プリント方法
【課題】 プリントシート用レイアウト構成が、プリンティングデバイスの特性から独立の、セルの階層的セットとして規定されるプリント方法。
【解決手段】 プリンティングモデルが、プリントされるべき少なくとも１つの画像及び／又は付随注釈データ用に、このレイアウト構成とデータフアイルへのリンクとにより、発生される。該プリンティングモデルは該プリンティングデバイスのプリンティング特性を考慮したビットマップ表現に変換される。
【解決手段】 プリンティングモデルが、プリントされるべき少なくとも１つの画像及び／又は付随注釈データ用に、このレイアウト構成とデータフアイルへのリンクとにより、発生される。該プリンティングモデルは該プリンティングデバイスのプリンティング特性を考慮したビットマップ表現に変換される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明はプリント方法（ｐｒｉｎｔｉｎｇ ｍｅｔｈｏｄ）に関し、特にプリントされるシートのレイアウト（ｌａｙ ｏｕｔ）の指定（ｓｐｅｃｉｆｉｃａｔｉｏｎ）に関する。
【背景技術】
【０００２】
現在のシステムでは複製（ｒｅｐｒｏｄｕｃｔｉｏｎ）、付随する注釈（ａｓｓｏｃｉａｔｅｄ ａｎｎｏｔａｔｉｏｎｓ）を有する１つ以上の診断画像（ｄｉａｇｎｏｓｔｉｃ ｉｍａｇｅｓ）を典型的に備える複製、のレイアウトは予め規定されたテンプレート（ｔｅｍｐｌａｔｅ）の使用に基づいている。テンプレートは構成（ｃｏｍｐｏｓｉｔｉｏｎ）の記述から成るが、該構成では、注釈の付随位置のみならず各画像の位置及び寸法も規定される。普通この様なテンプレートはハードコピープリンター（ｈａｒｄ ｃｏｐｙ ｐｒｉｎｔｅｒ）の様な出力デバイスのメモリー内に記憶される。
【０００３】
この様な利用モードに於ける主な問題は該システムが非常に硬直的（ｒｉｇｉｄ）なことであり、それは複製のレイアウトの数と該レイアウトのコンフィギュレーション（ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ）とが、該出力デバイスに記憶された標準的で、予め規定されたテンプレートの数と、構成と、に限定されるからである。この様なレイアウトの例は：１つのテキストウインドウ（ｔｅｘｔ ｗｉｎｄｏｗ）と組み合わされた１つの画像、１つの複製上の等寸法の２画像、等である。
【０００４】
代わりの従来技術の利用モードでは、該レイアウトはワークステーション内で構成され、該付随レイアウトを有する画像はダイコム（ＤＩＣＯＭ）プロトコル（ｐｒｏｔｏｃｏｌ）経由で複製デバイスへの１画像として転送される。
【０００５】
この方法の欠点は該ワークステーションが該複製デバイス、例えば、該プリンター、の特性を所有している必要があることである。この利用モードは沢山の記憶容量を必要としそして該複製デバイスの仕事の部分を該ワークステーションに委任することになる。
【０００６】
目的は従来技術の利用モードの上記問題を克服するプリント方法を提供することである。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的は請求項１に記載のプリント方法により達成される。
【０００８】
本発明の方法が従来技術と異なるのは、予め規定されたテンプレートを使う代わりに、プリントシートの該構成が複製デバイスの特定の特性（ｓｐｅｃｉｆｉｃ ｃｈａｒａｃｔｅｒｉｓｔｉｃｓ ｏｆ ｔｈｅ ｒｅｐｒｏｄｕｃｉｎｇ ｄｅｖｉｃｅ）から独立したモデル（ｍｏｄｅｌ）によりここに記述される点にある。
【０００９】
このモデルは次いで、解像度（ｒｅｓｏｌｕｔｉｏｎ）、画素特性（ｐｉｘｅｌ ｃｈａｒａｃｔｅｒｉｓｔｉｃｓ）他の様な該複製デバイスの特定の特性を考慮するビットマップ表現（ｂｉｔ ｍａｐ ｒｅｐｒｅｓｅｎｔａｔｉｏｎ）に変換される。高レベルモデル（ｈｉｇｈ−ｌｅｖｅｌ ｍｏｄｅｌ）のビットマップにより表現されたグラフィカル画像（ｇｒａｐｈｉｃａｌ ｉｍａｇｅ）へのこの変換は‘グラフィカルレンダリング（ｇｒａｐｈｉｃａｌ ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ）’とも呼ばれる。
