説明

プログラムのダウンロード制御システムおよびダウンロード制御方法

【課題】サーバから車載機に新たなプログラムをダウンロードして実行することによって既存プログラムの動作に支障をきたすことを回避可能な「プログラムのダウンロード制御システムおよびダウンロード制御方法」を提供する。
【解決手段】車載機20からサーバ10に対してプログラムのダウンロード要求があったときに、そのプログラムを車載機20で実行するときに必要となるリソースの状態量を用いて所定の条件を満たすか否かを判定する状態量判定部30と、所定の条件を満たさないと判定した場合に警告メッセージを発行する警告部31とを備え、プログラムを実際にダウンロードして実行する前に、所定の条件を満たさないときには警告メッセージを発行することにより、警告が出された場合にはプログラムをダウンロードしないとか、ダウンロードしても既存プログラムと同時には稼動させないといった対策をユーザがとれるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラムのダウンロード制御システムおよびダウンロード制御方法に関し、特に、サーバから車載機へプログラムをダウンロードする際の制御技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネットなどの通信ネットワークに接続可能に成された車載機が提供されており、インターネット上のサーバから所望のプログラムを車載機にダウンロードして利用することが可能となっている。ただし、車載機では、パーソナルコンピュータ等とは違って、メモリ容量やCPUパワーなどのリソースの制約が厳しいのが通常である。そのため、複数のプログラムをダウンロードして同時に実行すると、許容できる範囲を超えてリソースを使うことになってしまい、プログラムの動作に支障をきたす恐れがある。
【0003】
特に車載機の場合、運転の安全性を向上させるためのプログラム(例えば、車載カメラで撮影した映像を表示するためのプログラム、ハンズフリーで通話を行うためのプログラムなど)や、走行を支援するためのプログラム(例えば、所望の目的地に容易に到達できるようにしたナビゲーションのためのプログラムなど)が存在する。従来、これらのプログラム以外に、新たなプログラムをダウンロードして同時に実行すると、車載カメラの撮影映像の表示が遅れて安全性に影響を及ぼしたり、走行案内が遅れて間違った道に誘導してしまったりすることがあるという問題があった。
【0004】
なお、アプリケーションの実行に関して、障害の予兆を検知できるようにした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1では、アプリケーションを実行したときのプロセッサの負荷情報と、アプリケーションを実行したときのハードウェアの構成要素毎のセンサ測定値とを負荷情報毎にあらかじめ対応させてアプリケーションの特性情報として記憶しておく。そして、アプリケーション毎の特性情報から現在の負荷情報に対応する構成要素の状態量の予測値を構成要素毎に求めるとともに、現在の構成要素毎の状態量を現在値として求め、予測値と現在値とに基づいて障害の予兆を判定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2010−79811号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に係る従来技術によれば、アプリケーションの稼動状況とセンサの出力を監視してハードウェアの障害の予兆を検知することが可能である。しかしながら、実際にアプリケーションを実行している状態でなければ障害の予兆を検知することができない。すなわち、車載機に既に存在する既存プログラムと新たにダウンロードするプログラムとを同時に実行したときの動作がリソースの関係から保障されていない場合であっても、実際にプログラムをダウンロードして実行してみなければ、障害の予兆を検知することができない。
【0007】
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、サーバから車載機に新たなプログラムをダウンロードして実行することによって既存プログラムの動作に支障をきたすことを回避できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した課題を解決するために、本発明では、車載機からサーバに対してプログラムのダウンロード要求があったときに、そのプログラムを車載機で実行するときに必要となるリソースの状態量を用いて所定の条件を満たすか否かを判定し、所定の条件を満たさないと判定した場合に警告メッセージを発行するようにしている。
【発明の効果】
【0009】
上記のように構成した本発明によれば、車載機がサーバからプログラムを実際にダウンロードして実行する前に、ダウンロード要求のあったプログラムを既存プログラムが存在する車載機で実行した場合に必要となるリソースを用いて、所定の条件を満たすか否かが判定され、所定の条件を満たさない場合には警告が出される。そのため、ユーザは、警告が出された場合にはプログラムをダウンロードしないとか、ダウンロードしても既存プログラムと同時には稼動させないといった対策をとることが可能となる。これにより、サーバから車載機に新たなプログラムをダウンロードして実行することによって既存プログラムの動作に支障をきたすことを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本実施形態によるプログラムのダウンロード制御システムの構成例を示す図である。
