説明

プロテクタ

【課題】振動が加わったとしても保持対象物が外れることが無く確実に固定することができるプロテクタを提供する。
【解決手段】プロテクタ10は、保持対象物の少なくとも一部を収容するベース11と、ベース11の開口部を閉じるためのカバー12と、ベース11とカバー12をロックするために、メス型のロック部30とメス型のロック部30に係合されるオス型のロック部50を有するロック機構部300と、ロック機構部300に対して挿入することで、メス型のロック部30とオス型のロック部30を固定するブラケット200を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プロテクタに関し、特に保持対象物を保持して、例えば自動車などの固定部に対して確実に固定するためのプロテクタに関する。
【背景技術】
【0002】
ブラケットに対して電気接続箱を取り付ける構造が提案されている。
電気接続箱は蓋体と箱本体を備えており、蓋体と箱本体はブラケットに対して固定される。ブラケットが箱本体のスライド進入部に差し込まれてブラケットの孔部に箱本体の自由端部の係止突起がはめ込まれて、しかも蓋体の差込片が箱本体の自由端部と規制部との間に差し込まれることで、ブラケットに対して電気接続箱を取り付けることができるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2003―23716号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、従来の取り付け構造であると、ブラケットの孔部に箱本体の係止突起がはめ込まれてしかも蓋体の差込片が差し込まれることで、箱本体の係止突起がそのブラケットの孔部に対してはめ込まれている状態を押し付けて保持しているだけである。
【0004】
従って、例えば自動車が走行することでブラケットと電気接続箱に対して振動が加わると、蓋体の差込片が箱本体の自由端部と規制部との間から外れて、ブラケットの孔部から箱本体の係止突起が外れてしまう可能性があり、ブラケットに対して電気接続箱を確実に取り付けることができない。
【0005】
そこで、本発明は上記課題を解消するために、振動が加わったとしても保持対象物が外れることが無く確実に固定することができるプロテクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解消するために、本発明のプロテクタは、保持対象物の少なくとも一部を保持するためのプロテクタであって、
前記保持対象物の少なくとも一部を収容するベースと、
前記ベースの開口部を閉じるためのカバーと、
前記ベースと前記カバーをロックするために前記ベースと前記カバーに設けられるロック機構部であって、メス型のロック部と前記メス型のロック部に係合されるオス型のロック部を有する前記ロック機構部と、
前記ロック機構部に対して挿入することで、前記メス型のロック部と前記オス型のロック部を固定するブラケットと、
を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明のプロテクタは、好ましくは前記メス型のロック部は前記ベースに設けられており、前記オス型のロック部は前記カバーに設けられていることを特徴とする。
【0008】
本発明のプロテクタは、好ましくは前記メス型のロック部は係止部を有しており、前記オス型のロック部は前記係止部に係合う第1突起部を有することを特徴とする。
【0009】
本発明のプロテクタは、好ましくは前記メス型のロック部と前記オス型のロック部には、前記ブラケットを通すための穴をそれぞれ有しており、前記ブラケットが前記前記メス型のロック部と前記オス型のロック部に通す方向は、前記メス型のロック部と前記オス型のロック部のロック方向に対して直交していることを特徴とする。
【0010】
本発明のプロテクタは、好ましくは前記オス型のロック部は、第2突起部を有しており、前記ブラケットには前記第2突起部がはめ込まれるはめ込み穴が形成されていることを特徴とする。
【0011】
本発明のプロテクタは、好ましくは前記ブラケットは、固定部側に固定されていることを特徴とする。
【0012】
本発明のプロテクタは、好ましくは前記オス型のロック部の前記第2突起部は、前記ブラケットの前記はめ込み穴に対して付勢されていることを特徴とする。
【0013】