【００１０】
本発明の文脈（ｃｏｎｔｅｘｔ）で、用語“プリントシート（ｐｒｉｎｔ ｓｈｅｅｔ）”とは、少なくとも１つの画像とオプションの注釈とを含みグラフィッカルにレンダーされた１枚のフィルム又はペーパーのシートを呼ぶ。プリントシートはハードコピープリンター上に出力として発生する（フィルムベース又はペーパーベースで）。
【００１１】
“シートレイアウト（ｓｈｅｅｔ ｌａｙｏｕｔ）”とは該プリントシートの全ての提示側面（ｐｒｅｓｅｎｔａｔｉｏｎ ａｓｐｅｃｔｓ）を規定する抽象的表現（ａｂｓｔｒａｃｔ ｒｅｐｒｅｓｅｎｔａｔｉｏｎ）である。それは該プリントシートを規定する種々の個別要素用のプレースホルダー（ｐｌａｃｅｈｏｌｄｅｒｓ）を含む。
【００１２】
“注釈（ａｎｎｏｔａｔｉｏｎ）”とは該プリントシート上の画像に関するテキスト的又はシンボル的データを指す。
【００１３】
“ダイコムプリンティング（ＤＩＣＯＭ ｐｒｉｎｔｉｎｇ）”とはダイコム適合型（ＤＩＣＯＭ ｃｏｍｐａｔｉｂｌｅ）｛ネットワークを形成する（ｎｅｔｗｏｒｋｅｄ）｝プリンターデバイス上にプリントシートのハードコピー出力を発生することを指す。
【００１４】
“シートを構成すること（ｓｈｅｅｔ ｃｏｍｐｏｓｉｎｇ）”とは画像及び注釈のプレースホルダーと属性（ａｔｔｒｉｂｕｔｅｓ）とに現実的エンティティ（ａｃｔｕａｌ
ｅｎｔｉｔｉｅｓ）を割り当てる（ａｓｓｉｇｎｉｎｇ）ことによる“シート”の創作（ｃｒｅａｔｉｎｇ）及び操作（ｍａｎｉｐｕｌａｔｉｎｇ）の過程を呼ぶ。
【００１５】
本発明の好ましい実施態様の特定の特徴は従属請求項に記載する。
【００１６】
本発明の更なる利点と実施態様とは下記説明と図面から明らかになろう。
【００１７】
これまでに下記の文書が公知である。
【００１８】
米国特許出願第２００５／０３９１２０号明細書、Ｃｏｍｂｉｎｉｎｇ ｄｒａｗｉｎｇ ｓｙｓｔｅｍ、ｃｏｍｂｉｎｉｎｇ ｄｒａｗｉｎｇ ｍｅｔｈｏｄ、 ａｎｄ ｒｅｃｏｒｄｉｎｇ ｍｅｄｉｕｍ
インターネット、ＵＲＬ＝ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｗ３．ｏｒｇ／Ｒ／ＲＥＣ−ＣＳＳ２／＞から検索される、Ｂｏｓ，Ｂ．ｅｔ ａｌ．“Ｃａｓｃａｄｉｎｇ Ｓｔｙｌｅ
Ｓｈｅｅｔｓ、ｌｅｖｅｌ ２，ＣＳＳ２ Ｓｐｅｃｉｆｉｃａｔｉｏｎ”［Ｏｎｌｉｎｅ］、１２ Ｍａｙ １９９８
インターネット、ＵＲＬ＝ｆｔｐ：／／ｆｔｐ．ｄｅｓａｃｃ．ｃｏｍ／ｌｉｔｅｒａｔｕｒｅ／ｄｉｃｏｍａｃｃｅｓｓ−ｈｉｒｅｓ．ｐｄｆ＞から検索される、“ＤＩＣＯＭａｃｃｅｓｓ ｆａｃｔｓｈｅｅｔ”［Ｏｎｌｉｎｅ］、２００４，ＤＥＳＡＣＣ Ｉｎｃ．
インターネット、ＵＲＬ＝ｈｔｔｐ：／／ｗｅｂ．ａｒｃｈｉｖｅ．ｏｒｇ／ｗｅｂ／２００５０２１３０５２１５１／ｗｗｗ．ｉｃｒｃｏｍｐａｎｙ．ｃｏｍ／ｄｏｗｎｌｏａｄｓ／Ｕｓｉｎｇ＋ＤＣＭ＋ｐｒｉｎｔ．ｐｄｆ＞から検索される、“Ｕｓｉｎｇ ａｄｖａｎｃｅｄ Ｄｉｃｏｍ ｐｒｉｎｔｅｒ”［Ｏｎｌｉｎｅ］、Ｆｅｂ．２００５、ＩＣＲＣＯ、Ｉｎｃ．
Ｙｉｎｉｎｇ Ｄｅｎｇ ａｎｄ Ｊｉａｎ Ｆａｎ ｅｔ ａｌ．：“Ｃｒｅａｔｉｏｎ ｏｆ ｐｒｉｎｔｉｎｇ ｌａｙｏｕｔ ｔｅｍｐｌａｔｅｓ ｆｏｒ ａｒｂｉｔｒａｒｉｌｙ−ｓｈａｐｅｄ ｐｈｏｔｏ ｆｒａｍｅｓ”、Ｍａｙ ２００３、 Ｒｅｓｅａｒｃｈ Ｄｉｓｃｌｏｓｕｒｅ、 Ｍａｓｏｎ Ｐｕｂｌｉｃａｔｉｏｎｓ、
Ｈａｍｐｓｈｉｒｅ、ＧＢ
【発明を実施するための最良の形態】
【００１９】
