説明

プログラム更新管理システム、プログラム更新管理方法、及びコンピュータプログラム

【課題】保守担当者の作為が介在する余地を無くし、ソースプログラムファイルと実行形式プログラムファイルとを関連付けつつ漏れなく更新履歴を管理することが可能なプログラム更新管理システム、プログラム更新管理方法、及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】EAR作成サーバ2は、ソースファイルの元となるEARファイルの作成指示を示す指示情報を担当者端末1からネットワークを介して入力した場合に、入力された指示情報に応じて上記更新されたソースファイルをリポジトリサーバ4から読み込んでEARファイルを作成し、当該EARファイルをネットワーク介して実機3に組み込み、上記更新されたソースファイル及びこれに基づき作成されたEARファイルをネットワークを介してリポジトリサーバ4に記憶(登録)すると共に、当該更新履歴を管理するための更新管理データをネットワークを介してデータベースサーバ5に記憶(登録)する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム等の更新履歴を管理するプログラム更新管理システム等の技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
同一の実行形式プログラムが複数のコンピュータ(以下、「実機」という)上で動作しているような例えば企業の大規模システムにおいて、当該システムにおける機能拡張、或いは不具合是正等のために、上記実行形式プログラムを編集更新する場合、保守担当者が当該実行形式プログラムの元になるソースプログラムの修正や一部追加等を行うことで、そのソースプログラムファイルの更新(バージョンアップ)がなされる。そして、このように更新されたソースプログラムファイル(保守担当者が理解可能なプログラム言語により記述されたもの)は、実行形式プログラムファイル(計算機で実行可能な機械語により記述されたもの)に変換(コンパイル)された後、上記複数の実機に組み込まれる(インストール)されることになる。
【0003】
このように、上述したような大規模システムに適用されるプログラムが更新された場合、その更新履歴が厳格に管理される必要がある。特に、ソースプログラムファイルと実行形式プログラムファイルとの対応付け(バージョンの整合のための関連付け)は、重要な管理要素である。また、会計監査制度の充実と企業の内部統制強化を求める法規制である日本版SOX(サーベインス・オクスレー)法においては、上記更新履歴の管理に対する要請が厳しくなっている。
【0004】
特許文献1には、コンパイル後のバージョン不整合を無くすこと等を可能とする技術が開示されており、ここでは、ソース(ソースプログラムファイルに相当)からバイナリファイル(実行形式プログラムファイルに相当)への変換(コンパイル)及びそれらの対応付け(新規バージョンソフトウェア構成情報の作成)が開発者用クライアント1において行われるようになっている。
【0005】
一方、特許文献2には、機械語に翻訳された実行ファイルに対して、ソースファイルの属性情報(ソースファイルの所在情報及びソースファイルの改編に応じて変更されるデータを含む)を付加することによって、実行ファイルとその元になったソースファイルの整合性を検査可能とする技術が開示されている。
【特許文献1】特開2006−302066号公報
【特許文献2】特開2003−256202号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の技術では、ソースとバイナリファイルとの対応付けは、開発者用クライアント1により行われているため、開発者(保守担当者)の作為が介在する可能性が否定できない。
【0007】
一方、特許文献2の技術では、実行ファイルとソースファイルとの整合性はソースファイルの属性情報で判断するしかないため十分ではないのに加え、不整合が発見できるだけで、正しいソースファイル自体に遡れるわけではない。
【0008】
本発明は、上記点等に鑑みてなされたものであり、保守担当者の作為が介在する余地を無くし、ソースプログラムファイルと実行形式プログラムファイルとを関連付けつつ漏れなく更新履歴を管理することが可能なプログラム更新管理システム、プログラム更新管理方法、及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、第1の計算機により更新されたソースプログラムファイルと、当該ソースプログラムファイルに基づき前記第1の計算機とは異なる第2の計算機により作成され第3の計算機により実行される実行形式プログラムファイルと、の更新履歴を管理するプログラム更新管理システムであって、前記第2の計算機は、前記第1の計算機により更新されたソースプログラムファイルを記憶する第1の記憶手段と、前記実行形式プログラムファイルの作成指示を示す指示情報を入力し、当該入力された指示情報に応じて前記更新されたソースプログラムファイルを前記第1の記憶手段から読み込んで前記実行形式プログラムファイルを作成する実行形式プログラム作成手段と、前記更新されたソースプログラムファイルと、これに基づき作成された前記実行形式プログラムと、当該更新履歴を管理するための更新管理データと、を記憶する第2の記憶手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のプログラム更新管理システムにおいて、前記第1の記憶手段は、前記第1の計算機により更新されたソースプログラムファイルと、前記