本発明のプロテクタは、好ましくは前記保持対象物は、ワイヤーハーネスであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明のプロテクタによれば、振動が加わったとしても保持対象物が外れることが無く確実に固定することができるプロテクタ。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明のプロテクタの好ましい実施形態を示している。図1に示すプロテクタ10は、ボックスとも呼ぶことができる。
【0017】
プロテクタ10は、例えば自動車に搭載される物品を確実に固定するために用いられ、例えば自動車側に固定されているブラケットを用いて、保持対象物である物品を固定するために用いられる。
【0018】
図1に示すプロテクタ10は、保持対象物である例えばワイヤーハーネス100の少なくとも一部を保持して、固定部の一例である自動車の車体側にブラケット200を用いて固定するのに用いられる。
【0019】
図2は、ブラケット200が取り付けられる前の状態を示し、図3は、カバー12がベース11に対して閉じる前の状態を示している。
【0020】
図1〜図3を参照すると、プロテクタ10は、プロテクタのベース11と、プロテクタのカバー12と、ロック機構部300を有している。ロック機構部300は、メス型のロック部30とオス型のロック部50から構成されている。プロテクタ10は、例えばプラスチックや金属により作ることができる。
【0021】
図1〜図3に示すブラケット200は、例えばプラスチック製あるいは金属製である。ブラケット200の固定端部255は、図2に例示するように自動車の車体Bに固定されている。
【0022】
図3に示すようにベース11は、例えば断面U字型を有しており、ベース11は保持しようとする保持対象物である例えばワイヤーハーネス100の少なくとも一部を収容するための収容空間部13を有している。
【0023】
図3に示すようにベース11は、第1側壁部21と、第2側壁部22と、底面部23を有している。第1側壁部21の上端部25と第2側壁部22の上端部26の間は、開口部27である。第1側壁部21と第2側壁部22は、底面部23に対して、Z方向に沿ってほぼ平行になるように垂直に立てて形成されている。
【0024】
図1ないし図3に示すように、第1側壁部21の外面側29の中央位置には、メス型のロック部30が形成されている。このメス型のロック部30は、後で説明するカバー12側のオス型のロック部50を挿入して固定する。
【0025】
図3に示すように、メス型のロック部30は、第1側壁部21の外面側29において、X方向に沿って突出して形成されている。メス型のロック部30は、ほぼH字型を有し、第1ガイド部31と、第2ガイド部32と、係止部33を有している。
【0026】
第1ガイド部31と第2ガイド部32は、Z方向に沿って平行に形成されており、第1ガイド部31と第2ガイド部32には、それぞれ対応する位置に長方形状のガイド穴34,35が形成されている。係止部33は、第1ガイド部31と第2ガイド部32の各外側部分を連結しており、Y方向に形成されている。係止部33と外面側29の間には、オス型のロック部50を通すための空間33Sが形成されている。
【0027】
次に、図1〜図3に示すカバー12について説明する。
【0028】
カバー12は、図3に特に示すように、ヒンジ部70を介してR方向に回すことで閉じることができるようになっている。ヒンジ部70は、カバー12が閉じやすいようにするために、カバー12やベース11の厚さに比べて薄く形成されている。
【0029】
図1と図3に示すように、カバー12は平板部材である。カバー12は、オス型のロック部50が形成されている回転端部40と、ヒンジ部70に接続されている接続端部41を有する。回転端部40には、縁部分43,43が形成されている。カバー12がベース11の上部の開口部27を閉じると、縁部分43,43は、ベース11の第1側壁部21の上端部25の外面に密着する。
【0030】
図3に示すように、カバー12が開いた状態では、回転端部40の内面側44には、縁部分43,43の間の位置において、オス型のロック部50が、上方に(Z方向に)突出して設けられている。
【0031】
図4は、オス型のロック部50の外観と構造を示す斜視図である。図3と図4に示すように、オス型のロック部50は、本体部51と先端部53を有している。
【0032】
本体部51は、直方体形状部分であり、本体部51は、貫通穴54と第1突起部61と、第2突起部62を有している。第1突起部61は、本体部51の表面55の下部の位置に突出して形成されており、例えば断面三角形状を有する。第1突起部61の突き当て面67は、図1に示すように、係止部33の下面に突き当てて固定できる。先端部53は、図3に示す空間33Sに挿入しやすくするために、先細りに形成されている。
