説明

ベンチ

【課題】座板部を取り外して担架として使用可能なベンチにおいて、救急時に担架として迅速に利用するのに適したベンチを提供すること。
【解決手段】全体として長矩形状とされ、座面21およびこの座面21とは反対側の底面を有する座板部2と、この座板部2を支持する脚部1とを備え、座板部2は、脚部1に対して係止手段3を介して取り外し可能に取り付けられたベンチAであって、座面21は、短手方向Y1,Y2において中央が窪む湾曲状とされている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物内外に設置されるベンチに関し、特に、負傷者等(被搬送者)を搬送するための担架として利用可能なベンチに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、公共施設やスポーツ施設などの様々な施設において使用されるベンチとして、負傷者等を搬送するための担架として利用可能なものが知られている(たとえば、特許文献1を参照)。特許文献1に開示されたベンチにおいては、同文献の図1および図2に表れているように、筐体10と、筐体(10)から取り外し可能な天板20(座板部)とを備えている。天板(20)は、全体として長矩形状とされており、その上面部分(座面)は、複数人の着座スペース(21)を仕切るように長手方向において凹凸形状(22)となっている。筐体(10)と天板(20)の短手方向の一端部とは、蝶番によって連結されており、天板(20)は、蝶番の軸回りに回動可能となっている。このベンチを担架として使用する際には、天板(20)を回動させて開いた状態にし、蝶番の軸を引き抜いて、天板(20)を筐体(10)から取り外す。そして、天板(20)を裏返し、座面とは反対側の底面部分を、負傷者を載置するためのベッド面として使用する(同文献の図5参照)。なお、筐体(10)の内部空間には、防災用品などの物品を収納可能することができる。
【0003】
しかしながら、上記従来のベンチは、天板(20)を担架として利用可能であるものの、ベンチとしての通常使用時には、天板(20)のベッド面として利用する底面部分は、筐体の内側に向いており、外観において視認することができない。したがって、上記構成のベンチは、一見すると担架として利用できるとは分かりにくく、たとえ担架として利用できる旨の表記がなされていたとしても、救急時における迅速な負傷者等の救出活動に支障を来すおそれがある。また、上記特許文献1においては、同文献1の図6に示すように、担架として使用する際に天板(20)の4隅にねじ込み式の把手(29)を装着できる構成も開示されているが、かかる構成は、救急時に担架としての迅速な利用を考慮すると、必ずしも適切ではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−238699号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、座板部を取り外して担架として使用可能なベンチにおいて、救急時に担架として迅速に利用するのに適したベンチを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
【0007】
本発明によって提供されるベンチは、全体として長矩形状とされ、座面およびこの座面とは反対側の底面を有する座板部と、この座板部を支持する脚部とを備え、上記座板部は、上記脚部に対して係止手段を介して取り外し可能に取り付けられたベンチであって、上記座面は、短手方向において中央が窪む湾曲状とされていることを特徴としている。
【0008】
本発明に係るベンチにおいて、座板部の座面は、短手方向において中央が窪む湾曲状とされている。このため、担架として使用する際には、座板部の座面に負傷者等(被搬送者)を安定した状態で寝かせることができ、座面をベッド面としても利用することができる。したがって、上記構成によれば、座面と担架使用時のベッド面とが兼用されているため、外観において通常使用時にベッド面を容易に視認することができ、救急時に座板部を担架として迅速に利用することが促進される。
【0009】
好ましい実施の形態においては、上記座板部の4隅近傍には、それぞれ、厚み方向に貫通させられた持ち手部が設けられている。このような構成によれば、座板部を担架として使用する際には、貫通状の持ち手部を掴むだけで搬送が可能になる。したがって、被搬送者の迅速な搬送が可能になる。
【0010】
好ましい実施の形態においては、上記座板部の上記底面には、長手方向における中央寄りで、かつ短手方向における端部において、持ち手としての凹部が形成されている。このような構成によれば、負傷者等(被搬送者)の搬送時に、長手方向中央寄りの凹部を持ち手として利用することができる。したがって、多くの人手によって搬送することが可能になり、被搬送者のより迅速かつ安全な搬送が可能になる。
【0011】