更新されていないソースプログラムファイルと、を記憶し、前記実行形式プログラム作成手段は、前記入力された指示情報に応じて前記更新されたソースプログラムファイルと、前記更新されていないソースプログラムファイルと、を前記第1の記憶手段から読み込んで一の前記実行形式プログラムファイルを作成し、前記第2の記憶手段は、前記更新されたソースプログラムファイルと、前記更新されていないソースプログラムファイルと、前記一の実行形式プログラムと、前記更新されたソースプログラムファイルを特定するための情報を含む前記更新管理データと、を記憶することを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のプログラム更新管理システムにおいて、前記第2の計算機は、前記第1の計算機から前記指示情報を入力することを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載のコンピュータプログラムの発明は、コンピュータを、請求項1ないし3の何れか一項に記載の第2の計算機として機能させることを特徴とする。
【0013】
請求項5に記載の発明は、第1の計算機により更新されたソースプログラムファイルと、当該ソースプログラムファイルに基づき前記第1の計算機とは異なる第2の計算機により作成され第3の計算機により実行される実行形式プログラムファイルと、の更新履歴を管理するプログラム更新管理方法であって、前記第1の計算機により更新されたソースプログラムファイルを記憶する第1の記憶ステップと、前記実行形式プログラムファイルの作成指示を示す指示情報を入力する入力ステップと、 前記入力された指示情報に応じて前記更新されたソースプログラムファイルを読み込んで前記実行形式プログラムファイルを作成する実行形式プログラム作成工程と、前記更新されたソースプログラムファイルと、これに基づき作成された前記実行形式プログラムと、当該更新履歴を管理するための更新管理データと、を記憶する第2の記憶ステップと、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、前記更新されたソースプログラムファイルと、これに基づき作成された前記実行形式プログラムと、当該更新履歴を管理するための更新管理データと、を記憶することにより、ファイルの更新履歴を管理するように構成したので、ソースプログラムファイルと実行形式プログラムファイルとを関連付けつつ漏れなく更新履歴を管理することができる。
【0015】
また、実行形式プログラムファイルは、更新されたソースプログラムファイルに基づき前記第1の計算機とは異なる第2の計算機により作成されるように構成したので、保守担当者の作為が介在する余地を無くすことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、プログラム変更管理システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
【0017】
先ず、図1を参照して本発明の一実施形態に係るプログラム変更管理システムの構成及び機能について説明する。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態に係るプログラム変更管理システムの概要構成例を示す図である。
【0019】
図1に示すように、本実施形態に係るプログラム変更管理システムSは、第1の計算機の一例としての担当者端末1、EAR作成サーバ2、第3の計算機の一例としての実機(本番号機)3、リポジトリサーバ4、及びデータベースサーバ5等を備えて構成されている。EAR作成サーバ2には、実機3、リポジトリサーバ4、及びデータベースサーバ5がLAN(Local Area Network)等のネットワークにより接続され、通信可能になっている。また、担当者端末1は、ネットワークを介してEAR作成サーバ2又はリポジトリサーバ4に接続し、通信可能になっている。
【0020】
ここで、EAR作成サーバ2、リポジトリサーバ4、及びデータベースサーバ5は本発明における第2の計算機を構成し、EAR作成サーバ2は実行形式プログラム作成手段を、リポジトリサーバ4は第1の記憶手段を、リポジトリサーバ4及びデータベースサーバ5は第2の記憶手段を夫々構成する。なお、EAR作成サーバ2、リポジトリサーバ4、及びデータベースサーバ5は、一つのサーバにより構成されるものであっても構わない。また、担当者端末1及び実機3は、複数設けられるが、図1の例では、説明の便宜上一つのみ示している。
【0021】
担当者端末1は、例えば汎用のパーソナルコンピュータからなり、図示しないが、CPUを主体として構成された制御部、HD(ハード・ディスク)ドライブ等からなる記憶部、保守担当者からの指示を入力するためのキーボード及びマウス等からなる操作部、CRTディスプレイ又は液晶ディスプレイ等(LCD:Liquid Crystal Display)からなる表示部、及びネットワークに接続するための通信機器からなる通信部等を備えている。
【0022】
担当者端末1においては、保守担当者が、操作部を操作してソースプログラム(以下、「ソース」という)ファイルを編集更新するようになっており、更新されたソースファイルは、保守担当者からの指示に従いネットワークを介してリポジトリサーバ4に記憶されるようになっている。
【0023】
なお、本実施形態においては、ソースとしてオブジェクト指向のプログラム言語であるJava(登録商標)により作成されたJavaプログラムを例にとって説明するものとする。
【0024】