【図2】本実施形態によるプログラムのダウンロード制御システムの動作例を示すフローチャートである。
【図3】本実施形態によるプログラムのダウンロード制御システムの他の構成例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるプログラムのダウンロード制御システムの構成例を示す図である。図1に示すように、本実施形態によるプログラムのダウンロード制御システムは、サーバ10と車載機20とがインターネットなどの通信ネットワーク100を介して接続可能に構成され、サーバ10から車載機20にプログラムをダウンロードする際の制御を行うように成されている。
【0012】
サーバ10は、プログラム記憶部11、必要リソース情報記憶部12、一覧生成部13、必要リソース情報取得部14、プログラム取得部15および通信部16を備えて構成されている。
【0013】
プログラム記憶部11は、車載機20に対してダウンロード可能なダウンロード対象のプログラムを1つ以上記憶している。また、プログラム記憶部11は、ダウンロード対象のプログラムの各々について、それらの識別情報(例えば、プログラムID、プログラム名称、プログラムの種類を表すカテゴリ名など)を記憶している。
【0014】
必要リソース情報記憶部12は、プログラム記憶部11に記憶されているダウンロード対象のプログラムについて、当該プログラムを車載機20で実行するときに必要となる車載機20のリソースの状態量を、必要リソース情報としてプログラム毎にプログラムIDと関連付けてあらかじめ記憶している。必要リソース情報は、例えば、プログラムを実行するのに必要となるCPUパワー(○○[MIPS/MHz]など)、RAMアクセス量(○○msec周期、××msec占有など)、RAMエリア(○○[MIPS/MHz]など)である。
【0015】
一覧生成部13は、車載機20からの要求に応じて、ダウンロード対象のプログラムの一覧を生成する。具体的には、一覧生成部13は、プログラム記憶部11に記憶されている各プログラムのプログラムID、プログラム名称、カテゴリ名を用いて、プログラム一覧を生成する。一覧生成部13は、生成したプログラム一覧を通信部16に供給する。
【0016】
必要リソース情報取得部14は、車載機20からダウンロード要求のあったプログラムに関する必要リソース情報をプログラムIDと共に必要リソース情報記憶部12から取得し、通信部16に供給する。具体的には、必要リソース情報取得部14は、ダウンロード要求の中に含まれるプログラムIDをもとに、該当するプログラムの必要リソース情報を必要リソース情報記憶部12から取得し、プログラムIDと共に通信部16に供給する。
【0017】
プログラム取得部15は、車載機20からダウンロード実行要求のあったプログラムをプログラムIDと共にプログラム記憶部11から取得し、通信部16に供給する。具体的には、プログラム取得部15は、ダウンロード実行要求の中に含まれるプログラムIDをもとに、該当するプログラムをプログラム記憶部11ら取得し、プログラムIDと共に通信部16に供給する。
【0018】
通信部16は、車載機20から通信ネットワーク100を介して種々の要求を受け取り、その応答を通信ネットワーク100を介して車載機20に返すための処理を行う。例えば、通信部16は、車載機20からプログラム一覧の表示要求を受け取り、その表示要求を一覧生成部13に供給する。そして、通信部16は、その表示要求に対する応答として一覧生成部13により生成されたプログラム一覧を受け取り、車載機20に送信する。
【0019】
また、通信部16は、車載機20からプログラムのダウンロード要求を受け取り、そのダウンロード要求の中に含まれるプログラムIDを必要リソース情報取得部14に供給する。すると、そのプログラムIDで示されるプログラムに関する必要リソース情報およびプログラムIDが必要リソース情報取得部14により必要リソース情報記憶部12から取得されるので、通信部16はその必要リソース情報およびプログラムIDを受け取り、車載機20に送信する。なお、ダウンロード要求を行った車載機20においてプログラムIDを把握しているので、プログラムIDは必ずしも送信する必要はない。
【0020】
また、通信部16は、車載機20からプログラムのダウンロード実行要求を受け取り、そのダウンロード実行要求の中に含まれるプログラムIDをプログラム取得部15に供給する。すると、そのプログラムIDで示されるプログラムおよびプログラムIDがプログラム取得部15によりプログラム記憶部11から取得されるので、通信部16はそのプログラムおよびプログラムIDを受け取り、車載機20に送信する。なお、ダウンロード要求を行った車載機20においてプログラムIDを把握しているので、プログラムIDの送信は必須ではない。
【0021】