好ましい実施の形態においては、上記座板部の上記短手方向における中央には、厚み方向に貫通する貫通孔が設けられている。このような構成によれば、座板部に設けられた貫通孔は、座面の窪んだ位置にあるので、水抜き孔として機能する。たとえば上記構成のベンチを屋外に設置する場合、降雨による雨水等が座面に付着しても、貫通孔を通じて座面から落下することになり、座面上に水が溜まることは防止される。また、負傷者等の搬送時に嘔吐物や血液などが座面に付着した場合でも、上記貫通孔は、これら付着物を洗い流す際に有効に機能する。
【0012】
好ましい実施の形態においては、上記座板部の上記貫通孔は、長手方向に所定間隔を隔てて複数設けられている。このような構成によれば、複数の貫通孔によって水抜き効果が適切に発揮される。
【0013】
好ましい実施の形態においては、上記座板部は、合成樹脂によるブロー成形によって中空状に形成されており、上記貫通孔は、上記座面と上記底面とにつながる筒状部の内側によって構成される。このような構成によれば、座板部は、中空状に形成されることによって軽量化が図られるとともに、中央において、貫通孔を形成する筒状部が、座板部の厚み方向における荷重に対する補強として機能する。したがって、座面に対する着座時や負傷者等(被搬送者)の搬送時に座面が不当に変形するといった不都合を防止することができる。
【0014】
好ましい実施の形態においては、上記係止手段は、上記座板部の底面に設けられた係止部と、上記脚部に設けられた被係止部および操作部と、を備えるとともに、上記操作部の操作によって、上記被係止部が上記係止部に係止される係止状態と、上記被係止部が上記係止部に係止されない非係止状態とに切り替え可能に構成されている。このような構成によれば、座板部を担架として使用する際に、当該座板部を脚部から比較的簡単に取り外すことができる。
【0015】
好ましい実施の形態においては、上記座板部の上記底面には、帯状のベルトが束ねて収納保持されており、上記ベルトは、展開時に上記座板部の短手方向の両端の外側を通って上記座面側で連結可能とされている。このようなベルトを具備する構成によれば、座面に横たわる被搬送者をより安定した状態で搬送することができる。
【0016】
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明に係るベンチの一例を示す斜視図である。
【図2】図1に示すベンチの正面図である。
【図3】図1に示すベンチの分解斜視図である。
【図4】座板部の底面図である。
【図5】図2のV−V線に沿う部分拡大断面図である。
【図6】図2のVI−VI線に沿う部分拡大断面図である。
【図7】図2のVII−VII線に沿う部分拡大断面図である。
【図8】図2のVIII−VIII線に沿う部分拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
【0019】
図1〜図3は、本発明に係るベンチの一例を示している。本実施形態のベンチAは、脚部1と、全体として長矩形状を呈する座板部2と、係止機構3とを備え、座板部2を担架として利用可能に構成されたものである。
【0020】
脚部1は、座板部2を支持するためのものであり、たとえば角パイプなどの鋼材を溶接あるいはネジ止めによって接合して構成されたものである。より詳細には、脚部1は、ほぼ上下に延びる6本の脚11と、座板部2を直接載せるための2本の桟12とを有する。2本の桟12は、座板部2の長手方向X1,X2の寸法に対応するように延びており、座板部2の短手方向Y1,Y2の寸法に対応するように所定間隔を隔てている。
【0021】
座板部2は、平面視長矩形のボード状とされており、たとえば高密度ポリエチレンなどの合成樹脂によるブロー成形によって中空状に形成されたものである。座板部2の上面部分である座面21は、短手方向において中央が窪むなだらかな湾曲状とされているとともに、長手方向において略一様な断面形状を有する。座面21は、通常使用時において、複数人が並んで着座することが可能となっている。また、座板部2を担架として使用する際には、座面21は、負傷者等を横たわらせるベッド面としても機能する。
【0022】
図4〜図8に表れているように、座板部2の座面21とは反対側の底面22は、全体として、湾曲状ではなくフラット状とされているが、適所に凹みが設けられている。具体的には、底面22には、溝22aと凹部22bとが形成されている。溝22aは、脚部1の桟12が嵌まる部分であり、座板部2の長手方向X1,X2に延びるとともに、短手方向Y1,Y2に所定間隔を隔てた2箇所に設けられている。凹部22bは、座板部2の長手方向X1,X2における中央寄りで、かつ短手方向Y1,Y2における両側の端部において、それぞれ2箇所の合計4箇所に設けられている。底面22の適所(本実施形態では2箇所)にはまた、帯状のベルト26が束ねて収納保持されている。これらベルト26は、図3に表れているように、展開時には、座板部2の短手方向Y1,Y2の両側の端部を通って座面21側で連結可能とされている。底面22には、展開状態のベルト26を通すための切欠き22cが設けられている。なお、底面22のうちフラットな面の適所には、複数の突起22dが分散して設けられている。
【0023】
