説明

プログラム作成装置

【目的】 この発明は、エラー発生図面を自動展開し、エラー発生個所を明示することにより、エラー修正時の作業手順を簡素化し、エラーの修正漏れを防止し、プログラム開発効率を高めることにある。
【構成】 コントローラプログラムの動作を図形表現化した図面を作成し、この図面からオブジェクトプログラムを作成する装置において、この図面を格納する図面ファイル2と、エラー情報を格納するエラー情報ファイル3と、図面コンパイル時にエラーが発生したとき、図面ファイルの該当図面からエラー情報を読み出してエラー情報ファイルに格納する図形式仕様書コンパイル装置15と、エラーの発生時に起動し、図面ファイルからエラー発生図面を読み出して表示し、エラー情報ファイルからエラー情報を読み出してエラー発生個所を識別可能に表示する図形式仕様書作成装置14とを設けたプログラム作成装置である。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種のプラント設備等を制御するプロセス制御用プログラマブルコントローラで使用するプログラムを作成するプログラム作成装置に係わり、特に図形表現化したプログラム図面のコンパイル時にコンパイルエラーが発生したとき、そのエラー発生個所の修正作業を容易にする技術を設けたプログラム作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、この種のプログラム作成装置は、プロセス制御用プログラマブルコントローラのプログラムの動作について図形表現化した図面を作成するキー,マウス等の入力装置および図面表示装置からなる図形式仕様書作成装置と、この図形式仕様書作成装置にて作成された図面を解析するとともに、当該図面に対応する前記コントローラに適用可能なオブジェクトプログラムを作成する図形式仕様書コンパイル装置とを備え、プラント設備等を制御するためのプロセス制御用プログラマブルコントローラのプログラムを作成されている。
【0003】ところで、このようなプログラム作成装置は、図形式仕様書作成装置によって作成された図面をコントローラに適するオブジェクトプログラムにコンパイルしているときにコンパイルエラーが発生することがあるが、このときのコンパイルエラーの修正方法は、そのコンパイル時のエラー発生情報を人手によって記録した後、エラー発生図面名称により図形式仕様書作成装置を起動し、そのエラー発生の記録情報に基づいて図面上の該当部分を探し出し、図面の修正作業を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、以上のようなプログラム作成装置は、作成するプログラムの量の増大に伴い、プログラム図面の数やコンパイルエラー数が増加すると、人手によって記録する手間が増大し、図面コンパイル時に発生したエラーの修正に多くの時間を費やし、さらに人手による記録の手間が増大してくると記録時のミスによるエラーの修正漏れが発生し、プログラム作成効率が非常に悪化する問題がある。
【0005】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、コンパイルエラーが発生したときのエラー修正作業時に修正すべき図面を自動展開することにより、これによってエラー修正時の作業手順を簡素化し、かつ、エラー修正漏れを防止し、プログラム開発効率の向上を図るプログラム作成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、請求項1に対応する発明は、プラント制御用コントローラのプログラムの動作を図形表現による図形式仕様書図面として作成する図形式仕様書作成装置と、この図形式仕様書作成装置によって作成された図形式仕様書図面を解析し、当該図形式仕様書図面に対応するオブジェクトプログラムを作成する図形式仕様書コンパイル装置とを有するプログラム作成装置において、
【0007】前記図形式仕様書作成装置によって作成された図形式仕様書図面およびその図面関連情報を格納する図面ファイルと、コンパイルエラー情報を格納するコンパイルエラー情報ファイルと、前記形式仕様書作成装置によって作成された図形式仕様書図面をオブジェクトプログラムに変換する図面コンパイル時にコンパイルエラーが発生したとき、前記図面ファイルに格納されている該当図面およびその関連情報の中からコンパイルエラーに係わるコンパイルエラー情報を読み出して前記コンパイルエラー情報ファイルに格納する前記図形式仕様書コンパイル装置とを有するプログラム作成装置である。