プリントシートの構成（ｃｏｍｐｏｓｉｔｉｏｎ）はいわゆるシートモデル（ｓｈｅｅｔ ｍｏｄｅｌ）で説明される。このモデルはデバイスを複製することから独立した方法で複製の内容（ｃｏｎｔｅｎｔ）と形状（ｇｅｏｍｅｔｒｙ）を説明する。
【００２０】
この方法で、同じモデルのグラフィカルな表現が、種々の技術的特性を有する複製デバイス用に、最適に発生され得る。
【００２１】
該シートモデルが基づく概念は下記の様に説明される。それらは対象指向のモデル化の理論（ｔｈｅｏｒｙ ｏｆ ｏｂｊｅｃｔ ｏｒｉｅｎｔｅｄ ｍｏｄｅｌｉｎｇ）とそのデザインパターン（ｉｔｓ ｄｅｓｉｇｎ ｐａｔｔｅｒｎｓ）に基づいている。
【００２２】
シート構成（ｓｈｅｅｔ ｃｏｍｐｏｓｉｔｉｏｎ）は、単純セル（ｓｉｍｐｌｅ ｃｅｌｌ）、構成されたセル（ｃｏｍｐｏｓｅｄ ｃｅｌｌ）他の様な種々の種類のセルの階層構造（ｈｉｅｒａｒｃｈｉｃａｌ ｓｔｒｕｃｔｕｒｅ）として記述される。
【００２３】
セルは１つの親セルの表面内で規定される閉じた表面（長方形の範囲）である｛Ａ ｃｅｌｌ ｉｓ ａ ｃｌｏｓｅｄ ｓｕｒｆａｃｅ（ａ ｒｅｃｔａｎｇｕｌａｒ ａｒｅａ） ｄｅｆｉｎｅｄ ｗｉｔｈｉｎ ｔｈｅ ｓｕｒｆａｃｅ ｏｆ ｏｎｅ ｐａｒｅｎｔ ｃｅｌｌ｝。該セルの位置と寸法は親セルに対して規定される。
【００２４】
図１の例では、セルが原点（ｏｒｉｇｉｎ）（ｘ、ｙ）、幅ｗそして高さｈにより示されている。
【００２５】
ｘ、ｙ、ｗそしてｈは親セルの寸法に対し規定される：ｘ＝ｙ＝０．２５；ｗ＝ｈ＝０．５０。
【００２６】
セルの内容は該セルの種類により異なってもよい。この事実はいわゆるサブセル（ｓｕｂ−ｃｅｌｌｓ）の導入を通してモデル化される。サブセルの例は下記で説明される。
【００２７】
医学的画像形成（ｍｅｄｉｃａｌ ｉｍａｇｉｎｇ）の特定の応用では、画像セルは、内容が診断画像の表現である様なセルである。属性（ａｔｔｒｉｂｕｔｅｓ）は該画像が該セルの制限（スケール、画像処理他）内で如何に最適に表現され得るかを説明する。
【００２８】
テキストセルは内容がテキスト（ｔｅｘｔ）であるセルである。追加的属性はテキスト、該セル内へのテキストの整合（ａｌｉｇｎｉｎｇ ｏｆ ｔｅｘｔ ｗｉｔｈｉｎ ｔｈｅ ｃｅｌｌ）、フォントの種類（ｆｏｎｔ−ｔｙｐｅ）、カラー他である。
【００２９】
他の種類のセルがフィルムの複雑な構成を現実的な仕方で表現するために求められてもよい。しかしながら、これらの種類は常に下記原理により設計される。
【００３０】
＊単純セル（ｓｉｍｐｌｅ ｃｅｌｌ）は子（ｃｈｉｌｄｒｅｎ）を有しないセルである。医学的画像形成の用途では、このセルの種類は複製されるべき診断画像を全体として表現するため使われ得る。
【００３１】
＊合成セル（ｃｏｍｐｏｓｉｔｅ ｃｅｌｌｓ）はゼロ以上の子を有するセルである。これらの合成セルはそれらの表面内に多数の子セル（ｃｈｉｌｄ ｃｅｌｌ）を束ねる（ｃｌｕｓｔｅｒ）。これらの子セルが今度は合成セルとなり得るので、いわゆる合成パターン（ｃｏｍｐｏｓｉｔｅ ｐａｔｔｅｒｎ）が得られる。
【００３２】
概念（ｎｏｔｉｏｎ）としての合成セルの目的は、他のセルを束ねることである。合成セルは対応する可視的表現を有しない。それはセルのグループを１つのユニットとして操作するためにシートモデルの構成で使われ得る構造要素（ｓｔｒｕｃｔｕｒｅ ｅｌｅｍｅｎｔ）である。
【００３３】
セルの上記定義は再帰的な方法で与えられ（ｉｓ ｇｉｖｅｎ ｉｎ ａ ｒｅｃｕｒｓｉｖｅ ｗａｙ）：セルはその親セルを参照して定義される。この再帰（ｒｅｃｕｒｓｉｏｎ）は、親無しセル（ｐａｒｅｎｔｌｅｓｓ）で終了する。モデルセルは親が無くそして合成型である事実により特徴付けられる。
【００３４】
図２はユーエムエル（ＵＭＬ）クラス線図によりセルの種類の階層を図解する。
【００３５】
図３は医学的複製用のフィルム構成の例である。
【００３６】
この例のフィルム構成は各々がテキストボックス（関連テキストセルの集まり）を有する２つの診断画像から成る。該フィルムの底部に第３のテキストセルが備えられている。