図1および図7に表れているように、座板部2の短手方向Y1,Y2における中央には、座板部2の厚み方向(長矩形状の座板部2がなす平面に垂直な方向)に貫通する貫通孔23が設けられている。貫通孔23は、長手方向X1,X2に所定間隔を隔てた複数箇所に設けられている。貫通孔23は、図7に表れているように、座面21と底面22とにつながる筒状部24の内側によって構成されている。
【0024】
図1および図8に表れているように、長矩形状の座板部2の4隅近傍には、座板部2の厚み方向に貫通させられた持ち手部25が設けられている。また、図4および図8に表れているように、底面22における持ち手部25の周辺には、凹部22eが形成されている。
【0025】
係止機構3は、脚部1に対して座板部2を取り外し可能に取り付けるためのものである。本実施形態では、係止機構3は、いわゆるパチン錠によって構成されており、図1〜図3に表れているように、脚部1の桟12に設けられたフレーム31と、フレーム31に回動可能に支持された操作レバー32(操作部)と、操作レバー32に回動可能に軸支されたリング33(被係止部)と、座板部2の底面22に設けられたフック34(係止部)と、を備える。そして、操作レバー32を押し下げると、リング33がフック34に係止された係止状態をとることができ、操作レバー32を引き上げると、リング33がフック34に係止されない非係止状態をとることができるように構成されている。詳細な図示説明は省略するが、係止機構3は、係止状態にあるときの操作レバー32の誤操作によって非係止状態となるのを防止するためのロック機構を具備している。当該ロック機構によれば、フレーム31の側方に設けられた解除ボタンを押し込むことによって、操作レバー32の引き上げ操作が可能になる。本実施形態では、係止機構3は、座板部2の4隅の近傍にそれぞれ設けられており、これら係止機構3を非係止状態とすることにより、座板部2を脚部1から取り外すことができる。
【0026】
次に、上記構成のベンチAの作用について説明する。
【0027】
ベンチAは、たとえば公共施設やスポーツ施設、各種学校などの様々な施設において使用される。ベンチAにおいて、座板部2の座面21は、短手方向Y1,Y2において中央が窪む湾曲状とされている。このため、担架として使用する際には、座板部2の座面21に負傷者等(被搬送者)を安定した状態で寝かせることができ、座面21をベッド面としても利用することができる。したがって、上記構成によれば、座面21と担架使用時のベッド面とが兼用されているため、外観において通常使用時にベッド面を容易に視認することができ、救急時に座板部2を担架として迅速に利用することが促進される。
【0028】
また、ベンチAによれば、担架使用時には、座板部2を取り外せば、当該座板部2を裏返すことなくそのまま座面21上に被搬送者を寝かせて搬送することができる。このことは、救急時における迅速な負傷者等の救出活動に資する。
【0029】
座板部2の4隅近傍には、それぞれ、厚み方向に貫通させられた持ち手部25が設けられている。これにより、座板部2を担架として使用する際には、貫通状の持ち手部25を掴むだけで搬送が可能になる。したがって、たとえば持ち手部を別途装着するといった構成と異なり、被搬送者の迅速な搬送が可能になる。また、座板部2における底面22の持ち手部25周辺には、凹部22eが形成されている。このため、座板部2を床面や地面に置いたときでも、持ち手部25周辺と床面等との間に所定の隙間が確保される。したがって、持ち手部25をすぐに掴むことができ、座板部2を床面等から速やかに持ち上げることができる。
【0030】
さらに、座板部2の底面22には、長手方向X1,X2における中央寄りで、かつ短手方向Y1,Y2における端部において、持ち手としての凹部22bが形成されている。このような構成によれば、負傷者等(被搬送者)の搬送時に、長手方向中央寄りの凹部22bを持ち手として利用することができる。したがって、多くの人手によって搬送することが可能になり、被搬送者のより迅速かつ安全な搬送が可能になる。
【0031】
座板部2の短手方向Y1,Y2における中央には、厚み方向に貫通する貫通孔23が設けられている。すなわち、座板部2に設けられた貫通孔23は、座面21の窪んだ位置にあるので、水抜き孔として機能する。したがって、たとえばベンチAを屋外に設置する場合、降雨による雨水等が座面21に付着しても、貫通孔23を通じて座面21から落下することになり、座面21上に水が溜まることは防止される。このことは、救急時における迅速な負傷者等の救出活動に資する。また、負傷者等の搬送時に嘔吐物や血液などが座面21に付着した場合でも、貫通孔23は、これら付着物を洗い流す際に有効に機能する。さらに、貫通孔23は、長手方向X1,X2に所定間隔を隔てて複数設けられているため、これら複数の貫通孔23によって水抜き効果が適切に発揮される。
【0032】
底面22に設けられた複数の突起22dは、座板部2を担架として使用する際に、床面や地面に置くときの接地座として機能するので、底面22の広範囲が傷付くといった不都合を防止することができる。
【0033】