車載機20は、プログラム記憶部21、プログラム実行部22、第2の必要リソース情報記憶部23、要求受付部24、通信部25、表示制御部26、必要リソース情報取得部27、プログラム取得部28、使用リソース情報取得部29、状態量判定部30、警告部31および記録部32を備えて構成されている。
【0022】
プログラム記憶部21は、車載機20において実行可能なプログラムを1つ以上記憶している。このプログラム記憶部21に記憶されるプログラムは、車載機20の出荷時の初期状態であらかじめインストールされているプログラムのほかに、サーバ10からダウンロードしてインストールされたプログラムが存在する。本実施形態では、プログラム記憶部21に記憶されているプログラムを「既存プログラム」と称する。
【0023】
プログラム実行部22は、プログラム記憶部21に記憶されている既存プログラムの1つまたは複数を実行する。基本的に、プログラム実行部22は、ユーザにより実行の指示があったプログラムを選択的に実行する。ただし、バックグラウンドで常に動作する必要のあるタイプのプログラム(以下、常駐プログラムという)に関しては、車載機20の電源がオンになったときに、ユーザからの指示がなくてもプログラム実行部22が自動的に起動して実行する。
【0024】
第2の必要リソース情報記憶部23は、プログラム記憶部21に記憶されている既存プログラムをプログラム実行部22が実行するときに必要となる車載機20のリソースの状態量を、第2の必要リソース情報として既存プログラム毎にプログラムIDと関連付けてあらかじめ記憶している。第2の必要リソース情報も必要リソース情報と同様の情報であり、プログラムを実行するのに必要となるCPUパワー(○○[MIPS/MHz]など)、RAMアクセス量(○○msec周期、××msec占有など)、RAMエリア(○○[MIPS/MHz]など)などから成る。
【0025】
要求受付部24は、操作部40に対するユーザの操作を通じて、種々の要求を受け付ける。例えば、要求受付部24は、ダウンロード対象のプログラムの一覧を表示する旨の要求を受け付け、その表示要求を通信部25に供給する。また、要求受付部24は、所望のプログラムのダウンロード要求を受け付け、そのダウンロード要求を通信部25に供給する。また、要求受付部24は、所望のプログラムのダウンロード実行要求を受け付け、そのダウンロード実行要求を通信部25に供給する。なお、ダウンロード要求およびダウンロード実行要求の中には、指定されたプログラムのプログラムIDが含まれる。
【0026】
通信部25は、要求受付部24から受け取った種々の要求を通信ネットワーク100を介してサーバ10に送信し、その応答をサーバ10から通信ネットワーク100を介して受信するための処理を行う。例えば、通信部25は、要求受付部24からプログラム一覧の表示要求を受け取り、その表示要求をサーバ10に送信する。そして、通信部25は、その表示要求に対する応答としてサーバ10から送られてくるプログラム一覧(プログラムID、プログラム名称、カテゴリ名を含む)を受信し、表示制御部26に供給する。表示制御部26は、通信部25から受け取ったプログラム一覧を表示部50に表示する。
【0027】
また、通信部25は、要求受付部24からプログラムのダウンロード要求を受け取り、そのダウンロード要求をサーバ10に送信する。そして、通信部25は、そのダウンロード要求に対する応答としてサーバ10から送られてくる必要リソース情報およびプログラムIDを受信し、表示制御部26および必要リソース情報取得部27に供給する。表示制御部26は、通信部25から受け取った必要リソース情報を表示部50に表示する。
【0028】
また、通信部25は、要求受付部24からプログラムのダウンロード実行要求を受け取り、そのダウンロード実行要求をサーバ10に送信する。そして、通信部25は、そのダウンロード実行要求に対する応答としてサーバ10から送られてくるプログラムおよびプログラムIDを受信し、プログラム取得部28に供給する。
【0029】
必要リソース情報取得部27は、車載機20から所望のプログラムのダウンロード要求がサーバ10に送られたときに、その応答としてサーバ10から送られてくる必要リソース情報およびプログラムIDを取得する。必要リソース情報取得部27は、サーバ10から必要リソース情報およびプログラムIDを取得した場合、その旨を使用リソース情報取得部29に通知する。
【0030】
プログラム取得部28は、車載機20から所望のプログラムのダウンロード実行要求がサーバ10に送られたときに、その応答としてサーバ10から送られてくるプログラムおよびプログラムIDを取得する。そして、取得したプログラムおよびプログラムIDをプログラム記憶部11に記憶し、当該プログラムをインストールする。また、プログラム取得部28は、サーバ10からプログラムおよびプログラムIDを取得した場合、その旨を記録部32に通知する。
【0031】
使用リソース情報取得部29は、必要リソース情報を取得した旨の通知を必要リソース情報取得部27から受けた場合、プログラム記憶部21に記憶されている既存プログラムの全てをプログラム実行部22が実行した場合に使用される車載機20のリソースの状態量を、使用リソース情報として第2の必要リソース情報記憶部23から取得する。すなわち、使用リソース情報取得部29は、プログラム記憶部21に記憶されている既存プログラムの全てに関する第2の必要リソース情報を、使用リソース情報として第2の必要リソース情報記憶部23から取得する。