【0033】
図4に示す貫通穴54は、Y方向に形成されており、貫通穴54の断面形状は、図3に示すガイド穴34,35の断面形状と同じ大きさを有している。図3と図4に示すように、本体部51の背面部68側には、第2突起部62がX1方向に突出して形成されている。
【0034】
この第2突起部62は、X方向に沿って弾性変形可能になるように、片持ち型に形成されている。つまり、第2突起部62は、自由端部62B側において貫通穴54側に向けて突出するようにして形成されており、固定端部62Cは背面部68に固定されている。
【0035】
図2と図3に示すブラケット200は、上述したプロテクタ10の一部を構成するが、このブラケット200は、例えば板状部材であり、はめ込み穴250を有している。
【0036】
ブラケット200の挿入先端部251は、図3に示すベース11のメス型のロック部30のガイド穴35と、オス型のロック部50の貫通穴54と、そしてガイド穴34に対して、順番に挿入される。従って、図3に示すブラケット200のZ方向の幅Tと厚みDは、ガイド穴34,35と貫通穴54の大きさに合わせてある。
【0037】
次に、図1〜図3と、図5〜図7を参照しながら、プロテクタ10の組み立てと使用例について説明する。
【0038】
図5は、ベース11がカバー12により蓋がされた状態を示す一部断面を有する斜視図である。図6は、ブラケット200が挿入される様子を示す図である。図7は、ブラケット200が挿入された後の状態を示すプロテクタ10の水平断面図である。
【0039】
まず、図3に示すように、カバー12が開いた状態であり、ベース11の収容空間部13内には、保持対象物(保持対象物品)の一例であるワイヤーハーネス100の一部分が収容して配置される。
【0040】
次に、図3に示すように、カバー12がR方向にそってヒンジ部70を中心として回転されることにより、図2に示すように、オス型のロック部50の先端部53がZ2方向に沿って第1側壁部21の外面と係止部33の内面の空間33Sを通過して、オス型のロック部50は第1ガイド部31と第2ガイド部32によりガイドされながら、第1ガイド部31と第2ガイド部32の間に納まる。
【0041】
このように、オス型のロック部50は第1ガイド部31と第2ガイド部32によりガイドされながら第1ガイド部31と第2ガイド部32の間に納まると、図2に示すように、第1突起部61の突き当て面67は、図1に示すように、係止部33の下面に突き当てて固定できる。
【0042】
これにより、図2に示すカバー12は、ベース11からZ1方向には外れない。このオス型のロック部50がメス型のロック部30に挿入してロックされた状態を、図5に示す。
【0043】
このようにオス型のロック部50がメス型のロック部30にロックされた状態では、図3の貫通溝54とガイド穴34,35の位置は一致している。そこで、図2に示すプロテクタ10をY1方向に移動(相対的にブラケット200がY2方向に移動)して、図6(A)から図6(B)に示すように、ブラケット200の挿入先端部251を、ベース11のメス型のロック部30のガイド穴35と、オス型のロック部50の貫通穴54と、そしてガイド穴34の順番に挿入していく。
【0044】
ここで、ブラケット200が挿入される前と挿入された後の状態を、図6を参照して説明する。図6(A)はブラケット200が挿入される前を示し、図6(B)はブラケット200が挿入された後を示す図である。
【0045】
図6(A)に示すように、ブラケット200の挿入先端部251は、オス型のロック部50内の挿入空間300内に挿入される。これにより、図6(B)に示すように、第2突起部62は、ブラケット200のはめ込み穴250内にはめ込まれて固定される。
【0046】
以上のように組み立てることにより、カバー12のオス型のロック部50の第1突起部61とベース11のメス型のロック部30の係止部33を用いて、カバー12はベース11に対してZ方向に関して確実にロックできる。
【0047】
しかも、ブラケット200がカバー12のオス型のロック部50とベース11のメス型のロック部30に通して、オス型のロック部50の第2突起部62をブラケット200のはめ込み穴250にはめ込んで、Y方向に関して確実に固定することができる。しかも、この際に、好ましくはオス型のロック部50の第2突起部62は、ブラケット200のはめ込み穴250側に付勢されているので、第2突起部62とはめ込み穴250とのはめ込み状態を確実に維持できる。
【0048】