座板部2は、合成樹脂によるブロー成形によって中空状に形成されており、貫通孔23は、座面21と底面22とにつながる筒状部24の内側によって構成される。このような構成によれば、座板部2は、中空状に形成されることによって軽量化が図られるとともに、中央において、貫通孔23を形成する筒状部24が、座板部2の厚み方向における荷重に対する補強として機能する。したがって、座面21に対する着座時や負傷者等(被搬送者)の搬送時に座面21が不当に変形するといった不都合を防止することができる。
【0034】
係止機構3は、座板部2の底面22に設けられたフック34と、脚部1に設けられたリング33および操作レバー32と、を備えるとともに、操作レバー32の操作によって、リング33がフック34に係止される係止状態と、リング33がフック34に係止されない非係止状態とに切り替え可能に構成されている。このような構成によれば、座板部2を担架として使用する際に、たとえば蝶番を用いた係止構造とは異なり、座板部2を脚部1から比較的簡単に取り外すことができる。このことは、救急時に座板部2を担架として迅速に利用するうえで好適である。
【0035】
また、座板部2を脚部1に取り付けた状態においては、座板部2の溝22aに脚部1の桟12が嵌まっている。これにより、脚部1と座板部2との位置決めが図られ、係止機構3を係止状態にする際にも、リング33がフック34に対して適正に係止される。
【0036】
座板部2の底面22には、帯状のベルト26が束ねて収納保持されており、ベルト26は、展開時に座板部2の短手方向Y1,Y2の両端の外側を通って座面21側で連結可能とされている。このようなベルト26を具備する構成によれば、座面21に横たわる被搬送者を搬送する際に、より安定した状態で搬送することができる。
【0037】
以上、本発明の具体的な実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の思想から逸脱しない範囲内で種々な変更が可能である。本発明に係るベンチの各部の具体的な形状や材質なども、上記実施形態に限定されるものではない。
【0038】
たとえば、座板部2の成形時に、座面21の相当箇所に比較的粗めの凹凸状のシボ加工を施してもよい。このように座面にシボが設けられると、着座時や搬送時の滑り止めの効果が期待できる。
【符号の説明】
【0039】
A ベンチ
1 脚部
2 座板部
3 係止機構(係止手段)
11 脚
12 桟
21 座面
22 底面
23 貫通孔
24 筒状部
25 持ち手部
26 ベルト
31 フレーム
32 操作レバー(操作部)
33 リング(被係止部)
34 フック(係止部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
全体として長矩形状とされ、座面およびこの座面とは反対側の底面を有する座板部と、この座板部を支持する脚部とを備え、上記座板部は、上記脚部に対して係止手段を介して取り外し可能に取り付けられたベンチであって、
上記座面は、短手方向において中央が窪む湾曲状とされていることを特徴とする、ベンチ。
【請求項2】
上記座板部の4隅近傍には、それぞれ、厚み方向に貫通させられた持ち手部が設けられている、請求項1に記載のベンチ。
【請求項3】
上記座板部の上記底面には、長手方向における中央寄りで、かつ短手方向における端部において、持ち手としての凹部が形成されている、請求項2に記載のベンチ。
【請求項4】
上記座板部の上記短手方向における中央には、厚み方向に貫通する貫通孔が設けられている、請求項1ないし3のいずれかに記載のベンチ。
【請求項5】
上記座板部の上記貫通孔は、長手方向に所定間隔を隔てて複数設けられている、請求項4に記載のベンチ。
【請求項6】
上記座板部は、合成樹脂によるブロー成形によって中空状に形成されており、
上記貫通孔は、上記座面と上記底面とにつながる筒状部の内側によって構成される、請求項4または5に記載のベンチ。
【請求項7】
上記係止手段は、上記座板部の底面に設けられた係止部と、上記脚部に設けられた被係止部および操作部と、を備えるとともに、
上記操作部の操作によって、上記被係止部が上記係止部に係止される係止状態と、上記被係止部が上記係止部に係止されない非係止状態とに切り替え可能に構成されている、請求項1ないし6のいずれかに記載のベンチ。
【請求項8】
上記座板部の上記底面には、帯状のベルトが束ねて収納保持されており、
上記ベルトは、展開時に上記座板部の短手方向の両端の外側を通って上記座面側で連結可能とされている、請求項1ないし7のいずれかに記載のベンチ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−120672(P2011−120672A)
【公開日】平成23年6月23日(2011.6.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−279225(P2009−279225)
【出願日】平成21年12月9日(2009.12.9)
【出願人】(000133928)株式会社テラモト (62)
【Fターム(参考)】