【0008】次に、請求項2に対応する発明は、プラント制御用コントローラのプログラムの動作を図形表現による図形式仕様書図面として作成する図形式仕様書作成装置と、この図形式仕様書作成装置によって作成された図形式仕様書図面を解析し、当該図形式仕様書図面に対応するオブジェクトプログラムを作成する図形式仕様書コンパイル装置とを有するプログラム作成装置において、
【0009】前記図形式仕様書作成装置によって作成された図形式仕様書図面およびその図面関連情報を格納する図面ファイルと、コンパイルエラー情報を格納するコンパイルエラー情報ファイルと、前記形式仕様書作成装置によって作成された図形式仕様書図面をオブジェクトプログラムに変換する図面コンパイル時にコンパイルエラーが発生したとき、前記図面ファイルに格納されている該当図面およびその関連情報の中からコンパイルエラーに係わるコンパイルエラー情報を読み出して前記コンパイルエラー情報ファイルに格納する前記図形式仕様書コンパイル装置と、前記コンパイルエラーが発生したときに起動し、前記図面ファイルから当該コンパイルエラーの発生に係わる図形式仕様書図面を読み出して表示装置に表示するとともに、前記コンパイルエラー情報ファイルからコンパイルエラー情報を読み出して前記表示装置に表示された図形式仕様書図面のエラー発生個所を識別可能に表示し、前記エラー発生個所の修正を促す前記図形式仕様書作成装置とを有するプログラム作成装置である。
【0010】さらに、請求項3に対応する発明は、プラント制御用コントローラのプログラムの動作を図形表現による図形式仕様書図面として作成する図形式仕様書作成装置と、この図形式仕様書作成装置によって作成された図形式仕様書図面を解析し、当該図形式仕様書図面に対応するオブジェクトプログラムを作成する図形式仕様書コンパイル装置とを有するプログラム作成装置において、
【0011】前記図形式仕様書作成装置と前記図形式仕様書コンパイル装置との間のインターフェースを司り、前記図形式仕様書コンパイル装置によるコンパイルエラーの発生時に前記図形式仕様書作成装置を起動し、かつ、この図形式仕様書作成装置によるエラー発生個所の修正終了後に前記図形式仕様書コンパイル装置に再コンパイルを指示するエラー図面自動展開手段を設けたプログラム作成装置である。
【0012】
【作用】従って、請求項1に対応する発明は以上のような手段を講じたことにより、コンパイルエラー発生時に図形式仕様書図面のエラーに係わる情報をコンパイルエラー情報ファイルに格納するので、必要なときに図面ファイルおよびコンパイルエラー情報ファイルから該当図形式仕様書図面,その図面関連情報およびコンパイルエラー情報を読み出して記録或いは表示可能となり、従来のように人為的な記録による手間を省くことができる。
【0013】次に、請求項2に対応する発明は、コンパイルエラー発生時に図形式仕様書作成装置が起動し、図面ファイルおよびコンパイルエラー情報ファイルから該当図形式仕様書図面,その図面関連情報およびコンパイルエラー情報を読み出してエラー発生個所を識別可能に表示するので、エラー修正時の修正作業手順が簡素化し、しかもエラーの修正漏れを防止でき、プログラム開発効率の向上に大きく貢献する。
【0014】さらに、請求項3に対応する発明は、エラー図面自動展開手段がコンパイルエラー発生時に自動的に図形式仕様書作成装置を起動し、かつ、図形式仕様書作成装置によるエラー修正終了後に前記図形式仕様書コンパイル装置に再コンパイルを指示するので、確実にエラー発生個所をなくすことができ、しかもコントローラにとって適切なオブジェクトプログラムを作成できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0016】図1は本発明に係わるプログラム作成装置の全体構成を示す機能ブロック図である。このプログラム作成装置は、コントローラのプログラムの動作について図面表現化した図形式仕様書図面を作成し、かつ、この作成図面をコンパイルしてオブジェクトプログラムを作成する装置本体1と、前記図形式仕様書図面およびその図面関連情報を格納する図面ファイル2と、図面コンパイル時にコンパイルエラーが発生したとき、前記装置本体1からエラー発生図面を自動展開するために必要なコンパイルエラ情報が格納されるコンパイルエラー情報ファイル3とが設けられている。