【0032】
状態量判定部30は、必要リソース情報取得部27により取得された必要リソース情報(車載機20からサーバ10に対してダウンロード要求されたプログラムを仮に実行した場合に使用されるリソースの状態量)と、使用リソース情報取得部29により取得された使用リソース情報(プログラム記憶部21に記憶されている既存プログラムの全てを実行した場合に使用されるリソースの状態量)とに基づいて、必要リソース情報で表されるリソースの状態量と使用リソース情報で表されるリソースの状態量との合計が、あらかじめ定められた許容状態量を超えるか否かを判定する。
【0033】
ここで、許容状態量は、全てのプログラムを同時に実行させた場合に、プログラムの動作に支障をきたす可能性がない、もしくは低いと考えられる値に設定する。動作に支障をきたすとは、例えば、プログラムの同時実行による負荷が大きすぎて、動作レスポンスが所定速度よりも遅くなるケースを言う。このような許容状態量は、事前の実際の測定結果に基づき設定することが可能である。
【0034】
なお、本実施形態では、リソースの状態量としてCPUパワー、RAMアクセス量、RAMエリアの3種類を用いている。状態量判定部30は、これら3種類の状態量毎に、必要リソース情報で表される状態量と使用リソース情報で表される状態量との合計を算出し、3種類の状態量毎にあらかじめ設定された許容状態量を超えるか否かをそれぞれ判定する。
【0035】
警告部31は、状態量判定部30により許容状態量を超えると判定された場合に、警告メッセージを表示制御部26に対して発行する。具体的には、警告部31は、3種類の状態量のうち何れか1つでも許容状態量を超えると状態量判定部30により判定された場合に、警告メッセージを表示制御部26に対して発行する。表示制御部26は、警告部31から発行された警告メッセージを表示部50に表示する。
【0036】
記録部32は、サーバ10からプログラムを取得(ダウンロード)した旨の通知をプログラム取得部28から受けた場合、そのダウンロードしたプログラムのプログラムIDで特定される必要リソース情報(必要リソース情報取得部27により取得されたもの)を第2の必要リソース情報記憶部23に新たに追加して記憶する。
【0037】
次に、上記のように構成した本実施形態によるプログラムのダウンロード制御システムの動作を説明する。図2は、本実施形態によるプログラムのダウンロード制御システムの動作例を示すフローチャートである。図2に示すフローチャートは、例えば、表示部50に表示されるメニュー画面でプログラムのダウンロードメニューが選択されたときに開始する。
【0038】
まず、車載機20において、プログラム一覧の表示要求を要求受付部24が受け付けると(ステップS1)、通信部25はその表示要求をサーバ10に送信する(ステップS2)。サーバ10では、プログラム一覧の表示要求を通信部16にて受信すると、通信部16はその表示要求を一覧生成部13に供給する。一覧生成部13は、プログラム記憶部11に記憶されている各プログラムのプログラムID、プログラム名称、カテゴリ名を用いてプログラム一覧を生成し、生成したプログラム一覧を通信部16に供給する(ステップS3)。
【0039】
通信部16は、一覧生成部13から受け取ったプログラム一覧を車載機20に送信する(ステップS4)。車載機20では、サーバ10から送られたプログラム一覧を通信部25にて受信し、表示制御部26に供給する。表示制御部26は、通信部25から受け取ったプログラム一覧を表示部50に表示する(ステップS5)。
【0040】
プログラム一覧が表示された状態において、要求受付部24は、一覧の中から何れかのプログラムを選択してダウンロード要求が行われたか否かを判定する(ステップS6)。なお、ステップS6の判定は、要求受付部24がダウンロード要求を受け付けるまで繰り返し行われる。そして、要求受付部24が何れかのプログラムに関するダウンロード要求を受け付けた場合、通信部25はそのダウンロード要求をサーバ10に送信する(ステップS7)。
【0041】
サーバ10では、車載機20からプログラムのダウンロード要求を通信部16にて受け付けると、通信部16はそのダウンロード要求を必要リソース情報取得部14に供給する。必要リソース情報取得部14は、ダウンロード要求されたプログラムに関する必要リソース情報を必要リソース情報記憶部12から取得し、取得した必要リソース情報を通信部16に供給する(ステップS8)。通信部16は、必要リソース情報取得部14から受け取った必要リソース情報を車載機20に送信する(ステップS9)。
【0042】
車載機20では、サーバ10から送られた必要リソース情報を通信部25にて受信し、表示制御部26および必要リソース情報取得部27に供給する。表示制御部26は、通信部25から受け取った必要リソース情報を表示部50に表示する(ステップS10)。また、必要リソース情報取得部27は、通信部25から取得した必要リソース情報を状態量判定部30に供給するとともに、必要リソース情報を取得した旨を使用リソース情報取得部29に通知する。
【0043】