【００３７】
このフィルムの構成は図４に示すセル構造により表現され得る。
【００３８】
この表現のルート（ｒｏｏｔ）は該モデル型の対象（ｏｂｊｅｃｔ ｏｆ ｔｈｅ ｍｏｄｅｌ ｔｙｐｅ）である。それは合成型の２つの子セルを含む。これらの合成セルの第１は、それらの対応するテキストボックスを有する両画像を含んでおり、第２は、該フィルムの底部に提供されるテキストボックスを記述している。その３つのテキストボックスは子として多数のテキストセルを有する合成セルである。
【００３９】
図５は本発明の方法を図解する。
【００４０】
複製、例えばプリントシート、用のレイアウト構成がメモリーから検索される。該レイアウト構成は、上記説明の部品（ｃｏｍｐｏｎｅｎｔｓ）（セル、サブセル、合成セル．．．）の階層的セットとして規定される。該規定は階層的でありそして複製デバイスの特性から独立している。
【００４１】
次に、プリンティングモデルが少なくとも１つの画像（及び注釈データ）用に発生される。該プリンティングモデルは該検索されたレイアウト構成により発生され、そして該モデルは、該レイアウト構成の各部分を、該画像データ及び／又は該検索されたレイアウト構成のセル内にプリントされるべき注釈データ、を含むデータフアイルへ繋ぐべきリンク（ｌｉｎｋｓ）を有する。
【００４２】
次に、該プリンティングモデルは、そのプリンターのプリンティング特性を考慮したプリンターに適用されるべきビットマップ表現（ｂｉｔ ｍａｐ ｒｅｐｒｅｓｅｎｔａｔｉｏｎ）に変換される。これらの特性は例えば、画素当たりビット数（８，１２，１６）、複製材料の寸法、コンフィギュレーションの詳細（ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｄｅｔａｉｌｓ）｛最小及び最大複製密度（ｍｉｎｉｍｕｍ ａｎｄ ｍａｘｉｍｕｍ ｒｅｐｒｏｄｕｃｉｎｇ ｄｅｎｓｉｔｙ）｝他である。
【００４３】
該変換は、該セルの相対的規定が、寸法と、該プリントデバイスの上記説明の特性に適合されたセルの内容と、の絶対的規定に変換される、ように行われる。
【００４４】
最後に該ビットマップは該プリンティングデバイスに適用される｛例えば、ダイコムプ
リンティング要求（ＤＩＣＯＭ ｐｒｉｎｔｉｎｇ ｒｅｑｕｉｒｅｍｅｎｔｓ）を考慮する｝。
【００４５】
本発明の好ましい実施態様を詳細に説明したが、多くの変型が付属する請求項で規定した本発明の範囲から逸脱することなくその中で作られ得ることは当業者には明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【００４６】
【図１】セルを示す。
【図２】ユーエムエル（ＵＭＬ）クラス線図である。
【図３】複製の例である。
【図４】図３の例の構成の表現である。
【図５】本発明の作業流れを図解する。
【符号の説明】
【００４７】
ＢＭＰ ビットマップ
ＤＩＣＯＭ ダイコム
ｈ 高さ
ｉｄ１、ｉｄ２ 画像データ１，画像データ２
ｗ 幅
ｘ 横座標
ｙ 縦座標
【技術分野】
【０００１】
本発明はプリント方法（ｐｒｉｎｔｉｎｇ ｍｅｔｈｏｄ）に関し、特にプリントされるシートのレイアウト（ｌａｙ ｏｕｔ）の指定（ｓｐｅｃｉｆｉｃａｔｉｏｎ）に関する。
【背景技術】
【０００２】
現在のシステムでは複製（ｒｅｐｒｏｄｕｃｔｉｏｎ）、付随する注釈（ａｓｓｏｃｉａｔｅｄ ａｎｎｏｔａｔｉｏｎｓ）を有する１つ以上の診断画像（ｄｉａｇｎｏｓｔｉｃ ｉｍａｇｅｓ）を典型的に備える複製、のレイアウトは予め規定されたテンプレート（ｔｅｍｐｌａｔｅ）の使用に基づいている。テンプレートは構成（ｃｏｍｐｏｓｉｔｉｏｎ）の記述から成るが、該構成では、注釈の付随位置のみならず各画像の位置及び寸法も規定される。普通この様なテンプレートはハードコピープリンター（ｈａｒｄ ｃｏｐｙ ｐｒｉｎｔｅｒ）の様な出力デバイスのメモリー内に記憶される。