【0017】前記装置本体1は、図形表現化した図形式仕様書図面を作成するための図面作成用情報を入力するキー入力装置11およびマウス入力装置12、これら入力装置11,12から入力される図面作成用情報に基づいて表示装置13に図形を描きながらプロセス制御用プログラマブルコントローラのプログラムの動作に対応して図形表現された図形式仕様書図面を作成し、当該図面およびその図面関連情報を図面ファイル2に格納する図形式仕様書作成装置14、この図形式仕様書作成装置14によって作成された図形式仕様書図面を解析するとともに、当該図面に対応するオブジェクトプログラムにコンパイルし、かつ、この図面コンパイル時にエラーが発生したときにエラー発生図面を自動展開するための情報をコンパイルエラー情報ファイル3に格納する図形式仕様書コンパイル装置15、コンパイルエラーの発生時に自動的に図形式仕様書作成装置14を起動し、かつ、この図形式仕様書作成装置14によるエラー修正処理終了後に前記図形式仕様書コンパイル装置15に再コンパイルを指示するエラー図面自動展開手段16等によって構成されている。
【0018】前記図形式仕様書作成装置14は、その起動後に図面ファイル2からエラー発生図面およびその関連情報を読み出して表示装置13に表示し、さらにコンパイルエラー情報ファイル3からエラー情報を読み出してエラー発生個所を識別可能に明示するものである。次に、以上のようなプログラム作成装置の動作について説明する。
【0019】図形式仕様書作成装置14は、コントローラ使用のプログラムの動作について、各種入力装置11,12から入力される図面作成用情報を用いて図形表現の形で表示装置13に描きながら図形式仕様書図面を作成する。この図形式仕様書作成装置14によって作成された図形式仕様書図面およびその図面関連情報は順次図面ファイル2に格納されるとともに、図形式仕様書コンパイル装置15に送られる。
【0020】この図形式仕様書コンパイル装置15は、図形式仕様書作成装置14によって作成された図面を解析し図面に対応するコントローラに適用可能なオブジェクトプログラムを作成するが、このとき図面コンパイル時にエラーが発生したとき、エラーが発生した図面を自動展開するために必要なコンパイルエラー情報をエラー情報ファイル3に格納する。
【0021】一方、エラー図面自動展開手段16では、コンパイルエラーが発生したとき、自動的に図形式仕様書作成装置14を起動する。ここで、図形式仕様書作成装置14は、図面ファイル2からエラーが発生した図形式仕様書図面およびその図面関連情報を読み出して表示装置13に展開し、さらにコンパイルエラー情報ファイル3からエラー情報を読み出してエラー発生個所を識別可能に表示する。
【0022】従って、オペレータは、そのエラー発生個所に見ながらをエラー発生部分の図面を修正する。そして、エラーの発生した全ての図面の修正を終了した時点において図形式仕様書コンパイル装置15を起動し、修正図面の再コンパイルを自動的に行うよう指示する。このように処理動作はコンパイルエラーがなくなるまで繰り返し実行する。
【0023】次に、図2は図形式仕様書コンパイル装置15の機能ないし動作を説明する図である。同図(a)に示す図形式仕様書コンパイル装置15は、図面コンパイル時にコンパイルエラーが発生すると、表示装置13にエラー発生図面を自動展開するために、図面ファイル2の図形式仕様書図面およびその図面関連情報の中から該当エラー発生図面のコンパイルエラーに係わるコンパイルエラー情報を読み出してコンパイルエラー情報ファイル3に格納する。
【0024】このコンパイルエラー情報ファイル3に格納する情報A1は、エラー発生図面名称、エラー発生データ(種類)、発生したエラーの内容、図面上のエラーの位置情報である。