サーバ10から必要リソース情報を取得した旨の通知を受けた使用リソース情報取得部29は、車載機20が保有している既存プログラムを実行した場合に使用されるリソースの状態量、すなわち、プログラム記憶部21に記憶されている既存プログラムの全てに関する第2の必要リソース情報を、使用リソース情報として第2の必要リソース情報記憶部23から取得する(ステップS11)。
【0044】
次に、状態量判定部30は、ダウンロード要求されたプログラムに関してステップS9でサーバ10から送られた必要リソース情報(必要リソース情報取得部27により取得された必要リソース情報)と、ステップS11で第2の必要リソース情報記憶部23から取得した使用リソース情報とに基づいて、必要リソース情報で表されるリソースの状態量と使用リソース情報で表されるリソースの状態量との合計が、あらかじめ定められた許容状態量を超えるか否かを判定する(ステップS12)。
【0045】
そして、許容状態量を超えると状態量判定部30にて判定された場合、警告部31は、リソースの状態量が許容状態量を超える旨の警告メッセージを発行する(ステップS13)。表示制御部26は、この警告メッセージを表示部50に表示する。なお、リソースの状態量が許容状態量を超えないと状態量判定部30にて判定された場合、ステップS13の処理は行わない。
【0046】
次に、要求受付部24は、ダウンロード要求したプログラムについて必要リソース情報や警告メッセージを見たユーザにより、そのプログラムを実際にダウンロードすることを要求するダウンロード実行要求が行われたか否かを判定する(ステップS14)。ここで、ステップS10で必要リソース情報を表示部50に表示してから所定時間以内にダウンロード実行要求を要求受付部24が受け付けない場合、図2の処理は終了する。
【0047】
一方、所定時間以内にダウンロード実行要求を要求受付部24が受け付けた場合、通信部25はそのダウンロード実行要求をサーバ10に送信する(ステップS15)。サーバ10では、車載機20からプログラムのダウンロード実行要求を通信部16にて受信すると、通信部16はそのダウンロード実行要求をプログラム取得部15に供給する。
【0048】
プログラム取得部15は、ダウンロード実行要求のあったプログラムをプログラム記憶部11から取得し、取得したプログラムを通信部16に供給する(ステップS16)。通信部16は、プログラム取得部15から受け取ったプログラムを車載機20に送信する(ステップS17)。
【0049】
車載機20では、サーバ10から送られたプログラムを通信部25にて受信し、プログラム取得部28に供給する。プログラム取得部28は、通信部25から取得したプログラムをプログラム記憶部11に記憶してインストールする(ステップS18)。また、プログラム取得部28は、サーバ10からプログラムを取得した旨を記録部32に通知する。
【0050】
サーバ10からプログラムを取得(ダウンロード)した旨の通知を受けた記録部32は、そのダウンロードしたプログラムのプログラムIDで特定される必要リソース情報(必要リソース情報取得部27により取得されたもの)を第2の必要リソース情報記憶部23に新たに追加して記憶する(ステップS19)。これにより、図2の処理は終了する。
【0051】
以上詳しく説明したように、本実施形態では、車載機20からサーバ10に対してプログラムのダウンロード要求があったときに、そのプログラムを車載機20で実行するときに必要となるリソースの状態量(サーバ10から車載機20に送られる必要リソース情報)と、車載機20が保有している既存プログラムの実行により使用されるリソースの状態量(車載機20にて取得される使用リソース情報)との合計が、あらかじめ定められた許容状態量を超えるか否かを判定し、許容状態量を超える場合に警告メッセージを発行するようにしている。
【0052】
このように構成した本実施形態によれば、車載機20がサーバ10からプログラムを実際にダウンロードして実行する前に、ダウンロード要求のあったプログラムと既存プログラムとを車載機20で同時に実行した場合に許容範囲を超えて車載機20のリソースを使うことになるかどうかが判定され、許容範囲を超える場合には警告が出される。そのため、ユーザは、警告が出された場合にはプログラムをダウンロードしないとか、ダウンロードしても既存プログラムと同時には稼動させないといった対策をとることが可能となる。これにより、サーバ10から車載機20に新たなプログラムをダウンロードして実行することによって既存プログラムの動作に支障をきたすことを回避することができる。
【0053】
なお、上記実施形態では、ダウンロード要求のあったプログラムに関する必要リソース情報をサーバ10から車載機20に送り、車載機20にてリソースの状態量の合計が許容状態量を超えるか否かを判定するようにしているが、本発明はこれに限定されない。例えば、既存プログラムに関する使用リソース情報を車載機20からサーバ10に送り、サーバ10にてリソースの状態量の合計が許容状態量を超えるか否かを判定するようにしてもよい。この場合、リソースの状態量の合計が許容状態量を超えると判定されたときは、サーバ10が車載機20に対して警告メッセージを発行する。
【0054】
図3は、このようにサーバ10にて判定を行う場合におけるプログラムのダウンロード制御システムの構成例を示す図である。なお、この図3において、図1に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