【０００３】
この様な利用モードに於ける主な問題は該システムが非常に硬直的（ｒｉｇｉｄ）なことであり、それは複製のレイアウトの数と該レイアウトのコンフィギュレーション（ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ）とが、該出力デバイスに記憶された標準的で、予め規定されたテンプレートの数と、構成と、に限定されるからである。この様なレイアウトの例は：１つのテキストウインドウ（ｔｅｘｔ ｗｉｎｄｏｗ）と組み合わされた１つの画像、１つの複製上の等寸法の２画像、等である。
【０００４】
代わりの従来技術の利用モードでは、該レイアウトはワークステーション内で構成され、該付随レイアウトを有する画像はダイコム（ＤＩＣＯＭ）プロトコル（ｐｒｏｔｏｃｏｌ）経由で複製デバイスへの１画像として転送される。
【０００５】
この方法の欠点は該ワークステーションが該複製デバイス、例えば、該プリンター、の特性を所有している必要があることである。この利用モードは沢山の記憶容量を必要としそして該複製デバイスの仕事の部分を該ワークステーションに委任することになる。
【０００６】
目的は従来技術の利用モードの上記問題を克服するプリント方法を提供することである。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的は請求項１に記載のプリント方法により達成される。
【０００８】
本発明の方法が従来技術と異なるのは、予め規定されたテンプレートを使う代わりに、プリントシートの該構成が複製デバイスの特定の特性（ｓｐｅｃｉｆｉｃ ｃｈａｒａｃｔｅｒｉｓｔｉｃｓ ｏｆ ｔｈｅ ｒｅｐｒｏｄｕｃｉｎｇ ｄｅｖｉｃｅ）から独立したモデル（ｍｏｄｅｌ）によりここに記述される点にある。
【０００９】
このモデルは次いで、解像度（ｒｅｓｏｌｕｔｉｏｎ）、画素特性（ｐｉｘｅｌ ｃｈａｒａｃｔｅｒｉｓｔｉｃｓ）他の様な該複製デバイスの特定の特性を考慮するビットマップ表現（ｂｉｔ ｍａｐ ｒｅｐｒｅｓｅｎｔａｔｉｏｎ）に変換される。高レベルモデル（ｈｉｇｈ−ｌｅｖｅｌ ｍｏｄｅｌ）のビットマップにより表現されたグラフィカル画像（ｇｒａｐｈｉｃａｌ ｉｍａｇｅ）へのこの変換は‘グラフィカルレンダリング（ｇｒａｐｈｉｃａｌ ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ）’とも呼ばれる。
【００１０】
本発明の文脈（ｃｏｎｔｅｘｔ）で、用語“プリントシート（ｐｒｉｎｔ ｓｈｅｅｔ）”とは、少なくとも１つの画像とオプションの注釈とを含みグラフィッカルにレンダーされた１枚のフィルム又はペーパーのシートを呼ぶ。プリントシートはハードコピープリンター上に出力として発生する（フィルムベース又はペーパーベースで）。
【００１１】
“シートレイアウト（ｓｈｅｅｔ ｌａｙｏｕｔ）”とは該プリントシートの全ての提示側面（ｐｒｅｓｅｎｔａｔｉｏｎ ａｓｐｅｃｔｓ）を規定する抽象的表現（ａｂｓｔｒａｃｔ ｒｅｐｒｅｓｅｎｔａｔｉｏｎ）である。それは該プリントシートを規定する種々の個別要素用のプレースホルダー（ｐｌａｃｅｈｏｌｄｅｒｓ）を含む。
【００１２】
“注釈（ａｎｎｏｔａｔｉｏｎ）”とは該プリントシート上の画像に関するテキスト的又はシンボル的データを指す。
【００１３】
“ダイコムプリンティング（ＤＩＣＯＭ ｐｒｉｎｔｉｎｇ）”とはダイコム適合型（ＤＩＣＯＭ ｃｏｍｐａｔｉｂｌｅ）｛ネットワークを形成する（ｎｅｔｗｏｒｋｅｄ）｝プリンターデバイス上にプリントシートのハードコピー出力を発生することを指す。
【００１４】
“シートを構成すること（ｓｈｅｅｔ ｃｏｍｐｏｓｉｎｇ）”とは画像及び注釈のプレースホルダーと属性（ａｔｔｒｉｂｕｔｅｓ）とに現実的エンティティ（ａｃｔｕａｌ
ｅｎｔｉｔｉｅｓ）を割り当てる（ａｓｓｉｇｎｉｎｇ）ことによる“シート”の創作（ｃｒｅａｔｉｎｇ）及び操作（ｍａｎｉｐｕｌａｔｉｎｇ）の過程を呼ぶ。