【0025】因みに、同図(b)は、エラー情報ファイル3に格納すべきエラー情報(エラーリスト)A1の参考例を示す図である。つまり、このエラーリストには、例えばエラー発生図面名称として「M012345A.CAD」、エラー発生データとして「インボル名称およびエラーコードで示す例えば「ステップ3,ステップ4,アクション9,アクション15」、エラー内容として例えば「分岐できないシンボルで分岐されています」、エラーの位置情報として「X=100,Y=100」等を格納するものである。第3図は、図形式仕様書作成装置14の機能説明および表示装置11の画面上の表示イメージを示す図である。
【0026】すなわち、図形式仕様書作成装置14は、図形式仕様書コンパイル装置15によってコンパイルエラー情報ファイル3に格納されたエラー情報に基づいて図面ファイル2からエラー発生図面を読み出して表示装置13に展開し、さらにエラー情報ファイル3からエラー情報を読み出して必要な情報を表示し、かつ、エラー発生個所を識別可能に明示する。同図の下段に示す図は表示装置13に展開したエラー発生図面の表示例を示し、そのうちエラー発生個所には識別可能に斜線が付されている。
【0027】このとき、オペレータは、当該エラー発生個所について入力装置11,12から修正に必要な情報を入力し、エラー発生個所を修正していく。ここで、明示されたエラー発生個所の修正が終了したと判断した時点において、未だ表示中の図面内に未修正のコンパイルエラーが存在する場合には、そのエラー発生個所を継続して表示するので、エラーの修正漏れがなくなり、プログラム作成効率の向上に寄与する。
【0028】なお、エラー発生個所の明示は、斜線表示、点滅表示その他種々の表示形態によって表示することが可能である。また、複雑なプログラムの場合には複数の図面からなるが、このような図面のコンパイル時にエラーが発生したときには、ある図面のエラー発生個所の修正が終了したとき、自動的にエラーが発生している未修正の関連ある別図面を読み出して表示装置13に展開し、修正作業が能率的に行い得るようになっている。
【0029】次に、図4は、エラー図面自動展開手段16の動作を説明するフローチャートである。このエラー図面自動展開手段16は、図形式仕様書作成装置14と図形式仕様書コンパイル装置15との間のインタフェースを司るものであって、図面コンパイル時にエラーが発生したとき(ST1)、自動的に図形式仕様書作成装置14を起動し(ST2)、図形式仕様書作成装置14によるエラー発生画面の修正処理が可能な状態に設定する。
【0030】また、このエラー図面自動展開手段16では、図形式仕様書作成装置16の起動後、エラー発生図面の全てが修正したとき、自動的または図面修正者の指示に基づいて再コンパイルを行うか否かを判断し(ST3)、再コンパイルを行う場合には図形式仕様書コンパイル装置15を起動し(ST4)、修正後の図面の再コンパイルを行わせる。なお、再コンパイルを行なわずに、図面の修正のみの実施も可能である。
【0031】そして、図形式仕様書コンパイル装置15は、修正された図面について再コンパイルを実施し、コンパイルエラーがなくなるまで繰り返し実施する。このとき、コンパイルエラーが発生したとき、再度前述と同様な処理を繰り返し行う。従って、確実にエラー発生個所をなくすことができ、しかもコントローラにとって適切なオブジェクトプログラムを作成できる。
【0032】なお、上記実施例は、エラー発生時に各ファイル2,3から必要な情報を読み出して表示装置13に表示するようにしたが、単にファイル3にエラー発生情報を格納し、必要な時に読み出して記録装置に記録するとか、或いは表示装置13に表示してもよい。また、本発明装置は、プログラマブルコントローラのプログラムの作成に利用するが、このプログラマブルコントローラはプラントを制御する広い意味のコントローラであればよい。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、作成されたプログラム図面のコンパイルエラー修正作業時に修正図面を自動展開し、エラー発生個所を明示することにより、エラー修正時の作業手順を簡素化でき、またエラーの修正漏れを防止でき、プログラム開発効率を大幅に向上できるプログラム作成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるプログラム作成装置の一実施例を示すブロック構成図。