【0055】
図3に示すように、車載機20’は、図1に示した状態量判定部30および警告部31を備えていない。また、車載機20’は、図1に示した必要リソース情報取得部27および使用リソース情報取得部29の代わりに、若干機能が異なる必要リソース情報取得部27’および使用リソース情報取得部29’を備えている。
【0056】
また、サーバ10’は、図1に示した構成に加えて、使用リソース情報取得部17、状態量判定部30’および警告部31’を備えている。また、サーバ10’は、図1に示した必要リソース情報取得部14の代わりに、若干機能が異なる必要リソース情報取得部14’を備えている。
【0057】
サーバ10’の必要リソース情報取得部14’は、必要リソース情報記憶部12から取得した必要リソース情報を、通信部16に加えて状態量判定部30’にも供給する。車載機20’の使用リソース情報取得部29’は、第2の必要リソース情報記憶部23から取得した使用リソース情報を通信部25に供給する。通信部25は、使用リソース情報取得部29から受け取った使用リソース情報をサーバ10’に送信する。
【0058】
サーバ10’の使用リソース情報取得部17は、車載機20’から送られた使用リソース情報を、通信部16を介して受け取る。そして、受け取った使用リソース情報を状態量判定部30’に供給する。状態量判定部30’は、必要リソース情報取得部14’により取得された必要リソース情報と、使用リソース情報取得部17により取得された使用リソース情報とに基づいて、必要リソース情報で表されるリソースの状態量と使用リソース情報で表されるリソースの状態量との合計が許容状態量を超えるか否かを判定する。
【0059】
警告部31’は、状態量判定部30’により許容状態量を超えると判定された場合に、警告メッセージを通信部16に対して発行する。通信部16は、警告部31’から受け取った警告メッセージを車載機20’に送信する。車載機20’では、通信部25がこの警告メッセージを受信して表示制御部26に供給する。表示制御部26は、通信部25から受け取った警告メッセージを表示部50に表示する。
【0060】
上述のように、必要リソース情報取得部14’が必要リソース情報記憶部12から取得した必要リソース情報を通信部16に供給した場合、通信部16はその必要リソース情報を車載機20’に送信する。車載機20’では、通信部25がこの必要リソース情報を受信して表示制御部26および必要リソース情報取得部27’に供給する。必要リソース情報取得部27’は、取得した必要リソース情報を記録部32に供給する。
【0061】
また、上記実施形態では、プログラムのダウンロード要求に応じて必要リソース情報をサーバ10から車載機20に送信し、リソースの状態量の合計が許容状態量を超えるか否かの判定を行った後に、ダウンロード実行要求が行われた場合にプログラムをサーバ10から車載機20にダウンロードするようにしているが、本発明はこれに限定されない。例えば、プログラムのダウンロード要求が行われたときに、必要リソース情報と共にプログラムをサーバ10から車載機20にダウンロードする。そして、その後にリソースの状態量の合計が許容状態量を超えるか否かを判定し、超えると判定した場合に警告メッセージを発行するようにしてもよい。
【0062】
仮に、全ての既存プログラムが必要とするリソースの状態量とダウンロードするプログラムが必要とするリソースの状態量との合計が計算上は許容状態量を超える場合であっても、車載機20へのダウンロードとインストールのみを行い、インストールしたプログラムの実行まで行わなければ、リソースの状態量の合計が許容状態量を直ちに超えるわけではない。よって、新たなプログラムのダウンロード(もしくはインストール)が終わった後で、リソースの状態量の合計が許容状態量を超えるか否かを判定して警告メッセージを発行すれば、警告メッセージを見たユーザは、全てのプログラムを同時には稼動させないといった対策をとることが可能となる。これにより、サーバ10から車載機20に新たなプログラムをダウンロードして実行することによって既存プログラムの動作に支障をきたすことを回避することができる。
【0063】
なお、ダウンロードするプログラムが常駐プログラムの場合、プログラムのダウンロード、インストールおよび実行までが一連の動作として自動的に行われる可能性がある。そこで、プログラムのダウンロード要求のあったときに、まずはそのプログラムが常駐プログラムか否かを判定する。そして、常駐プログラムでなければ必要リソース情報と共にプログラムをダウンロードし、その後にリソースの状態量の合計が許容状態量を超えるか否かの判定を行う。一方、常駐プログラムであれば、ダウンロード要求に応じて必要リソース情報のみを送信して判定を行い、その後、ダウンロード実行要求が行われた場合にプログラムをダウンロードするようにしてもよい。
【0064】