【００１５】
本発明の好ましい実施態様の特定の特徴は従属請求項に記載する。
【００１６】
本発明の更なる利点と実施態様とは下記説明と図面から明らかになろう。
【００１７】
これまでに下記の文書が公知である。
【００１８】
米国特許出願第２００５／０３９１２０号明細書、Ｃｏｍｂｉｎｉｎｇ ｄｒａｗｉｎｇ ｓｙｓｔｅｍ、ｃｏｍｂｉｎｉｎｇ ｄｒａｗｉｎｇ ｍｅｔｈｏｄ、 ａｎｄ ｒｅｃｏｒｄｉｎｇ ｍｅｄｉｕｍ
インターネット、ＵＲＬ＝ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｗ３．ｏｒｇ／Ｒ／ＲＥＣ−ＣＳＳ２／＞から検索される、Ｂｏｓ，Ｂ．ｅｔ ａｌ．“Ｃａｓｃａｄｉｎｇ Ｓｔｙｌｅ
Ｓｈｅｅｔｓ、ｌｅｖｅｌ ２，ＣＳＳ２ Ｓｐｅｃｉｆｉｃａｔｉｏｎ”［Ｏｎｌｉｎｅ］、１２ Ｍａｙ １９９８
インターネット、ＵＲＬ＝ｆｔｐ：／／ｆｔｐ．ｄｅｓａｃｃ．ｃｏｍ／ｌｉｔｅｒａｔｕｒｅ／ｄｉｃｏｍａｃｃｅｓｓ−ｈｉｒｅｓ．ｐｄｆ＞から検索される、“ＤＩＣＯＭａｃｃｅｓｓ ｆａｃｔｓｈｅｅｔ”［Ｏｎｌｉｎｅ］、２００４，ＤＥＳＡＣＣ Ｉｎｃ．
インターネット、ＵＲＬ＝ｈｔｔｐ：／／ｗｅｂ．ａｒｃｈｉｖｅ．ｏｒｇ／ｗｅｂ／２００５０２１３０５２１５１／ｗｗｗ．ｉｃｒｃｏｍｐａｎｙ．ｃｏｍ／ｄｏｗｎｌｏａｄｓ／Ｕｓｉｎｇ＋ＤＣＭ＋ｐｒｉｎｔ．ｐｄｆ＞から検索される、“Ｕｓｉｎｇ ａｄｖａｎｃｅｄ Ｄｉｃｏｍ ｐｒｉｎｔｅｒ”［Ｏｎｌｉｎｅ］、Ｆｅｂ．２００５、ＩＣＲＣＯ、Ｉｎｃ．
Ｙｉｎｉｎｇ Ｄｅｎｇ ａｎｄ Ｊｉａｎ Ｆａｎ ｅｔ ａｌ．：“Ｃｒｅａｔｉｏｎ ｏｆ ｐｒｉｎｔｉｎｇ ｌａｙｏｕｔ ｔｅｍｐｌａｔｅｓ ｆｏｒ ａｒｂｉｔｒａｒｉｌｙ−ｓｈａｐｅｄ ｐｈｏｔｏ ｆｒａｍｅｓ”、Ｍａｙ ２００３、 Ｒｅｓｅａｒｃｈ Ｄｉｓｃｌｏｓｕｒｅ、 Ｍａｓｏｎ Ｐｕｂｌｉｃａｔｉｏｎｓ、
Ｈａｍｐｓｈｉｒｅ、ＧＢ
【発明を実施するための最良の形態】
【００１９】
プリントシートの構成（ｃｏｍｐｏｓｉｔｉｏｎ）はいわゆるシートモデル（ｓｈｅｅｔ ｍｏｄｅｌ）で説明される。このモデルはデバイスを複製することから独立した方法で複製の内容（ｃｏｎｔｅｎｔ）と形状（ｇｅｏｍｅｔｒｙ）を説明する。
【００２０】
この方法で、同じモデルのグラフィカルな表現が、種々の技術的特性を有する複製デバイス用に、最適に発生され得る。
【００２１】
該シートモデルが基づく概念は下記の様に説明される。それらは対象指向のモデル化の理論（ｔｈｅｏｒｙ ｏｆ ｏｂｊｅｃｔ ｏｒｉｅｎｔｅｄ ｍｏｄｅｌｉｎｇ）とそのデザインパターン（ｉｔｓ ｄｅｓｉｇｎ ｐａｔｔｅｒｎｓ）に基づいている。
【００２２】
シート構成（ｓｈｅｅｔ ｃｏｍｐｏｓｉｔｉｏｎ）は、単純セル（ｓｉｍｐｌｅ ｃｅｌｌ）、構成されたセル（ｃｏｍｐｏｓｅｄ ｃｅｌｌ）他の様な種々の種類のセルの階層構造（ｈｉｅｒａｒｃｈｉｃａｌ ｓｔｒｕｃｔｕｒｅ）として記述される。
【００２３】
セルは１つの親セルの表面内で規定される閉じた表面（長方形の範囲）である｛Ａ ｃｅｌｌ ｉｓ ａ ｃｌｏｓｅｄ ｓｕｒｆａｃｅ（ａ ｒｅｃｔａｎｇｕｌａｒ ａｒｅａ） ｄｅｆｉｎｅｄ ｗｉｔｈｉｎ ｔｈｅ ｓｕｒｆａｃｅ ｏｆ ｏｎｅ ｐａｒｅｎｔ ｃｅｌｌ｝。該セルの位置と寸法は親セルに対して規定される。
【００２４】
図１の例では、セルが原点（ｏｒｉｇｉｎ）（ｘ、ｙ）、幅ｗそして高さｈにより示されている。
【００２５】
ｘ、ｙ、ｗそしてｈは親セルの寸法に対し規定される：ｘ＝ｙ＝０．２５；ｗ＝ｈ＝０．５０。
【００２６】
セルの内容は該セルの種類により異なってもよい。この事実はいわゆるサブセル（ｓｕｂ−ｃｅｌｌｓ）の導入を通してモデル化される。サブセルの例は下記で説明される。
【００２７】