すなわち、図7には、プロテクタ10が、Z方向とY方向に関して2重のロック構造により確実にロックできており、プロテクタ10は、ワイヤーハーネス100の少なくとも一部分は確実に保持できる。X、Y、Z方向は、互いに直交している。
【0049】
自動車の車体などの振動が生じる固定対象に、プロテクタ10が用いられる場合であっても、上述したように2重ロック構造を採用しているので、ロック状態がはずれてしまうことはない。
【0050】
また、仮に第1突起部61と係止部33との係止めが破損した場合でも、ブラケット200側の第2突起部62とブラケット200のはめ込み穴250の係止めが維持されている限り、カバー12がベース11から外れることはなく、従ってワイヤーハーネス100がプロテクタ10から外れて出てしまうことを確実に防止できる。
【0051】
以上説明したように、本発明の実施形態のプロテクタ10は、保持対象物である例えばワイヤーハーネス100の一部分を収容して保持するのに用いられる。プロテクタ10は、ワイヤーハーネス100の少なくとも一部分を収容するベース11と、ベース11の開口部を閉じるためのカバー12と、ベース11とカバー12をロックするために、メス型のロック部30とメス型のロック部30に係合されるオス型のロック部50を有するロック機構部300と、ロック機構部300に対して挿入することで、メス型のロック部30とオス型のロック部30を固定するブラケット200を備える。
【0052】
これにより、カバー12とベース11は、メス型のロック部30とメス型のロック部30による第1ロック機構と、ブラケット200を用いた第2ロック機構を有している。第1ロック機構と第2ロック機構を有する2重ロック構造を採用することで、仮にメス型のロック部30とメス型のロック部30が振動により外れたとしても、ブラケット200を用いた第2ロック機構があるので、カバー12とベース11の結合は外れず、ワイヤーハーネス100の少なくとも一部分は、プロテクタ10から外れることが無く確実に保持して固定することができる。
【0053】
本発明の実施形態のプロテクタ10では、メス型のロック部30はベース11に設けられており、オス型のロック部50はカバー12に設けられている。これにより、ベース11に対してカバー12を移動するだけで、ベース11とカバー12は、メス型のロック部30とオス型のロック部50により簡単にかつ確実にロックできる。
【0054】
本発明の実施形態のプロテクタ10では、メス型のロック部30は係止部33を有しており、オス型のロック部50は係止部33に係合う第1突起部61を有する。これにより、係止部33と第1突起部61を係合することで、ベース11とカバー12は、メス型のロック部30とオス型のロック部50により簡単にかつ確実にロックできる。
【0055】
本発明の実施形態のプロテクタ10では、メス型のロック部30とオス型のロック部50には、ブラケット200を通すための穴34,35,54をそれぞれ有している。そして、図6に例示するように、ブラケット200がメス型のロック部30とオス型のロック部50に通すY2方向は、メス型のロック部30とオス型のロック部50のロック方向であるZ2方向に対して直交している。
【0056】
これにより、ブラケット200は、穴34,35,54に通すだけで、メス型のロック部30とオス型のロック部50はブラケット200を用いて簡単かつ確実に固定できる。しかも、ブラケット200がメス型のロック部30とオス型のロック部50に対して、Y2方向に沿って通っているので、仮にメス型のロック部30とオス型のロック部50の間のロック状態が破壊されたり外れたりしても、ブラケット200がメス型のロック部30とオス型のロック部50に通してあるので、カバー12がベース11から開いてしまうことが無く、保持対象物であるワイヤーハーネス100がカバー12とベース11の間から外れてしまうことはない。
【0057】
本発明の実施形態のプロテクタ10では、オス型のロック部50は、第2突起部62を有しており、ブラケット200には第2突起部62がはめ込まれるはめ込み穴250が形成されている。これにより、第2突起部62がはめ込み穴250にはめ込まれることにより、簡単かつ確実に固定できる。
【0058】
本発明の実施形態のプロテクタ10では、ブラケット200は、固定部側に固定されている。固定部としては、例えば自動車のシャシーである。これにより、保持対象物の少なくとも一部は、プロテクタ10を用いて固定部に対して、固定できる。
【0059】
本発明の実施形態のプロテクタ10では、オス型のロック部50の第2突起部62は、ブラケット200のはめ込み穴250に対して付勢されている。これにより、メス型のロック部30とオス型のロック部50はブラケット200を用いて簡単かつ確実に固定できる。