また、上記実施形態では、車載機20のプログラム記憶部21に記憶されている既存プログラムの全てを実行する場合に必要なリソースの状態量を使用リソース情報として取得する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、プログラム記憶部21に記憶されている既存プログラムのうち、実行中の既存プログラムが必要とするリソースの状態量を使用リソース情報として取得するようにしてもよい。この場合において、使用リソース情報取得部29は、車載機20における既存プログラムの稼動状況を監視し、当該既存プログラムの実行により使用中のリソースの状態量を使用リソース情報として第2の必要リソース情報記憶部23から取得する。
【0065】
ダウンロードしようとするプログラムが常駐プログラムで、ダウンロードからインストールを経て実行までが自動実行される場合であっても、現在実行中の既存プログラムが必要とするリソースの状態量と、ダウンロードする常駐プログラムが必要とするリソースの状態量との合計が許容状態量を超えていなければ、当該常駐プログラムをダウンロードして実行することが可能である。
【0066】
また、上記実施形態では、プログラム一覧の中から何れかのプログラムを選択してダウンロード要求が行われたときに、サーバ10から車載機20に必要リソース情報を送信して表示するようにしたが、本発明はこれに限定されない。例えば、プログラム一覧の表示要求が行われたときに、サーバ10がプログラム記憶部11に保有している各プログラムの必要リソース情報をプログラム一覧と共に車載機20に送信し、表示部50に表示するようにしてもよい。このようにすれば、ユーザがプログラム一覧の中からダウンロード対象として所望のプログラムを選択するときに、負荷の重いプログラムかどうかを考慮しながら選択することが可能となる。
【0067】
また、上記実施形態では、プログラムの必要リソース情報として、CPUパワー、RAMアクセス量、RAMエリアを用いる例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、プログラム割り込みの発生頻度や優先順位、タイマによる割り込みの発生頻度、DMA(Direct Memory Access)の発生頻度などを用いてもよい。
【0068】
この場合は、既存プログラムの使用リソース情報は用いず、ダウンロード対象のプログラムについて必要リソース情報で示されるリソースの状態量が許容状態量を超えたか否かを判定すればよい。このようにすれば、ダウンロードするプログラムによる割り込み処理やDMA処理によって既存プログラムの動作に遅延をきたすおそれがある場合に警告メッセージを発行することができる。
【0069】
また、ダウンロードするプログラムの必要リソース情報として、プログラムが使用するI/Oの状態量(スピーカの数と使用チャンネル、通信ラインの数と種類、動画出力ポートの使用の有無など)、プログラムが使用する周辺チップ(オーディオDSPやビデオDSPなど)のクロック速度などを用いてもよい。
【0070】
この場合は、既存プログラムが必要とするリソースの状態量とダウンロード対象のプログラムが必要とするリソースの状態量との合計が許容状態量を超えたか否かを判定する代わりに、ダウンロード対象のプログラムが使用するI/Oの状態量や周辺チップのクロック速度を車載機20のリソースが満たしているか否かを判定すればよい。このようにすれば、プログラムをダウンロードしても、そのプログラムを実行するのに十分なリソースが車載機20にないときに警告メッセージを発行することができる。
【0071】
また、上記実施形態では、リソースの状態量の合計が許容状態量を超えたと判定した場合に警告メッセージを発行する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、警告メッセージの発行に加えてまたは代えて、該当プログラムのダウンロードを禁止するように制御してもよい。
【0072】
その他、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
【符号の説明】
【0073】
10,10’ サーバ
12 必要リソース情報記憶部
14 必要リソース情報取得部
20,20’ 車載機
23 第2の必要リソース情報記憶部
27,27’ 必要リソース情報取得部
29,29’ 使用リソース情報取得部
30,30’ 状態量判定部
31,31’ 警告部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバと車載機とが通信ネットワークを介して接続可能に構成され、上記サーバから上記車載機にプログラムをダウンロードする際の制御を行うダウンロード制御システムであって、
上記サーバは、ダウンロード対象のプログラムについて、当該プログラムを上記車載機で実行するときに必要となるリソースの状態量である必要リソース情報を上記プログラム毎にあらかじめ記憶する必要リソース情報記憶部を備え、
上記サーバまたは上記車載機は、上記車載機から上記サーバに対してダウンロードが要求されたプログラムに関して上記必要リソース情報記憶部から取得した上記必要リソース情報を用いて、所定の条件を満たすか否かを判定する状態量判定部と、
上記状態量判定部により上記所定の条件を満たさないと判定された場合に、警告メッセージを発行する警告部とを備えたことを特徴とするプログラムのダウンロード制御システム。
【請求項2】
上記車載機は、当該車載機が保有している既存プログラムの実行により使用されるリソースの状態量である使用リソース情報を取得する使用リソース情報取得部を備え、
