説明

ヘルメット及び帽子又は衣服に装着可能な携帯型エアコン装置

【課題】屋外で使用する簡易型携帯エアコンであるから発電装置は移動が容易で配線を気にすることが無く作業に支障が出てはならない。またエアコンの冷却装置が複雑な配管や配線で覆われ断線等のトラブルがあってはならない。
【解決手段】ソーラー発電装置を使用することにより、配線が簡素化され作業や運動することによる断線等が防ぐことが可能となる。またエアコンの冷却エネルギーを保水ジェル等を利用したバンドに接続してそこに冷却エネルギーを伝達することにより、安定した冷却効果が持続する。その保水ジェルのバンドを頭に巻きつけることにより直接肌に冷却効果のあるエネルギーを伝達する装置自体が簡単な構造のためにトラブルの原因を極力抑えることが可能になる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は熱中症で倒れる危険性がある作業環境での作業者やスポーツ観戦および屋外でのレジャー又は運動時における体温上昇を抑える目的でソーラー発電にて電力を供給して体温調節を補助する携帯型簡易エアコンである。
【背景技術】
【0002】
近年の温暖化によると思われる夏場の異常高温で熱中症にかかり死亡する人も多くなってきた。その生命を守る意味でも屋外における体温調整は苦心されている。そこで一般的に家屋の中でエアコンを使用しての冷房効果が体温調整に有効であることから、簡易型エアコンをヘルメット及び帽子に装着するほか、衣服の一部部分に装着することによりエアコンの冷却効果を活かして体温調整を補助する。
【0003】
ソーラー電池を電源として発電した電池を簡易型エアコン装置に供給して、その簡易型エアコンの冷却能力を空気又は水に伝える。そのことにより体の一部に直接又は間接的に冷却効果を伝達することにより体温の上昇を防ぐことで熱中症を抑えることが可能である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
解決しようとしている問題点は、如何に体温の上昇を防ぐ為の冷却効果をえるエネルギーを安定的に供給できるかが課題である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は省電力で冷却できる装置を配置してそこにソーラー発電で得た電力を今日供給することにより冷房効果を安定的に持続させることが可能である。更に冷却エネルギーを水に伝えることにより直接肌に接して体温を調整することでエネルギーのロスを防ぐことが出来る。又間接的に空気を媒体に冷却風を送る場合でもヘルメットや帽子又は衣服の中へ冷気を送り込み閉鎖的な限られた空間を空調するため省エネルギーで冷房効果を持続される。
【発明の効果】
【0006】
本発明の簡易型形態エアコンの冷房効果で体温の上昇を抑制することが出来て、熱中症の発生を防止することが可能になる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明において使用する装置は、作業性を考慮してソーラー発電の装置と簡易型形態エアコンをつなぐ配線を複雑に配置してはいけない。ヘルメット又は帽子の場合ではつばの平面な部分に発電装置を設置して安定した太陽光を受け取らなければならない。その他つばの部分に装着する目的にはヘルメットの本体に様々な安全上の基準が設けられている為出来るだけ本体には装着しない。
【0008】
本発明品の簡易型携帯エアコンは一般家電のエアコンの様に冷却された空気を送風することにより空間の中を冷房するシステムではなく、エアコン装置の熱交換システムで微細な冷却エネルギーを送り続けて体温の上昇を押さえる位の冷房効果を得るための装置である。
【実施例1】
【0009】
本発明品の実施例について説明する。
【0010】
先ずは小型ソーラー発電装置をヘルメット又は防止の場合つばの部分に装着をして電力供給を確保する。その電力を簡易型携帯エアコンに接続して冷却装置の運転が可能な状態にする。エアコンから冷却エネルギーを伝達する装置を接続して冷気又は冷却熱を最終拡散装置に伝達して冷却エネルギーを放出する。衣服の場合はソーラー発電装置を背中又は正面に設置して簡易型携帯エアコンを装着して電力の供給を可能にした状態で冷却エネルギー放出様の保水ジェルのバンド等に接続して冷却エネルギー伝達することにより冷房を開始する。その保水ジェルのバンドを頭に巻きつけることにより肌に直接冷却エネルギーを伝達し続ける。
【産業上の利用可能性】
【0011】
本発明は様々な用途に使用でき、屋外作業者から一般の人が外出した時にも体温調節を有効に補助することが出来るため、応用範囲が広く子供から老人までに適応が可能である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソーラー発電を電源として小型の簡易型携帯エアコンに保水ジェル等のバンドを利用した冷却エネルギーを放出する装置とし、それぞれを接続して冷房効果を得ることで体温調節を補助するシステム。

【公開番号】特開2012−52780(P2012−52780A)
【公開日】平成24年3月15日(2012.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−211346(P2010−211346)
【出願日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【出願人】(509022484)
【Fターム(参考)】