれる印字データを送信する外部機器と有線又は無線のネットワークで接続されたプリンタであって、
予め定められた固有の識別子を記憶する記憶部と、
前記外部機器から送信された前記印字データを受信する受信部と、
前記受信部にて受信した前記印字データに含まれる所定の識別子と前記記憶部が記憶する識別子とを比較する比較部と、
前記比較部の比較結果に基づいて所定の報知を実行する報知部と、
前記印字データに基づいて印字する印字部と、を備え、
前記比較部にて比較した識別子が一致する場合、前記印字部は前記印字データに基づいて印字を行い、前記比較部にて比較した識別子が一致しない場合、前記報知部を実行して所定の報知を実行することを特徴とするプリンタ。
【請求項2】
前記比較部にて比較した識別子が一致しない場合も、前記印字部は前記印字データに基づいて印字することを特徴とする請求項1記載のプリンタ。
【請求項3】
前記報知部により実行される報知を停止する停止部をさらに有し、
前記報知部は前記停止部が操作されるまで報知し続けることを特徴とする請求項1又は2記載のプリンタ。
【請求項4】
前記報知部は、
前記比較部にて比較した識別子が一致しない場合、警告音による報知を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のプリンタ。
【請求項5】
前記報知部は、
前記比較部にて比較した識別子が一致しない場合、前記印字部にて特殊印字による報知を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載のプリンタ。
【請求項6】
外部機器から送信される注文データを受信する受信部と、前記受信部にて受信した注文データと所定の識別子とに基づいて印字データを生成する生成部と、前記印字データを前記プリンタに送信する送信部と、を有するサーバと、
予め定められた固有の識別子を記憶する記憶部と、前記サーバから送信された印字データに含まれる前記所定の識別子と前記記憶部が記憶する識別子とを比較する比較部と、前記比較部にて比較した識別子が一致しない場合、所定の報知を実行する報知部と、前記比較部にて比較した識別子が一致する場合、前記印字データに基づいて印字する印字部と、を有するプリンタと、
を備えることを特徴とするプリンタシステム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2012−196849(P2012−196849A)
【公開日】平成24年10月18日(2012.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−61929(P2011−61929)
【出願日】平成23年3月22日(2011.3.22)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】