【図2】図1の図形式仕様書コンパイル装置の機能およびエラー情報ファイルのエラー情報を説明する図。
【図3】図1の図形式仕様書作成装置の機能およびエラー発生時の表示例を示す図。
【図4】図1のエラー図面自動展開手段の動作手順を説明する図。
【符号の説明】
1…装置本体、2…図面ファイル、3…コンパイルエラー情報ファイル、11…キー入力装置、12…マウス入力装置、13…表示装置、14…図形式仕様書作成装置、15…図形式仕様書コンパイル装置、16…エラー図面自動展開手段。

【特許請求の範囲】
【請求項1】 プラント制御用コントローラのプログラムの動作を図形表現による図形式仕様書図面として作成する図形式仕様書作成装置と、この図形式仕様書作成装置によって作成された図形式仕様書図面を解析し、当該図形式仕様書図面に対応するオブジェクトプログラムを作成する図形式仕様書コンパイル装置とを有するプログラム作成装置において、前記図形式仕様書作成装置によって作成された図形式仕様書図面およびその図面関連情報を格納する図面ファイルと、コンパイルエラー情報を格納するコンパイルエラー情報ファイルと、前記形式仕様書作成装置によって作成された図形式仕様書図面をオブジェクトプログラムに変換する図面コンパイル時にコンパイルエラーが発生したとき、前記図面ファイルに格納されている該当図面およびその関連情報の中からコンパイルエラーに係わるコンパイルエラー情報を読み出して前記コンパイルエラー情報ファイルに格納する前記図形式仕様書コンパイル装置とを備えたことを特徴とするプログラム作成装置。
【請求項2】 プラント制御用コントローラのプログラムの動作を図形表現による図形式仕様書図面として作成する図形式仕様書作成装置と、この図形式仕様書作成装置によって作成された図形式仕様書図面を解析し、当該図形式仕様書図面に対応するオブジェクトプログラムを作成する図形式仕様書コンパイル装置とを有するプログラム作成装置において、前記図形式仕様書作成装置によって作成された図形式仕様書図面およびその図面関連情報を格納する図面ファイルと、コンパイルエラー情報を格納するコンパイルエラー情報ファイルと、前記形式仕様書作成装置によって作成された図形式仕様書図面をオブジェクトプログラムに変換する図面コンパイル時にコンパイルエラーが発生したとき、前記図面ファイルに格納されている該当図面およびその関連情報の中からコンパイルエラーに係わるコンパイルエラー情報を読み出して前記コンパイルエラー情報ファイルに格納する前記図形式仕様書コンパイル装置と、前記コンパイルエラーが発生したときに起動し、前記図面ファイルから当該コンパイルエラーの発生に係わる図形式仕様書図面を読み出して表示装置に表示するとともに、前記コンパイルエラー情報ファイルからコンパイルエラー情報を読み出して前記表示装置に表示された図形式仕様書図面のエラー発生個所を識別可能に表示し、前記エラー発生個所の修正を促す前記図形式仕様書作成装置とを備えたことを特徴とするプログラム作成装置。
【請求項3】 プラント制御用コントローラのプログラムの動作を図形表現による図形式仕様書図面として作成する図形式仕様書作成装置と、この図形式仕様書作成装置によって作成された図形式仕様書図面を解析し、当該図形式仕様書図面に対応するオブジェクトプログラムを作成する図形式仕様書コンパイル装置とを有するプログラム作成装置において、前記図形式仕様書作成装置と前記図形式仕様書コンパイル装置との間のインターフェースを司り、前記図形式仕様書コンパイル装置によるコンパイルエラーの発生時に前記図形式仕様書作成装置を起動し、かつ、この図形式仕様書作成装置によるエラー発生個所の修正終了後に前記図形式仕様書コンパイル装置に再コンパイルを指示するエラー図面自動展開手段を設けたことを特徴とするプログラム作成装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開平6−168110
【公開日】平成6年(1994)6月14日
【国際特許分類】
【出願番号】特願平4−319180
【出願日】平成4年(1992)11月30日
【出願人】(000221018)東芝エンジニアリング株式会社 (9)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)