上記状態量判定部は、上記車載機から上記サーバに対してダウンロードが要求されたプログラムに関して上記必要リソース情報記憶部から取得した上記必要リソース情報と、上記使用リソース情報取得部により取得した上記使用リソース情報とに基づいて、上記必要リソース情報で表されるリソースの状態量と上記使用リソース情報で表されるリソースの状態量との合計が、あらかじめ定められた許容状態量を超えるか否かを判定することによって、上記所定の条件を満たすか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載のプログラムのダウンロード制御システム。
【請求項3】
上記状態量判定部は、上記車載機から上記サーバに対してダウンロードが要求されたプログラムに関して上記必要リソース情報記憶部から取得した上記必要リソース情報に基づいて、上記必要リソース情報で表されるリソースの状態量が、あらかじめ定められた許容状態量を超えるか否かを判定することによって、上記所定の条件を満たすか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載のプログラムのダウンロード制御システム。
【請求項4】
上記車載機は、当該車載機が保有している既存プログラムを実行するときに必要となるリソースの状態量である第2の必要リソース情報を上記既存プログラム毎にあらかじめ記憶する第2の必要リソース情報記憶部を更に備え、
上記使用リソース情報取得部は、上記第2の必要リソース情報記憶部に記憶されている上記第2の必要リソース情報を用いて、上記車載機が保有している既存プログラムの全てを実行した場合に使用されるリソースの状態量を上記使用リソース情報として取得することを特徴とする請求項2または3に記載のプログラムのダウンロード制御システム。
【請求項5】
上記車載機は、当該車載機が保有している既存プログラムを実行するときに必要となるリソースの状態量である第2の必要リソース情報を上記既存プログラム毎にあらかじめ記憶する第2の必要リソース情報記憶部を更に備え、
上記使用リソース情報取得部は、上記第2の必要リソース情報記憶部に記憶されている上記第2の必要リソース情報を用いて、上記車載機が保有している既存プログラムのうち実行中の既存プログラムにより使用されるリソースの状態量を上記使用リソース情報として取得することを特徴とする請求項2または3に記載のプログラムのダウンロード制御システム。
【請求項6】
サーバから通信ネットワークを介して車載機にプログラムをダウンロードする際の制御を行うプログラムのダウンロード制御方法であって、
上記サーバが、上記車載機からプログラムのダウンロード要求を受け付ける第1のステップと、
上記車載機からプログラムのダウンロード要求を受け付けた場合、上記サーバが、当該サーバが保有しているダウンロード対象のプログラムを上記車載機で実行するときに必要となるリソースの状態量である必要リソース情報を上記プログラム毎にあらかじめ記憶している必要リソース情報記憶部から、上記ダウンロード要求されたプログラムに関する上記必要リソース情報を取得し、取得した上記必要リソース情報を上記車載機に送信する第2のステップと、
上記車載機が、上記ダウンロード要求されたプログラムに関して上記第2のステップで上記サーバから送られた上記必要リソース情報を用いて、所定の条件を満たすか否かを判定する第3のステップと、
上記第3のステップで上記所定の条件を満たさないと判定された場合に、上記車載機が警告メッセージを発行する第4のステップとを有することを特徴とするプログラムのダウンロード制御方法。
【請求項7】
サーバから通信ネットワークを介して車載機にプログラムをダウンロードする際の制御を行うプログラムのダウンロード制御方法であって、
上記サーバが、上記車載機からプログラムのダウンロード要求を受け付ける第1のステップと、
上記車載機からプログラムのダウンロード要求を受け付けた場合、上記サーバが、当該サーバが保有しているダウンロード対象のプログラムを上記車載機で実行するときに必要となるリソースの状態量である必要リソース情報を上記プログラム毎にあらかじめ記憶している必要リソース情報記憶部から、上記ダウンロード要求されたプログラムに関する上記必要リソース情報を取得する第2のステップと、
上記サーバが、上記ダウンロード要求されたプログラムに関して上記第2のステップで取得した上記必要リソース情報に基づいて、上記必要リソース情報で表されるリソースの状態量が所定の条件を満たすか否かを判定する第3のステップと、
上記第3のステップで上記所定の条件を満たさないと判定された場合に、上記サーバが上記車載機に対して警告メッセージを発行する第4のステップとを有することを特徴とするプログラムのダウンロード制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−113394(P2012−113394A)
【公開日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−259870(P2010−259870)
【出願日】平成22年11月22日(2010.11.22)
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】