医学的画像形成（ｍｅｄｉｃａｌ ｉｍａｇｉｎｇ）の特定の応用では、画像セルは、内容が診断画像の表現である様なセルである。属性（ａｔｔｒｉｂｕｔｅｓ）は該画像が該セルの制限（スケール、画像処理他）内で如何に最適に表現され得るかを説明する。
【００２８】
テキストセルは内容がテキスト（ｔｅｘｔ）であるセルである。追加的属性はテキスト、該セル内へのテキストの整合（ａｌｉｇｎｉｎｇ ｏｆ ｔｅｘｔ ｗｉｔｈｉｎ ｔｈｅ ｃｅｌｌ）、フォントの種類（ｆｏｎｔ−ｔｙｐｅ）、カラー他である。
【００２９】
他の種類のセルがフィルムの複雑な構成を現実的な仕方で表現するために求められてもよい。しかしながら、これらの種類は常に下記原理により設計される。
【００３０】
＊単純セル（ｓｉｍｐｌｅ ｃｅｌｌ）は子（ｃｈｉｌｄｒｅｎ）を有しないセルである。医学的画像形成の用途では、このセルの種類は複製されるべき診断画像を全体として表現するため使われ得る。
【００３１】
＊合成セル（ｃｏｍｐｏｓｉｔｅ ｃｅｌｌｓ）はゼロ以上の子を有するセルである。これらの合成セルはそれらの表面内に多数の子セル（ｃｈｉｌｄ ｃｅｌｌ）を束ねる（ｃｌｕｓｔｅｒ）。これらの子セルが今度は合成セルとなり得るので、いわゆる合成パターン（ｃｏｍｐｏｓｉｔｅ ｐａｔｔｅｒｎ）が得られる。
【００３２】
概念（ｎｏｔｉｏｎ）としての合成セルの目的は、他のセルを束ねることである。合成セルは対応する可視的表現を有しない。それはセルのグループを１つのユニットとして操作するためにシートモデルの構成で使われ得る構造要素（ｓｔｒｕｃｔｕｒｅ ｅｌｅｍｅｎｔ）である。
【００３３】
セルの上記定義は再帰的な方法で与えられ（ｉｓ ｇｉｖｅｎ ｉｎ ａ ｒｅｃｕｒｓｉｖｅ ｗａｙ）：セルはその親セルを参照して定義される。この再帰（ｒｅｃｕｒｓｉｏｎ）は、親無しセル（ｐａｒｅｎｔｌｅｓｓ）で終了する。モデルセルは親が無くそして合成型である事実により特徴付けられる。
【００３４】
図２はユーエムエル（ＵＭＬ）クラス線図によりセルの種類の階層を図解する。
【００３５】
図３は医学的複製用のフィルム構成の例である。
【００３６】
この例のフィルム構成は各々がテキストボックス（関連テキストセルの集まり）を有する２つの診断画像から成る。該フィルムの底部に第３のテキストセルが備えられている。
【００３７】
このフィルムの構成は図４に示すセル構造により表現され得る。
【００３８】
この表現のルート（ｒｏｏｔ）は該モデル型の対象（ｏｂｊｅｃｔ ｏｆ ｔｈｅ ｍｏｄｅｌ ｔｙｐｅ）である。それは合成型の２つの子セルを含む。これらの合成セルの第１は、それらの対応するテキストボックスを有する両画像を含んでおり、第２は、該フィルムの底部に提供されるテキストボックスを記述している。その３つのテキストボックスは子として多数のテキストセルを有する合成セルである。
【００３９】
図５は本発明の方法を図解する。
【００４０】
複製、例えばプリントシート、用のレイアウト構成がメモリーから検索される。該レイアウト構成は、上記説明の部品（ｃｏｍｐｏｎｅｎｔｓ）（セル、サブセル、合成セル．．．）の階層的セットとして規定される。該規定は階層的でありそして複製デバイスの特性から独立している。
【００４１】
次に、プリンティングモデルが少なくとも１つの画像（及び注釈データ）用に発生される。該プリンティングモデルは該検索されたレイアウト構成により発生され、そして該モデルは、該レイアウト構成の各部分を、該画像データ及び／又は該検索されたレイアウト構成のセル内にプリントされるべき注釈データ、を含むデータフアイルへ繋ぐべきリンク（ｌｉｎｋｓ）を有する。
【００４２】
次に、該プリンティングモデルは、そのプリンターのプリンティング特性を考慮したプリンターに適用されるべきビットマップ表現（ｂｉｔ ｍａｐ ｒｅｐｒｅｓｅｎｔａｔｉｏｎ）に変換される。これらの特性は例えば、画素当たりビット数（８，１２，１６）、複製材料の寸法、コンフィギュレーションの詳細（ｃｏｎｆｉｇｕｒａｔｉｏｎ ｄｅｔａｉｌｓ）｛最小及び最大複製密度（ｍｉｎｉｍｕｍ ａｎｄ ｍａｘｉｍｕｍ ｒｅｐｒｏｄｕｃｉｎｇ ｄｅｎｓｉｔｙ）｝他である。