また、EAR作成サーバ2、実機3、リポジトリサーバ4、及びデータベースサーバ5等は、例えばサーバコンピュータからなり、図示しないが、CPUを主体として構成された制御部、HD(ハード・ディスク)ドライブ等からなる記憶部、及びネットワークに接続するための通信機器からなる通信部等を備えている。
【0025】
EAR作成サーバ2は、ソースファイルの元となる実行形式プログラム(以下、「EAR」という)ファイルの作成指示を示す指示情報を、例えば担当者端末1からネットワークを介して入力した場合に、入力された指示情報に応じて上記更新されたソースファイルをリポジトリサーバ4から読み込んでEARファイル(モジュール)を作成(つまり、ソースファイルからEARファイルへ変換(コンパイル))し、当該EARファイルをネットワーク介して実機3に組み込むようになっている。そして、このとき、EAR作成サーバ2は、上記更新されたソースファイル及びこれに基づき作成されたEARファイルをネットワークを介してリポジトリサーバ4に記憶(登録)すると共に、当該更新履歴を管理するための更新管理データをネットワークを介してデータベースサーバ5に記憶(登録)するようになっている。
【0026】
次に、図2を参照して本実施形態に係るプログラム変更管理システムSの動作について説明する。
【0027】
図2は、プログラム変更管理システムSにおけるファイルの流れの一例を示す図であり、図3は、EAR作成サーバ2におけるプログラム更新処理を示すフローチャートである。
【0028】
先ず、担当者端末1において保守担当者により編集更新途中のソースファイルは、リポジトリサーバ4における開発リポジトリ41に記憶される(図2の(a))。なお、このような編集更新作業は、保守担当者がユーザID及びパスワードを担当者端末1から入力し、当該ユーザID及びパスワードを含むログイン要求がリポジトリサーバ4に送られ、リポジトリサーバ4による認証処理によりログインが許可された場合に行うことが可能になっている。
【0029】
そして、当該編集更新が完了し、保守担当者が更新されたソースファイルの登録指示を操作部から入力すると、担当者端末1からリポジトリサーバ4に、上記更新されたソースファイルを含む複数のソースファイルがネットワークを介して送られ、EAR作成リポジトリ42に記憶される(図2の(b)))と共に、担当者端末1からEAR作成サーバ2にEAR作成指示を示すEAR作成指示情報がネットワークを介して送られる。
【0030】
かかるEAR作成指示情報には、変更管理No.が含まれており、かかる変更管理No.は、プログラムの変更要望(例えば、実機3での機能追加等)及び複数のソース(Javaプログラム)のうち更新(変更)されたソースを特定するための情報が記述された変更要望シートデータに付与されるものである。
【0031】
そして、EAR作成サーバ2は、担当者端末1からの上記EAR作成指示情報を入力すると、図3に示すプログラム更新処理が開始され、EAR作成サーバ2において実行されるEAR作成指示ツール21(モジュール)が、同サーバ2において実行されるEAR作成ツール22にEAR作成指示を与え、これに応じてEAR作成ツール22は、上記更新されたソースファイルを含む複数のソースファイル(更新されていないソースファイルも含む)をEAR作成リポジトリ42から読み込んで(図2の(c))、ステップS1)EARファイルを作成(ステップS2)、つまり、当該複数のソールファイルを纏めて一つのEARファイルに変換する。
【0032】
図4は、複数のソースファイルからEARファイルが作成される様子の一例を示す概念図である。図4の例では、ソース3が更新されており、かかるソース3は、変更管理No.により特定可能になっている。
【0033】
次いで、EAR作成サーバ2において実行される同期化ツール23が、当該更新されたソースファイルを含む複数のソースファイルと上記作成されたEARファイルとを関連付けて本番リポジトリ43に記憶すると共に、当該更新履歴を管理するための更新管理データをデータベースサーバ5におけるプログラム更新管理DB(データベース)に記憶する(図2の(d))、ステップS3)。
【0034】
かかる更新管理データには、本番リポジトリ43に登録された年月日日時、当該作成されたEARファイルのファイル名(又はモジュールID)、上記変更管理No.(又は変更要望シートデータ)、及びデプロイ理由が含まれている。かかる変更管理No.により複数のソースのうち更新されたソースを特定することが可能となる。
【0035】
次いで、EAR作成サーバ2は、上記作成されたEARファイルをデプロイリポジトリ44に記憶する。
【0036】
そして、担当者端末1からEAR作成サーバ2にデプロイ指示を示すデプロイ指示情報がネットワークを介して送られると、EAR作成サーバ2において実行されるデプロイツール24が、デプロイリポジトリ44からEARファイルを読み込んで(図2の(e))、ステップS4)、これをデプロイしネットワークを介して実機3に出力(投入)して組み込む(ステップS5)。また、このとき、デプロイ結果データがデータベースサーバ5におけるデプロイ結果DB52に記憶される。
【0037】
かかるデプロイ結果データは、上記更新管理データに関連付けられるようになっており、当該デプロイ結果データには、実機3に投入された年月日日時、当該作成されたEARファイルのファイル名(又はモジュールID)、上記変更管理No.(又は変更要望シートデータ)が含まれている。
【0038】