【0060】
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されず種々の変形例を採用できる。
【0061】
例えば、ブラケット200は平板状の部材でなくても良い。ベース11は断面U字型でなくても他の形状を採用することもできる。カバー12は板状部材でなく、例えば断面U字型や断面L字型であっても良い。保持対象物は、図示のワイヤーハーネス100以外に他のものであっても良い。
【0062】
プロテクタ10のY方向の長さは、保持対象物の種類によって任意に設定することができ、図示のプロテクタ10よりも短くすることもできるし、長くすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】本発明のプロテクタの好ましい実施形態を示す斜視図である。
【図2】ブラケットが取り付けられる前の状態を示す斜視図である。
【図3】カバーがベースに対して閉じる前の状態を示す斜視図である。
【図4】オス型のロック部の外観を示す斜視図である。
【図5】ベースがカバーにより蓋がされた状態を示す一部断面を有する斜視図である。
【図6】ブラケットが挿入される様子を示す図である。
【図7】ブラケットが挿入された後の状態を示すプロテクタの水平断面図である。
【符号の説明】
【0064】
10 プロテクタ
11 ベース
12 カバー
13 収容空間
30 メス型のロック部
31,32 ガイド部
33 係止部
50 オス型のロック部
61 第1突起部
62 第2突起部
100 ワイヤーハーネス(保持対象物)
200 ブラケット
250 ブラケットのはめ込み穴
300 ロック機構部





【特許請求の範囲】
【請求項1】
保持対象物の少なくとも一部を保持するためのプロテクタであって、
前記保持対象物の少なくとも一部を収容するベースと、
前記ベースの開口部を閉じるためのカバーと、
前記ベースと前記カバーをロックするために前記ベースと前記カバーに設けられるロック機構部であって、メス型のロック部と前記メス型のロック部に係合されるオス型のロック部を有する前記ロック機構部と、
前記ロック機構部に対して挿入することで、前記メス型のロック部と前記オス型のロック部を固定するブラケットと、
を備えることを特徴とするプロテクタ。
【請求項2】
前記メス型のロック部は前記ベースに設けられており、前記オス型のロック部は前記カバーに設けられていることを特徴とする請求項1に記載のプロテクタ。
【請求項3】
前記メス型のロック部は係止部を有しており、前記オス型のロック部は前記係止部に係合する第1突起部を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプロテクタ。
【請求項4】
前記メス型のロック部と前記オス型のロック部には、前記ブラケットを通すための穴をそれぞれ有しており、前記ブラケットが前記前記メス型のロック部と前記オス型のロック部に通す方向は、前記メス型のロック部と前記オス型のロック部のロック方向に対して直交していることを特徴とする請求項3に記載のプロテクタ。
【請求項5】
前記オス型のロック部は、第2突起部を有しており、前記ブラケットには前記第2突起部がはめ込まれるはめ込み穴が形成されていることを特徴とする請求項4に記載のプロテクタ。
【請求項6】
前記ブラケットは、前記保持対象物を固定しようとする固定部側に設けられていることを特徴とする請求項5に記載のプロテクタ。
【請求項7】
前記オス型のロック部の前記第2突起部は、前記ブラケットの前記はめ込み穴に対して付勢されていることを特徴とする請求項5に記載のプロテクタ。
【請求項8】
前記保持対象物は、ワイヤーハーネスであることを特徴とする請求項1〜7いずれか1つの項に記載のプロテクタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2008−22595(P2008−22595A)
【公開日】平成20年1月31日(2008.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−189754(P2006−189754)
【出願日】平成18年7月10日(2006.7.10)
【出願人】(000005290)古河電気工業株式会社 (4,457)
【出願人】(391045897)古河AS株式会社 (571)
【出願人】(000005326)本田技研工業株式会社 (23,863)
【Fターム(参考)】