【００４３】
該変換は、該セルの相対的規定が、寸法と、該プリントデバイスの上記説明の特性に適合されたセルの内容と、の絶対的規定に変換される、ように行われる。
【００４４】
最後に該ビットマップは該プリンティングデバイスに適用される｛例えば、ダイコムプ
リンティング要求（ＤＩＣＯＭ ｐｒｉｎｔｉｎｇ ｒｅｑｕｉｒｅｍｅｎｔｓ）を考慮する｝。
【００４５】
本発明の好ましい実施態様を詳細に説明したが、多くの変型が付属する請求項で規定した本発明の範囲から逸脱することなくその中で作られ得ることは当業者には明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【００４６】
【図１】セルを示す。
【図２】ユーエムエル（ＵＭＬ）クラス線図である。
【図３】複製の例である。
【図４】図３の例の構成の表現である。
【図５】本発明の作業流れを図解する。
【符号の説明】
【００４７】
ＢＭＰ ビットマップ
ＤＩＣＯＭ ダイコム
ｈ 高さ
ｉｄ１、ｉｄ２ 画像データ１，画像データ２
ｗ 幅
ｘ 横座標
ｙ 縦座標
【特許請求の範囲】
【請求項１】
プリント方法に於いて、該方法が
−プリントシート用レイアウト構成をメモリーから検索する過程を具備しており、前記レイアウト構成はセルの階層的構造として規定されており、セルの位置及び寸法は親セルに対し階層的に規定され、プリンティングデバイスの特性から独立しており、該方法は又
−少なくとも１つの画像及び／又はプリントされるべき付随データ用のプリンティングモデルを、前記レイアウト構成と、前記画像又はプリントされるべきデータを有するデータフアイルへのリンクと、により構成する過程と、
−前記プリンティングモデルを、前記複製デバイスのプリンティング特性を考慮した前記複製デバイスに適用されるべきビットマップ表現に変換する過程と、を具備することを特徴とする該方法。
【請求項１】
プリント方法に於いて、該方法が
−プリントシート用レイアウト構成をメモリーから検索する過程を具備しており、前記レイアウト構成はセルの階層的構造として規定されており、セルの位置及び寸法は親セルに対し階層的に規定され、プリンティングデバイスの特性から独立しており、該方法は又
−少なくとも１つの画像及び／又はプリントされるべき付随データ用のプリンティングモデルを、前記レイアウト構成と、前記画像又はプリントされるべきデータを有するデータフアイルへのリンクと、により構成する過程と、
−前記プリンティングモデルを、前記複製デバイスのプリンティング特性を考慮した前記複製デバイスに適用されるべきビットマップ表現に変換する過程と、を具備することを特徴とする該方法。
【図１】
【図２】
【図４】
【図５】
【図３】
【図２】
【図４】
【図５】
【図３】
【公開番号】特開２００７−２７２８８６（Ｐ２００７−２７２８８６Ａ）
【公開日】平成１９年１０月１８日（２００７．１０．１８）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００７−７２６５９（Ｐ２００７−７２６５９）
【出願日】平成１９年３月２０日（２００７．３．２０）
【出願人】（５９３１９４４７６）アグフア−ゲヴエルト，ナームローゼ・フエンノートシヤツプ (50)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１９年１０月１８日（２００７．１０．１８）
【国際特許分類】
【出願日】平成１９年３月２０日（２００７．３．２０）
【出願人】（５９３１９４４７６）アグフア−ゲヴエルト，ナームローゼ・フエンノートシヤツプ (50)
【Ｆターム（参考）】
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