以上説明したように、上記実施形態によれば、EAR作成サーバ2が、更新されたソースファイル及びこれに基づき作成されたEARファイルをリポジトリサーバ4に記憶すると共に、当該更新履歴を管理するための更新管理データをデータベースサーバ5に記憶するように構成したので、ソースプログラムファイルと実行形式プログラムファイルとを関連付けつつ漏れなく更新履歴を管理することができる。
【0039】
また、EARファイルは、更新されたソースファイルに基づき、担当者端末1とは異なるEAR作成サーバ2により作成されるように構成したので、保守担当者の作為が介在する余地を無くすことができる。
【0040】
更にまた、上記記憶される更新管理データには、変更管理No.を含めるように構成し、かかる変更管理No.から複数のソースのうち更新(変更)されたソースを特定することができるように構成したので、例えば複数のJavaプログラムから構成される場合であっても、更新されたJavaプログラムのみを特定し、当該Javaプログラム自体に遡ることが可能となる。
【0041】
以上、この実施の形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0042】

【図1】本発明の一実施形態に係るプログラム変更管理システムの概要構成例を示す図である。
【図2】プログラム変更管理システムSにおけるファイルの流れの一例を示す図である。
【図3】EAR作成サーバ2におけるプログラム更新処理を示すフローチャートである。
【図4】複数のソースファイルからEARファイルが作成される様子の一例を示す概念図である。
【符号の説明】
【0043】
1 担当者端末
2 EAR作成サーバ
3 実機
4 リポジトリサーバ
5 データベースサーバ
S プログラム変更管理システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の計算機により更新されたソースプログラムファイルと、当該ソースプログラムファイルに基づき前記第1の計算機とは異なる第2の計算機により作成され第3の計算機により実行される実行形式プログラムファイルと、の更新履歴を管理するプログラム更新管理システムであって、
前記第2の計算機は、
前記第1の計算機により更新されたソースプログラムファイルを記憶する第1の記憶手段と、
前記実行形式プログラムファイルの作成指示を示す指示情報を入力し、当該入力された指示情報に応じて前記更新されたソースプログラムファイルを前記第1の記憶手段から読み込んで前記実行形式プログラムファイルを作成する実行形式プログラム作成手段と、
前記更新されたソースプログラムファイルと、これに基づき作成された前記実行形式プログラムと、当該更新履歴を管理するための更新管理データと、を記憶する第2の記憶手段と、
を備えることを特徴とするプログラム更新管理システム。
【請求項2】
請求項1に記載のプログラム更新管理システムにおいて、
前記第1の記憶手段は、前記第1の計算機により更新されたソースプログラムファイルと、前記更新されていないソースプログラムファイルと、を記憶し、
前記実行形式プログラム作成手段は、前記入力された指示情報に応じて前記更新されたソースプログラムファイルと、前記更新されていないソースプログラムファイルと、を前記第1の記憶手段から読み込んで一の前記実行形式プログラムファイルを作成し、
前記第2の記憶手段は、前記更新されたソースプログラムファイルと、前記更新されていないソースプログラムファイルと、前記一の実行形式プログラムと、前記更新されたソースプログラムファイルを特定するための情報を含む前記更新管理データと、を記憶することを特徴とするプログラム更新管理システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のプログラム更新管理システムにおいて、
前記第2の計算機は、前記第1の計算機から前記指示情報を入力することを特徴とするプログラム更新管理システム。
【請求項4】
コンピュータを、請求項1ないし3の何れか一項に記載の第2の計算機として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項5】
第1の計算機により更新されたソースプログラムファイルと、当該ソースプログラムファイルに基づき前記第1の計算機とは異なる第2の計算機により作成され第3の計算機により実行される実行形式プログラムファイルと、の更新履歴を管理するプログラム更新管理方法であって、
前記第1の計算機により更新されたソースプログラムファイルを記憶する第1の記憶ステップと、
前記実行形式プログラムファイルの作成指示を示す指示情報を入力する入力ステップと、
前記入力された指示情報に応じて前記更新されたソースプログラムファイルを読み込んで前記実行形式プログラムファイルを作成する実行形式プログラム作成工程と、
前記更新されたソースプログラムファイルと、これに基づき作成された前記実行形式プログラムと、当該更新履歴を管理するための更新管理データと、を記憶する第2の記憶ステップと、
を備えることを特徴とするプログラム更新管理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−165388(P2008−165388A)
【公開日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−352576(P2006−352576)
【出願日】平成18年12月27日(2006.12.27)
【出願人】(000001258)JFEスチール株式会社 (8,589)
【出願人】(000200253)JFEシステムズ株式会社 (38)
【出願人】(591057256)株式会社エクサ (36)
【Fターム(参考)】